JPH0722084A - 電線接続器 - Google Patents
電線接続器Info
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- JPH0722084A JPH0722084A JP19293593A JP19293593A JPH0722084A JP H0722084 A JPH0722084 A JP H0722084A JP 19293593 A JP19293593 A JP 19293593A JP 19293593 A JP19293593 A JP 19293593A JP H0722084 A JPH0722084 A JP H0722084A
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- Japan
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- wire
- electric wire
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 容器本体の電線通過案内穴を漏斗状の案内部
にすることによって、容器本体内部への電線の挿入を円
滑化させ、容器本体の内部空間を金具主体の外形の大き
さとぎりぎり一杯に一致させる必要をなくし、予め僅か
ながら大き目の設計としておくことにより、容器本体の
内部空間内への金具の挿入を容易化させ、生産性を向上
させる。 【構成】 容器本体(1)の内部に内装させる金具であっ
て、複数の電線押圧爪(21)…をもつ硬質金属製の金具主
体(2)を、前記電線押圧爪(21)に対向する基壁(22)の上
側から前面側に向かって折曲げ突出させてある上側壁(2
4)における、蓋体(4)に形成した電線案内孔(41)と対応
するそれぞれの位置に、複数の電線通過案内穴(25)…を
形成し、この電線通過案内穴(25)…を内面側に向かって
漏斗状に突出する電線案内部(25a)を有する形状に形成
してある。
にすることによって、容器本体内部への電線の挿入を円
滑化させ、容器本体の内部空間を金具主体の外形の大き
さとぎりぎり一杯に一致させる必要をなくし、予め僅か
ながら大き目の設計としておくことにより、容器本体の
内部空間内への金具の挿入を容易化させ、生産性を向上
させる。 【構成】 容器本体(1)の内部に内装させる金具であっ
て、複数の電線押圧爪(21)…をもつ硬質金属製の金具主
体(2)を、前記電線押圧爪(21)に対向する基壁(22)の上
側から前面側に向かって折曲げ突出させてある上側壁(2
4)における、蓋体(4)に形成した電線案内孔(41)と対応
するそれぞれの位置に、複数の電線通過案内穴(25)…を
形成し、この電線通過案内穴(25)…を内面側に向かって
漏斗状に突出する電線案内部(25a)を有する形状に形成
してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋やビル等の各種建
物内部において、例えば分電盤から端末コンセント等へ
至る屋内配線のために、単線からなる複数本の電線ケー
ブルどうしを接続若しくは分岐配線する場合に使用する
ための単線電線用の接続器に関するものである。
物内部において、例えば分電盤から端末コンセント等へ
至る屋内配線のために、単線からなる複数本の電線ケー
ブルどうしを接続若しくは分岐配線する場合に使用する
ための単線電線用の接続器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、 主として天井裏や壁内配線に用い
られる直径1〜2mmの比較的太い単線を導体とした単線
ケーブルを接続するための接続器としては、単線を挿入
するだけのワンタッチ操作によって電線ケーブル間の接
続を行えるようにしたものが、例えば、特公平2ー51
222号公報に見られるように既に提案されている。
られる直径1〜2mmの比較的太い単線を導体とした単線
ケーブルを接続するための接続器としては、単線を挿入
するだけのワンタッチ操作によって電線ケーブル間の接
続を行えるようにしたものが、例えば、特公平2ー51
222号公報に見られるように既に提案されている。
【0003】この種の電線接続器は、電線を2本だけ接
続する2本用のものから、3本用、4本用、5本用、6
本用、8本用あるいは10本用等多数の種類が必要であ
る。他方、この種の電線接続器にあっては、電線を挿入
