JPH07215090A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

ヘッドアップディスプレイ装置

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JPH07215090A
JPH07215090A JP6008778A JP877894A JPH07215090A JP H07215090 A JPH07215090 A JP H07215090A JP 6008778 A JP6008778 A JP 6008778A JP 877894 A JP877894 A JP 877894A JP H07215090 A JPH07215090 A JP H07215090A
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JP
Japan
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light
hologram
vehicle
head
display device
Prior art date
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Pending
Application number
JP6008778A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihito Nakazawa
伯人 中沢
Hiromi Sakurai
宏巳 桜井
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フレアー光が低減されて、運転時の安全性に富
んだ表示を行うことができるヘッドアップディスプレイ
装置を得る。 【構成】発行表示手段から発せられた情報を含む光21
が、車内側ガラス板23からホログラム26に向かって
ガラス板の車内側表面での臨界角よりも大きな角度で入
射して、観測者に向けて回折されるヘッドアップディス
プレイ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッドアップディスプ
レイ(以下HUDとする)装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車内等の運転者に情報を表示する方
法として、HUDが最近用いられるようになっている。
これは、液晶表示装置等の情報投射手段から投射された
光学的情報を、自動車の風防ガラス等に組み込まれたホ
ログラムやハーフミラー等からなるコンバイナーに映
し、運転者が運転状態からほとんど視点を動かすことな
く情報を読み取れるようにしたものである。
【0003】特に、コンバイナーとしてホログラムを用
いたものは、運転者に向かって光学的情報を回折する機
能とともにレンズ機能等を併せ持つことができるので、
光学的情報を運転者の視野方向に回折したり、あるい
は、他にレンズ等の光学系を使用せず、任意の位置に結
像したりすることが可能であり、また、前景輝度を損な
わずに高輝度の表示像が得られるという特徴があるた
め、HUDのコンバイナーとしては有効である。
【0004】図11は、従来のHUDの一例を示す概念
図である。光源81から発し、レンズ系82を介して透
過型液晶表示素子83を通過した表示すべき情報を含む
光87は、収差補正用ホログラム84に反射され車体の
風防ガラス86に備えられたホログラムコンバイナー8
5に照射され、回折されて運転者に観察位置88で視認
される。
【0005】上記レンズ系82はコリメーターとしての
機能を持つものであり、また、この機能はホログラム8
4または85に持たせることもできる。またホログラム
84または85に倍率を持たせれば速度表示89、警告
表示90の表示像を遠方に結像させることも可能にな
る。
【0006】また、ホログラム84および85は波長選
択機能を持つので、希望する色の像が表示可能となる。
通常その色は単一であることも多いが、多重露光したホ
ログラムによる多色表示も可能であり、表示情報の量と
質を向上できる。例えば、速度表示89を緑色、警告表
示90を赤色とすることによって、運転者に対してより
的確に情報を伝達することが可能となる。
【0007】かかるホログラフィックコンバイナーとし
ては、通常、反射型のホログラムが用いられるが、反射
型ホログラムの作製においては、ホログラムの感光材料
面の一方の面から参照光、他方の面から物体光を照射し
て、回折格子を作製する。
【0008】ホログラムの感光材料内部では、これら2
つのレーザー光が干渉して光の明暗の干渉縞が生じ、そ
