JPH0722020Y2 - キャンセルボタン付ウインカースイッチ - Google Patents
キャンセルボタン付ウインカースイッチInfo
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- JPH0722020Y2 JPH0722020Y2 JP16935587U JP16935587U JPH0722020Y2 JP H0722020 Y2 JPH0722020 Y2 JP H0722020Y2 JP 16935587 U JP16935587 U JP 16935587U JP 16935587 U JP16935587 U JP 16935587U JP H0722020 Y2 JPH0722020 Y2 JP H0722020Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動二輪車用のキャンセルボタン付きウィンカ
ースイッチに関するものである。
ースイッチに関するものである。
従来の自動二輪車用ウインカースイッチにおいては、左
折に際してSWノブを左に寄せてウィンカースイッチを点
滅し、左折を終了した後SWノブを元へ戻す必要があっ
た。しかし、この操作は、左に寄せたSWノブを目で確認
し、または手さぐりにて中立位置に戻すことになるた
め、中立位置を越えて逆に右側へ行きすぎないように注
意をして操作する必要があった。また、従来のキャンセ
ルボタンを有するウィンカースイッチにおいては、実開
昭59−101339が有り、それはSWノブ自体を押し込みキャ
ンセルさせるもので、SWケース側の逃げ窓を設けなくて
はならず、スペースが大となってしまった。そしてSWノ
ブを、左右動させる場合においてもノブを、押し込みぎ
みに操作すると、作動板にローラーが引っ掛ってしまい
左右動できなかった。
折に際してSWノブを左に寄せてウィンカースイッチを点
滅し、左折を終了した後SWノブを元へ戻す必要があっ
た。しかし、この操作は、左に寄せたSWノブを目で確認
し、または手さぐりにて中立位置に戻すことになるた
め、中立位置を越えて逆に右側へ行きすぎないように注
意をして操作する必要があった。また、従来のキャンセ
ルボタンを有するウィンカースイッチにおいては、実開
昭59−101339が有り、それはSWノブ自体を押し込みキャ
ンセルさせるもので、SWケース側の逃げ窓を設けなくて
はならず、スペースが大となってしまった。そしてSWノ
ブを、左右動させる場合においてもノブを、押し込みぎ
みに操作すると、作動板にローラーが引っ掛ってしまい
左右動できなかった。
本考案は、従来のウィンカー用SWノブの機能に加えて、
SWノブ自体から手を離すと自動的に中立位置まで復元す
るようにする共に、このSWノブの頭部にキャンセル用の
プッシュボタンを設けたことを特徴とするものである。
SWノブ自体から手を離すと自動的に中立位置まで復元す
るようにする共に、このSWノブの頭部にキャンセル用の
プッシュボタンを設けたことを特徴とするものである。
すなわち、本考案は、中央部に貫通状の横方向の長孔
(2)を備えると共に該長孔(2)の下部表面には半円
状の長溝(3)を有するスイッチケース(1)の該長孔
(2)に、 山形の頭部とその下方中央に垂直状に延びた脚(8)と
から成り、該脚(8)の中央には軸方向に長孔(13)
を、また先端左右には張出突起(9)(9)を備え、且
つ、前記山形の頭部中央にボタン孔(10)と、その奥部
に前記脚(8)の中央を貫通する孔(11)が設けられ、
前記ボタン孔(10)に、下部に軸(17)が設けられたプ
ッシュボタン(15)を山形の頭部下面とボタン孔(10)
の底面との間に圧縮コイルバネ(44)を介して上下動自
在に備えたスイッチノブ(7)を、ノブ下面の半円状の
長溝(12)と、ケースの半円状の長溝(3)との間に圧
縮コイルバネ(47)を介して左右動可能に設け、 前記スイッチケース(1)内には、ブロック状本体(2
1)と、その上部左右に設けられた一対の角(22)(2
2)とから成り、前記ブロック状本体(21)の後面上下
