JPH0721751B2 - 複数のメニューデータから選択する方法 - Google Patents

複数のメニューデータから選択する方法

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JPH0721751B2
JPH0721751B2 JP4285988A JP28598892A JPH0721751B2 JP H0721751 B2 JPH0721751 B2 JP H0721751B2 JP 4285988 A JP4285988 A JP 4285988A JP 28598892 A JP28598892 A JP 28598892A JP H0721751 B2 JPH0721751 B2 JP H0721751B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、改良されたメニュ−ド
リブン(menu−driven)のコンピュータイン
タフェースシステムに関する。特に、本発明はメニュー
制御手順を介してメニュ−アイテムの大型の非構造化
(unstructured)データベースにアクセス
するためのユーザ・フレンドリの方法に関する。
【0002】
【従来の技術】メニュー技術は、情報消費者に、そこか
ら選択する選択肢の比較的複雑なセットを提供し、かつ
これらの選択肢からの1つの選択を商業化するという課
題を指向している。
【0003】この技術の最も古い形態はコンピュータ時
代に先駆けている。この形態においては、メニューは、
そこから消費者がアイテムを番号で選択する番号付きリ
ストとして提供される。この「即注できる料理のような
技術(short−order cook techn
ology)」の周知の欠点の1つは、入力する前にメ
ニュー選択にどのような番号が割り当てられているか一
般的に消費者は待って調べる必要のあることである。こ
の非予測性が入力速度を遅くすることが頻繁にある。
【0004】パーソナルコンピュータの出現により、あ
るソフトウエアが選択メニューを直接表示し、消費者が
カーソルを選択箇所の1つへ動かし、単一のキーを押す
ことによりそれを選択できるようにした。このことによ
り指針装置の使用を大きく促進し、メニューを選択番号
を識別し、入力する必要性を排除した。
【0005】10以上、あるいは20以上の選択肢があ
るような状態に対処するためには、選択肢の組における
特定の構造を活用するために数種の技術が開発されてき
た。VisiCalc(登録商標)や類似の製品によっ
て採用されている技術は一連の偶発(continge
nt)サブメニューとしてメニューを提供し、小さいメ
ニューからの各選択が修飾された(qualifie
d)選択のコレクションを表示することができる。この
技術は、消費者が選択したいと思う機能の名前を想起す
る必要があるのみならず、中間の選択の名前を想起する
必要があるという要件がある。消費者は、『「ファイ
ル」あるいは「図面」の副機能を消去するか?』相互に
質問し合う。
【0006】WordPerfect(登録商標)のよ
うな他の製品は、例えばアルファベット順のような選択
の間で構造を活用する。このように、選択の初期部分を
入力することにより、メニューイングシステムはカーソ
ルを既に選択したメニューの部分へ動かす。
【0007】以下の文献はUSPTOを新規に探索した
結果見つかったもの、あるいは本発明の発明者に既知で
あったものである。
【0008】「Integrated Panel f
or Menu Selection and Typ
ing of Parameters」という名称のB
erry他による、1984年9月刊IBM Tech
nical Disclosure Bulletin
Vol.27,No.4Aにおける論文又は(フィー
ルド進行キーを用いることにより)選択されたメニュー
アイテムを「マーキング」し、しかも依然としてカーソ
ルをデータフィールドへ動かすことができるようにする
ことを記載している。この発明においては、基本的な概
念は、メニューアイテムを位置決めした後そのアイテム
をマーキングするのではなくメニューのアイテムを提供
し、かつ位置決めすることに関するものである。
【0009】「Default Menu Optio
ns for DirectiveMenus」という
