JPH03517Y2 - - Google Patents

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JPH03517Y2
JPH03517Y2 JP1984002013U JP201384U JPH03517Y2 JP H03517 Y2 JPH03517 Y2 JP H03517Y2 JP 1984002013 U JP1984002013 U JP 1984002013U JP 201384 U JP201384 U JP 201384U JP H03517 Y2 JPH03517 Y2 JP H03517Y2
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pipe
core
movable core
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fuel
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JP1984002013U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内燃機関へ燃料を供給するための電
磁式燃料噴射弁に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、電磁式燃料噴射弁は第2図に示すような
構成を有しており、図中矢印イの方向から提供さ
れた燃料は、フイルタ7を通り、バルブ14まで
導かれる。電流がコイル21に印加されると磁束
が発生し、非磁性体から作られたパイプ2中に摺
動自在に組付けられた可動コア15がステークを
兼ねた燃料入口継手3側に吸引され、前記可動コ
ア15と一体に形成された前記バルブ14が開く
ことにより、燃料はスワールノズル9a,9bを
通つて噴孔11より噴射される。
ところが、パイプ2を車両への取り付け、取り
はずし時に加わる外力エンジンの振動等に耐え得
る構造とする必要上、パイプ2の板厚を薄くする
ことができず、従つて固定鉄心22と可動コア1
5との距離Gsが広くなる。
また、吸引力Feが次式(1)により近似されるこ
とから、 Fe={μos(NI)2}/{2(GS+ GW)2} ……(1) 吸引力Feは、固定鉄心22と可動コア15と
の距離Gsにより制限され、最低作動電圧が高く
なり、作動速度が遅くなるという問題があつた。
なお、μoは空気の比透磁率、Sは可動コア1
5と燃料入口継手3との相対する対向面積、NI
は起磁力、Gwは可動コア15と燃料入口継手3
との距離を示している。
〔考案の目的〕
本考案は、上述の問題を解決するため、固定鉄
心に複数の切欠部を形成するとともに、固定鉄心
はパイプに一体成形により埋設されていて、パイ
プの固定鉄心への対向面の厚さGsは、可動コア
が摺動するパイプの側壁の他の部分の厚みより薄
くなつており、かつ切欠部にパイプが浸入して固
定鉄心がパイプ中で保持されることで、強度をを
低下させることなく固定鉄心と可動コアとの距離
Gsを短縮可能とし、従つて吸引力Feを増大して
最低作動電圧を低下させ、かつ作動速度を速くし
た電磁式燃料噴射弁を提供することを目的とす
る。
〔実施例〕
以下、本考案は第1図、第3図に示す一実施例
について説明する。
第1図において、1は磁性材料からなる吸気管
への取付板で取付穴(図示せず)が設けられてい
る。取付板1には磁性材料からなる燃料入口継手
3が溶接されており、燃料入口継手3の一端の円
筒部内面には、ネジ6が設けられ、燃料供給配管
(図示せず)と接続されている。また、燃料入口
継手3の内部には、フイルター7が圧入され、燃
料入口継手3の先端の内部には燃料通路部5、外
周にOリング26が設けられている。2はポリア
ミド樹脂等からなるコイルボビン25を兼ねたパ
イプで、燃料入口継手3の先端から約1/3程度を
覆うように設けられ、Oリング26により燃料入
口継手3とパイプ2との間の気密性が保たれてい
る。パイプ2の内部には、磁性材料よりなる可動
コア15が摺動可動の状態で設けられ、可動コア
15内部のスプリング収容部16には、スプリン
グ17が設けられ、スプリング17の一端は燃料
入口継手3の先端と接している。また可動コア1
5の先端には、ゴム等の弾性材料よりなるバルブ
14が焼き付けるなどして固着されており、可動
コア15の側壁には燃料の流れを良くするための
収容部16より通ずる連通穴18が設けられてい
る。スプリング収容部16を介して連通穴18よ
り送り込まれた燃料は、非作動時、流入室4に達
している。パイプ2の先端には、凹部8が形成さ
れ、この凹部8にはスワールノズル9a,9bが
嵌め込まれており、このスワールノズル9a,9
bの間には、渦流室10が形成されている。また
11はスワールノズル9aに設けられた噴孔であ
る。そして渦流室10と流入室4とは燃料用通路
12を介して連通されており、この燃料用通路1
2を介して連通されており、この燃料用通路12
における流入室4からの開口部はバルブ孔13と
して形成されていて、非作動時において、バルブ
14により閉じた状態となつている。さらに、上
記噴射弁本体の外囲には、磁性材料よりなる筒条
のコイルケース19が配置されており、このコイ
ルケース19の内部には、パイプ2の一部からな
るコイルボビン25に電磁コイル21が巻回され
ている。前記コイルケース19は取付板1とパイ
プ側面突出部27とにより閉塞されており、また
パイプ2の可動コア15が摺動する側壁28中に
は固定鉄心22がインサート成形により埋設され
ていて、固定鉄心22の一部はコイルケース19
と接している。また固定鉄心22と可動コア15
との距離Gsは、パイプ2のわずかな板厚部分と、
可動コア15の摺動隙間とだけにより形成されて
いる。なお、前記電磁コイル21の巻線は合成樹
脂からなるコネクタ部23に導かれて端子24
(一方のみ図示する)に接続されており、これら
端子24、を介して電磁コイル21への通電がな
されるようになつている。
第1図において、電磁コイル21への通電がな
されると、磁気回路が燃料入口継手3、取付板
1、コイルケース19、固定鉄心22および可動
コア15により形成され、可動コア15は磁力に
より吸引されてバルブ14がパイプ2から離れ
る。
また、第3図に示した断面図において、固定鉄
