JPH07215720A - レンズの成形装置及びレンズの成形方法 - Google Patents
レンズの成形装置及びレンズの成形方法Info
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- JPH07215720A JPH07215720A JP1009794A JP1009794A JPH07215720A JP H07215720 A JPH07215720 A JP H07215720A JP 1009794 A JP1009794 A JP 1009794A JP 1009794 A JP1009794 A JP 1009794A JP H07215720 A JPH07215720 A JP H07215720A
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Abstract
ブ101をハロゲンランプ24a〜24dにより加熱し
て軟化させる。次に、プレスユニット移動シリンダ12
に空気を供給してプレスユニット移動シリンダロッド1
2rを空気圧により下降させて上型1を加圧位置まで移
動する。そして、プレスシリンダ8に空気を供給して空
気圧によりプレスシリンダロッド8を下降させ、上型1
及び下型2を加圧してガラスゴブ101を所定の型に成
形してガラスレンズを形成する。 【効果】 上記ハロゲンランプ24a〜24dによりガ
ラスゴブ101を急加熱することができ、レンズの大量
生産を可能とすることができる。また、上記上型1及び
下型2の加圧に空気圧を用いることにより、装置自体の
小型簡略化を図ることができるうえ、微妙な加圧制御を
行うことができ、形成されるレンズの歪み,割れ等を防
止することができる。
Description
スク装置,光ディスク装置,カメラ装置(受光手段とし
て、感光フィルム,撮像管,CCDイメージセンサが設
けられているもの)等に設けられているレンズを形成す
るレンズの成形装置及びレンズの成形方法に関し、特
に、ハロゲンランプを用いて部材を加熱し、空気圧を用
いて部材を圧縮成形する構成とすることにより、装置の
小型化,簡略化及びローコスト化等を図ったレンズの成
形装置及びレンズの成形方法に関する。
ーヤ装置,光学式ビデオディスクプレーヤ装置,光磁気
ディスク装置等においては、光ピックアップからのレー
ザビームを光ディスクに照射し、その反射光に基づいて
記録データの再生(或いは記録)を行うようになってい
る。
小型化及びローコスト化を図る目的から非球面化された
レンズが設けられている。
じく機器の軽量小型化及びローコスト化を図る目的か
ら、レンズ群の一部或いは全部を非球面化して、構成レ
ンズ枚数の削減及びレンズユニットの小型軽量化を図っ
ている。
よる加工法を用いるために量産化が困難である。このた
め、ガラス素材を加熱し、軟化させた後に成形型により
プレス成形する加工法を用いて量産化を実現していた。
しては、油圧源とシリンダを組み合わせた油圧プレス装
置や、モータとボールネジを用いた電動プレス装置が知
られている。この各プレス装置は、上記ガラス素材をヒ
ータを用いて加熱或いは高周波発生部からの高周波によ
り加熱して上記ガラス素材を加熱して軟化させ、上記油
圧源とシリンダ或いはモータとボールネジを用いて成形
型によりプレス成形するようになっていた。
ス装置は、油圧発生部が大型であるうえ、プレス成形に
係る成形型等の位置制御を行うための制御ユニットを必
要とし、構造が複雑化してコスト高となる問題があっ
た。
ールネジを大型化する必要があるうえ、やはりプレス成
形に係る成形型等の位置制御を行うための制御ユニット
を必要とし、構造が複雑化してコスト高となる問題があ
った。
材を高周波により加熱するようにしていた。上記高周波
発生部は、構成複雑で大型であるうえ、高電圧を必要と
する問題がある。また、この高周波発生部を用いて上記
ガラス素材の加熱を行う場合、上記成形型の一部或いは
全部を金属体で構成する必要があり、該成形型を構成す
る部材が制限され、急速な加熱のための熱伝導の良好な
