JPS5924759Y2 - パイプ構造物用足場装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 杢考案はパイプ構造物用足場装置に関するものであり、
その目的は、石油掘削用海上基地等のバイプ構造物を建
遣する際、パイプ等に余分な溶接等を施すことなく容易
に足場の組立てあるいは撤去を行ない得るものを提案す
ることにある．石油据剛用海上答地等の巨大なパイプ構
造物の建遣は、従釆、建造物の周囲に公知の足場を順次
組立てて行なっていた。

しかしそれによれば、強度上余分な溶接等を施工するこ
とが好ましくないパイプに溶接を施すことを余儀なくさ
れるばかりか、足場の組立てあるいはその撤去に多大な
時間と手間を要していた。

本考案は以上に鑑みてなされたものであり、以下その実
施例を第１図〜第４図に基づき説明する。

１はパイプ、２は足場枠である．足場枠２は、地上で槙
置き支持されたバイブ１の外周上部に載置される。

すなわち足場枠２は、通路３を構成する長尺の板材４と
、この板材４の裏側に所要ビツチおきに設けられた補強
材兼用の支持板５とを有し、板材４上の幅方向端縁の複
数個所に手すり支持ロツド６の取付金具７が設けられる
。

また支持板５はその下緑か彎曲した凹入状に切込まれ、
その凹入縁８′の各端部に突出部９が構成される。

この構成により、足場枠２に、一定範囲内で異なる外径
のパイプ２５（第４図参照）に村してある程度の自由性
が確保される。

１０はリンク連結体である。リンク連結体１０は、一定
の曲半で円弧状に形成された多数の単位リンク１１を該
単位リンク１１の軸線に対して平行なビン１２によって
相互に連結してなり、その各端部に先端ねじ部１３を有
するロッド１４がビン１５を介して連結される。

各単位リンク１１の内面には、締けけ時にパイプ１に傷
付き等の損傷が発生するのを朱然に坊止するために、ラ
イニング１６が施工される。

またリンク連結体１０は、バイブ１の径に，芯じてその
長さを変更調節でさるように、ビン１２の挿抜により単
位ノンク１１の追加あるいは削減ができるように構成さ
れる。

一方、前記した足場枠２の各外縁部には、その両端２個
所に左右一対の金具１７が突設される，金具１７には前
記ロツド１４の挿入穴が透孔あるいは切欠孔の形態で形
吠される。

リング連結体」０はバイブ１の下半部に巻掛けられ、そ
の各端部のロツド１４が會具１７の挿入穴に挿込まれる
。

その状態でロツド１４の先端ねじ部１３に蝶型ナット１
８が螺入されて金具１７に係合せしめられ、そして締付
けられる。

この締付けにより、足場枠２がその支持板５の突出部９
を介してパイプ１に押付けられ、固走される。

なお］９はロツク＋ットである．蝶型ナット１８のみの
締付けによっては足場枠２がパイプ１の周方向に位Ｉす
れするおそれがある場合、あるいは足場粋２の固定を一
層強固なものにする場合には、第１図、第２図に示され
るように、あら力叱め足場枠２に所定形状（図示例では
矩形）の透孔２０を形咬しておき、またパイブ１の外周
面上部遍所にピン２１ご洛接等，こより立設させておく
。

そして裏測に筒体２２を有する閉蓋２３を、筒体２２が
ピン２１に外嵌した状態で透孔２０に配置し、ボルト２
４等により固定する。

このようにしておけば、運搬時のショツク等により足場
枠２がパイブ１の、円方向あるいは軸方向に位置ずれす
るのを確実に防止し得る。

位置ずれ防止に対しては、リンク連結体１０による締付
個所を多くすることによっても肘処することかできる。

パイブ構遣柳は、前述のように地上で足場枠２を取付け
たパイプ１をクレーン等で吊上げて建造される．足場枠
２の取外しは、作業員がクレーンの吊リワイヤ下端の７
ツクを足場枠２に結舎した後、ロックナット１９、蝶型
ナット１８を緩めてロッド１４を金具ｌ７がら取外し、
またずれ止め用の閉蓋２３を取外す。

作業貝が隣接の足場枠上へと順次乗移りつつ同様の取外
し作業を行なうことにより、足場枠２が容易に取外され
る。

異径パイプ２５、すなわち足堝枠２の幅より小径のバイ
プ２５に足場枠２を取付ける場合は，第４図のよラに、
金具２６の係合面を外下がりとなるように傾斜させてお
けば、蝶型ナット１８との良好な係合状態を確保するこ
とができる．この場合、一部の単位リンク１１を撤去し
てリンク連結体１０を短がくしておくことが有効となる
。

以上の説明から明らがなように、本考案にょれば足場の
取付げあるいは撤去を容易に行なうことができ、その際
、パイブに余分な溶接等を施工する必要がないので、実
用上の大なる価値がある。

また、バイブの長手方内のどの個所にでも設けることが
でき、しかも足場枠の周方向への位置すれを確実に防ぐ
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は杢考案莫施例を示しており、第１図は
平面図、第２図は第１図における拡大したＡ−Ａ断面矢
視図、第３図は第１図における拡大したＢ−Ｂ断面矢視
図、第４図は異なる便用状態の断面図である。 １．２５……バイブ、２……足場枠、３……通路、１０
……リンク連拮木、１１……単位リンク、１２……ピン
、１３……ねじ部、１４……ロツド、１７，２６……金
具、１８……蝶型ナット。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 横置きされたパイブの外周面上部遺所にピンを問定立設
   し、裏測に前記ビンに嵌合十る笥体を宵する閉蓋を設け
   、上面が通路とされ所定涸所に形成された透孔を介して
   前記閉蓋に嵌合固定される足場枠を設け、荊記バイプの
   下半部に巻掛けられるリンク連結体の各端部を前記足場
   枠の各端縁所定個所に締結したことを特徴とするバイプ
   構遣物用足場装置。