JPH07220655A - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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JPH07220655A
JPH07220655A JP2903894A JP2903894A JPH07220655A JP H07220655 A JPH07220655 A JP H07220655A JP 2903894 A JP2903894 A JP 2903894A JP 2903894 A JP2903894 A JP 2903894A JP H07220655 A JPH07220655 A JP H07220655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
groove
bobbin
winding
crossover
Prior art date
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Pending
Application number
JP2903894A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ikeuchi
博 池内
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH07220655A publication Critical patent/JPH07220655A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多芯平行導線を積層巻回して形成する偏向コ
イルのリブ20に折れ曲がりや破損のない偏向ヨークを提
供する。 【構成】 偏向ヨークの偏向コイル用ボビン2のコイル
巻き溝5と渡り線溝17,18の境界領域において、リブ20
を多芯平行導線15のコイルの凹部形状の凹部30に沿い易
くするために、コイル巻き溝壁21とリブ20との境界領域
の根本部26で、一旦折り曲げてから多芯平行導線15の迫
り出し部の凹部30に沿ってリブ20を伸張形成する。上記
構成のボビン2に多芯平行導線15を積層巻きしたとき
に、リブ20は凹部30に沿って伸張形成されているので、
多芯平行導線15の迫り出し側からリブ20に圧力が加えら
れるということがなく、リブ20は折れたり、破損したり
することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機やデ
ィスプレイ装置等に装着される偏向ヨークに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン受像機のハイビジョ
ン化や高精細度ディスプレイ装置の出現によって、これ
ら装置の陰極線管の画面の色ずれ、すなわち、コンバー
ジェンス等の規格がますます厳しいものになっており、
これに伴い、偏向磁界のますますの精密な制御が望まれ
る。
【0003】図9にはテレビジョン受像機やディスプレ
イ装置の陰極線管に装着される偏向ヨークが示されてい
る。この種の偏向ヨークは、朝顔状をしたボビン2の内
周面に沿ってトップ側とボトム側に水平偏向コイル(図
示せず)を装着し、ボビン2の外側には垂直偏向コイル
(図示せず)とコア(図示せず)を装着したものであ
る。
【0004】図8には一般的な偏向ヨークに使用される
くら型偏向コイルのボビンの一例が示されている。この
ボビン2には複数のコイル巻き溝5が設けられており、
このコイル巻き溝5に、例えば、図7に示されるような
捲線11が積層巻回され、偏向コイルが形成される。この
捲線11としては絶縁層4が施された導線(リッツ線を含
む)が用いられている。
【0005】前記コイル巻き溝5内に捲線11を巻回する
際に、この捲線11は束ねられないばらばらの単線のまま
1本〜数本ずつ自動捲線機で積層巻回され、これによっ