には、可動接触子(23)がバネ(24)にて付勢されて設
けられたスライダー(20)を前記スイッチノブ(7)の
張出突起(9)(9)を前記一対の角(22)(22)にて
跨ぐように左右動可能に設けると共に、 該スライダー(20)の両側部に、前面に半円状の長溝
(28)を有する水平部(29)と、その外端より下方に張
り出した突起(30)とからなり、該水平部(28)の裏面
中央にはボス(31)が突出している左右一対のL形フッ
ク(27)を、それぞれの半円状の長溝(28)とスイッチ
ケース(1)内面両側の半円状の長溝(4)(5)との
間に圧縮コイルバネ(46)を介して設け、 前記スライダー(20)とL形フック(27)の背部には、
前記可動接触子(23)と対応する位置に固定接点(34)
を備えると共に、上部中央に凹状の角窓(36)を有する
接点板(33)を設け、前記ノブ(7)中央のプッシュボ
タン(15)の軸(17)と対応する位置に、角軸部(38)
とその下方から直角に設けられた平面山形状のロック板
(39)とからなる左右対称形の一対のロック(37)(3
7)を、前記接点板(33)の凹状の角窓(36)に、前記
左右のロック板(39)を中央にて前方に向け上下に重ね
た状態とし、該ロック(37)後面と蓋(42)との間に圧
縮バネ(40)を介して上下動可能に嵌め込んだことを特
徴とするキャンセルボタン付ウィンカースイッチであ
る。
(2)を備えると共に該長孔(2)の下部表面には半円
状の長溝(3)を有するスイッチケース(1)の該長孔
(2)に、 山形の頭部とその下方中央に垂直状に延びた脚(8)と
から成り、該脚(8)の中央には軸方向に長孔(13)
を、また先端左右には張出突起(9)(9)を備え、且
つ、前記山形の頭部中央にボタン孔(10)と、その奥部
に前記脚(8)の中央を貫通する孔(11)が設けられ、
前記ボタン孔(10)に、下部に軸(17)が設けられたプ
ッシュボタン(15)を山形の頭部下面とボタン孔(10)
の底面との間に圧縮コイルバネ(44)を介して上下動自
在に備えたスイッチノブ(7)を、ノブ下面の半円状の
長溝(12)と、ケースの半円状の長溝(3)との間に圧
縮コイルバネ(47)を介して左右動可能に設け、 前記スイッチケース(1)内には、ブロック状本体(2
1)と、その上部左右に設けられた一対の角(22)(2
2)とから成り、前記ブロック状本体(21)の後面上下
には、可動接触子(23)がバネ(24)にて付勢されて設
けられたスライダー(20)を前記スイッチノブ(7)の
張出突起(9)(9)を前記一対の角(22)(22)にて
跨ぐように左右動可能に設けると共に、 該スライダー(20)の両側部に、前面に半円状の長溝
(28)を有する水平部(29)と、その外端より下方に張
り出した突起(30)とからなり、該水平部(28)の裏面
中央にはボス(31)が突出している左右一対のL形フッ
ク(27)を、それぞれの半円状の長溝(28)とスイッチ
ケース(1)内面両側の半円状の長溝(4)(5)との
間に圧縮コイルバネ(46)を介して設け、 前記スライダー(20)とL形フック(27)の背部には、
前記可動接触子(23)と対応する位置に固定接点(34)
を備えると共に、上部中央に凹状の角窓(36)を有する
接点板(33)を設け、前記ノブ(7)中央のプッシュボ
タン(15)の軸(17)と対応する位置に、角軸部(38)
とその下方から直角に設けられた平面山形状のロック板
(39)とからなる左右対称形の一対のロック(37)(3
7)を、前記接点板(33)の凹状の角窓(36)に、前記
左右のロック板(39)を中央にて前方に向け上下に重ね
た状態とし、該ロック(37)後面と蓋(42)との間に圧
縮バネ(40)を介して上下動可能に嵌め込んだことを特
徴とするキャンセルボタン付ウィンカースイッチであ
る。
以下本考案の一実例を図面に基づき説明する。図中第1
図は本考案品を分解して各部材の構成が最も良く表れる
ように示したもので、これら各部を組み立てて使用する
形態は、第2図〜第12図に示すように水平方向である。
第1図〜第3図において、(1)はSWケースで、中央部
