JPH07216946A - 受水槽 - Google Patents

受水槽

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JPH07216946A
JPH07216946A JP1037494A JP1037494A JPH07216946A JP H07216946 A JPH07216946 A JP H07216946A JP 1037494 A JP1037494 A JP 1037494A JP 1037494 A JP1037494 A JP 1037494A JP H07216946 A JPH07216946 A JP H07216946A
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JP
Japan
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water
water tank
tank
sub
communication pipe
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Application number
JP1037494A
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English (en)
Inventor
Toshio Tanaka
敏雄 田中
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 点検、調整および交換作業の作業性の良い受
水槽を提供する。 【構成】 給水管2から供給される水を蓄える主水槽1
と同一の高さ寸法を有し、同一の高さに配置された副水
槽20を設ける。副水槽20はふたつの連通管22,2
3により繋がっており、したがって主水槽1と副水槽2
0に水位は常に等しくなっている。また、副水槽20に
は水位点検窓21、水位検出器5、満減水検出器10な
どが設けられている。これらの検出器などを点検整備す
る際には、連通管に設けられた下部および上部止水弁2
4,26をしめて、副水槽20内の水のみ排水して作業
を行う。また、下部および上部連通管継手25,27に
より副水槽20を取り外して作業することが可能となっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルディング等の建築
物の各供給箇所に供給する水道水を一旦蓄える受水層に
関し、特に受水層内の水位を確認または検出する装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ビルディングやマンションなど高層建築
物の各階に水道水を供給するためには、公共の水道管を
流れる水道水に加えられている圧力では十分でなく、昇
圧してから各供給箇所に供給する必要がある。従来よ
り、高層建築物の最上階や屋上に受水層を設け、公共水
道の水道水を一端この受水層に汲み上げ、ここから各供
給箇所に配水がなされている。また、受水層を地下に設
け、公共水道水を一旦この地下受水層に蓄え、ここから
昇圧して各供給箇所に配水がなされる場合もある。いず
れにしても、水道水を一旦受水層に蓄える必要がある
が、この受水層は層内の水位が一定となるよう制御する
装置が組み込まれている。
【0003】図6は従来の受水層の一例が示されてい
る。水槽101には、給水管102により水道水が給水
され、図示しない配水管により配水がなされている。給
水管102には公共水道などからの水道水が導かれてお
り、途中の給水弁103により、水道水の供給・止水が
できるようになっている。給水管102には、さらに水
位調整のための通し主弁104が設けられている。この
通し主弁104は水槽101内の水位検出器105によ
り検出された水位により開閉が制御されている。
【0004】水位検出器105の具体的な構成は、給水
管102からの水を制御弁106に導く、通し主弁10
4から分岐された副水管107と、制御弁106を開閉
するフロート108からなっている。フロート108は
水槽101の水位によって上下し、この上下位置に応じ
て制御弁106が開閉する。すなわち、水位が下がって
給水する必要が生じた時には、フロート108の下降に
伴い制御弁106が開き副水管107より水槽101内
