JPH07217986A - 空気調和装置の昇降ユニット昇降装置 - Google Patents

空気調和装置の昇降ユニット昇降装置

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JPH07217986A
JPH07217986A JP6015496A JP1549694A JPH07217986A JP H07217986 A JPH07217986 A JP H07217986A JP 6015496 A JP6015496 A JP 6015496A JP 1549694 A JP1549694 A JP 1549694A JP H07217986 A JPH07217986 A JP H07217986A
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JP
Japan
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air conditioner
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unit
lifting
elevating
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Application number
JP6015496A
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English (en)
Inventor
Yuuji Kazushi
雄治 一司
Tadamitsu Imai
忠光 今井
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】昇降ユニットCUを空気清浄機本体10からワイヤ
31a 〜31d によって吊り下げ昇降させる昇降装置30であ
る。ワイヤ31a 〜31d は昇降ユニットCUの四隅部を吊り
下げる。空気清浄機本体10に配置した巻胴部材33a 〜33
d を回転駆動し、各ワイヤ31a 〜31d を巻胴部材33a 〜
33d に巻き取る。対角に配置されるワイヤ(31a,31d)(31
c,31b)を一体回転される同一組の巻胴部材(33a,33b)(33
c,33d)によりそれぞれ巻き取る。 【効果】巻胴部材を駆動するチェーン等が切れ、一の組
の巻胴部材がワイヤを解放した場合にも、他の組の巻胴
部材が昇降ユニットの対角部位を吊り下げる。昇降ユニ
ットが傾斜動作を起こさない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高所に設置された空気
調和装置において、所要の機能部品を含んだ昇降ユニッ
トを、空気調和装置本体に対して昇降させる、空気調和
装置の昇降ユニット昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和装置は高所に設置される場合が
ある。この場合、交換や洗浄を必要とする機能部品の着
脱を高所で行うことは困難である。そこで、空気調和装
置において、所要の機能部品を含んだ昇降ユニットを設
け、この昇降ユニットをワイヤ等により吊り下げて昇降
させる昇降装置を設けたものが提供されている。
【0003】一般に、この昇降装置においては、図7に
示すように、上記昇降ユニット90の四隅部を吊り下げ
た4本のワイヤ91a,91b,91c,91dを、各
ワイヤ91a,91b,91c,91dに対応して空気
調和装置本体92に配置した各巻胴部材93a,93
b,93c,93dに同時に巻き取り、或いは各巻胴部
材93a,93b,93c,93dから同時に巻き出す
ことにより、上記昇降ユニット90を昇降させるように
している。巻胴部材93a,93bは同軸上に連結され
一体的に駆動される。同様に巻胴部材93c,93dは
同軸上に連結され一体的に駆動される。また、各巻胴部
材93a〜93dは、エンドレスのチェーン94,95
等を含む駆動機構96によって回転駆動されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のチェ
ーン94又は95の一方が万一切れた場合に、片側2本
のワイヤ(91a,91b)又は(91c,91d)が
巻胴部材(93a,93b)又は(93c,93d)か
ら巻き出されることになり、その結果、図7に破線で示
すように昇降ユニット90の片側部分が大きく傾斜しな
がら落下するおそれがあった。また、上記のように昇降
ユニット90が傾斜すると、例えば、ドレンパンからオ
イルがこぼれ落ちたり、昇降ユニット90に収容されて
いるエレメントが昇降ユニット90から飛び出すといっ