て偏向コイルが形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、捲線11
を巻くときに張力の方向が変化する等によって、図7に
示すように、捲線11はずれて片寄って巻かれたり、捲線
11の順番が入れ替わったりして、設計指示通りに巻くこ
とができないという問題が生じ、しかも量産される各偏
向コイルの捲線11の片寄りの状態も個々の製品毎にばら
つきを生じ、コイル分布のばらつきが大きくなって、偏
向磁界を精度よく制御することができないという問題が
あった。
【0007】本発明者らはこのような問題を解決するた
めに、従来の1本、1本の単線のコイル導線に替えて図
6に示すようなリボン線等の多芯平行導線を用いて形成
する偏向コイルを提案している。
【0008】前記多芯平行導線15としては、図6に示す
ように、銅やアルミニウム等の導体線8の外周に絶縁層
4とホットメルト接着層9が形成された複数の導体線8
を平行に配列して接着し、一体化されたものが使用され
る。
【0009】上記多芯平行導線15を用いて形成される提
案例の偏向コイルには、図4に示されるようなくら型形
状をした水平偏向コイル用ボビン2が用いられ、このボ
ビン2は半割り形状をしており、くら型形状の底面であ
るセパレータ面3で、2個の半割り状ボビン2を嵌合爪
6と嵌合穴7との嵌め合いによって装着される構造とな
っている。このボビン2は頭部側13とネック側12に渡り
線部25を内周面に分布部24を有しており、内周面にネッ
ク側12と頭部側13を結ぶ方向に多芯平行導線15を巻く複
数のコイル巻き溝5が形成され、また、ネック側12の端
部14と頭部側13の端部16の外周側には渡り線を巻く渡り
線溝17,18がそれぞれ周設され、前記各コイル巻き溝5
の溝壁21はネック側12と頭部側13の渡り線溝壁22方向に
伸びてその渡り線溝側に伸びた伸張部がリブ20となって
いる。
【0010】ところで、ボビン2に多芯平行導線15を巻
く場合、例えば、多芯平行導線15は図5に示されるよう
に、ネック側13のコイル巻き溝5のA点から分布部24の
コイル巻き溝5の内周面に沿って頭部側12のB点まで巻
き、リブ間のスリット10を通して渡り線溝18に導かれ、
このB点から頭部側渡り線部をC点まで巻く。次いで、
C点から分布部24のコイル巻き溝5に沿ってD点まで巻
いた後、リブ間のスリット10を通して渡り線溝17に導か
れ、D点からネック側渡り線部を巻いてA点に戻る。こ
のA点からD点までを所定の回数巻き、順次、隣の左右
の溝に多芯平行導線15を同様の捲線順序で巻いて、偏向
コイルを形成する。
【0011】このボビン2のコイル巻き溝5と渡り線溝
17,18に多芯平行導線15を巻いて水平偏向コイルを形成
すると、上記多芯平行導線15の導体線8はそれぞれの多
芯平行導線15内で順序よく固定されており、したがっ
て、導体線8はそれぞれの多芯平行導線15内で線がずれ
たり、また、線の順番が入れ替わったりすることがない
ので、これらの多芯平行導線15を用い、この多芯平行導
線15をコイル巻き溝5に積層巻回することにより前記導
体線8の大幅なずれ等を解消し、コイル分布のばらつき
の小さい偏向コイルの作製が期待できる。
【0012】ところで、水平偏向コイルの磁界分布を良
好にするためには、図4に示すような提案例の半割り状
の上下ボビンの境界近傍、すなわち、セパレータ3側の
コイル巻溝5に多芯平行導線15の積層巻き数を多くする
必要がある。この境界近傍のコイル巻き溝5に多芯平行
導線15を多数巻きすると、コイル巻き溝5と渡り線溝1
7,18の境界領域では、図3の(a)に示されるよう
に、多芯平行導線15はコイル巻き溝5からリブ20間のス
リット10を通して渡り線溝17,18に導かれ、第1層目の
多芯平行導線15A1 から第2層目の多芯平行導線15A2
・・・・・第n層目の多芯平行導線15An と順次積層巻
きするが、このとき、上側の多芯平行導線は下側の多芯
平行導線よりもボビンの長手外端方向、すなわち、紙面
