JPH0722092Y2 - 収納ケース - Google Patents

収納ケース

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JPH0722092Y2
JPH0722092Y2 JP1988040000U JP4000088U JPH0722092Y2 JP H0722092 Y2 JPH0722092 Y2 JP H0722092Y2 JP 1988040000 U JP1988040000 U JP 1988040000U JP 4000088 U JP4000088 U JP 4000088U JP H0722092 Y2 JPH0722092 Y2 JP H0722092Y2
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JP
Japan
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locking
elastic
elastic cord
hole
case
Prior art date
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JP1988040000U
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English (en)
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JPH01143927U (ja
Inventor
糺 栗原
政治 串岡
義典 本橋
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Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
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Publication date
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  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、中空二重壁構造のもので、収納した物品を弾
性紐部材によって押さえることができるようにした収納
ケースに関するものである。
[従来の技術] 中空二重壁構造で、収納した物品を弾性紐部材によって
押さえることができるようにした収納ケースは、実開昭
62−55918号公報に記載されているものが知られてい
る。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記のような従来の収納ケースにおいては、
第7図に示すように、収納物品を押さえる弾性紐部材と
して弾性紐aの端部にそれが自然に延びた方向と同方向
に係止片bを取付けたものを用いているので、収納物品
を押さえる際に、係止片bを収納ケースの小孔に差込ん
だだけでは、係止片bが弾性紐aと同じ方向のままで、
小孔に係止片が係止されない場合が多く、小孔に係止片
bを差込んだうえ弾性紐aの端部を小孔の裏側方向に緩
めて該弾性紐aを押し引きする操作を繰り返えして弾性
紐aの端部に対して係止片bを交差状とする煩雑な操作
をしなければならないうえ、収納物品の出し入れなどで
弾性紐aが緩んだ際にも、係止片bが弾性紐aと同じ向
きとなることがあって、弾性紐部材による収納物品の押
さえ保持の確実性に劣るのが問題であった。
本考案は、このような問題点に鑑み、弾性紐部材をケー
スに装着する際に、ケースの壁の係止片に係止片を差込
むのみで、弾性紐の方向に対し係止片が必然的に交差状
となって係止孔に対する係止片の係止状態を確実にし、
収納物品の押さえ保持性にすぐれ、しかも、弾性紐の端
部に係止片を取付けた構造であって弾性紐は係止片に一
定の交差角を保持するように取付けられている構成であ
るうえ、係止片の係止部に弾性紐を沿わせて係止片と弾
性紐を略直線状にした状態で弾性紐を含めて係止片を略
同径とすることにより、係止片を細く構成することがで
きて、収納リセスには極く小さい係止孔を設けるのみで
よく、ケース内部の体裁を損なうことのない収納ケース
を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、その目的を達成するため、次のように構成し
た。
すなわち、その構成は、中空二重壁構造のケースであっ
て、ケースを構成する壁の適所に、弾性紐と係止片とか
らなる収納物品を押さえる弾性紐部材の端部を差込み係
止する係止孔を設けてなるものにおいて、上記係止片の
長手方向の略半分の一方は、その長手方向の略中間部か
ら弾性紐が引き出されるように該弾性紐の端部を挟着し
