JPH07217912A - オーブンレンジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 調理メニューに関係なく一つの皿受け棚に角
皿を収納して、失敗なく簡単に調理出来るようにする。 【構成】 加熱室１と、皿受け棚４と、ヒーター２と、
付属品としての角皿３と焼き網５とを備えたオーブンレ
ンジにおいて、加熱室１の皿受け棚４を一段とし、焼き
網５に一対の板６を設けて加熱室１の側壁１ａ、１ｂに
配設したフォトセンサー７で焼き網５を検出する構成と
したので、調理メニューに応じて角皿３を載置する皿受
け棚４の位置を使いわける必要がなく、調理物が焦げ過
ぎてしまったり焼き不足となったりして失敗することが
ない。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、オーブンレンジに係
り、特にグリル調理に用いる焼き網に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、複数のセンサーを用い１つのボタ
ン操作で数多くの食品のメニュー判別を行うセンサーオ
ーブンレンジ、なかでも図５のように加熱室の側壁に複
数段の皿受け棚を設け、調理メニューに応じて角皿を載
置する皿受け棚の位置を使いわける方式のものにあって
は、取扱説明書や料理ブックなどにより角皿を載置する
皿受け棚の位置を明記していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術にあっ
ては、角皿を載置する皿受け棚の位置を間違えなければ
１つのボタン操作でオーブン調理もグリル調理もでき非
常に便利であるが、取扱説明書や料理ブックなどの注意
書きや指示などによらず角皿を指示とは異なった皿受け
棚に載置して調理を行い、調理物が焦げ過ぎてしまった
り焼き不足となったりして失敗するという問題があっ
た。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたもので、加熱室と、皿受け棚と、ヒ
ーターと、付属品としての角皿と焼き網とを備えたオー
ブンレンジにおいて、加熱室の皿受け棚を一段とし、焼
き網に一対の板を設けて加熱室の側壁に配設したフォト
センサーで焼き網を検出する構成とした。

【０００５】

【作用】上記構成により、加熱室の皿受け棚を一段とし
たことにより角皿の載置間違いは無くなり、その角皿に
焼き網が載置されているとフォトセンサーの光が焼き網
に設けられた一対の板によって遮られグリル調理である
と判断するので、調理の失敗がない。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図を用いて説明す
る。

【０００７】図１は本発明の一実施例を示すオーブンレ
ンジの要部の概略断面図、図２は要部の破断概略平面
図、図３は同じく焼き網の平面図、図４は側面図であ
る。

【０００８】これらの各図において、１はヒーター２が
配設された加熱室で、この両側面１ａ、１ｂには、角皿
３を載置するために加熱室１内部に向かって突出した皿
受け棚４が一段設けられている。５は焼き網で、図３、
図４のように左右側面の対称の位置に一対の板６が設け
られている。７は加熱室１の外側に設けられた発光ダイ
オード７ａと受光トランジスタ７ｂとからなるフォトセ
ンサーで、発光ダイオード７ａ、受光トランジスタ７ｂ
が位置する加熱室１の側壁１ａ、１ｂには孔８ａ、８ｂ
が穿設されており、孔８ａから発光ダイオード７ａの光
が孔８ｂを通って受光トランジスタ７ｂに到達するよう
になっている。そしてオーブン調理の場合にどんな調理
物であつても光を遮断せず、しかもグリル調理の場合に
は前記焼き網５の板６によって光が遮断される位置関係
を保っている。

【０００９】次に本実施例の作用について説明する。

【００１０】角皿３に焼き網５を収納し調理物（図示せ
ず）を焼き網５に載置して角皿３を加熱室１の皿受け棚
４に載置して、操作ボタン（図示せず）を操作し加熱を
開始すると、焼き網５の板６によってフォトセンサー７
の光が遮断されるのでグリル調理であると判別し、焼き
網５が角皿３に収納されていない場合はフォトセンサー
７の光は遮断されないのでオーブン調理であると判別さ
れて調理される。

【００１１】

【発明の効果】以上本発明によれば、加熱室と、皿受け
棚と、ヒーターと、付属品としての角皿と焼き網とを備
えたオーブンレンジにおいて、加熱室の皿受け棚を一段
とし、焼き網に一対の板を設けて加熱室の側壁に配設し
たフォトセンサーで焼き網を検出する構成としたので、
調理メニューに応じて角皿を載置する皿受け棚の位置を
使いわける必要がなく、調理物が焦げ過ぎてしまったり
焼き不足となったりして失敗することがなく、１つのボ
タン操作でオーブン調理とグリル調理が判別されるオー
ブンレンジを提供するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すオーブンレンジの要部
概略断面図である。

【図２】同じく要部の破断概略平面図である。

【図３】同じく焼き網の平面図である。

【図４】同じく側面図である。

【図５】従来例を示すオーブンレンジの要部概略断面図
である。

【符号の説明】

１ 加熱室 ２ ヒーター ３ 角皿 ４ 皿受け棚 ５ 焼き網 ６ 板 ７ フォトセンサー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 加熱室（１）と、皿受け棚（４）と、ヒ
   ーター（２）と、付属品としての角皿（３）と焼き網
   （５）とを備えたオーブンレンジにおいて、加熱室
   （１）の皿受け棚（４）を一段とし、焼き網（５）に一
   対の板（６）を設け、加熱室（１）の側壁（１ａ）（１
   ｂ）にフォトセンサー（７）を配設し、前記フォトセン
   サー（７）により焼き網（５）を検出することを特徴と
   するオーブンレンジ。