JPH07217815A - 排ガスエコノマイザ - Google Patents

排ガスエコノマイザ

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JPH07217815A
JPH07217815A JP6012595A JP1259594A JPH07217815A JP H07217815 A JPH07217815 A JP H07217815A JP 6012595 A JP6012595 A JP 6012595A JP 1259594 A JP1259594 A JP 1259594A JP H07217815 A JPH07217815 A JP H07217815A
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JP
Japan
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exhaust gas
main body
valve
pipe
economizer
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Withdrawn
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JP6012595A
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Inventor
Hideyo Nakamura
秀世 中村
Masahiro Umeda
正博 梅田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 陸用、舶用ディーゼル機関に付設される排ガ
スエコノマイザに関し、スーツファイアの発生を検知し
て自動的に消火する。 【構成】 排ガスGは排ガス導入管34よりエコノマイ
ザ本体30に入り、熱交換用チューブ5により熱交換さ
れて排ガス排出管32より外部へ排出される。本体30
内上部には温度センサ21があり、スーツファイア発生
時の温度を検出し、制御装置22へ入力し、制御装置2
2はモータ24,25により開閉弁27を開、26を閉
とし、ピストン弁28,29を開いて消火散水管28a
より散水するよう制御し、消火する。この水は弁29よ
り排出される。従って、主機を停めることなく排ガスを
バイパスし、スーツファイアを消火できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は陸用や舶用のディーゼル
機関に付設される排ガスエコノマイザにおいて炉内に発
生するスーツファイアを検知し、消火する装置を具備し
た排ガスエコノマイザに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の舶用ディーゼル機関に付設される
排ガスエコノマイザの概要を図6に示すが、Aは排ガス
エコノマイザ本体、Bは排ガス導入管であり、ディーゼ
ル機関の排ガスは入口管Bよりエコノマイザ本体Aに入
り、熱交換チューブ5で熱交換を行い上部より排出し、
図示省略の煙突より排出されるものである。
【0003】図7は前述の排ガスエコノマイザの詳細な
側面図で、エコノマイザ本体Aの部分を断面で示したも
のである。図において、排ガスエコノマイザ30は、そ
の内部に熱交換チューブ5が装着されると共に、下部に
排ガス導入管34が接続され、さらに上部には、排ガス
排出管32が接続されている。ディーゼル機関の排ガス
Gは、排ガス導入管34にて、排ガスエコノマイザ30
内に下部から導入され、熱交換チューブ5にて熱交換を
行なった後、排ガスエコノマイザ30の上部から、排ガ
ス排出管32を経て、図示しない煙突に排出される。そ
してこの際、熱交換チューブ5に付着した煤は除煤装置
6により除煤される。
【0004】このような排ガスエコノマイザにおいて、
除煤されずに、熱交換チューブ5に激しく堆積した煤に
何らかの原因で着火すると、スーツファイア(Soot
fire)が発生し、熱交換チューブに多大のダメー
ジを与える。従来は、スーツファイアが発生した時は、
ファイアが鎮火するまで待ち、下火になってからマンホ
ール1を開放し、熱交換チューブ5にマンホール1から
放水して消火している。
【0005】舶用の場合では、主機を停止するが、船の
運航状況によっては船の安全の為に主機を止められない
場合もある。又、主機停止後主機未燃分の排出の為にブ
ロワを廻す場合があり、それによってスーツファイアを
益々助長する場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】排ガスエコノマイザ内
の熱交換チューブにスーツファイアが発生した際の検知
法は各熱交換チューブセクションの出口に設置された排
ガス温度計(一般的に各セクションに各1点)にて検知
