JPH05146211A - 農用作業機における防塵装置 - Google Patents
農用作業機における防塵装置Info
- Publication number
- JPH05146211A JPH05146211A JP3310440A JP31044091A JPH05146211A JP H05146211 A JPH05146211 A JP H05146211A JP 3310440 A JP3310440 A JP 3310440A JP 31044091 A JP31044091 A JP 31044091A JP H05146211 A JPH05146211 A JP H05146211A
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- JP
- Japan
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- dust
- engine
- air
- blower
- mesh
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- Pending
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- Combines (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Agricultural Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、エンジンに吸引する冷却風を濾過
する防塵網の目詰りを防止してクリ−ンに保つ装置を作
り出さんとするものである。 【構成】走行装置1を有する車台2上に作業機3とエン
ジン4とを搭載してなる農用作業機において、前記エン
ジン4の吸気口5に防塵網6を張設して設け、該防塵網
6の外側でその一辺に沿って噴風口7を形成し、該噴風
口7を機体8に設けた送風機9に連通して構成した防塵
装置である。
する防塵網の目詰りを防止してクリ−ンに保つ装置を作
り出さんとするものである。 【構成】走行装置1を有する車台2上に作業機3とエン
ジン4とを搭載してなる農用作業機において、前記エン
ジン4の吸気口5に防塵網6を張設して設け、該防塵網
6の外側でその一辺に沿って噴風口7を形成し、該噴風
口7を機体8に設けた送風機9に連通して構成した防塵
装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、農用作業機における防
塵装置に関し、コンバインやハ−ベスタ等に利用するも
のである。
塵装置に関し、コンバインやハ−ベスタ等に利用するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の構成は、防塵網に付着した塵埃を
取り除く装置として、清掃用のブラシを防塵網の表面に
沿って移動させるものがあった。
取り除く装置として、清掃用のブラシを防塵網の表面に
沿って移動させるものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の農業機械の作
業環境は、作業の対象が土とか穀稈(藁)であるから塵
埃が発生し易くこれの対策に苦労している。特に、きれ
いな空気を吸引することが要求されるエンジンにあって
は、塵埃を吸引しないように吸気口に防塵網を張設して
保護しているが、この防塵網の網面に塵埃が付着して目
づまりを起こして障害が発生する。
業環境は、作業の対象が土とか穀稈(藁)であるから塵
埃が発生し易くこれの対策に苦労している。特に、きれ
いな空気を吸引することが要求されるエンジンにあって
は、塵埃を吸引しないように吸気口に防塵網を張設して
保護しているが、この防塵網の網面に塵埃が付着して目
づまりを起こして障害が発生する。
【0004】防塵網が目づまりを起こすと、エンジン
は、馬力の低下、オ−バ−ヒ−ト等につながり故障して
しまうため、作業者は、作業を中断して防塵網の清掃を
行わなければならない。そのために、作業は、連続して
行うことが出来ず、清掃のためしばしば中断しなければ
ならない問題点がある。
は、馬力の低下、オ−バ−ヒ−ト等につながり故障して
しまうため、作業者は、作業を中断して防塵網の清掃を
行わなければならない。そのために、作業は、連続して
行うことが出来ず、清掃のためしばしば中断しなければ
ならない問題点がある。
【0005】また、防塵網に付着した塵埃は、ブラシ等
では充分に取り除くことが出来ないものである。
では充分に取り除くことが出来ないものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題点
を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものであ
る。すなわち、走行装置1を有する車台2上に作業機3
とエンジン4とを搭載してなる農用作業機において、前
記エンジン4の吸気口5に防塵網6を張設して設け、該
防塵網6の外側でその一辺に沿って噴風口7を形成し、
該噴風口7を機体8に設けた送風機9に連通して構成し
た防塵装置である。
を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものであ
る。すなわち、走行装置1を有する車台2上に作業機3
とエンジン4とを搭載してなる農用作業機において、前
記エンジン4の吸気口5に防塵網6を張設して設け、該
防塵網6の外側でその一辺に沿って噴風口7を形成し、
該噴風口7を機体8に設けた送風機9に連通して構成し
た防塵装置である。
【0007】
【実施例】まず、その構成について説明する。車台2
は、クロ−ラからなる走行装置1を有し、脱穀機10、
グレンタンク11、キャビン12を搭載している。そし
て、前処理部13は、刈取装置14、分草杆15、掻込
リ−ル16等を一体的に設け、前記車台2の前部に設け
ている。
は、クロ−ラからなる走行装置1を有し、脱穀機10、