名称のBuquoi他による、1987年12月刊のI
BM Technical Disclosure B
ulletin Vol.30,No.7における論文
はリストの第1エントリにより近い、最も近いアイテム
を提供するようメニューリストにおけるアイテムを並べ
直すことを開示している。この発明においては、基本的
な概念は、その順序がアプリケーションによって決めら
れるリスト内のメニューアイテムを提供し、かつ位置決
めすることに関するものである。この考えは、前記論文
の考えと適合するものの、それとは異なり、前記論文に
開示の概念と共に、あるいはそれを利用することなく使
用できる。
【0010】「Menus Optimized fo
r Performance and Ease of
Use」という名称のBillings他による19
82年12月刊のIBM Technical Dis
closure Bulletin Vol.25,N
o.7Aにおける論文は、偶発サブメニューのみを表示
するのでなく、むしろ偶発サブメニューにつながったメ
ニュー選択上にディスプレイを保持することを開示して
いる。このことにより、ユーザが誤りから回復するのを
単純化する。この発明においては、基本的な概念は、偶
発サブメニューを表示するよりもむしろリスト内のメニ
ューアイテムを提供し、かつ位置決めすることに関する
ものである。
【0011】J.M.Cabanissによる1987
年7月刊IBM Technical Disclos
ure Bulletin Vol.30,No.2に
おける論文はメニュー選択を入力し、かつ1つ以上の偶
発サブメニュー選択を予め選択し、ユーザによって正確
に入力されたアイテムをセーブし、かつ再選択すること
により誤りから回復できるようにすることを開示してい
る。この発明においては、基本的概念は、偶発サブメニ
ューを表示あるいは予め選択することよりもむしろリス
ト内のメニューアイテムを提供し、かつ位置決めするこ
とに関するものである。
【0012】「Menu−based Natural
Language Understanding S
ystem」という名称の、Tennant他への19
89年5月9日発行の米国特許第4,829,423号
は、各選択の仕様に応答して順次次の選択メニューを提
供することにより一連の偶発選択を通してユーザを導く
ことを開示している。この発明においては、基本的な概
念は、偶発サブメニューを表示あるいは選択することよ
りもむしろリスト内からの一組の非従属的な選択を狭め
ていくことに関するものである。
【0013】「Natural−Language I
nterface Generating Syste
m」という名称のThompson他への1987年8
月18日付米国特許第4,688,195号は、米国特
許第4,829,423号(前述)に記載の要領で一連
の偶発選択を通してユーザを導くサブメニューのネット
ワークを自動的に構築することを開示している。この発
明においては、基本的な概念は、一連のメニューを事前
に構築するこよりもむしろメニューから選択をすること
に関するものである。
【0014】「Method of Navigati
ng Among ProgramMenus Usi
ng a Graphical Menu Tree」
という名称の、Torresへの1989年4月11日
付米国特許第4,821,211号は、ツリーを直接提
供することによりユーザに偶発選択のツリーを提供する
ことを開示している。この発明においては、基本的な概
念は、偶発サブメニューの表示あるいは選択よりもむし
ろリスト内から一組の非従属選択を狭めていくことに関
するものである。
【0015】「Guess−Ahead Featur
e for A Keyboard−Display
Terminal Data Input Syste
m」という名称の、Damerauへの1982年5月
18日付米国特許第4,330,845号は、ユーザが
非構造化テキストを入力している間にユーザに対して、
入力されたストリングを完成させうるようにすることを
開示している。この発明においては、基本的概念は、ス
トリングがまだ入力されていないときでさえも一組の選
択を全体的に提供することができ、かつストリングのよ
り多い文字が入力されることに応答して表示された組の
