JPH07216263A - 高光沢のフツ素化コーテイングを製造するための方法 - Google Patents

高光沢のフツ素化コーテイングを製造するための方法

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JPH07216263A
JPH07216263A JP6333795A JP33379594A JPH07216263A JP H07216263 A JPH07216263 A JP H07216263A JP 6333795 A JP6333795 A JP 6333795A JP 33379594 A JP33379594 A JP 33379594A JP H07216263 A JPH07216263 A JP H07216263A
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astm
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JP6333795A
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Edwin Verwey
エドウイン・ベルウエイ
Ludwig Karl Rijkse
ルートビヒ・カール・リークセ
Michel Gillard
ミシエル・ジラール
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Fina Research SA
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    • C09D127/00Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D127/02Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C09D127/12Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Coating compositions based on derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing fluorine atoms
    • C09D127/16Homopolymers or copolymers of vinylidene fluoride
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 約160℃未満の溶融温度を有するフッ化ビ
ニリデンコポリマー及び顔料から成る高光沢の着色され
た粉末コーティングを製造するための粉末コーティング
組成物が提供される。 【効果】 この組成物は、類似の組成物に較べて、改善
された耐腐食性を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、高光沢のフッ素化コーティング
を製造するための、フッ化ビニリデンコポリマー(本明
細書中では以後VdFCと呼ぶ)を基にした、着色され
た粉末コーティング生成物に、そして高光沢の着色され
たVdFC粉末コーティングによって基体をコートする
ための方法に関する。特に、本発明は、高光沢のVdF
Cベースの保護コーティングを得るための、着色された
粉末コーティング生成物中のフッ化ビニリデンコポリマ
ーの使用に関する。
【0002】フッ化ビニリデンホモポリマー(本明細書
中では以後PVdF)を基にしたコーティングは、良好
な耐化学薬品性及び耐候性のためにそしてPVdFの熱
安定性のために種々の基体のための保護コーティングと
して非常に有用であることが知られている。それらを製
造するために使用される一般的な既知の技術は、必要と
される基体の上に既知の手段によって付与するための、
適切な溶媒中のPVdFの分散液を製造することであ
り、この基体にはその後で熱処理が施される。
【0003】使用される溶媒は、先行技術において“潜
溶媒”として一般に知られていて、そしてそれは、室温
ではPVdFに有意の作用を持たないが高められた温度
では十分な溶媒作用を及ぼす有機溶媒としてその中で述
べられている。
【0004】しかしながら、既知のシステムは良好な結
果を与えるであろうけれども、世界中の、しかし主にヨ
ーロッパ及びアメリカ合衆国における環境保護の法律
が、溶媒ベースのシステムを取り扱うことを益々困難に
しつつある。更に、溶媒の回収はコストの高い手順であ
る。従って、当該技術においては、溶媒なしのPVdF
ベースのコーティングに対するニーズが存在する。La
bofinaへのGB−2194539−Aは、フッ化
ビニリデンホモポリマー(又は精々10重量%のコモノ
マー単位とのコポリマー)、1以上相溶性熱可塑性樹脂
及び1以上顔料から本質的に成る着色されたPVdFベ