し、消火法としては、図7に示す消火すべくマンホール
1を開放すると、マンホール1から空気中の酸素が供給
され、スーツファイアの火力を助長する結果となるた
め、先ずディーゼル主機関を停止し、スーツファイアが
ある程度下火になるのを待って、マンホール1から注水
し、一方排ガス導入管34のドレン弁10を“開”にし
て排水しながら消火している。
【0007】しかしながら、スーツファイアを発生した
チューブは、高熱によって広範囲に溶損し、内圧によっ
て局部的に高温クリープ破壊、破孔に至るケースが多
く、結果としてその理由、復旧には、大掛かりな換装工
事を必要としている。
【0008】又、スーツファイアを消火する手段として
水を散布することは有効な方法の一つであるが水の供
給、排出ラインの準備等に手間取ること及び主機停止後
のブロワーを廻す場合にはスーツファイアを助長してし
まう。
【0009】又、ディーゼル主機関を停止すると、特に
舶用の場合には、航海中に主機を止めることによる船の
安全面での問題等があった。
【0010】本発明はこのような課題を解決するため
に、スーツファイア発生時に開閉弁を自動操作により酸
素の侵入を遮断すると共に消火水を自動散布することに
よって主機を停止することなくスーツファイアを早期消
火する事を目的とし又、主機を停める場合として、温度
検知用チューブに内蔵した複数の温度センサによって検
知し、ディーゼル主機関を停止すると同時に排ガス導入
管の入口煙路部を閉塞し、更に、炭酸ガス等のイナート
ガスを封入して消火を行うようにした、スーツファイア
検知装置付き及び消火装置付き排ガスエコノマイザを提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、
(1)エコノマイザ本体内に温度センサを設置し、スー
ツファイア発生による排ガス温度の異常上昇を検知し、
排ガス導入管を閉じて排ガスを本体内に導くことなくバ
イパスさせるバイパス管を設け、同時に消火水を散布す
るような構成とする。
【0012】又、(2)エコノマイザ本体内に温度セン
サを設置して、同じくスーツファイアの発生を温度上昇
で検知して排ガス導入管を閉じると共にエコノマイザ上
部の消火ノズルから水とイナートガスを供給して本体内
のスーツファイアを消火するような構成とする。
【0013】更に、(3)上記(1)又は(2)の発明
において、温度センサをチューブ内に複数個設置して熱
交換用チューブと平行に配置するような構成としたもの
である。
【0014】即ち、(1)の発明は、外部から排ガスを
導く排ガス導入管、同排ガス導入管に接続され、内部に
熱交換用チューブを配設した本体、同本体から熱交換後
の排ガスを排出する排ガス排出管とからなる排ガスエコ
ノマイザにおいて、前記排ガス導入管の前記本体への接
続部と前記排ガス排出管との間に設けたバイパス管と、
同バイパス管の途中に設けた第1の開閉弁及び前記排ガ
ス導入管の前記本体への接続部に設けられた第2の開閉
弁と、前記本体内に設けた温度センサと、前記本体内の
上部に設けた消火水供給装置と、制御装置とを具備して
なり、同制御装置は前記温度センサからの信号が所定の
設定値以上になると前記第1の開閉弁を開、前記第2の
開閉弁を閉とすると共に前記消火水供給装置の給水弁を
開くように制御することを特徴とする排ガスエコノマイ
ザを提供する。
【0015】又、(2)の発明は、外部から排ガスを導
く排ガス導入管、同排ガス導入管に接続され、内部に熱
交換用チューブを配設した本体、同本体から熱交換後の
排ガスを排出する排ガス排出管とからなる排ガスエコノ
マイザにおいて、前記排ガス導入管に設けられた開閉弁
と、前記本体内に設けた温度センサと、前記本体内の上
部に設けられ、給水用開閉弁及びイナートガス導入用開
閉弁を接続した消火ノズルと、制御装置とを具備してな
り、同制御装置は前記温度センサからの信号が所定の設
定値以上になると前記開閉弁を閉とすると共に前記消火
ノズルの給水用開閉弁及びイナートガス導入用開閉弁の
作動を制御することを特徴とする排ガスエコノマイザを
提供する。
【0016】更に、(3)の発明は、(1)又は(2)
の発明において、温度センサはチューブ内に複数個取付
けられ、同チューブは本体内の熱交換用チューブと平行
して配置されていることを特徴とする排ガスエコノマイ
ザも提供するものである。
【0017】
【作用】本発明はこのような手段であり、その(1)の
発明においては、温度センサによりスーツファイア発生
時の異常温度上昇が検知され、あらかじめ定められた温
度以上になると、第1の開閉弁が開、第2の開閉弁が閉
となり、排ガスがバイパス管からバイパスするのでエコ
ノマイザ本体内には導入されず、空気の供給もなくな
る。これと同時に消火装置より水が散水されるので発生
したスーツファイアは消火されることになる。このよう
な作動は制御装置で自動的に制御される。又、本発明で
