JPH0721992Y2 - 移動装置 - Google Patents
移動装置Info
- Publication number
- JPH0721992Y2 JPH0721992Y2 JP1989005470U JP547089U JPH0721992Y2 JP H0721992 Y2 JPH0721992 Y2 JP H0721992Y2 JP 1989005470 U JP1989005470 U JP 1989005470U JP 547089 U JP547089 U JP 547089U JP H0721992 Y2 JPH0721992 Y2 JP H0721992Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixed plate
- pin
- groove
- plate
- guide groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、移動装置、例えばブロワ、ファン、コンプレ
ッサ、ポンプ等の回転流体機械の台板に適用される移動
台に関する。本考案は、しかし、このような移動台に限
らず、タービン、モータ台板、その他例えばドラム缶を
持ち上げて高い所でひっくり返す装置などにも広く応用
できる。
ッサ、ポンプ等の回転流体機械の台板に適用される移動
台に関する。本考案は、しかし、このような移動台に限
らず、タービン、モータ台板、その他例えばドラム缶を
持ち上げて高い所でひっくり返す装置などにも広く応用
できる。
従来の技術 従来の移動装置として例えば第2図に示すようなものが
あり、凹凸嵌込式で積重ねた一対のスライドベース01の
上にターンテーブル02を同じく凹凸嵌込式で積重ねて、
任意の動きができるようにしている。
あり、凹凸嵌込式で積重ねた一対のスライドベース01の
上にターンテーブル02を同じく凹凸嵌込式で積重ねて、
任意の動きができるようにしている。
考案が解決しようとする課題 このような従来の移動装置は、しかし、次のような問題
があった。
があった。
(1)ターンテーブルの上に載せる積載物に特定の動き
をさせるためには、各々のスライドベース及びターンテ
ーブルを制御する必要があり、またその制御が複雑であ
って、コストも高い。
をさせるためには、各々のスライドベース及びターンテ
ーブルを制御する必要があり、またその制御が複雑であ
って、コストも高い。
(2)各々のスライドベース及びターンテーブルを凹凸
嵌込式で積重ねるため、強度が弱くなり、ガタによる誤
差が出やすい。
嵌込式で積重ねるため、強度が弱くなり、ガタによる誤
差が出やすい。
(3)このため、強度や精度を出すために、大きく重い
ものになりがちであり、スペースやコストの面で問題が
ある。
ものになりがちであり、スペースやコストの面で問題が
ある。
(4)各々のスライドベース及びターンテーブルごとに
駆動装置が必要である。
駆動装置が必要である。
(5)各々のスライドベース及びターンテーブルの凹凸
嵌込式による積重ねにより、振動強度が悪くなり、振動
変位が大きくなりやすい。
嵌込式による積重ねにより、振動強度が悪くなり、振動
変位が大きくなりやすい。
(6)このため、ターンテーブルの上に超高速回転機を
搭載することはまず困難である。
搭載することはまず困難である。
課題を解決するための手段 本考案は、このような従来技術の課題を解決するため
に、固定板及びこの固定板の上に置かれる移動板にそれ
ぞれピン及びガイド溝を設け、移動板のピンを嵌込む固
定板のガイド溝を直線状溝とこの直線状溝から連続して
延びる円弧状溝とで形成するとともに、この円弧状溝の
内側であって直線状溝の延長線上から外れた位置にピン
を設け、また固定板のピンを嵌込む移動板のガイド溝を
前記固定板の直線状溝と平行であってかつ同じ長さの直
線状溝で形成するとともに、移動板の支点と固定板の支
点とを連結してこれらの支点間の距離を変化させるシリ
ンダを設けたものである。
に、固定板及びこの固定板の上に置かれる移動板にそれ
ぞれピン及びガイド溝を設け、移動板のピンを嵌込む固
定板のガイド溝を直線状溝とこの直線状溝から連続して
延びる円弧状溝とで形成するとともに、この円弧状溝の
内側であって直線状溝の延長線上から外れた位置にピン
を設け、また固定板のピンを嵌込む移動板のガイド溝を
前記固定板の直線状溝と平行であってかつ同じ長さの直
線状溝で形成するとともに、移動板の支点と固定板の支
点とを連結してこれらの支点間の距離を変化させるシリ
ンダを設けたものである。
作用 上記の手段によれば、シリンダを作動して移動板の支点
と固定板の支点との間の距離を変化させ、移動板のピン
を固定板のガイド溝の直線状溝に沿って動かすことによ
り移動板は直線移動し、それから移動板のピンを固定板
のガイド溝の円弧状溝に沿って動かすことにより移動板
