JPH0721890Y2 - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

電磁式燃料噴射弁

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JPH0721890Y2
JPH0721890Y2 JP2370593U JP2370593U JPH0721890Y2 JP H0721890 Y2 JPH0721890 Y2 JP H0721890Y2 JP 2370593 U JP2370593 U JP 2370593U JP 2370593 U JP2370593 U JP 2370593U JP H0721890 Y2 JPH0721890 Y2 JP H0721890Y2
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JP
Japan
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valve
fuel injection
filter
bobbin
pipe
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JP2370593U
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智康 谷野
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電磁式燃料噴射弁に関
するものであり、特に電子式燃料噴射型内燃エンジンに
用いられる電磁式燃料噴射弁に関する。さらに具体的に
いえば本考案は、燃料濾過用の網が組込まれた電磁式燃
料噴射弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の電磁式燃料噴射弁の1例を
示す断面図である(実開昭60―131663号公報参
照)。同図において、本体11は軟磁性材よりなる筒状
体で、その内部には同じく磁性材の中空パイプ12が嵌
挿される。前記本体11とパイプ12の中間の空所に
は、ボビン15に巻かれた電磁コイル14が、前記パイ
プ12を包囲するように配置される。前記本体11の上
側には蓋体16が固定される。
【0003】電磁コイル14のリ―ド線19は接続部2
0によって本体11を貫通し、さらに前記蓋体16を貫
通して外部へ引出される。パイプ12の下端には、予定
の小間隔をおくように可動コア36が配置され、本体1
1の下端には、ケ―ス17がシム24を挟持するように
かしめ付けられる。前記ケ―ス17の下半部は可動コア
36の案内となるように小径筒状に構成され、その下端
面にはノズルを兼用する弁座体21が固着される。弁座
体21はその中央部にノズル孔27および弁座29を有
する。
【0004】前記弁座29には噴射口35が穿設され、
前記噴射口35を塞ぐように弁体32が係合する。弁座
体21の上面には、そこから直立して前記弁体32を保
持案内するように形成された案内部片30が付設され
る。パイプ12の中空孔内にはばね37が挿入され、ス
トッパ38によって可動コア36を下向きに押圧し、常
時(電磁コイル14が付勢されないとき)は、噴射口3
5から燃料が噴射するのを阻止している。本体11の側
部には燃料の入口51および出口52が形成される。そ
して、前記入口51、出口52および本体11とケ―ス
17との接続部(かしめ部)を覆うように、11の外周
にフィルタ18が装着される。
【0005】図4はフィルタ18の斜視図である。この
図および図3から明らかなように、フィルタ18はリン
グ状の枠体53の内周に濾過網54を張って構成され
る。図3において、濾過網54を通って濾過された燃料
は、入口51から電磁コイル14の配設された空間に入
り、出口52から再び濾過網54を通過して出て行く
が、一部の燃料はボビン15に形成された導入溝50お
よび可動コア36、案内部30に設けられた連通孔4
4,55などを介して、弁体32の周囲に形成された燃
料溜り空間33に導かれる。
【0006】電磁コイル14に電流が供給されると、可
動コア36がばね37の力に抗してパイプ12の下端に
向って吸引されるので、弁体32が弁座29から離れ、
燃料溜り空間33内の燃料が噴射口35を介してノズル
孔27へ噴射される。このときの燃料噴射量は、弁体3
2したがって可動コア36の移動量と電磁コイル14の
付勢時間によって決まる。
【0007】また、図3に示した燃料噴射弁と同様の構
造を有し、前記フィルタ18の枠体53の外周に濾過網
53が配設されたものが知られている(特開昭60−3
2973号公報参照)。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の技術
は、次のような問題点を有していた。(1) 図4のように
予め構成したフィルタ18を電磁式燃料噴射弁の本体1
1の外周にそって密接状態で摺動させながら嵌挿するの
で、濾過網54が本体11外周の凹凸部に引掛かり易
く、自動組立てに困難を伴う。(2) また、特開昭60−
32973号公報に記載されたものにおいても、濾過網
54が枠体53の外周に取付けられているため、燃料噴
射弁をエンジンに組込んだり取外したりする際にエンジ
ンの取付箇所の内壁に接触するので、組立てに困難を伴
う。(3) フィルタが単独部品として構成されているの
で、部品点数が増える。
【0009】本考案の目的は、上記の問題点を解消し、
フィルタの組込み、ならびにエンジンへの組付けおよび
取外しを容易にすることができる電磁式燃料噴射弁を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本考案は、濾過網が電磁式燃料噴射弁の本体内
壁から間隙を有して配置されたフィルタを、電磁コイル
のボビンと予め一体に構成して電磁式燃料噴射弁本体の
内部に配置した点に特徴がある。
【0011】
【作用】本考案は、上記の構成により、組込みや取外し
時に濾過網が電磁式燃料噴射弁の本体内壁と接触するこ
とがない。さらに、前記フィルタを電磁コイルのボビン
と一体に構成したので、部品点数と組立工程数を減らす
ことができる。
【0012】
【実施例】以下に図面を参照して、本考案を詳細に説明
する。図1は本考案の一実施例の断面図、図2は図1と
共に用いるのに好適なボビンおよびフィルタの拡大断面
図であり、図3と同一の符号は、同一または同等部分を
あらわしている。
【0013】筒状の本体11の上端には、パイプ12の
フランジ部12Aがかしめ付けられ、前記本体11とパ
イプ12の間の空間には、ボビン15に巻かれた電磁コ
イル14が配置される。ボビン15には、その端部から
図中上方に伸びている接続部20と、下方に伸びている
枠体53とが形成されている。ボビン15、接続部20
および枠体53は合成樹脂で一体成型される。枠体53
の内周には濾過網54が張設されていて、これら枠体5
3と濾過網54とでフィルタ18を構成している。な
お、濾過網54は図示のように枠体53の内側に設けら
れる必要はなく、外側に張設されてもよい。
【0014】前記本体11の下端には、シム24を介し
て弁座体21がかしめ付けられる。弁座体21の内部空
間からシム24の中央孔を貫通して、パイプ12の内部
に達するようにロッド13が配置される。前記ロッド1
3の下端には、弁座体21に当接すると共に、弁孔35
Aから突出する針弁32Aが設けられる。また、前記ロ
ッドは、ばね37によって下方へ偏倚する力を加えられ
る。
【0015】本体11およびフランジ部12Aの上部は
カバ―16Aによって覆われる。電磁コイル14のリ―
ド線19は、ボビン15と一体構成された前記接続部2
0を介して、前記フランジ部12Aおよびカバ―16A
を貫通して外部へ引出される。
【0016】矢印Iで示すように入口51から導入され
た燃料はボビン15と本体11との間の空所を満たす。
この燃料は、矢印Tで示すように反対側の出口52から
排出されるが、その一部は濾過網54で濾過され、可動
コア36およびロッド13と本体11、シム24、弁座
体21などの内面との間に形成された通路を通って燃料
溜り空間33に導かれる。
【0017】電磁コイル14に電流が供給されない間
は、ロッド13は図示のように、ばね37によって下方
へ押下げられた状態にあるので、針弁32Aの基部が弁
座体21に当接して燃料の噴出は阻止される。電磁コイ
ル14に電流が供給されると、可動コア36が上方へ吸
引されるので、これにともなって針弁32Aも後退し、
燃料溜り空間33内の燃料が弁孔35Aから噴射され
る。
【0018】本実施例では、フィルタ18をボビン15
と一体にして電子燃料噴射弁の内部に配置するようにし
たことにより、部品点数を低減して組立ての容易化およ
びコストの低減を図ると共に、部品管理の簡略化を図っ
た。
【0019】以上では、本考案を針型の電磁式燃料噴射
弁に適用した例について説明したが、本考案のフィルタ
が図3のような球面状弁型のものにも適用できることは
明らかである。
【0020】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、つぎのような効果が達成される。 (1) ボビン15と枠体53とを一体成型してフィルタを
構成し、かつ濾過網と本体11との内壁面とは間隙を有
するように設定してあるので、電磁式燃料噴射弁への該
フィルタの組付けが容易になる。 (2) ボビン15と枠体53とを一体的に形成したので、
部品点数をより一層低減できるほか、上述のように組立
てが容易になるので製造コストを低減することもでき
る。 (3) フィルタ18が電磁式燃料噴射弁本体の内部に組込
まれ、また濾過網54が外部に露出していないので、電
磁式燃料噴射弁を取外したり、装着したりする際に濾過
網54が該電磁式燃料噴射弁取付部と接触することがな
くなり、保管等も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の断面図である。
【図2】 図1と共に用いるのに好適なボビンおよびフ
ィルタの拡大断面図である。
【図3】 従来の電磁式燃料噴射弁の1例を示す断面図
である。
【図4】 図3の装置に用いられるフィルタの拡大断面
図である。
【符号の説明】
11…本体、 12…パイプ、 13…ロッド、 14
…電磁コイル、 15…ボビン、 18…フィルタ、
21…弁座体、 32A…針弁、 33…燃料溜り空
間、 51…入口、 52…出口、 53…枠体、 5
4…濾過網

