JPH0721645U - 寄り止めガイド貼付装置 - Google Patents

寄り止めガイド貼付装置

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JPH0721645U
JPH0721645U JP5602693U JP5602693U JPH0721645U JP H0721645 U JPH0721645 U JP H0721645U JP 5602693 U JP5602693 U JP 5602693U JP 5602693 U JP5602693 U JP 5602693U JP H0721645 U JPH0721645 U JP H0721645U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シームレスOPCベルト等の円筒体の内面に
蛇行防止用に貼着される寄り止めガイドの貼着装置であ
って、所定位置に正確に、かつ迅速に自動貼着が出来、
局部的な伸びやしごきもなく、未密着部分の生じない寄
り止めガイド貼付装置を提供する。 【構成】 剥離紙付寄り止めガイドを搬送する搬送装置
10と、その先端部を折り曲げ復帰させて復元性の差で
剥離紙と寄り止めガイドを分離する折り曲げ装置17
と、寄り止めガイドを巻回吸着する支持円筒部を有し不
動側に枢支され押圧手段32により半径方向に押圧され
る寄り止めガイド巻き付け保持部30と、巻回吸着され
た寄り止めガイドを所定位置に挿着すると共に半径拡縮
自在に形成され寄り止めガイドの貼付始め,貼付終りの
部位を当初未密着状態に保持する円筒分割ガイド片58
を有する矯正装置31と、シームレスベルト4を案内す
る貼付支持体35等を有し、シームレスベルト4と寄り
止めガイド巻き付け保持部30との位置合わせをしなが
ら寄り止めガイドをシームレスベルト4内で遊星運動し
ながら半径方向に押圧して貼着を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案のOPC感光体に使用されるシームレスOPCベルトのようなフレキシ ブル又はリジットな円筒体の両端面近傍の内面に蛇行防止用に貼着される寄り止 めガイド貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電鋳によって製作された厚さ40[μm]のニッケル製円筒体外周面にOPC 感光体を塗工してなる図13のシームレスOPCベルト4(以下、シームレスベ ルト4という)の内面の両側面近傍には図16に示すように寄り止めガイド1が 貼着される。この寄り止めガイド1はシームレスベルト4の蛇行防止の目的のた めのものである。図15に示すように寄り止めガイド1はその片面に接着剤3を 介して貼着される剥離紙2を剥離したものからなる。
【0003】 また、図14に示すように剥離紙付寄り止めガイド1aはその両端部を45度 にカットしたものからなる。図16に示すように、寄り止めガイド1はシームレ スベルト4の端面から一定の距離dだけ離れた位置にシームレスベルト4の内孔 5の内周面に沿って密着して貼着されるもので、貼付始め6と貼付終り7間のキ ャップeは寄り止めガイド1が内孔5に密着して適宜の張り力をうけて貼着され ているかどうかの評価基準になりその値は予め決められている。また、図16の f面はスラスト方向の移動防止(蛇行防止)のガイド面として機能する。
【0004】 従来技術では予め吸着孔を有する円筒体に剥離紙付寄り止めガイド1aを手で 巻き付け、剥離紙を手で剥がし、シームレスベルト4を保持したシームレスベル トホルダを前記円筒体に被せ、前記円筒体又はシームレスベルトホルダを回転し ながら寄り止めガイド1をシームレスベルト4の内孔5に手動で押しつける方法 が採用されていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
