JPH0722024A - アルカリ乾電池 - Google Patents
アルカリ乾電池Info
- Publication number
- JPH0722024A JPH0722024A JP18212993A JP18212993A JPH0722024A JP H0722024 A JPH0722024 A JP H0722024A JP 18212993 A JP18212993 A JP 18212993A JP 18212993 A JP18212993 A JP 18212993A JP H0722024 A JPH0722024 A JP H0722024A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum
- alloy powder
- dry battery
- amount
- gas generation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、アルミニウムが超軽負荷放電の途
中でデンドライトし、電池が内部ショートを起し、短寿
命となったり、ガス発生したりすることを抑制できるア
ルカリ乾電池を得ることを目的とする。 【構成】 本発明は、水銀および鉛を添加しない亜鉛合
金粉末を負極活物質に用いるアルカリ乾電池である。本
発明は該亜鉛合金粉末が、インジウム、ビスマス、アル
ミニウムが添加されてなり、アルミニウムの添加量が亜
鉛に対して０．００１〜０．００４重量％であることを
特徴とするアルカリ乾電池である。
中でデンドライトし、電池が内部ショートを起し、短寿
命となったり、ガス発生したりすることを抑制できるア
ルカリ乾電池を得ることを目的とする。 【構成】 本発明は、水銀および鉛を添加しない亜鉛合
金粉末を負極活物質に用いるアルカリ乾電池である。本
発明は該亜鉛合金粉末が、インジウム、ビスマス、アル
ミニウムが添加されてなり、アルミニウムの添加量が亜
鉛に対して０．００１〜０．００４重量％であることを
特徴とするアルカリ乾電池である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は亜鉛合金粉末からのガス
発生を抑制することを目的とした水銀および鉛を添加し
ない亜鉛合金を用いるアルカリ乾電池に関する。
発生を抑制することを目的とした水銀および鉛を添加し
ない亜鉛合金を用いるアルカリ乾電池に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、アルカリ乾電池の負極活物質
として用いられてきた亜鉛合金のガス発生抑制を主目的
として、水銀および鉛が微量添加されてきており、さら
によりガス発生の少ない合金組成の検討がなされてき
た。しかしながら、近年このようなガス発生を抑制する
水銀や鉛が、環境の面から問題視されるようになり、そ
れら元素を含まない合金組成でのアルカリ乾電池の開発
が求められてきた。今日まで様々な合金組成が検討さ
れ、またガス発生抑制剤の開発とも組み合わされ、水銀
を使用しない合金組成の実用化には成功しているが、今
だ鉛を添加せず、実用に耐えられる合金を開発するにい
たっていないのが実情である。
として用いられてきた亜鉛合金のガス発生抑制を主目的
として、水銀および鉛が微量添加されてきており、さら
によりガス発生の少ない合金組成の検討がなされてき
た。しかしながら、近年このようなガス発生を抑制する
水銀や鉛が、環境の面から問題視されるようになり、そ
れら元素を含まない合金組成でのアルカリ乾電池の開発
が求められてきた。今日まで様々な合金組成が検討さ
れ、またガス発生抑制剤の開発とも組み合わされ、水銀
を使用しない合金組成の実用化には成功しているが、今
だ鉛を添加せず、実用に耐えられる合金を開発するにい
たっていないのが実情である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】水銀や鉛のような環境
上問題のある元素のかわりとして、ガス発生抑制に顕著
な効果のある元素の一つとしてアルミニウムが長く知ら
れているが、アルミニウムは添加する量によって超軽負
荷放電途中で電池内部で生成するデンドライトによっ
て、内部ショートをおこすという問題があり、使用が困
難であった。
上問題のある元素のかわりとして、ガス発生抑制に顕著
な効果のある元素の一つとしてアルミニウムが長く知ら
れているが、アルミニウムは添加する量によって超軽負
荷放電途中で電池内部で生成するデンドライトによっ
て、内部ショートをおこすという問題があり、使用が困
難であった。
【０００４】本発明は、今まで添加が困難であったアル
ミニウムの最適添加量を提供するものである。
ミニウムの最適添加量を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記したような問題点を
解決するため、本発明は、水銀および鉛を添加しない亜
鉛合金粉末を負極活物質に用いるアルカリ乾電池におい
て、該亜鉛合金粉末が、インジウム、ビスマス、アルミ
ニウムが添加されてなり、アルミニウムの添加量が亜鉛
に対して０．００１〜０．００４重量％であることを特
徴とするアルカリ乾電池である。
解決するため、本発明は、水銀および鉛を添加しない亜
鉛合金粉末を負極活物質に用いるアルカリ乾電池におい
て、該亜鉛合金粉末が、インジウム、ビスマス、アルミ
ニウムが添加されてなり、アルミニウムの添加量が亜鉛
に対して０．００１〜０．００４重量％であることを特
徴とするアルカリ乾電池である。
【０００６】
【作用】亜鉛合金粉末に添加するアルミニウムの量が多
すぎれば、超軽負荷放電時に短寿命をおこし、少なすぎ
れば、ガス発生抑制効果がなく、実用に耐えられない。
よって、本発明で提供するアルミニウムの最適添加量
を、亜鉛重量に対して０．００１〜０．００４重量％の
範囲内に入れることによって、ガス発生の少ない超軽負
荷放電でも短寿命のないアルカリ乾電池を得ることがで