部材を用いることができない問題があった。
の加熱を行う場合、上記高周波発生部を用いるよりもコ
スト的には有利であるが、加熱速度が遅く、レンズの量
産が困難であるという問題がある。
のであり、レンズを作る素材を急速に加熱して量産化に
貢献することができ、成形型を構成する部材として熱伝
導の良好な部材を用いることができ、小型且つ構成簡単
でローコスト化に貢献することができるようなレンズの
成形装置及びレンズの成形方法の提供を目的とする。
形装置は、レンズ素材を所定の型に成形する成形手段
と、上記レンズ素材を加熱して軟化させる加熱手段と、
空気圧により上記成形手段を加圧して、上記加熱手段に
より軟化されたレンズ素材を成形する加圧手段とを有す
る。
上記加圧手段として、空気圧により上記成形手段を加圧
する第1の加圧部と、空気圧により上記第1の加圧部を
加圧位置まで移動させる第2の加圧部とで構成されるも
のを有する。
上記レンズ素材の成形時に、上記第2の加圧部により移
動された上記第1の加圧部を加圧位置に固定する加圧部
固定手段を有する。
上記加熱手段として、ハロゲンランプを有する。
ず、レンズ素材を所定の型に成形する成形手段に該レン
ズ素材を収容する。次に、加熱手段により上記成形手段
に収容されたレンズ素材を加熱して軟化させる。そし
て、加圧手段で空気圧により上記成形手段を加圧して、
上記加熱手段により軟化されたレンズ素材を所定の型に
成形する。
上記加圧手段を構成する第2の加圧部により、該第2の
加圧部とともに加圧手段を構成する第1の加圧部を空気
圧を用いて加圧位置まで移動する。そして、上記第1の
加圧部により、空気圧を用いて上記成形手段を加圧して
上記レンズ素材を所定の型に成形する。
上記レンズ素材の成形時に上記第2の加圧部により移動
された第1の加圧部を、加圧部固定手段により加圧位置
に固定して上記レンズ素材を所定の型に成形する。
上記加熱手段としてハロゲンランプを用いて上記レンズ
素材を軟化させる。
形方法は、例えばガラス等のレンズ素材を所定の型に成
形する成形手段に該レンズ素材を収容する。次に、加熱
手段により上記成形手段に収容されたレンズ素材を加熱
して軟化させる。
ゲンランプが用いられている。このハロゲンランプは、
例えばタングステンフィラメントを用いたハロゲンラン
プであり、簡単な制御回路を用いて所定の温度までの急
加熱を行うことができる。このため、上記レンズ素材を
急速に加熱することができる。従って、生産速度を高速
化して大量生産を可能とすることができる。また、加熱
手段として高周波加熱を行う場合のように、高電圧の高
周波発生部や、該高周波発生部を制御するための構成複
雑な制御部を必要とすることなく、構成の簡略化を通じ
て当該レンズの成形装置のローコスト化を図ることがで
きる。また、上記加熱手段としてハロゲンランプを用い
ることにより、上記レンズ素材の急加熱を可能とするこ
とができるため、上記成形手段を構成する材料として熱
伝導の良好な材料を用いることができ、該成形手段を構
成する材料が制限される不都合を解消することができ
る。
が加熱され軟化されると、空気圧を用いた加圧手段によ
り上記成形手段を加圧する。
段を加圧する第1の加圧部及び上記第1の加圧部を加圧
位置まで移動する第2の加圧部の2段構成となってい
る。
され軟化されると、まず、上記第2の加圧部が、空気圧
により上記第1の加圧部を加圧位置まで移動する。次
に、上記第1の加圧部が空気圧により上記成形手段を加
圧する。これにより、上記軟化されたレンズ素材を上記
成形手段により所定の型に成形する。
で制御することができるうえ、微妙な調整を可能とする
ことができる。このため、上記制御回路を簡単なものと
することができることから、当該レンズの成形装置の小
型簡略化及びローコスト化を図ることができる。
圧手段の加圧力に対して、上記第1の加圧手段を加圧位
置まで移動させる第2の加圧手段の加圧力が低い場合、
上記第1の加圧手段で発生した加圧力により、上記第2
の加圧手段が押し上げられ、上記成形手段を適当に加圧
することができず、レンズ成形に支障をきたす問題があ
る。