た不具合を生ずるおそれがある。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、万一チェーン切れ等を生じた場合にも昇降
ユニットの傾斜動作を防止することができる、空気調和
装置の昇降ユニット昇降装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る空気調和装置の昇降ユニット昇降装
置は、高所に設置された空気調和装置本体に収容される
上昇位置と上記空気調和装置本体の下方に吊り下げられ
る下降位置とに昇降自在であって所要の機能部品を含ん
だ昇降ユニットを、空気調和装置本体に対して昇降させ
る、空気調和装置の昇降ユニット昇降装置において、下
端部が上記昇降ユニットの四隅部にそれぞれ係合された
複数の索状吊下げ部材と、空気調和装置本体に配置さ
れ、各吊下げ部材の上端部を固定した状態で回転駆動さ
れることにより、各吊下げ部材を、外周面にそれぞれ巻
き取る巻胴部材とを含み、上記巻胴部材は、2本ずつそ
の回動軸線を一致させ且つ一体的に回転駆動される組を
2つ構成しており、上記四隅部の対角に配置された吊下
げ部材同士は、同一組の巻胴部材により巻き取られるこ
とを特徴とするものである。
【0007】また、上記の目的を達成するため、請求項
2に係る空気調和装置の昇降ユニット昇降装置は、高所
に設置された空気調和装置本体に収容される上昇位置と
上記空気調和装置本体の下方に吊り下げられる下降位置
とに昇降自在であって所要の機能部品を含んだ昇降ユニ
ットを、空気調和装置本体に対して昇降させる、空気調
和装置の昇降ユニット昇降装置において、下端部が上記
昇降ユニットの四隅部にそれぞれ係合された複数の索状
吊下げ部材と、空気調和装置本体に配置され、各吊下げ
部材の上端部を固定した状態で回転駆動されることによ
り、各吊下げ部材をそれぞれ巻き取る巻胴部材と、上記
巻胴部材へ駆動部からの動力を伝達する無端状の伝動節
と、上記巻胴部材の回転を阻止するロック姿勢と阻止を
解除するロック解除姿勢に姿勢変化するロック機構と、
上記伝動節の破断に応じてロック機構をロック姿勢に姿
勢変化させるロック機構駆動手段とを含むことを特徴と
するものである。
【0008】さらに、上記の目的を達成するため、請求
項3に係る空気調和装置の昇降ユニット昇降装置は、請
求項2記載の空気調和装置の昇降ユニット昇降装置にお
いて、上記ロック機構は、上記巻胴部材と一体回転する
ラチェットホイールと、所要時にラチェットホイールと
噛み合わされるラチェットとを含むことを特徴とするも
のである。
【0009】また、上記の目的を達成するため、請求項
4に係る空気調和装置の昇降ユニット昇降装置は、請求
項3記載の空気調和装置の昇降ユニット昇降装置におい
て、上記ロック機構駆動手段は、上記ラチェットと一体
回転可能に連結されたレバー部材と、上記レバー部材に
回転自在に支持され伝動節に転がり接触する回転体と、
上記回転体が伝動節を押圧する方向に上記レバー部材を
弾性的に回転付勢する付勢手段とを含むことを特徴とす
るものである。
【0010】
【作用】上記請求項1に係る発明の構成によれば、回転
軸線を一致させた同一組の巻胴部材は一体的に回転駆動
される。また、同一組の巻胴部材は、昇降ユニットの四
隅部の対角に配置された吊下げ部材を巻き取る。その結
果、万一、巻胴部材を駆動するためのチェーン等が切
れ、1の組の巻胴部材が対角となる一対の吊下部材を巻
き出した場合においても、他の組の巻胴部材が他の対の
吊下げ部材を介して昇降ユニットの対角部分を吊り下げ
ている。したがって、昇降ユニットが大きく傾斜される
ようなことがない。
【0011】上記請求項2に係る発明の構成によれば、
伝動節が万一破断した場合においても、ロック機構駆動
手段がロック機構をロック姿勢に姿勢変化させ、これに
より、ロック機構によって巻胴部材の回転が阻止させ
る。したがって、巻胴部材から吊下げ部材が巻き出され
ない結果、昇降ユニットの傾斜動作が防止される。上記
請求項3に係る発明の構成によれば、巻胴部材と一体回
転するラチェットホイールに対してラチェットが噛み合
わされることにより、巻胴部材の回転が阻止され、これ
により、昇降ユニットの傾斜動作が防止される。ラチェ
ットを用いるので、巻胴部材の回転を確実に阻止でき
る。
【0012】上記請求項4に係る発明の構成によれば、
伝動節が万一破断すると、回転体を支持したレバー部材
が付勢手段によって回転される。このレバー部材と一体
回転したラチェットがラチェットホイールに噛み合わさ
れ、巻胴部材の回転が阻止される。伝動節の破断に応じ
てラチェットを働かせるためのロック機構駆動手段が、
回転体,レバー部材及び付勢手段という簡単な機械構造
により構成されるので、動作が確実であり、信頼性が高
い。また、伝動節を回転体により押圧するので、伝動節
