JPH07219997A - 注文装置及び注文表示装置及び配膳票管理装置及び伝票管理装置及び注文管理装置 - Google Patents

注文装置及び注文表示装置及び配膳票管理装置及び伝票管理装置及び注文管理装置

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JPH07219997A
JPH07219997A JP1049894A JP1049894A JPH07219997A JP H07219997 A JPH07219997 A JP H07219997A JP 1049894 A JP1049894 A JP 1049894A JP 1049894 A JP1049894 A JP 1049894A JP H07219997 A JPH07219997 A JP H07219997A
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のメニューに共通に属性を設定すること
が可能な注文装置、及びこの注文装置を含んだオーダエ
ントリシステムを提供する。 【構成】 入力端末10は、各メニューに対応したキー
と、数字キーとを備えている。まず、「横綱」キーと
「2」キーとを順に押すことにより、「横綱」メニュー
が2個分注文として入力される。次に、「関脇」キーと
「3」キーとを順に押すことにより関脇メニューが3個
分注文として入力される。次に、「盛り合わせ」キーと
「5」キーとを順に押すことにより、先行する「5」個
分のメニューに対し、「盛り合わせ」の属性が付与され
る。この「盛り合わせ」キーは、メニューの一部として
配置され、この注文を受信する装置においても、形式的
には「横綱」や「関脇」と同様のメニューとして取扱わ
れる。従って、サブメニューや、特別なコードなどを使
うことなく、複数のメニューに共通な属性を設定可能で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飲食店などにおいて、
注文された複数のメニューの商品に対し、共通の属性を
付与することが可能なオーダエントリシステムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】飲食店などのように、客の注文に応じ、
所定の商品を提供する業務においては、客からの注文を
受け付ける作業が重要である。
【0003】例えば、レストランなどの飲食業において
は、客からの注文を迅速にかつ正確に受け付ける必要が
ある。このように、客からの注文を的確に受け付けるた
めにいわゆるオーダエントリシステムが多くの飲食店な
どにおいて採用されている。このようなオーダエントリ
システムにおいては、まず店員が客から注文を聞き、ハ
ンディーターミナルなどによって客の注文したメニュー
をシステムに入力する。このようなハンディーターミナ
ルは、通常無線通信によってこのシステムのコントロー
ラに、注文されたメニューを送信する。そして、このコ
ントローラは、各テーブル毎に入力されたメニューを、
厨房へ知らせる。厨房においては、所定のディスプレイ
などを用いて、注文されたメニューが料理人に知らされ
る。
【0004】そして、料理が完成すると、料理人はメニ
ューが完成した旨をコントローラヘ伝える。すると、上
記厨房内のディスプレイにおけるメニューはその表示が
消去され、同時にそのメニューの配膳票を店員に対して
出力する。そして、店員は係る配膳票を基にして、でき
上った料理を客のテーブルに運ぶのである。
【0005】従来の飲食店などにおけるオーダエントリ
システムにおいては、各注文は、個別のメニュー毎に、
その数量や、料理を作るタイミング(例えば、メインデ
ィッシュの前に作るのか、あるいは後に作るのかなど)
の情報と共に、厨房へ知らされていた。このように、メ
ニューに付随する情報は、各メニュー毎に付与されてい
た。例えば、いわゆる「お持ち帰り」の商品が複数ある
場合においても、各メニュー毎に「お持ち帰り」との情
報を付与しなければならなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のオ
ーダエントリシステムにおいては、それぞれのメニュー
の個数、及び付随する情報が各メニュー毎にしか管理で
きなかった。従って、複数のメニューを1つの器に盛る
などのような指示は、その店員が直接厨房へ出向き、直
接料理人に口頭で伝える必要があった。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、複数の商品に共通の付加
情報、すなわち共通の属性がある場合に、注文を受け付
けた時にその共通の属性を容易に入力することが可能な
注文装置を実現し、又、その属性を厨房へ分り易く知ら
せることが可能なデータエントリシステムを実現するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第一の本発明は、全体メニューから所望の1個また
は2個以上のメニューを選択する選択手段と、前記選択
手段によって選択されたメニューを注文する注文手段
と、を有する注文装置において、前記全体メニューは、
実際の商品に対応し、その商品を意味する実メニュー
と、注文された一個以上の実メニューに対し、所定のグ
ループ属性を付与することのみを意味する属性メニュー
と、を含むこと特徴とする注文装置である。
【0009】上記課題を解決するために、第二の本発明
は、第一の本発明の注文装置において、前記グループ属
性は、その属性が付された実メニューが同一の器に配膳
されることを意味することを特徴とする注文装置であ
る。
【0010】上記課題を解決するために、第三の本発明
は、第一の本発明の注文装置において、前記属性メニュ
ーを指示する属性メニュー指示手段と、数字を指定する
数字指定手段と、を含み、前記数字指定手段によって、
前記グループ属性が付与される実メニューの個数が指定
されることを特徴とする注文装置である。
【0011】上記課題を解決するために、第四の本発明
は、実際の商品に対応し、その商品を意味する実メニュ
ーと、注文された一個以上の実メニューに対し、所定の
グループ属性を付与することのみを意味する属性メニュ
ーと、を含む注文を受信し、その注文を商品の準備者に
表示する注文表示装置において、前記所定のグループ属
性が付与された実メニューを、前記属性が付与されてい
ない実メニューとは、異なる色で表示する色指定手段、
を含むことを特徴とする注文表示装置である。上記課題