きる。
すぎれば、超軽負荷放電時に短寿命をおこし、少なすぎ
れば、ガス発生抑制効果がなく、実用に耐えられない。
よって、本発明で提供するアルミニウムの最適添加量
を、亜鉛重量に対して０．００１〜０．００４重量％の
範囲内に入れることによって、ガス発生の少ない超軽負
荷放電でも短寿命のないアルカリ乾電池を得ることがで
きる。
【０００７】
【実施例】表１に実施例１〜９を示す。実施例１〜９は
アルミニウムの添加量別で、無添加から最大０．０３０
重量％まであり、インジウム添加量０．０５０重量％、
ビスマス添加量０．０１０重量％は一定である。
アルミニウムの添加量別で、無添加から最大０．０３０
重量％まであり、インジウム添加量０．０５０重量％、
ビスマス添加量０．０１０重量％は一定である。
【０００８】
【表１】
【０００９】表２に実施例１〜９の亜鉛合金を用いて作
成したＬＲ６形アルカリ乾電池で、１．２ｋΩ連続放電
での短寿命発生率を示し、さらに電池を放電容量の約２
０％まで放電させ、６０℃恒温槽で長期貯蔵し、ガス発
生を加速させた試験の結果を示す。
成したＬＲ６形アルカリ乾電池で、１．２ｋΩ連続放電
での短寿命発生率を示し、さらに電池を放電容量の約２
０％まで放電させ、６０℃恒温槽で長期貯蔵し、ガス発
生を加速させた試験の結果を示す。
【００１０】
【表２】
【００１１】また、図１に短寿命の発生率Ａとガス発生
量Ｂをプロットしたものを示す。超軽負荷放電の結果、
短寿命の発生しいなアルミニウムの添加量は、亜鉛重量
に対して０．００４重量％以下であった。またガス発生
試験の結果添加量０．００１重量％以上は実用上問題の
ない発生量であった。つぎに、ガス発生試験でのガス発
生量が実用上問題のないということを確認するために、
ガス発生試験と同条件で放電させた電池を、６０℃−湿
度９０％の恒温槽で貯蔵し、耐漏液性の試験を行った結
果を表３に示す。
量Ｂをプロットしたものを示す。超軽負荷放電の結果、
短寿命の発生しいなアルミニウムの添加量は、亜鉛重量
に対して０．００４重量％以下であった。またガス発生
試験の結果添加量０．００１重量％以上は実用上問題の
ない発生量であった。つぎに、ガス発生試験でのガス発
生量が実用上問題のないということを確認するために、
ガス発生試験と同条件で放電させた電池を、６０℃−湿
度９０％の恒温槽で貯蔵し、耐漏液性の試験を行った結
果を表３に示す。
【００１２】
【表３】
【００１３】耐漏液性試験の結果より、アルミニウム無
添加（実施例１）以外は実用上問題のないガス発生量で
あることが確認された。以上の結果を総括すると、アル
ミニウムの添加量は、ガス発生の面からみると亜鉛重量
に対して０．００１重量％以上必要であり、短寿命発生
の面からみると亜鉛重量に対して０．００４重量％以下
であり、つまりは亜鉛重量に対して０．００１〜０．０
０４重量％の範囲で、ガス発生の少ない超軽負荷で短寿
命のないアルカリ乾電池を提供することができた。
添加（実施例１）以外は実用上問題のないガス発生量で
あることが確認された。以上の結果を総括すると、アル
ミニウムの添加量は、ガス発生の面からみると亜鉛重量
に対して０．００１重量％以上必要であり、短寿命発生
の面からみると亜鉛重量に対して０．００４重量％以下
であり、つまりは亜鉛重量に対して０．００１〜０．０
０４重量％の範囲で、ガス発生の少ない超軽負荷で短寿
命のないアルカリ乾電池を提供することができた。
【００１４】
【発明の効果】以上により、水銀および鉛を添加させな
いアルカリ乾電池が製造でき、環境対策上、良い効果を
もたらすことができる。
いアルカリ乾電池が製造でき、環境対策上、良い効果を
もたらすことができる。
【図１】アルミニウム添加量と短寿命発生率、ガス発生
量との関係を示す測定図である。
量との関係を示す測定図である。
Ａ 短寿命発生率 Ｂ ガス発生量
Claims (1)
- 【請求項１】 水銀および鉛を添加しない亜鉛合金粉末
を負極活物質に用いるアルカリ乾電池において、該亜鉛
合金粉末が、インジウム、ビスマス、アルミニウムが添
加されてなり、アルミニウムの添加量が亜鉛に対して
０．００１〜０．００４重量％であることを特徴とする
アルカリ乾電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18212993A JPH0722024A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | アルカリ乾電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18212993A JPH0722024A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | アルカリ乾電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0722024A true JPH0722024A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=16112841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18212993A Pending JPH0722024A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | アルカリ乾電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0722024A (ja) |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP18212993A patent/JPH0722024A/ja active Pending
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