選択を順次狭めていくことである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、メニューア
イテムの大型の非構造化データベースに容易にアクセス
しうる方法を提供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、一
般的には電子計算システムにおいて実行可能の方法によ
って達成され、特に、メニューに存在したり、システム
ディスプレイに提供される非構造化データを表わしうる
複数のメニューアイテムから選択するための、キーボー
ドを備えたディスプレイ端末装置において達成される。
本方法は、メニューを表わす第1のデータセットを端末
ディスプレイの両面上に提供し、前記キーボードのキー
を押したり、あるときはキー、マウス等を用いてカーソ
ルの移動を開始することにより前記メニュー上で実行す
べき次の動作を指示することを含む。次に、どのタイプ
のキーを押したか決定される。英数字キーを押すことに
よりディスプレイに現在提供されているメニューデータ
セットからサブセットを選択して選択フィルタを形成す
ることができる。このフィルタは、現在表示されている
セットに対する探索引数を形成するために前記キーボー
ドを介して入力された連続した英数字あるいはその他の
メニューアイテム文字を含む。現在のセットを前記選択
フィルタと比較し、修正されたフィルタにしたがって現
在のセットを修正し、この修正されたセットをディスプ
レイの画面上に表示する。もし押されたキーが「バック
スペース」キーであるとすれば、デイプレイ上の先の画
面はカーソルをその元の位置において表示される。もし
カーソルキーが押されるか、あるいはカーソル移動デバ
イスの使用が検出されると、強調表示された文字インジ
ケータが、指示された方向にインデックスされる。もし
選択キーが押されると、ディスプレイ上の強調表示され
たアイテムによって要求された機能が開始される。処理
は、一連のキーがキーボード上で押されるにつれて一連
のセットの表示を続ける。これにより別の選択データが
本システムに入力される。本システムは、所望のセット
のメンバーが提供され、強調表示され、かつ選択される
まで前記の一連のセットを表示する。
【0018】本発明の別の局面によれば、本発明の方法
は、先の画面に戻る能力を有し、希望に応じて、前記の
先の画面において、強調表示されたアイテムを同時に進
行させることができる。
【0019】
【実施例】本発明は、従来技術の多数のメニュー選択手
順を、カーソル、キーボードおよびバックスペース・エ
ントリを単一の手順に組み合わせることにより指示され
るメニューからの単一の選択に独特の方法で組込むイン
タフェース・ソフトウエア・パッケージを有する。
【0020】このプログラムは、OS/2オペレーティ
ングシステムの制御の下にIBMPS/2コンピュータ
において首尾よく実施され、実行されている。ユーザが
一組の選択肢から選択をする必要のある場合、選択肢が
メニューとしてディスプレイ上のある長方形のスペース
に提供される。全体の画面を採り上げるために特定のス
ペース(メニュー)を見る必要は勿論無いが、特定のス
ペースがディスプレイ全体(例えばウィンドウ)の極く
小さい部分のみ形成しうることがあることに注目すべき
である。これらの選択肢は、発行しうる指令、操作すべ
きファイル名、あるいは例えば使用スタイル等を示すそ
の他の任意の選択肢、あるいはそこから選択をしたり、
かつメニューあるいはメニューのような手順を介してア
クセスしうる、コンピュータに現在記憶されているいず
れかのその他の材料を代表しうる。種々の選択肢のリス
ト順はそのアプリケーションによって決まる。エントリ
の1つがカーソルによって強調表示される。このこと
は、画面上に特定のカーソルを有するか、あるいは強調
表示されたアイテムを異なる色で、あるいはより強く、
あるいは点滅表示で示すことにより実行しうる。例えば
強調表示用バーのようなカーソルは、マウス、ジョイス
ティックあるいはカーソル移動キー(例えば「上へ」
「下へ」)あるいはその他のカーソル移動デバイスによ
ってエントリの間に移動しうる。
【0021】提供された長方形のスペース内に入る以上
の多くの選択肢が存在することがありうる。その場合に
は、メニュー・スクローリング・キーを用いて、表示さ
