JPH04107482U - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁

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JPH04107482U
JPH04107482U JP1832291U JP1832291U JPH04107482U JP H04107482 U JPH04107482 U JP H04107482U JP 1832291 U JP1832291 U JP 1832291U JP 1832291 U JP1832291 U JP 1832291U JP H04107482 U JPH04107482 U JP H04107482U
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JP
Japan
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strainer
frame
mounting frames
fuel
fuel injection
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Application number
JP1832291U
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English (en)
Inventor
敏朗 牧村
Original Assignee
愛三工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボデーに取り付けられるストレーナの枠体の
熱膨張による燃料中の異物のボデー内への侵入を防止す
る。 【構成】 ボデー2の外周に圧入固定されるストレーナ
11は、濾過網11aと枠体11bとからなる。枠体1
1bは、前記濾過網11aの両端開口部に取り付けた金
属製取付枠11c,11dと、取付枠11c,11dの
間に架設されたはり部11eとからなる。ボデー2に対
するストレーナ11の取付部分である取付枠11c,1
1dが金属製であるため、取付枠11c,11dと磁性
材ボデー2との熱膨張差は小さいものとなる。このた
め、エンジン熱により取付枠11c,11dがボデー2
に対して大きく熱膨張してゆるむようなことがなく、取
付枠11c,11dとボデー2との間に異物が侵入する
隙間が生じない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、燃料噴射弁、主として車両用エンジンにおける電磁式燃料噴射弁の うち、特にボデー側面に燃料の出入口が設けられているボトムフィード型燃料噴 射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のボトムフィード型燃料噴射弁としては、例えば実開昭60−13166 3号公報にて開示されたものがある。この公報の燃料噴射弁について、その断面 図を示した図3を参照して述べる。 ボデー31は軟磁性材よりなる筒状体で、その内部には同じく磁性材の中空パ イプ形状をしたコア32が嵌挿されている。前記ボデー31とコア32の中間の 空所には、ボビン33に巻かれたソレノイドコイル34が配置されている。前記 ボデー31の上側には蓋体35が固定されている。前記ソレノイドコイル34の リード線は接続部37によってボデー31を貫通し、さらに前記蓋体35を貫通 して外部へ引き出されている。
【0003】 コア32の下端にアーマチュア38が配置され、またボデー31の下端にケー ス39がシム40を挟持するようにかしめ付けられている。 前記ケース39の下半部はアーマチュア38の案内となるように小径筒状に構 成され、その下端面にはノズルを兼用する弁座体41が固着される。弁座体41 はその中央部にノズル孔42および弁座43を有する。 前記弁座43には噴射口44が穿設され、前記噴射口44を塞ぐように弁体4 5が係合する。弁座体41の上面には、そこから直立して前記弁体45を保持案 内するように形成された案内片46が付設される。
【0004】 コア32の中空孔内にはバルブスプリング47が挿入され、ストッパ48によ ってアーマチュア38を下向きに押圧し、常時(ソレノイドコイル34が付勢さ れないとき)は噴射口44から燃料が噴射するのを阻止している。 ボデー31の側部には燃料の入口49および出口50が形成される。そして、 前記入口49、出口50およびボデー31とケース39との接続部(かしめ部) を覆うように、ボデー31の側面にストレーナ51が圧入によって装着されてい る。図4にストレーナ51の斜視図が示されている。このストレーナ51は、リ ング状をした枠体52の内周に濾過網53を張って構成される。
【0005】 前記燃料噴射弁において、図3に示された濾過網53を通って濾過された燃料 は、入口49からソレノイドコイル34の配設された空間に入り、出口50から 再び濾過網53を通過して出て行くが、一部の燃料はボビン33に形成された導 入溝54、アーマチュア38に設けられた連通孔55、案内片46に設けられた 連通孔56などを通して、弁体45の周囲の燃料溜まり空間57に導かれる。そ して、前記ソレノイドコイル34に電流が供給されると、アーマチュア38がバ ルブスプリング47の力に抗してコア32の下端に向かって吸引されるので、弁 体45が弁座43から離れ、燃料溜まり空間57内の燃料が噴射口44を介して ノズル孔42へ噴射される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の燃料噴射弁においては、前記ボデー31に対しストレーナ51が摺 動させながら圧入させることにより取り付けられている。 このようなストレーナ51の枠体52としては、通常、合成樹脂製品が多く使 用されている。またボデー31は、通常、金属製磁性材である。 このようにストレーナ51の枠体52が合成樹脂製品である場合、その枠体5 2の熱膨張率が前記ボデー31の熱膨張率よりも大きく、それらの熱膨張差も割 と大きい。このようなことから、エンジンの温度上昇に伴い、ボデー31よりも 枠体52が大きく熱膨張することにより拡開して、ボデー31と枠体52との間 にゆるみ、いわゆる隙間ができる。すると、その隙間から燃料と一緒に異物がボ デー31内に侵入しやすく、弁体45の作動性に支障を生じることがある。