の回転駆動の妨げとならない。
【0013】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図2はこの発明の一実施例に係る昇降ユニット
昇降装置を含んだ、空気調和装置としての空気清浄機の
概略斜視図である。同図を参照して、この空気清浄機
は、高い天井を有する工場等の天井付近に設置され、オ
イルミスト等を捕集除去するものであり、高所に設置
された空気清浄機本体10と、この空気清浄機本体1
0に収容され、空気清浄機本体10内部の風路に循環さ
せる循環送風機としての循環ファン20と、空気清浄
機本体10下面の開口11を通して空気清浄機本体10
に着脱自在であって、フィルタ51や集塵エレメント
(図示せず)等の被メンテナナス部品を含んだ昇降ユニ
ットCUと、この昇降ユニットCUを、4本の吊下げ
部材としてのワイヤ31a〜31dを介して吊り下げて
昇降させる昇降装置30と、リモコン41の操作で昇
降装置30の動作を制御する制御装置40とを備えてい
る。
【0014】上記昇降ユニットCUは、空気清浄機本体
10に収容される上昇位置と、上記空気清浄機本体10
の下方に吊り下げられる下降位置とに昇降される。昇降
ユニットCUは、枠体50と、この枠体50内に保持さ
れた上記被メンテナンス部品とを備えている。枠体50
の上面部であって、昇降ユニットCUの上部四隅部とな
る位置に設けたフック(図示せず)に対して、上記ワイ
ヤ31a〜31dの下端部が引掛けられている。
【0015】図1及び図3を参照して、上記昇降装置3
0は、上記4本のワイヤ31a〜31dと、各ワイヤ3
1a〜31dの上端部を固定し、各ワイヤ31a〜31
dをそれぞれ巻き取る巻胴部材33a〜33dと、巻胴
部材33a〜33dを回転駆動する駆動機構34とを備
えており、ケーシング39内に収容されている。平面視
において、昇降装置30のケーシング39の外郭形状
は、昇降ユニットCUの外郭形状に略沿っている。
【0016】上記4本の巻胴部材33a,33b,33
c,33dのうち、巻胴部材33aと巻胴部材33bの
2本が1組となっており、巻胴部材33cと巻胴部材3
3dの2本が1組となっている。一方の組の2本の巻胴
部材33a,33bは、連結軸35を介して同軸上に一
体回転可能に連結された状態で、ケーシング39に回転
自在に支持されている。他の組の巻胴部材33c,33
dに関しても同様である。
【0017】図1を参照して、ワイヤ31aとワイヤ3
1cに関しては、その真上に位置する巻胴部材33aと
巻胴部材33cにそれぞれ係合されている。一方、ワイ
ヤ31bとワイヤ31dに関しては、互いに交差する状
態で、他方のワイヤの真上に位置する巻胴部材33dと
巻胴部材33bとにそれぞれ係合されている。このよう
に、同一組で一体回転される巻胴部材33a,33bに
よって、昇降ユニットCUの対角となる部位を吊り下げ
た一対のワイヤ31a,31dがそれぞれ巻き取られ、
また、同一組で一体回転される巻胴部材33c,33d
によって、同様に昇降ユニットCUの対角部位を吊り下
げた一対のワイヤ31c,31dがそれぞれ巻き取られ
るようになっている。
【0018】図1を参照して、ワイヤ31bを案内する
プーリ101、及びワイヤ31dを案内するプーリ10
2は、ワイヤ31b,31d同士の接触を回避できるよ
うに、互いの位置がわずかにずらされている。この場
合、何れか一方のプーリ101(又は102)のみを当
該プーリ101(又は102)の回転軸線の方向へずら
せば良い。また、プーリ101,102を回転軸線の方
向に沿って内側へずらす場合には、プーリ101,10
2から対応する巻胴部材33d,33bへのワイヤ31
b,31dの巻き出し方向をわずかに外側に向かせて、
ずらされたプーリ101,102を対応する巻胴部材3
3d,33bと対向させることが、ワイヤ31b,31
dの巻き取りをスムーズに行わせるうえで好ましい。な
お、各ワイヤ31b,31dが複数のプーリを介して巻
胴部材33d,33bに巻き取られるようにし、プーリ
の配置を工夫することによってワイヤ31b,31d同
士の干渉を回避することもできる。
【0019】また、図3を参照して、一方の組の巻胴部
材33a,33bの外周面36は、平面視において、昇
降ユニットCUの一側面CU1に略沿わせて配置されて
おり、他方の組の巻胴部材33c,33dの外周面36
は、昇降ユニットCUの上記一側面CU1に対向する側
面CU2に沿わせて配置されている。また、同一組の2
本の巻胴部材33a,33bの、互いに対向しない側の
端面37は、平面視において、昇降ユニットCUの互い
に対向する側面CU3,CU4にそれぞれ沿わされてい
る。他の組の巻胴部材33c,33dに関しても同様で
ある。
【0020】このようにして、平面視において、各巻胴
