JPH07215794A - 分子線源用セルと分子線結晶成長方法 - Google Patents

分子線源用セルと分子線結晶成長方法

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JPH07215794A
JPH07215794A JP1204694A JP1204694A JPH07215794A JP H07215794 A JPH07215794 A JP H07215794A JP 1204694 A JP1204694 A JP 1204694A JP 1204694 A JP1204694 A JP 1204694A JP H07215794 A JPH07215794 A JP H07215794A
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crucible
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cell
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JP1204694A
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Fumihiko Sato
文彦 佐藤
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Fujitsu Quantum Devices Ltd
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Quantum Devices Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分子線源用セルと分子線結晶成長方法に関
し、煩雑な演算や複雑な手順を踏むことなく、分子線強
度を制御して化合物半導体結晶等を効率よく、一定の成
長速度で成長することができる手段を提供する。 【構成】 分子線材料210 を収容する坩堝21を囲繞
する複数の加熱装置28,30のうちの少なくとも1つ
を坩堝の軸方向に移動できる可動加熱装置30とし、坩
堝の重量と坩堝の形状のパラメータから坩堝内の分子線
材料の表面の位置を演算し、その演算結果に基づいて可
動加熱装置を駆動して、常に坩堝内の分子線材料の表面
を至近距離から加熱するようにした。分子線材料等に応
じて最適設計されたテーパ角を有し、下から上に向かっ
て漸次拡大する略逆円錐型の形状を有する坩堝を用いて
分子線強度を一定化した。加熱装置への供給電力を制御
することによって分子線強度をさらに一定化することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分子線源用セルと分子
線結晶成長方法に関するものである。近年、分子線結晶
成長方法によって成長される化合物半導体結晶は、放送
衛星(DBS:Direct Broadcastin
g Satellite)に用いられる低雑音増幅素子
HEMTやGaAsからなる集積回路装置等の製造に用
いられている。このように、分子線結晶成長方法によっ
て成長した化合物半導体結晶を用いて半導体装置を量産
するためには、高品質の化合物半導体結晶を効率的に成
長する技術を確立することが不可欠である。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の分子線結晶成長装置の概
略説明図である。この図において、31はチャンバー、
32は基板ホルダー、33は基板、34はマニピュレー
ター、35は分子線源用セル、36は坩堝、37,38
は加熱装置、39はセルシャッターである。
【0003】従来の分子線結晶成長装置においては、そ
の表面に結晶を成長するGaAs,InP等の複数の基
板33を下向きに円周上に把持する基板ホルダー32
が、チャンバー31の上壁の中央部を貫通し、チャンバ
ー31の中心軸の回りに回転するマニピュレータ34に
よって支持されている。
【0004】また、チャンバー31の底壁の開口には、
ガリウム、アルミニウム、インジウム、砒素等の分子線
源用分子線材料を収容するためのPBN(Pyroly
tic Boron Nitride)製の坩堝36
と、この坩堝36の中の分子線材料を加熱するための加
熱装置37,38を有し、セルシャッター39の開閉に
よって分子線を通過または遮断する複数の分子線源用セ
ル(クヌードセンセル)34がチャンバー31の中心寄
りに設けられた基板ホルダー32に向かって傾斜して設
けられている。
【0005】この分子線結晶成長装置によって基板ホル
ダー32に下向きに収容されている基板33の下面に結
晶層を成長する場合は、基板ホルダー32の中に設けら