図17に示すように、シームレスベルト1の内孔5側に寄り止めガイド1の接 着面を向けて挿入した後、図18に示すように寄り止めガイド1を内孔5側に押 圧し部分的に接着させる。この場合寄り止めガイド1の貼付始め6と貼付終り7 が内孔5に接着される。
【0006】 次に図19に示すように寄り止めガイド1の他の部分を押圧しながら間隙8を 埋めて寄り止めガイド1を内孔5に接着させるが、その際に局部的な伸びが生じ 、かつ貼付始め6等が接着されているため図20のように未密着部9が形成され る場合が多く問題とされていた。
【0007】 また、前記したように従来技術は主に手動作業によってシームレスベルト1を 貼着するため、剥離作業や貼付作業に多く時間と熟練を要し、生産性を向上し得 ない問題点がある。また、手動貼着のため図16に示したd寸法やe寸法を保持 することが難しく、かつf面も蛇行したり斜めになったりする問題点がある。こ の矯正を矯正具を用いて手動で行う場合には前記矯正具に接着剤3が付着し寄り 止めガイド1を曲げてしまう問題点がある。更に、寄り止めガイド1を吸着保持 する円筒体をシームレスベルト4の内孔5に手動を押圧する場合にシームレスベ ルト1を変形させる問題点もあった。
【0008】 本考案は、以上の問題点を解決するもので、剥離紙の剥がし作業や寄り止めガ イドの搬送作業,貼着作業がほぼ自動的に、かつ迅速に行われると共に、寄り止 めガイドを局部的な伸びを発生させることなく所定位置に正確に貼着し得る寄り 止めガイド貼付装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために、薄肉中空円筒状のシームレスベルト 等のフレキシブル又はリジットの円筒体の両端面近傍の所定位置に内円周に沿っ て貼着される蛇行防止用の寄り止めガイドの貼付装置であって、剥離紙を接着し たゴム製の前記寄り止めガイドをローラ送りする搬送装置と、搬送された剥離紙 付き寄り止めガイドの先端を折り曲げ復帰させて前記剥離紙と寄り止めガイドを 分離する折り曲げ装置と、分離された剥離紙を把持すると共に剥離する把持剥離 装置と、分離された寄り止めガイドを所定位置に移動する移動装置と、不動側に 回転可能に枢支されると共に半径方向に沿って移動可能に支持され前記寄り止め ガイドを吸着巻回保持する支持円筒部を上端側に設ける寄り止めガイド巻き付け 保持部と、当該保持部上に昇降自在に係合し、前記支持円筒部とやや偏心する円 周上に複数個の円筒分割ガイド片を配置し当該ガイド片を半径方向に沿って出入 自在に保持する円筒体案内兼寄り止めガイド端面矯正装置(以下、矯正装置と称 する)と、前記寄り止めガイド巻き付け保持部を囲繞し不動側に枢支される回転 体上に支持され前記保持部を半径方向に沿って移動する押圧手段と、前記矯正装 置の円筒分割ガイド片の外周に挿脱自在に係合すると共に前記シームレスベルト 等の円筒体を保持する内孔を有する貼付支持体を不動側に昇降自在に、かつ枢支 する貼付支持装置と、前記各装置の各動作部を同期駆動制御する制御装置を備え 、前記寄り止めガイド巻き付け保持部の支持円筒部には、寄り止めガイドの側端 面の接する端面と該端面から所定高さだけ段下りして形成され前記シームレスベ ルト等の円筒体の側端面の接する支持端面が形成され、前記矯正装置の複数片の 円筒分割ガイド片は前記シームレスベルト等の円筒体の内孔に接する位置まで拡 径可能に支持されると共に、その1つのガイド片を除いて前記支持円筒体に巻着 された寄り止めガイドの外周よりも縮径する位置まで半径方向に縮径するものか らなり、前記1つのガイド片は最も縮径した状態で前記支持円筒体に巻着された 寄り止めガイドの外周よりも出っ張って配置されるものからなり、前記貼付支持 体の内孔の内径は前記矯正装置の円筒分割ガイド片の拡径された外径に前記シー ムレスベルト等の円筒体の肉厚分を加えた寸法にほぼ等しく、かつ前記円筒分割 ガイド片の外周とほぼ同心に配置されてなる寄り止めガイド貼付装置を構成する ものである。また、更に具体的には、前記矯正装置の各円筒分割ガイド片は半径 方向に沿ってそれぞれ個別のシリンダにより出入自在に支持されると共に縮径方 向に押圧するスプリングにより弾性支持され、前記1つのガイド片のスプリング は他のガイド片のスプリングより弱いバネ力を有するものからなる寄り止めガイ ド貼付装置を特徴とするものである。