は固定板のピンを支点として回転し、この際シリンダは
回転アームを兼ねる。
と固定板の支点との間の距離を変化させ、移動板のピン
を固定板のガイド溝の直線状溝に沿って動かすことによ
り移動板は直線移動し、それから移動板のピンを固定板
のガイド溝の円弧状溝に沿って動かすことにより移動板
は固定板のピンを支点として回転し、この際シリンダは
回転アームを兼ねる。
実施例 以下図面を参照して、本考案の一実施例について詳述す
る。
る。
第1図において、1が固定板、2が移動板であり、固定
板1には、直線状に延びる溝3aとこの溝から連続して更
に円弧状に延びる溝3bとから成るガイド溝3が形成され
ているとともに、円弧状溝3bの内側であって直線状溝3a
の延長線上から外れた部分にはピン4が設けられてい
る。
板1には、直線状に延びる溝3aとこの溝から連続して更
に円弧状に延びる溝3bとから成るガイド溝3が形成され
ているとともに、円弧状溝3bの内側であって直線状溝3a
の延長線上から外れた部分にはピン4が設けられてい
る。
また、固定板1におけるガイド溝3の直線状溝3a側の端
部にはアーム5が一体的に設けられ、このアームの先端
に支点(ピン)6が設けられている。
部にはアーム5が一体的に設けられ、このアームの先端
に支点(ピン)6が設けられている。
一方、固定板1の上に置かれる移動板2にもピン7と直
線状に延びるガイド溝8とが設けられ、ピン7は固定板
1のガイド溝3の直線状溝3aにおける円弧状溝3bと反対
側の端部に嵌込れているとともに、ガイド溝8はそのピ
ン7と反対側の端部が固定板1のピン4に嵌込まれてい
る。この直線状のガイド溝8は、固定板1の直線状溝3a
と平行であり、かつ長さが同一である。
線状に延びるガイド溝8とが設けられ、ピン7は固定板
1のガイド溝3の直線状溝3aにおける円弧状溝3bと反対
側の端部に嵌込れているとともに、ガイド溝8はそのピ
ン7と反対側の端部が固定板1のピン4に嵌込まれてい
る。この直線状のガイド溝8は、固定板1の直線状溝3a
と平行であり、かつ長さが同一である。
また、移動板2のピン7付近には支点(ピン)9が設け
られ、この支点9がシリンダ10を介して固定板1の支点
6と連結されている。
られ、この支点9がシリンダ10を介して固定板1の支点
6と連結されている。
以上述べた構成において、シリンダ10を作動し、そのピ
ストンを伸ばして、固定板1及び移動板2の支点6,9間
の距離を長くすることにより、移動板2は、まずそのピ
ン7が固定板1のガイド溝3における直線状溝3aに沿っ
て直線的に移動することにより平行移動し、それからピ
ン7が円弧状溝3bに沿って円弧状に移動することにより
1/3回転をする。この場合、移動板2の平行移動終了時
に、そのガイド溝8のピン7側端部が固定板1のピン4
に当接するので、移動板2は固定板1のピン4を支点と
して回転し、シリンダ10は回転アームを兼ねる。
ストンを伸ばして、固定板1及び移動板2の支点6,9間
の距離を長くすることにより、移動板2は、まずそのピ
ン7が固定板1のガイド溝3における直線状溝3aに沿っ
て直線的に移動することにより平行移動し、それからピ
ン7が円弧状溝3bに沿って円弧状に移動することにより
1/3回転をする。この場合、移動板2の平行移動終了時
に、そのガイド溝8のピン7側端部が固定板1のピン4
に当接するので、移動板2は固定板1のピン4を支点と
して回転し、シリンダ10は回転アームを兼ねる。
なお、第1図に示した実施例では、固定板1及び移動板
2との間の相対移動面は平面とされているが、これに限
らず、同芯の円筒面又はその一部分、あるいは同芯の球
面又はその一部分であってもよい。
2との間の相対移動面は平面とされているが、これに限
らず、同芯の円筒面又はその一部分、あるいは同芯の球
面又はその一部分であってもよい。
考案の効果 以上述べたように、本考案によれば、固定板及びこの固
定板の上に置かれる移動体にそれぞれピン及びガイド溝
を設け、移動板のピンを嵌込む固定板のガイド溝を直線
状溝とこの直線状溝から連続して延びる円弧状溝とで形
成するとともに、この円弧状溝の内側であって直線状溝
の延長線上から外れた位置にピンを設け、また固定板の
ピンを嵌込む移動板のガイド溝を前記固定板の直線状溝
と平行であってかつ同じ長さの直線状溝で形成するとと
もに、移動板の支点と固定板の支点とを連結してこれら
の支点間の距離を変化させるシリンダを設けた構成とし
たことにより、該シリンダの作動によって移動板を直線
運動及び回転運動させることができ、したがってこのよ
うな複雑な動きを簡単に、しかも繰り返し行うことがで
きる。
定板の上に置かれる移動体にそれぞれピン及びガイド溝
を設け、移動板のピンを嵌込む固定板のガイド溝を直線
状溝とこの直線状溝から連続して延びる円弧状溝とで形
