JPH07218624A - Fm−cwレーダ装置 - Google Patents

Fm−cwレーダ装置

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Publication number
JPH07218624A
JPH07218624A JP6034264A JP3426494A JPH07218624A JP H07218624 A JPH07218624 A JP H07218624A JP 6034264 A JP6034264 A JP 6034264A JP 3426494 A JP3426494 A JP 3426494A JP H07218624 A JPH07218624 A JP H07218624A
Authority
JP
Japan
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target
distance
signal
circuit
transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP6034264A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ito
朗 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP6034264A priority Critical patent/JPH07218624A/ja
Publication of JPH07218624A publication Critical patent/JPH07218624A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のFM−CWレーダ装置は目標が常に最
大探知距離にあるものとして送信出力が決定されている
ため、目標が近距離にある場合多重反射により悪影響を
受ける。これを回避する。 【構成】 FM−CWレーダ装置の測距情報を利用して
目標までの距離に応じて送信出力を変化させ、近距離の
目標に対しては送信出力を抑えて多重反射を防ぐ構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、周波数変調を施した送
信信号を用いて目標までの距離および目標の移動速度を
測定するFM−CWレーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続波でも適当な繰返変調を施して送信
信号の占有周波数帯域幅を広げてやると、CWレーダの
長所をあまり損なわないで目標までの距離も計測できる
ようになる。FM−CWレーダは、CWレーダの送信信
号に周波数変調(FM)を施した送信信号を用いて、目
標までの距離およびその移動速度を検出できるレーダと
したものである。
【0003】図2は、従来のサーボスロープ式FM−C
Wレーダ装置の構成の概略を示すブロック図であり、図
において、1は変調器で、ほぼ直線に変化するスロープ
と周期を有する変調信号を発生し送信信号を連続的に周
波数変調する。2は送信回路で、周波数変調された送信
信号の増幅を行う。3は送受信用アンテナ、4は距離を
測定しようとする目標、5は目標4からの受信信号と送
信信号の一部とを混合してビート信号を得るミキサ、6
はビート信号を増幅する受信回路、7は中心周波数とビ
ート信号の周波数の差に比例した誤差信号を出力するト
ラッキングディスクリミネータ、8はビート信号のレベ
ル及びS/Nを判定するコントロールディスクリミネー
タ、9はコントロールディスクリミネータ8の判定によ
り動作する信号切換器、10はサーチ電圧発生回路であ
り、コントロールディスクリミネータ8により目標が検
出できないと判断された場合、信号切換器9が動作して
サーボループを開き、サーチ電圧発生回路10から変調
器1へサーチ電圧を送出し、近距離から遠距離までの掃
引を行い目標の探索を行う。11は距離出力回路で、変
調器1からの変調信号のスロープの時間幅の変化を検出
し目標4までの距離Dを測定して出力する。
【0004】次に、従来の装置の動作について説明す
る。変調器1で、ほぼ直線に変化するスロープと周期を
有する変調信号を発生し、送信信号を連続的に周波数変
調する。ここで得られる送信信号の周波数F(t)と、
時間tの関係を図3(ィ)に示す。このように周波数変
調された送信信号は、送信回路2で増幅され、送受信用
アンテナ3へ供給されて電波として目標4に向けて放射
される。
【0005】そして、目標4で反射した反射波は、送受
信用アンテナ3で受波され、受信信号に変換されてミキ
サ5に入力され、送信信号の一部と混合され、ビート信
号を発生する。図3(ロ)は送信信号,受信信号,ビー
ト信号の関係を示す図であり、実線で示す送信信号に対
し、破線で示す受信信号は電波が送受信用アンテナ3か
ら放射されて目標4までの距離Dを伝播し、目標4で反
射して再び送受信用アンテナ3に戻るまでの時間τだけ
遅れており、従って周波数fbのビート信号が発生す
る。なお、Tは変調信号のスロープの時間幅(すなわち