【0010】
【作用】
剥離紙付寄り止めガイドを搬送装置により折り曲げ装置側に移送する。折り曲 げ装置で折り曲げられて復帰することにより剥離紙と寄り止めガイドはその復元 性の差により分離され、剥離紙は把持剥離装置により把持剥離され、寄り止めガ イドは移動装置により前記搬送装置に保持されたままの状態で寄り止めガイド巻 き付け保持部の支持円筒部と係合する位置に搬送される。把持剥離装置と寄り止 めガイドを保持している搬送装置および寄り止めガイド巻き付け保持部の移動速 度を制御装置により同期制御することにより寄り止めガイドは前記支持円筒部に 吸着巻回保持される。
【0011】 次に、矯正装置の円筒分割ガイド片を拡径方向に移動し、前記支持円筒体に吸 着巻回されている寄り止めガイドを支持円筒体の端面に接する位置まで押圧し位 置決めする。次に、円筒分割ガイド片を拡径し、貼付支持装置の貼付支持体を挿 入する。なお、貼付支持体は拡径した円筒分割ガイド片に案内されて前記支持円 筒体に吸着巻回されている寄り止めガイドを囲繞する位置までくる。
【0012】 次に、貼付支持体の内孔にシームレスベルト等の円筒体を挿入し、支持円筒体 の支持端面に前記円筒体の側端面を接触させる。円筒分割ガイド片を縮径方向に 移動すると、その内の1つのガイド片が他のガイド片より少し出っ張った位置に しか戻らず、かつこの1つのガイド片を寄り止めガイドの貼付始めおよび貼付終 り位置にほぼ一致させて配置することにより貼付始めおよび貼付終りの寄り止め ガイドの外周よりも前記1つのガイド片の外周を出っ張らせることが出来る。な お、この場合他のガイド片の外周は寄り止めガイドの外周よりも引っ込んだ位置 まで戻る。
【0013】 次に、寄り止めガイド巻き付け保持部に係合する押圧手段で当該保持部を半径 方向に押圧しながら回転することにより支持円筒体に巻回されている寄り止めガ イドをシームレスベルト等の円筒体の内孔に対して遊星運動させることが出来、 内孔の所定位置に貼着することが出来る。
【0014】 この場合、支持円筒体および貼付支持体が不動側に対して枢支される構造に形 成され、かつ前記したように寄り止めガイドの貼付始めおよび貼付終りがシーム レスベルト等の円筒体の内孔に接着されていないため、寄り止めガイドは局部的 に伸ばされることなく、迅速、かつ円滑に貼着される。また、寄り止めガイドと 円筒体の側端面は支持円筒体の端面および支持端面により位置決めされているた め、寄り止めガイドは円筒体の内孔の所定位置に正確に貼着される。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。図1および図2は本実施例 の全体概要構造を示す平面図および正面図、図3は本実施例の折り曲げ装置およ び把持剥離装置の拡大部分平面図、図4は本実施例の寄り止めガイド巻き付け保 持部と矯正装置と押圧半段の詳細構造を示す軸断面図、図5は本実施例の押圧手 段の平面図、図6乃至図11は本実施例による寄り止めガイドの貼着方法を説明 するための断面図、図12は貼着方法のフローチャートである。
【0016】 まず、図1および図2により本実施例の寄り止めガイド貼付装置の全体構造を 説明する。搬送装置10はベース台11上に載置され、送りローラ12と送りロ ーラ13,14を有する開閉装置15等からなる。開閉装置15は傾斜して配置 され開口するその寄り止めガイド挿入部16から剥離紙付寄り止めガイド1a( 図14,図15)が挿入される。挿入された剥離紙付寄り止めガイド1aは送り ローラ12および開閉装置15の送りローラ13等に挟持され図略の駆動源によ りその先端部を折り曲げ装置17側に移動位置決めする。