た差込部とし、長手方向の略半分の他方は、弾性紐の引
き出し部分を除いて平板状に押し潰した形状の係止部と
するとともに差込部と係止部の境に弾性紐を係止部に対
し一定の交差角をなす方向に引き出す引出孔を形成し
て、この引出孔から差込部に挟着した弾性紐を引き出し
てなる弾性紐部材を備え、この弾性紐部材の係止片を上
記係止孔に装着してなることを特徴とする収納ケースと
したものである。
[作用] 本考案に係る収納ケースにおいては、係止片の長手方向
の略半分の一方は、その長手方向の略中間部から弾性紐
が引き出されるように該弾性紐の端部を挟着した差込部
とし、長手方向の略半分の他方は、弾性紐の引き出し部
分を除いて平板状に押し潰した形状の係止部とするとと
もに差込部と係止部の境に弾性紐を係止部に対し一定の
交差角をなす方向に引き出す引出孔を形成して、この引
出孔から差込部に挟着した弾性紐を引き出してなる弾性
紐部材を備えているので、ケースの壁の係止孔に係止片
を単に差込むのみで弾性紐部材が係止孔に確実に係止さ
れる。そして、係止片の係止部に弾性紐を沿わせて係止
片と弾性紐を略直線状にした状態では弾性紐を含めて係
止片が略同径になり、極く小さい係止孔であっても係止
片を容易に挿入できる。
上記のように、両端が係止された弾性紐部材を延ばして
収納物品をケース内に収納すれば、収納物品は弾性紐の
短縮によって確実に押さえ保持される。
[実施例] 本考案の実施例を図面について説明する。
第1図において、1はケース本体、2は蓋体であって、
ケース本体1と蓋体2はそれらと一体に圧縮薄肉化して
屈曲自在に形成したヒンジ3によって連結されており、
ケース本体1に対して蓋体2が開閉自在となっている。
ケース本体1と蓋体2は、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等の熱可塑性プラスチックをブロー成形することによ
って、ともに中空二重壁構造に形成されている。
上記中空二重壁構造のケース1内には、収納物品4,4を
収納する収納リセス5,5が形成されており、各収納リセ
ス5の両端部の内壁6には係止孔7,7が設けられてい
る。そして、各収納リセス5に収納された収納物品4が
係止孔7,7に両端部を差込み係止した弾性紐部材8,8によ
って押さえ保持できるようになっている。なお、9はラ
ッチ受け、10はラッチである。
上記弾性紐部材8は、第2図および第3図に示すよう
に、弾性紐11の端部にアルミニウム等の金属製の係止片
12を取付けたものであって、係止片12は、帯状板を幅方
向の中間線で互いに対向するように折り曲げて二重に形
成されており、係止片12の長手方向の略判分の一方は、
その長手方向の略中間部から弾性紐11が引き出されるよ
うに該弾性紐11の端部を挟着した差込部13とし、長手方
向の略半分の他方は、弾性紐11の引き出し部分を除いて
平板状に押し潰した形状の係止部14とするとともに差込
部13と係止部14の境にき弾性紐11を係止部14に対し一定
の交差角θをなす方向に引き出す引出孔15を形成して、
この引出孔15から差込部13に挟着した弾性紐11を引き出
している。なお、弾性紐11と係止部14との交差角θは3
〜45度が好適である。
以上のように構成された弾性紐部材8の両端部を係止孔
7,7に差込み係止するには、第4図(A)に示すよう
に、弾性紐11を係止片12の平板状をなす係止部分14に沿
うように引出孔15の部分から屈曲して、係止片12を弾性
紐11を含めて略同径となるようなに略一直線状にしたう
え係止片12の全体をその差込部13から係止孔7に差込む
と、第4図(B)に示すように、弾性紐11はその復元作
用により係止片12と交差する方向に延びるので、係止片
12は係止孔7の内壁に確実に係止されて状態となって弾
性紐部材8が装着される。
そして、係止片12が係止孔7に上記のように係止される
と、収納物品4を取出して弾性紐部材8が緩んだ状態で
も、係止め片12が係止7から抜けることがない。また、
従来のもののように係止12が弾性紐11に対して同方向に
向くことがないので、中空二重壁構造の中空部間隔が狭
い場合でも、その外壁が係止片12の抜け方向の案内面と
なる虞がなく、確実な係止状態が保持される。
第5図には弾性紐部材8の他の実施例が示されている。
この実施例のものでは、係止片12の差込部13をやや長く
し、かつ係止部14の先端側を弾性紐11が係止片12と交差
する方向に延びる方向に屈曲させている。
この係止片12を係止孔7に係止されるには、第6図
(A)に示すように、差込部13を係止孔7に差込み、次
いで係止部14をその屈曲方向に回して差込めば、第6図
(B)に示すように係止孔7に係止片12が係止される。
なお、係止片12をこの実施例のように構成すれば、中空
二重壁構造のケース本体1の中空部間隔が狭くても、弾
性紐部材8の係止片12を支障なく差込み係止させること
ができる。