れた選択肢のセットを連続的に変えることができる。通
常の英数字文字をエントリすることによりフィルタに一
組の選択肢を形成する。その先導の文字がフィルタに適
合する選択肢のみが表示される。各々新しい文字がフィ
ルタの終りに追加されるにつれて、選択肢のセットは狭
められ、メニューが更新される。更新作業の一部とし
て、カーソルが先に位置していた選択肢を越えていない
が、まだ表示されている第1の選択肢まで進行させる。
このことが図3の第3画面ディスプレイに示されてい
る。
【0022】バックスペーシングによりメニューを再び
広げ広範囲の選択肢を含むようにする。通常、このこと
は、これまで提供されてきた画面の順序においてすぐ先
行する画面に対して行われる。しかしながら、この再拡
張はシステム設計者によって決まり、例えば、2個以上
の画面まで、あるいは他のある表示シーケンスまで戻り
うることが理解される。希望のメニューアイテムの選択
とエントリとは数個の「選択」キーの中の1個を押すこ
とにより実行され、それによって強調表示されたアイテ
ムがシステムにおいてなされる何事も制御するようにさ
せる。システムアーキテクチャ設計により多様の方法で
エントリを処理することができる。例えば指令エントリ
の場合、選択により、強調表示された指令を実行させる
ことができる。代替的に、例えば自由形式のグラフィッ
ク入力あるいはオーディオチャンネルのような追加のメ
ニューあるいはその他の技術により別の情報を入れ込む
ことができる。しかしながら、選択されたメニューアイ
テムの主題は本発明とは無関係なることに注目すべきで
ある。
【0023】本発明によるインタフェースの動作が図1
から図5までに示される。各々の図において、一連のメ
ニューアイテムが、囲まれたボックス内に示されてい
る。強調表示されたアイテムは太線で示す。シーケンス
は左方から右方へ進行し、押された特定のキーはそのよ
うに記した欄に示されている。
【0024】図1を参照すれば、単純に順次の英数字を
選択することによって発生する動作シーケンスが示され
ている。図示例においては、最初の英数字引数即ちフィ
ルタは「d」であり、これはオリジナルメニューから採
択した「D」で始まるアイテムのみを表示させる。押さ
れた次のキーは「r」であり、これが実際に上記のフィ
ルタに追加されることによって、「dr」という連続文
字を有するメニューアイテムのみが表示される。この場
合、それは「drop」という語であることは勿論であ
る。勿論、さらに「複数該当する」場合もあり、その場
合、さらに選択が行われる。
【0025】図2には、バックスペースキーの使用と、
その結果が示されている。最初の操作、即ち「r」キー
を押すことにより、「r」で始まるアイテムのみが表示
される。「バックスペース」キーを押すことによりオリ
ジナルメニューが表示され、メニューのオリジナルアイ
テムが強調表示される。しかしながら、カーソルのその
他の何らかの取扱いを含めてもよく、例えば、カーソル
をメニュー中の第1のアイテムで戻すか、あるいは先の
位置から1位置を進行させることすら可能である。
【0026】図3は、英数字選択に続く「カーソル」移
動の使用を示す。例えば「カーソル」キーを押すことに
よりカーソルの移動を開始させることにより強調表示さ
れたアイテムを「definition」から「ref
inment」に変える。次に「d」キーを押すことに
より「d」で始まるアイテムを表示させる。この時点
で、「d」は英数字フィルタにおける唯一のアイテムで
ある。強調表示されたアイテムは今や「descrip
tion」であることに注目されたい。このように、キ
ー「d」を押すことにより、所定数のアイテムを選択
し、カーソルの移動を制限させることができる。この例
において、もし「define」という語を所望すると
すれば、オペレータは単にカーソルの下方移動を開始す
ればよい。
【0027】図4は、「選択機能」キー(この場合は
「入力」キー)を押すことにより所定の動作を行うこと
を示している。「refinenment」指令が実行
される。一方、もしメニューアイテムが一連のデータフ
ァイルを表わしていたとすれば、「入力」キーをたたく
ことにより全体ファイルをアクセスし、メモリにロード
させるか、あるいは、例えばそのデータファイル内で実
