JPH0721564Y2 - 煉瓦組立用金物 - Google Patents

煉瓦組立用金物

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JPH0721564Y2
JPH0721564Y2 JP610790U JP610790U JPH0721564Y2 JP H0721564 Y2 JPH0721564 Y2 JP H0721564Y2 JP 610790 U JP610790 U JP 610790U JP 610790 U JP610790 U JP 610790U JP H0721564 Y2 JPH0721564 Y2 JP H0721564Y2
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JP
Japan
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hardware
brick
nut
bolt
brick assembly
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JP610790U
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JPH0399750U (ja
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国昭 宮本
久志 森本
浩明 清水
邦夫 松田
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Shinagawa Refractories Co Ltd
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Shinagawa Refractories Co Ltd
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  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はRH式あるいはDH式真空脱ガス装置の浸漬管また
は還流管の施工に用いる煉瓦の組立用金物に関する。
従来の技術 従来、浸漬管の一般的な施工方法としては、フランジを
設けた円筒状金属芯管の内周面に煉瓦積みした後、円筒
状金属芯管の外周に適当な間隙を設けて外枠で覆い、該
間隙に不定形耐火物を充填することにより、円筒状金属
芯管の内周面が煉瓦積、外周面が不定形耐火物よりなる
浸漬管としている。
一方、環流管の施工は、一旦仮積みをした煉瓦を環流管
の外殻鉄皮内に再び積んでいるが、環流管内という狭
く、また足場の悪い場所では正確な施工は困難であつ
た。
これらの諸欠陥を解決するために、この種施工に用いる
煉瓦のセツト金物が提案されている(実公昭57−6960号
公報)。この考案は「頭部に吊手を設けたボルトを、押
え金物を貫通して受け金物に係合させ、前記のボルトお
よびまたは該ボルトに螺合したナツトを締めることによ
り、前記の押え金物と受け金物とで煉瓦を挟持するよう
にした、煉瓦のセツト金物」に係るものである。
考案が解決しようとする課題 前記実公昭57−6960号公報記載の考案でも次の如き種々
の問題点がある。
a)ボルトの頭部に吊手を設けてあるため、ボルトの下
端を受け金物に固着すると予め押え金物を吊手と受け金
物との間に装着させておく必要があり、押え金物を宙吊
りにした状態でなければ煉瓦積みが出来ず、通常モルタ
ルを付けながら行なう煉瓦積み作業が困難である(該公
報第1図参照)。又この煉瓦を真空脱ガス設備に取り付
けた後セツト金物は切断しない限り除去出来ない。
b)受け金物を貫通させてボルト最下端部に鍔を設けた
場合も上記a)と同様な欠点がある。
課題を解決するための手段 本考案者は前述の如き従来技術の諸欠点を解決すべく種
々検討、実験の結果本考案を開発したものであり、本考
案の技術的構成は、押え金物(2)と受け金物(3)
と、これら金物(2,3)を貫通するボルト(5)とから
なる煉瓦組立用金物において、前記受け金物(3)にキ
ーホール状の貫通孔(4′)を設け、前記ボルト(5)
頭部にネジ部(5′)を具備し、該ネジ部(5′)に係
合されるナツト(7)が吊金物(6)を備えており、該
ボルト(5)の下端部に鍔(9)を設けかつ取外し自在
のピン(10)を配設し、該ピン(10)の位置を受け金物
(3)の上部位置としたことを特徴とする煉瓦組立用金
物にあり、本考案の具体的数例を示す添付図面に基いて
更に詳細に説明する。
以下、本考案を第1図から第4図に示す実施例を参照し
ながら、更に詳しく説明する。
本考案に係るセツト金物は、第1図に本考案を適用して
煉瓦組立体1を挟持した際の縦断面図を示すように、押
え金物2と受け金物3の中心部にそれぞれ貫通孔4,4′
を穿設してボルト5を貫通させ、頭部に吊手6を設けた
ナツト7を押え金物2の上方より螺合し、締付けること
によつて組合せた煉瓦1を挟持出来るように構成されて
いる。上記押え金物2と受け金物3は、挟持すべき煉瓦
組立体1の径に対応した径を有し、背面側には凹部が設
けられている。この場合、前記金物2,3の外径は、組合
せた煉瓦1の外径よりも大きくすると挟持した煉瓦1を
環流管内に挿入する際に邪魔になり、逆に小さ過ぎると
吊り上げた際に組合せた煉瓦に目地開きが生じる場合が
あるため、半径で約5〜10m/m程度小さくしておくこと
が望ましい。また、背面側を凹状に形成した部分の外径
は、挟持する煉瓦組立体1の内径よりも稍小さくし、煉
瓦積みを容易にし挟持した煉瓦組立体1を吊上げる際に
吊手6が中心に位置するようにするためには、無理なく
取外しが可能な範囲で出来るだけ煉瓦内径に近付けるよ
うにした方が好ましい。
例えば、RH式真空脱ガス装置の環流管用煉瓦を施工する
場合、通常は下方に配設する浸漬管の上端面で環流管用
煉瓦を突上げないようにするため、環流管用煉瓦の下端
面がフランジの下端面よりも3m/m程度上方に位置するよ
うに段差を設けて施工することにしてあり、該段差を規
定寸法通り正確に保持して施工するため、第2図に示す