及びレンズの成形方法は、上記レンズ素材の成形時に、
上記第2の加圧部により移動された第1の加圧部を加圧
部固定手段により加圧位置に固定する。
に対して上記第2の加圧手段の加圧力が低い場合、該第
1の加圧手段で発生した加圧力により該第2の加圧手段
が押し上げられるのを防止することができ、上記成形手
段を良好に加圧してレンズ成形を行うことができる。
ンズの成形方法の好ましい実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。
の成形方法は、図1に示すようにレンズ素材としてガラ
ス材を用いてガラスレンズを形成するガラスレンズ成形
装置に適用することができる。
に係るガラスレンズ成形装置は、上型1及び下型2によ
り上記ガラス材をプレス成形するガラスレンズ成形装置
であり、上記下型2は、下型断熱継ぎ手3bを介して成
形室ベース20に固定されている。上記成形室ベース2
0は、筐体51に固定されている。
てプレス軸4に固定されており、上記プレス軸4は、プ
レス軸支持ユニット5の下面に固定されている。上記プ
レス軸支持ユニット5の両端にはそれぞれ直動軸受け部
6aが設けられており、この各直動軸受け部6aは、直
動軸6bに沿って摺動するように該直動軸6bに設けら
れている。
在継ぎ手7を介してプレスシリンダロッド8rに固定さ
れており、上記プレスシリンダロッド8rは、空気圧に
より該プレスシリンダロッド8rを加圧減圧するプレス
シリンダ8に設けられている。
支持ユニット9の下面に固定されている。上記プレスシ
リンダ支持ユニット9の両端には、それぞれ直動軸受け
部10が設けられており、この各直動軸受け部10は、
上記直動軸6bに沿って摺動するように該直動軸6bに
設けられている。また、上記プレスシリンダ支持ユニッ
ト9の一端には、上記上型1が下型2に押圧されたとき
(上記ガラス材の成形時)にロックシリンダ14により
突き出される突き出しピン13と当接して、上記プレス
シリンダ8を固定する固定片9aが設けられている。
は、自在継ぎ手11を介してプレスユニット移動シリン
ダロッド12rに固定されている。上記プレスユニット
移動シリンダロッド12rは、プレスユット移動シリン
ダ12に設けられており、該プレスユット移動シリンダ
12は、上記筐体51に固定されている。
上記プレスユット移動シリンダ12により上記上型1を
加圧位置まで移動させ、上記プレスシリンダ8により上
記上型1を加圧する2段加圧構成となっている。なお、
上記プレスシリンダ8及びプレスユニット移動シリンダ
12としては、低速動作を可能とするために、それぞれ
シリンダ部とロッド部の摺動抵抗の少ないものが設けら
れている。
の他端に固定される直動軸受け部10は、成形室シリン
ダ23に固定されている。上記成形室シリンダ23は、
成形室シリンダロッド23aを有しており、該成形室シ
リンダロッド23aは、上記直動軸受け部6aの前段
に、直動軸6bに沿って摺動するように設けられた各直
動軸受け部22のうちの一方の直動軸受け部22に固定
されている。
うにレンズ成形時に上記上型1,下型2を囲むように且
つ上記成形室ベース20に接触するように設けられる成
形室下板17に固定されている。上記成形室下板17上
には、レンズ成形時に上記上型1,下型2を囲むように
設けられる石英管18と、該石英管18を囲むように設
けられる例えばタングステンフィラメントを用いた円形
のハロゲンランプ24a〜24dと、該ハロゲンランプ
24a〜24dを囲むように設けられる例えば金メッキ
を施した反射ミラー25とが設けられている。上記石英
管18及び反射ミラー25には、該石英管18及び反射
ミラー25の端部で支持されるように成形室上板16が
設けられている。
形室ベース20と当接するようになっている。このた
め、上記成形室下板17,成形室ベース20,石英管1
8及び成形室上板16により成形室15が形成されるよ
うになっている。この際、上記各ハロゲンランプ24
a,24bは上記上型1を囲むように、また、上記各ハ
ロゲンランプ24c,24dは上記下型2を囲むように
設けられている。