れている加熱装置(図示されていない)によって基板ホ
ルダー32を加熱して600℃程度に昇温し、それぞれ
の分子線材料について必要な蒸発速度を得るために必要
な温度を予め求められている蒸気圧曲線によって決定し
ておき、各分子線源用セル35に収容されている分子線
材料を必要な分子線強度が得られる温度まで加熱する。
【0006】実際の成長工程においては、分子線源用セ
ル35の開口の上部に回転自在に取り付けられたセルシ
ャッター36を開閉することによって、基板33の表面
上に、目的とする組成の単層または複数層の結晶層を所
定の厚さだけ成長する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図6は、従来の分子線
結晶成長装置の概略説明図であり、(A)は全体を示
し、(B),(C)はテーパー角がついている坩堝と、
テーパー角がついていない坩堝を示している。この図に
おいて、41はチャンバー、42は基板ホルダー、43
は基板、44は分子線源用セル、451 ,452 は坩
堝、46,47は加熱装置、48はセルシャッター、4
1 ,492 は分子線の輪郭である。
【0008】図6(A)は、チャンバー41の中心軸の
回りを回転する基板ホルダー42に下向きに把持された
基板43の下面に向かって、基板ホルダー42の下の中
心軸から外れた位置に配置された複数の分子線源用セル
44の坩堝451 から、セルシャッター48の開閉制御
によって所望の材料の結晶層を基板43の上に所望の厚
さだけ成長させる状態の概略を示している。
【0009】一般に分子線源用セルの坩堝には、それ自
体が外方に放散する分子線を発生する性質を有する砒素
(As)を収容するための坩堝を除いて、図6(B)に
拡大して示されるような、下から上に向かって漸次拡大
する略逆円錐形の形状(テーパー角θ)を有する坩堝4
1 が用いられている。
【0010】広範囲にわたって均一な結晶層を成長しよ
うとする場合には、坩堝を大型化することが考えられる
が、坩堝を大型化すると分子線結晶成長装置が大型化し
てしまい、化合物半導体層を形成する場合等に必要な複
数の分子線強度の均一性等に悪影響を与える。
【0011】そこで、結晶を成長しようとする基板43
を把持した基板ホルダー42を回転させ、分子線源用セ
ル44から放出される分子線強度を均一化する方法が採
用されており、この坩堝451 から分子線を、坩堝45
1 内の分子線材料の表面積より広い範囲に輪郭491
ように放出させるために、坩堝451 の分子線材料を収
容する空洞を下から上に向かって漸次拡大する形状にす
る必要があるからである。
【0012】図6(C)は比較のため、テーパー角がつ
いていない円筒状の坩堝を示しているが、この坩堝から
放射される分子線の輪郭492 は、分子線材料がAsで
ある場合を除き、Ga等では図に示されているように拡
がらない。
【0013】しかしながら、このようにテーパー角がつ
いた逆円錐形の坩堝を用いる場合は、結晶成長の進行と
共に分子線材料が減少して分子線材料の表面が低下する
にしたがって、坩堝内の分子線材料の表面積が減少し、
分子線強度が徐々に減少するという問題があった。
【0014】図7は、従来の分子線源用セルの構成説明
図である。この図において、51は坩堝、510 は分子
線材料、511 はリフレクター、52は上側加熱装置、
53は下側加熱装置、54は上側温度測定装置、55は
下側温度測定装置、56は支持体、57はフランジ、5
8は端子である。
【0015】従来のテーパー角がついた坩堝51を用い
た分子線源用セルにおいては、坩堝51と、この坩堝5
1と一体に形成され、坩堝51の外側を包囲するリフレ
クター511 の間に、上側加熱装置52と下側加熱装置
53を設け、坩堝51の上側面に上側温度測定装置5
4、坩堝51の底面に下側温度測定装置55を設け、上
側温度測定装置54と下側温度測定装置55によって測
定された温度をPID制御付きの温調器に入力し、この
温調器によって、抵抗加熱装置である場合はその供給電
力を制御し、電子ビーム加熱装置である場合はその電子
ビームの強度を制御して、分子線材料510 の分子線を
発生するように調節していた。
【0016】実際の例で説明すると、基板の温度を約6
30℃に設定してGaAs単結晶を成長する場合には、
上側加熱装置52を約1000℃、下側加熱装置53を
900℃に設定すると、成長初期には約1μm/hの成
長速度が得られる。ところが、約12時間後には成長速
度は約0.7μm/hに減少する。
【0017】そこで、上側加熱装置52を約1010
℃、下側加熱装置53を910℃に設定し直すと、成長
初期の成長速度約1μm/hに復帰する。このような温
度制御を繰り返すことによって、ある一定の範囲内での