に給水される。この給水管102から副水管107への
水の流によって、通し主弁104が開き、給水管102
の主水管102aから水槽101内に水が供給される。
そして、所定の水位に達するとフロート108の上昇に
伴って制御弁106が閉じ、副水管107内の流れが停
止し、また主水管102aからの給水も停止する。ま
た、何らかの原因により水位が所定以上になった場合に
はオーバーフロー管109により余剰分の水が排水され
る。以上のようにして、水槽101内の水位が一定に保
たれる。
【0005】装置が正常に作動している場合は、前述の
ように水位が一定に保たれるが、何らかの異常があって
所定の水位を維持できなくなった場合を検出し、これを
報知するために、満減水検出器110が設けられてい
る。この満減水検出器110は、減水検出電極111と
満水検出電極112の電極を有している。減水検出電極
111の先端は水槽101の最下部付近に達しており、
この先端が水に接していないと検出器110は異常と判
断するようになっている。また、満水検出電極112の
先端は、オーバーフロー管109の取水口109aの高
さより若干低い位置にあり、この先端部が水に接すると
検出器110が異常と判断するようになっている。
【0006】この満減水検出器110により異常が検出
された場合や、定期的な保守点検の際には、蓋113を
開けて水位検出器105などの点検を行う。この点検の
際に、水槽101内の水を排水する必要がある場合、た
とえば水位検出器105の調整や交換をする場合には、
給水弁103を閉じた上で排水弁114を開き水槽内を
空にする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の受水層は以上の
ように構成されているので、点検時や整備時には水槽1
01内部の水を全て排水しなければならず、蓄えておい
た水が無駄になるという問題があった。
【0008】また、水位検出器105や満減水検出器1
10の調整・交換を行うためには、蓋113から手を延
ばして行うか、または作業者が水槽101内に入り、作
業を行う必要があった。いずれの作業においても作業者
の姿勢が不自然なものとなり作業性を悪化させるという
問題があった。さらに、作業者が水槽101内に入る場
合には作業者の衣服や靴の汚れが水槽101内に入らな
いようにしなければならないと言う問題もあった。
【0009】さらに、水槽101の水位を変化させて、
水位検出器105や満減水検出器110の作動を確認す
る場合、水槽101の容積が大きいために、所望の水位
を得るのに時間がかかり、作業時間が長くなるという問
題もあった。
【0010】本発明は前述の問題点を解決するためにな
されたものであり、点検・整備時の作業性が良好であ
り、水を無駄にしない受水槽を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明にかかる受水槽は、以下の構成を有する。
【0012】請求項1記載の発明にかかる受水槽は、常
時所定量の液体を貯める主水槽と、少なくとも前記主水
槽の高さと同一の高さを有し、前記主水槽の設置高と同
一の高さに配置され、側面に水位点検窓を有する副水槽
と、前記主水槽と前記副水槽とを互いの下端部で連通す
る下部連通管と、前記連通管に設けられた下部止水弁
と、前記副水槽下部に設けられた排水弁とを有してい
る。
【0013】請求項2記載の発明にかかる受水槽は、請
求項1記載の受水槽において、さらに、前記主水槽には
オーバーフロー管が設けられ、当該オーバーフロー管よ
り高い位置で前記主水槽と前記副水槽を連通する上部連
通管を有している。
【0014】請求項3記載の発明にかかる受水槽は、請
求項2記載の受水槽において、さらに、前記上部連通管
に上部止水弁を設けている。
【0015】請求項4記載の発明にかかる受水槽は、請
求項1記載の受水槽において、さらに、前記下部連通管
の前記下部止水弁と前記副水槽との間に設けられた下部
連通管継手を有している。
【0016】請求項5記載の発明にかかる受水槽は、請
求項2記載の受水槽において、さらに、前記下部連通管
の前記下部止水弁と前記副水槽との間に設けられた下部
連通管継手と、前記上部連通管に設けられた上部連通管
継手とを有している。
【0017】請求項6記載の発明にかかる受水槽は、請
求項3記載の受水槽において、さらに、前記下部連通管