ースの粉末コーティング生成物を開示している。それは
また、生成物を製造するための方法を開示している。し
かしながら、得られる初期光沢は非常に高くはない。
【0005】Elf Atochem North A
mericaへのEP−456018−Aは、フッ化ビ
ニリデン/ヘキサフルオロプロピレンコポリマーの着色
された粉末コーティングを開示していて、そこで樹脂成
分は、100s-及び232℃で1〜4kポアズ[10
0〜400Pa.s]の溶液粘度を有する50〜90重
量%の前記コポリマー[ここで前記コポリマーは約16
0℃〜約170℃の範囲の融点(これはPVdFの融点
に非常に近づく)によって特徴付けられる]、及び50
〜10重量%の熱可塑性アクリル樹脂から成る。生成す
るコーティングは、流動改良剤の組み入れを必要としな
いまま、改善された柔軟性、亀裂抵抗及び表面平滑性
(仕上げに伴う表面荒さ又は“ミカン肌”とは対照的
に)によって特徴付けられると言われている。熱可塑性
アクリル樹脂が光沢耐久性の原因であること以外には、
光沢についての情報は報告されていない。Evodex
への米国特許第5,229,460号は、PVdFを、
又は少なくとも80重量%のフッ化ビニリデン及び20
重量%までの少なくとも一種の他のフッ素ベースのモノ
マーを有するコポリマーを基にしていて良いフルオロポ
リマーベースの粉末コーティングを開示している。光沢
については何の情報も報告されていない。
【0006】PVdFが高光沢のコーティングを製造す
ることができないことは、当該技術において認められて
いる(例えばJOCCA 1990(4),145参
照)。高光沢のフッ素化コーティングを製造するための
試みは既になされた。PPGへの米国特許第3,94
4,689号は、その発明にとって必須とされる光沢増
進溶媒を含む、フッ化ビニリデンコポリマーを基にした
溶媒ベースのコーティング組成物を開示している。
【0007】本発明は、高光沢のコーティングを製造す
るための着色されたVdFCベースの粉末コーティング
組成物を供給することを目標にしている。高光沢のコー
ティングは、本明細書中で使用される時には、60°の
角度でISO 2813に従って測定する時に40より
も大きい、好ましくは50よりも大きい、最も好ましく
は60よりも大きい光沢を有するコーティングである。
本発明のもう一つの目的は、高光沢の着色されたVdF
Cベースのコーティングを製造するための方法を提供す
ることである。
【0008】これらの組成物は、腐食に曝される基体の
上に付与される時に、PVdFを基にした類似の組成物
と比較して改善された耐腐食性を供給することが驚くべ
きことに見い出された。
【0009】従って、本発明は、 (1)(a)約160℃未満の溶融温度を有する、60
〜90重量%の1以上のフッ化ビニリデンコポリマー、
(b)40〜10重量%の1以上相溶性樹脂、から本質
的に成る樹脂成分、並びに (2)100重量部の樹脂成分あたり1〜35重量部の
1以上の顔料 から本質的に成る、高光沢のコーティングを製造するた
めの、着色されたVdFCベースの粉末コーティング生
成物を提供する。
【0010】本発明は、更に、高光沢の保護コーティン
グを製造するための、着色された粉末コーティング生成
物中の約160℃未満の溶融温度を有するフッ化ビニリ
デンコポリマーの使用を提供する。
【0011】本発明は、更に、 (I)(1)(a)約160℃未満の溶融温度を有す
る、60〜90重量%の1以上のフッ化ビニリデンコポ
リマー、(b)40〜10重量%の1以上相溶性樹脂、
から本質的に成る樹脂成分、並びに (2)100重量部の樹脂成分あたり1〜35重量部の
1以上の顔料から本質的に成る、着色されたポリフッ化
ビニリデンコポリマーベースの粉末組成物を供給するス
テップ、 (II)粉末を基体に付与するステップ、並びに (III)基体の上のコーティングに熱処理を施すステッ
プ を含んで成ることを特徴とする、高光沢のフッ素化コー
ティングを製造するための方法を提供する。
【0012】本発明はまた、腐食に曝される基体の上へ
の付与のための、着色された粉末コーティング生成物中
の約160℃未満の溶融温度を有するフッ化ビニリデン
コポリマーの使用を提供する。
【0013】本発明において使用されるビニリデンコポ
リマーは、70〜99重量%のフッ化ビニリデン(Vd
F)モノマーと1〜30重量%の1以上のフッ素化コモ
ノマー例えばテトラフルオロエチレン(TFE)、クロ
ロトリフルオロエチレン、フッ化ビニル、ヘキサフルオ
ロプロペン(HFP)、及びCF3−CF2−CF=CF
2とから製造されそして約160℃未満、好ましくは1
50℃未満そして最も好ましくは140℃未満の溶融温
度を有するコポリマーである。好ましいコポリマーは、
75〜95重量%の、好ましくは80重量%よりも多い
そして最も好ましくは90重量%よりも多いフッ化ビニ