を解決するために、第五の本発明は、実際の商品に対応
し、その商品を意味する実メニューと、注文された一個
以上の実メニューに対し、所定のグループ属性を付与す
ることのみを意味する属性メニューと、を含む注文を受
信し、その注文を商品の準備者に表示する注文表示装置
において、前記所定のグループ属性が付与された実メニ
ューを、所定のマークを付して表示するマーク付与手
段、を含むことを特徴とする注文表示装置である。
【0012】上記課題を解決するために、第六の本発明
は、上記第四の本発明の注文表示装置において、更に、
表示すべきメニューを記憶する記憶手段であって、その
メニューに前記グループ属性が付与されているか否かを
表すグループフラグを含む記憶手段、を含み、前記色指
定手段は、前記グループフラグを参照することによっ
て、表示の色を指定することを特徴とする注文表示装置
である。
【0013】上記課題を解決するために、第七の本発明
は、上記第五の本発明の注文表示装置において、更に、
表示すべきメニューを記憶する記憶手段であって、その
メニューに前記グループ属性が付与されているか否かを
表すグループフラグを含む記憶手段、を含み、前記マー
ク付与手段は、前記グループフラグを参照することによ
って、マークを付与することを特徴とする注文表示装置
である。
【0014】上記課題を解決するために、第八の本発明
は、上記第四または第五の本発明の注文表示装置におい
て、請求項4または5記載の注文表示装置において、更
に、表示されているメニューの商品の準備が完了した際
にそのメニューの表示を消去する消去手段であって、前
記準備者によって所定の属性メニューが消去すべきメニ
ューとして指定された場合には、前記所定の属性メニュ
ーによって所定のグループ属性が付与された1個以上の
実メニューも一括して消去する消去手段、を含むことを
特徴とする注文表示装置である。
【0015】上記課題を解決するために、第九の本発明
は、第八の本発明の注文表示装置と、前記注文表示装置
において所定のグループ属性が付与された1個以上の実
メニューが一括して消去された場合に、その1個以上の
実メニューに対応する配膳票が出力される配膳票出力手
段と、を含み、前記配膳票出力手段は、前記1個以上の
実メニューに対して1枚の配膳票を出力することを特徴
とする配膳票管理装置である。
【0016】上記課題を解決するために、第十の本発明
は、第一の本発明の注文装置と、前記注文装置からの注
文を受信し、伝票を発行する伝票発行手段と、を含むこ
とを特徴とする伝票管理装置である。
【0017】上記課題を解決するために、第十一の本発
明は、第十の本発明の伝票管理装置において、前記伝票
発行手段は、前記属性メニューの単価を「0」として計
算することを特徴とする伝票管理装置である。
【0018】上記課題を解決するために、第十二の本発
明は、第一の本発明の注文装置と、第四の本発明または
第五の本発明の注文表示装置と、を含む注文管理装置で
ある。 上記課題を解決するために、第十三の本発明
は、第一の本発明の注文装置と、第九の本発明の配膳票
管理装置と、を含む注文管理装置である。
【0019】
【作用】第1の本発明の注文手段は、全体メニューの中
に、商品を表す実メニューと、実メニューを表すのでは
なく所定のグループ属性を表す属性メニューと、を含ん
でいる。従って、この注文手段によって属性メニューを
「注文」することにより、所定のグループ属性を複数の
商品に対して付与することが可能である。
【0020】第2の本発明によれば、第1の本発明にお
けるグループ属性が、同一の器に配膳されるという属性
である。従って、このグループ属性を「注文」すること
により、容易に複数の商品を同一の器に配膳することを
指定することが可能である。
【0021】第3の本発明において、属性メニュー指示
手段と、数字指定手段とによって、前記属性メニューが
「注文」される。そして、この数字指定手段によって指
定された数字がこのグループ属性が付与される実メニュ
ーの個数を表す。従って、このグループ属性を付与する
実メニューの個数を容易に指定することが可能である。
第4の本発明において、色指定手段は、複数の実メニ
ューに対し所定のグループ属性が付与されている場合に
は、その実メニューを、通常のメニューとは別の色で表
示する。従って、所定のグループ属性が付与されている
実メニューを容易に判別することが可能である。
【0022】第5の本発明において、マーク付与手段
は、所定のグループ属性が付与された実メニューに対
し、所定のマークを付して表示を行う。従って、グルー
プ属性が付与されたメニューを容易に判別することが可
能である。
【0023】第6の本発明において、記憶手段は、表示
されているメニューを、そのメニューにグループ属性が
付与されているか否かを表すグループフラグと共に記憶
している。従って、色指定手段は、このグループフラグ
を参照することにより容易に色を指定することが可能と
なる。
【0024】第7の本発明において、記憶手段は、表示
すべきメニューを、そのメニューにグループ属性が付与
されているかを表すグループフラグと共に記憶する。従
って、マーク付与手段は、このグループフラグを参照す
ることにより、マークを付与するべきメニューを容易に
判断することが可能である。
【0025】第8の本発明における消去手段は、所定の
属性メニューが消去された場合には、この属性メニュー
によってグループ属性が付与されている一連の実メニュ
ーも一括して消去を行う。そのため、グループ属性が付
与されたメニューを一度の操作で消去することが可能で
ある。
【0026】第9の本発明において、配膳票出力手段
は、上述した属性メニューが消去されることによって複
数の実メニューが一括して消去された場合にその複数の
実メニューに対応した配膳票を出力する。従って、各メ
ニュー毎に配膳票が出力されずに、1個の配膳票が出力
されるので、そのグループ属性が付与された実メニュー
に対して一括して共通の処理を行うことが可能である。
【0027】第10の本発明においては、伝票発行手段
は、上記第1の本発明における注文装置からの注文を受
信して、その注文に応じた伝票を発行する。従って、係
る注文装置と連動した伝票の発行が可能となる。
【0028】第11の本発明においては、伝票発行手段
は、属性メニューの単価を「0」として計算する。従っ
て、実メニューの単価の合計のみを(必要に応じて、税
金を加算して)計算するのである。
【0029】第12の本発明における注文装置は、上記
第1の本発明における注文装置であり、実メニューと属