【0017】 図1および図3に示すように、折り曲げ装置17は剥離紙付寄り止めガイド1 aの先端部を下方から支持すると共に図略の回動手段により少なくとも90度以 上折り曲げ可能に形成される折り曲げ受け台18からなる。この折り曲げ受け台 18を回動して剥離紙2の面が鋭角になるまで折曲し、再び元の位置に復帰させ ると薄厚で紙質の剥離紙2とゴム質の寄り止めガイド1との復元性の差により両 者は分離し、先端部が開く。
【0018】 図1および図3に示すように、把持剥離装置19は、把持用チャック20と、 これを動作する空圧シリンダ21と、剥離紙2に係合する受け具22と、これ等 を載置する支持台23のナット部材24に螺合する送りねじ軸25と、送りねじ 軸25の駆動手段26等からなる。空圧シリンダ21を動作し把持用チャック2 0で分離した剥離紙2の先端部を把持し、前記搬送装置10を駆動しながら駆動 手段26を作動することにより剥離紙2は受け具22に案内されながら寄り止め ガイド1から剥離される。
【0019】 図1に示すように、搬送装置10および把持剥離装置19を載置するベース台 11は移動装置27のスライドレール28に沿って摺動自在に支持される。なお 、ベース台11には図略の移動駆動手段が係合する。また、スライドレール28 は装置の基台29上に固持される。
【0020】 基台29上には後に図4により詳しく説明する寄り止めガイド巻き付け保持部 30と矯正装置31および押圧手段32が一体的構造で係合して所定位置に載置 される。また、貼付支持装置33の案内柱34が立設して載置される。貼付支持 体35はスライドブロック67を介して案内柱34に上下方向に沿って摺動自在 に支持される。
【0021】 図略の制御装置は前記の各装置に係合し、それ等の駆動源,シリンダ,吸着手 段等の同期制御を行う。
【0022】 次に、図4,図5によりまず押圧手段32を説明する。基台29にはスリーブ 36が固着され、広面積のフランジ部37を有する回転体38は軸受39等によ りスリーブ36に枢支される。フランジ部37上にはガイドレール40が固定さ れ、寄り止めガイド巻き付け保持部30側に固定される移動ベース41のガイド ブロック42がガイドレール40に半径方向に沿って摺動自在に支持される。ま た、フランジ部37上にはブラケット43に保持された押圧シリンダ44が配置 される。押圧シリンダ44の押圧部45は移動ベース41の外縁に当接係合する 。
【0023】 次に、寄り止めガイド巻き付け保持部30を説明する。スリーブ46は移動ベ ース41に固定され、その内部には軸受47を介して回転軸48が枢支される。 回転軸48は図略の駆動手段に連結し、回転駆動制御される。回転軸48の中心 には空気通路49を貫通する中心軸50が固定され、中心軸50は上方に伸延し 突出して配置される。また、回転軸48には真空通路51が貫通形成される。回 転軸48上部には支持円筒部52が固定される。
【0024】 支持円筒部52は図7等に示すようにその最上部に寄り止めガイド1が巻回さ れる寄り止めガイド巻回支持円筒部53(以下、巻回支持円筒部53という)を 形成すると共に寄り止めガイド1側端面が当接する端面54と、端面54とから 段下りする支持端面55が形成される。
【0025】 なお、支持端面55はシームレスベルト4の側端面が当接するもので支持端面 55と端面54間の高さが図16に示すd−g=d′に相当する。なお、寸法g は寄り止めガイド1の巾寸法である。また、支持円筒部52内には回転軸48の 真空通路51に連通する真空室56が形成される。また、真空室56は小孔57 を介して巻回支持円筒部53の外周側と連通する。