成長速度をほぼ一定に維持することができる。
【0018】しかし、上側加熱装置52の位置と、下側
加熱装置53の位置、もしくは、電子ビームの照射位置
が一定であることから、結晶成長速度の減少の関数を掴
むことは至難の技であり、実際の半導体装置用の化合物
半導体結晶を成長する場合には、成長速度を12時間中
の関数として、経過時間当たりの数値を予想して工程を
管理している。
【0019】特に、HEMTに用いるAlGaAs,I
nGaAsのような3種の元素からなる化合物半導体の
ヘテロ構造を成長するには、Gaの分子線強度の低下に
合わせてAsソースやアルミニウムソースやインジウム
ソースの温度を制御して分子線強度を調節することが必
要になるため、煩雑な演算を行い、複雑な手順を踏むこ
とが必要であり、また、これらの加熱装置が固定されて
いるため、分子線材料の表面の温度を調節できる範囲に
も限界があった。
【0020】本発明は、煩雑な演算や複雑な手順を踏む
ことなく、分子線強度を制御することによって化合物半
導体結晶層等を効率よく、一定の成長速度で成長するこ
とができる分子線源用セルとその分子線源用セルを用い
た分子線結晶成長方法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる分子線源
用セルにおいては、上記の課題を達成するため、分子線
材料を収容する坩堝と、坩堝を囲繞する複数の加熱装置
を具備し、複数の加熱装置のうちの少なくとも1つが坩
堝の軸方向の位置を変えることができる可動加熱装置で
ある構成を採用した。
【0022】その場合、抵抗加熱式または電子ビーム加
熱式の加熱装置を用いることができ、また、下から上に
向かって漸次拡大する略逆円錐形の形状を有する坩堝を
用いることができる。
【0023】また、この場合、分子線材料を収容する坩
堝の外側に圧接した状態で、坩堝の軸方向の位置を変え
ることができる温度測定装置を用いることができ、ま
た、単数または複数の分子線材料の重量検出装置を設け
ることができる。
【0024】また、本発明にかかる分子線結晶成長方法
においては、坩堝に収容された分子線材料の表面位置に
可動加熱装置を駆動することによって、該坩堝内の分子
線材料を高効率で加熱することができる工程を採用し
た。
【0025】この場合、坩堝に収容された分子線材料の
重量を測定し、分子線材料の重量に基づいて、分子線材
料の坩堝内の表面位置を演算し、分子線材料の坩堝内の
表面位置に可動加熱装置を駆動することによって、坩堝
内の分子線材料を高効率で加熱する工程を用いることが
できる。
【0026】また、この場合、下から上に向かって漸次
拡大する略逆円錐形の形状を有する坩堝に収容された分
子線材料の重量を測定し、分子線材料の重量と坩堝の形
状に基づいて、分子線材料の坩堝内の表面位置を演算
し、分子線材料の坩堝内の表面位置に可動加熱装置を駆
動して坩堝内の分子線材料の表面部分を加熱することに
よって、経時変化が少ない分子線を発生させる工程を用
いることができる。
【0027】また、この場合、坩堝に収容された分子線
材料の重量を検出し、分子線材料の重量と坩堝の形状に
基づいて、分子線材料の坩堝内の表面位置を演算し、分
子線材料の坩堝内の表面位置に可動加熱装置と温度測定
装置を駆動し、温度測定装置によって測定される分子線
材料の表面の温度に基づいて、可動加熱装置に供給する
電力を制御して、該坩堝内の分子線材料の表面部分を加
熱することによって、経時変化が少ない分子線を発生さ
せる工程を用いることができる。
【0028】
【作用】本発明のように、円筒状坩堝あるいは下から上
に向かって漸次拡大する略逆円錐形の形状を有する坩堝
を用い、坩堝内の分子線材料の減少ととも低下する分子
線材料の表面を可動加熱装置によって追跡し、最も接近
した状態で分子線材料の表面を加熱することによって、
高い加熱効率を維持することができる。
【0029】また、本発明のように、下から上に向かっ
て漸次拡大する略逆円錐形の形状の坩堝を用い、坩堝内
の分子線材料の減少とともに低下する分子線材料の表面
を可動加熱装置によって追跡し、分子線材料の表面の低
下とともに熱容量が減少する分子線材料の表面部分を加
熱することによって、煩雑な操作を施すことなく、高い
加熱効率を維持し、分子線強度の経時的減少を低減する
ことができる。
【0030】そして、また、本発明のように、下から上
に向かって漸次拡大する略逆円錐形の形状を有する坩堝
を用い、坩堝内の分子線材料の減少とともに低下する分
子線材料の表面を可動加熱装置によって追跡し、分子線
材料の表面の低下とともに熱容量が減少する分子線材料
の表面部分を加熱し、また、坩堝内の分子線材料の表面
の温度を、坩堝の外側に圧接した状態で坩堝内の分子線
材料の表面を追跡する温度測定装置によって検出し、そ