行される探索のようなその他の何らかの所定の動作を行
わせる。その他の代替的な方法は当該技術分専門家には
明らかである。
【0028】図5は、異なる「選択」機能キーの使用を
示す。この特定例において、「スペース」バーをたたく
ことによりユーザに「refinement」指令に対
する引数を促すようにさせる。
【0029】図6および図7は本発明の動作実施例のフ
ローチャートを示し、図6はその上半分を図7はその下
半分を示す。矢印により動作順序が明確に示されてい
る。また、本明細書で用いている「強調表示」という用
語は、当該技術分野においては従来からのことである
が、「選択」機能キーが次に押されることにより表示さ
れたリストに中の利用される(選択される)特定のアイ
テムを意味する。
【0030】図を参照すれば、ブロック1は、提供され
た第1のメニューの第1のアイテムが初期の強調表示さ
れたアイテムであるとするインタフェースプログラムの
初期化を基本的に含む。次に、所定のシーケンスで表示
しうる一連のメニューアイテムが組み立てられ、キーシ
ーケンス動作の全てが初期状態に対してヌルにセットさ
れる。例えば、全ての以前の英数字シーケンス即ちフィ
ルタが消去される。シーケンスは次にブロック2ヘ進行
する。このブロックは選択されたメニューアイテムを表
示し、表示されたメニュー内の適当なアイテムを現在の
選択として強調表示させる。処理は次にブロック3まで
進行する。この時点において、オペレータは次のキーあ
るいはたとえばマウスのようなカーソル移動入力デバイ
スを選択する。ブロック4において、押されたキーのタ
イプを決定するためのテストが行われる。英数字キーを
押すことにより「英数字」エントリがなされたと最初に
想定すると、プロセスはブロック5まで進む。
【0031】このブロック5は、キーを現在のキースト
リングに追加し、またカーソルの現在の位置をブロック
10に記載の(カーソル)スタック上へ押込むようにさ
せる。次に処理はブロック6まで進む。
【0032】ブロック6において、本ッシステムは全て
のメニューアイテムを検出し、新しいキーストリング基
準を満足するアイテムを選択したものとしてマークし、
ブロック7まで進行する。
【0033】ブロック7において、カーソルが以前に位
置していた特定のアイテムが依然として新しいメニュー
に入っているか決定するためにテストが行われる。もし
そうであれば、シーケンスはブロック2に移動し、以下
同様である。
【0034】現在の表示リストにおけるアイテムがカー
ソルによって何ら強調表示されていないことがブロック
7において決定されたとすれば、処理はブロック8まで
進む。
【0035】ブロック8において、カーソルによって現
在指示されているアイテム(例えば最後の表示リストに
おけるアイテム)の後現在選択された表示リスト中の最
初のアイテムが強調表示される。
【0036】このことは図3の第2の動作において示さ
れている。前述のように、本発明に対して絶対的に必要
ではないが、カーソルの進行をインデックスするこの特
徴は、結局的にアイテム選択プロセスを速めることが判
った。カーソルの位置に対する何らかの判定は必要であ
る。この判定は最も有用な判定と考えられている。次
に、プロセスはブロック2に戻り、以下同様である。
【0037】ブロック4において「バックスペース」キ
ーが押されたと想定すると、処理はブロック9まで進
み、そこで、キーストリングが空であるか否か決定する
ためにテストが行われる。もし空でなかったとすれば、
処理はブロック10へ進行する。このブロック10にお
いて、最後のキーは(もしキーストリングがあるとすれ
ば)キーストリングから外されることによって、制御は
図2に示すように修正した(短縮された)フィルタを用
いてメニューアイテムの先のセットを選択するように設
定される。カーソルスタックをポップする動作によって
カーソルを、それが以前のメニューにあったところへ戻
すようにさせる。
【0038】本明細書で使用しているスタックという用
語は「プッシュダウン」スタック(例えばLIFO(後
入れ先出し))を意味する。プッシュダウン・スタック
は、「プッシュ」(新しいアイテムをトップに置く)や
「ポップ」(最もトップにあるアイテムを取り除く)動
作を支援する周知のプログラミング構成である。「ポッ
プ」と「プッシュ」とはカーソルを前進あるいは反転さ