【0026】 次に、矯正装置31を説明する。中空円筒体を4等分割した円筒分割ガイド片 58はその内面側の上下にガイトロッド59,60を固定する。最上端を閉止さ れた中心軸50にはガイド部材61,62が固定され、その半径方向に穿孔され たガイド孔にはガイドロッド59,60が摺動自在に支持される。
【0027】 また、円筒分割ガイド片58にはピストンロッド63が固定され、中心軸50 側に保持されるシリンダ64に係合する。シリンダ64には中心軸50の空気通 路51に連通する小孔65が連通する。
【0028】 また、ピストンロッド63まわりには円筒分割ガイド片58を縮径方向に付勢 するスプリング66,66aが設けられる。本実施例では4個の円筒分割ガイド 片58の内の3個のものは同一バネ常数およびセット荷重のスプリング66によ り支持されるが残りの1個の円筒分割ガイド片58のスプリング66aは他のも のより低いバネ常数およびセット荷重のものに形成される。
【0029】 なお、円筒分割ガイド片58はシリンダ64により拡径方向に押圧された場合 には4個とも同一円周上にその外周面を配設し、その拡径した外径はシームレス ベルト4の内孔5の内径にほぼ等しい寸法になる。
【0030】 一方、縮径方向に移動した場合には3個の円筒分割ガイド片58は寄り止めガ イド1が吸着巻回されている巻回支持円筒部53の外径よりも引っ込んだ位置に その外周が戻るが、残りの1個の円筒分割ガイド片58は巻回支持円筒部53に 吸着巻回している寄り止めガイド1の外面より出っ張った位置に戻るように前記 スプリング66,66aのバネ常数およびセット荷重が調整される。
【0031】 また、同一円周上に拡径された円筒分割ガイド片58の外周円と巻回支持円筒 部53はやや偏心して配置されるように形成される。詳細構造の説明は省略する が中心軸50は軸線方向に沿って昇降自在に形成されるため中心軸50に保持さ れている円筒分割ガイド片58も軸線方向に沿って昇降自在に形成される。
【0032】 貼付支持装置33の貼付支持体35はスライドブロック67を介し前記したよ うに案内柱34に沿って昇降自在に支持される。図4に示すように、貼付支持体 35はスライドブロック67側に固定されるアウタブロック68と、軸受69を 介してアウタブロック68に枢支されるインナブロック70からなる。インナブ ロック70の内孔71はシームレスベルト4の外径とほぼ等しい内径のものから なる。
【0033】 次に、本実施例による寄り止めガイド1の貼着方法を図6乃至図11と図12 のフローチャートにより説明する。剥離紙付寄り止めガイド1aを搬送装置10 の寄り止めガイド挿入部16から手動等により挿入する(ステップ100)。開 閉装置15の送りローラ13と送りローラ12等により剥離紙付寄り止めガイド 1aは挟持され移送される(ステップ101)。
【0034】 次に、剥離紙付寄り止めガイド1aの先端部を折り曲げ装置17の折り曲げ受 け台18で受け、これを回動し剥離紙2が鋭角になるまで折り曲げする。剥離紙 2と寄り止めガイド1との復元性の差により剥離紙2と寄り止めガイド1の先端 部が分離する(ステップ102)。
【0035】 次に、移動装置27により先端部が分離状態にある剥離紙付寄り止めガイド1 aを寄り止めガイド巻き付け保持部30側に移動する(ステップ103)。図6 に示すように巻回支持円筒部53の外周に寄り止めガイド1を当てると共に真空 通路51,真空室56および小孔57(図4)を介して寄り止めガイド1は吸着 される。この状態で搬送装置10と把持剥離装置19および支持円筒体52を同 期駆動することにより剥離紙2を剥離されながら寄り止めガイド1は巻回支持円 筒部53に巻回吸着される(ステップ104)。
【0036】 なお、剥離された剥離紙2は廃却される(ステップ105)。図7に示すよう に巻回支持円筒部53に寄り止めガイド1が巻回吸着された状態では円筒分割ガ イド片58は縮径位置にある。
