JPH0592463U - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

電磁式燃料噴射弁

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JPH0592463U
JPH0592463U JP2370593U JP2370593U JPH0592463U JP H0592463 U JPH0592463 U JP H0592463U JP 2370593 U JP2370593 U JP 2370593U JP 2370593 U JP2370593 U JP 2370593U JP H0592463 U JPH0592463 U JP H0592463U
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valve
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fuel injection
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルタの組込み、ならびにエンジンへの組
付けおよび取外しを容易にすることができる電磁式燃料
噴射弁を提供する。 【構成】 本体11とパイプ12の間の空間には、ボビ
ン15に巻かれた電磁コイル14が配置される。ボビン
15には、接続部20と枠体53とが一体成型される。
枠体53の内周には濾過網54が張設されていて、これ
ら枠体53と濾過網54とでフィルタ18を構成してい
る。矢印Iで示すように入口51から導入された燃料は
ボビン15と本体11との間の空所を満たす。この燃料
は、矢印Tで示すように反対側の出口52から排出され
るが、その一部は濾過網54で濾過され、可動コア36
およびロッド13と本体11、シム24、弁座体21な
どの内面との間に形成された通路を通って燃料溜り空間
33に導かれる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電磁式燃料噴射弁に関するものであり、特に電子式燃料噴射型内燃 エンジンに用いられる電磁式燃料噴射弁に関する。さらに具体的にいえば本考案 は、燃料濾過用の網が組込まれた電磁式燃料噴射弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の電磁式燃料噴射弁の1例を示す断面図である(実開昭60―13 1663号公報参照)。同図において、本体11は軟磁性材よりなる筒状体で、 その内部には同じく磁性材の中空パイプ12が嵌挿される。前記本体11とパイ プ12の中間の空所には、ボビン15に巻かれた電磁コイル14が、前記パイプ 12を包囲するように配置される。前記本体11の上側には蓋体16が固定され る。
【0003】 電磁コイル14のリ―ド線19は接続部20によって本体11を貫通し、さら に前記蓋体16を貫通して外部へ引出される。パイプ12の下端には、予定の小 間隔をおくように可動コア36が配置され、本体11の下端には、ケ―ス17が シム24を挟持するようにかしめ付けられる。前記ケ―ス17の下半部は可動コ ア36の案内となるように小径筒状に構成され、その下端面にはノズルを兼用す る弁座体21が固着される。弁座体21はその中央部にノズル孔27および弁座 29を有する。
【0004】 前記弁座29には噴射口35が穿設され、前記噴射口35を塞ぐように弁体3 2が係合する。弁座体21の上面には、そこから直立して前記弁体32を保持案 内するように形成された案内部片30が付設される。パイプ12の中空孔内には ばね37が挿入され、ストッパ38によって可動コア36を下向きに押圧し、常 時(電磁コイル14が付勢されないとき)は、噴射口35から燃料が噴射するの を阻止している。本体11の側部には燃料の入口51および出口52が形成され る。そして、前記入口51、出口52および本体11とケ―ス17との接続部( かしめ部)を覆うように、11の外周にフィルタ18が装着される。
【0005】 図4はフィルタ18の斜視図である。この図および図3から明らかなように、 フィルタ18はリング状の枠体53の内周に濾過網54を張って構成される。図 3において、濾過網54を通って濾過された燃料は、入口51から電磁コイル1 4の配設された空間に入り、出口52から再び濾過網54を通過して出て行くが 、一部の燃料はボビン15に形成された導入溝50および可動コア36、案内部 30に設けられた連通孔44,55などを介して、弁体32の周囲に形成された 燃料溜り空間33に導かれる。
【0006】 電磁コイル14に電流が供給されると、可動コア36がばね37の力に抗して パイプ12の下端に向って吸引されるので、弁体32が弁座29から離れ、燃料 溜り空間33内の燃料が噴射口35を介してノズル孔27へ噴射される。このと きの燃料噴射量は、弁体32したがって可動コア36の移動量と電磁コイル14 の付勢時間によって決まる。
【0007】 また、図3に示した燃料噴射弁と同様の構造を有し、前記フィルタ18の枠体 53の外周に濾過網53が配設されたものが知られている(特開昭60−329 73号公報参照)。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来の技術は、次のような問題点を有していた。 (1) 図4のように予め構成したフィルタ18を電磁式燃料噴射弁の本体11の 外周にそって密接状態で摺動させながら嵌挿するので、濾過網54が本体11外 周の凹凸部に引掛かり易く、自動組立てに困難を伴う。 (2) また、特開昭60−32973号公報に記載されたものにおいても、濾過 網54が枠体53の外周に取付けられているため、燃料噴射弁をエンジンに組込 んだり取外したりする際にエンジンの取付箇所の内壁に接触するので、組立てに 困難を伴う。 (3) フィルタが単独部品として構成されているので、部品点数が増える。
【0009】 本考案の目的は、上記の問題点を解消し、フィルタの組込み、ならびにエンジ ンへの組付けおよび取外しを容易にすることができる電磁式燃料噴射弁を提供す ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解決するために、本考案は、濾過網が電磁式燃料噴射弁の本体 内壁から間隙を有して配置されたフィルタを、電磁コイルのボビンと予め一体に 構成して電磁式燃料噴射弁本体の内部に配置した点に特徴がある。
【0011】
【作用】
本考案は、上記の構成により、組込みや取外し時に濾過網が電磁式燃料噴射弁 の本体内壁と接触することがない。さらに、前記フィルタを電磁コイルのボビン と一体に構成したので、部品点数と組立工程数を減らすことができる。
【0012】
【実施例】
以下に図面を参照して、本考案を詳細に説明する。図1は本考案の一実施例の 断面図、図2は図1と共に用いるのに好適なボビンおよびフィルタの拡大断面図 であり、図3と同一の符号は、同一または同等部分をあらわしている。
【0013】 筒状の本体11の上端には、パイプ12のフランジ部12Aがかしめ付けられ 、前記本体11とパイプ12の間の空間には、ボビン15に巻かれた電磁コイル 14が配置される。ボビン15には、その端部から図中上方に伸びている接続部 20と、下方に伸びている枠体53とが形成されている。ボビン15、接続部2 0および枠体53は合成樹脂で一体成型される。枠体53の内周には濾過網54 が張設されていて、これら枠体53と濾過網54とでフィルタ18を構成してい る。なお、濾過網54は図示のように枠体53の内側に設けられる必要はなく、 外側に張設されてもよい。
【0014】 前記本体11の下端には、シム24を介して弁座体21がかしめ付けられる。 弁座体21の内部空間からシム24の中央孔を貫通して、パイプ12の内部に達 するようにロッド13が配置される。前記ロッド13の下端には、弁座体21に 当接すると共に、弁孔35Aから突出する針弁32Aが設けられる。また、前記 ロッドは、ばね37によって下方へ偏倚する力を加えられる。
【0015】 本体11およびフランジ部12Aの上部はカバ―16Aによって覆われる。電 磁コイル14のリ―ド線19は、ボビン15と一体構成された前記接続部20を 介して、前記フランジ部12Aおよびカバ―16Aを貫通して外部へ引出される 。
【0016】 矢印Iで示すように入口51から導入された燃料はボビン15と本体11との 間の空所を満たす。この燃料は、矢印Tで示すように反対側の出口52から排出 されるが、その一部は濾過網54で濾過され、可動コア36およびロッド13と 本体11、シム24、弁座体21などの内面との間に形成された通路を通って燃 料溜り空間33に導かれる。
【0017】 電磁コイル14に電流が供給されない間は、ロッド13は図示のように、ばね 37によって下方へ押下げられた状態にあるので、針弁32Aの基部が弁座体2 1に当接して燃料の噴出は阻止される。電磁コイル14に電流が供給されると、 可動コア36が上方へ吸引されるので、これにともなって針弁32Aも後退し、 燃料溜り空間33内の燃料が弁孔35Aから噴射される。
【0018】 本実施例では、フィルタ18をボビン15と一体にして電子燃料噴射弁の内部 に配置するようにしたことにより、部品点数を低減して組立ての容易化およびコ ストの低減を図ると共に、部品管理の簡略化を図った。
【0019】 以上では、本考案を針型の電磁式燃料噴射弁に適用した例について説明したが 、本考案のフィルタが図3のような球面状弁型のものにも適用できることは明ら かである。
【0020】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、つぎのような効果が達成さ れる。 (1) ボビン15と枠体53とを一体成型してフィルタを構成し、かつ濾過網と 本体11との内壁面とは間隙を有するように設定してあるので、電磁式燃料噴射 弁への該フィルタの組付けが容易になる。 (2) ボビン15と枠体53とを一体的に形成したので、部品点数をより一層低 減できるほか、上述のように組立てが容易になるので製造コストを低減すること もできる。 (3) フィルタ18が電磁式燃料噴射弁本体の内部に組込まれ、また濾過網54 が外部に露出していないので、電磁式燃料噴射弁を取外したり、装着したりする 際に濾過網54が該電磁式燃料噴射弁取付部と接触することがなくなり、保管等 も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の断面図である。
【図2】 図1と共に用いるのに好適なボビンおよびフ
ィルタの拡大断面図である。
【図3】 従来の電磁式燃料噴射弁の1例を示す断面図
である。
【図4】 図3の装置に用いられるフィルタの拡大断面
図である。
【符号の説明】
11…本体、 12…パイプ、 13…ロッド、 14
…電磁コイル、 15…ボビン、 18…フィルタ、
21…弁座体、 32A…針弁、 33…燃料溜り空
間、 51…入口、 52…出口、 53…枠体、 5
4…濾過網