性メニューとを含む注文を出力する。そして、上記第4
又は第5の本発明の表示装置は、この注文を表示する。
従って、注文と、その注文内容の表示とを連動すること
が可能である。
【0030】第13の本発明は、上記第1の本発明の注
文装置に、上記第9の本発明の配膳票管理装置が備えら
れている。従って、この配膳票管理装置は、実メニュー
と属性メニューとを含む注文を、受信し、その注文を表
示すると共に、その表示から1個以上の実メニューが消
去された場合にはその複数の実メニューに対応した配膳
票が出力される。従って、注文と表示とを連動し、かつ
商品の完成によって表示が消去されたことと、配膳票の
出力とを連動させることが可能となる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0032】図1には、本発明の好適な実施例であるオ
ーダエントリシステムのブロック構成図が示されてい
る。図1に示されているように、入力端末10から入力
された注文は、無線通信によって、POSターミナル1
2に送出される。このPOSターミナル12において
は、入力された注文に応じてオーダ取引ファイル14が
構築されると共に、注文に応じた伝票を出力するため、
オーダ伝票プリンタ16に所定のデータが送出される。
【0033】一方、POSターミナル12は入力端末1
0から注文が入力されたことをコントローラ18に知ら
せる。そして、このコントローラ18は、POSターミ
ラル12に入力された注文に基づき、オーダ管理ファイ
ル20を構築する。
【0034】このオーダ管理ファイル20は、注文の内
容であるメニュー毎にレコードが作られたファイルであ
り、上記オーダ取引ファイル14は、複数のメニューを
含む注文毎にレコードが作られているファイルである。
すなわち、オーダ管理ファイル20は、各メニュー毎に
管理し、厨房に対し作成すべきメニューを指示するのに
用いられるファイルであり、オーダ取引ファイル14
は、各テーブルの注文毎に管理するためのファイルであ
り、上述したオーダ伝票プリンタ16へのデータを出力
する際に用いられるものである。なお、POSターミナ
ル12は、一般のPOSシステムと同様にメニューマス
タを有しており、入力端末10から送出される注文とこ
のメニューマスタとから上述したオーダ取引ファイル1
4が作成されるのである。コントローラ18には、厨房
の料理人に作成すべき料理を指示するためのカラーディ
スプレイ22が接続されている。このカラーディスプレ
イ22には、オーダ管理ファイル20に記憶されている
それぞれのメニューが表示される。コントローラ18に
は、又、オーダ消し込みスイッチ24が接続されてい
る。厨房における料理人は、カラーディスプレイ22に
示されたメニューの作成を完了すると、このオーダ消し
込みスイッチ24を用いて、完成したメニューをカラー
ディスプレイ22から消去する。
【0035】さらに、コントローラ18には、配膳票プ
リンタ26が接続されており、上述したオーダ消し込み
スイッチ24により所定のメニューが消去されると、そ
のメニューに対応する配膳票が配膳票プリンタ26から
出力されるのである。店員は、この配膳票が配膳票プリ
ンタ26から出力されると、料理が完成したことを知
り、この料理を料理人から受け取った後、この配膳票に
基づきその料理を客のテーブルに運ぶのである。
【0036】本実施例における入力端末10の外観図が
図2に示されている。図2に示されているように、入力
端末10は、各メニュー毎に設けられている複数のキー
30を有している。又、入力端末10は、この入力端末
10の状態を表す入力画面32を有している。この入力
画面32は、例えば液晶などによって表示されている。
この入力端末10を用いて、客から注文を取る際の動作
の例が図3に示されている。図3は、係る動作を説明す
る説明図である。図3の左列には入力画面32の表示の
様子が示されており、中央の列には係る入力画面32と
対応した操作を表すキーの種類が表されている。まず、
図3の(a)は、入力画面32の初期状態である。この
初期画面の状態から、操作として「新規」キーを押すこ
とにより新規オーダ入力の画面となる。この新規オーダ
入力の画面が図3の(b)に示されている。図3の
(b)に示されているように、まずテーブル番号の入力
が促されている。ここで例えば、図3に示されているよ
うに「1」「2」「3」の順番でキーを押すことによ
り、テーブル番号として123が入力される。なお、こ
の「1」「2」「3」キーが押された場合の画面表示が
図3の(c)に示されており、この状態でリターンキー
を押すと、テーブル番号の入力が終了したことなる。
【0037】テーブル番号の入力が終了すると、図3の
(d)に示されているようにそのテーブルの客の人数の
入力画面となる。ここで、図3に示されているように
「5」キーと、リターンキーとを押すことにより、客の
人数として5が入力されることになる。このように客の
人数として5が入力された場合の画面表示が図3の
(e)に示されている。
【0038】次に、実際のメニューの入力画面となる。
図3(e)に示されている表示の状態から、「横綱」キ
ーと「2」キーとを押すことにより、「横綱」料理が2
人分注文されたことになる。このように「横綱」が2人
分注文された状態の画面表示が図3(f)に示されてい
る。次に、この状態から「関脇」キーと「3」キーとが
押されると、図3(g)に示されている画面表示とな
る。このようにして「関脇」料理が3人分注文される。
【0039】本実施例において特徴的なことは、図3
(g)に示されている表示画面の状態から、「盛り合わ
せ」キーを押すことにより、上記「横綱」と「関脇」と
が盛り合せのメニューであることが指示されることであ
る。すなわち、この「盛り合わせ」キーを押すことによ
り、所定のメニューが同一の器に盛り付けられるいわゆ
る盛り合わせであることが指定されるのである。さら
に、本実施例において特徴的なことは、この盛り合わせ
の指示の仕方である。すなわち、この「盛り合わせ」キ
ーは、通常の「横綱」や「関脇」などと同じメニューの
中のキーとして準備されていることである。このことに
よって、この「盛り合わせ」を指示するための特別な入
力画面や、またそれに応じた特別なコードを準備する必
要がなくなる。従って、後述するように、この「盛り合
わせ」は、上記「横綱」や「関脇」同様に注文を構成す
るメニューとしてPOSターミナル12へ送出されるの
である。このように、本実施例においては、複数のメニ