に、貫通状の横方向の長孔(2)を備え、該長孔の下部
表面には半円状の長溝(3)を長孔と平行に設けると共
に、該SWケースの内面には第3図、第5図に示す如く、
前記長孔の上部に各々独立した半円状の長溝(4)、
(5)が長孔と平行に直線的かつ左右対称に設けられて
いる。
図は本考案品を分解して各部材の構成が最も良く表れる
ように示したもので、これら各部を組み立てて使用する
形態は、第2図〜第12図に示すように水平方向である。
第1図〜第3図において、(1)はSWケースで、中央部
に、貫通状の横方向の長孔(2)を備え、該長孔の下部
表面には半円状の長溝(3)を長孔と平行に設けると共
に、該SWケースの内面には第3図、第5図に示す如く、
前記長孔の上部に各々独立した半円状の長溝(4)、
(5)が長孔と平行に直線的かつ左右対称に設けられて
いる。
(7)はSWノブで、山形の頭部と、その下方中央に前記
長孔(2)に嵌まる垂直状に延びた脚(8)から成り、
脚の中央には軸方向に長孔(13)を、また先端左右には
張出突起(9)(9)を備えると共に、このSWノブの頭
部中央には角形のボタン孔(10)とその奥部には前記脚
の中央を貫通する孔(11)(第4図)が設けられ、さら
に、SWノブ裏面の脚の下方には前記SWケースの長溝
(3)と対応して半円状の長溝(12)(第3図)が設け
られている。
長孔(2)に嵌まる垂直状に延びた脚(8)から成り、
脚の中央には軸方向に長孔(13)を、また先端左右には
張出突起(9)(9)を備えると共に、このSWノブの頭
部中央には角形のボタン孔(10)とその奥部には前記脚
の中央を貫通する孔(11)(第4図)が設けられ、さら
に、SWノブ裏面の脚の下方には前記SWケースの長溝
(3)と対応して半円状の長溝(12)(第3図)が設け
られている。
(15)はプッシュボタンで、頭部(16)は角形を呈して
おり、その下部に軸(17)が垂直に設けられ、その中心
にピン孔(18)が軸の中心を横切るように設けられてい
る。
おり、その下部に軸(17)が垂直に設けられ、その中心
にピン孔(18)が軸の中心を横切るように設けられてい
る。
(20)はスライダーで、ブロック状本体(21)とその上
部左右の前方に設けられた一対の角(22)からなり、ブ
ロック状本体の後面上下には、第3図に示すように可動
接触子(23)がバネ(24)にて付勢されて設けられてい
る。なお(25)は前記バネの前面に設けられたアクショ
ンボールである。
部左右の前方に設けられた一対の角(22)からなり、ブ
ロック状本体の後面上下には、第3図に示すように可動
接触子(23)がバネ(24)にて付勢されて設けられてい
る。なお(25)は前記バネの前面に設けられたアクショ
ンボールである。
(27)は左右に一対設けられるL形のフックで、前面に
半円状の長溝(28)を有する水平部(29)とその外端よ
り下方に張り出した突起(30)とからなり、該水平部の
裏面中央にはボス(31)(第2図、第3図)が突出して
いるもので、左右対称形を呈している。
半円状の長溝(28)を有する水平部(29)とその外端よ
り下方に張り出した突起(30)とからなり、該水平部の
裏面中央にはボス(31)(第2図、第3図)が突出して
いるもので、左右対称形を呈している。
(33)は接点板で、前面下方には固定接点(34)を前記
スライダーの可動接触子(23)と対応する位置に備え、
上部中央には角窓(36)を設けると共にその中央上半部
には仕切壁(35)が設けられていて、角窓の形状は凹状
となっている。
スライダーの可動接触子(23)と対応する位置に備え、
上部中央には角窓(36)を設けると共にその中央上半部
には仕切壁(35)が設けられていて、角窓の形状は凹状
となっている。
(37)は左右に一対配置される略対称形のロックで、上
部の角軸部(38)とその下方から直角に設けられた平面
山形状のロック板(39)とからなり、これが前記接点板
上部中央の凹状の角窓(36)に山形平面が前方に向き、
かつ、両ロックの山形平面が上下に重なり、そして、前
後動可能に後部から圧縮バネ(40)を介して設けられる
(第5図)。