はバイパス管を設けたので主機を停止する必要がなく、
船舶、等の主機においては運航に支障となることもな
い。
【0018】又、(2)の発明においては、温度センサ
によりスーツファイア発生時の異常温度上昇が検知さ
れ、あらかじめ定められた温度以上になると、まず主機
が停止され、引き続き排ガス導入管に設けられた開閉弁
を“閉”として、煙路を閉塞して、排ガス導入管からの
排ガス及び酸素の供給を遮断する。排ガス導入管閉塞
後、排ガスエコノマイザ本体内にイナートガスが消火ノ
ズルより封入され、イナートガスは比重大となるため排
ガス導入管開閉弁より下流の排ガスエコノマイザ本体の
炉内はイナートガスにより充満されスーツファイアは消
火される。更に、消火ノズルより散水することにより完
全に鎮火させる。これらの制御は制御装置により自動的
に行なわれる。消火後、開閉弁を“開”にし、ディーゼ
ル主機側の補助ブロワを廻し通気させ、煙突よりイナー
トガスを排気することによって、容易に復旧される。
【0019】更に、(3)の発明においては、前述の
(1)又は(2)と同じ作用、効果を奏すると共に、温
度センサはチューブ内に装着され、かつ熱交換用チュー
ブと共にこれらと平行に本体の炉内に挿入して取付けら
れるので温度検出が確実になされ、又、取替え、等も簡
単に実施できるという効果を奏する。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1は本発明の第1実施例に係る排ガス
エコノマイザの全体の側面図、図2は図1の矢視X−X
断面図である。両図において、30は排ガスエコノマイ
ザ本体で34は排ガス導入管、20はバイパス管であ
る。また、21はエコノマイザ本体30の上部の排ガス
排出管32の基部に設置した温度センサ(TI)でこれ
によりエコノマイザ本体34内の排ガス温度を検出す
る。22は温度センサ21で検出した温度の信号を入力
し、モータの駆動信号を出力する制御装置(TS)、2
3はピストン弁28(P1)、29(P2)を駆動する
弁駆動装置(SV)である。24,25はモータ(M
1),(M2)で、回転駆動することにより開閉弁2
6,27の開閉を行う。
【0021】このような構成の第1実施例での排ガスエ
コノマイザの作用を説明する。今、排ガスエコノマイザ
本体30の排ガス排出管32の基部での排ガスの温度を
温度センサ21(TI)で測定し、その信号を制御装置
22(TS)に入力する。この温度は、制御装置22
(TS)内にあらかじめ設定した温度(約400℃)と
比較され、この温度が通常の排ガス温度より異常に上昇
した場合、即ち、400℃以上となった場合、スーツフ
ァイアが発生したとみなして、ダンパ開閉用のモーター
24(M1)、25(M2)に信号を送る。
【0022】これらの信号は、モータ26(M1)には
開閉弁26を全閉とするような駆動信号と、モータ25
(M2)には開閉弁27を全開とするような駆動信号と
からなり、同時にそれぞれモータ24(M1)、25
(M2)に送られて両モータを駆動するものである。
【0023】この動作により、強制的にエコノマイザ本
体30への排ガスGの供給を開閉弁26で遮断し、バイ
パス管20の開閉弁27を開き、排ガスGをバイパスし
て逃す。又同時に制御装置22(TS)は消火水の供給
側ピストン弁28(P1)、排水側ピストン弁(P2)
を開とする信号を弁駆動装置23(SV)に指令し、ピ
ストン弁28(P1)、29(P2)を駆動して消火水
を消火水散布管28aより自動散布する。消火水散布管
28aは図2の矢視X−Xに示すように、エコノマイザ
本体30の上部に配置された4本の管よりなり、水をノ
ズルより均一に散布する構成である。
【0024】この第1実施例においては、温度センサ2
1(TI)と開閉弁26,27及びピストン弁28(P
1)、29(P2)とを連動させて制御装置22(T
S)でスーツファイアが発生した場合にはこれを検出
し、制御することにより、排ガスGをバイパス管20に
逃すと共に消火水散水管28aに消火水をエコノマイザ
本体30の上部より自動的に散布するようにしたので、
スーツファイア発生により起る被害を最小限に抑えるこ
とができる。又、本実施例のようなバイパス管20がな
いとスーツファイア発生後は直ちにディーゼル主機を停
止しなくてはいけないが、本実施例では前述のようにバ
イパス管20が存在するのでディーゼル主機を停止せず
にスーツファイアを消火できるので、舶用の場合にも船
舶の航行に影響しないという利点がある。
【0025】図3は本発明の第2実施例に係る排ガスエ
コノマイザの側面図で、エコノマイザ本体内部を断面で
図示したもの、図4は第2実施例でのスーツファイア検
出部の斜視図、図5は図1におけるY−Y矢視図であ
る。
【0026】この実施例の排ガスエコノマイザも陸用ま
たは舶用ディーゼル機関に付設されるもので、排ガスエ