ューに対してその共通の属性(本実施例においては、
「盛り合わせ」という属性)を付与するのに、メニュー
の中の一部をその属性を表すものとして準備したのであ
る。これによって、従来の入力端末10をそのまま用い
ることができ、単にメニューの数をこの属性の分だけ増
やすことにより容易に盛り合せを複数のメニューに対し
指示することが可能となるのである。
【0040】さらに、本実施例において特徴的なこと
は、この「盛り合せ」の属性が付与されるべきメニュー
が、この「盛り合わせ」キーの後に数字キーを押すこと
により指示されることである。図3に示されているよう
に、「盛り合わせ」キーの後に「5」キーを押すことに
より、先行する5人分のメニューに対して盛り合わせと
いう属性が付与されることを意味する。これによって、
図3に示されているように、「横綱」の2人分と「関
脇」の3人分とに「盛り合わせ」という属性が付与され
ることになる。
【0041】次に、全てのメニューの入力が完了したな
らば、図3に示されているように「送信」キーを押すこ
とにより、注文の終了が指示される。すると、図3の
(h)に示されているように、これまでに入力されたメ
ニューを含む注文が、POSターミナル12へ無線送信
されるのである。そして、この無線送信が完了すると、
送信が完了した旨が図3の(i)に示されているように
画面に表示される。
【0042】このように、本実施例によれば所定のメニ
ューが「盛り合わせ」であることを容易に指示すること
が可能である。なお、本実施例においては「盛り合わ
せ」の例を示したが、これは複数のメニューに対して付
与される属性であればどのようなものでもかまわないこ
とは言うまでもない。又、図3の右列には、従来のオー
ダエントリシステムにおける操作の例が比較のために示
されている。図3に示されているように、この従来の操
作と、本実施例における操作との相違点は、「盛り合わ
せ」の指示の仕方である。すなわち、図3に示されてい
るように従来のオーダエントリシステムにおいては、
「盛り合わせ」というメニューがないため、この「盛り
合わせ」を指示することができず、店員が「盛り合わ
せ」であることを覚えておかなければならなかった。そ
して、この店員が厨房に出向き、その厨房において料理
人に対して「盛り合わせ」である旨を口頭で伝えなけれ
ばならなかった。本実施例によれば、メニューの一部と
して他のメニューに付与すべき属性を表すメニューを設
けたので、「盛り合わせ」などの複数のメニューに付与
されるべき属性を容易に指示することが可能である。
【0043】図1において上述したように、入力端末1
0から入力された注文は、POSターミナル12へ送出
される。POSターミナル12においては、送出されて
きた複数のメニューを含む注文のデータに基づいて、オ
ーダ取引ファイル14が作成される。このオーダ取引フ
ァイル14の構造を表す説明図が図4に示されている。
図4に示されているように、このオーダ取引ファイル1
4は、各注文毎に、すなわち発行される伝票毎にレコー
ドが設けられているファイルである。図4においては、
1つの伝票に対して、1つの行が対応している。POS
ターミナル12は、図4に示されているように、送出さ
れてきた注文のデータに基づいてテーブル番号や人数、
オーダ数などをファイルに記録することによりオーダ取
引ファイル14を構築する。そして、各伝票に対応する
列において、オーダ内容も記録されており、このオーダ
内容は後述するように伝票において明細を作るのに用い
られる。例えば、図4に示されている例においては伝票
の1において、メニューとして「横綱」が2人分、又
「関脇」が3人分注文されている。そしてさらに「盛り
合わせ」が5人分注文されている。上述したように、こ
の「盛り合わせ」というメニューは実際の料理に対応し
たメニューではなく、他の実際に料理に対応するメニュ
ー、すなわち実メニューに対して、所定の属性を付与す
るためのいわば属性メニューである。そして、どの実メ
ニューに対する属性を付与するのかが「盛り合わせ」に
対応する人数で表されるのである。図4に示されている
ように、本実施例においては「盛り合わせ」メニューに
対して5人分と指示されている。このような指示を行う
ことにより、この「盛り合わせ」メニューに先行する5
人分のメニューに対してこの「盛り合わせ」という属性
が付与されるのである。
【0044】オーダ取引ファイル14が作成されると、
この内容に応じて、お客様オーダ伝票がオーダ伝票プリ
ンタ16から出力される。このお客様オーダ伝票の説明
図が図5に示されている。図5の(a)には、本実施例
のオーダエントリシステムにおけるお客様オーダ伝票が
示されており、図5の(b)には、従来のお客様オーダ
伝票が示されている。図5の(b)に示されているによ
うに、従来のお客様オーダ伝票においては、テーブル番
号や、人数などの事項に加えて、各メニューと、その個
数、及び代金が明細として示されている。又、核メニュ
ーについての特別な指示、例えば焼き方の指示(レアや
ウェルダンなど)や、飲物などを出すタイミング、など
である。例えば、図5の(b)には、「持ち帰り」の指
示がされている例が示されている。図5の(b)に示さ
れているようにメニュー「ピザダイ」は記号の「T」が
付されており、このメニューが持ち帰りのメニューであ
ることが示されている。その他、お客様オーダ伝票に
は、メニューの合計数や、合計金額などが示されてお
り、オーダ伝票プリンタ16から出力されるとすぐに客
の所へ配られるのである。客は、このお客様オーダ伝票
を参照することにより、自己の注文が確実に受理された
ことを確認すると共に、合計金額などを確認することが
可能となる。
【0045】図5(a)には、本実施例におけるお客様
オーダ伝票が示されている。図5の(a)に示されてい
るように、テーブル番号や、人数などの記載は、従来の
お客様オーダ伝票と何ら変ることはない。そして、注文
された各メニューに対して、その個数と、料金とが明細
として示されることも同様である。本実施例において特
徴的なことは、メニューに対する特別の指示、すなわち
そのメニューの属性が、従来のような記号ではなく、メ
ニューの一部として示されていることである。すなわ
ち、図5の(a)に示されているように、「横綱」や、
「関脇」などの通常のメニューと、それらに対する「盛
り合わせ」という属性が、同様のメニューとして取扱わ
れているのである。そして、上述したように、この盛り
合わせに対する人数によって、この「盛り合わせ」とい
う属性がどのメニューに付与されるべきかが判別され