ところで、前記各実施例では、収納物品の押さえ保持構
造をケース本体側に設けたが、これは蓋体側に設けても
よく、また、この保持構造を備えるケースは、前記実施
例のようにケース本体と蓋体からなるもののほか、一方
のケース体からなるものであってもよいし、ケースの中
空二重壁構造は、内壁と外壁をそれぞれ別体に成形して
組み合わせて構成してもよい。なお、弾性紐部材の係止
片を差込み係止する孔を設ける内壁または外壁をポリプ
ロピレンで構成すれば、使用時に孔が拡大変形すること
がなく、弾性紐の係止保持が一層確実になり、この種の
収納ケースとして好適なものとなる。
[考案の効果] 本考案によれば、弾性紐部材をケースな装着する際に、
ケースの壁の係止孔に係止片を差込むのみで、弾性紐の
方向に対し係止片が必然的に交差状となって係止孔に対
する係止片の係止状態が常に確実であり、収納物品の押
さえ保持性にすぐれるうえ、しかも、係止片の係止部に
弾性紐を沿わせて係止片と弾性紐を略直線状にした状態
で弾性紐を含めて係止片を略同径とすることができて、
収納リセスには極く小さい係止孔を設けるのみでよく、
ケース内部の体裁を損なうことのない収納ケースを得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る実施例を示し、第1図は一部を破断
して示す収納ケースの全体斜視図、第2図は弾性紐部材
の一部の側面図、第3図は同上斜視図、第4図(A),
(B)は弾性紐部材を差込み係止する態様を示す一部の
断面図、第5図は他の実施例を示す弾性紐部材の一部の
側面図、第6図(A),(B)はその係止態様を示す断
面図である。 第7図は従来例を示す弾性紐部材の一部の斜視図であ
る。 1……ケース本体、2……蓋体、3……ヒンジ、4……
収納物品、5……収納リセス、6……内壁、7……係止
孔、8……弾性紐部材、9……ラッチ受、10……ラッ
チ、11……弾性紐、12……係止片、13……差込部、14…
…係止部、15……弾性紐の引出孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空二重壁構造のケースであって、ケース
    を構成する壁の適所に、弾性紐と係止片とからなる収納
    物品を押さえる弾性紐部材の端部を差込み係止する係止
    孔を設けてなるものにおいて、上記係止片の長手方向の
    略半分の一方は、その長手方向の略中間部から弾性紐が
    引き出されるように該弾性紐の端部を挟着した差込部と
    し、長手方向の略半分の他方は、弾性紐の引き出し部分
    を除いて平板状に押し潰した形状の係止部とするととも
    に差込部と係止部の境に弾性紐を係止部に対し一定の交
    差角をなす方向に引き出す引出孔を形成して、この引出
    孔から差込部に挟着した弾性紐を引き出してなる弾性紐
    部材を備え、この弾性紐部材の係止片を上記係止孔に装
    着してなることを特徴とする収納ケース。
JP1988040000U 1988-03-26 1988-03-26 収納ケース Expired - Lifetime JPH0722092Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988040000U JPH0722092Y2 (ja) 1988-03-26 1988-03-26 収納ケース

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JP1988040000U JPH0722092Y2 (ja) 1988-03-26 1988-03-26 収納ケース

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Publication Number Publication Date
JPH01143927U JPH01143927U (ja) 1989-10-03
JPH0722092Y2 true JPH0722092Y2 (ja) 1995-05-24

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ID=31266481

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59118419U (ja) * 1983-01-31 1984-08-10 佐伯 徳義 手提げ紐の取付け装置
JPH0354577Y2 (ja) * 1985-09-28 1991-12-03

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JPH01143927U (ja) 1989-10-03

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