の測定値に基づいて可動加熱装置等に供給する電力を制
御することによって、分子線強度の経時的減少を防ぐこ
とができる。
【0031】これらの場合、坩堝の底部または坩堝の上
縁の鍔に設けた重力測定装置によって分子線材料の残量
を測定し、その測定値と坩堝の形状から坩堝内の分子線
材料の表面の位置を演算して、可動加熱装置や温度測定
装置を分子線材料の表面の位置に一致させるように自動
的に駆動することができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 (第1実施例)図1は、第1実施例の分子線源用セルの
構成説明図である。この図において、1は坩堝、10
分子線材料、11 は鍔部、12 はリフレクター、21
2 は坩堝支柱、3は支持円板、4はフランジ、51
2 は重力測定装置、6は固定加熱装置、61 ,62
固定加熱装置支持装置、7は可動加熱装置、71 ,72
は可動加熱装置支柱、73 ,74 は可動加熱装置駆動装
置である。
【0033】この実施例の分子線源用セルにおいては、
円筒状の坩堝1がその底部において坩堝支柱21 ,22
によって支持され、この坩堝支柱21 ,22 は途中で支
持円板3によって補強され、その下端は分子線結晶成長
装置の本体に装着するためのフランジ4を気密に貫通
し、外部に設けられた重力測定装置51 ,52 の圧力セ
ンサーに固定されている。
【0034】そして、坩堝1の下部側面には、固定加熱
装置6が固定加熱装置支持装置61,62 によって、坩
堝1に鍔部11 によって接続されている円筒状のリフレ
クター12 の裏側に支持されている。また、坩堝1の上
部側面には、可動加熱装置7が可動加熱装置支柱71
2によって支持され、可動加熱装置駆動装置73 ,7
4 によって坩堝1の軸方向に駆動されるようになってい
る。また、図示されていないが、固定加熱装置6と可動
加熱装置7には、加熱のための電力を供給する手段が設
けられている。なお、坩堝の温度を測定する温度測定装
置については説明を省略する。
【0035】この実施例の分子線源用セルを用いた分子
線結晶成長装置によって結晶を成長する場合には、円筒
状の坩堝1とこの坩堝1に収容されている分子線材料1
0 の重量を重力測定装置51 ,52 によって測定し、そ
の重量と坩堝1の形状から分子線材料10 の表面の位置
を演算し、その演算結果に基づいて可動ヒーター駆動装
置73 ,74 によって可動ヒーター7の中心が常に分子
線材料10 の表面に位置するように制御する。
【0036】図7によって説明した従来の分子線源用セ
ルを用いた分子線結晶成長装置によって結晶を成長する
場合は、上側加熱装置52と下側加熱装置53の位置が
固定されているため、結晶の成長が進み、分子線材料の
表面が低下して行き、上側加熱装置52からの距離が大
きくなって、上側加熱装置52による加熱効率が低下す
るため分子線材料の表面の温度が低下し、分子線強度が
徐々に低下する。この現象は、分子線材料の表面が低下
しても分子線材料の表面積が変化しないようにして分子
線強度を一定に維持することを目的とした、円筒状の坩
堝を用いた場合でも同様に起こり、坩堝を円筒形にした
目的を充分に達成することができなくなる。
【0037】しかし、この実施例の分子線源用セルを用
いた分子線結晶成長装置によって結晶を成長する場合に
は、従来の上側加熱装置(図7参照)に相当する可動加
熱装置7を駆動して常に分子線材料の表面を加熱するた
め、分子線材料の表面を常に高効率で加熱することがで
き、分子線材料の表面の温度を一定にすることができ
る。
【0038】(第2実施例)図2は、第2実施例の分子
線源用セルの構成説明図である。この図において、11
は坩堝、110 は分子線材料、111 は鍔部、112
リフレクター、121 ,122 は坩堝支柱、13は支持
円板、14はフランジ、151 ,152 は重力測定装
置、16は固定加熱装置、161 ,162 は固定加熱装
置支持装置、17は可動加熱装置、171 ,172 は可
動加熱装置支柱、173 ,174 は可動加熱装置駆動装
置である。
【0039】この実施例の分子線源用セルにおいては、
下から上に向かって漸次拡大する略逆円錐形の形状を有
する坩堝11がその底部において坩堝支柱121 ,12
2 によって支持され、この坩堝支柱121 ,122 は途
中で支持円板13によって補強され、その下端は分子線
結晶成長装置の本体に気密に装着するためのフランジ1
4を気密に貫通し、外部に設けられた重力測定装置15
1 ,152 に固定されている。
【0040】そして、坩堝11の下部側面には、固定加
熱装置16が固定加熱装置支持装置161 ,162 によ
って、坩堝11に鍔部111 によって接続されている円
筒状のリフレクター112 の裏側に支持されている。ま