ル19を介してプレス軸4と接触するようになってい
る。このため、レンズ成形時には、上記成形室15が上
記オイルシール19により外気と遮断されるようになっ
ている。
置の動作説明をする。まず、図1において上記上型1及
び下型2にガラスゴブ101が収納されると、上記成形
室シリンダ23に空気が供給され、上記成形室シリンダ
ロッド23aが押し下げられる。これにより、上記成形
室シリンダロッド23aに固定されている直動軸受け部
22が、直動軸6bに沿って押し下げられ、これととも
に、上記成形室下板17,各ハロゲンランプ24a〜2
4d,石英管18,反射ミラー25及び成形室下板16
からなる加熱ユニットが押し下げられる。
記成形室下板17が成形室ベース20のOリング21に
当接するまで押し下げられる。
当接するまで上記加熱ユニットが押し下げられると、上
記各ハロゲンランプ24a,24bは、上記上型1を囲
む位置に、また、上記各ハロゲンランプ24c,24d
は、上記下型2を囲む位置にに固定され、成形室15が
形成される。上述のように、上記成形室上板16は、オ
イルシール19を介してプレス軸4と接触するようにな
っている。このため、上記成形室15は、上記オイルシ
ール19により外気と遮断される。
活性ガスが注入され、該成形室15内が中性雰囲気とさ
れるとともに、上記各ハロゲンランプ24a〜24dに
電力が供給される。これにより、上記ハロゲンランプ2
4a〜24dからの光りが上記石英管18を介して、及
び、上記反射ミラー25により反射され上記石英管18
を介して上記各型1,2及びガラスゴブ101に照射さ
れ、該各型1,2及びガラスゴブ101が所定温度まで
加熱される。なお、上記成形室15内を中性雰囲気とす
ることにより、上記上型1及び下型2の高温化により酸
化するのを防止することができる。
される加熱室の内部温度は、図5に示す測温体26によ
り測温されている。この測温体26は、測温した上記加
熱室の内部温度を示す測温データを温度制御回路27に
供給する。上記温度制御回路27は、上記測温データに
より上記加熱室の現在の内部温度を検出し、所定の温度
を維持するように制御データを形成し、これを電力制御
部28内の電力制御回路28aに供給する。
dに流れる電流は、電流制御回路28cにより検出され
る。上記電流制御回路28cは、現在の電流値を検出す
ると、この検出データを上記電力制御回路28aに供給
する。
タ及び制御データに基づいて、温度変化に応じて変化す
る電流値を一定とするように、上記各ハロゲンランプ2
4a,24b及び各ハロゲンランプ24c,24dに流
す電流をそれぞれ別々に制御する。これにより、上記各
ハロゲンランプ24a〜24dを安定駆動することがで
き、該各ハロゲンランプ24a〜24dの長寿命化を図
ることができる。また、上記各ハロゲンランプ24a,
24b及び各ハロゲンランプ24c,24dを別々に駆
動制御できるため、上記上型1及び下型2の加熱温度を
別々に制御することができる。
熱する手段としてハロゲンランプを用いることにより、
このような簡単な構成の制御回路を用いて、該各型1,
2及びガラスゴブ101を所定の温度まで急加熱するこ
とができる。このため、生産速度を高速化してガラスレ
ンズの大量生産を可能とすることができる。また、ガラ
スレンズの大量生産を可能とすることができることか
ら、該ガラスレンズ自体のローコスト化に貢献すること
ができる。
合のように、高電圧の高周波発生部や、該高周波発生部
を制御するための構成複雑な制御部を必要とすることな
く、構成の簡略化を通じて当該レンズの成形装置のロー
コスト化を図ることができる。
ゴブ101の急加熱を可能とすることができるため、上
記各型1,2を構成する材料として熱伝導の良好な材料
を用いることができ、該各型1,2を構成する材料が制
限される不都合を解消することができる。
れ軟化すると、上記成形室シリンダ23内の空気が排気
される。これにより、上記成形室シリンダロッド23a
が上方向に押し上げられ、これとともに、上記加熱ユニ
ットが初期位置(加熱を行う前の元の位置)まで押し上
げられる。