れが感光材料の屈折率または密度などの物性の違いに基
づく回折格子として記録される。この種の反射型ホログ
ラムにおいては、光の入射角度と反射回折角度が異なる
場合、その回折格子面はホログラム表面に対して傾いて
おり、表面と平行ではない。
【0009】図6は風防ガラス内部に封入したホログラ
ムを示す概念断面図である。46はコンバイナーとして
機能する反射型ホログラムである。ホログラム46の内
部には図6に示すような表面に対して傾きを持った回折
格子が形成されている。ホログラム46は風防ガラスの
車内側ガラス板43に備えられ、ポリビニルブチラール
(PVB)よりなる中間膜45と共に、車外側ガラス板
44の内側に封入され安全合わせガラスを構成してい
る。中間膜45とホログラム46の界面47は、中間膜
中に含まれる可塑剤によりホログラムの特性が影響を受
けないような保護層となっている。
【0010】発光表示手段より放射された情報を含む光
41は車内側ガラス43に対して角度θ1 で入射し、空
気とガラスの屈折率の差により屈折し合わせガラス内部
ではθ1 ’の角度となる。合わせガラス内部に入った光
はホログラム46によって運転者方向に反射回折され
る。ホログラム内部の回折格子は表面に対して傾いてい
るため、回折光のガラス内部角はθ2 ’となりガラス板
の表面で屈折して車内側では角度θ2 で出射し光48と
して運転者等の観測者に視認される。一般にθ1とθ2
は車外側ガラス板表面での反射光による二重像を防ぐた
め異なっており、また乗用車では光源、コンバイナー、
ドライバーの位置関係によりθ1 <θ2 となっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】かかるホログラムHU
Dを備えた車両に、図11に示す太陽や街路灯などの光
源91からの外光92が特定の角度でホログラムコンバ
イナー85に入射すると、外光は情報を含む光87と共
に93のように運転者に到達する。この外光によるノイ
ズ光をフレアー光と呼ぶ。フレアー光の発生する原因は
次のように理解できる。図6の点線で示した外部光49
が入射するとき、その入射角θinがある特定の角度であ
る場合に外部光は車内側ガラスの表面に対しθ1 ’で到
達し再びθ1 ’でガラス板内部方向に50のように反射
する。この角度は情報を含む光41のガラス内部での角
度と同じであるため、外部光はホログラム46によって
反射回折され車内側ガラス板表面から角度θ2 で出射す
ることになり、情報を含む光48と共に51のように運
転者等の観測者に外光が到達することになる。図6から
わかる通り、車内側ガラス板43の表面と車外側ガラス
板44の表面が平行であれば、θin’とθ1 ’が等しく
なるので、ガラス外部での入射角はθin=θ1の場合に
フレアー光が観察されることになる。一般の車両の風防
ガラスは曲面形状をしているが、その曲率はそれほど大
きくないので、目安としてθinとθ1 とがほぼ等しい場
合にフレアー光が観察されると考えられる。
【0012】前述の説明は、外光49の波長がホログラ
ム46に回折される情報を含む光48の波長と等しい場
合のものである。一般の外光は広い波長範囲の光を含む
ため、必ず上記の条件を満たす波長が含まれフレアー光
が発生すると考えてよい。しかも、外光49の入射角θ
inがθ1 とわずかにずれたとしても、いわゆる回折のブ
ラッグ条件を満足する波長の光が外光49に含まれれ
ば、外光49の一部はホログラム46によって回折され
て情報を含む光48とわずかにずれた方向に進ことにな
る。その方向が運転者等の観測者の視域から大きくずれ
なければやはりフレアー光として観察されることにな
る。
【0013】このようなフレアー光が発生すると車外か
らの光の入射角度によって、明るいむらとして見えた
り、スポット状の輝点として見えたりして、HUDの表
示像の視認性を低下させるなどの悪影響をもたらす。特
に太陽光がフレアー光として観察されると、輝度が高い
ため眩惑を起こす可能性もあり安全上も問題があった。
また、夜間では周囲が暗いため、昼間には気付かないよ
うな街路灯などの弱い光もフレアー光として観察されて
しまい、運転する際に非常に目障りであった。このフレ
アー光は太陽や街路灯などの外部の光源を直線的に見る
のとは異なる角度で観察されるため、1つの光源が複数
個に見えることとなりまことに目障りな存在であった。
【0014】また前述のように、従来のホログラフィッ
クHUDは特定の波長の光を回折するため、運転者がホ
ログラムを通して外部を見た場合、その透過光の色はホ
ログラムの回折波長に対応する色(表示色)の補色とな
る。すなわち、図7に示すように表示色が緑のみである
場合は、外部からの無色光62(白色光とも呼ばれる