た、坩堝11の上部側面には、可動加熱装置17が可動
加熱装置支柱171,172 によって支持され、可動加
熱装置駆動装置173 ,174 によって坩堝11の軸方
向に駆動されるようになっている。また、図示されてい
ないが、固定加熱装置16と可動加熱装置17には、加
熱のための電力を供給する手段が設けられている。な
お、坩堝の温度を測定する温度測定装置については説明
を省略する。
【0041】この実施例の分子線源用セルを用いた分子
線結晶成長装置によって結晶を成長する場合には、円筒
状の坩堝11とこの坩堝11に収容されている分子線材
料110 の重量を重力測定装置151 ,152 によって
測定し、その重量と坩堝11の形状から分子線材料11
0 の表面の位置を演算し、その演算結果に基づいて可動
加熱装置駆動装置173 ,174 によって可動加熱装置
17の中心が常に分子線材料110 の表面に位置するよ
うに制御する。
【0042】この実施例の下から上に向かって漸次拡大
する略逆円錐形の形状を有する坩堝11を具えた分子線
源用セルを用いて分子線結晶成長を行う場合、結晶成長
が進んで分子線材料の表面が低下すると、坩堝11中の
分子線材料の表面の面積が減少して可動加熱装置の加熱
対象である表面部分の熱容量が徐々に減少するため、そ
のテーパー角を分子線材料の熱容量等の要素を計算に入
れて適当に設計すると、分子線材料の表面の温度を徐々
に上昇させることができる。そのため、結晶成長が進行
して分子線材料の表面が低下し、分子線材料の表面積が
減少することに起因する分子線強度の低下を、分子線材
料の表面の温度の上昇で補い、分子線強度を一定に保つ
ことができる。
【0043】図3は、第2実施例の分子線源用セルを用
いた結晶成長の説明図である。この図において、横軸は
成長時間を示し、縦軸はGaAs結晶成長速度を示して
いる。この図は、本発明の第2実施例の分子線源用セル
を用いた分子線結晶成長装置によってGaAs基板上
に、GaAs結晶を成長した実験の成長速度の経時変化
を示している。
【0044】この測定は、内径が8cm、深さが15c
m、テーパ角が30°の汎用の坩堝を用い、この坩堝の
底部に厚さが0.5mmで長さが6cmの波状のタンタ
ル製固定加熱装置を設け、坩堝の上部に厚さが0.5m
mで長さが3cmのタンタル製の可動ヒーターを設け、
坩堝の底面にサーモカップル等の固定温度測定装置を設
け、坩堝の上部側面に同様にサーモカップル等の3個の
可動温度測定装置を設け、この坩堝に底から13cmの
高さまで分子線材料であるガリウムソースを入れ、固定
加熱装置の供給電力密度を80mW/cm2 とし、可動
加熱装置の供給電力密度を400W/cm2 としてGa
の分子線を発生させ、Asの分子線は通常の円筒状坩堝
をもちいて発生させた。
【0045】実際の成長工程を詳細に説明すると、成長
の初期段階として、ガリウムソースが雰囲気中の水分や
不純物を吸蔵または吸着している可能性があり、脱ガス
処理を行ってガリウムソース内の不純物を飛ばす必要が
あるため、可動加熱装置の中心が坩堝の上縁より2cm
(=15cm−13cm)下のガリウムソースの表面に
くるように可動加熱装置駆動装置を使って移動させた。
この可動加熱装置の初期設定位置の調整は、分子線結晶
成長装置内を真空にする前に予め調整しておくことがで
きる。
【0046】なお、この脱ガス処理において、可動加熱
装置を坩堝の側面部分に駆動して約1200℃程度で4
時間程度加熱を行うと、坩堝の内側に付着しているガリ
ウム等の分子線材料のドロップレットが再蒸着され、G
aAs単結晶等で問題になっていた表面欠陥が100個
/cm2 程度から20個/cm2 程度に減少することが
わかった。
【0047】次いで、固定温度測定装置と可動温度測定
装置によって坩堝の温度を測定しながら固定加熱装置と
可動加熱装置への供給電力を調整して固定加熱装置の温
度を約1000℃に設定し、可動加熱装置の温度を約1
800℃に設定し、分子線結晶成長装置内を5×10-6
torr程度に排気して、8時間にわたって脱ガス処理
を行った。その結果、ガリウムソースの表面は約1cm
低下した。
【0048】その後は、ガリウムソースの重量を常に測
定している重量測定装置からの電気信号と坩堝の形状に
関するパタメータからガリウムソースの表面の位置を演
算することができ、必要に応じて、その演算結果を可動
加熱装置駆動装置に送って、可動加熱装置の中心をガリ
ウムソースの表面部分に駆動することができる。
【0049】そして、この場合、従来から行われている
結晶成長工程における条件に合わせるため、分子線結晶
成長装置内の基板ホルダーに把持されているGaAs単
結晶からなる成長基板の温度を630℃に設定し、脱ガ
ス処理の際の条件と同じであるが固定加熱装置の温度を