リデンモノマーから製造される。好ましいコモノマーは
TFE及びHFPである。
【0014】一つの好ましい実施態様においては、Vd
F/HFPコポリマーが使用され、これらのコポリマー
は約107+68e-0.141xの溶融温度TMを有し、式
中、xはPiancaら(Polymer 28、22
4〜30、1987)の方法によってNMRデータによ
って計算されるコポリマー中の、重量%で表される、H
FPモノマーの量である。このようなコポリマーは当該
技術において知られているのでここで説明する必要はな
い。それらは、HFPコモノマーの与えられた含量に対
するより低い融点によって特徴付けられる。理論によっ
て拘束されることを望まないが、高い光沢はより低い溶
融温度から直接に生じるとは思えない。何故ならば、溶
融粘度を映すメルトフローインデックスは、溶融温度か
ら本質的に独立であるからである。いずれにせよ、当業
者は、より低い融点がより高い光沢の原因であろうとは
予期しなかったであろう。事実、融剤(即ち、PVdF
のための高沸潜溶媒)の使用は60℃よりも高い温度で
PVdFの観察される融点を低下させることがPenn
waltへの米国特許第4,179,542号から知ら
れているが、一方PPGへのEP−284996−A中
に開示されそして40%よりも多いこのような融剤を含
む粉末コーティング組成物は高い光沢を持つとは報告さ
れていない。
【0015】もう一つの好ましい実施態様においては、
VdF/HFPコポリマーが使用され、そしてこれらの
コポリマーは1.0未満、好ましくは約0.9に等しい
多分散性値UZ、及び1.7未満、好ましくは1.6未
満、最も好ましくは1.5未満のUnを有する。本明細
書中で使用される時には、UZは(MZ/Mw)−1に等
しくそしてUnは(Mw/Mn)−1に等しく、そして式
中、MZはz平均分子量であり、Mnは数平均分子量であ
りそしてMwは重量平均分子量であり、そしてすべての
分子量はGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィー)によって測定される。
【0016】第三の好ましい実施態様においては、使用
されるコポリマーは、ASTM D−638に従って測
定される時に、800MPa未満、好ましくは600M
Pa未満、最も好ましくは400MPa未満の引張弾性
率を有する。
【0017】第四の好ましい実施態様においては、使用
されるコポリマーは、ASTM D3825試験方法を
使用して100sec-1及び232℃で測定して約40
0Pa.sよりも大きい、好ましくは100sec-1
び240℃で約400Pa.sよりも大きいが100s
ec-1及び232℃で約1300Pa.sよりも小さ
い、最も好ましくは100sec-1及び240℃で約6
00Pa.sよりも大きいが100sec-1及び232
℃で約1000Pa.sよりも小さい溶融粘度を有す
る。
【0018】好ましいVdFC樹脂は、50 000〜
270 000の、最も好ましくは90 000〜16
0 000の範囲の重量平均分子量(GPCによって測
定して)、及び5〜30g/10minの、最も好まし
くは6〜20g/10minのメルトフローインデック
ス(5kgの重りで230℃でASTM D−1238
による)を有するものである。
【0019】VdFCは、好ましくはアクリルタイプの
1又は数種の相溶性樹脂と混合される。アクリル樹脂は
当該技術において知られていてそしてここで説明する必
要はない。説明は例えばAtochemへのFR−2,
636,959−A(3頁の18行から4頁の14行ま
で)中に見い出すことができる。熱硬化性アクリル樹脂
の例としては、加えてDeSotoへのUS−4,65
9,768中で、特に“実験的樹脂”及び“対照樹脂”
の名称の下で述べられたものを引用することができる。
しかしながら、熱可塑性アクリル樹脂を使用することが
有利であり、そして熱可塑性ポリメチルメタクリレート
(PMMA)樹脂を使用することが最も有利であること
が見い出された。それ故熱可塑性PMMA樹脂が好まし
い。熱可塑性PMMA樹脂としては、少なくとも75重
量%のアルキルメタクリレートの(共)重合によって得
られる熱可塑性樹脂を使用することができ、ここで他の
コモノマーは一又は数個のオレフィン性不飽和コモノマ
ー、好ましくはアルキル(メタ)アクリレートタイプの
ものである。これらのエステルは、アクリル酸又はメタ
クリル酸と適切なアルコール、例えば、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチルア
ルコール及び2−エチルヘキシルとの反応によって生成
される。一般に、エステルのアルコール部分が大きけれ
ば大きいほど、生成する樹脂は一層柔らかくそして一層
柔軟性である。また、一般に、メタクリルエステルは、
対応するアクリルエステルよりも堅いフィルムを生成さ
せる。このような樹脂の例としては、ポリメチルメタク