の前記下部止水弁と前記副水槽との間に設けられた下部
連通管継手と、前記上部連通管の前記上部止水弁と前記
副水槽との間に設けられた上部連通管継手とを有してい
る。
【0018】請求項7記載の発明にかかる受水槽は、前
記各請求項のいずれかに記載の受水槽において、前記副
水槽内部に水位検出器を設けている。
【0019】請求項8記載の発明にかかる受水槽は、前
記各請求項のいずれかに記載の受水槽において、前記副
水槽内部に満減水検出器を設けている。
【0020】
【作用】本発明は以上のような構成を有しており、連通
管によって主水槽と同じ高さの水位を有している副水槽
を設けることによって、点検・整備を容易にしている。
【0021】特に、請求項1記載の発明によれば、下部
連通管にもうけられた下部止水弁を閉じて、副水槽下部
の排水弁を開くことによって、副水槽の水のみ排水する
ことができ、副水槽の点検清掃が可能となる。
【0022】また、請求項2記載の発明によれば、上部
連通管を設けることによって、副水槽上部に排気孔を設
ける必要がなくなり、副水槽内部に外部からごみや埃の
侵入を低減することができる。
【0023】また、請求項3記載の発明によれば、上部
止水弁を設けることによって、確実に主水槽から副水槽
を隔離することができ、副水槽の水を排水して、点検中
に主水槽から水が流れ込むことを防止することができ
る。
【0024】また、請求項4記載の発明によれば、下部
連通管継手を設けることによって、副水槽点検・整備時
には、主水槽から副水槽を取り外して作業を行うことが
できる。
【0025】また、請求項5または6記載の発明によれ
ば、上部連通管継手と下部連通管継手を設けることによ
って、副水槽点検・整備時には、主水槽から副水槽を取
り外して作業を行うことができる。
【0026】また、請求項7記載の発明によれば、前述
の副水槽内に水位検出装置を設けることによって、水位
検出装置の点検・整備が容易に行える。
【0027】また、請求項8記載の発明によれば、前述
の副水槽内に満減水検出器を設けることによって、満減
水検出器の点検・整備が容易に行える。
【0028】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に従って
説明する。
【0029】図1は、本発明にかかる受水槽の実施例が
示されている。主水槽1には、給水管2により水道水が
給水され、図示しない配水管により配水がなされてい
る。給水管2には公共水道などからの水道水が導かれて
おり、途中の給水弁3により、水道水の供給・止水がで
きるようになっている。
【0030】また、主水槽1に隣接して副水槽20が配
置されている。この副水槽20は主水槽1とほぼ等しい
高さ寸法を有し、その配置された位置も主水槽1と同等
の高さの位置である。そして、副水槽20の側面にはそ
の高さ寸法のほぼ全長に渡って水位点検窓21が設けら
れ、外部よりこの窓21を覗くことにより副水槽20の
内部の水位を確認することができる。これらの主水槽1
と副水槽20は下部連通管22と上部連通管23の二つ
の連通管でつながっている。下部連通管22は主水槽1
と副水槽20とをこれらの水槽の底付近にて、連通して
おり、またその途中に下部止水弁24と下部連通管継手
25を有している。下部止水弁24を閉じればこの下部
連通管22を通しての水の流れは遮断される。上部連通
管23も下部連通管22とほぼ同等の構成を有し、上部
止水弁26と上部連通管継手27が設けられ、その配置
される場所は正常状態での水位のやや上方である。これ
らの連通管22,23によって、二つの止水弁24,2
6が開いた状態では。両水槽1,20の水面の高さ(水
位)は等しくなっている。
【0031】前記給水管2には、さらに水位調整のため
の通し主弁4が設けられている。この通し主弁4は副水
槽20内の水位検出器5により検出された水位により開
閉が制御されている。
【0032】水位検出器5の具体的な構成は、図6に示
した従来の装置と同様の構成を有しており、その設置場
所が副水槽20となったものである。したがって、フロ
ート8は副水槽20内の水位を検出し、このフロート8
の上下位置により制御弁6が開閉する。この制御弁6が
開くと副水管7内を水が流れ、通し主弁4が開き給水管
の主水管2aより主水槽1に給水がなされる。また、従
来の受水層と同様、何らかの原因により水位が所定以上