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状でかつ磁性体の本体と、 前記本体の上端に固定され、かつその内部に延びた磁性
    体のパイプと、 前記本体とパイプとの間の空間に前記パイプを包囲して
    配置されたボビンと、 前記ボビンに巻回された電磁コイルと、 前記本体の側壁部に設けられられた燃料の入口および出
    口と、 前記本体の下端に固定され、その下端部に燃料噴射用の
    弁孔を有する弁座体と、 前記弁座体の弁孔に係合配置された弁体と、 前記パイプの下端面に予定の間隔をおいて対向配置さ
    れ、ばねによって前記弁体を弁孔に向って押圧するよう
    に偏倚された可動コアと、 前記本体の内部の、前記入口から導入されて弁孔へ向う
    燃料の通路に配置されたフィルタとを具備し、 前記フィルタは、 前記ボビンと一体に構成され、その端部から延びている
    枠体と、 前記本体の内壁から間隙を有して前記枠体の内周および
    外周のいずれかに張設された濾過網とを具備したことを
    特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】 前記弁体はロッドの下部先端に形成され
    た針弁であり、前記ロッドはその上部において前記可動
    コアに固着されたことを特徴とする請求項1記載の電磁
    式燃料噴射弁。
JP2370593U 1993-04-12 1993-04-12 電磁式燃料噴射弁 Expired - Lifetime JPH0721890Y2 (ja)

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JPH0592463U JPH0592463U (ja) 1993-12-17
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JP2835590B2 (ja) * 1995-09-29 1998-12-14 株式会社ケーヒン ボトムフィード型電磁式燃料噴射弁

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JPH0592463U (ja) 1993-12-17

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