【0037】 次に、図5に示すように円筒分割ガイド片58を拡径方向に移動し、図9に示 すように下降させて支持円筒部52の端面54に寄り止めガイド1の側端面が当 るまで押し込み寄り止めガイド1を所定位置に位置決め挿着する(ステップ10 6)。
【0038】 次に、円筒分割ガイド片58をシームレスベルト4を案内する位置まで拡径す る。貼付支持装置33を作動し貼付支持体35を円筒分割ガイド片58で案内し ながら挿入しその側端面が支持端面55に当接するまで挿入し位置決めする(ス テップ107)。次に、図10に示すように、円筒分割ガイド片58を縮径方向 に移動する(ステップ108)。前記したように、円筒分割ガイド片58の内の 1つは他のものに較べて縮径方向の移動が少なく、図示のように寄り止めガイド 1の外面より少し出っ張った位置までしか下らない。
【0039】 なお、この円筒分割ガイド片の部分に寄り止めガイド1の貼付始め6と貼付終 り7がくるように予め位置決めする。以上により、シームレスベルト4と寄り止 めガイド1は所定位置において相対向して配置され、円筒分割ガイド片58は前 記した位置にセットされる。なお、シームレスベルト4の内孔5と寄り止めガイ ド1とはやや偏心して配置される。
【0040】 次に、寄り止めガイド1の吸着を解除し図11に示すように押圧手段32の押 圧シリンダ44により矢視Cのように移動ベース41を押圧しながら寄り止めガ イド巻き付け保持部30をa,b方向に回転する(ステップ109)。すなわち 、寄り止めガイド1を遊星回転させながらシームレスベルト4の内孔5に押圧し 貼着を行う(ステップ110)。
【0041】 以上により、寄り止めガイド1は図16に示した所定位置に正確に貼着され、 局部的な伸びが生じないためギャップeも所定寸法に形成されf面も真直に形成 される。勿論、図20に示した未密着部9は生じない。
【0042】 以上の説明において、寄り止めガイド1を貼着する対象物としてシームレスベ ルト4を採用したが、それに限らずフレキシブル又はリジットな円筒体の内側に 蛇行防止のゴム製の寄り止めを必要とする他のものにも当然適用される。また、 各装置や手段の細部構造や配列および個数に関しては実施例のものに限定するも のではなく、公知技術が適用される。
【0043】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような顕著な効果を奏する。 1)剥離紙付寄り止めガイドの挿入やシームレスベルトの挿入を除き大部分の 動作が自動的に行われるため生産性を向上することが出来る。 2)従来は剥離紙の剥離作業を手動で行っていたため極めてやり難く、かつ時 間を要したが、本考案によれば簡単な装着により単時間に、かつ確実な剥離が可 能になる。 3)寄り止めガイド巻き付け保持部の支持円筒部の所定位置に寄り止めガイド を押圧巻回して位置決めすると共に、寄り止めガイドの巻回位置と関連する所定 位置にシームレスベルト等の円筒体を位置決めした上で貼着作業を行うように形 成されているため、正しい位置に寄り止めガイドを貼着することが出来る。 4)矯正装置の円筒分割ガイド片はシームレスベルトの挿入時の案内部材とし て機能すると共に、寄り止めガイドの挿入用部材として使用され、かつ半径方向 に拡縮自在なため、シームレスベルトの位置矯正が出来る。また、シームレスベ ルトの接着剤が円筒分割ガイド片に仮りに付着しても半径方向の移動時にすり切 りされ、接着剤付着除去が出来、寄り止めガイドやシームレスベルト側に接着剤 付着による不具合を与えない。 5)円筒分割ガイド片の1つによりシームレスベルトの内孔に寄り止めガイド の貼付始めおよび貼付終りが当初貼着されないため局部的な伸びや間隙等が生じ ない。 6)寄り止めガイドの支持円筒体がシームレスベルトの内孔内で遊星運動しな がら半径方向に押圧されて寄り止めガイドの貼着されるため、正確で間隙のない 貼着作業を行うことが出来る。 7)寄り止めガイドを支持する支持円筒体および貼付支持体は共に軸受により 回転自在に支持されているため貼着時において両者の接触部位に無理な力が作用 せず、しごき力も発生せず局部的な伸びが発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体構造を示す平面図。