になった場合にはオーバーフロー管9により余剰分の水
が排水されされる。以上のようにして、主水槽1および
副水槽20内の水位が一定に保たれる。
【0033】本実施例のおいても従来例と同様、異常検
知のため、満減水検出器10が設けられている。この満
減水検出器10は副水槽20内に設けられ、減水検出電
極11と満水検出電極12を有している。減水検出電極
11の先端は副水槽20の最下部付近に達しており、満
水検出電極12の先端は、オーバーフロー管9の取水口
9aの高さより若干低い位置にあり、この先端部が水に
接すると検出器10が異常と判断するようになってい
る。
【0034】また、点検時・清掃時などに水槽内の水を
抜くために各々の水槽1,20の底部に主水槽排水弁1
4と副水槽排水弁28が設けられている。また、主水槽
1の頂部には、主水槽1内の清掃を行う名度の内部の作
業をするために、蓋13が設けられている。
【0035】図2および図3には、副水槽20の上部の
拡大図が示され、図2は正面図であり図3は平面図であ
る。副水槽20の頂部は、中蓋29を副水槽20の頂部
に設けられたねじ部30にねじ込むことにより蓋をされ
ている。この中蓋29の上部に満減水検出器10が配置
されている。また、中蓋29の上部はさらに、上蓋31
を中蓋29の上部に設けられたねじ部32にねじ込むこ
とにより蓋をされている。したがって、副水槽20上部
は気密され、故障により水位が異常に上昇した場合に
も、上部連通管23の取り付け位置より水位が上昇する
ことを防止している。これによって、満減水検出器10
が水に漬かることを防止している。
【0036】副水管7には副水管継手35が設けられて
おり、上下の連通管継手25,27と相俟って、副水槽
20を取り外すことを可能としている。また、副水管7
から行く水槽給水管33が分岐しており、副水槽給水弁
34を介して副水槽20の上部に導かれている。
【0037】本実施例においては、水位検出器5など主
要な可動要素はほとんどが副水槽20に設けられてお
り、点検・調整・整備などの作業性を著しく改善してい
る。以下、点検などの作業手順を説明する。
【0038】水位検出器5の動作を点検するときは、下
部止水弁24を閉じてから副水槽排水弁28を開放し
て、副水槽20の水位を降下させる。この水位の効果に
伴ってフロート8も可動範囲内で降下する。可動範囲下
端に達し、水位がそれ以上に下がると、フロート8は水
面から離れた状態になる。この状態を水位点検窓21か
ら確認し、副水槽排水弁28を閉じる。このとき主水槽
1には給水管2より給水がなされている状態が正常であ
り、これを確認する。これは主水槽1の蓋13を開けて
覗き込んで確認してもよく、オーバーフロー管からの排
水があることをみて確認してもよい。次に、下部止水弁
24を開放すると、主水槽1の水位が高いので副水槽2
0に水が流れ、水位が上昇する。この水位上昇に伴っ
て、フロート8も上昇し、所定の水位で制御弁6が閉じ
られ、通し主弁4も閉じられる。これにより、給水が停
止し水位の上昇が停止する。この水位の上昇が止まる位
置を水位点検窓21より確認し、正規の状態であるかを
確認する。
【0039】満減水検出器10の動作を点検するとき
は、下部止水弁24を閉じて、副水槽給水弁34を開い
て、副水槽20に給水をする。そして、満減水検出器1
0が満水を検出したときの水位を確認する。もし、満減
水検出器10に異常があれば、満水状態の報知がなされ
ないまま水位が所定値より上昇し、上部連通管23から
主水槽1に水が流れ出し、この時点で水位の上昇が停止
する。言い換えれば、満水状態の報知がなく水位の上昇
が停止したら、満減水検出器10に異常があることが分
かる。また、減水検出の点検は、下部止水弁24を閉じ
て副水槽排水弁28を開き排水する。そして、減衰状態
が検出された時の水位を確認する。もし、満減水検出器
10に異常があれば、副水槽20が空になっても減水が
報知されない。言い換えれば副水槽20が空になっても
減衰状態が検出されなければ満減水検出器10に何らか
の異常があることが分かる。
【0040】次に、前述した点検により、装置の調整や
交換を行う必要が生じた場合の作業について説明する。
【0041】水位検出器5または満減水検出器10に調
整または交換が必要な場合、まず副水槽20内の水の汚
染や作業者の水害を防止するために副水槽20内の水を