したとき、導電のために挿入した電線を導電板に向けて
押し付け作用をし、また、挿入接続をした電線に引き抜
き方向の外力が加えられた時、不測に抜け出す事故を防
止するために電線に食い込んで抜け出し方向の移動を阻
止する作用をする電線押圧爪をもつ構造とされている。
続する2本用のものから、3本用、4本用、5本用、6
本用、8本用あるいは10本用等多数の種類が必要であ
る。他方、この種の電線接続器にあっては、電線を挿入
したとき、導電のために挿入した電線を導電板に向けて
押し付け作用をし、また、挿入接続をした電線に引き抜
き方向の外力が加えられた時、不測に抜け出す事故を防
止するために電線に食い込んで抜け出し方向の移動を阻
止する作用をする電線押圧爪をもつ構造とされている。
【0004】この電線押圧爪は、このように挿入された
電線に噛み込んで電線の抜け止め作用を果させるもので
あるから、その形成素材には精密加工が困難な鋼板が使
用されている。他方、前記のように、この種の電線接続
器は、電線2本用のものから8本用のものまで、あるい
は10本用のものまで多数の種類が現に使用されていて
必要なものであるから、当然のこととして、加工が困難
な鋼板を使用して、それぞれの種類毎に金具主体が精密
加工されて製造されているのが現状である。
電線に噛み込んで電線の抜け止め作用を果させるもので
あるから、その形成素材には精密加工が困難な鋼板が使
用されている。他方、前記のように、この種の電線接続
器は、電線2本用のものから8本用のものまで、あるい
は10本用のものまで多数の種類が現に使用されていて
必要なものであるから、当然のこととして、加工が困難
な鋼板を使用して、それぞれの種類毎に金具主体が精密
加工されて製造されているのが現状である。
【0005】しかしながら、この金具主体とこの金具主
体等を収容する絶縁容器の金具収容空間との大きさ関係
は、空間が僅かでも小さいと金具が入らず、これを無理
に押し込むと容器に亀裂が入り不良品となり、ぎりぎり
一杯の場合には入れにくく、圧入しなければならないの
で、また、これらを互いに精密に製造しても製造誤差が
生じるので、この製造誤差を見越して、金具主体の大き
さに比して容器の金具収容空間を僅かながら大きくして
おかなければならない。したがって、通常は両者間に僅
かながら余裕空間ができるような寸法関係で製造してい
る。
体等を収容する絶縁容器の金具収容空間との大きさ関係
は、空間が僅かでも小さいと金具が入らず、これを無理
に押し込むと容器に亀裂が入り不良品となり、ぎりぎり
一杯の場合には入れにくく、圧入しなければならないの
で、また、これらを互いに精密に製造しても製造誤差が
生じるので、この製造誤差を見越して、金具主体の大き
さに比して容器の金具収容空間を僅かながら大きくして
おかなければならない。したがって、通常は両者間に僅
かながら余裕空間ができるような寸法関係で製造してい
る。
【0006】このため、一般的なものは、この余裕空間
分だけ容器内において金具が移動するため、容器に形成
された電線案内孔と金具に形成された電線通過案内穴と
の位置関係に僅かながら位置ずれが生じて、電線案内孔
から挿入する電線の先端部が電線通過案内穴の周縁部分
に当たって、円滑な電線挿入に支障を来すことがあると
いう問題を抱えていたものである。
分だけ容器内において金具が移動するため、容器に形成
された電線案内孔と金具に形成された電線通過案内穴と
の位置関係に僅かながら位置ずれが生じて、電線案内孔
から挿入する電線の先端部が電線通過案内穴の周縁部分
に当たって、円滑な電線挿入に支障を来すことがあると
いう問題を抱えていたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、こ
のような従来の接続器が抱えていた問題点を、簡単な手
段によって確実に解決することを目的とし、殊に、電線
6本用とか8本用等の多数本用の接続器にあっても、こ
のような従来の問題点を生じないようにすることができ
る手段を提供しようとするものである。
のような従来の接続器が抱えていた問題点を、簡単な手
段によって確実に解決することを目的とし、殊に、電線
6本用とか8本用等の多数本用の接続器にあっても、こ
のような従来の問題点を生じないようにすることができ
る手段を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するための
本発明の構成を実施例を示す図面中の符号を用いて説明