リレート、メチルメタクリレートとエチルアクリレー
ト、ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレー
ト、アクリル酸又はメタクリル酸、及び類似物とのコポ
リマーを引用することができる。最も好ましいPMMA
樹脂は、トルエン及びエチレングリコールメチルエーテ
ルの重量で95:5の混合物中の40%溶液において7
〜17Pの粘度を示すものである。
【0020】VdFC対相溶性樹脂の重量比は、90:
10〜60:40で広く変わることができ、好ましくは
75:25〜65:35、最も好ましくは約70:30
で良い。
【0021】樹脂成分は、付加的に、通常の小量の通常
の添加剤、例えばUV吸収剤、接着促進剤、流動促進剤
及び/又は酸化防止剤を含んで良い。米国特許第5,2
29,460号中に示唆されたように、酸化防止剤は、
必要な場合には、熱安定性を増進しそして過剰な熱硬化
温度に起因するコーティングフィルムの熱劣化及び変色
に対して保護を与えても良い。もう一つの通常の添加剤
は流動促進剤である。流動促進剤は本発明にとって必須
ではないけれども、それは当該技術において必要とされ
る高品質のコーティング表面を得ることを助ける。流動
促進剤としては、比較的低い分子量を有する(例えば約
20,000の)アクリル樹脂が一般に使用される。流
動促進剤の量は、混合物の総重量を基にして0〜3重量
%と広く変わって良いが、好ましく使用される量は、コ
ーティング生成物の総重量を基にして約1重量%未満の
ものである。流動促進剤のための代替品としてのKyn
ar ADSTMの使用は、米国特許第5,229,46
0号から当該技術において知られている。
【0022】コーティング組成物中の顔料の使用は好ま
しい。事実、顔料を使用しない場合には、透明コート又
はワニスを得ることができる。しかしながら、生成する
コーティングは不均等に乳状であり、これは望ましくな
い。更に、このような透明コートは高温に対してより少
ない耐性しか持たず、そして最も重要なことにはそれら
は不十分にしか紫外光を吸収せず、これはそれ故存在す
る場合にはプライマーの劣化に寄与し得るであろう。し
かしながら、紫外光を吸収するための超微細な二酸化チ
タンの使用は当該技術において知られている。
【0023】顔料が使用される時には、任意の顔料又は
顔料の組み合わせを使用して良い。顔料の選択は、好ま
しくは、PVdFベースのコーティングに関して当該技
術において知られていることに従って行われるべきであ
る。使用される顔料の量は、殊にその隠蔽力に従って、
広く変わって良い。例えば、専ら二酸化チタンによって
製造された白い仕上塗は、約35重量%までの前記顔料
を必要とするであろう。より良い隠蔽特性を有する他の
顔料はもっと低い量を必要とするであろう。
【0024】粉末コーティング生成物を製造するための
方法は、(1)VdFC、相溶性樹脂成分及び顔料を溶
融混合するステップ、(2)ペレットを生成させるステ
ップ、並びに(3)ペレットを粉砕するステップを本質
的に含んで成る。
【0025】溶融混合は通常は押出によって実施され
る。生成する混合物を押出すこと及び粉砕することは、
通常の手順によって行うことができる。操作手順は当業
者によって容易に決定される。特に、一軸又は二軸スク
リュー押出機を使用して良い。処理温度は通常は150
℃〜190℃のものである。ペレットの寸法は限界的パ
ラメーターではない。それらは通常は約3mm径及び2
mm長さである。
【0026】ペレットを粉砕することは、適切な粒子が
得られるようにせしめる任意の適切な手段によって行わ
れて良い。粉砕のための技術は当業者には知られてい
て、そして更に説明する必要はない。米国特許第5,2
29,460号は、フルオロポリマーベースの熱可塑性
ブレンドを粉砕すること及びそれに対する冷却ステップ
の影響の技術の現状の議論を含む。
【0027】粉末は、主にコーティングの一定の厚さを
得るために、適用装置を通る一定の流れを達成するのに
適切なサイズ及び形の粒子から成らねばならない。粒子
の形はできる限り球形でありそしてそれらのサイズはで
きる限り均一であることが好ましい。何故ならば、生成
する粉末はより良い流動特性を有するからである。粒子
のサイズに拘わらず、粉砕ステップには、最大サイズの
粒子、即ち所望のコーティングの厚さの約3倍を越える
粒子を排除するためのふるい分けステップが伴う。他
方、過度に小さな粒子も、それらが健康にとっての有害
物であるのでそしてそれらが適用の間に輸送ラインを塞
ぐ傾向があるので、避けるべきである。
【0028】回転シャフトがハンマーを動かし、そして
ハンマーがハンマーミルのケーシング中の固定された形
の上でペレットを破壊しかつハンマーミルの底のふるい
分けライニングを通してそれらをハンマーでたたくハン
マーミルを使用することが好ましい。約0.2mmのふ