心22には、穴部22aが設けられており、この
穴部22aにはパイプ側面突出部27の部材が連
通していて、これによりパイプ側面突出部27に
おける固定鉄心22の保持強度を確保し、かつ可
動コア15の摺動部分と固定鉄心22との間のパ
イプ22との間のパイプ2のわずかな板厚部分の
強度を確保している。なお、固定鉄心22がパイ
プ2の側壁28中に埋設されているので、固定鉄
心22と可動コア15との距離Gsは図中に示す
ごとく極めて短いギヤツプとなつている。
次に上記構成におけるその作動を説明する。
燃料供給装置(図示せず)より送り込まれた高
圧の燃料は、フイルター7を介して流入室4に達
した状態となつており、このときバルブ14はス
プリング17の勢力によりバルブ孔13を閉じて
いる。そして、このような状態にあるとき、電磁
コイル21に通電され、この電磁コイル21が励
磁されると、その電磁力により可動コア15はス
プリング17に抗して第1図の左方向に移動さ
れ、その端部は燃料入口継手3の先端に当接され
る。これにより、バルブ14がバルブ孔13から
離座し、このバルブ孔13が開かれることにより
流入室4の燃料は噴射用通路12を通じてスワー
ルノズル9a,9bとの間の渦流室10に圧送さ
れ、これによつて燃料は、噴孔11から吸気通路
内に向けて噴射されるものである。
従つて、上記作動において、本考案の採用した
固定鉄心22に複数の穴部22aを形成するとと
もに、固定鉄心22はパイプ2に一体成形により
埋設されていて、パイプ2の固定鉄心22への対
向面の厚さGsは、可動コア15が摺動する側壁
の他の部分の厚みより薄くなつており、かつ穴部
22が侵入して固定鉄心22がパイプ中に保持さ
れているので、強度を低下させることなく、パイ
プ2の固定鉄心22への対向面の厚さを薄くする
ことができ、従つて(1)式に示された吸引力Feが
大きくなることで、最低作動電圧を低くでき、か
つ作動速度も向上したものとなる。なお、固定鉄
心22を可動コア15の摺動部分に露出された場
合、通電時、可動コア15が固定鉄心22の一部
と密着して開弁しない恐れがあるため、固定鉄心
22と可動コア15の摺動部分との間にパイプ2
のわずかな板厚部分が必要となる。
さらに、パイプ2の一部にコイルボビン26を
設けたことから、部品点数の削減も可能としたも
のである。
なお、上述の実施例においては、パイプ2の材
料をポリアミド樹脂等としていたが、セラミツク
を成形したものや、あるいは、アルミ等の非磁性
の金属を成形したものを使用してもかまわない。
また上述した実施例においては、固定鉄心22
には穴部22aが設けられていたが、これは別に
穴に限つたものではなく、固定鉄心22の数ケ所
に切欠を設けて、パイプ側面突出部27の部材を
連通させてもよい。つまり固定鉄心22がパイプ
側面突出部27に埋込まれ、かつその一部がコイ
ルケース19と接触した状態で設けられていれば
よい。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案においては、固定鉄心
の軸方向に形成した切欠部にパイプが侵入するこ
とで固定鉄がパイプ中に固定されるので、径方向
の強度を劣さずにパイプの固定鉄心への対向面の
肉厚を薄くすることができ、噴射弁製作工程中に
固定鉄心と可動コアとの距離Gsを任意に設定で
きるようになり、パイプ強度を確保しつつ、固定
鉄心と可動コアとの距離Gsを短縮でき、従つて
(1)式で近似される吸引力Feが増大するので、噴
射弁の最低作動電圧を低下でき、かつ作動速度を
速くすることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は従来の電磁式燃料噴射弁を示す断面図、第3
図は第1図におけるA−A断面図である。 2……パイプ、3……燃料入口継手、11……
噴孔、12……噴射用通路、15……可動コア、
21……電磁用コイル、22……固定鉄心、22
a……穴部(切欠部)、27……突出部、28…
…側壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 磁性材料からなる可動コア15と、その側壁中
    に前記可動コア15が摺動自在の状態で設けられ
    たパイプ2と、前記パイプ2に接続された燃料入
    口継手3と、前記パイプ2に設けられ、前記可動
    コア15の摺動に従つて開閉する噴射用通路12
    と、前記噴射用通路12より導かれた燃料を噴射
    する噴孔11と、前記パイプ2の周囲に巻回され
    た電磁コイル21と、前記パイプ2の周囲に前記
    可動コア15に対向して設けられ、前記可動コア
    15とともに磁気回路を形成する固定鉄心22と
    を具備する電磁式燃料噴射弁において、 前記固定鉄心22に複数の切欠部22aを軸方
    向に形成するとともに、前記固定鉄心22は前記
    パイプ2に一体成形により埋設されていて、前記
    パイプ2の前記固定鉄心22への対向面の厚さ
    Gsは、前記側壁の他の部分の厚みより薄くなつ
    ており、前記切欠部22aに前記パイプ2が浸入
    して前記固定鉄心22が前記パイプ2中で保持さ
    れることを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
JP201384U 1984-01-11 1984-01-11 電磁式燃料噴射弁 Granted JPS60114268U (ja)

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JP201384U JPS60114268U (ja) 1984-01-11 1984-01-11 電磁式燃料噴射弁

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JPS60114268U JPS60114268U (ja) 1985-08-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5881374U (ja) * 1981-11-30 1983-06-02 株式会社デンソー 電磁式燃料噴射弁

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