部材33a〜33dが、昇降ユニットCUの四隅部に配
置されており、巻胴部材33a〜33dは、昇降ユニッ
トCUの側面CU1〜CU4からはみ出さないようにし
て且つ互いの距離が最も遠くなるようにされている。巻
胴部材33a〜33dの外周面には、ワイヤ31a〜3
1dの巻取りを案内する、螺旋状の巻き溝(図示せず)
が形成され、これにより、ワイヤ31a〜31dに重な
りを生じさせることなく巻き取るようにしてある。同一
組となっている巻胴部材33a,33bに形成された巻
き溝は、互いに逆向きの巻き方向にされている。他の組
の巻胴部材33c,33dの巻き溝に関しても同様であ
る。Pa〜Pbは、各巻胴部材33a〜33dからのワ
イヤ31a〜31dの巻き出し位置を示している。
【0021】図3及び図4を参照して、上記駆動機構3
4は、モータ34aと、このモータ34aにより、減速
機34p、ギア機構34bおよび軸34cを介して回転
駆動される一対の小スプロケット34d,34eと、一
方の小スプロケット34dと無端のチェーン34fを介
して連結され、一方の組の巻胴部材33a,33bの連
結軸35と一体回転する大スプロケット34gと、他方
の小スプロケット34eと無端のチェーン34hを介し
て連結された大スプロケット34iと、この大スプロケ
ット34iと他方の組の巻胴部材33c,33dの連結
軸35を連結するギア機構34jとを備えている。
【0022】上記ギア機構34bは、タイミングギア3
4k、アイドラギア34mおよびリミットギア34nか
らなる。このリミットギア34nに関連してカウンタを
作動させるようにしており、このカウンタの設定によ
り、上昇位置および下降位置を規定するようにしてい
る。また、この駆動機構34では、巻胴部材33a〜3
3dの各組を同一速度で駆動できるように、モータ34
aから連結軸35に至る最終減速比を組同士で等しく設
定してある。
【0023】この実施例によれば、連結軸35によって
一体回転可能に連結された同一組の巻胴部材33a,3
3bは一体的に回転駆動されて、昇降ユニットCUの四
隅部の対角に配置されたワイヤ31a,31dをそれぞ
れ巻き取る。同様に、同一組の巻胴部材33c,33d
は対角に配置されたワイヤ31c,31bをそれぞれ巻
き取る。その結果、万一、何れか一方の組の巻胴部材3
3a〜33dを駆動するためのチェーン34f又は34
hが切れ、何れか一方の組の巻胴部材(33a,33
b)又は(33c,33d)がワイヤ(31a,31
d)又は(31c,31d)を巻き出したとしても、他
方の組の巻胴部材(33a,33b)又は(33c,3
3d)が、ワイヤ(31a,31d)又は(31c,3
1b)を介して昇降ユニットCUの対角部分を吊り下げ
ている。したがって、昇降ユニットCUが大きく傾斜動
作を起こすようなことがない。
【0024】図5はこの発明の他の実施例を示してい
る。同図を参照して、この実施例が図1の実施例と異な
る構成は、各ワイヤ31a,31b,31c,31d
が、その真上に位置する巻胴部材33a,33b,33
c,33dによってそれぞれ巻き取られ、巻胴部材3
3a,33dの回転を阻止するロック機構70と、チェ
ーン34fの破断に応じてロック機構70を作動させる
ロック機構駆動機構80とが設けられている点である。
【0025】上記ロック機構70は、巻胴部材33a
と巻胴部材33cとを連結する連結軸5と一体回転可能
に連結されたラチェットホイール71と、このラチェ
ットホイール71と噛み合わされるラチェット72によ
り構成される。また、ロック機構駆動機構80は、チ
ェーン34fの内周面に転がり接触する回転体としての
プーリ81と、基端部がラチェット72の基端部と一
体に形成されて全体が略L字形形状を呈し、上記基端部
が空気清浄機本体10に対してブラケット84を介して
支軸85により回転自在に支持されると共に、先端部に
上記プーリ81を回転自在に支持したレバー部材82
と、レバー部材82をラチェット72と共に図におい
て時計回りに回転付勢する引っ張りコイルばね83とに
より構成される。
【0026】他の構成については、図1の実施例と同様
であるので、図に同一符号を付して説明を省略する。本
実施例によれば、上記プーリ81がチェーン34fに摺
接された状態では、ラチェット72がラチェットホイー
ル71との噛み合いを回避したロック解除姿勢に退避し
ているが、チェーン34fが破断すると、引張りコイル
ばね83によってレバー部材82及びラチェット72が
一体的に時計回りに回転され、これにより、ラチェット
72がラチェットホイール71に噛み合わされる。その
結果、巻胴部材33a,33bの回転が阻止され、巻胴
部材33a,33bからワイヤ31a,31bが解放さ
れてしまうようなことがない。したがって、チェーン切