が、以下総称して白色光のことを無色光と呼ぶことと
し、白色も無色と呼ぶこととする)はホログラム61を
透過する際に、ホログラム内部の回折格子に一部反射回
折され、反射光63は緑色となる。したがって、透過光
64はその補色であるマゼンダ(ピンクから赤)となり
運転者65に対して刺激的で不快な色と感ぜられる。ま
たその結果背景の色調が影響を受けるため、運転中にお
ける道路等の車外状況の視認性が損なわれ安全上も問題
があった。
【0015】一方、図8に示すように、車両外の観測者
75(歩行者や対向車の運転者等)に対しては外光72
の反射色はホログラム71内部の回折格子の回折波長の
角度依存性により、観察する角度によって赤色(正面付
近観察)73から緑色(斜め観察)74と大きく変化
し、やはり不快な印象を与え、コンバイナーひいてはそ
れを搭載する車両そのものの意匠性、商品性を損なうと
いう問題があった。
【0016】図9は、この反射色の色変化のシミュレー
ション結果を表した色度図である。色度図はJIS−Z
8701で規定された色度座標x、yによって色を定量
的に表現するものである。図9で光源として示す×点は
無色を表す。ホログラムの色はこの点に近いほど無色に
近く観測者にとって好ましい色となる。
【0017】ところが、従来のHUDに用いられる単色
のホログラムの反射光の色は、例えばホログラムの回折
条件が波長545nm、回折効率60%、半値幅15n
mの場合は、図9の黒菱形印のように変化する。すなわ
ち、正面付近では赤色となり、斜めになるにしたがい橙
色、黄色、緑色と大きく変化することがわかる。正面か
ら見た場合には刺激色である赤色となり、斜めから見た
場合は視感度の高いぎらぎらした緑色となり観測者に不
快な印象を与える。
【0018】そこで、特開平4−110984号公報に
は、車両外の観測者に対する反射光の色調を改善すべ
く、表示に用いる第1のホログラムによる反射色の色調
を改善するため、第1のホログラムの反射色の補色に近
い色を反射する第2のホログラムを積層または多重露光
するHUDが開示されているが、2色のホログラムで構
成されているため、完全には色調を改善できない。特に
表示色として頻繁に用いられる500〜560nmの緑
色光については、補色に対応する波長の光が存在しない
ため実際には反射色の色調を改善することは困難である
という欠点を有しており、また反射色の色調のみの改善
手段でしかなかった。
【0019】また、特開平3−179418号公報には
コンバイナーを通しての透過光の色調を改善するため、
表示用のホログラムの反射波長λ1 の補色となる波長λ
2 の光を反射または減衰させる光学素子を組み合わせる
HUDが開示されているが、上記の公知例と同様に2色
の構成で色補正しているため、緑色光に対しては完全に
は改善できないという同様の欠点を有しており、また透
過光の色調のみの改善手段でしかなかった。
【0020】また、特開平4−291221号公報に
は、緑色光に対してもコンバイナーの透過光の色調が改
善できるように、表示用のホログラムの反射波長λ1
補色となる波長域の光を合成できる複数の波長域を反射
または減衰させる光学素子を組み合わせるHUDが開示
されているが、透過光の色調に対してのみの改善である
ため、ホログラムと観測者を結ぶ特定の角度でしか効果
がなく、車両外の観測者に対してはホログラムの反射光
の色調は必ずしも改善されていなかった。例えば開示さ
れている実施例では、530nmの光を回折するホログ
ラムの透過光の色調を改善するため、530nmの光の
補色を合成可能な460nm,630nmの光を回折す
るホログラムを用いており、回折効率約90%、半値幅
約10nmである透過特性図を示している。この特性に
基づいて車外で観察するコンバイナーの反射色の色調シ
ミュレーションすると図10のようになり、斜め観察で
は比較的無色に近いものの正面観察では黄緑色に色づい
てしまうことがわかる。
【0021】以上のように、ホログラフィックコンバイ
ナーの反射光および透過光の色調を改善するため、複数
のホログラムを用いることは提案されているが、ホログ
ラムが原理的に回折現象を利用している以上、これらの
改善方法では外観色を十分に改善することはできなかっ
た。
【0022】また、上記のように3色のホログラムを用
いる場合、車外から入射した光は3色に対応する波長帯
域で反射回折されてしまうため、車内へ透過する光が減
少してしまう。法規により可視光線の垂直透過率は70
%以上と定められているが、3色のホログラムを合わせ
ガラスに封入した場合この規定を満足することは容易で
はなく、3色の波長にもよるがホログラムの回折効率を
60%程度以下に抑えないとならない。そのため明るい