せ、本システムを前述のように動作させうるようにす
る。
【0039】次に、処理はブロック6に進みそして以降
のブロックに続き、カーソルは図2のより新しいメニュ
ーを示すようにオリジナルメニューのその位置まで戻
る。
【0040】「バックスペース」が押される毎に、基本
的に表示が再生され、表示がより小さくなる唯一のとき
は1個以上の英数字キーが先に押されているときである
ことを注目すべきである。最後のキーをストリングから
外し、ブロック6およびその続きにおいて選択プロセス
を再生することにより、以前へ表示が再生される。
【0041】カーソルキーあるいはマウスの移動がブロ
ック4において検出されたと想定すると、処理はブロッ
ク11まで進み、そこでカーソルを実際に、図3の第1
の動作で示すようにリストの中で前進させる。次に、処
理はブロック2まで進み、該ブロック2は次にアイテム
を自動的にディスプレイ上で強調表示させる。
【0042】再びブロック4を参照すれば、図示した最
後のキーは「選択」キーであり、該キーはシステムをブ
ロック12まで進行させる。ブロック12は、メニュー
選択プロセスが完了し、選定されたアイテムと、選択が
終了した要領との双方をオリジナルの呼出し先に戻す状
態を示す意図のものである。選択キーは、強調表示され
たアイテムの最終の選択を示すいずれかのキーである。
【0043】図1から図5までに示す例の説明と、図6
および図7のフローチャートとから、例えば、通常の英
数字エントリと共に進行したり、あるいはバックスペー
スと共に移動するような、他の動作と同時に自動的にカ
ーソルを移動させる機能のような多数の変更を本システ
ムに対して行いうることを、当該技術分野の専門家は注
目すべきである。
【0044】また、例えば、最初の頁と最後の頁の表示
をスクローリングアップあるいはダウンするような、他
のメニュー選択機能と共に本発明を動作させるようにし
うることも判る。勿論、これらの機能は、メニューアイ
テムの所定リストが画面上に表示しうる以上のスペース
を占める場合に必要とされる。この場合、カーソル位置
に対する修正、例えばカーソルを初期において、いずれ
かの新しく表示された頁の最初(あるいは中間)のアイ
テムに位置させることが望ましいかもしれない。
【0045】メニュー選択のための本発明によるインタ
フェースは既存の技術に対して多数の利点を有している
ことが判っている。本発明のインタフェースは、メニュ
ーとストローク・エントリ・スタイルとをスムーズに一
体化しているので、キーストローク・エントリ・スタイ
ルが別個の要素として必要でない。通常のキーストロー
ク・エントリ・スタイル(即ち、スペース、パラメータ
等のポップアップ、選択)以外のキーストロークは必要
でなく、事実、アイテムの短い接頭部が独特であること
が多いので、より少ないキーストロークで十分なことが
多い。本発明のプロトタイプによる実施において、性能
が問題ないことを実証した。また、本発明は(前述し
た)特殊な「完了」キーの必要性を排除しており、選択
肢のリストを単に提供する代りにメニューエントリプロ
セスの続きとして該リストを提供する。
【0046】最後に、本発明は従来のメニュー/カーソ
ル選択を(前述のように)包含し、かつエントリキーに
続く独特の先導キーシーケンスが迅速にエントリを選択
するので、キー選択割当てを概ね網羅している。
【0047】本発明のメニュ選択方法は、基本的に選択
プロセスをより「ユーザ・フレンドリ」なものにするこ
とが判った。また、選択プロセスの速度も増加し、かつ
より自然なものとされている。
【0048】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、メニューアイテムの大型の非構造化データベースに
容易にアクセスできる。
【0049】また、ファイル名あるいは電話帳のような
構造化データを必要としない。あるいは、消費者が階層
的カテゴリー化を憶える必要がなく、あるいは小さいメ
ニューに制限されることもない。なお、構造化データに
対しても本発明は同等に実行しうることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一連の指示された端末入力動作であって、一連
の英数字キーが押されたときの画面上の情報の提供を本
発明が制御する態様を示す動作から発生した一連の順次