すると、本発明にいう接続器の構成は、合成樹脂素材で
形成した有底角筒状の容器本体1と、この容器本体1の
内部に内装された金具であって、複数の電線押圧爪21
…をもつ硬質金属製の金具主体2及び、良導体製の導電
板3と、容器本体1の開口部11に嵌合固定した合成樹
脂製の蓋であって電線の先端部を案内する複数の電線案
内孔41…を有する蓋体4とによって構成されていて、
前記金具主体2を、前記電線押圧爪21に対向する基壁
22の上側から前面側に向かって折曲げ突出させた上側
壁24において、前記蓋体4の電線案内孔41と対応す
るそれぞれの位置に複数の電線通過案内穴25…を形成
してあるものとし、該電線通過案内穴25…が内面側に
向かって漏斗状に突出する電線案内部25aを有する形
状に形成させることによって、電線の先端部を円滑に案
内させるようにしたものである。
本発明の構成を実施例を示す図面中の符号を用いて説明
すると、本発明にいう接続器の構成は、合成樹脂素材で
形成した有底角筒状の容器本体1と、この容器本体1の
内部に内装された金具であって、複数の電線押圧爪21
…をもつ硬質金属製の金具主体2及び、良導体製の導電
板3と、容器本体1の開口部11に嵌合固定した合成樹
脂製の蓋であって電線の先端部を案内する複数の電線案
内孔41…を有する蓋体4とによって構成されていて、
前記金具主体2を、前記電線押圧爪21に対向する基壁
22の上側から前面側に向かって折曲げ突出させた上側
壁24において、前記蓋体4の電線案内孔41と対応す
るそれぞれの位置に複数の電線通過案内穴25…を形成
してあるものとし、該電線通過案内穴25…が内面側に
向かって漏斗状に突出する電線案内部25aを有する形
状に形成させることによって、電線の先端部を円滑に案
内させるようにしたものである。
【0009】この容器本体1の漏斗状に突出する電線案
内部25aを有する電線通過案内穴25は、上面側の入
り口部分の口径を、蓋体4に形成してある電線案内孔4
1の容器内面側の口径よりもやや大きいものとしておく
ことによって、電線の先端部をより一層円滑に案内させ
ることができることは言うまでもない。
内部25aを有する電線通過案内穴25は、上面側の入
り口部分の口径を、蓋体4に形成してある電線案内孔4
1の容器内面側の口径よりもやや大きいものとしておく
ことによって、電線の先端部をより一層円滑に案内させ
ることができることは言うまでもない。
【0010】
【作用】本発明の接続器は、前記ような構成のものとし
たものであるから、容器本体1に形成した電線通過案内
穴25の漏斗状案内部25aによって電線の先端部を穴
内に案内させることができるので、金具主体2の全体的
な大きさに対して容器本体1の内部空間の大きさが多少
大きくて金具主体2が移動しても、容器本体1内部への
電線の挿入を円滑化させることができる。そのため、容
器本体1の内部空間を金具主体2の外形の大きさとぎり
ぎり一杯に一致させる必要がなくなり、予め僅かながら
大き目の設計としておくことができ、容器本体1の内部
空間内への金具主体2の挿入を容易化させ、生産性を向
上させることができる。
たものであるから、容器本体1に形成した電線通過案内
穴25の漏斗状案内部25aによって電線の先端部を穴
内に案内させることができるので、金具主体2の全体的
な大きさに対して容器本体1の内部空間の大きさが多少
大きくて金具主体2が移動しても、容器本体1内部への
電線の挿入を円滑化させることができる。そのため、容
器本体1の内部空間を金具主体2の外形の大きさとぎり
ぎり一杯に一致させる必要がなくなり、予め僅かながら
大き目の設計としておくことができ、容器本体1の内部
空間内への金具主体2の挿入を容易化させ、生産性を向
上させることができる。
【0011】而して、本発明の電線接続器を使用するに
当たっては、従来のものと同様に、先端の絶縁被覆を一
定の長さだけ除去した単線の電線の先端部を、絶縁ケー
スにおける蓋体4に形成してある電線案内孔41から電
線通過案内穴25を通過させて金具主体1の内部に差し
込むだけでよい。電線を容器本体1内に差し込むと、電
線の先端は金具主体1の内部のバネ弾性を有した電線押
圧爪21によって導電板3に押圧され、導電板3の表面
に線接触乃至は面接触させられ、この導電板3を介して
同様にして接続器内に差し込まれた他の電線と電機的に
接続される。電線の挿入方向に沿った形に傾斜している
電線押圧爪21は、電線に引抜き方向の外力がかかると
電線の表層部へ強く噛み込み、接続器からの電線の抜け