変調幅)、ΔFはFMの周波数偏位幅であり、aを係
数、cを光速とすれば、 fb=a・4D・T・ΔF/c・・・式(1)の関係に
なる。
【0006】ミキサ5で得られた周波数fbのビート信
号は、受信回路6で増幅され、トラッキングディスクリ
ミネータ7およびコントロールディスクリミネータ8に
入力される。そして、トラッキングディスクリミネータ
7で中心周波数fboと、ビート信号の周波数fbの差
に比例した誤差信号を出力し、すなわちビート信号の周
波数fbの変化を検出し、この誤差信号を変調器1に供
給して変調信号のスロープをフィードバック制御する。
すなわち、ビート信号の周波数fbをこのサーボループ
で、目標4までの距離Dとは無関係に一定となるように
(トラッキングディスクリミネータ7の中心周波数fb
oとなるように)制御し、変調信号のスロープを制御す
る。従って、距離出力回路11で変調信号のスロープの
時間幅Tの変化を検出することNIより、目標4までの
距離Dが求められる。
【0007】一方、受信回路6で増幅されたビート信号
は、コントロールディスクリミネータ8にも入力されて
おり、コントロールディスクリミネータ8で、ビート信
号のレベルおよびS/Nが監視され、ビート信号のレベ
ルおよびS/Nが良好な場合、上述のように信号切換器
9を通してサーボループを形成することとし、距離の測
定を行うが、レベルまたはS/Nが劣化した場合、目標
を検出してないとして信号切換器9を動作させてサーボ
ループを開き、サーチ電圧発生回路10からサーチ電圧
を変調器1に送り、変調信号のスロープを周期毎に変化
させて、近距離から遠距離まで掃引を行い目標の探索を
行う。なお、FM−CWレーダ装置は、上述のように目
標の移動速度の検出も行っているが、本発明とは直接関
係がないので、この説明を省略する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のF
M−CWレーダ装置では、目標が常に最大探知距離にあ
るものとして送信出力が定められており、遠距離にある
目標に対しては適切な反射波が得られるものの近距離に
ある目標に対しては送信出力が強すぎるという問題が生
じる。すなわち、FM−CWレーダはパルスレーダに比
べてはるかに至近距離にある目標を測定できるが、近距
離にある目標では、例えばレーダの背後に建物等の施設
があった場合、レーダから放射され目標で反射された電
波がそれらの施設で反射され、もう一度目標で反射され
てアンテナに入射する多重反射現象が生じ易く、発生し
た多重反射信号がレーダの最低検知信号レベル以上であ
ると、受信信号のS/Nが悪化し、サーチ時に正常な反
射波にロックできなかったり、正常な反射波にロックし
ていてもそのロックが外れてしまう等の問題点があっ
た。
【0009】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、近距離目標に対しても多重反射を抑
え、安定した測定が可能なFM−CWレーダ装置を提供
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるFM−C
Wレーダ装置は、得られる距離情報から送信出力を可変
する手段を備えたことを特徴とする。FM−CWレーダ
装置は、逐次目標からの距離を計測できるように構成さ
れており、この距離情報を利用して送信出力の増幅度を
制御し、近距離目標に対しては送信出力を弱め多重反射
を抑える。また、サーボスロープ式のFM−CWレーダ
装置においては、目標までの距離に応じて変化するサー
ボループの制御信号を利用して送信出力制御回路を動作
させ、送信出力の増幅度を制御する。あるいは、スロー
プの時間幅が目標までの距離に対応して変化するので、
このスロープの時間幅を検出して送信出力制御回路を動
作させ、送信出力の増幅度を制御することとした。
【0011】
【作用】本発明においては、目標までの測定距離により
送信出力を制御し、特に強力な多重反射波が発生する可
能性の高い近距離目標の測定において、送信出力を測定
に必要な程度まで下げることにより、発生する多重反射
信号のレベルを入力信号とみなされるスレショールドレ
ベル以下とし、受信信号のS/Nの劣化を防止して安定
した測定を可能とする。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明の一実施例を示すブロック図であり、
図において、図2と同一符号は同一又は相当部分を示
し、2aはこの実施例における送信回路で、その内部に
外部からの制御信号により増幅度を可変して増幅できる
可変増幅回路が設けられている。12は送信出力制御回
路で、信号切換器9からの信号により目標までの距離情
報を得、この距離情報に基づいた制御信号を送信回路2
aに送出する。
【0013】次に本実施例の動作について説明する。図
1の破線で囲った部分の送信回路2aおよび送信出力制
御回路12以外の動作は、図2の従来の技術で説明した
動作と同様であり、その説明を省略する。信号切換器9
を介し、上述のサーボループが閉じた状態のときにはト
ラッキングディスクリミネータ7より出力される誤差信