のメニュー表示を示す図。
【図2】一連の指示された端末入力動作であって、英数
字キーが押され、続いてバックスペースキーが押された
ときの画面上の情報の提供を本発明が制御する態様を示
す動作から発生した一連の順次のメニュー表示を示す
図。
【図3】一連の指示された端末入力動作であって、カー
ソルの移動が開始され、それに続いて英数字キーが押さ
れたときの画面上の情報の提供を本発明が制御する態様
を示す動作から発生した一連の順次のメニュー表示を示
す図。
【図4】選択キーが押されたときシステムの動作を本発
明が制御する態様を示す図。
【図5】「スペース」選択キーが押されたときのシステ
ムの動作を本発明が制御する態様を示す図。
【図6】制御プログラムの動作順序を記述した、本発明
の好適実施例のフローチャートの上半分を示す図。
【図7】制御プログラムの動作順序を記述した、本発明
の好適実施例のフローチャートの下半分を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨエル・マーレク−スマジャ アメリカ合衆国10025、ニューヨーク州 ニューヨーク、リバーサイド・ドライブ 310番地、アパートメント 1809 (72)発明者 ハロルド・レオン・オッシャー アメリカ合衆国10590、ニューヨーク州 サウス・サレム、ボウェイ・ロード (番 地なし) (72)発明者 ピーター・フランシス・スウィニー アメリカ合衆国53704、ウィスコンシン州 マディソン、ケアリー・コート 2030番 地

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ入力キーボードと、ディスプレイ
    に提供された複数のメニューデータ・エントリから選択
    するディスプレイ端末装置と、カーソルを前記ディスプ
    レイ上の所望のアイテムまで動かし、そのアイテムを強
    調表示させるカーソル制御手段とを備えた電子計算シス
    テムにおいて実行可能の方法であって、 第1のメニューを表す第1のデータセットを前記ディス
    プレイの画面上に提供するステップと、 前記キーボードのキーを押すか、あるいわカーソルの移
    動を指示することによって前記メニューで実行すべき次
    の動作を指示するステップと、 どのタイプのキーが押されたか、あるいはカーソル移動
    が実行されたか否かを決定するステップと、 もし、英数字あるいはその他のメニュー・アイテムキー
    が押されていたとすれば、 前記キーボードを介して入力された連続した英数字ある
    いはその他のメニュー・アイテム文字を含み、メニュー
    セットに対する探索引数を形成する選択フィルタを発生
    させるステップと、 メニューセットを前記選択フィルタと比較するステップ
    と、 現在のセットを修正されたフィルタに従って修正するス
    テップと、 前記の修正されたセットを前記ディスプレイの画面上に
    表示するステップと、 もしバックスペースキーが押されていたとすれば、 カーソルを所定位置において前記ディスプレイ上に以前
    の画面を表示するステップと、 もしカーソルの移動が開始されていたとすれば、 指示された方向に前記カーソルをインデックスするステ
    ップと、 もし選択キーが押され、前記ディスプレイ上の強調表示
    されたアイテムによって指示された動作が開始されてい
    るとすれば、 本方法を継続し、一連のキーが押されるか、あるいはカ
    ーソルの移動が開始されると一連のセットを表示し、そ
    のため別の選択データが本システムに入力され、所望の
    セットのメンバーが提供され、強調表示され、かつ選択
    されるまで、一連のセットとカーソルの移動とを表示す
    るステップとを備えることを特徴とする複数のメニュー
    データから選択する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、 バックスペースキーが押されると動作可能であり、 最後の英数字あるいはメニュー・アイテム文字の前記探
    索引数に対するエントリを除去して、新しい探索引数を
    形成するステップと、 前記新しい探索引数を用いて前記ディスプレイの表示を
    発生させることにより、メニューリストが前記探索引数
