JPH072177Y2 - コンクリート製品の模様形成用型枠 - Google Patents

コンクリート製品の模様形成用型枠

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JPH072177Y2
JPH072177Y2 JP11370791U JP11370791U JPH072177Y2 JP H072177 Y2 JPH072177 Y2 JP H072177Y2 JP 11370791 U JP11370791 U JP 11370791U JP 11370791 U JP11370791 U JP 11370791U JP H072177 Y2 JPH072177 Y2 JP H072177Y2
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JP
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JP11370791U
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JPH0556408U (ja
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嘉久 百瀬
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AKITA CO., LTD.
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AKITA CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はコンクリート製品の模様
形成用型枠に関し、一層詳細にはコンクリート製品の表
面に模様を施すためのコンクリート製品の模様形成用型
枠に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート製品の表面に模様を施すた
めのコンクリート製品の模様形成用型枠としては実公昭
58−16816号公報に開示される技術が有る。この
型枠は、アルミニウム製の方形型板の外周に縁板を設
け、その型板の内側面に複数の凹所を方形型板を一体に
鋳造で形成したものである。従って、型枠内へコンクリ
ートを充填し、コンクリートが凝固した後、前記型板を
含む型枠を外すと、正面に凸模様を有するコンクリート
製品が形成される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のコンクリート製品の模様形成用型枠には次のよう
な課題が有る。形成するコンクリート製品の模様を変更
する場合、縁板を含め方形型板を交換しなければならな
いため、形成しようとする模様の数だけ方形型板を用意
する必要が有るという課題がある。従って、本考案は、
形成しようとする模様の数が多い場合であっても用意す
る型板の数を減じ得るコンクリート製品の模様形成用型
枠を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は次の構成を備える。すなわち、鋳造によ
り、両面に模様型が形成されている型板と、該型板が脱
着可能であり、型板が装着された場合は一方の模様型を
内側へ露出して型板を保持可能な枠部とを具備すること
を特徴とする。特に、前記型板には、把持部を設けると
よい。また、前記枠部に固定されると共に、前記型板の
外側面の一部または全部を被覆する架設部材と、該架設
部材に設けられ、前記型板の外側方向への変形を規制す
るための規制部材を設けるようにしてもよい。規制部材
に代えて、型板を内側方向へ押動するための押動部材を
設けるようにしてもよい。
【0005】
【作用】作用について説明する。型板の両面に模様型が
形成されていると共に、型板は枠部に対して脱着可能な
ので型板の両面に形成されている模様型の両方を選択的
に使用可能となる。特に、把持部を設けると型板の枠部
への脱着を容易に行うことができる。また、架設部材
と、規制部材または押動部材とを設けると、コンクリー
ト成形を行う際に型板に対するコンクリートの圧力に対
抗することができる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。図1は本実施例のコンクリート製品
の模様形成用型枠の部分平面図であり、図2はその部分
側面図である。両図において、10は型板であり、アル
ミニウム等の金属で板状に形成されている。内側面には
波状の模様型12aが形成され、外側面には凹凸の模様
型12bが形成されている。この模様型12a、12b
は型板10と一体に鋳造により形成されている。14は
把持部であり、型板10の上縁に設けられている。把持
部14は作業者が手で持ち易い大きさと形状を有してい
る。把持部14の取付位置は型板10を後述する枠部へ
脱着する際に使用する。把持部14は型板10を枠部へ
装着した際に邪魔にならず、操作し易い位置に設ければ
よく、図示の位置、形状等に限定されるものではない。
【0007】16は枠部であり、U字状に形成されてい
る。枠部16はU字の両起立部分を構成する枠部材18
a、18bと、枠部材18a、18bの底部同士を連結
する連結部20とから成る。枠部16へは型板10が脱
着可能であり、型板10が装着された場合、少なくとも
一方の模様型12aまたは12bを内側へ露出して型板
10を保持可能になっている。本実施例においては型板
10の両方の模様型12a、12bを内側および外側へ
露出して型板10を保持可能になっている。枠部材18
a、18bは、それぞれ構成部材20a、20bからな
っている。構成部材20a、20bは軸22を中心に互
いに回動可能になっている。図1において、2点鎖線2
0cで構成部材20aが開いた状態を示す。構成部材2
0a、20bが軸22を中心に互いに回動可能になって
いるので、型板10は構成部材20aと20bとの間に
挟持可能であると共に、連結部20に支持されて枠部1
6に保持可能になっている。
【0008】24はボルトであり、枠部材18a、18
bを構成する構成部材20aと20bとの間を締付可能
になっている。構成部材20aと20bとの間に型板1
0を挟持した後、ボルト24を締めつけると型板10を
強固に固定可能となる。ボルト24の締付または締付の
解放により枠部16に対する型板10の脱着が可能にな
る。26はパッキンであり、ラバーシートで形成されて
いる。パッキン26は構成部材20a、20bの互いの
対向面に貼設されており、型板10を挟持する際に構成
部材20a、20bにより型板10の面が損傷されるの
を防止する。また、パッキン26が設けられているの
で、凝固前のコンクリートが構成部材20a、20b間
に侵入するのを防止している。
【0009】28は可動ベースであり、枠部16が上に
固定されている。可動ベース28にはローラ30が設け
られており、固定ベース32上を図2において左右方向
へ移動可能になっている。固定ベース32には他の型枠
構成部材20が固定されており、可動ベース28と共
に、型板10が装着された枠部16が他の型枠構成部材
36へ組付けると型枠が構成される。なお、枠部16を
他の型枠構成部材36へ組付けた際には不図示のロック
機構により枠部16の外れが防止されるようになってい
る。一方、可動ベース28と共に、型板10が装着され
た枠部16が他の型枠構成部材36から離反すると(図
2に2点鎖線100で表示する)コンクリート製品34
を型枠から取り出し可能となる。
【0010】上記のコンクリート製品の模様形成用型枠
において、成形されたコンクリート製品34の表面には
模様型12aの形状に倣った模様が形成される。次に模
様型12bの模様をコンクリート製品34の表面に形成
したい場合、ボルト24を緩め、構成部材構成部材20
aと20bを開放させる。この開放により型板10を取
り外し可能となるので作業者は把持部14を持って型板
10を枠部16から外し、裏返しにする。つまり、模様
型12bを内側に向けるようにして型板10を枠部16
へ装着し、ボルト24を締付る。これにより、表面に模
様型12bの形状に倣った模様が形成されたコンクリー
ト製品34を成形することができる。
【0011】型枠内へコンクリートを充填するとコンク
リートの圧力により、型板10が外側へ押動され、変形
することがある。変形するとコンクリート製品34の形
状が所望の形状とは異なった物となってしまう。そこで
コンクリートの圧力に対抗する手段を枠部16へ設ける
とよい。その例を図3と共に説明する。38は架設部材
であり、金属で形成されている。架設部材38は、両端
が枠部材18a、18bへ固定されると共に、型板10
の外側面の一部または全部を被覆する。架設部材38に
は複数の雌螺孔(不図示)が透設されている。40は規
制部材の一例であるボルトであり、架設部材38に透設
されている複数の雌螺孔へそれぞれ螺着されている。ボ
ルト40の先端はゴムパッキン42を介して型板10の
外側面へ当接している。この当接により、コンクリート
の圧力(矢印A)による型板10の外側方向への変形を
規制する。図3の例では、型板10の外側面には模様型
12bが形成されているため、広い当接面積を有する手
段でコンクリートの圧力(矢印A)に対抗すると、当接
が旨くいかないことが有るため、当接面積の比較的小さ
なボルト40で部分的に当接する方が種々の模様型を有
する型板に対して汎用性が有るため有利である。44は
ロックナットであり、ボルト40の緩みを防止するため
に設けられている。
【0012】なお、コンクリートの圧力に対抗する手段
としては、上記の規制部材を使用する方式の他、架設部
材38へ型板10をコンクリートの圧力方向(矢印A)
と逆の内側方向へ押動するための押動部材を設けてもよ
い。押動部材としては、例えばスプリングを用い、当該
スプリングを架設部材38と型板10の外側面との間に
弾装する。スプリングの押動力はコンクリートの圧力と
バランスすることが望ましく、型板10を内側方向へ変
形させない必要が有る。押動部材の場合であっても当接
面積は小さい方が種々の模様型を有する型板に対して汎
用性が有るため有利である。以上、本考案の好適な実施
例について種々述べてきたが、本考案は上述の実施例に
限定されるのではなく、考案の精神を逸脱しない範囲で
多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0013】
【考案の効果】本考案に係るコンクリート製品の模様形
成用型枠を用いると、 型板の両面に模様型が形成され
ていると共に、型板は枠部に対して脱着可能なので型板
の両面に形成されている模様型の両方を選択的に使用可
能となる。従って、形成しようとする模様の数が多い場
合であっても用意する型板の数は、形成しようとする模
様の数の半分で済み、経済的であると共に、保管、管理
も容易となる。特に、把持部を設けると型板の枠部への
脱着を容易に行うことができる。また、架設部材と、規
制部材または押動部材とを設けると、コンクリート成形
を行う際に型板に対するコンクリートの圧力に対抗する
ことができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るコンクリート製品の模様形成用型
枠の実施例のコンクリート製品の模様形成用型枠の部分
平面図。
【図2】その部分側面図。
【図3】図1の型枠へ架設部材と規制部材を設けた例を
示した部分平面図。
【符号の説明】
10 型板 12a、12b 模様型 14 把持部 16 枠部 34 コンクリート製品 38 架設部材 40 ボルト