部の角軸部(38)とその下方から直角に設けられた平面
山形状のロック板(39)とからなり、これが前記接点板
上部中央の凹状の角窓(36)に山形平面が前方に向き、
かつ、両ロックの山形平面が上下に重なり、そして、前
後動可能に後部から圧縮バネ(40)を介して設けられる
(第5図)。
なお、(42)は接点板の後部に設けられるロック(37)
の蓋、(43)はノブ固定用のU字ストッパー、(44)は
プッシュボタン用の圧縮コイルバネ、(45)はプッシュ
ボタン規制用のピン、(46)はL形フック付勢用の圧縮
コイルバネ、(47)はSWノブ復元用の圧縮コイルバネで
ある。
の蓋、(43)はノブ固定用のU字ストッパー、(44)は
プッシュボタン用の圧縮コイルバネ、(45)はプッシュ
ボタン規制用のピン、(46)はL形フック付勢用の圧縮
コイルバネ、(47)はSWノブ復元用の圧縮コイルバネで
ある。
本考案に係るスイッチは次のように組み立てられる。SW
ノブ(7)の頭部のボタン孔(10)にバネ(44)を介し
てプッシュボタン(15)を嵌め込み、ボタンの軸(17)
のピン孔(18)にピン(45)を挿入して、脚(8)の長
孔(13)に望むようになし、プッシュボタンが長孔(1
3)の範囲内で摺動可能にする。
ノブ(7)の頭部のボタン孔(10)にバネ(44)を介し
てプッシュボタン(15)を嵌め込み、ボタンの軸(17)
のピン孔(18)にピン(45)を挿入して、脚(8)の長
孔(13)に望むようになし、プッシュボタンが長孔(1
3)の範囲内で摺動可能にする。
このSWノブ(7)の脚(8)をSWケースの横方向の長孔
(2)に挿通し、ケース内壁と張出突起(9)の間にU
字ストッパー(43)を第4図の如く嵌め込んで、SWノブ
の抜け防止をする。
(2)に挿通し、ケース内壁と張出突起(9)の間にU
字ストッパー(43)を第4図の如く嵌め込んで、SWノブ
の抜け防止をする。
次いでSWケースの内部に、アクションボール(25)、バ
ネ(24)、および可動接触子(23)を備えたスライダー
(20)を、第2図、第4図に示す如く、その一対の角
(22)(22)にて、前記SWノブ(7)の張出突起(9)
を跨ぐように左右摺動可能に設け、その上部にはL形フ
ック(27)(27)を、その半円状の長溝(28)とSWケー
ス内面両側の半円状の長溝(4)(5)とを対応させ、
両長溝により形成された円筒空間内に第3図、第5図の
ように圧縮コイルバネ(46)を介在させて、両L形フッ
クが常時は互いに中央にて接するようにすると共に、そ
の突起(30)を下方に向け、前記スライダーの角の両外
側部に位置させて左右摺動可能に設ける。
ネ(24)、および可動接触子(23)を備えたスライダー
(20)を、第2図、第4図に示す如く、その一対の角
(22)(22)にて、前記SWノブ(7)の張出突起(9)
を跨ぐように左右摺動可能に設け、その上部にはL形フ
ック(27)(27)を、その半円状の長溝(28)とSWケー
ス内面両側の半円状の長溝(4)(5)とを対応させ、
両長溝により形成された円筒空間内に第3図、第5図の
ように圧縮コイルバネ(46)を介在させて、両L形フッ
クが常時は互いに中央にて接するようにすると共に、そ
の突起(30)を下方に向け、前記スライダーの角の両外
側部に位置させて左右摺動可能に設ける。
次いでその上から、凹状の角窓(36)に一対のロック
(37)を嵌め込み、その後部からバネ(40)を介して蓋
(42)を固定した接点板(33)を、その下部に位置する
固定接点(34)を前記スライダーの可動接触子(23)と
接するように設けると共に、上部に位置するロック(3
7)のロック板(39)の山形部を前記プッシュボタン(1
5)の軸(17)先端と対応させ、またロックの角軸部(3
8)を前記一対のL形フックの裏面中央のボス(31)と
対応させるように配置し固定する。このようにして組立
てられたスイッチは、第12図にようにハンドルパイプに
取り付けられる。
(37)を嵌め込み、その後部からバネ(40)を介して蓋
(42)を固定した接点板(33)を、その下部に位置する
固定接点(34)を前記スライダーの可動接触子(23)と