ると、プレスユニット移動シリンダ12内に空気が供給
される。これにより、プレスユニット移動シリンダロッ
ド12rが押し下げられ、この加圧力が自在継ぎ手11
を介してプレスシリンダ支持ユニット9に伝達されると
ともに、プレスシリンダ8,プレスシリンダロット8
r,自在継ぎ手7を介してプレス軸支持ユニット5に伝
達され、上記上型1が加圧位置まで移動する。
と、ロックシリンダ14内に空気が供給され、通常は該
ロックシリンダ14内に収納されている突き出しピン1
3が突き出される。この突き出しピン13は、上記プレ
スシリンダ支持ユニット9の固定片9aと当接する。こ
れにより、上記上型1が上記加圧位置で固定されること
となる。
ると、プレスシリンダ8内に空気が供給されプレスシリ
ンダロッド8rが押し下げられる。このプレスシリンダ
ロッド8rによる加圧力は、自在継ぎ手7,プレス軸支
持ユニット5,プレス軸4を介して上記上型1に伝達さ
れる。これにより、図4に示すように上記上型1及び下
型2により上記ガラスゴブ101が所定の型に成形され
る。
加圧力に対して、プレスユニット移動シリンダ12の加
圧力が弱いと、該プレスシリンダ8で発生した加圧力に
より上記プレスユニット移動シリンダロッド12rが押
し上げられてしまい、上記上型1及び下型2を適当に加
圧することができず、レンズ成形に支障をきたす虞れが
ある。
ては、加圧時に突き出される上記突き出しピンにより、
上記プレスシリンダ支持ユニット9を固定しているた
め、上記プレスユニット移動シリンダ12の加圧力に対
して上記プレスシリンダ8の加圧力が強い場合でも、上
記プレスユニット移動シリンダロッド12rが押し上げ
られるのを防止することができる。従って、上記上型1
及び下型2を良好に加圧してレンズ成形を行うことがで
きる。
レンズ成形がなされると、上記プレスシリンダ8内の空
気が排気され上記プレスシリンダロッド8rが上記加圧
位置まで戻され、上記ロックシリンダ14内の空気が排
気され、上記突き出しピン13が該ロックシリンダ14
内に収納されるとともに、上記プレスユニット移動シリ
ンダ12内の空気が排気され上記プレスユニット移動シ
リンダロッド12rが初期位置(上記上型1を加圧位置
に移動する前の元の位置)まで戻される。
給及び排気は、図3に示すような空圧制御回路により制
御される。この空圧制御回路は、空気圧源52で発生し
た空気圧を電磁式切り換え回路53a,53bで各シリ
ンダ8,12の空気圧供給ポートを切り換えるようにな
っている。上記各シリンダ8,12及び電磁式切り換え
回路53a,53bとの間には、例えばオリフィスを用
いたスピード制御ユニット8a〜8d,12a〜12d
が設けられており、該各シリンダ8,12への空気の供
給制御は、上記スピード制御ユニット8a,12a及び
8c,12cで行い、該各シリンダ8,12からの空気
の排気制御は、上記スピード制御ユニット8b,12b
及び8d,12dで行うようになっている。
ピード制御ユニット8a,12a及び8c,12cと、
上記空気の排気制御を行うスピード制御ユニット8b,
12b及び8d,12dとは対向して用いられるように
なっている。例えば、各シリンダロッド8r,12rを
下降させる場合、上記空気圧源12からの空気の供給量
をスピード制御ユニット8bにより供給制御し、これを
上記スピード制御ユニット8aを介して上記各シリンダ
8,12に供給する。また、これとともに上記各シリン
ダロッド8r,12rが下降することによる排気量を、
上記スピード制御ユニット8cにより排気制御し、上記
スピード制御ユニット8dを介して排気する。
各シリンダロッド8,12を制御するようにしているた
め、上記上型1及び下型2への微妙な加圧制御及び低速
駆動を可能とすることができる(例えば,0.1mms
ec〜50mmsecの範囲内でのスムーズな駆動を可
能とすることができる。)。このため、上記ガラスゴブ
101を徐々に加圧して(弾性的にプレスして)ガラス
レンズを形成することができ、形成されるガラスレンズ
の歪み,割れ等を防止することができる。