全て排水する必要がある。そこで、給水弁3および下部
止水弁24を閉じ、副水槽排水弁28を開放する。次
に、副水槽20の上部に設けられた上蓋31をねじが緩
む方向に回して取り外し、満減水検出器10を取り外
し、電極位置の調整するかまたは検出器10の交換を行
う。さらに、水位検出器5の調整または交換作業を行う
場合は中蓋29を取り外す。水位検出器5は副水槽20
の最上部に設けられているので、中蓋29を外すと直ぐ
手の届く位置にあり、容易に調整・交換が行える。
【0042】水位検出器5と満減水検出器10の調整・
交換作業が終了したら、副水槽排水弁28を閉じ、給水
弁3および下部止水弁24を開く。この時点で副水槽2
0は空であるので、主水槽1からかぶ連通管を通して水
が侵入し、また給水管2からの給水も行われる。副水槽
20の水位が順次上昇するに従って、まず減水状態が検
出されなくなる。このときに水位が正常な位置であるか
を確認し、さらに給水を続けると、フロート8が上昇し
て、給水が停止する。そして、給水が停止した位置が正
常であるかを確認する。また、満水状態に検出が正常に
行われるかを前述の方法により確認し、全てが正常に作
動することを確認した上で作業を終了する。
【0043】次に、副水槽20を清掃・交換のために取
り外す作業について説明する。
【0044】まず、給水弁3を閉じ、下部および上部の
連通弁22,23も閉じる。そして、副水槽排水弁28
を開放し、副水槽20内に蓄えられた水を排水する。排
水が終了した後、下部および上部連通管継手25,27
をはずし、さらに副水管継手35もはずす。これによっ
て、副水槽20は主水槽1より分離し、取り外すことが
できる。このように副水槽20を分離して取り外すこと
ができることにより、副水槽20内の清掃作業の作業性
が向上する。また、副水槽20を取り替える必要が生じ
たときにも、容易に行うことができる。
【0045】図4には、本発明にかかる他の実施例が示
されている。図1に示した装置と同様の構成部分には同
一の符号を付して、その説明を省略する。本実施例の装
置において特徴的なことは、副水槽40が下部連通管2
2のみで主水槽1と繋がっていることである。そして、
副水槽40に副水槽オーバーフロー管41が設けられて
いる。この副水槽オーバーフロー管41の取水口41a
は主水槽のオーバーフロー管9の取水口9aの高さとほ
ぼ同等の高さに設けられており、配置されている。この
実施例の場合においても、各操作は前述の実施例と同様
であるが、特に上部連通管23を廃止したことによりこ
れに関連する作業、すなわち上部止水弁26の開閉操
作、上部連通管継手の連結・分離作業などが省略され、
良好な作業性が確保される。
【0046】図5には、さらに他の実施例が示されてい
る。本実施例の特徴的事項は副水槽50内にイオン浄水
装置51を設けたことである。その他の構成は図1に示
した装置と同様の構成であり、同一の符号を付してその
説明を省略している。副水槽50内のイオン浄水装置5
1により、副水槽50と下部連通管22により繋がって
いる主水槽1内の水もイオン化して良質の水になる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、本発明は
以上のような構成を有しており、連通管によって主水槽
と同じ高さの水位を有している副水槽を設けることによ
って、点検・整備を容易にしている。
【0048】特に、請求項1記載の発明によれば、副水
槽の水のみ排水することができ、副水槽の容易に点検清
掃が可能となる。また、主水槽の水はそのまま蓄えてお
くことができるので無駄に水を使用することがない。
【0049】また、請求項2記載の発明によれば、副水
槽内部に外部からごみや埃の侵入を低減することができ
る。
【0050】また、請求項3記載の発明によれば、上部
止水弁を設けることによって、確実に主水槽から副水槽
を隔離することができ、副水槽の水を排水して、点検中
に主水槽から水が流れ込むことを防止することができ
る。よって、点検整備中に汚れた水などが主水槽に混入
することを防止することができない。
【0051】また、請求項4または5または6記載の発
明によれば、連通管継手を設けることによって、副水槽
点検・整備時には、主水槽から副水槽を取り外して作業
を行うことができる。
【0052】また、請求項7記載の発明によれば、前述