出しを阻止する。
当たっては、従来のものと同様に、先端の絶縁被覆を一
定の長さだけ除去した単線の電線の先端部を、絶縁ケー
スにおける蓋体4に形成してある電線案内孔41から電
線通過案内穴25を通過させて金具主体1の内部に差し
込むだけでよい。電線を容器本体1内に差し込むと、電
線の先端は金具主体1の内部のバネ弾性を有した電線押
圧爪21によって導電板3に押圧され、導電板3の表面
に線接触乃至は面接触させられ、この導電板3を介して
同様にして接続器内に差し込まれた他の電線と電機的に
接続される。電線の挿入方向に沿った形に傾斜している
電線押圧爪21は、電線に引抜き方向の外力がかかると
電線の表層部へ強く噛み込み、接続器からの電線の抜け
出しを阻止する。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は製造方法を説明する全体の分解図、図2は製
造された接続器の構造を説明する図である。この接続器
は、芯線が単線である電線4本を互いに電機的に接続す
る接続器の実施例である。 この実施例の容器本体1はP
VCなどの透明な絶縁樹脂素材によって有底角筒状に成
形されており、その一端(図において上側)に開口部1
1を設けてあり、この開口部11の前・背面に横長の蓋
嵌合穴12,12を形成してある。蓋体4は不透明また
は半透明な絶縁樹脂素材によって上下厚さの短い角柱状
で、前記開口部11にぴったりと嵌合する大きさに成形
してあり、上下方向に貫通し下端部分がテーパー状にな
った4つの電線案内孔41が横方向に並設形成してあ
り、前後方向の側壁には前記蓋嵌合穴12,12に嵌合
する横長の突起42,42を形成してある。
る。図1は製造方法を説明する全体の分解図、図2は製
造された接続器の構造を説明する図である。この接続器
は、芯線が単線である電線4本を互いに電機的に接続す
る接続器の実施例である。 この実施例の容器本体1はP
VCなどの透明な絶縁樹脂素材によって有底角筒状に成
形されており、その一端(図において上側)に開口部1
1を設けてあり、この開口部11の前・背面に横長の蓋
嵌合穴12,12を形成してある。蓋体4は不透明また
は半透明な絶縁樹脂素材によって上下厚さの短い角柱状
で、前記開口部11にぴったりと嵌合する大きさに成形
してあり、上下方向に貫通し下端部分がテーパー状にな
った4つの電線案内孔41が横方向に並設形成してあ
り、前後方向の側壁には前記蓋嵌合穴12,12に嵌合
する横長の突起42,42を形成してある。
【0013】容器本体1に収納させる金具主体2は、ス
テンレス鋼の薄板を「コの字形」に曲げて上側壁24と
下側壁26とを形成したのち、上側壁24の先端部分を
基壁22側に向けて斜め下方に折曲げ、その先端部を電
線押圧爪21に形成し、下側壁26の先端部分を、曲が
り部23が基壁22側に向くようようにして「くの字
状」に折曲げ、この曲がり部23で電線を圧接するよう
に形成し、また、この下側壁26と曲がり部23を形成
する部分との間に前記容器本体1における底壁13から
突出させた突起14の厚さと略々等しい幅の切欠部27
を形成し、かつ、前記上側壁24の平坦面に「漏斗状」
に内面側に向かって突出するバーリング加工によって突
出させた電線案内部25aをもつ電線通過案内穴25を
並設形成し、図示のような形状の金具主体2の単位体2
Pを形成したものである。即ち、この金具主体用の単位
体2Pは、電線通過案内穴25が2つ、電線押圧爪21
が2つ、電線圧接用曲がり部23が2つある金具主体用
の単位体である。
テンレス鋼の薄板を「コの字形」に曲げて上側壁24と
下側壁26とを形成したのち、上側壁24の先端部分を
基壁22側に向けて斜め下方に折曲げ、その先端部を電
線押圧爪21に形成し、下側壁26の先端部分を、曲が
り部23が基壁22側に向くようようにして「くの字
状」に折曲げ、この曲がり部23で電線を圧接するよう
に形成し、また、この下側壁26と曲がり部23を形成
する部分との間に前記容器本体1における底壁13から
突出させた突起14の厚さと略々等しい幅の切欠部27
を形成し、かつ、前記上側壁24の平坦面に「漏斗状」
に内面側に向かって突出するバーリング加工によって突
出させた電線案内部25aをもつ電線通過案内穴25を
並設形成し、図示のような形状の金具主体2の単位体2
Pを形成したものである。即ち、この金具主体用の単位
体2Pは、電線通過案内穴25が2つ、電線押圧爪21
が2つ、電線圧接用曲がり部23が2つある金具主体用