表示像を得る上でも問題となっていた。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述のフレア
ー光、外観色、可視光線垂直透過率の問題を解決すべく
なされたものであり、光源と表示すべき情報を表示する
表示体とを少なくとも備えて表示すべき情報を光として
発生する発光表示手段と、少なくとも2枚のガラス板が
中間膜を介して接着された合わせガラスからなる車両の
風防ガラスに配されていて前記光を車両内の観測者に向
けて回折するホログラムからなるコンバイナーとを少な
くとも備えたヘッドアップディスプレイ装置において、
前記光がコンバイナーに向かって入射する入射角は、合
わせガラスの内部から車内側ガラス板の表面に向かう光
が全反射する臨界角よりも大きいことを特徴とするヘッ
ドアップディスプレイ装置を提供するものである。
【0024】
【作用】本発明によるHUDを用いれば、合わせガラス
の内部からホログラムに向かって入射する情報を含んだ
光の入射角θ1 ’が、合わせガラスの車内側ガラス板の
車内側表面で全反射を起こす臨界角より大きいため(す
なわち、車外側ガラス板の車外側表面で全反射する臨界
角より大きいため)、θ1 ’とほぼ等しいフレアー光の
入射角に対応するθin’も臨界角(以降、特にことわり
のない限り車内側ガラス板の車内側表面あるいは車外側
表面あるいは車外側ガラス板の車外側表面での全反射の
臨界角を単に臨界角とする)より大きくなる。臨界角よ
り大きい角度でガラス板表面に入射する合わせガラス内
部の光は原理的に全反射し、合わせガラス外部に透過す
ることができない。すなわち、外部からガラス板面に向
かう光は、臨界角より大きい入射角で合わせガラス内部
からガラス板に向かって入射することが原理的にできな
い。したがって、外部光はフレアー光として観察される
角度で入射しないので、フレアー光の発生を有効に低減
できる。外光が広い波長範囲の光を含んでいたとして
も、θ1 ’が臨界角よりも十分大きければフレアー光の
発生を抑制できる。
【0025】また同様の理由により車外の観測者がホロ
グラムの反射色を見る場合、ほとんどの観察角度領域に
おいて、ホログラムで回折された光が車外側ガラス板に
向って入射する角度は臨界角より大きくなるため、車外
には出射せず観察されない。またそれ以外の角度領域で
臨界角より小さくなる場合には、回折波長が長波長化し
赤外線領域となるため、やはり外部の観測者は感知でき
ない。したがって、ホログラムコンバイナーの外観反射
色を有効に改善される。
【0026】また、ホログラムを通して車両外から車両
内に透過する外光に関しては、その色調を無色に近づけ
るように選択した複数の色に対応する複数の波長の光に
よって露光されたホログラムを用いることによって、車
内の観測者にはその色調はほとんど無色と感じられる。
【0027】さらに、ホログラムを備えた合わせガラス
に垂直に光が入射した場合、ホログラムにより回折する
波長は赤外線領域となり感知できないため、実質的には
ホログラムは透明となり可視光線透過率を低下させるこ
とはない。したがって、効率の高い3色ホログラムであ
っても可視光線垂直透過率の規定を十分に満足すること
ができる。
【0028】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明における実施例
を説明する。図1は、本発明のHUDの一例を示す概念
図である。合わせガラスからなる風防ガラス6の下方に
は発光表示手段が備えられており、この発光表示手段は
熱陰極管を用いた光源1から発した光がコリメーターで
あるレンズ系2を介し、透過型カラー液晶表示素子から
なる表示体3を通過した表示すべき情報を光7として発
するものである。この光7は、必要に応じて備えられる
収差補正用ホログラム4および車体の風防ガラス6に配
された反射型ホログラムからなるコンバイナー5に照射
されて、回折され、運転者に観察位置8で視認される。
【0029】収差補正ホログラム4により回折された情
報を含む光が合わせガラスに入射した場合、そのままで
は合わせガラスの内部側からコンバイナー5へ向かって
入射する入射角をガラスと空気との界面での臨界角より
大きくすることはできない。そこで、本実施例では、収
差補正ホログラム4と合わせガラスとの間の、合わせガ
ラスの車内側表面に、ガラスプリズムからなる平行でな
い平面を有する透明体ブロック11を備えて、合わせガ
ラス6の内部に光を入射させている。
【0030】上記レンズ系2はコリメーターとしての機
能を持つものであり、光源としてハロゲンランプのよう
なスポット状のものを用いた場合に特に有効である。ま
た、拡大機能をホログラム4または5に持たせることも
でき、速度表示9、警告表示10の表示像を遠方に結像