に垂直方向の手前側に迫り出して上側に順に積層されて
行く多芯平行導線は、ボビンの長手外端側へリブ20に圧
力を加えながら巻かれる。多芯平行導線の迫り出し部の
圧力によってリブ20はボビンの長手外端側に折り曲げら
れたり、場合によっては、破損される虞がある。特に、
脆い樹脂で成型されたボビンの場合には、リブ20は折れ
易くなる。このように、リブ20が折れ曲がったり、破損
されたりすると、その都度捲線作業を中断することにな
り、捲線作業が面倒で複雑のため、作業がし難く、捲線
時間が大幅にかかるという問題がある。
【0013】また、リブ20の折れ曲がりや折れ破損を防
ぐ目的で、リブ20の厚みを増すことも考えられるが、リ
ブ20厚を増すことはボビン2の長手外端方向の寸法をそ
の分だけ大きくすることになり、ボビン2の長手外端方
向に配設される他の部品間とのスペース上の問題や偏向
ヨークの小型化に逆行するという問題がある。
【0014】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、多芯平行導線を積層巻きし
て形成する偏向コイルのリブに折れ曲がりや破損のない
偏向ヨークを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、次のように構成されている。すなわち、
本発明は、垂直偏向コイルと水平偏向コイルを備えた偏
向ヨークにおいて、垂直偏向コイルと水平偏向コイルの
少なくとも一方の偏向コイルはくら型形状をしたボビン
に多芯平行導線を巻いて形成したものからなり、該ボビ
ンは内周面にネック側と頭部側を結ぶ方向に多芯平行導
線を巻く複数のコイル巻き溝が形成され、また、ネック
側端部と頭部側端部の外周側には渡り線を巻く渡り線溝
がそれぞれ周設され、前記各コイル巻き溝の溝壁はネッ
ク側と頭部側の渡り線溝壁方向に伸びてその渡り線溝側
に伸びた伸張部がリブとなっており、多芯平行導線はコ
イル巻き溝からリブ間のスリットを通して渡り線溝に導
かれ、さらに、渡り線溝から他のスリット間を通して他
のコイル巻き溝に入る経路をたどって積層巻きされ、こ
の多芯平行導線の積層巻きによりコイル巻き溝と渡り線
溝の境界領域には上側に巻かれる多芯平行導線が下側に
巻かれる多芯平行導線よりもボビンの長手外端側に迫り
出してコイルの凹部形状が形成され、前記ネック側と頭
部側の複数のリブのうち1個以上のリブは前記コイルの
凹部形状の凹部に沿って伸張されていることを特徴とし
て構成されている。
【0016】
【作用】ボビンのコイル巻き溝と渡り線溝に多芯平行導
線を積層巻回すると、コイル巻き溝と渡り線溝との境界
領域で、上側の多芯平行導線が下側の多芯平行導線より
もボビンの長手外端側に迫り出してコイルの凹部形状が
できる。ボビンの複数のコイル巻き溝からネック側と頭
部側に伸張して形成されるリブのうち、1個以上のリブ
を前記凹部形状の凹部に沿って伸張して形成する。上記
構成のボビンに多芯平行導線を積層巻回して偏向コイル
を形成したときに、リブは前記コイルの凹部形状の凹部
に沿って伸張形成しているので、このリブには上側に順
次積層されて行く迫り出し側の多芯平行導線の圧力が加
わらないため、リブに折れ曲がりや破損を生じない。こ
の偏向コイルを組み立てて磁界分布の良好な偏向ヨーク
を作製する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本実施例の説明において、提案例と同一の
名称部分には同一の符号を付し、その詳細な重複説明は
省略する。
【0018】本実施例の偏向ヨークは、提案例と同様に
垂直偏向コイルと水平偏向コイルを備えた偏向ヨークで
あって、くら型形状をしたボビンに多芯平行導線を巻い
て偏向コイルを形成したものからなる。前記ボビンは、
提案例と同様、図4の(b)に示されるように、ボビン
のネック側と頭部側に渡り線部25を、内周面に分布部24
を有しており、内周面にネック側と頭部側を結ぶ方向に
多芯平行導線を巻く複数のコイル巻き溝が形成され、ま