る。なお、この「盛り合わせ」は、実際の料理に対応す
るメニューではないので、料金の欄はブランクとなって
いる。なお、本実施例においては、このような属性を表
す属性メニューに対して、料金の欄をブランクとした
が、「0」とすることも好適であり、又、所定のサービ
ス料を取る場合にはそのサービス料を記入することも可
能である。
【0046】このように、本実施例においては実際の料
理に対応する実メニューに付与されるべき属性のみを表
す属性メニューを、メニューの一部として取扱った。従
って、その属性が複数のメニューに付与されるべきもの
であっても容易に対応することができ、かつ特別の料金
を徴収する場合においてもお客様オーダ伝票にその旨を
容易に反映させることが可能である。なお、メニューの
合計数や、その合計金額が示されていることは、従来の
お客様オーダ伝票と同様である。
【0047】一方、コントローラ18は、POSターミ
ナル12を常に監視しており、このPOSターミナル1
2がオーダ取引ファイル14を更新した場合には、それ
に基づいてオーダ管理ファイル20を作成する。オーダ
管理ファイル20の構造を表す説明図が図6に示されて
いる。このオーダ管理ファイル20が、上述したオーダ
取引ファイル14と異なるところは、このオーダ管理フ
ァイル20が注文された各メニュー毎にレコードが作成
されていることである。すなわち、図6に示されている
ように、「横綱」や「関脇」毎に1つのデータが形成さ
れている。例えば、「横綱」においては、その注文数
や、テーブル番号などが記録されている。このように、
各メニュー毎にレコードが設けられているのは、後述す
るように、これらの情報を基にして料理人に対する指示
や店員に対する指示が行われるからである。
【0048】本実施例において特徴的なことは、このオ
ーダ管理ファイル20に、盛り付けフラグが設けられて
いることである。この盛り付けフラグは、「盛り合わ
せ」メニューにより属性が付与されたメニューに対して
「1」が設定され、その他のメニューに対しては全て
「0」が設定される。この盛り付けフラグがどのように
設定されるかについて図7のフローチャートに基づいて
説明する。まず、POSターミナル12において注文に
応じた所定の処理が行われて、オーダ取引ファイル14
が作成されると、その取引データはPOSターミナル1
2からコントローラ18へ送られる(ステップST7−
1)。コントローラ18は、この受信したデータを各メ
ニュー毎に分解してオーダ管理ファイルを作成する。そ
の際、コントローラ18は、その分解したメニューが盛
り合せメニューであるか否かを検査する(ステップST
7−2)。この検査の結果、「盛り合わせ」メニューで
あった場合には、ステップST7−3に処理が移行し、
「盛り合わせ」メニュー数を遡ることによって盛り付け
フラグを設定するのである。
【0049】すなわち、例えば図6の3行目に示されて
いる「盛り合わせ」メニューにおいては、その個数とし
て「5」が指定されているが、この「5」に基づいて、
先行する5個分のメニューに対し盛り付けフラグが
「1」に設定されるのである。すなわち、図6に示され
ている例においては行ナンバーが「02」の「関脇」が
3個分と、行ナンバーが「01」の「横綱」が2個分に
対して盛り付けフラグが「1」に設定されるのである。
【0050】上記ステップST7−2において「盛り合
わせ」メニューでなかった場合や、盛り合わせメニュー
であって盛り付けフラグが「1」に設定された場合(S
T7−3)とのいずれの場合においても、次にステップ
ST7−4においてオーダ管理ファイルへレーコードの
追加が行われるのである。
【0051】次にステップST7−5においてPOSタ
ーミナル12からの取引データが終了したか否かが検査
され、終了していないならば上記ステップST7−1か
らの処理が続行される。取引が終了していた場合には、
ステップST7−6に処理が移行する。
【0052】ステップST7−6においては、作成され
たオーダ管理ファイル20に記憶されている内容に基づ
いて、カラーディスプレイ22にオーダの内容が表示さ
れる。
【0053】本実施例において特徴的なことは、このス
テップST7−6における内容表示の際、盛り付けフラ
グが「1」に設定されているメニューは、表示する色を
変更して表示されることである。
【0054】カラーディスプレイ22は、上述したよう
に、厨房に設けられ、料理人に対し作るべき料理を指示
する役割を果す。カラーディスプレイ22の外観図が図
8に示されている。図8の(a)に示されているよう
に、このカラーディスプレイ22は通常のCRTを用い
たディスプレイであり、ここに表示される内容の例が図
9に示されている。図9の(a)に示されているよう
に、カラーディスプレイ22には、オーダ管理ファイル
20のメニューとそれぞれ対応して表示が行われてい
る。なお、図9の(a)に示されている表示例において
は上述した図6のメニューとは異なるメニューについて
の例が示されているが、「盛り合わせ」メニューを用い
て、複数の実メニューに対して属性を付与する点では同
一である。図9の(a)に示されているように、行01
におけるビールと行06におけるアイスクリームとは青
色で示されている。しかし、行02の「肉セット」から
行05の「盛り合わせ」までは、全て緑色で表示されて
いる。すなわち、本実施例において緑色で表示されてい
る「肉セット」と「魚セット」「野菜セット」とが1つ
の鍋に盛り付けられることが示されている。図9の
(a)に示されている例は、いわゆる寄せ鍋に供される
具を表しており、肉が1個分、魚が2個分、野菜が3個
分をそれぞれ表している。このように、行05における
「盛り合わせ」メニューによって、上記「肉セット」か
ら「野菜セット」までが同一の鍋に入れられるべき具と
して属性が付与されるのである。そして、上述したよう
にオーダ管理ファイル20においては、同一の鍋に盛ら
れるべきことを表す盛り付けフラグが「1」に設定され
ることにより、これらの属性が付与されているか否かを
判断することが容易となる。そして、カラーディスプレ
イ22に表示する際には、この盛り付けフラグを参照す
ることにより、盛り合わせの属性が付与されているメニ
ューのみを通常のメニューとは異なる色で表示すること
が可能となる。本実施例においては、通常の表示色であ
る青色とは異なる緑色で「盛り合わせ」の属性が付与さ
れているメニューを表したので、料理人はどのメニュー
を同時に作らなければならないのかを容易に判断するこ