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状でかつ磁性体の本体と、 前記本体の上端に固定され、かつその内部に延びた磁性
    体のパイプと、 前記本体とパイプとの間の空間に前記パイプを包囲して
    配置されたボビンと、 前記ボビンに巻回された電磁コイルと、 前記本体の側壁部に設けられられた燃料の入口および出
    口と、 前記本体の下端に固定され、その下端部に燃料噴射用の
    弁孔を有する弁座体と、 前記弁座体の弁孔に係合配置された弁体と、 前記パイプの下端面に予定の間隔をおいて対向配置さ
    れ、ばねによって前記弁体を弁孔に向って押圧するよう
    に偏倚された可動コアと、 前記本体の内部の、前記入口から導入されて弁孔へ向う
    燃料の通路に配置されたフィルタとを具備し、 前記フィルタは、 前記ボビンと一体に構成され、その端部から延びている
    枠体と、 前記本体の内壁から間隙を有して前記枠体の内周および
    外周のいずれかに張設された濾過網とを具備したことを
    特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】 前記弁体はロッドの下部先端に形成され
    た針弁であり、前記ロッドはその上部において前記可動
    コアに固着されたことを特徴とする請求項1記載の電磁
    式燃料噴射弁。
JP2370593U 1993-04-12 1993-04-12 電磁式燃料噴射弁 Expired - Lifetime JPH0721890Y2 (ja)

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JPH0721890Y2 JPH0721890Y2 (ja) 1995-05-17

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0996265A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Keihin Seiki Mfg Co Ltd ボトムフィード型電磁式燃料噴射弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0996265A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Keihin Seiki Mfg Co Ltd ボトムフィード型電磁式燃料噴射弁

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