接するように設けると共に、上部に位置するロック(3
7)のロック板(39)の山形部を前記プッシュボタン(1
5)の軸(17)先端と対応させ、またロックの角軸部(3
8)を前記一対のL形フックの裏面中央のボス(31)と
対応させるように配置し固定する。このようにして組立
てられたスイッチは、第12図にようにハンドルパイプに
取り付けられる。
次いで本考案に係るスイッチの作用について説明する。
第4図の中立状態から、左折のためSWノブ(7)を第7
図の如く左方へ移動させると、スライダー(20)と左側
のL形フック(27)が左方へ寄せられ、可動接触子(2
3)と固定接点(34)とは接触して左側のウィンカーを
点滅させる。この状態でSWノブから手を離すと、ノブの
みがバネ(47)の作用により、第10図の如く中立位置に
戻るが、左側のフックは第8図に示す如く、ロック(3
7)の角軸部(38)がフック裏面のボス(31)にロック
裏面のバネ(40)の作用により係合しているためスライ
ダーと共に左側に寄せられたままで、ウィンカーの点滅
を継続する。
第4図の中立状態から、左折のためSWノブ(7)を第7
図の如く左方へ移動させると、スライダー(20)と左側
のL形フック(27)が左方へ寄せられ、可動接触子(2
3)と固定接点(34)とは接触して左側のウィンカーを
点滅させる。この状態でSWノブから手を離すと、ノブの
みがバネ(47)の作用により、第10図の如く中立位置に
戻るが、左側のフックは第8図に示す如く、ロック(3
7)の角軸部(38)がフック裏面のボス(31)にロック
裏面のバネ(40)の作用により係合しているためスライ
ダーと共に左側に寄せられたままで、ウィンカーの点滅
を継続する。
この第10図の状態でウィンカーの点滅をキャンセルした
い場合、SWノブ中央のプッシュボタン(15)を押すと軸
(17)によりロック板(39)を押すので、ロックはバネ
(40)の力に抗して後退し、フックのボスとの係合が解
かれるので、バネ(46)の作用によりフック(37)はス
ライダー(20)と共に第11図の如く、中立位置に復帰し
ウィンカーの点滅を停止する。
い場合、SWノブ中央のプッシュボタン(15)を押すと軸
(17)によりロック板(39)を押すので、ロックはバネ
(40)の力に抗して後退し、フックのボスとの係合が解
かれるので、バネ(46)の作用によりフック(37)はス
ライダー(20)と共に第11図の如く、中立位置に復帰し
ウィンカーの点滅を停止する。
なお、第10図の左側ウィンカー点滅状態において、これ
をキャンセルし、逆に右側ウィンカーを点滅したい場合
には、そのままノブを右側へ寄せればスライダー(20)
が右へ寄せられると同時に、右側のL形フック(27)も
右方へ寄せられ、右側フック裏面のボス(31)と右側フ
ック(37)の角軸部(38)とが係合し、右側のウィンカ
ーの点滅を開始する。この場合もノブから手を離すと、
ノブはバネ(47)の作用により中立位置に戻るが、前記
の左側への操作時と同様スライダー(20)とL形フック
(27)とは右側へ寄せられた状態になり点滅を継続す
る。
をキャンセルし、逆に右側ウィンカーを点滅したい場合
には、そのままノブを右側へ寄せればスライダー(20)
が右へ寄せられると同時に、右側のL形フック(27)も
右方へ寄せられ、右側フック裏面のボス(31)と右側フ
ック(37)の角軸部(38)とが係合し、右側のウィンカ
ーの点滅を開始する。この場合もノブから手を離すと、
ノブはバネ(47)の作用により中立位置に戻るが、前記
の左側への操作時と同様スライダー(20)とL形フック
(27)とは右側へ寄せられた状態になり点滅を継続す
る。
この際、先の左側へのノブの操作により左端に寄せられ
ていたL形フック(27)はそのまま左端の位置に止まっ
ているが、このフックはプッシュボタン(15)を押して
右側のウィンカーの点滅を解除した際、ロック(37)と
の係合が解除されバネ(46)の作用により中立位置に戻
る。
ていたL形フック(27)はそのまま左端の位置に止まっ
ているが、このフックはプッシュボタン(15)を押して
