JPH0721866Y2 - ラジエーターの除塵装置 - Google Patents
ラジエーターの除塵装置Info
- Publication number
- JPH0721866Y2 JPH0721866Y2 JP1988048318U JP4831888U JPH0721866Y2 JP H0721866 Y2 JPH0721866 Y2 JP H0721866Y2 JP 1988048318 U JP1988048318 U JP 1988048318U JP 4831888 U JP4831888 U JP 4831888U JP H0721866 Y2 JPH0721866 Y2 JP H0721866Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiator
- filter
- engine
- blower fan
- dust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジンのラジエーターの外方にフイルター
を設け、このエンジンとラジエーターとの間に、大気を
フイルターとラジエーターとを順次通過して吸引する冷
却フアンを設けたラジエーターの除塵装置に係るもので
ある。
を設け、このエンジンとラジエーターとの間に、大気を
フイルターとラジエーターとを順次通過して吸引する冷
却フアンを設けたラジエーターの除塵装置に係るもので
ある。
(従来技術および解決しようとする課題) 従来、草刈機,脱穀機等の草片,藁くず等の多量の塵埃
を発生する作業車においては、ラジエーターの外方に網
状のフイルターを設け、このフイルターによつて除塵し
てラジエーターに塵埃の付着することを防止していた
が、このフイルターに塵埃が詰まると、吸風が妨げられ
て、ラジエーターで冷却水を冷却することができないの
で、エンジンが過熱して性能が低下する現象を生じてい
た。
を発生する作業車においては、ラジエーターの外方に網
状のフイルターを設け、このフイルターによつて除塵し
てラジエーターに塵埃の付着することを防止していた
が、このフイルターに塵埃が詰まると、吸風が妨げられ
て、ラジエーターで冷却水を冷却することができないの
で、エンジンが過熱して性能が低下する現象を生じてい
た。
このため、従来、冷却フアンを送転せしめて、フイルタ
ーに詰つた塵埃を反対方向に送風して吹きとばす構成の
ものがあつたが、通常のエンジンでは冷却フアンはエン
ジンに連動して回転しているために、正逆転させること
は構造複雑となるので冷却フアンを電動モーターで駆動
する特殊なエンジンが必要となり、しかも逆転の際送風
をラジエーターを通過してからフイルターに吹き付ける
ので送風が弱くなつて除塵能力が充分でなかつた。
ーに詰つた塵埃を反対方向に送風して吹きとばす構成の
ものがあつたが、通常のエンジンでは冷却フアンはエン
ジンに連動して回転しているために、正逆転させること
は構造複雑となるので冷却フアンを電動モーターで駆動
する特殊なエンジンが必要となり、しかも逆転の際送風
をラジエーターを通過してからフイルターに吹き付ける
ので送風が弱くなつて除塵能力が充分でなかつた。
(課題を解決するための手段および作用) 本考案は、ラジエーターとフイルターとの間に、フイル
ターに向って送風するための送風フアンを設けたもの
で、フイルターに直接送風を吹き付けることによつてフ
イルターの除塵を有効に行なうことができるものであ
る。
ターに向って送風するための送風フアンを設けたもの
で、フイルターに直接送風を吹き付けることによつてフ
イルターの除塵を有効に行なうことができるものであ
る。
(実施例) 以下、図面によつて本考案の1実施例について詳細な説
明を行なう。
明を行なう。
図において、草刈機1はつぎのように構成されている。
すなわち、エンジン3の駆動で走行する走行装置5を備
えた車体7上にはエンジン3が搭載され、車体7の前部
には、エンジン3の駆動で回転する側方向の回転軸に刃
部を並設し、この刃部によつて地上の草等を刈り込むた
めの草刈装置9が油圧によつて昇降自在に設けられてい
る。エンジン3の後方には、エンジン3の冷却水を上部
パイプ11,下部パイプ13を介して循環せしめるラジエー
ター15およびラジエーター15の後方には草片等を濾過す
るための金網状のフイルター17が設けられている。エン
ジン3とラジエーター15との間には、エンジン3の駆動
で回転して大気をフイルター17,ラジエーター15を順次
通過して吸引する冷却フアン19が設けられている。フイ
ルター17とラジエーター15との間には、内部に空気通路
を形成するダイト21が設けられ、内部に設けたフアンモ
ーター23の前部に回転してフイルター17に向つて送風す
る送風フアン25が設けられている。フアンモーター23の
後部には、減速機27を介してブラシ29が、フイルター17
の内面に接触して回転するよう設けられている。フアン
モーター23は上部パイプ11内の冷却水の温度を感知する