るい開口が特に適切と見い出された。
【0029】生成した粉末は、粒子の均等な分配を達成
するために適切な任意の手段によって基体の上に塗布さ
れて良い。特に、荷電された粒子が反対に荷電された基
体の上に噴霧される任意の静電噴霧塗布装置を使用して
良い。代わりの技術は、霧箱、流動床、及び更に摩擦電
気コーティング、及び類似技術である。このような技術
は当該技術において良く知られていてそして更に説明す
る必要はない。
【0030】VdFCベースの粉末は、好ましくは、例
えば類似のフッ素化コーティングのためのプライマーと
して当該技術において知られているような、適切なプラ
イマーコーティングの上に付与される。
【0031】コーティングを基体に塗布した後で、それ
に熱処理を施さねばならない。コートされた基体を加熱
されたオーブン中に移動させるが、オーブン中ではコー
ティングは好ましくは150〜220℃の、好ましくは
160〜190℃の温度で最終的にはベークされる。こ
のステップにおいて使用される温度は粉末の融点よりも
高くなければならない。この融点は、例えば温度傾斜を
有するオーブンによって実験的に容易に測定される。他
方、過度に高い温度は、仕上げコーティングに対して黄
変効果を有する。加熱ステップの期間は、不十分な期間
は表面堅さにとってそして光沢にとって有害であること
を考慮して、当該技術において知られている任意の適切
な方法によって決定される。本発明の有利な結果の一つ
は、高い光沢が、当業者の予測に反して、比較的高い温
度で焼くことの必要性なしで得ることができることであ
る。
【0032】最後に、コーティング及びその基体は、空
気中でゆっくりと冷却するか又は水中で急冷するかのど
ちらかで良い。
【0033】光沢増進溶媒が必須であることを開示した
米国特許第3,944,689号から知られている偏見
に鑑みて、VdFCベースの粉末コーティングから高光
沢のコーティングを得ることができることは驚くべきこ
とである。
【0034】生成するコーティングがより良い機械的特
性を有することもまた驚くべきことに観察された。
【0035】本発明を更に例示するために、本発明の範
囲を限定することを意図しない以下の実施例を与える。
【0036】
【実施例】実施例1及び比較例A 以下の粉末コーティング組成物を製造した: 顔料の混合物は、RAL 3004に対応する赤い色を
生成させるように選ばれた。それは、5.1pbwのB
ayferroxTM130BM(酸化鉄)、1.0pb
wのQuindoTMViolet RV 6951(有
機顔料)及び0.5pbwのKronosTM2160
(二酸化チタン)から成っていた。
【0037】流動改良剤は、98.9℃で約1.06P
a.sの粘度を有する、30重量%のエチルアクリレー
トモノマー及び70重量%の2−エチルヘキシルアクリ
レートモノマーの低分子量コポリマーであった。
【0038】アクリルポリマーは、トルエン及びエチレ
ングリコールメチルエーテルの重量で95:5の混合物
中の40%溶液中で約12Pの粘度を有する、70重量
%のメチルメタクリレートモノマー及び30重量%のエ
チルアクリレートモノマーの商業的に入手できる熱可塑
性コポリマーであった。
【0039】実施例1においては、フッ素化ポリマー
は、以下の特徴を有するフッ化ビニリデン及びヘキサフ
ルオロプロペンのコポリマーであった: - VDF/HFPモル比:93:7(Piancaら、
Polymer 28,224,1987によるNMR
測定) - メルトフローインデックス:8.5g/10min
(ASTM D−1238;230℃,2.16kg) - 溶融粘度:850Pa.s(ASTM D−383
5;240℃,100s-1) - 分子量(GPC):Mn=49,000 Mw=11
2,000 Mz=217,000 - 引張特性(2mm厚さのプレスされたシートでのAS
TM D−638M): - 降伏時の引張応力 16MPa - 極限引張強さ 34MPa - 降伏時の伸び 14% - 破断時の伸び 650% - 弾性率 360MPa - 曲げ特性(4mm厚さのプレスされたシートでのAS
TM D−790): - 最大荷重 30MPa - 弾性率 380MPa - DSC測定(ASTM D−3418): - 融点 134℃ - 融解熱 23J/g - 結晶化点 97℃ - 結晶化熱 25J/g - 脆化温度(ASTM D−746 A):−23℃ 比較例Aにおいては、フッ素化ポリマーは、商標KYN
AR 710の下でATOCHEM NORTH AM
ERICAから商業的に入手できるフッ化ビニリデンホ
モポリマーであった。
【0040】生成した混合物を以下の条件下で押出し
て、3mm径及び約2mm長さのペレットを生成させ
た: - 二軸スクリュー押出機 - スクリュー回転:200rpm - 荷重:85% - 温度プロフィール:ホッパー出口で165℃、スクリ
ューの中央で190℃に上昇し、次にスクリューの端ま