ンズ成形装置は、上記図3に示したような簡単な構成の
制御回路で制御することができるうえ、装置自体の構成
の小型簡略化を可能とすることができる。このため、当
該ガラスレンズ成形装置のローコスト化を図ることがで
きる。
材としてガラス材を用いることとしたが、これはいわゆ
るプラスチックでもよい。また、当該レンズの成形装置
及びレンズの成形方法は、球面レンズ及び非球面レンズ
等あらゆるレンズの形成に適用可能であることは勿論で
ある。
ズの成形方法は、成形手段を空気圧により加圧するよう
にしているため、微妙な加圧制御を可能とすることがで
きるうえ、簡単な回路構成の制御回路により加圧制御す
ることができる。このため、上記制御回路を簡単なもの
とすることができることから、当該レンズの成形装置の
小型簡略化及びローコスト化を図ることができる。
レンズの成形方法は、加熱手段としてハロゲンランプを
用いてレンズ素材を加熱するようにしているため、レン
ズ素材を所定の温度まで急加熱することができる。この
ため、生産速度を高速化して大量生産を可能とすること
ができる。また、上記急加熱可能なことから、上記成形
手段を構成する材料として熱伝導の良好な材料を用いる
ことができ、該成形手段を構成する材料が制限される不
都合を解消することができる。また、上記ハロゲンラン
プの温度制御は、簡単な制御回路により制御することが
できるため、該制御回路の構成の簡略化を通じて当該レ
ンズの成形装置のローコスト化を図ることができる。
レンズの成形方法は、レンズ素材の成形時に、第2の加
圧部により移動された第1の加圧部を加圧位置に固定す
る加圧部固定手段を設けることにより、上記第1の加圧
手段の加圧力に対して上記第2の加圧手段の加圧力が低
い場合、該第1の加圧手段で発生した加圧力により該第
2の加圧手段が押し上げられるのを防止することができ
る。このため、上記成形手段を良好に加圧してレンズ成
形を行うことができる。
の成形装置を適用した実施例に係るガラスレンズ成形装
置の構成を示す構成図である。
るガラスゴブの加熱状態を示す図である。
圧の制御を行う空気圧制御回路のブロック図である。
る上型及び下型の加圧状態を示す図である。
られているハロゲンランプの温度制御を行う温度制御回
路のブロック図である。
ト 6a,10・・・・・・・・・・・直動軸受け部 6b・・・・・・・・・・・・・・直動軸 7,11・・・・・・・・・・・・自在継ぎ手 8・・・・・・・・・・・・・・・プレスシリンダ 8r・・・・・・・・・・・・・・プレスシリンダロッ
ド 9・・・・・・・・・・・・・・・プレスシリンダ支持
ユニット 9a・・・・・・・・・・・・・・固定片 12・・・・・・・・・・・・・・プレスユニット移動
シリンダ 12r・・・・・・・・・・・・・プレスユニット移動
シリンダロッド 8a,12a,8c,12c・・・排気絞りタイプの速
度制御ユニット 8b,12b,8d,12d・・・給気絞りタイプの速
度制御ユニット 13・・・・・・・・・・・・・・突き出しピン 14・・・・・・・・・・・・・・ロックシリンダ 15・・・・・・・・・・・・・・成形室 16・・・・・・・・・・・・・・成形室上板 17・・・・・・・・・・・・・・成形室下板 18・・・・・・・・・・・・・・石英管 19・・・・・・・・・・・・・・オイルシール 20・・・・・・・・・・・・・・成形室ベース 21・・・・・・・・・・・・・・Oリング 22・・・・・・・・・・・・・・直動軸受け部 23・・・・・・・・・・・・・・成形室シリンダ 23a・・・・・・・・・・・・・成形室シリンダロッ
ド 24a〜24d・・・・・・・・・ハロゲンランプ 25・・・・・・・・・・・・・・反射ミラー 26・・・・・・・・・・・・・・測温体 27・・・・・・・・・・・・・・温度制御回路 28・・・・・・・・・・・・・・電力制御部 28a・・・・・・・・・・・・・電力制御回路 28b・・・・・・・・・・・・・電流検出回路 28c・・・・・・・・・・・・・電流制御回路 51・・・・・・・・・・・・・・筐体 52・・・・・・・・・・・・・・空気圧源 53a,53b・・・・・・・・・電磁式切り換え回路 101・・・・・・・・・・・・・ガラスゴブ