させることも可能となる。もちろんレンズや曲面ミラー
を用いても良い。
【0031】また、ホログラムは波長選択機能を持つの
で、希望する色の像が表示可能であり、さらに、多重露
光や複数枚のホログラムの積層によって多色表示が可能
となり、表示情報の量と質の向上ができる。本実施例で
は熱陰極管の発光ピーク波長に対応する545nmおよ
び612nmと、ホログラムを透過する外光の色調を無
色に近づけるための460nmの光を回折する多重露光
のホログラムを用い、速度表示9を緑色、警告表示10
を緑色と赤色とを混合したアンバー色(橙色)として表
示した。その結果、運転者に対してより的確に情報を伝
達することが可能となった。
【0032】なお、ホログラムは通常数10mmから数
100mm角程度の面積で、数μmから数10μm程度
の厚みである。このようなホログラムは、リップマンタ
イプ等の体積・位相型のホログラムが高い回折効率を得
られるという点で望ましいが、エンボスタイプ、レイン
ボータイプ等のホログラムと呼ばれるものを広く用いる
ことができる。また、ホログラム材料としては、ポリビ
ニルカルバゾールやアクリル系などのフォトポリマー、
重クロム酸ゼラチン、光レジスト、銀塩など種々の感光
材料を用いることができる。
【0033】本実施例ではコンバイナーとして横150
mm×縦200mmの大きさで、厚さが20μmのアク
リル系フォトポリマーよりなる感光材料を用い、体積位
相型の反射型ホログラムを用いた。
【0034】また、ホログラムを通して車両外から車両
内に透過する外光の色調を、無色に近づけるように選択
した複数の色に対応する複数の波長の光によって露光さ
れたホログラムを作製する場合、本実施例のように1枚
の感光材料の中に3重に露光することが好ましいが、複
数の感光材料に個別に露光したホログラムを積層しても
もちろん構わない。また、感光する波長帯域の異なる複
数の感光材料をあらかじめ積層しておいて、複数の波長
で露光するのも有効な方法である。
【0035】本発明における発光表示手段は光を発して
表示する機能を持つものであり、液晶表示素子等のいわ
ゆる受光型表示素子からなる表示体に熱陰極管(HC
T)、冷陰極管、蛍光表示管(VF)、ハロゲンラン
プ、LEDなどからなる光源から発した光を照射するも
のであり、また、これらの機能を併せ持つものであって
もよい。
【0036】本発明におけるコンバイナーをカラー表示
に用いる場合、この液晶表示素子としては、カラーフィ
ルターと透過型のツイストネマチック型液晶素子や、ス
ーパーツイストネマチック型液晶表示素子等からなるカ
ラー液晶表示素子等が好ましく使用でき、一つの光源か
ら発せられた光を所望の色の光として照射することがで
きる。
【0037】このようにして複数の色の光は、同一の発
光表示手段から発することができ、これら複数の色の光
が同時に表示される場合には表示像が重なって表示さ
れ、逆にこの表示像の重なりを防ぐためには、必要に応
じてカラーフィルターと光源の組み合わせによって、あ
るいはカラー液晶表示素子を制御することによって、複
数の色の光が同時に照射されないようにしてもよい。
【0038】また、それとは別に、受光型表示素子を用
いず、上記の光源自体をパターン化して配列し特定の情
報を光として発生するものであってもよい。受光型表示
素子に上記光源を併用したものの場合は、この受光型表
示素子と光源との間にレンズ系や曲面反射鏡等の適当な
光平行化手段、導光板等の適当な導光手段を配置しても
よい。さらに、ホログラムに光が投射されるまでの光径
路内に、必要に応じて、光偏光手段、あるいは、KNO
3 等の非線形光学素子を配置してもよい。
【0039】また本発明のHUDをカラー表示とする場
合、コンバイナーから表示像までの距離は各色で同一と
すれば同一平面内にカラー表示ができ、また、色によっ
て変えた場合には表示色によって表示像の観察される距
離の異なる立体的な像を得ることができる。
【0040】本実施例のHUDのホログラムコンバイナ
ーを含む風防ガラスの概略断面図を図2に示す。前述の
ように本実施例のホログラム26は熱陰極管の発光ピー
ク波長に対応する545nmおよび612nmと、外光
の透過光の色調を無色に近づけるための460nmの光
を回折する3重露光のホログラムを用いている。その回
折効率は各々約60%であり、半値幅は15nm程度で
あった。
【0041】合わせガラスの車内側ガラス板23からホ
ログラム26へ向かって入射する入射角θ1 ’はガラス
板の車内側表面での臨界角より大きい。ガラスの屈折率
は約1.52、空気は約1.00であるからガラスと空
気との界面での臨界角はスネルの法則によりsin
-1(1.00/1.52)≒41.1゜である。したが