れ発生時の昇降ユニットCUの傾斜動作を防止すること
ができる。
【0027】また、ラチェット72とこれを作動させる
ためのレバー部材82を一体に形成したので、部品コス
トを削減することができる。図6は図5の実施例の変更
例を示している。同図を参照して、この実施例が図5の
実施例と異なる構成は、回転体81をレバー部材82の
支軸85よりもラチェット72側へ配置し、且つ回転体
81がチェーン34fの外周面に摺接するようにしたこ
とである。他の構成については、図5の実施例と同様で
あるので、図に同一符号を付して、その説明を省略す
る。本実施例においても、図5の実施例と同様の作用効
果を奏する。
【0028】図5及び図6の実施例において、上記ロッ
ク機構70及びロック機構駆動機構80と同様の機構
を、チェーン34h側にも設け、チェーン34hに切れ
が発生したときに巻胴部材33c,33dの回転を阻止
するようにしても良い。また、本発明は、上記各実施例
に限定されるものではなく、チェーンに代えてベルトを
用いることができる。
【0029】さらに、本発明を空気清浄機以外で昇降ユ
ニットを備える他の空気調和装置に適用すること等、本
発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すこ
とが可能である。
【0030】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、同一組の
巻胴部材は、一体的に回転駆動され、昇降ユニットの四
隅部の対角に配置された吊下げ部材を巻き取る。その結
果、万一、巻胴部材を駆動するためのチェーン等が切
れ、1の組の巻胴部材が対角となる一対の吊下部材を巻
き出した場合においても、他の組の巻胴部材が他の対の
吊下げ部材を介して昇降ユニットの対角部分を吊り下げ
ている。したがって、昇降ユニットを略水平状態に維持
することができ、従来生じるおそれのあった、昇降ユニ
ットの片側部分の傾斜落下を防止することができる。
【0031】上記請求項2に係る発明の構成によれば、
伝動節が万一破断した場合においても、ロック機構駆動
手段がロック機構をロック姿勢に姿勢変化させ、これに
より、ロック機構によって巻胴部材の回転が阻止させ
る。したがって、巻胴部材から吊下げ部材が巻き出され
ない結果、昇降ユニットの傾斜動作が防止される。上記
請求項3に係る発明の構成によれば、巻胴部材と一体回
転するラチェットホイールに対してラチェットが噛み合
わされることにより、巻胴部材の回転が阻止され、これ
により、昇降ユニットの傾斜動作が防止される。ラチェ
ットを用いるので、巻胴部材の回転を確実に阻止でき
る。
【0032】上記請求項4に係る発明の構成によれば、
伝動節が万一破断すると、回転体を支持したレバー部材
が付勢手段によって回転される。このレバー部材と一体
回転したラチェットがラチェットホイールに噛み合わさ
れ、巻胴部材の回転が阻止される。伝動節の破断に応じ
てラチェットを働かせるためのロック機構駆動手段が、
回転体,レバー部材及び付勢手段という簡単な機械構造
により構成されるので、動作が確実であり、信頼性が高
い。また、伝動節を回転体により押圧するので、伝動節
の回転駆動の妨げとならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る昇降ユニット昇降装置
の要部の概略構成を示す斜視図である。
【図2】昇降ユニット昇降装置を含む空気調和装置の概
略斜視図である。
【図3】昇降装置の部分断面平面図である。
【図4】昇降装置の主に駆動機構を示す概略側面図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例に係る昇降ユニット昇降装
置の概略構成を示す側面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例に係る昇降ユニット
昇降装置の概略構成を示す側面図である。
【図7】従来の昇降ユニット昇降装置の概略構成を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 空気清浄機本体 CU 昇降ユニット 30 昇降装置 31a〜31d ワイヤ(吊下げ部材) 33a〜33d 巻胴部材 34f チェーン(伝動節) 35 連結軸 70 ロック機構 71 ラチェットホイール 72 ラチェット 80 ロック機構駆動機構 81 プーリ(回転体) 82 レバー部材 83 引張りコイルばね(付勢手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F24F 1/00 F24F 1/00 371 B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高所に設置された空気調和装置本体(10)に