で180℃ - 出口での物質の温度:180℃ ペレットを液体窒素中で約−150℃にまで冷却し、次
にハンマーミル中で約−100℃の温度で粉砕し、そし
て約150μmよりも大きい粒子を排除するためにふる
い分けた。ハンマーミルにおいては、回転シャフトがハ
ンマーを動かし、そしてハンマーがハンマーミルのケー
シング中の固定された形の上でペレットを破壊しかつハ
ンマーミルの底のふるい分けライニングを通してそれら
をハンマーでたたく。粒径分布を測定した:99%の粒
子が90μm未満のサイズを有し、そして40%が32
μm未満のサイズを有していた。5%だけが15μm未
満のサイズを有していた。
【0041】生成した粉末を、50μm層のエポキシプ
ライマーによって予め覆われた1mm厚さのクロムメッ
キされた(chromated)アルミニウム板の上に
静電噴霧法によって塗布した。エポキシプライマーは、
出願人へのEP−404752−Aの実施例1に従って
製造されそして塗布されていた。
【0042】次に、コートされた基体を220℃(対象
物温度)で9分間加熱すると、50μm厚さの仕上げコ
ーティングが得られた。
【0043】ISO 2813に従って60°の角度で
光沢測定を行った: - 実施例1:60 - 比較例A:31 付加的な測定を実施例1のコーティングに関して行っ
た: 実施例1 比較例A −直接耐衝撃性 >150kg.cm 40kg.cm ASTM D-2794 −裏面耐衝撃性 >150kg.cm 25kg.cm ASTM D-2794 −接着性 GTO GTO ISO 2409 −柔軟性(円錐マンドレル) 0mm 2mm ISO 6860 −柔軟性(Erichsen) 10mm 6mm ISO 1510 −2000h AWOM後の光沢保留 75.2% 90% ASTM G-26 −5000h QUVB後の光沢保留 88.7% 88% ECCA-T10 −酸塩水噴霧(2000h) 欠陥なし 欠陥なし ASTM B-287 −Kesternich 20サイクル (2 1 SO2) 欠陥なし 欠陥なし DIN 5018 −糸状腐食(1000 h) 0-3mm 0-2mm DIN 65472 実施例2及び比較例B 以下の白い粉末組成物を製造した(RAL 9010)
以外は、実施例1及び比較例Aを繰り返した: ISO 2813に従って光沢測定を行った: 付加的な測定を実施例2のコーティングに関して行っ
た: −直接耐衝撃性 >140kg.cm ASTM D-2794 −裏面耐衝撃性 >150kg.cm ASTM D-2794 −接着性 GTO ISO 2409 −柔軟性(円錐マンドレル) 0mm ISO 6860 −柔軟性(Erichsen) >10mm ISO 1510 −2000h AWOM後の光沢保留 88.8% ASTM G-26 −5000h QUVB後の光沢保留 109% ECCA-T10 −酸塩水噴霧(2000h) 欠陥なし ASTM B-287 −Kesternich 20サイクル (2 1 SO2) 欠陥なし DIN 50018 −Hoek van Holland testsite(1年) 117% ECCA-T19 光沢保留実施例3及び4並びに比較例C及びD 以下の特徴(実施例1中で述べられたようにして測定さ
れた)を有するフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロ
ペンコポリマーを使用した以外は、実施例2を繰り返し
た: 実施例2 実施例3 実施例4 比較例C 比較例D 単位 -VDF/HFP モル比: 93:7 93:7 95:5 96:4 96:4 -メルトフロー: 8.5 2.2 2.2 8.5 2.2 g/10min インデックス -分子量 Mn 49 56 65 42 51 ×1000 Mw 112 134 135 113 143 ×1000 Mz 217 251 245 227 336 ×1000 -引張特性 -降伏時の引張応力 16 16 26 31 31 MPa -極限引張強さ 34 45 43 24 33 MPa -降伏時の伸び 14 10 10 % -破断時の伸び 650 700 480 400 400 % -弾性率 360 350 750 1000 1000 MPa -曲げ特性 -最大荷重 30 49 40 MPa -弾性率 380 970 1000 MPa -DSC 測定 -融点 134 131 146 160 160 ℃ -融解熱 23 23 40 38 38 J/g -結晶化点 97 93 101 119 119 ℃ -結晶化熱 25 24 34 35 35 J/g -脆化温度 -23 -15 -17 ℃ -コーティング特性 -光沢(ISO 2813,60°) 62 70.8 48.4 37.6 28.6 二三のその他の特性が測定されたが実施例3及び4並び
に比較例C及びDに関して同一であることが見い出され