って、θ1 ’>41.1°であればよいが、雨天の場合
等にガラス表面に水滴が付着すると全反射条件が崩れる
場合がある。そこで、水の屈折率が約1.33であるか
らsin-1(1.33/1.52)≒61.0゜、すな
わち、θ1 ’>61.0°であることが望ましい。本実
施例では余裕を持ってθ1 ’=70゜とした。ホログラ
ムの反射回折角は、ホログラムコンバイナーの設置位置
と運転者の観察位置とを勘案し、θ2 =60゜とした。
したがって内部角はθ2 ’=sin-1((sin60
゜)/1.52)≒347゜である。
【0042】本実施例のホログラム26は合わせガラス
の車内側ガラス板23の上面に接着されポリビニルブチ
ラールよりなる中間膜25と共に、車外側ガラス24の
内側に封入され安全合わせガラスを構成している。中間
膜25とホログラム26の界面27は中間膜中に含まれ
る可塑剤によりホログラムの特性が影響を受けないよう
な保護層27が介在されている。保護層としてはポリビ
ニルアルコールフィルムなどを用いている。
【0043】情報を含む光21をガラス表面での臨界角
より大きい内部角θ1 ’=70゜で入射させるためガラ
スプリズム22を用いている。
【0044】本実施例のホログラムでHUDでフレアー
光が発生するのは、図6でも説明した通りθin’=θ
1 ’となる29のような方向から光が入射する場合であ
る。ところがθin’=θ1 ’は臨界角より大きいため全
反射の条件となり、外部からの光はθin’に対応する角
度で入射することはない。したがって、フレアー光は発
生し得ない。外部光が広い波長範囲の光を含んでいてあ
らゆる角度から入射するとしても、θ1 ’が臨界角より
十分大きい70゜に設定してあるのでフレアー光の発生
を有効に防ぐことができた。
【0045】また本実施例のホログラムコンバイナーで
は、車外の観測者が見た場合の反射色も劇的に改善され
ている。いま図2のように外光30が入射した場合ホロ
グラム26に反射回折された外光31は、車外側ガラス
の表面で全反射してしまい再び車外に出射することがで
きない。また別の角度で入射する外光32では、ホログ
ラム26に反射回折された光が33のように外部に出射
する場合があるが、そのときの回折波長はブラッグ条件
により長波長化し赤外光領域となるため車外の観測者に
は感知できない。したがって、外部の観測者はいかなる
角度で入射した光でもその反射回折光を見ることができ
ないため、実質的にホログラムコンバイナーの反射色は
無色となる。
【0046】図4は本実施例のホログラムの反射回折光
の色調の変化の様子を示す色度図である。黒菱形で示す
ホログラムの反射色は観察角度を垂直面内で変化させて
も、ほぼ×印で示す光源の色度と等しく無色となってい
る。光源と比べわずかに右寄り(赤色領域)にあるの
は、設定角において460nmを回折するホログラムに
よる回折光が、ブラッグ条件により長波長化してはいる
が完全には赤外線領域ではなくわずかに赤色として観察
されるためである。これを防ぐには青色ホログラムの回
折波長を長波長化するか内部角θ1 ’をさらに大きくす
ればよい。
【0047】また、車外からの外光34がホログラム2
6を透過して運転者に観察される光35の色調は、その
色調を無色に近づけるように作製した赤緑青の3原色の
ホログラムであるため、ほとんど無色となっている。
【0048】また、本実施例では可視光線垂直透過率に
関しても改善された。垂直に入射する光がホログラム2
6に回折される波長はブラッグ条件により長波長化され
ており、人眼の目には感知できない赤外光域の光となっ
ている。可視光線垂直透過率は人間の目の視感度で補正
された数値であるため、実質的にホログラムは透明であ
るといえる。ただし、ホログラム感光材料そのものによ
る透過率の低下が若干あるためガラスのみの場合よりも
極くわずか低下している。本実施例では車外側ガラスと
して2mm厚のブロンズガラスを用い、車内側ガラスと
しては2mm厚の透明ガラスを用いた。ホログラム無し
の場合の可視光線垂直透過率は約82%であるが、ホロ
グラムコンバイナーを備えた部分でも約80%であり法
規の70%を越え十分に満足している。
【0049】本発明の第2の実施例における、ホログラ
ムコンバイナーを含む風防ガラスの断面概念図を図3に
示す。本第2の実施例でのホログラム26は熱陰極管の
発光ピーク波長に対応する545nmと612nmおよ
び433nmの光を回折する3重露光のホログラムを用
いている。その回折効率は各々約60%であり、半値幅
は15nm程度であった。
【0050】合わせガラスの車内側ガラス板からホログ
ラムに向かって入射する入射角θ1’を75゜、回折角
θ2 を60゜とした。情報を含む光21の入射方法はガ