    収容される上昇位置と上記空気調和装置本体(10)の下方
    に吊り下げられる下降位置とに昇降自在であって所要の
    機能部品を含んだ昇降ユニット(CU)を、空気調和装置本
    体(10)に対して昇降させる、空気調和装置の昇降ユニッ
    ト昇降装置において、 下端部が上記昇降ユニット(CU)の四隅部にそれぞれ係合
    された複数の索状吊下げ部材(31a,31b,31c,31d )と、 空気調和装置本体(10)に配置され、各吊下げ部材(31a,
    31b,31c,31d )の上端部を固定した状態で回転駆動され
    ることにより、各吊下げ部材(31a,31b,31c,31d )をそ
    れぞれ巻き取る巻胴部材(33b,33a,33c,33d) とを含み、 上記巻胴部材(33a,33b,33c,33d )は、2本ずつその回
    動軸線を一致させ且つ一体的に回転駆動される組(33a,3
    3b)(33c,33d)を2つ構成しており、 上記四隅部の対角に配置された吊下げ部材(31a,31d)(31
    c,31b)同士は、同一組の巻胴部材(33a,33b)(33c,33d)に
    より巻き取られることを特徴とする空気調和装置の昇降
    ユニット昇降装置。
  2. 【請求項2】高所に設置された空気調和装置本体(10)に
    収容される上昇位置と上記空気調和装置本体(10)の下方
    に吊り下げられる下降位置とに昇降自在であって所要の
    機能部品を含んだ昇降ユニット(CU)を、空気調和装置本
    体(10)に対して昇降させる、空気調和装置の昇降ユニッ
    ト昇降装置において、 下端部が上記昇降ユニット(CU)の四隅部にそれぞれ係合
    された複数の索状吊下げ部材(31a 〜31d )と、 空気調和装置本体(10)に配置され、各吊下げ部材(31a
    〜31d )の上端部を固定した状態で回転駆動されること
    により、各吊下げ部材(31a 〜31d )をそれぞれ巻き取
    る巻胴部材(33a〜33d)と、 上記巻胴部材(33a,33b,33c,33d )へ駆動部からの動力
    を伝達する無端状の伝動節(34f) と、 上記巻胴部材(33a,33b,33c,33d )の回転を阻止するロ
    ック姿勢と阻止を解除するロック解除姿勢に姿勢変化す
    るロック機構(70)と、 上記伝動節(34)の破断に応じてロック機構をロック姿勢
    に姿勢変化させるロック機構駆動手段(80)とを含むこと
    を特徴とする空気調和装置の昇降ユニット昇降装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の空気調和装置の昇降ユニッ
    ト昇降装置において、 上記ロック機構(70)は、 上記巻胴部材(33a,33b) と一体回転するラチェットホイ
    ール(71)と、 所要時にラチェットホイール(71)と噛み合わされるラチ
    ェット(72)とを含むことを特徴とする空気調和装置の昇
    降ユニット昇降装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の空気調和装置の昇降ユニッ
    ト昇降装置において、 上記ロック機構駆動手段(80)は、 上記ラチェット(72)と一体回転可能に連結されたレバー
    部材(82)と、 上記レバー部材(82)に回転自在に支持され伝動節(34f)
    に転がり接触する回転体(81)と、 上記回転体(81)が伝動節(34f) を押圧する方向に上記レ
    バー部材(82)を弾性的に回転付勢する付勢手段(83)とを
    含むことを特徴とする空気調和装置の昇降ユニット昇降
    装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002326778A (ja) * 2001-03-02 2002-11-12 Shin Meiwa Ind Co Ltd エレベータおよび立体駐車設備
JP2010038415A (ja) * 2008-08-04 2010-02-18 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 空調機
KR101646525B1 (ko) * 2015-02-05 2016-08-08 한국기술교육대학교 산학협력단 건조장치
CN116532331A (zh) * 2023-05-06 2023-08-04 佛山市金银河智能装备股份有限公司 一种风室升降组件、烘箱和涂布机

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