約1000℃に設定し、可動加熱装置の温度を約180
0℃に設定してガリウムソースを1時間蒸発させた。
【0050】この1時間の蒸発によって、ガリウムソー
スの表面は0.03mm低下し、Gaの分子線強度は約
0.25%低下した。そこで、可動加熱装置駆動装置に
よって可動加熱装置を0.03mm下げてから再びガリ
ウムソースを蒸発させたところ、初期の分子線強度の9
9.23%まで回復した。この場合のガリウムソースの
表面の温度は初期設定値より、僅かに1.4%しか低下
していなかった。
【0051】この測定を1時間毎に12時間繰り返すこ
とによって得られた結果がこの図に示されているが、汎
用の坩堝を用いた測定であることを考慮すると、可動加
熱装置をガリウムソースの表面に一致するように駆動す
ることのみによって、GaAs結晶の成長速度が極めて
精度高く均一化されていることがわかる。
【0052】また、これに関連した測定結果によると、
可動加熱装置をガリウムソースの表面よりやや低く、例
えば、上記の場合と同様の条件で、1時間毎に0.03
3mm低下させるように設定すると、Gaの分子線強度
が初期値の99.53%まで回復するという関係も得ら
れた。
【0053】さらに、この測定を各種の対象物について
行うことによって、各種の分子線材料の比熱、坩堝の寸
法、形状、材質、分子線材料の表面の温度、分子線強度
をコンピュータを用いて処理することによって、相互間
の関係を求めることができ、この関係を用いて、対象と
する分子線材料に最適な坩堝の寸法、形状、材質を設計
することができる。
【0054】その設計に基づいて、各分子線材料毎に最
適設計された坩堝を用いて分子線結晶成長を行うことに
より、さらに高精度の分子線強度の均一化を図ることが
でき、そのため複数の元素からなる化合物半導体等の組
成比を正確に制御することができる。また、化合物半導
体結晶の成長速度を極めて精度高く均一化することがで
きるため、成長時間と成長膜厚の関係を一義的にするこ
とができ、成長時間による膜厚の制御が容易になるとい
う効果も生じる。
【0055】この実施例の分子線源セルを用いて量産用
の分子線結晶成長を行う場合は、前記のように、分子線
材料の重量を常に測定している重量測定装置からの電気
信号と坩堝の形状に関するパラメータから分子線材料の
表面の位置を演算し、その演算結果を可動加熱装置駆動
装置に入力することによって、自動的に可動加熱装置の
中心を分子線材料の表面に一致させることができる。
【0056】(第3実施例)図4は、第3実施例の分子
線源用セルの構成説明図である。この図において、21
は坩堝、210 は分子線材料、211 は鍔部、212
第2リフレクター、213 は第1リフレクター、2
1 ,222 は坩堝支柱、23は支持円板、241 ,2
2 は重量測定装置、25はフランジ、251 は端子、
26,29は固定温度測定装置、261 ,291 は固定
温度測定装置支柱、27は可動温度測定装置、271
可動温度測定装置支柱、272 は温度測定装置スタビラ
イザー、273 は可動温度測定装置駆動装置、28は固
定加熱装置、281 ,282 は固定加熱装置支持装置、
30は可動加熱装置、301 は可動加熱装置支柱、30
2 は可動加熱装置駆動装置である。
【0057】第3実施例の分子線源用セルにおいては、
下から上に向かって漸次拡大するテーパー角がついた略
逆円錐形の形状を有する坩堝21がその底部において坩
堝支柱221 ,222 によって支持され、この坩堝支柱
221 ,222 は途中で支持円板23によって補強さ
れ、その下端は分子線結晶成長装置の本体に気密に装着
するためのフランジ25を気密に貫通し、外部に設けら
れた重力測定装置241,242 に固定されている。
【0058】また、坩堝21の底面には、サーモカップ
ル等の固定温度測定装置26が固定温度測定装置支柱2
1 によって支持されている。この固定温度測定装置2
6は、可動温度測定装置27に関連して説明する温度測
定装置スタビライザー272 と同様の手段によって坩堝
21の底面に、常に同じ接触圧力で押圧しておくことが
できる。
【0059】また、坩堝21の上部側面には、サーモカ
ップル等の可動温度測定装置27が可動温度測定装置支
柱271 によって支持され、可動温度測定装置27は常
に同じ接触圧力で押圧されるようにバネ等を用いて平衡
させる装置である温度測定装置スタビライザー262
よって押圧され、可動温度測定装置支柱271 は直線導
入器を通してフランジ25の外側に導出され、例えばサ
ーボモーターである可動温度測定装置駆動装置273
よって、坩堝21の側面に押圧されたまま軸方向に移動
されるようになっている。
【0060】また、坩堝21の下部側面には、固定加熱