た、ネック側端部14と頭部側端部16の外周側には、渡り
線を巻く渡り線溝17,18がそれぞれ周設されている。前
記各コイル巻き溝5の溝壁21はネック側と頭部側の渡り
線溝壁22に伸びて、その渡り線溝側に伸びた伸張部がリ
ブ20となっている。
【0019】多芯平行導線15は提案例と同様に、まず、
コイル巻き溝5から頭部側のリブ20間のスリット10を通
して頭部側渡り線溝18に導かれ、さらに、渡り線溝18か
ら他のスリット10間を通して、他のコイル巻き溝5に入
る経路をたどり、次いで、ネック側のリブ20間のスリッ
ト10を通してネック側渡り線溝17に導かれ、渡り線溝17
から他のスリット10間を通して他のコイル巻き溝5に入
る経路をたどって積層巻回される。
【0020】図1には、本実施例の偏向ヨークに用いる
水平偏向コイル用ボビンのリブの要部構成が示されてい
る。図において、ボビン2の分布部24の内周面には複数
のコイル巻き溝5が形成され、ネック側と頭部側の渡り
線部25には、それぞれ渡り線溝17,18が形成され、コイ
ル巻き溝5の溝壁21は渡り線部25側に伸びて伸張部がリ
ブ20となっている。
【0021】ところで、ボビンのコイル巻き溝5と渡り
線溝17,18に多芯平行導線15を積層巻きすると、コイル
巻き溝5と渡り線溝17,18の境界領域では、図3の
(b)に示されるように、多芯平行導線15は図3の
(a)に示す提案例と同様に巻かれ、上側に巻かれる多
芯平行導線15は下側に巻かれる多芯平行導線よりもボビ
ンの長手外端側に迫り出して、コイルの凹部30の形状が
形成される。前記ネック側と頭部側の複数のリブ20のう
ち、図1に示されるように、リブ20は前記コイルの凹部
30形状の凹部30に沿い易くするため、一旦、根本部26で
凹部30側に直線的に折り曲げてから多芯平行導線の迫り
出し部の凹部30に沿って伸張されている。
【0022】上記構成のボビン2のコイル巻き溝5と渡
り線溝17,18に多芯平行導線15を積層巻きすると、コイ
ル巻き溝5とネック側および頭部側の渡り線溝17,18の
境界領域では、コイルの凹部30形状の凹部30に沿ってリ
ブ20が伸張して設けられているため、上側に巻かれる多
芯平行導線が下側に巻かれる多芯平行導線よりもボビン
の長手端側に迫り出しても、この迫り出し部分にリブ20
がなく、多芯平行導線15はリブ20に圧力を加えることな
く巻かれる。
【0023】本実施例によれば、ボビン2のコイル巻き
溝5と渡り線溝17,18に多芯平行導線15を積層巻回する
と、上側に巻いた多芯平行導線が下側に巻いた多芯平行
導線よりもボビンの長手端側に迫り出して凹部形状を形
成するが、この凹部形状の凹部30に沿って伸張させてリ
ブ20を形成する構成としたので、上記構成のボビン2に
多芯平行導線15を積層巻きしたときに、多芯平行導線15
はリブ20に圧力を加えないため、リブ20が折れ曲がった
り、破損することがなく、捲線作業が容易となって、捲
線時間を大幅に短縮することができる。上記多芯平行導
線を巻いて形成した水平偏向コイルを垂直偏向コイルと
コアと共に組み立てて、磁界分布の良好な偏向ヨークを
作製することができる。
【0024】また、ボビン2の長手外端側の上側の多芯
平行導線はリブ20と当接せずに線とリブ間に隙間を生ず
るため、リブ20は、その隙間分だけ厚くすることがで
き、リブの強度をアップすることができる。このリブ20
は厚くしても凹部30に沿って伸張形成するので、ボビン
の長手外端側に出っ張ることがないため、ボビン2は嵩
張って大型化することがない。
【0025】さらに、リブ20に圧力が加わらないので、
リブ20の形状の経時変化をなくすことができる。
【0026】本発明は、上記実施例に限定されることは
なく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記実施
例では、コイル巻き溝5と渡り線溝17,18の境界領域
で、リブ20をコイルの凹部形状の凹部30に沿い易くする
ために、一旦、根本部26で直線的に折り曲げてからリブ