Claims (8)
- 【請求項1】 レンズ素材を所定の型に成形する成形手
段と、 上記レンズ素材を加熱して軟化させる加熱手段と、 空気圧により上記成形手段を加圧して、上記加熱手段に
より軟化されたレンズ素材を成形する加圧手段とを有す
るレンズの成形装置。 - 【請求項2】 上記加圧手段は、空気圧により上記成形
手段を加圧する第1の加圧部と、 空気圧により上記第1の加圧部を加圧位置まで移動させ
る第2の加圧部とで構成されることを特徴とする請求項
1記載のレンズの成形装置。 - 【請求項3】 上記レンズ素材の成形時に、上記第2の
加圧部により移動された上記第1の加圧部を加圧位置に
固定する加圧部固定手段を有することを特徴とする請求
項2記載のレンズの成形装置。 - 【請求項4】 上記加熱手段は、ハロゲンランプである
ことを特徴とする請求項1,請求項2又は請求項3記載
のレンズの成形装置。 - 【請求項5】 レンズ素材を所定の型に成形する成形手
段に該レンズ素材を収容し、 加熱手段により上記成形手段に収容されたレンズ素材を
加熱して軟化させ、 加圧手段で空気圧により上記成形手段を加圧して、上記
加熱手段により軟化されたレンズ素材を所定の型に成形
するレンズの成形方法。 - 【請求項6】 上記加圧手段を構成する第2の加圧部に
より、該第2の加圧部とともに加圧手段を構成する第1
の加圧部を空気圧を用いて加圧位置まで移動し、 上記第1の加圧部により、空気圧を用いて上記成形手段
を加圧して上記レンズ素材を所定の型に成形する請求項
5記載のレンズの成形方法。 - 【請求項7】 上記レンズ素材の成形時に上記第2の加
圧部により移動された第1の加圧部を、加圧部固定手段
により加圧位置に固定して上記レンズ素材を所定の型に
成形する請求項6記載のレンズの成形方法。 - 【請求項8】 上記加熱手段としてハロゲンランプを用
いて上記レンズ素材を軟化させることを特徴とする請求
項5,請求項6又は請求項7記載のレンズの成形方法。
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---|---|---|---|
JP01009794A JP3635672B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | レンズの成形装置及びレンズの成形方法 |
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JP01009794A JP3635672B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | レンズの成形装置及びレンズの成形方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07215720A true JPH07215720A (ja) | 1995-08-15 |
JP3635672B2 JP3635672B2 (ja) | 2005-04-06 |
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JP (1) | JP3635672B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100306082B1 (ko) * | 1999-06-17 | 2001-09-24 | 이문규 | 용융유리의 사출성형방법 및 그 장치 |
-
1994
- 1994-01-31 JP JP01009794A patent/JP3635672B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR100306082B1 (ko) * | 1999-06-17 | 2001-09-24 | 이문규 | 용융유리의 사출성형방법 및 그 장치 |
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