装置28が固定加熱装置支持装置281 ,282 によっ
て第2リフレクター212 の裏側に支持されている。そ
して、この固定加熱装置28の下端には、固定温度測定
装置29が固定温度測定装置支柱291 によって支持さ
れている。この固定温度測定装置29も、温度測定装置
スタビライザー272 と同様の手段によって固定加熱装
置28の下端に、常に同じ接触圧力で押圧しておくこと
ができる。
【0061】また、坩堝21の上部側面には、可動加熱
装置30が可動加熱装置支柱301によって支持され、
可動加熱装置駆動装置302 によって軸方向に駆動され
るようになっている。なお、坩堝21の上縁には鍔部2
1 が形成され、この鍔部211 に続いて、加熱装置の
熱を坩堝21側に反射させるための第2リフレクター2
2 が容器壁を兼ねて形成され、さらにその内側には間
隔をおいて第1リフレクター213 が配設されている。
【0062】以上説明した固定加熱装置28と可動加熱
装置30への電力は、例示したフランジを絶縁した状態
で貫通する端子251 を通って供給され、また、坩堝2
1や固定加熱装置28と可動加熱装置30の温度に相当
する電気信号は同様にフランジを絶縁した状態で貫通す
る端子を経て外部に導出される。
【0063】第1実施例の分子線源用セルを用いて、可
動加熱装置を常に坩堝中の分子線材料の表面に一致させ
る結晶成長方法に加え、固定温度測定装置26,29と
可動温度測定装置27からの測定結果に応じて、固定加
熱装置28と可動加熱装置30のいずれか一方または双
方に供給する電力を制御して分子線強度の変動を補償す
ると、分子線強度をさらに正確に一定に維持することが
できる。
【0064】この実施例で説明したように、分子線材料
210 を収容する坩堝の外側に圧接した状態で坩堝の軸
方向の位置を変えることができる温度測定装置を設ける
ことによって比測定面との熱抵抗を下げ、かつ、分子線
材料210 の表面の温度を最も近い位置で測定すること
ができる。
【0065】また、分子線材料210 の重量測定装置
を、坩堝の底面、あるいは坩堝の鍔部に複数設けること
によって、各重量測定装置によって測定される値を演算
することによって、傾斜して取り付けられている坩堝の
中の分子線材料210 の微小な重量変化を正確に測定す
ることができる。
【0066】本発明の分子線源セル、あるいはこの分子
線源セルを用いた分子線結晶成長方法によると、最も広
く用いられているGaの分子線強度を安定化できるた
め、他の分子線強度を、Gaの分子線強度の変動に応じ
て調節する必要がなくなり、また、GaAsの成長を安
定化することができるため、GaAsの他の元素を添加
するAlGaAs等を成長する場合、添加元素の分子線
材料の温度を僅かな範囲で調節するだけで高品質の結晶
を成長することができるようになった。また、温度等の
調節範囲が小さくなるため、分子線結晶成長室内の真空
度が安定し、突発的に起こる真空度低下が10回/10
0時間から、2回/100時間まで減少した。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の分子線源
用セルと本発明の分子線源用セルを用いた分子線結晶成
長方法によると、分子線強度の経時変化を防ぐことがで
きるため、煩雑な演算や工程を経ることなく、高品質の
化合物半導体結晶等を成長させることができ、低雑音増
幅素子HEMTや集積回路装置等の技術分野において寄
与するところが大きい。
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の分子線源用セルの構成説明図であ
る。
【図2】第2実施例の分子線源用セルの構成説明図であ
る。
【図3】第2実施例の分子線源用セルを用いた結晶成長
の説明図である。
【図4】第3実施例の分子線源用セルの構成説明図であ
る。
【図5】従来の分子線結晶成長装置の概略説明図であ
る。
【図6】従来の分子線結晶成長装置の概略説明図であ
り、(A)は全体を示し、(B),(C)はテーパー角
がついている坩堝と、テーパー角がついていない坩堝を
示している。
【図7】従来の分子線源用セルの構成説明図である。
【符号の説明】