右側のウィンカーの点滅を解除した際、ロック(37)と
の係合が解除されバネ(46)の作用により中立位置に戻
る。
本考案は上記の如く、左右動可能なSWノブの中央部に前
後動可能なプッシュボタンを組み合せると共に、SWノブ
の操作後手を離すと操作によるウィンカーの点滅は継続
するが、SWノブのみが自動的に中立位置に戻るようにし
たため、左右折等を終えた場合や、信号を出した後これ
をキャンセルしてウィンカーの点滅を停止したい場合に
は、常に中立位置にあるSWノブの中央頭部を押すことに
よりウィンカーの点滅が停止できる。そして、上記のキ
ャンセル操作は、SWノブが常に中立の定位置にあるた
め、現在SWノブが左右いずれの位置に在るかを確認する
必要がなく、一定の位置を押すことによりウィンカーの
キャンセルができるので、高速走行中でも操作は確実
で、安全性も確保できる。
後動可能なプッシュボタンを組み合せると共に、SWノブ
の操作後手を離すと操作によるウィンカーの点滅は継続
するが、SWノブのみが自動的に中立位置に戻るようにし
たため、左右折等を終えた場合や、信号を出した後これ
をキャンセルしてウィンカーの点滅を停止したい場合に
は、常に中立位置にあるSWノブの中央頭部を押すことに
よりウィンカーの点滅が停止できる。そして、上記のキ
ャンセル操作は、SWノブが常に中立の定位置にあるた
め、現在SWノブが左右いずれの位置に在るかを確認する
必要がなく、一定の位置を押すことによりウィンカーの
キャンセルができるので、高速走行中でも操作は確実
で、安全性も確保できる。
又、プッシュボタン(15)を押し込みぎみにSWノブを左
右動させたとしても軸(17)が、ロック(37)のロック
板(39)を押し下げながら移動するので、キャンセルボ
タンを押しながらでもウィンカー操作可能である。
右動させたとしても軸(17)が、ロック(37)のロック
板(39)を押し下げながら移動するので、キャンセルボ
タンを押しながらでもウィンカー操作可能である。
【図面の簡単な説明】 図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は本考案
の分解斜視図、第2図はケース内に一部の部品を組み付
けた状態の背面図、第3図は本考案の中央縦断側面図、
第4図はSWノブの中立位置における第3図のA−A断面
図、第5図は第3図のB−B断面図、第6図は第3図の
C−C断面図、第7図はSWノブを左側に寄せた状態の第
4図と対応する断面図、第8図は同第5図と対応する断
面図、第9図は同第6図と対応する断面図、第10図は第
7図の状態からSWノブのみが中立位置に戻った状態の断
面図、第11図はプッシュボタンを押して点滅をキャンセ
ルした場合の断面図、 第12図は本考案を組込んだハンドルスイッチの斜視図。 1……SWケース 7……SWノブ 15……プッシュボタン 20……スライダー 23……可動接触子 27……L形フック 33……接点板 37……ロック
の分解斜視図、第2図はケース内に一部の部品を組み付
けた状態の背面図、第3図は本考案の中央縦断側面図、
第4図はSWノブの中立位置における第3図のA−A断面
図、第5図は第3図のB−B断面図、第6図は第3図の
C−C断面図、第7図はSWノブを左側に寄せた状態の第
4図と対応する断面図、第8図は同第5図と対応する断
面図、第9図は同第6図と対応する断面図、第10図は第
7図の状態からSWノブのみが中立位置に戻った状態の断
面図、第11図はプッシュボタンを押して点滅をキャンセ
ルした場合の断面図、 第12図は本考案を組込んだハンドルスイッチの斜視図。 1……SWケース 7……SWノブ 15……プッシュボタン 20……スライダー 23……可動接触子 27……L形フック 33……接点板 37……ロック
Claims (1)
- 【請求項1】中央部に貫通状の横方向の長孔(2)を備
えると共に該長孔(2)の下部表面には半円状の長溝
(3)を有するスイッチケース(1)の該長孔(2)
に、 山形の頭部とその下方中央に垂直状に延びた脚(8)と
から成り、該脚(8)の中央には軸方向に長孔(13)