20を凹部30に沿って伸張形成しているが、根本部26から
曲線で折り曲げてもよく、図2の(b)に示すように、
根本部26で一旦折り曲げることなく、根本部26から凹部
30に沿って直接伸張形成してもよい。また、リブ20の形
状はボビンの成型および捲線が可能ならば、その形状は
問わない。
【0027】また、上記実施例では、偏向ヨークの水平
偏向コイル用ボビンのリブを対象に説明したが、本実施
例の偏向ヨークに用いる水平偏向コイル用ボビンのリブ
の構成を垂直偏向コイル用ボビンのリブにも適用するこ
とができる。
【0028】さらに、コイル巻き溝と渡り線溝との境界
領域で、多芯平行導線のコイルの凹部形状の凹部に沿っ
て伸張するリブ20の数は限定されることはなく、仕様に
応じ適宜に設定し得る。特に、多芯平行導線の積層数が
多く、迫り出しが大きくなるコイル巻き部分に上記構成
のリブを設けると効果的である。
【0029】
【発明の効果】本発明の偏向ヨークは、偏向コイル用の
ボビンのコイル巻き溝と渡り線溝との境界領域で、上側
に巻かれる多芯平行導線が下側に巻かれる多芯平行導線
よりもボビンの長手外端側に迫り出して形成されるが、
コイルの凹部形状の凹部に沿ってリブを伸張形成する構
成としたので、上記構成のボビンに多芯平行導線を積層
巻きしたときに、多芯平行導線の迫り出し側からリブに
圧力が加えられるということがなく、リブは折れ曲がっ
たり、破損したりすることがないため、捲線作業は容易
となり、捲線時間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の偏向ヨークに用いる水平偏向コイル
用ボビンのリブの要部構成の説明図である。
【図2】本実施例の偏向ヨークに用いる水平偏向コイル
用ボビンの他構成のリブの説明図である。
【図3】多芯平行導線を積層巻きして形成されるコイル
の凹部形状の説明図である。
【図4】提案例方式のくら型形状のボビンの説明図であ
る。
【図5】半割りボビンに多芯平行導線を巻いた状態の説
明図である。
【図6】一般的な多芯平行導線の説明図である。
【図7】従来の偏向コイルのコイル巻き状態の説明図で
ある。
【図8】従来の偏向コイル用ボビンの一例の説明図であ
る。
【図9】一般的な偏向ヨークの説明図である。
【符号の説明】
2 ボビン 5 コイル巻き溝 10 スリット 15 多芯平行導線 17 ネック側渡り線溝 18 頭部側渡り線溝 20 リブ 30 凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直偏向コイルと水平偏向コイルを備え
    た偏向ヨークにおいて、垂直偏向コイルと水平偏向コイ
    ルの少なくとも一方の偏向コイルはくら型形状をしたボ
    ビンに多芯平行導線を巻いて形成したものからなり、該
    ボビンは内周面にネック側と頭部側を結ぶ方向に多芯平
    行導線を巻く複数のコイル巻き溝が形成され、また、ネ
    ック側端部と頭部側端部の外周側には渡り線を巻く渡り
    線溝がそれぞれ周設され、前記各コイル巻き溝の溝壁は
    ネック側と頭部側の渡り線溝壁方向に伸びてその渡り線
    溝側に伸びた伸張部がリブとなっており、多芯平行導線
    はコイル巻き溝からリブ間のスリットを通して渡り線溝
    に導かれ、さらに、渡り線溝から他のスリット間を通し
    て他のコイル巻き溝に入る経路をたどって積層巻きさ
    れ、この多芯平行導線の積層巻きによりコイル巻き溝と
    渡り線溝の境界領域には上側に巻かれる多芯平行導線が
    下側に巻かれる多芯平行導線よりもボビンの長手外端側
    に迫り出してコイルの凹部形状が形成され、前記ネック
    側と頭部側の複数のリブのうち1個以上のリブは前記コ
    イルの凹部形状の凹部に沿って伸張されていることを特
    徴とする偏向ヨーク。
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