1 坩堝 10 分子線材料 11 鍔部 12 リフレクター 21 ,22 坩堝支柱 3 支持円板 4 フランジ 51 ,52 重力測定装置 6 固定加熱装置 61 ,62 固定加熱装置支持装置 7 可動加熱装置 71 ,72 可動加熱装置支柱 73 ,74 可動加熱装置駆動装置 11 坩堝 110 分子線材料 111 鍔部 112 リフレクター 121 ,122 坩堝支柱 13 支持円板 14 フランジ 151 ,152 重力測定装置 16 固定加熱装置 161 ,162 固定加熱装置支持装置 17 可動加熱装置 171 ,172 可動加熱装置支柱 173 ,174 可動加熱装置駆動装置 21 坩堝 210 分子線材料 211 鍔部 212 第2リフレクター 213 第1リフレクター 221 ,222 坩堝支柱 23 支持円板 241 ,242 重量測定装置 25 フランジ 251 端子 26,29 固定温度測定装置 261 ,291 固定温度測定装置支柱 27 可動温度測定装置 271 可動温度測定装置支柱 272 温度測定装置スタビライザー 273 可動温度測定装置駆動装置 28 固定加熱装置 281 ,282 固定加熱装置支持装置 30 可動加熱装置 301 可動加熱装置支柱 302 可動加熱装置駆動装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子線材料を収容する坩堝と、該坩堝を
    囲繞する複数の加熱装置を有し、該複数の加熱装置のう
    ちの少なくとも1つが該坩堝の軸方向の位置を変えるこ
    とができる可動加熱装置であることを特徴とする分子線
    源用セル。
  2. 【請求項2】 加熱装置が、抵抗加熱式または電子ビー
    ム加熱式の加熱装置であることを特徴とする請求項1に
    記載された分子線源用セル。
  3. 【請求項3】 坩堝が、該坩堝の下から上に向かって漸
    次拡大する略逆円錐形の形状を有することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載された分子線源用セル。
  4. 【請求項4】 分子線材料を収容する坩堝の外側に圧接
    した状態で、該坩堝の軸方向の位置を変えることができ
    る温度測定装置を有することを特徴とする請求項1から
    請求項3までのいずれか1項に記載された分子線源用セ
    ル。
  5. 【請求項5】 分子線材料の重量測定装置を有すること
    を特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項
    に記載された分子線源用セル。
  6. 【請求項6】 分子線材料の重量測定装置が坩堝の複数
    箇所に設けられていることを特徴とする請求項5に記載
    された分子線源用セル。
  7. 【請求項7】 坩堝に収容された分子線材料の表面位置
    に可動加熱装置を駆動することによって、該坩堝内の分
    子線材料を高効率で加熱することができるようにしたこ
    とを特徴とする分子線結晶成長方法。
  8. 【請求項8】 坩堝に収容された分子線材料の重量を測
    定し、該分子線材料の重量に基づいて、該分子線材料の
    坩堝内の表面位置を演算し、該分子線材料の坩堝内の表
    面位置に可動加熱装置を駆動することによって、該坩堝
    内の分子線材料を高効率で加熱することができるように
    したことを特徴とする請求項7に記載された分子線結晶
    成長方法。
  9. 【請求項9】 下から上に向かって漸次拡大する略逆円
    錐形の形状を有する坩堝に収容された分子線材料の重量
    を測定し、該分子線材料の重量と坩堝の形状に基づい
    て、該分子線材料の坩堝内の表面位置を演算し、該分子
    線材料の坩堝内の表面位置に可動加熱装置を駆動して該
    坩堝内の分子線材料の表面部分を加熱することによっ
    て、経時変化が少ない分子線を発生させることを特徴と
    する請求項7または請求項8に記載された分子線結晶成
    長方法。
  10. 【請求項10】 坩堝に収容された分子線材料の重量を
    測定し、該分子線材料の重量と坩堝の形状に基づいて、
    該分子線材料の坩堝内の表面位置を演算し、該分子線材
    料の坩堝内の表面位置に可動加熱装置と温度測定装置を
    駆動し、該温度測定装置によって測定される分子線材料
    の表面の温度に基づいて、該可動加熱装置に供給する電
    力を制御して、該坩堝内の分子線材料の表面部分を加熱
    することによって、経時変化が少ない分子線を発生させ
    ることを特徴とする請求項7から請求項9までのいずれ
    か1項に記載された分子線結晶成長方法。
JP1204694A 1994-02-04 1994-02-04 分子線源用セルと分子線結晶成長方法 Withdrawn JPH07215794A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009060008A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体素子、エピタキシャルウエハおよびそれらの製造方法

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