センサー31が作動すると、制御装置33の指令で、バツテ
リー35により駆動する。制御装置33は、同時に電磁作動
器37に通電して、スロツトル装置39をアイドル状態に切
り換えるよう設けられている。また、制御装置33の作動
を表示する表示ランプ41が設けられている。制御装置33
内には一定時間後元の状態に復帰するためのタイマーが
設けられている。エンジン3,ラジエーター15等車体7の
上部に架装された装置は、後部にハンドル43を備えたカ
バー45によつて覆われている。
すなわち、エンジン3の駆動で走行する走行装置5を備
えた車体7上にはエンジン3が搭載され、車体7の前部
には、エンジン3の駆動で回転する側方向の回転軸に刃
部を並設し、この刃部によつて地上の草等を刈り込むた
めの草刈装置9が油圧によつて昇降自在に設けられてい
る。エンジン3の後方には、エンジン3の冷却水を上部
パイプ11,下部パイプ13を介して循環せしめるラジエー
ター15およびラジエーター15の後方には草片等を濾過す
るための金網状のフイルター17が設けられている。エン
ジン3とラジエーター15との間には、エンジン3の駆動
で回転して大気をフイルター17,ラジエーター15を順次
通過して吸引する冷却フアン19が設けられている。フイ
ルター17とラジエーター15との間には、内部に空気通路
を形成するダイト21が設けられ、内部に設けたフアンモ
ーター23の前部に回転してフイルター17に向つて送風す
る送風フアン25が設けられている。フアンモーター23の
後部には、減速機27を介してブラシ29が、フイルター17
の内面に接触して回転するよう設けられている。フアン
モーター23は上部パイプ11内の冷却水の温度を感知する
センサー31が作動すると、制御装置33の指令で、バツテ
リー35により駆動する。制御装置33は、同時に電磁作動
器37に通電して、スロツトル装置39をアイドル状態に切
り換えるよう設けられている。また、制御装置33の作動
を表示する表示ランプ41が設けられている。制御装置33
内には一定時間後元の状態に復帰するためのタイマーが
設けられている。エンジン3,ラジエーター15等車体7の
上部に架装された装置は、後部にハンドル43を備えたカ
バー45によつて覆われている。
以上の構成において、草刈作業を行なうにあたつては、
草刈装置9を下降させて、エンジン3の駆動で回転する
刃部(図示せず)によつて草刈り作業を行ないつつ、走
行装置5によつて前進する。作業者は後方においてハン
ドル43によつて操作を行なうものである。
草刈装置9を下降させて、エンジン3の駆動で回転する
刃部(図示せず)によつて草刈り作業を行ないつつ、走
行装置5によつて前進する。作業者は後方においてハン
ドル43によつて操作を行なうものである。
エンジン3によつて回転する冷却フアン19は、大気を、
フイルター17,ラジエーター15を順次通過して吸引さ
れ、冷却水を冷却するが、飛散する草片はフイルター17
によつて濾過され、フイルター17に堆積して目詰りを生
じると、ラジエーター15に空気が流れず、冷却水の温度
が上昇する。この温度が所定の温度に上昇するとセンサ
ー31が作動して制御装置33の指令でフアンモーター23が
駆動して、冷却フアン25が回転し、フイルター17の内面
に送風を吹き付けるとともに、電磁作動機37を作動させ
てスロツトル装置39をアイドル回転位置に切り換える。
同時に減速機27を経てブラシ29が回転してフイルター17
の内面に清掃して送風が行なわれるのでフイルター17に
堆積した塵埃は外方に吹きとばされて除去される。一定
時間後、フアンモーター23は停止し、スロツトル装置39
はアイドル状態を解除されて正常運転に復帰するもので
ある。
フイルター17,ラジエーター15を順次通過して吸引さ
れ、冷却水を冷却するが、飛散する草片はフイルター17
によつて濾過され、フイルター17に堆積して目詰りを生
じると、ラジエーター15に空気が流れず、冷却水の温度
が上昇する。この温度が所定の温度に上昇するとセンサ
ー31が作動して制御装置33の指令でフアンモーター23が
駆動して、冷却フアン25が回転し、フイルター17の内面
に送風を吹き付けるとともに、電磁作動機37を作動させ
てスロツトル装置39をアイドル回転位置に切り換える。
同時に減速機27を経てブラシ29が回転してフイルター17
の内面に清掃して送風が行なわれるのでフイルター17に
堆積した塵埃は外方に吹きとばされて除去される。一定
時間後、フアンモーター23は停止し、スロツトル装置39
はアイドル状態を解除されて正常運転に復帰するもので
ある。
本考案によれば、フイルターに直接送風を吹き付けるこ
とができてフイルターの清掃が容易となるものである。
とができてフイルターの清掃が容易となるものである。
なお、請求項2に記載のごとく、冷却水の温度を感知す
るセンサーの作動によつてスロツトル装置を制御すると
ともに送風フアン19を一定時間回転せしめる制御装置を