【図2】図1の正面図。
【図3】本実施例の折り曲げ装置,把持剥離装置を示す
拡大一部平面図。
【図4】本実施例の寄り止めガイド巻き付け保持部およ
び矯正装置,押圧手段等の詳細構造を示す軸断面図。
【図5】本実施例の押圧手段まわりの構造を示す平面
図。
【図6】本実施例における寄り止めガイドと支持円筒部
との当初の係合状態を示す平面図。
【図7】支持円筒部に巻回吸着された寄り止めガイドを
示す説明用一部断面図。
【図8】円筒分割ガイド片と寄り止めガイドとの係合状
態を説明するための説明用一部断面図。
【図9】円筒分割ガイド片により寄り止めガイドの挿着
位置決め状態を示す説明用一部断面図。
【図10】シームレスベルトと寄り止めガイドとの貼着
前の係合状態を示す説明用軸断面図。
【図11】本実施例の寄り止めガイドの貼着作用を説明
する説明用横断面図。
【図12】本実施例の貼着方法を説明するためのフロー
チャート。
【図13】本実施例に使用されるシームレスベルトの斜
視図。
【図14】寄り止めガイドの展開平面図。
【図15】図14の線A−A拡大断面図。
【図16】シームレスベルトとそれに貼着される寄り止
めガイドとの貼着位置,形状を説明するための軸断面
図。
【図17】従来の貼付装置におけるシームレスベルトと
寄り止めガイドとの係合初期状態を示す説明用横断面
図。
【図18】従来の貼着方法を説明するための説明用横断
面図。
【図19】従来の貼着方法を説明するための説明用横断
面図。
【図20】従来の貼着方法における問題点を示す説明用
横断面図。
【符号の説明】
1 寄り止めガイド 1a 剥離紙付寄り止めガイド 2 剥離紙 3 接着剤 4 シームレスベルト 5 内孔 6 貼付始め 7 貼付終り 8 間隙 9 未密着部 10 搬送装置 11 ベース台 12 送りローラ 13 送りローラ 14 送りローラ 15 開閉装置 16 寄り止めガイド挿入部 17 折り曲げ装置 18 折り曲げ受け台 19 把持剥離装置 20 把持用チャック 21 空圧シリンダ 22 受け具 23 支持台 24 ナット部材 25 送りねじ軸 26 駆動手段 27 移動装置 28 スライドレール 29 基台 30 寄り止めガイド巻き付け保持部 31 円筒体案内兼寄り止めガイド端面矯正装置(矯
正装置) 32 押圧手段 33 貼付支持装置 34 案内柱 35 貼付支持体 36 スリーブ 37 フランジ部 38 回転体 39 軸受 40 ガイドレール 41 移動ベース 42 ガイドブロック 43 ブラケット 44 押圧シリンダ 45 押圧部 46 スリーブ 47 軸受 48 回転軸 49 空気通路 50 中心軸 51 真空通路 52 支持円筒部 53 寄り止めガイド巻回支持円筒部(巻回支持円筒
部) 54 端面 55 支持端面 56 真空室 57 小孔 58 円筒分割ガイド片 59 ガイドロッド 60 ガイドロッド 61 ガイド部材 62 ガイド部材 63 ピストンロッド 64 シリンダ 65 小孔 66 スプリング 66a スプリング 67 スライドブロック 68 アウタブロック 69 軸受 70 インナブロック 71 内孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉中空円筒状のシームレスベルト等の
    フレキシブル又はリジットの円筒体の両端面近傍の所定
    位置に内円周に沿って貼着される蛇行防止用の寄り止め