の副水槽内に水位検出装置を設けることによって、水位
検出装置の点検・整備が容易に行える。また副水槽のみ
の排水・給水で水位の点検作業ができるので、作業時間
を短縮することができる。
【0053】また、請求項8記載の発明によれば、前述
の副水槽内に満減水検出器を設けることによって、満減
水検出器の点検・整備が容易に行える。また副水槽のみ
の排水・給水で水位の点検作業ができるので、作業時間
を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる受水槽の好適な実施例の構成を
示す図である。
【図2】図1に示す実施例の部分詳細図である。
【図3】図1に示す実施例の部分詳細図である。
【図4】本発明にかかる受水槽の他の実施例の構成を示
す図である。
【図5】本発明にかかる受水槽のさらに他の実施例の構
成を示す図である。
【図6】従来の受水槽の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 主水槽 4 通し主弁 5 水位検出器 6 制御弁 7 副水管 8 フロート 10 満減水検出器 11 減水検出電極 12 満水検出電極 20、40、50 副水槽 21 水位点検窓 22 下部連通管 23 上部連通管 24 下部止水弁 25 下部連通管継手 26 上部止水弁 27 上部連通管継手 28 副水槽排水弁 29 中蓋 31 上蓋 34 副水槽給水弁 41 副水槽オーバーフロー管 51 イオン浄水装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常時所定量の液体を貯める主水槽と、 少なくとも前記主水槽の高さと同一の高さを有し、前記
    主水槽の設置高と同一の高さに配置され、側面に水位点
    検窓を有する副水槽と、 前記主水槽と前記副水槽とを互いの下端部で連通する下
    部連通管と、 前記下部連通管に設けられた下部止水弁と、 前記副水槽下部に設けられた排水弁と、を有することを
    特徴とする受水槽。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の受水槽において、さら
    に、前記主水槽にはオーバーフロー管が設けられ、当該
    オーバーフロー管より高い位置で前記主水槽と前記副水
    槽を連通する上部連通管を有することを特徴とする受水
    槽。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の受水槽において、さら
    に、前記上部連通管に上部止水弁を設けたことを特徴と
    する受水槽。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の受水槽において、さら
    に、前記下部連通管の前記下部止水弁と前記副水槽との
    間に設けられた下部連通管継手を有し、前記主水槽から
    前記副水槽を取り外し可能としたことを特徴とする受水
    槽。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の受水槽において、さら
    に、前記下部連通管の前記下部止水弁と前記副水槽との
    間に設けられた下部連通管継手と、前記上部連通管に設
    けられた上部連通管継手とを有し、前記主水槽から前記
    副水槽を取り外し可能としたことを特徴とする受水槽。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の受水槽において、さら
    に、前記下部連通管の前記下部止水弁と前記副水槽との
    間に設けられた下部連通管継手と、前記上部連通管の前
    記上部止水弁と前記副水槽との間に設けられた上部連通
    管継手とを有し、前記主水槽から前記副水槽を取り外し
    可能としたことを特徴とする受水槽。
  7. 【請求項7】 前記各請求項のいずれかに記載の受水槽
    において、前記副水槽内部に水位検出器を設けたことを
    特徴とする受水槽。
  8. 【請求項8】 前記各請求項のいずれかに記載の受水槽
    において、前記副水槽内部に満減水検出器を設けたこと
    を特徴とする受水槽。
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