の単位体である。
【0014】導電板3は、前記金具主体2における上下
側板の内面寸法と略々同寸法に形成した銅合金製の帯板
を使用して、これを長さ方向に順次凹凸する波板状に形
成したものを所定寸法に切断して得たものである。即
ち、この実施例の導電板3は、図1の左側に示したよう
に、片側の面に4つの凹入溝3a…をもつ形状に形成し
たものである。
側板の内面寸法と略々同寸法に形成した銅合金製の帯板
を使用して、これを長さ方向に順次凹凸する波板状に形
成したものを所定寸法に切断して得たものである。即
ち、この実施例の導電板3は、図1の左側に示したよう
に、片側の面に4つの凹入溝3a…をもつ形状に形成し
たものである。
【0015】この実施例に示した電線4本用の接続器を
製造するには、図1に分かり易く分解して示したよう
に、まず、電線押圧爪2個をもつ2つの単位体2P,2
Pを矢印Aで示したように横方向に並列状態にして揃え
て金具主体2を構成し、これら並列された2つの単位体
2P,2Pに前記4つの凹入溝3aを形成した1枚の導
電板3を、矢印Bで示したように、これらの前記電線押
圧爪21とこの電線押圧爪21に対向する基壁22との
間に横方向から差し込み、これら電線押圧爪21と対向
基壁22との間に挟み込み状とした後、この2つの単位
体からなる金具主体2と導電板3とをこの挟み込み状態
を保持したまま、矢印Cで示したように、容器本体1の
開口部11から、この容器本体1の内部に挿入し、しか
る後に、矢印Dで示したように、4つの電線案内孔41
…を有する前記蓋体4を容器本体1の開口部11に圧入
し、その横長突起42を容器本体1の横長の蓋嵌合穴1
2に嵌合させて固定する。
製造するには、図1に分かり易く分解して示したよう
に、まず、電線押圧爪2個をもつ2つの単位体2P,2
Pを矢印Aで示したように横方向に並列状態にして揃え
て金具主体2を構成し、これら並列された2つの単位体
2P,2Pに前記4つの凹入溝3aを形成した1枚の導
電板3を、矢印Bで示したように、これらの前記電線押
圧爪21とこの電線押圧爪21に対向する基壁22との
間に横方向から差し込み、これら電線押圧爪21と対向
基壁22との間に挟み込み状とした後、この2つの単位
体からなる金具主体2と導電板3とをこの挟み込み状態
を保持したまま、矢印Cで示したように、容器本体1の
開口部11から、この容器本体1の内部に挿入し、しか
る後に、矢印Dで示したように、4つの電線案内孔41
…を有する前記蓋体4を容器本体1の開口部11に圧入
し、その横長突起42を容器本体1の横長の蓋嵌合穴1
2に嵌合させて固定する。
【0016】このようにして製造した接続器は、図2乃
至図4に示したように、合成樹脂素材で形成された有底
角筒状の容器本体1の内部に、電線押圧爪21…2つづ
つをもった2つの単位体2P,2Pによって構成された
金具主体2と、4つの凹入溝3aをもつ1枚の導電板3
とが、この導電板3がこれら2つの単位体2P,2Pの
全横幅にわたって電線押圧爪21とこの電線押圧爪21
に対向する基壁22との間に挟み込まれた状態で、か
つ、前記切欠部27が、容器本体1内において前記突起
14を挟み込む状態になって該突起14と係合し、移動
阻止と位置規制とがされて容器本体1内に内装されてい
る。
至図4に示したように、合成樹脂素材で形成された有底
角筒状の容器本体1の内部に、電線押圧爪21…2つづ
つをもった2つの単位体2P,2Pによって構成された
金具主体2と、4つの凹入溝3aをもつ1枚の導電板3
とが、この導電板3がこれら2つの単位体2P,2Pの
全横幅にわたって電線押圧爪21とこの電線押圧爪21
に対向する基壁22との間に挟み込まれた状態で、か
つ、前記切欠部27が、容器本体1内において前記突起
14を挟み込む状態になって該突起14と係合し、移動
阻止と位置規制とがされて容器本体1内に内装されてい
る。
【0017】このようにした、接続器を使用して複数
(この場合最大4本)の電線(図外)どうしを接続させ
るには、被覆を剥離除去した裸の単線状電線を蓋体4の
電線案内孔41から内部に挿入し、その先端部が、金具
主体2の電線通過案内穴25を通って奥側の下側壁26
に衝突するまで押し込めばよい。このようにすることに
よって、挿入された電線は、既に説明したように、電線
押圧爪21と「くの字形」電線圧接用曲がり部23とで
導電板3に向けて圧接され、電線周面の所定幅が導電板
3の凹入溝3aの表面へ面接触した状態となる。また、