を、また先端左右には張出突起(9)(9)を備え、且
つ、前記山形の頭部中央にボタン孔(10)と、その奥部
に前記脚(8)の中央を貫通する孔(11)が設けられ、
前記ボタン孔(10)に、下部に軸(17)が設けられたプ
ッシュボタン(15)を山形の頭部下面とボタン孔(10)
の底面との間に圧縮コイルバネ(44)を介して上下動自
在に備えたスイッチノブ(7)を、ノブ下面の半円状の
長溝(12)と、ケースの半円状の長溝(3)との間に圧
縮コイルバネ(47)を介して左右動可能に設け、 前記スイッチケース(1)内には、ブロック状本体(2
1)と、その上部左右に設けられた一対の角(22)(2
2)とから成り、前記ブロック状本体(21)の後面上下
には、可動接触子(23)がバネ(24)にて付勢されて設
けられたスライダー(20)を前記スイッチノブ(7)の
張出突起(9)(9)を前記一対の角(22)(22)にて
跨ぐように左右動可能に設けると共に、 該スライダー(20)の両側部に、前面に半円状の長溝
(28)を有する水平部(29)と、その外端より下方に張
り出した突起(30)とからなり、該水平部(28)の裏面
中央にはボス(31)が突出している左右一対のL形フッ
ク(27)を、それぞれその半円状の長溝(28)とスイッ
チケース(1)内面両側の半円状の長溝(4)(5)と
の間に圧縮コイルバネ(46)を介して設け、 前記スライダー(20)とL形フック(27)の背部には、
前記可動接触子(23)と対応する位置に固定接点(34)
を備えると共に、上部中央に凹状の角窓(36)を有する
接点板(33)を設け、前記ノブ(7)中央のプッシュボ
タン(15)の軸(17)と対応する位置に、角軸部(38)
とその下方から直角に設けられた平面山形状のロック板
(39)とからなる左右対称形の一対のロック(37)(3
7)を、前記接点板(33)の凹状の角窓(36)に、前記
左右のロック板(39)を中央にて前方に向け上下に重ね
た状態とし、該ロック(37)後面と蓋(42)との間に圧
縮バネ(40)を介して上下動可能に嵌め込んだことを特
徴とするキャンセルボタン付ウィンカースイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16935587U JPH0722020Y2 (ja) | 1987-11-05 | 1987-11-05 | キャンセルボタン付ウインカースイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16935587U JPH0722020Y2 (ja) | 1987-11-05 | 1987-11-05 | キャンセルボタン付ウインカースイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0173730U JPH0173730U (ja) | 1989-05-18 |
JPH0722020Y2 true JPH0722020Y2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=31459336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16935587U Expired - Lifetime JPH0722020Y2 (ja) | 1987-11-05 | 1987-11-05 | キャンセルボタン付ウインカースイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722020Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-11-05 JP JP16935587U patent/JPH0722020Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0173730U (ja) | 1989-05-18 |
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