グレンタンク11、キャビン12を搭載している。そし
て、前処理部13は、刈取装置14、分草杆15、掻込
リ−ル16等を一体的に設け、前記車台2の前部に設け
ている。
【0008】エンジン4は、グレンタンク11の後側に
位置させて車台2上に搭載し、前記各装置の回転各部を
伝動回転出来るように伝動構成している。なお、エンジ
ン4は、これに付属するエァ−クリ−ナを有し、冷却フ
ァン17、ラジエ−タ18を背後に配置している。そし
て、エンジン4は、側面にエンジンカバ−19を有する
箱状のエンジンル−ム20によって囲って構成してい
る。
位置させて車台2上に搭載し、前記各装置の回転各部を
伝動回転出来るように伝動構成している。なお、エンジ
ン4は、これに付属するエァ−クリ−ナを有し、冷却フ
ァン17、ラジエ−タ18を背後に配置している。そし
て、エンジン4は、側面にエンジンカバ−19を有する
箱状のエンジンル−ム20によって囲って構成してい
る。
【0009】そして、吸気室21は、上記したエンジン
ル−ム20の上部に連結して設け、前記エンジンカバ−
19と同じ外側面に吸気口5を開口して防塵網6を張設
している。吸気室21は、前記エンジンル−ム20とは
連通させ、機外の空気を防塵網6から吸気口5を通して
吸引し、きれいな空気をエア−クリ−ナ−に供給した
り、冷却風として利用できる構成としている。
ル−ム20の上部に連結して設け、前記エンジンカバ−
19と同じ外側面に吸気口5を開口して防塵網6を張設
している。吸気室21は、前記エンジンル−ム20とは
連通させ、機外の空気を防塵網6から吸気口5を通して
吸引し、きれいな空気をエア−クリ−ナ−に供給した
り、冷却風として利用できる構成としている。
【0010】送風機9は、グレンタンク11の上面に装
置し、伝動機構22を介して駆動できるように設け、送
風口23をホ−ス24に連通して構成している。噴風口
7は、吸気室21の上部で防塵網6の上方に沿って噴風
可能に開口させ一端部をホ−ス24に連通させている。 別実施例1 送風機9は、図5、6に示すように、吸気孔25を下方
のグレンタンク11に開口連通させて構成している。そ
して、噴風口7は、レバ−26による切り替え式にして
送風機9からの風を下方の防塵網6の方向と、後方とに
切り替えて噴風できる構成にしている。
置し、伝動機構22を介して駆動できるように設け、送
風口23をホ−ス24に連通して構成している。噴風口
7は、吸気室21の上部で防塵網6の上方に沿って噴風
可能に開口させ一端部をホ−ス24に連通させている。 別実施例1 送風機9は、図5、6に示すように、吸気孔25を下方
のグレンタンク11に開口連通させて構成している。そ
して、噴風口7は、レバ−26による切り替え式にして
送風機9からの風を下方の防塵網6の方向と、後方とに
切り替えて噴風できる構成にしている。
【0011】このように構成すると、送風機9は、回転
駆動されるとグレンタンク11内の塵埃を吸引して機外
に排塵でき穀粒をきれいにして収穫できる特徴がある。 別実施例2 送風機9は、図7、8に示すように、吸引ホ−ス27を
キャビン12内に臨ませて設け、ク−ラ−によって冷さ
れた室内の空気を吸引できる構成にしている。
駆動されるとグレンタンク11内の塵埃を吸引して機外
に排塵でき穀粒をきれいにして収穫できる特徴がある。 別実施例2 送風機9は、図7、8に示すように、吸引ホ−ス27を
キャビン12内に臨ませて設け、ク−ラ−によって冷さ
れた室内の空気を吸引できる構成にしている。
【0012】このように構成すると、送風機9は、回転
駆動されるとキャビン12内の冷却された空気を吸引し
て噴風口7から防塵網6に向けて噴風することとなる。
そのため、エンジン4は、防塵網6を介して吸気室21
に吸引された冷気によって効果的に冷却作用を受けるこ
ととなり、また、エア−クリ−ナ−にも供給されて効果
的に作用することが出来る。
駆動されるとキャビン12内の冷却された空気を吸引し
て噴風口7から防塵網6に向けて噴風することとなる。
そのため、エンジン4は、防塵網6を介して吸気室21
に吸引された冷気によって効果的に冷却作用を受けるこ
ととなり、また、エア−クリ−ナ−にも供給されて効果
的に作用することが出来る。
【0013】次にその作用について説明する。まず、エ
ンジン4を始動して機体の回転各部を駆動すると、車台
2は、走行装置1によって推進され前進しながら作業を
開始する。すると、圃場の穀稈は、前部の掻込リ−ル1
6によって掻き込まれ刈取装置14によって刈り取られ
脱穀機10に供給されて脱穀作用を受ける。
ンジン4を始動して機体の回転各部を駆動すると、車台
2は、走行装置1によって推進され前進しながら作業を
開始する。すると、圃場の穀稈は、前部の掻込リ−ル1
6によって掻き込まれ刈取装置14によって刈り取られ
脱穀機10に供給されて脱穀作用を受ける。
【0014】そして、脱穀された穀粒は、グレンタンク
11内に貯溜される。さて、このような連続作業中にお
いて、エンジン4は、回転している冷却ファン17によ
って防塵網6を介して塵埃の除去されたきれいな空気を
冷却風として吸引し続けている。この時、車台2の周辺
にある空気は、刈り取って脱穀処理されている穀稈
(藁)から発生する排塵物、藁屑、塵埃が混入して飛散
し汚れた状態になっている。
11内に貯溜される。さて、このような連続作業中にお
いて、エンジン4は、回転している冷却ファン17によ
って防塵網6を介して塵埃の除去されたきれいな空気を
冷却風として吸引し続けている。この時、車台2の周辺
にある空気は、刈り取って脱穀処理されている穀稈
(藁)から発生する排塵物、藁屑、塵埃が混入して飛散
し汚れた状態になっている。
【0015】したがって、防塵網6は、吸気室21に吸
引される空気を濾過しながら通過させ、きれいな空気を
送りこんでいるから、全面に塵埃が付着しようとしてい
る。そのとき、送風機9は、グレンタンク11の上面に
あって空気を吸引して送風口23からホ−ス24に送り
噴風口7から下方に強力に噴風させる。すると、その噴
風は、防塵網6の前面を吹き抜けることとなるが、その