設けることにより、フイルター17の清掃作業がさらに容
易となるものである。また請求項3に記載のごとく、ブ
ラシによつてフイルターの表面に接して摺動せしめれば
清掃能力はさらに向上するものである。
るセンサーの作動によつてスロツトル装置を制御すると
ともに送風フアン19を一定時間回転せしめる制御装置を
設けることにより、フイルター17の清掃作業がさらに容
易となるものである。また請求項3に記載のごとく、ブ
ラシによつてフイルターの表面に接して摺動せしめれば
清掃能力はさらに向上するものである。
第1図は本考案の1実施例の側断面図、第2図は要部の
斜視説明図である。 3…エンジン、15…ラジエーター 17…フイルター、19…冷却フアン 25…送風フアン、29…ブラシ 33…制御装置、39…スロツトル装置
斜視説明図である。 3…エンジン、15…ラジエーター 17…フイルター、19…冷却フアン 25…送風フアン、29…ブラシ 33…制御装置、39…スロツトル装置
Claims (3)
- 【請求項1】エンジン3のラジエーター15の外方にダク
ト21を介して大気中の草片等の塵埃を堆積させるフィル
ター17を設け、前記エンジン3と前記ラジエータ15との
間に、大気を前記フィルター17と前記ラジエータ15とを
順次通過して吸引するエンジン駆動の冷却ファン19を設
け、ダクト21内であって前記ラジエータ15と前記フィル
ター17との間に、前記フィルター17に向って送風するた
めの電動の送風ファン25を設け、所定エンジン状態のと
きに、送風ファン25及びエンジン3の作動を制御する制
御装置33を設けたことを特徴とするラジエーターの除塵
装置。 - 【請求項2】前記制御装置33は、ラジエーター15内の冷
却水の温度を感知してエンジン3のスロットル装置39を
制御するとともに、前記送風ファン25を一定時間回転せ
しめる手段を有するものであることを特徴とする請求項
1記載のラジエーターの除塵装置。 - 【請求項3】前記送風ファン15は、該送風ファン25に連
動して前記フィルター17の表面を摺動するブラシ29を有
することを特徴とする請求項1または2記載のラジエー
ターの除塵装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988048318U JPH0721866Y2 (ja) | 1988-04-12 | 1988-04-12 | ラジエーターの除塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988048318U JPH0721866Y2 (ja) | 1988-04-12 | 1988-04-12 | ラジエーターの除塵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01152023U JPH01152023U (ja) | 1989-10-19 |
JPH0721866Y2 true JPH0721866Y2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=31274476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988048318U Expired - Lifetime JPH0721866Y2 (ja) | 1988-04-12 | 1988-04-12 | ラジエーターの除塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721866Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006160047A (ja) * | 2004-12-07 | 2006-06-22 | Tcm Corp | 冷却装置および冷却装置を備えた産業用車両 |
CN114508410B (zh) * | 2022-01-18 | 2024-08-30 | 江苏大学 | 一种联合收获机发动机风冷系统防尘防堵装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55165916U (ja) * | 1979-05-15 | 1980-11-28 | ||
JPS5792827U (ja) * | 1980-11-28 | 1982-06-08 | ||
JPS62184136U (ja) * | 1986-05-16 | 1987-11-21 |
-
1988
- 1988-04-12 JP JP1988048318U patent/JPH0721866Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01152023U (ja) | 1989-10-19 |
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