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造により、両面に模様型が形成されて
    いる型板と、 該型板が脱着可能であり、型板が装着された場合は一方
    の模様型を内側へ露出して型板を保持可能な枠部とを具
    備することを特徴とするコンクリート製品の模様形成用
    型枠。
  2. 【請求項2】 前記型板には、把持部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のコンクリート製品の模
    様形成用型枠。
  3. 【請求項3】 前記枠部に固定されると共に、前記型板
    の外側面の一部または全部を被覆する架設部材と、 該架設部材に設けられ、前記型板の外側方向への変形を
    規制するための規制部材とを具備することを特徴とする
    請求項1または2記載のコンクリート製品の模様形成用
    型枠。
  4. 【請求項4】 前記規制部材は複数設けられ、それぞれ
    部分的に前記型板の外側面と当接していることを特徴と
    する請求項3記載のコンクリート製品の模様形成用型
    枠。
  5. 【請求項5】 前記規制部材はボルトであることを特徴
    とする請求項3または4記載のコンクリート製品の模様
    形成用型枠。
  6. 【請求項6】 前記枠部に固定されると共に、前記型板
    の外側面の一部または全部を被覆する架設部材と、 該架設部材に設けられ、前記型板を内側方向へ押動する
    ための押動部材とを具備することを特徴とする請求項1
    または2記載のコンクリート製品の模様形成用型枠。
  7. 【請求項7】 前記押動部材は複数設けられ、それぞれ
    部分的に前記型板の外側面を押動することを特徴とする
    請求項6記載のコンクリート製品の模様形成用型枠。
  8. 【請求項8】 前記押動部材は前記架設部材と前記型板
    の外側面との間に弾装されたスプリングであることを特
    徴とする請求項6または7記載のコンクリート製品の模
    様形成用型枠。
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JPH0556408U JPH0556408U (ja) 1993-07-27
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