電線押圧爪21によって抜け止め作用を受ける。このよ
うにして、同様に他の電線案内孔41から挿入した電線
と導電板3を介して電気的な接続が行なわれる。
(この場合最大4本)の電線(図外)どうしを接続させ
るには、被覆を剥離除去した裸の単線状電線を蓋体4の
電線案内孔41から内部に挿入し、その先端部が、金具
主体2の電線通過案内穴25を通って奥側の下側壁26
に衝突するまで押し込めばよい。このようにすることに
よって、挿入された電線は、既に説明したように、電線
押圧爪21と「くの字形」電線圧接用曲がり部23とで
導電板3に向けて圧接され、電線周面の所定幅が導電板
3の凹入溝3aの表面へ面接触した状態となる。また、
電線押圧爪21によって抜け止め作用を受ける。このよ
うにして、同様に他の電線案内孔41から挿入した電線
と導電板3を介して電気的な接続が行なわれる。
【0018】図5のものは、容器本体1に嵌合させた蓋
体4に形成されている電線案内孔41が3つで、金具主
体2に形成されている漏斗状の電線通過案内穴25が3
つ、電線押圧爪21が3つ、電線圧接用曲がり部23が
3つある電線3本接続用の接続器であって、容器本体1
には突起14が2つ形成されている構造としてある。図
は省略するが、同様にして、例えば、電線2本接続用、
電線5本接続用、電線6本接続用とか、電線8本接続用
等の接続器も、同様に漏斗状とした電線通過案内穴25
をもつものとして電線の案内を行えばよい。
体4に形成されている電線案内孔41が3つで、金具主
体2に形成されている漏斗状の電線通過案内穴25が3
つ、電線押圧爪21が3つ、電線圧接用曲がり部23が
3つある電線3本接続用の接続器であって、容器本体1
には突起14が2つ形成されている構造としてある。図
は省略するが、同様にして、例えば、電線2本接続用、
電線5本接続用、電線6本接続用とか、電線8本接続用
等の接続器も、同様に漏斗状とした電線通過案内穴25
をもつものとして電線の案内を行えばよい。
【0019】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構
成要件を備え、かつ本発明の目的を達成し、下記の効果
を有する範囲内において適宜改変して実施することがで
きる。例えば、 導電板3としては波形屈曲板に代え、厚
手の板材の表面に断面半円弧形やV字形などの溝を刻設
したものや平板状のものとしたり、容器本体1の底部に
温気排出用の空気流通口を形成したり、容器本体1を電
線案内孔41をもつものとし、底部を開口させて蓋体を
嵌合する形態としたり、また、容器本体1と蓋体4とを
不透明または透明に形成したりする等の任意の改変を行
うことができる。
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の構
成要件を備え、かつ本発明の目的を達成し、下記の効果
を有する範囲内において適宜改変して実施することがで
きる。例えば、 導電板3としては波形屈曲板に代え、厚
手の板材の表面に断面半円弧形やV字形などの溝を刻設
したものや平板状のものとしたり、容器本体1の底部に
温気排出用の空気流通口を形成したり、容器本体1を電
線案内孔41をもつものとし、底部を開口させて蓋体を
嵌合する形態としたり、また、容器本体1と蓋体4とを
不透明または透明に形成したりする等の任意の改変を行
うことができる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
発明の接続器は、裸の単線状電線を挿入するだけで導電
板を介して他の電線との間に良好な電気的接続ができる
ものでありながら、容器本体に形成した電線通過案内穴
の漏斗状案内部によって電線の先端部を穴内に案内させ
ることができるので、金具主体の全体的な大きさに対し
て容器本体の内部空間の大きさが多少大きくて金具主体
が移動しても、容器本体内部への電線の挿入を円滑化さ
せることができるという顕著な効果を期待することがで
きるに至ったのである。
発明の接続器は、裸の単線状電線を挿入するだけで導電
板を介して他の電線との間に良好な電気的接続ができる
ものでありながら、容器本体に形成した電線通過案内穴
の漏斗状案内部によって電線の先端部を穴内に案内させ
ることができるので、金具主体の全体的な大きさに対し
て容器本体の内部空間の大きさが多少大きくて金具主体
が移動しても、容器本体内部への電線の挿入を円滑化さ
せることができるという顕著な効果を期待することがで
きるに至ったのである。