【0007】 そこで本考案は、前記した問題点を解決するためになされたものであり、その 目的はボデーに取り付けられるストレーナの枠体の熱膨張による燃料中の異物の ボデー内への侵入を防止することのできる燃料噴射弁を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本考案の燃料噴射弁は、 磁性材からなるボデー側面に設けられた燃料の出入口と、 前記ボデー側面を取り囲む略円筒形状のストレーナと、 を備えたボトムフィード型燃料噴射弁において、 前記ストレーナの両端開口部に設けられて濾過網を挟持するリング状取付枠が 金属材料によって形成され、この取付枠が前記ボデーに圧入によって取り付けら れている。
【0009】
【作用】
前記手段によれば、ストレーナの金属製取付枠が磁性材ボデーに圧入によって 取り付けられる。従って、ボデーに対するストレーナの取付部分である金属製取 付枠と磁性材ボデーとの熱膨張差は小さいものとなる。このため、エンジン熱に より取付枠がボデーに対して大きく熱膨張してゆるむようなことがなく、その取 付枠とボデーとの間に隙間がほとんど生じない。
【0010】
【実施例】
本考案の実施例を図面にしたがって説明する。図1に燃料噴射弁が断面図で示 されている。 磁性材からなる金属製ボデー2内には、ソレノイドコイル3、中央のコア4及 びアーマチュア5が組み込まれている。このソレノイドコイル3が通電されると 、そのコア4,アーマチュア5及びボデー2の一部に磁気回路が構成される。こ のときの磁力により、アーマチュア5は、バルブ6と共にバルブスプリング10 の弾性力に抗して図示の状態から右方へ所定ストロークだけ、スライドする。
【0011】 またボデー2の内部にはアーマチュア5の図示左方においてシート7が組み込 まれている。シート7の内部は、コア4及びアーマチュア5の中空部と同心の中 空に形成されている。そしてシート7の先端には、その内部に通じるノズル8が 開口しており、その内側はシール部9となっている。 さらにシート7の内部には、中空状のバルブ6が組み込まれている。このバル ブ6は、アーマチュア5に固定されていて、アーマチュア5と共にスライド可能 である。バルブ6の先端部はバルブスプリング10の弾性力によりシート7のシ ール部9に押し付けられて、ノズル8を閉じている。
【0012】 前記ボデー2の側面には、燃料入口15と燃料出口16が形成されている。 前記ボデー2の外周には、ストレーナ11が圧入固定されており、ここからノ ズル8までの中空部は、燃料噴射弁1の燃料通路となっている。 また前記コア4の右端内部には、ロッド12がコーキングにより固定され、バ ルブスプリング10とロッド12との間にはボール13が配置されている。シー ト7の先端部には、アダプタ14がボデー2のかしめ付けにより固定されている 。 なお前記燃料噴射弁の作動については、従来例とほとんど同じであるからその 説明は省略する。
【0013】 しかして、前記ストレーナ11は、図2に斜視図で示されるように円錐筒状を なす濾過網11aと、この濾過網11aを支持する格子枠状の枠体11bとから なる。この枠体11bは、前記濾過網11aの両端開口部を挟持するように二つ 折り状にかしめ付けられたリング状をした大小の金属製取付枠11c,11dと 、これら取付枠11c,11dとの間に一体樹脂成形等によって適数本架設され た合成樹脂製はり部11eとからなる。 前記ストレーナ11は、前記ボデー2に対し両取付枠11c,11dを圧入す ることにより装着されている。なお前記はり部11eは、その装着に際しての圧 入荷重に耐えうる強度を有する。
【0014】 前記した燃料噴射弁によると、ボデー2に対するストレーナ11の取付部分で ある取付枠11c,11dが金属製であるため、その取付枠11c,11dと磁 性材ボデー2との熱膨張差は小さいものとなる。このため、エンジン熱により取 付枠11c,11dがボデー2に対して大きく熱膨張してゆるむようなことがな く、その取付枠11c,11dとボデー2との間に隙間がほとんど生じない。よ ってボデー2内への燃料中の異物の侵入が防止される。また取付枠11e,11 dの折曲部が円弧状となっているので、圧入時かすがストレーナ11の中に入ら ない。
【0015】 なおストレーナ11の濾過網11aに取付枠11c,11dを取り付けた後、 はり部11eを一体樹脂成形するものとすると、その樹脂成形時の濾過網11a の変形及び移動がほとんどなく、はり部11eからの濾過網11aのはみ出しも 防止することができる。 なお本考案は前記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しな い範囲における変更が可能である。例えばはり部11eは、樹脂成形ではなく、 取付枠11c,11dと一体の金属材料で作成されてもよい。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば、ボデーに対するストレーナの取付部分である取付枠が金属製 であるため、エンジン熱により取付枠がボデーに対して大きく熱膨張してゆるむ ようなことがなく、ボデー内への燃料中の異物の侵入が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の燃料噴射弁の断面図である。
【図2】同ストレーナの斜視図である。
【図3】従来例の燃料噴射弁の断面図である。
【図4】同ストレーナの斜視図である。
【符号の説明】
2 ボデー 11 ストレーナ 11a 濾過網 11c,11d 取付枠

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性材からなるボデー側面に設けられた
    燃料の出入口と、前記ボデー側面を取り囲む略円筒形状
    のストレーナと、を備えたボトムフィード型燃料噴射弁
    において、前記ストレーナの両端開口部に設けられて濾
    過網を挟持するリング状取付枠が金属材料によって形成
    され、この取付枠が前記ボデーに圧入によって取り付け
    られている燃料噴射弁。
JP1832291U 1991-03-01 1991-03-01 燃料噴射弁 Pending JPH04107482U (ja)

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JP1832291U JPH04107482U (ja) 1991-03-01 1991-03-01 燃料噴射弁

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JP1832291U JPH04107482U (ja) 1991-03-01 1991-03-01 燃料噴射弁

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