コノマイザ本体30の内部に熱交換チューブ5が装着さ
れている。図3において、熱交換チューブ5の各セクシ
ョンのスーツファイアが発生しやすい個所には、通常の
熱交換チューブを保護管として使用し、複数の温度セン
サを組込んだ複数の温度検知用チューブ8が挿入されて
いて、スーツファイアの発生を的確に検知できるように
なっている。排ガスGは排ガス導入管34よりエコノマ
イザ本体30内に入り、熱交換チューブ5の間を通り、
排ガス排出管32より外部へ排出される。1は本体30
に設けられたマンホール、2は上部に配置した消火ノズ
ル、3は給水ピストン弁で給水管3aに接続している。
4は炭酸ガスピストン弁で炭酸ガスボンベ7に連結して
いる。5は前述の熱交換チューブ、6は除塵装置、8は
温度検知用チューブでセンサターミナルヘッド9に接続
している。10はドレン弁である。排ガス導入管34に
は煙路開閉弁11が装備されており、エアシリンダ12
を介して、電磁弁13に連結している。
【0027】電磁弁13、給水ピストン弁3、炭酸ガス
ピストン弁4は点線で図示の導線にてシーケンサ15に
つながっており、シーケンサ15のプログラミングに従
って、電磁弁13、給水ピストン弁3、炭酸ガスピスト
ン弁4が作動する構造になっている。14はアラームパ
ネルでセンサターミナルヘッド9の信号を入力し、又シ
ーケンサ15に接続されている。
【0028】図4はスーツファイア検出部の詳細で、温
度検知用チューブ8は温度センサの保護管を兼ねて、熱
交換チューブ5がそのまま使用されて外周部にスパイラ
ルフィン5′が巻かれ、内部には熱交換チューブ5の内
径と同一径を持つガイド35及び複数のガイド35間を
連結する支柱36、及びガイド35に取付けられた温度
センサ37、及び各温度センサ37の検出値を外に引出
すリード線23が内蔵されている。
【0029】この検出部のエコノマイザ本体30への組
込に際しては、ガイド35、支柱36、温度センサ3
7、リード線38は外部にて組立てられ、熱交換チュー
ブ5に挿入され、着脱自在の構造にする。リード線38
はターミナルヘッド9につなぎ込まれ、アラームパネル
14を介してシーケンサ15に連結される。
【0030】この温度検知用チューブ8は通水により冷
却されていないので、温度は若干上るが、排気温度の最
大が約400℃程度なので、強度上使用には支障はな
い。排ガスエコノマイザ本体30内の熱交換チューブ5
と温度検知用チューブ8の組込みは図5(図3の矢視Y
−Y)に示す如く、通常の熱交換チューブ5は180度
ベンド管5aにて、お互いに結き込まれるが、温度検出
用チューブ8が挿入された個所は連結ヘッド管5bに
て、飛びこえて連結される。
【0031】次にこのような構成の第2実施例の作用を
説明する。熱交換チューブ5にスーツファイアが発生し
温度センサ検知用チューブ8内の温度センサ22が設定
値以上の高温を検知すると、先ず主機が停止され、シー
ケンサ15が作動し、煙路開閉弁11が閉塞される。
【0032】次に炭酸ガスピストン弁4が開き、消火ノ
ズル2より炭酸ガスが炉内に封入される。炭酸ガスは比
重大なので煙路開閉弁11まで充満し、スーツファイア
を全面的に消火する。なお、炭酸ガスに変えてイナート
ガス(不活性ガス、例えばN 2 ガス、等)を用いても良
い。
【0033】更に、給水ピストン弁3を開き、消火ノズ
ル2から散水して、完全に鎮火させる。
【0034】上記に説明の第2実施例においては、次の
ような著しい効果を奏するものである。 (1)排ガスエコノマイザ本体30にてスーツファイア
発生と同時にそれを温度センサ22で検知し、炉内への
排ガスGの導入を煙路開閉弁11で遮断し、排ガスエコ
ノマイザ炉内に炭酸ガスを封入してその後水を散水して
スーツファイアを大事故にまで至ることなく短時間に容
易に消火させることができる。 (2)センサ22はスーツファイアの発生しやすい個所
に温度検出用チューブ8に取付けて着脱自在で取付位置
の選択ができるし、又、多数の温度センサ22を構造を
複雑にすることなく設置可能であり、温度検知用チュー
ブ8は通常の熱交換チューブを使用しているので組立は
特別の加工を必要とせず、通常と同じく、組立できる。 (3)温度検知用チューブ8は通水しないので、温度は
上りがちになるが排気温度最大は400℃程度なので、
強度上は使用に耐え得る。又、付着煤も焼けて付着しな
いので、低温硝酸腐蝕も問題ない。
【0035】
【発明の効果】以上、具体的に説明したように、本発明
においては、エコノマイザ本体内に温度センサを設置し
て温度の異常な上昇でスーツファイアを検知し、排ガス
をバイパスさせて消火水を散水して消火するようにした
ので主機を停止することなくスーツファイアを確実に消
火することができるので、船舶、等の運航に支障となる
ことがない。
【0036】又、温度センサによりスーツファイアの発
生を検知すると排ガス導入管を閉として酸素の供給を遮