た: - 直接衝撃(ASTM D−2794) 100kg.cm - 裏面衝撃(ASTM D−2794) >100kg.cm - 付着性(ISO 2409) GTO - 円錐マンドレル(ISO 6860 ASTM D−552) 0mm実施例5 以下の組成物: - フッ素化ポリマー 62.2pbw - アクリルポリマー 26.5pbw - 流動改良剤 0.8pbw - 顔料 10.2pbw を製造しそして使用されたフッ素化ポリマー及び顔料が
以下のようであった以外は実施例1を繰り返した。フッ
素化ポリマーは、技術データシートの上に示された以下
の特徴を有するフッ化ビニリデン及びテトラフルオロエ
チレンの商業的に入手できるコポリマーであった: - 融点 122〜126℃(AS
TM D−3418) - 融解熱 12.5〜20.9J/g(AS
TM D−3417) - 引張特性(ASTM D−638及びD−1708、
25℃で): - 降伏時の引張応力 14.5〜18.6MPa - 極限引張強さ 32.4〜44.8MPa - 破断時の伸び 500〜800% - 弾性率 414〜552MPa 顔料の混合物は茶色を生成させるように選ばれた。それ
は、1.9pbwのFlammrussTM101(カー
ボンブラック)、2.5pbwのSheperdTMbr
own49(有機顔料)、3.4pbwのBayfer
roxTM180(酸化鉄)及び2.7pbwのTipa
queTMTY200(チタン酸クロム)から成ってい
た。
【0044】60°の角度でISO 2813に従って
光沢を測定した。56の値が観察された。
【0045】実施例6及び7並びに比較例E及びF 以下の白い粉末コーティング組成物を製造した: フッ素化ポリマー、アクリルポリマー及び流動改良剤
は、実施例1及び5(それぞれ実施例6及び7に関す
る)におけるようであり、そして比較例A(比較例E及
びFに関する)におけるようであった。これらの粉末
は、粉末のために述べられたようにして製造された。
【0046】実施例6及び比較例Eにおいては、生成し
た粉末を、50μm層のエポキシプライマーによって覆
われた、25μm厚さの亜鉛層を有する1mm厚さのS
endzimirスチール板の両側の上に静電噴霧法に
よって塗布した。エポキシプライマーは、出願人へのE
P−404752−Aの実施例1に従って製造しそして
塗布した。
【0047】実施例7及び比較例Fにおいては、粉末コ
ーティングを、本明細書中で上で述べた50μm層のエ
ポキシプライマーによって覆われた、40μm厚さの亜
鉛層を有する1mm厚さの熱的に亜鉛メッキされたスチ
ール板の両側の上に塗布した。
【0048】実施例6及び7においては、コートされた
基体を、次に、200℃(空気温度)で15分間加熱し
て、80μm厚さの仕上げコーティングを生成させた。
【0049】比較例E及びFにおいては、コートされた
基体を、次に、230℃(空気温度)で15分間加熱し
て、80μm厚さの仕上げコーティングを生成させた。
【0050】得られたコーティングは腐食に対する良好
な耐性を示す。この特性は、当該技術においては、AS
TM D−714(ふくれ生成)に従って評価される両
側の上にコートされたパネルを使用して、ASTM−B
−117(塩水噴霧)試験法によって測定される。予め
2本の交わった線でノッチを付けられたパネルを、35
℃の温度で塩水噴霧(50g/l NaCl)に100
0時間の間曝す。以下の結果が得られた: 実施例6 実施例7 比較例E 比較例F -60°光沢 62 60 38 38 ISO 2813 -塩水噴霧 欠陥なし 欠陥なし 7-12mm 3-8mm ASTM B-117実施例8 Kymar RC 10062という名前の下でElf
−Atochemによって販売されそして以下の特徴を
有する実験用VDFコポリマーを使用して実施例2を繰
り返した: VDF−HFP比(NMR) 94:6 融点 142〜145℃ 白いコーティングの光沢 65比較例G、H及びI 以下の特徴を有するフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロ
プロペンコポリマーを使用した以外は、実施例2を繰り
返した: 方法 比較例G 比較例H 比較例I 単位 VDF/HFPモル比 Piancaら 96:4 98:2 95:5 Polymer 28,224, 1987によるNMR測定 比重 ASTM D-792 1.76-1.78 1.76-1.78 1.76-1.80 - 溶融粘度 ASTM D3835 2300-2700 2300-2700 1300-1700 Pa.s (232℃,100s-1) メルトフローレート ASTM D1238 - - 2.5-6.5 g/10min (230℃,5.0kg) ASTM D1238 3-7 3-7 - g/10min (230℃,12.5kg) 溶融温度 ASTM D3418 140-145 155-160 140-145 ℃ 引張特性 ASTM D638 引張降伏強さ 20-27 34 20-24 MPa 引張破断強さ 24-41 39 37-45 MPa 破断時の伸び 400-600 400 400-700 % 引張弾性率 483-620 793 - MPa 曲げ弾性率 ASTM D790 620-827 1158 655-793 MPa コーティング特性 光沢 ISO 2813(60°角度) 6.6 38.1 12.4 視覚的には、これらのコポリマーから得られたコーティ