とが可能である。その結果、一緒に盛り付けられるべき
複数のメニューがばらばらに作成されることを防止する
ことができる。その結果、客は一種類のメニューのみが
来て、他のメニューができ上るのを唯待っているという
状態を防止することができ、さらに店員が一緒に盛り付
けられるべきメニューを何度もテーブルに運ぶという重
複した動作を防止することが可能である。
【0055】なお、図9の(b)には、従来のカラーデ
ィスプレイの表示の例が示されている。図9の(b)に
示されているように、従来のカラーディスプレイ表示に
おいては、メニューに対する属性は、各メニュー毎に、
例えば備考のようにして表示されていた。例えば、図9
(b)に示されているように、「サーロインステーキセ
ット」に対して、「レア」や「コーヒー」「パン」など
が属性として付されている。このように、従来の表示に
おいては、各メニュー毎に属性が表示されていたので、
複数のメニューに共通の属性が分り難いという問題があ
った。本実施例においては図9(a)に示されているよ
うに、一緒に盛り付けられるべきメニューを通常の表示
色とは異なる表示色で表示したので、この共通の属性を
料理人が容易に把握することが可能である。
【0056】このように、カラーディスプレイ22に表
示されている内容に従って、料理人は料理を作成し、そ
の料理が完成した場合には、オーダ消し込みスイッチ2
4(図1参照)を用いて、カラーディスプレイ22から
完成したメニューを消す。このオーダ消し込みスイッチ
24の外観図が図8の(b)に示されている。図8の
(b)に示されているように、オーダ消し込みスイッチ
24は、数字キーと、所定の制御キーとから構成され、
カラーディスプレイ22に表示されているメニューを消
去することができる。図1において述べたように、この
オーダ消し込みスイッチ24を操作し、完成した料理の
消し込みを行うと、コントローラ18の制御によりカラ
ーディスプレイ22からそのメニューの消去が行われ
る。そして、この消去が行われると同時に、そのメニュ
ーに対応する配膳票が配膳票プリンタ26から出力され
る。
【0057】本実施例において特徴的なことは、オーダ
消し込みスイッチ24によって「盛り合わせ」メニュー
が消去の対象として選択された場合には、その「盛り合
わせ」メニューによって「盛り合わせ」の属性が付与さ
れた実メニューの全てが同時に消去されることである。
すなわち、図9の(a)に示されていた例においては、
オーダ消し込みスイッチ24によって行05の「盛り合
わせ」が消去の対象として選択されると、行02から行
04までが一度に消去されるのである。このようにし
て、盛り合わせメニューを1つ選ぶだけで複数の実メニ
ューを同時に消去することが可能となり、操作の手間が
省けるという効果を有する。
【0058】このように、「盛り合わせ」メニューが消
去の対象として選ばれた場合に、その「盛り合わせ」の
属性が付与された実メニューの全てが消去されるという
動作を、フローチャートに基づいて説明する。図10に
は、オーダ消し込みスイッチ24によってメニューの消
去が指示された場合のコントローラ18の動作を表すフ
ローチャートが示されている。
【0059】まず、オーダ消し込みスイッチ24によっ
て、料理人は、調理が完了したメニューの行ナンバを入
力する。(ステップST10−1)すると、コントロー
ラ18は、この入力された行ナンバーが「盛り合わせ」
メニューであるか否かを判断する(ステップST10−
2)。全て「盛り合わせ」メニューであった場合には、
ステップST10−3に処理が移行し、「盛り合わせ」
メニューでなかった場合にはステップST10−4に処
理が移行する。
【0060】ステップST10−3においては、行ナン
バーをキーとして、オーダ管理ファイル20が検索され
る。そして、この「盛り合わせ」メニューによって「盛
り合わせ」が指定されている全てのメニューに対して調
理完了フラグを「1」に設定する。
【0061】一方、「盛り合わせ」メニューでなかった
場合には、ステップST10−4において、行ナンバー
をキーとしてやはりオーダ管理ファイル20が検索され
る。そして検索の結果見い出された行ナンバーのメニュ
ーに対してのみ調理完了フラグが「1」に設定される。
【0062】上述したステップST10−3の場合も、
ステップST10−4の場合も、次にステップST10
−5において配膳票が出力される。このステップST1
0−5においては、コントローラ18は、オーダ管理フ
ァイル20の中から調理完了フラグが「1」であるメニ
ューを全て検索し、それらを1つの配膳票に含めて、配
膳票を出力するのである。すなわち、オーダ消し込みス
イッチ24によって消去の対象となったメニューが「盛
り合わせ」メニューであって、複数の実メニューが同時
に消去された場合であっても、本実施例においてはその
複数の実メニューに対して1つの配膳票が出力されるの
である。
【0063】本実施例において特徴的なことは同時に作
成が完了した料理に対しては1つの配膳票のみが出力さ
れるということである。この配膳票が出力されると、店
員は、この配膳票に基づき料理を客のテーブルのところ
まで運ぶのである。
【0064】本実施例における配膳票の例が図11の
(a)に示されている。図11(a)に示されているよ
うに、本実施例における配膳票は、時刻やテーブル番号
と共に、メニュー名称とがしるされている。本実施例に
おいて特徴的なことはこのメニュー名称が複数個記載さ
れていることである。図11の(a)には、例えば焼鳥
の盛り合わせの例が示されている。すなわち、ハツが2
個と、タンが3個とに対して盛り合わせが指定されてお
り、この盛り合わせの属性が付与されたハツ及びタンに
対して1枚の配膳票が出力されたのである。本実施例に
おいてはこのように盛り合わせの属性が付与され、同時
に作成が完了するメニューに対しては、各メニュー毎に
配膳票を出力するのではなく、盛り合わせの属性が付与
された複数のメニューの全体に対して1枚の配膳票を出
力した。従って、配膳票の枚数がいたずらに増えること
なく、店員は複数のメニューを確実に客の下へ運ぶこと
が可能となる。なお、図11の(b)には、従来の配膳
票の例が示されている。ここに示されているように、従
来の配膳票においては時刻やテーブル番号の他にメニュ
ー名称として1種類のメニューしか記載されていなかっ
た。すなわち、盛り合わせが指定されていた場合であっ
ても、配膳票としてはその複数のメニューの分だけ複数
枚出力されてしまうので、定員はそれら複数の配膳票を