ように受け金物3の外周部には4箇所程度、反りゲージ
で測定可能な切欠け8を設ける。そうして、該切欠け8
部を環流管用煉瓦の上端面に十文字に記入する中心線と
合致させて挟持すると、施工時更に便利である。
押え金物2の中心部に設ける貫通孔4は、後述するボル
ト5が貫通できるだけの内径であれば良いが、受け金物
3に設ける貫通孔4′は小径側を中心部に位置し、大径
側を中心位置よりもずらした状態でキーホール状に設け
る。そして、小径側の内径はボルト5が貫通できる範囲
で小さくし、大径側はボルト5の下端部に設ける鍔9が
貫通できる内径とする。
ボルト5は、煉瓦組立体1を挟持し締付け可能な長さ寸
法として上端側にナツト7を螺合するネジ山を設け、下
端側には受け金物3を保持する鍔9が設けてある。該鍔
9はナツトを螺合するようにしても良いが、固着した方
が安全である。そして、受け金物3の上部位置に、セツ
ト金物を取外す際にボルト5が抜け落ちないようにする
ため、取外し自在にピン10を設ける。
第3図及び第4図に本考案煉瓦組立用金物のナツト7の
数例を図示してあるが、これらナツトの形状に限定する
ものでなく、同等の機能を有するものであればよい。
第3図aはアイナツトを示し、同bは耳環付ナツト、同
Cはナツト両側面に吊手をそれぞれ取付けたナツト、同
dは蝶ナツトを吊手構造とした、それぞれの側面図であ
る。
第4図a,bは吊手6を倒立自在の構造とした例の正面図
及び側面図であり、本考案金物を用いた煉瓦組立体を多
段状に積み重ね保管する場合、吊手を倒すことができる
ような構造とした例である。
尚、ボルト5とナツト7との係合をネジ結合で説明した
が、ネジ結合以外の結合手段も勿論とることが可能であ
る。
作用 このように構成した本考案の煉瓦組立用金物は、組合せ
た煉瓦を挟持できて積重ねが可能なだけでなく、ボル
ト,押え金物を取外した状態で受け金物の上部に煉瓦積
みが出来、煉瓦積み完了後受け金物にボルトを取付け、
押え金物を配して最後にナツトを締付けることが出来
る。
考案の効果 本考案の構成とすることにより従来公知技術の前述の如
き問題点が凡て解決でき、また、煉瓦積みを他の場所で
行ない、煉瓦組合せ後組立用金物を装着する場合におい
ても、ボルトを予め受け金物に取付けておく必要がない
ため、ボルトの上端部以上、に煉瓦を吊上げて装着する
必要がなく、安全に作業することができる。更に環流管
の施工においても、フランジとの段差を規定寸法通り正
確に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案煉瓦組立用金物の組立態様を示す部分縦
断面図、第2図は受け金物に設けた切欠け及びキーホー
ル状貫通孔を示す平面図、第3図a〜dは本考案金物、
特に押え金物上面に適用する数種のナツトの側面図、第
4図は吊手を倒立自在としたナツトの例を示す部分断面
正面図及び側面図であり、図中: 1:煉瓦,2:押え金物,3:受け金物,4,4′:貫通孔,5:ボル
ト,5′…ネジ部,6:吊手,7:ナツト,8:切欠け,9:鍔,10:ピ
ン。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】押え金物(2)と受け金物(3)と、これ
    ら金物(2,3)を貫通するボルト(5)とからなる煉瓦
    組立用金物において、前記受け金物(3)にキーホール
    状の貫通孔(4′)を設け、前記ボルト(5)頭部にネ
    ジ部(5′)を具備し、該ネジ部(5′)に係合される
    ナツト(7)が吊金物(6)を備えており、該ボルト
    (5)の下端部に鍔(9)を設けかつ取外し自在のピン
    (10)を配設し、該ピン(10)の位置を受け金物(3)
    の上部位置としたことを特徴とする煉瓦組立用金物。
  2. 【請求項2】前記ナツト(7)に設ける吊金物(6)が
    アイナツト,蝶ナツト,耳環付ナツトの何れかである、
    請求項1記載の煉瓦組立用金物。
  3. 【請求項3】前記吊金物(6)を倒立自在の機構とし
    た、請求項1記載の煉瓦組立用金物。
  4. 【請求項4】前記受け金物(3)の外周に複数個の切欠
    け(8)を設けた、請求項1記載の煉瓦組立用金物。
JP610790U 1990-01-29 1990-01-29 煉瓦組立用金物 Expired - Lifetime JPH0721564Y2 (ja)

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JP610790U JPH0721564Y2 (ja) 1990-01-29 1990-01-29 煉瓦組立用金物

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JPH0399750U JPH0399750U (ja) 1991-10-18
JPH0721564Y2 true JPH0721564Y2 (ja) 1995-05-17

Family

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JP610790U Expired - Lifetime JPH0721564Y2 (ja) 1990-01-29 1990-01-29 煉瓦組立用金物

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180074433A (ko) * 2016-12-23 2018-07-03 주식회사 포스코 고분자 라이너 제거 장치

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KR20180074433A (ko) * 2016-12-23 2018-07-03 주식회사 포스코 고분자 라이너 제거 장치

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JPH0399750U (ja) 1991-10-18

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