    と比較されると拡張されたメニューリストが提供される
    ステップとを含むことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 キーボードと、ディスプレイ端末装置
    と、カ−ソルを前記のデスプレイ上の所望のアイテムま
    で動かし、そのアイテムを強調表示させるカーソル制御
    手段とを含む電子計算システムにおいて、非構造化メニ
    ューデータリストからあるアイテムを選択するよう実行
    しうる方法であって、 前記カーソル制御手段をメニューリストの第1のアイテ
    ムを指示するようにセットし、全てのアイテムを表示す
    べきことを指示し、かつ英数字あるいはその他のメニュ
    ー・アイテム文字の探索キーストリングをヌルに初期化
    して、次のステップ2まで進むステップ1と、 全ての選択されたメニューアイテムを表示し、前記カー
    ソル制御手段の現在のセッテイングにより指示されたア
    イテムを強調表示し、次のステップ3まで進むステップ
    と、 次のキーあるいはカーソル移動入力を取得して、次のス
    テップ4まで進むステップ3と、 ステップ3で検出された入力のタイプを決定し、その結
    果に伴って、以下のステップ5、9、11あるいは12
    のいずれかへ進むステップ4と、 英数字あるいはその他のメニュー・アイテムキーが押さ
    れたことを決定すると、キーインされた文字を前記探索
    キーのストリングに追加し、強調表示されたあるメニュ
    ーアイテムの後入れ先出しリスティングを有するカーソ
    ルスタックをプッシュし、次のステップ6まで進むステ
    ップ5と、 前記キーストリングを有する探索引数を満足させるメニ
    ューリストにおける全てのアイテムを探索し、見つけた
    全てのアイテムを「選択済」とマークし、次のステップ
    7まで進むステップ6と、 ステップ6で見つかったリストにおけるメニューアイテ
    ムが強調表示と指示されているか否か決定し、もしそう
    であればステップ2まで戻り、もしそうでなければ次の
    ステップ8まで進むステップ7と、 カーソルによって現在指示されているアイテムの後に、
    マークされたメニューリストの最初のアイテムを、ステ
    ップ6において選択済みとして指示するように前記カー
    ソル制御手段を介してカーソルを位置させ、ステップ2
    に戻るステップ8と、 ステップ4において行われたテストが、先行画面機能キ
    ーが押されたことを示したことを決定すると、キースト
    リングが空か否か決定し、もしそうであればステップ3
    まで戻り、もしそうでなければ次のステップ10まで進
    むステップ9と、 キーストリングに記憶された最後のキーを除去し、キー
    ストリングに記憶された最後のメニューアイテムの選別
    のためにアクセスするようにカーソルスタックをホップ
    させ、そのアイテムを強調表示済みとマークし、ステッ
    プ6まで戻るステップ10と、 ステップ4で実行されたテストが、カーソルが移動を開
    始したことを示したことを決定すると、カーソルを特定
    の方向に動かし前記ディスプレイ上の別のアイテムを強
    調表示し、ステップ2まで戻るステップ11と、 ステップ4において実行されたテストが、選択機能キー
    が押されたことを示したことを決定すると、選択された
    アイテムを表示し、かつ選択処理を終了させるステップ
    12とを備えることを特徴とするメニューデータリスト
    からあるアイテムを選択する方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の方法において、選択され
    たアイテムが単一のディスプレイ画面に適合しないとき
    現在の探索引数の制御により選択されたメニューアイテ
    ムに順次アクセスするステップを含み、 ステップ1から12までの制御により完全に選択された
    リストが順次アクセスされ、表示され、かつ再構成しう
    ることを特徴とする方法。
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