常に関連付けて管理しなければならなかった。すなわ
ち、本実施例によれば、同一の客に運ばれるべきメニュ
ーが1枚の配膳票にまとめて記載されているので運搬を
し忘れるなどの不具合を未然に防止することが可能であ
る。
【0065】最後に、会計がPOSターミナル12にお
いて行われる。その際に出力されるレシートの例が図1
2に示されている。図12に示されているように、レシ
ートにおいても、そのメニュー明細において通常のメニ
ューの他に盛り合わせメニューも同時に示されている。
そして、本実施例においてはこの盛り合わせメニューは
属性のみを表すメニューであるのでその単価は「0」と
されている。なお、本実施例においてはこの盛り合わせ
の単価を「0」としたが、所定のサービス料を取るよう
にすることも容易に対応可能である。つまり、本実施例
においては他の実メニューに付与すべき属性を属性メニ
ューとして、メニューの一部として定義した。従って、
備考や、サブメニューなどの新たな項目を新たに設けな
くても、単にメニューの個数を増やすだけで、複数のメ
ニューに対し共通の属性を指示することが可能である。
又、会計の際には、この属性メニューに対し単価として
「0」を指定すれば、通常の会計の作業で係る属性メニ
ューに対応可能である。又、上述したように、この属性
に対し何らかのサービス料を徴収するようにした場合に
も、上記単価を0以外の値とすることにより極めて容易
に対応することができるという効果を有する。
【0066】以上述べたように、本実施例によれば、複
数のメニューに対して共通の属性を容易に設定すること
が可能である。従って、複数のメニューを、その個数も
含めて自由に客が指定することができ、いわば全く新し
いメニューを創造することが可能なオーダエントリシス
テムが得られるという効果を有する。従来のいわゆるセ
ットメニューにおいては、予め組合わせが固定でありそ
の個数までも含めて完全に自由に客が注文できるわけで
はなかった。本実施例におけるオーダエントリシステム
によって、完全に自由なメニューの注文が可能となると
ともに、その旨を厨房に正確に伝えることができ、かつ
自動的にそれらのメニューが1枚の配膳票に記入される
ため、店員がその全く新しい組み合わせメニューを的確
に客のテーブルまで運ぶことが可能となる。
【0067】
【発明の効果】以上述べたように、第1の本発明によれ
ば、他の実メニューに対して属性を付与することのみを
表す属性メニューを設けたので、容易に複数の実メニュ
ーに対して共通の属性を付与することが可能な注文装置
が実現可能である。
【0068】第2の本発明によれば、複数の実メニュー
に対して、同一の器に配膳される、いわゆる盛り合わせ
を容易に属性として付与することが可能な注文装置が実
現される。
【0069】第3の本発明によれば、属性メニューによ
ってその属性が付与される実メニューの個数が指定され
ると、複数の実メニューに対して容易に共通の属性を付
与することが可能となる注文装置が得られる。
【0070】第4の本発明によれば、属性メニューによ
って共通の属性が付与された複数の実メニューを異なる
色で表示するので、その属性が付与されているか否かを
容易に判断することの可能な注文表示装置が提供でき
る。
【0071】第5の本発明によれば、所定の共通の属性
が、属性メニューによって付与された複数の実メニュー
に所定のマークが付与されて表示されているので、係る
共通の属性が付与されているか否かを容易に判断可能な
注文表示装置が得られる。
【0072】第6の本発明によれば、表示内容を記憶す
る記憶手段の中に、共通のグループ属性が付与されてい
るか否かを表すグループフラグが記憶されているので、
このグループフラグを参照することにより、容易に通常
の表示色とは異なる色で表示することが可能な注文表示
装置が提供される。
【0073】第7の本発明によれば、第6の本発明と同
様にグルーフラグを記憶手段が記憶しているため、この
グループフラグによって共通のグループ属性が付与され
ているメニューに対して所定のマークを付与することが
できるので、上記第5の本発明における注文表示装置が
容易に実現できるという効果を有する。
【0074】第8の本発明によれば、商品の準備が完了
し、表示装置上の属性メニューを消去した場合、その属
性メニューによって共通のグループ属性が付与された複
数の実メニューが一括して消去される。従って、共通の
属性が付与されたメニューを一度の操作で消去すること
ができ、煩雑な操作の必要ない注文表示装置が提供でき
る。
【0075】第9の本発明によれば、上記第8の本発明
における注文表示装置において、複数の実メニューが一
度に消去された場合に、その消去された複数の実メニュ
ーに対応する配膳票が出力される。従って、一度に提供
すべき商品を1枚の配膳票で全て管理することができ運
搬などの際の誤りを効果的に防止することが可能であ
る。
【0076】第10の本発明によれば、複数の実メニュ
ーに共通の属性が付与された注文を受信し、その注文に
応じた伝票を発行するので、前記複数のメニューに付与
された属性を加味した伝票を発行することが可能であ
る。
【0077】第11の本発明によれば、前記属性メニュ
ーの単価を「0」として計算するので、係る属性メニュ
ーを、通常の実メニューと同様に取扱うことが可能とな
り、計算の容易な伝票管理装置が提供される。
【0078】第12の本発明によれば、上記第1の本発
明の注文装置と、第4又は第5の本発明の注文表示とを
組み合わせたので、複数の実メニューに共通の属性を付
与する属性メニューを含んだ注文を自動的に表示するこ
とが可能である。
【0079】第13の本発明によれば、第1の本発明の
注文装置と上記第9の本発明の配膳票管理装置とを組み
合わせたので、複数の実メニューに共通の属性を付与す
る属性メニューを含んだ注文に対して、その注文を自動
的に表示すると共に、商品が準備された場合には、自動
的にその複数のメニューに対応した1枚の配膳票を出力
することができる注文管理装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例であるオーダエントリシ
ステムの構成ブロック図である。
【図2】本発明の好適な実施例であるオーダエントリシ
ステムにおける入力端末10の外観図である。
【図3】入力端末10における操作を表す説明図であ
る。
【図4】本実施例におけるオーダ取引ファイル14の行
動を表す説明図である。
【図5】本実施例のお客様オーダ伝票を表す説明図であ
る。