ラス端面から入れる方法を採用した。本第2実施例では
カラー液晶による表示体を併用しフルカラー表示のHU
Dを構成している。
【0051】本第2の実施例のホログラムを用いたHU
Dによって、第1の実施例と同様にフレアー光の発生を
有効に抑制することができた。また、ホログラムへの入
射角θ1 ’は第1の実施例よりも更に大きく75゜とし
ているため、外光の反射色の変化は図5の色度図に示す
ように、第1の実施例よりも更に無色に近づいた。また
外光の透過光の色調は、赤緑青の3原色に対応する3重
露光のホログラムを用いているためほとんど無色にする
ことができた。また可視光線垂直透過率についても第1
の実施例と同様に80%程度を確保することができ法規
の70%を十分越えることができた。
【0052】上記の2つの実施例では、ホログラムコン
バイナーとして反射型のホログラムを用いる例を示した
が、透過型のホログラムであっても同様の効果を得るこ
とができる。すなわち、この場合、情報を含む光が合わ
せガラスの内部に入射した後は、合わせガラスの車内側
表面、車外側表面においてともに全反射するため、最終
的に、車外側ガラス板の車外側表面で全反射して透過型
ホログラムに向かって入射し、透過回折して観測者に向
かって照射されるものである。
【0053】これらのホログラムは風防ガラスに配され
るものであり、例えば透過型ホログラムを用いる場合に
は風防ガラスの表面(車内側表面)に貼設されてもよい
が、特にホログラムの保護の点に鑑みて、本実施例のよ
うに合わせガラスである風防ガラスの内部に封入して用
いることが好ましい。
【0054】ホログラムが風防ガラスの車内側表面に貼
設されている場合には、ホログラムを保護するためにそ
の車内面側表面に透明保護フィルムが積層されている。
この場合、透明保護フィルムはホログラムの全面を覆う
だけの大きさであれば十分であり、ホログラムの大きさ
よりも若干大きくても風防ガラスの全面に積層されるだ
けの大きさを有していても特に制限はない。また、この
透明保護フィルムとしては、ガラスの屈折率とほぼ同程
度の屈折率を有する材料を用いることが、運転者等の視
認性の点に鑑みて好ましい。この場合、ホログラムに向
かって入射する情報を含む光の入射角は、透明保護フィ
ルムの車外側表面で全反射する臨界角よりも大きいた
め、透明保護フィルムによるフレアー光が生じることも
防止されている。
【0055】なお、ポリウレタン等からなる自己修復性
を有する透明樹脂膜をガラス板の全面に積層することに
よって得られる安全ガラスに用いられるその透明樹脂膜
自身を、この透明保護フィルムとして採用することも可
能である。合わせガラスは、通常2枚のガラス板をその
間に中間膜を介在させて接着させたものを指すが、上記
の安全ガラスも合わせガラスに含めた場合、車外側ガラ
ス板と上記の透明樹脂膜との間にホログラムが封入され
る際には、透明樹脂膜と車外側ガラス板との間を複数回
全反射した情報を含む光を観測者に向けて回折するホロ
グラムとして透過型のものも反射型のものもどちらも用
いることができる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、ホログラムに向かって
入射する光の入射角が、ガラス板と空気の界面での臨界
角より大きいため、フレアー光の発生する角度で外光が
入射することができないのでフレアー光の発生を有効に
抑制できる。また、ホログラムによる反射色の色調につ
いても、臨界角より大きいため回折光が車外に出射する
ことができず、また出射できる場合には長波長化して赤
外線領域となるため感知できないため、ホログラムの反
射色をほとんど無色にすることができる。
【0057】さらに、本発明におけるホログラムを複数
の色に対応する波長の光を回折するように露光すれば、
多色表示のカラーHUDを容易に実現できる。この場合
外部光のホログラムの透過光の色調に関しても、その色
調を無色に近づけるように選択した複数の色に対応する
複数の波長の光によって露光したホログラムを用いれ
ば、ほとんど無色にすることができる。また、可視光線
垂直透過率に関してもホログラムによる垂直入射光の回
折波長が赤外線領域となるためほとんど影響を与えるこ
とはなく、法規の基準を容易に満足することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるHUDの一例を示す概念図
【図2】本発明におけるHUDの要部の一例を示す概略
断面図
【図3】本発明におけるHUDの要部の一例を示す概略
断面図
【図4】本発明におけるHUDの反射色の変化の一例を
示す色度図
【図5】本発明におけるHUDの反射色の変化の別の一
例を示す色度図