【0021】そのため、容器本体の内部空間を金具主体
の外形の大きさとぎりぎり一杯に一致させる必要がなく
なり、予め僅かながら大き目の設計としておくことがで
きるので、容器本体の内部空間内への金具の挿入を容易
化させ、生産性を向上させることができるという効果を
期待することができる。
の外形の大きさとぎりぎり一杯に一致させる必要がなく
なり、予め僅かながら大き目の設計としておくことがで
きるので、容器本体の内部空間内への金具の挿入を容易
化させ、生産性を向上させることができるという効果を
期待することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す全体の分解斜視図。
【図2】同実施例品の外部透視斜視図。
【図3】同電線案内孔を通る中央縦断面図。
【図4】図3中のIV−IV線に沿った断面図。
【図5】他の実施例を示した図4に対応する部分の断面
図。
図。
(1) 容器本体 (2) 金具主体 (3) 導電板 (4) 蓋体 (11) 開口部 (21) 電線押圧爪 (22) 対向基壁 (25) 電線通過案内穴 (25a) 電線案内部 (41) 電線案内孔
Claims (1)
- 【請求項1】 単線の電線を同一方向から挿入して互い
に電気的接続を行う電線接続器であって、合成樹脂素材
で形成した有底角筒状の容器本体(1)と、この容器本体
(1)の内部に内装された金具であって、複数の電線押圧
爪(21)…をもつ硬質金属製の金具主体(2)及び、良導体
製の導電板(3)と、容器本体(1)の開口部(11)に嵌合固定
された合成樹脂製の蓋であって電線の先端部を案内する
複数の電線案内孔(41)…を有する蓋体(4)とからなり、
前記金具主体(2)が、前記電線押圧爪(21)に対向する基
壁(22)の上側から前面側に向かって折曲げ突出されてい
る上側壁(24)における前記蓋体(4)の電線案内孔(41)と
対応するそれぞれの位置に複数の電線通過案内穴(25)…
を有し、該電線通過案内穴(25)…が内面側に向かって漏
斗状に突出する電線案内部(25a)を有する形状に形成さ
れている電線接続器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5192935A JP2736500B2 (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | 電線接続器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5192935A JP2736500B2 (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | 電線接続器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0722084A true JPH0722084A (ja) | 1995-01-24 |
JP2736500B2 JP2736500B2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=16299453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5192935A Expired - Fee Related JP2736500B2 (ja) | 1993-07-06 | 1993-07-06 | 電線接続器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2736500B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2017016845A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | 日本航空電子工業株式会社 | コネクタ |
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-
1993
- 1993-07-06 JP JP5192935A patent/JP2736500B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2736500B2 (ja) | 1998-04-02 |
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