ングは光沢があったが、非常に悪い流動のために、IS
O法によるこの特性の記録値は低い値をもたらす。
【0051】VDFコポリマーの220℃での流動の定
量化を、フェノール樹脂のために開発された方法(DI
N 16916 part 2)に従って試みた: 本発明の主なる特徴及び態様は以下の通りである。
【0052】1.(1)(a)約160℃未満の溶融温
度を有する、60〜90重量%の1以上のフッ化ビニリ
デンコポリマー、(b)40〜10重量%の1以上相溶
性樹脂、から本質的に成る樹脂成分、並びに (2)100重量部の樹脂成分あたり1〜35重量部の
1以上の顔料 から本質的に成る、高光沢のコーティングを製造するた
めの粉末コーティング組成物。
【0053】2.コポリマーが75〜95重量%のフッ
化ビニリデンモノマーによって、テトラフルオロエチレ
ン及びヘキサフルオロプロペンから選ばれた25〜5重
量%の1以上のコモノマーによって製造される、上記1
記載の高光沢のコーティングを製造するための組成物。
【0054】3.コポリマーが150℃未満の融点を有
する、上記1又は2記載の高光沢のコーティングを製造
するための組成物。
【0055】4.コポリマーが800MPa未満、好ま
しくは600MPa未満の引張弾性率を有する、上記1
から3のいずれか一項に記載の高光沢のコーティングを
製造するための組成物。
【0056】5.コポリマーが100sec-1及び23
2℃で約400Pa.sよりも大きい、好ましくは10
0sec-1及び240℃で約600Pa.sよりも大き
いが100sec-1及び232℃で約1000Pa.s
よりも小さい溶融粘度を有する、上記1から3のいずれ
か一項に記載の高光沢のコーティングを製造するための
組成物。
【0057】6.コポリマーがヘキサフルオロプロペン
とのコポリマーでありそして1.0未満、好ましくは約
0〜9に等しい多分散性値Uz、及び1.7未満、好ま
しくは1.6未満のUnを有する、上記1から3のいず
れか一項に記載の高光沢のコーティングを製造するため
の組成物。
【0058】7.コポリマーがヘキサフルオロプロペン
とのコポリマーでありそして約107+68e-0.141x
[式中、xはPiancaらの方法によってNMRデー
タから計算されたコポリマー中のヘキサフルオロプロペ
ンの重量%である]の溶融温度TMを有する、上記1か
ら3のいずれか一項に記載の高光沢のコーティングを製
造するための組成物。
【0059】8.相溶性樹脂が熱可塑性ポリメチルメタ
クリレートである、上記1から7のいずれか一項に記載
の高光沢のコーティングを製造するための組成物。
【0060】9.コポリマー対樹脂の重量比が約70:
30のものである、上記1から8のいずれか一項に記載
の高光沢のコーティングを製造するための組成物。
【0061】10.高光沢のコーティングを製造するた
めの、着色された粉末コーティング組成物中の約160
℃未満の溶融温度を有するフッ化ビニリデンコポリマー
の使用。
【0062】11.組成物が上記1から9のいずれか一
項に記載の組成物から本質的に成る、上記10記載の使
用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルートビヒ・カール・リークセ オランダ・エヌエル−2013ビーエム ハー ルレム・ニコラエスバンデルラーンストラ ート10 (72)発明者 ミシエル・ジラール ベルギー・ビー−5032コロワ−ル−シヤト ー・ルートダルドネル85

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)(a)約160℃未満の溶融温度
    を有する、60〜90重量%の1以上のフッ化ビニリデ
    ンコポリマー、(b)40〜10重量%の1以上相溶性
    樹脂、から本質的に成る樹脂成分、並びに (2)100重量部の樹脂成分あたり1〜35重量部の
    1以上の顔料 から本質的に成る、高光沢のコーティングを製造するた
    めの粉末コーティング組成物。
  2. 【請求項2】 高光沢のコーティングを製造するため
    の、着色された粉末コーティング組成物中の約160℃
    未満の溶融温度を有するフッ化ビニリデンコポリマーの
    使用。
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