【図6】風防ガラス内部に封入したホログラムおよびフ
レアー光の発生メカニズムを説明する概略断面図
【図7】ホログラムの透過色を説明する概念図
【図8】ホログラムの反射色を説明する概念図
【図9】従来のHUDの反射色の変化を示す色度図
【図10】従来のHUDの反射色の変化を示す色度図
【図11】従来のHUDを示す概念図
【符号の説明】
1:光源 2:レンズ系 3:表示素子 4:収差補正ホログラム 5:コンバイナー 6:風防ガラス 7:情報を含む光 8:運転者の観察位置 9:速度表示 10:警告表示 11:プリズム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と表示すべき情報を表示する表示体と
    を少なくとも備えて表示すべき情報を光として発生する
    発光表示手段と、少なくとも2枚のガラス板が中間膜を
    介して接着された合わせガラスからなる車両の風防ガラ
    スに配されていて前記光を車両内の観測者に向けて回折
    するホログラムからなるコンバイナーとを少なくとも備
    えたヘッドアップディスプレイ装置において、前記光が
    コンバイナーに向かって入射する入射角は、合わせガラ
    スの内部から車内側ガラス板の表面に向かう光が全反射
    する臨界角よりも大きいことを特徴とするヘッドアップ
    ディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】前記ホログラムは反射型ホログラムであっ
    て、前記合わせガラスに封入されて車内側ガラス板の車
    内側表面で全反射した前記光を観測者に向けて反射回折
    することを特徴とする請求項1のヘッドアップディスプ
    レイ装置。
  3. 【請求項3】前記ホログラムは透過型ホログラムであっ
    て、前記合わせガラスに封入されて車外側ガラス板の車
    外側表面で全反射した前記光を観測者に向けて透過回折
    することを特徴とする請求項1のヘッドアップディスプ
    レイ装置。
  4. 【請求項4】前記ホログラムは透過型ホログラムであっ
    て、前記合わせガラスの車内側ガラス板の車内側表面に
    貼設されて車外側ガラス板の車外側表面で全反射した前
    記光を観測者に向けて透過回折するいることを特徴とす
    る請求項1のヘッドアップディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】前記臨界角が、空気または水の屈折率とガ
    ラスの屈折率とで定まる空気または水とガラス板との界
    面における臨界角であることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかのヘッドアップディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】前記ホログラムは、車両外からホログラム
    を介して車両内に透過する外光の色調を無色に近づける
    ように選択した複数の色に対応する複数の波長の光によ
    って露光されたホログラムであることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかのヘッドアップディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】前記発光表示手段と風防ガラスとの間の風
    防ガラス表面には、少なくとも1組の平行でない平面を
    有する透明体ブロックが備えられていることを特徴とす
    る請求項1〜6のいずれかのヘッドアップディスプレイ
    装置。
  8. 【請求項8】前記発光表示手段からの光は、風防ガラス
    の端面から風防ガラスの内部に入射して、前記ホログラ
    ムに向かって入射することを特徴とする請求項1〜7の
    いずれかのヘッドアップディスプレイ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002178864A (ja) * 2000-12-12 2002-06-26 Japan Science & Technology Corp 電気自動車の制御装置
EP3502765A4 (en) * 2016-08-16 2019-06-26 Konica Minolta, Inc. IMAGE DISPLAY DEVICE
CN116107091A (zh) * 2022-12-22 2023-05-12 成都瑞波科材料科技有限公司 显示系统、汽车及控制方法

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