成するとともに、この円弧状溝の内側であって直線状溝
の延長線上から外れた位置にピンを設け、また固定板の
ピンを嵌込む移動板のガイド溝を前記固定板の直線状溝
と平行であってかつ同じ長さの直線状溝で形成するとと
もに、移動板の支点と固定板の支点とを連結してこれら
の支点間の距離を変化させるシリンダを設けた構成とし
たことにより、該シリンダの作動によって移動板を直線
運動及び回転運動させることができ、したがってこのよ
うな複雑な動きを簡単に、しかも繰り返し行うことがで
きる。
そして、このような複雑な形状のガイド溝でも、NC加工
機などにより簡単に加工することができる。
機などにより簡単に加工することができる。
また、固定板及び移動板の2部材で構成されることか
ら、装置全体の厚さを薄くできる。
ら、装置全体の厚さを薄くできる。
更に、固定板及び移動板の2部材は、ピンとガイド溝と
の嵌合方式による積重ねであるため、振動強度を強くし
やすいとともに、特別なリンクがないのでそれぞれの部
材の強度を上げやすい。
の嵌合方式による積重ねであるため、振動強度を強くし
やすいとともに、特別なリンクがないのでそれぞれの部
材の強度を上げやすい。
更にまた、移動板の複雑の動きも1台のシリンダによっ
て行うことができると共に、該シリンダが回転アームも
兼ねるので、コストも低減することができる。
て行うことができると共に、該シリンダが回転アームも
兼ねるので、コストも低減することができる。
第1図は本考案による移動装置の一例を示す分解斜視
図、第2図は従来例を示す図である。 1……固定板、2……移動板、3……ガイド溝、3a……
直線状溝、3b……円弧状溝、4……ピン、5……アー
ム、6……支点、7……ピン、8……ガイド溝、9……
支点、10……シリンダ。
図、第2図は従来例を示す図である。 1……固定板、2……移動板、3……ガイド溝、3a……
直線状溝、3b……円弧状溝、4……ピン、5……アー
ム、6……支点、7……ピン、8……ガイド溝、9……
支点、10……シリンダ。
Claims (1)
- 【請求項1】固定板及びこの固定板の上に置かれる移動
板にそれぞれピン及びガイド溝を設け、移動板のピンを
嵌込む固定板のガイド溝を直線状溝とこの直線状溝から
連続して延びる円弧状溝とで形成するとともに、この円
弧状溝の内側であって直線状溝の延長線上から外れた位
置にピンを設け、また固定板のピンを嵌込む移動板のガ
イド溝を前記固定板の直線状溝と平行であってかつ同じ
長さの直線状溝で形成するとともに、移動板の支点と固
定板の支点とを連結してこれらの支点間の距離を変化さ
せるシリンダを設けたことを特徴とする移動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989005470U JPH0721992Y2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 | 移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989005470U JPH0721992Y2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 | 移動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0298299U JPH0298299U (ja) | 1990-08-06 |
JPH0721992Y2 true JPH0721992Y2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=31208876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989005470U Expired - Lifetime JPH0721992Y2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 | 移動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721992Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5933502B2 (ja) * | 1975-07-05 | 1984-08-16 | ソニー株式会社 | X.yテ−ブル |
-
1989
- 1989-01-23 JP JP1989005470U patent/JPH0721992Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0298299U (ja) | 1990-08-06 |
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