号が変調器1と送信出力制御回路12へ入力され、サー
ボループが開いている状態のときには、サーチ電圧発生
回路10から出力されるサーチ電圧が同様に変調器1と
送信出力制御回路12へ入力される。
【0014】次の変調器1では、その電圧により目標ま
での距離に応じた変調信号を発生し、この変調信号を送
信回路2aに送出する。同様に、送信出力制御回路12
では、その電圧により目標までの距離を検出し、この距
離に応じた制御信号を送信回路2aに送出し、送信回路
2aの可変増幅回路を制御する。送信回路2aでは、制
御信号により変調器1から出力された送信信号の増幅度
を、送信出力制御回路12からの制御信号に応じて増幅
し、増幅した変調信号を送受信用アンテナ3に出力す
る。従って、送受信用アンテナ3から出力される電波の
送信出力は、測定しようとする目標までの距離により自
動的に制御でき、近距離の目標の測定では送信出力を下
げ、不要な多重反射波の発生を減少させ、あるいは多重
反射波のレベルを下げ、受信信号のS/Nの劣化を低減
して安定した測定が行えるようになる。
【0015】なお、上記実施例では、目標までの距離に
応じて変化するサーボループの制御信号(誤差信号)を
利用して距離情報を得ることとしているが、サーボスロ
ープ式のFM−CWレーダ装置では上述のように変調信
号のスロープの時間幅が目標までの距離に応じて変化す
るので、このスロープの時間幅を検出して送信出力制御
回路を動作させるように構成しても良く、さらにFM−
CWレーダ装置では目標までの距離を測距する何れかの
測距手段が設けられているので、この測距手段からの距
離情報を利用して送信出力を制御する構成とできる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明のFM−CW
レーダ装置は、近距離で発生する多重反射波を抑え、多
重反射が起因するS/Nの劣化を防止し、安定した測定
が行える装置を構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】従来のサーボスロープ式FM−CWレーダ装置
の構成を示すブロック図である。
【図3】送信信号,受信信号,ビート信号の関係を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 変調器 2a 送信回路 3 送受信用アンテナ 4 目標 5 ミキサ 6 受信回路 7 トラッキングディスクリミネータ 8 コントロールディスクリミネータ 9 信号切換器 10 サーチ電圧発生回路 11 距離出力回路 12 送信出力制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FM−CWレーダ装置において、 得られる目標までの距離情報に基づいて送信出力を可変
    する手段を備えたことを特徴とするFM−CWレーダ装
    置。
  2. 【請求項2】 サーボスロープ式のFM−CWレーダ装
    置において、 目標までの距離に応じて変化するサーボループの制御信
    号を利用して目標までの距離情報を得、この距離情報に
    基づいて送信出力を可変する手段を備えたことを特徴と
    するFM−CWレーダ装置。
  3. 【請求項3】 サーボスロープ式のFM−CWレーダ装
    置において、 目標までの距離に応じて変化する周波数変調信号のスロ
    ープの時間幅を利用して目標までの距離情報を得、この
    距離情報に基づいて送信出力を可変する手段を備えたこ
    とを特徴とするFM−CWレーダ装置。
JP6034264A 1994-02-08 1994-02-08 Fm−cwレーダ装置 Pending JPH07218624A (ja)

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JP6034264A JPH07218624A (ja) 1994-02-08 1994-02-08 Fm−cwレーダ装置

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JPH07218624A true JPH07218624A (ja) 1995-08-18

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ID=12409321

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002544491A (ja) * 1999-05-11 2002-12-24 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 車両周囲の対象物の検出装置
WO2023079923A1 (ja) * 2021-11-08 2023-05-11 株式会社デンソー 物体認識装置及びプログラム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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