【図6】本実施例のオーダ管理ファイル20の構造を表
す説明図である。
【図7】本実施例において、コントローラ18がオーダ
管理ファイル20を作成する動作を表すフローチャート
である。
【図8】本実施例におけるカラーディスプレイ22と、
オーダ消し込みスイッチ24との外観図である。
【図9】本実施例におけるカラーディスプレイ22に表
示される内容の例を示した説明図である。
【図10】本実施例において、調理が完了し、消し込み
スイッチ24によって所定のメニューが消去された場合
のコントローラ18の動作を表すフローチャートであ
る。
【図11】本実施例において、配膳票プリンタ26から
出力される配膳票を表す説明図である。
【図12】本実施例のオーダエントリシステムにおいて
出力されるレシートを表す説明図である。
【符号の説明】
10 入力端末 12 POSターミナル 14 オーダ取引ファイル 16 オーダ伝票プリンタ 18 コントローラ 20 オーダ管理ファイル 22 カラーディスプレイ 24 オーダ消し込みスイッチ 26 配膳票プリンタ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体メニューから所望の1個または2個
    以上のメニューを選択する選択手段と、前記選択手段に
    よって選択されたメニューを注文する注文手段と、を有
    する注文装置において、 前記全体メニューは、 実際の商品に対応し、その商品を意味する実メニュー
    と、 注文された一個以上の実メニューに対し、所定のグルー
    プ属性を付与することのみを意味する属性メニューと、 を含むこと特徴とする注文装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の注文装置において、 前記グループ属性は、その属性が付された実メニューが
    同一の器に配膳されることを意味することを特徴とする
    注文装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の注文装置において、 前記属性メニューを指示する属性メニュー指示手段と、 数字を指定する数字指定手段と、 を含み、前記数字指定手段によって、前記グループ属性
    が付与される実メニューの個数が指定されることを特徴
    とする注文装置。
  4. 【請求項4】 実際の商品に対応し、その商品を意味す
    る実メニューと、 注文された一個以上の実メニューに対し、所定のグルー
    プ属性を付与することのみを意味する属性メニューと、 を含む注文を受信し、その注文を商品の準備者に表示す
    る注文表示装置において、 前記所定のグループ属性が付与された実メニューを、前
    記属性が付与されていない実メニューとは、異なる色で
    表示する色指定手段、 を含むことを特徴とする注文表示装置。
  5. 【請求項5】 実際の商品に対応し、その商品を意味す
    る実メニューと、 注文された一個以上の実メニューに対し、所定のグルー
    プ属性を付与することのみを意味する属性メニューと、 を含む注文を受信し、その注文を商品の準備者に表示す
    る注文表示装置において、 前記所定のグループ属性が付与された実メニューを、所
    定のマークを付して表示するマーク付与手段、 を含むことを特徴とする注文表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の注文表示装置において、
    更に、 表示すべきメニューを記憶する記憶手段であって、その
    メニューに前記グループ属性が付与されているか否かを
    表すグループフラグを含む記憶手段、 を含み、前記色指定手段は、前記グループフラグを参照
    することによって、表示の色を指定することを特徴とす
    る注文表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の注文表示装置において、
    更に、 表示すべきメニューを記憶する記憶手段であって、その
    メニューに前記グループ属性が付与されているか否かを
    表すグループフラグを含む記憶手段、 を含み、前記マーク付与手段は、前記グループフラグを
    参照することによって、マークを付与することを特徴と
    する注文表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項4または5記載の注文表示装置に
    おいて、更に、 表示されているメニューの商品の準備が完了した際にそ
    のメニューの表示を消去する消去手段であって、前記準
    備者によって所定の属性メニューが消去すべきメニュー
    として指定された場合には、前記所定の属性メニューに
    よって所定のグループ属性が付与された1個以上の実メ
    ニューも一括して消去する消去手段、 を含むことを特徴とする注文表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の注文表示装置と、 前記注文表示装置において所定のグループ属性が付与さ
    れた1個以上の実メニューが一括して消去された場合
    に、その1個以上の実メニューに対応する配膳票が出力
    される配膳票出力手段と、 を含み、前記配膳票出力手段は、前記1個以上の実メニ
    ューに対して1枚の配膳票を出力することを特徴とする
    配膳票管理装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の注文装置と、 前記注文装置からの注文を受信し、伝票を発行する伝票
    発行手段と、 を含むことを特徴とする伝票管理装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の伝票管理装置におい
    て、 前記伝票発行手段は、前記属性メニューの単価を「0」
    として計算することを特徴とする伝票管理装置。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の注文装置と、 請求項4または5記載の注文表示装置と、 を含む注文管理装置。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の注文装置と、 請求項9記載の配膳票管理装置と、 を含む注文管理装置。
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