時、前述のとおり、防塵網6に付着しようとしている塵
埃を付着直前に吹き飛ばすことができるものである。
引される空気を濾過しながら通過させ、きれいな空気を
送りこんでいるから、全面に塵埃が付着しようとしてい
る。そのとき、送風機9は、グレンタンク11の上面に
あって空気を吸引して送風口23からホ−ス24に送り
噴風口7から下方に強力に噴風させる。すると、その噴
風は、防塵網6の前面を吹き抜けることとなるが、その
時、前述のとおり、防塵網6に付着しようとしている塵
埃を付着直前に吹き飛ばすことができるものである。
【0016】以上のように、送風機9によって起風され
た風は、吸気室21とエンジンル−ム20の外側を吹き
抜ける過程において、防塵網6やエンジンカバ−19へ
の塵埃の付着を未然に防止できるものである。
た風は、吸気室21とエンジンル−ム20の外側を吹き
抜ける過程において、防塵網6やエンジンカバ−19へ
の塵埃の付着を未然に防止できるものである。
【0017】
【発明の作用効果】以上のように本発明は、走行装置を
有する車台上に作業機とエンジンとを搭載してなる農用
作業機において、前記エンジンの吸気口に防塵網を張設
して設け、該防塵網の外側でその一辺に沿って噴風口を
形成し、該噴風口を機体に設けた送風機に連通して構成
したものであるから、吸気室の防塵網の外側に沿って噴
風を流すことによって塵埃を吹き飛ばすことが出来るも
のである。
有する車台上に作業機とエンジンとを搭載してなる農用
作業機において、前記エンジンの吸気口に防塵網を張設
して設け、該防塵網の外側でその一辺に沿って噴風口を
形成し、該噴風口を機体に設けた送風機に連通して構成
したものであるから、吸気室の防塵網の外側に沿って噴
風を流すことによって塵埃を吹き飛ばすことが出来るも
のである。
【0018】したがって、防塵網は、塵埃が付着する前
に取り除かれ、きれいな状態に保たれることによって目
詰りが未然に防止され、作業を中断する必要もなく能率
良く作業が出来るものである。しかも、エンジンは、必
要な出力を保持しオ−バ−ヒ−ト等の故障を未然に防止
できる特徴がある。
に取り除かれ、きれいな状態に保たれることによって目
詰りが未然に防止され、作業を中断する必要もなく能率
良く作業が出来るものである。しかも、エンジンは、必
要な出力を保持しオ−バ−ヒ−ト等の故障を未然に防止
できる特徴がある。
【図1】本発明の実施例であって、一部を破断して示す
側面図である。
側面図である。
【図2】本発明の実施例であって、その背面図である。
【図3】本発明の実施例であって、その平面図である。
【図4】本発明の実施例であって、斜面図である。
【図5】本発明の別実施例であって、一部を破断して示
す側面図である。
す側面図である。
【図6】本発明の別実施例であって、その平面図であ
る。
る。
【図7】本発明の別実施例であって、一部を破断して示
す側面図である。
す側面図である。
【図8】本発明の別実施例であって、その平面図であ
る。
る。
1 走行装置 2 車台 3
作業機 4 エンジン 5 吸気口 6
防塵網 7 噴風口 8 機体 9
送風機
作業機 4 エンジン 5 吸気口 6
防塵網 7 噴風口 8 機体 9
送風機
Claims (1)
- 【請求項1】 走行装置を有する車台上に作業機とエン
ジンとを搭載してなる農用作業機において、前記エンジ
ンの吸気口に防塵網を張設して設け、該防塵網の外側で
その一辺に沿って噴風口を形成し、該噴風口を機体に設
けた送風機に連通して構成した防塵装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3310440A JPH05146211A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 農用作業機における防塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3310440A JPH05146211A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 農用作業機における防塵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05146211A true JPH05146211A (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=18005275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3310440A Pending JPH05146211A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 農用作業機における防塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05146211A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8978802B2 (en) * | 2012-08-15 | 2015-03-17 | Cnh Industrial America Llc | Air intake configuration for an agricultural harvesting machine |
-
1991
- 1991-11-26 JP JP3310440A patent/JPH05146211A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8978802B2 (en) * | 2012-08-15 | 2015-03-17 | Cnh Industrial America Llc | Air intake configuration for an agricultural harvesting machine |
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