断し、イナートガス及び水により消火するようにしたの
で短時間で確実にスーツファイアを消火できる。
【0037】更に、温度センサをチューブ内に設置し、
熱交換用チューブと共に炉内に設置するようにしたので
温度の検出が確実になされると共に、センサの組立、取
替え、等も容易にできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る排ガスエコノマイザ
の側面図である。
【図2】図1におけるX−X矢視図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る排ガスエコノマイザ
の側面図である。
【図4】本発明の第2実施例における温度検出用チュー
ブの斜視図である。
【図5】図3におけるY−Y矢視図である。
【図6】従来の排ガスエコノマイザの全体の概念図であ
る。
【図7】従来の排ガスエコノマイザの側面図である。
【符号の説明】
2 消火ノズル 3 給水ピストン弁 4 炭酸ガスピストン弁 5 熱交換チューブ 7 炭酸ガスボンベ 8 温度検知用チューブ 9 センサターミナルヘッド 11 煙路開閉弁 15 シーケンサ 20 バイパス管 21 温度センサ 22 制御装置 23 弁駆動装置 26 開閉弁 27 開閉弁 28 ピストン弁 29 ピストン弁 30 エコノマイザ本体 32 排ガス排出管 34 排ガス導入管 37 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F22B 1/18 K 7526−3L

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から排ガスを導く排ガス導入管、同
    排ガス導入管に接続され、内部に熱交換用チューブを配
    設した本体、同本体から熱交換後の排ガスを排出する排
    ガス排出管とからなる排ガスエコノマイザにおいて、前
    記排ガス導入管の前記本体への接続部と前記排ガス排出
    管との間に設けたバイパス管と、同バイパス管の途中に
    設けた第1の開閉弁及び前記排ガス導入管の前記本体へ
    の接続部に設けられた第2の開閉弁と、前記本体内に設
    けた温度センサと、前記本体内の上部に設けた消火水供
    給装置と、制御装置とを具備してなり、同制御装置は前
    記温度センサからの信号が所定の設定値以上になると前
    記第1の開閉弁を開、前記第2の開閉弁を閉とすると共
    に前記消火水供給装置の給水弁を開くように制御するこ
    とを特徴とする排ガスエコノマイザ。
  2. 【請求項2】 外部から排ガスを導く排ガス導入管、同
    排ガス導入管に接続され、内部に熱交換用チューブを配
    設した本体、同本体から熱交換後の排ガスを排出する排
    ガス排出管とからなる排ガスエコノマイザにおいて、前
    記排ガス導入管に設けられた開閉弁と、前記本体内に設
    けた温度センサと、前記本体内の上部に設けられ、給水
    用開閉弁及びイナートガス導入用開閉弁を接続した消火
    ノズルと、制御装置とを具備してなり、同制御装置は前
    記温度センサからの信号が所定の設定値以上になると前
    記開閉弁を閉とすると共に前記消火ノズルの給水用開閉
    弁及びイナートガス導入用開閉弁の作動を制御すること
    を特徴とする排ガスエコノマイザ。
  3. 【請求項3】 前記温度センサはチューブ内に複数個取
    付けられ、同チューブは本体内の熱交換用チューブと平
    行して配置されていることを特徴とする請求項1又は2
    記載の排ガスエコノマイザ。
JP6012595A 1994-02-04 1994-02-04 排ガスエコノマイザ Withdrawn JPH07217815A (ja)

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JP6012595A JPH07217815A (ja) 1994-02-04 1994-02-04 排ガスエコノマイザ

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JP6012595A JPH07217815A (ja) 1994-02-04 1994-02-04 排ガスエコノマイザ

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JP6012595A Withdrawn JPH07217815A (ja) 1994-02-04 1994-02-04 排ガスエコノマイザ

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Cited By (8)

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