    ガイドの貼付装置であって、剥離紙を接着したゴム製の
    前記寄り止めガイドをローラ送りする搬送装置と、搬送
    された剥離紙付き寄り止めガイドの先端を折り曲げ復帰
    させて前記剥離紙と寄り止めガイドを分離する折り曲げ
    装置と、分離された剥離紙を把持すると共に剥離する把
    持剥離装置と、分離された寄り止めガイドを所定位置に
    移動する移動装置と、不動側に回転可能に枢支されると
    共に半径方向に沿って移動可能に支持され前記寄り止め
    ガイドを吸着巻回保持する支持円筒部を上端側に設ける
    寄り止めガイド巻き付け保持部と、当該保持部上に昇降
    自在に係合し、前記支持円筒部とやや偏心する円周上に
    複数個の円筒分割ガイド片を配置し当該ガイド片を半径
    方向に沿って出入自在に保持する円筒体案内兼寄り止め
    ガイド端面矯正装置(以下、矯正装置と称する)と、前
    記寄り止めガイド巻き付け保持部を囲繞し不動側に枢支
    される回転体上に支持され前記保持部を半径方向に沿っ
    て移動する押圧手段と、前記矯正装置の円筒分割ガイド
    片の外周に挿脱自在に係合すると共に前記シームレスベ
    ルト等の円筒体を保持する内孔を有する貼付支持体を不
    動側に昇降自在に、かつ枢支する貼付支持装置と、前記
    各装置の各動作部を同期駆動制御する制御装置を備え、
    前記寄り止めガイド巻き付け保持部の支持円筒部には、
    寄り止めガイドの側端面の接する端面と該端面から所定
    高さだけ段下りして形成され前記シームレスベルト等の
    円筒体の側端面の接する支持端面が形成され、前記矯正
    装置の複数片の円筒分割ガイド片は前記シームレスベル
    ト等の円筒体の内孔に接する位置まで拡径可能に支持さ
    れると共に、その1つのガイド片を除いて前記支持円筒
    体に巻着された寄り止めガイドの外周よりも縮径する位
    置まで半径方向に縮径するものからなり、前記1つのガ
    イド片は最も縮径した状態で前記支持円筒体に巻着され
    た寄り止めガイドの外周よりも出っ張って配置されるも
    のからなり、前記貼付支持体の内孔の内径は前記矯正装
    置の円筒分割ガイド片の拡径された外径に前記シームレ
    スベルト等の円筒体の肉厚分を加えた寸法にほぼ等し
    く、かつ前記円筒分割ガイド片の外周とほぼ同心に配置
    されることを特徴とする寄り止めガイド貼付装置。
  2. 【請求項2】 前記矯正装置の各円筒分割ガイド片は半
    径方向に沿ってそれぞれ個別のシリンダにより出入自在
    に支持されると共に縮径方向に押圧するスプリングによ
    り弾性支持され、前記1つのガイド片のスプリングは他
    のガイド片のスプリングより弱いバネ力を有するものか
    らなる請求項1の寄り止めガイド貼付装置。
JP5602693U 1993-09-22 1993-09-22 寄り止めガイド貼付装置 Expired - Lifetime JP2583110Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012124630A1 (ja) * 2011-03-15 2012-09-20 住友電工ファインポリマー株式会社 ローラへのガイドリング取付方法およびガイドリング取付用治具

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WO2012124630A1 (ja) * 2011-03-15 2012-09-20 住友電工ファインポリマー株式会社 ローラへのガイドリング取付方法およびガイドリング取付用治具

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