JPH0721504A - 等エラーレート記録方法およびその装置 - Google Patents

等エラーレート記録方法およびその装置

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JPH0721504A
JPH0721504A JP18766293A JP18766293A JPH0721504A JP H0721504 A JPH0721504 A JP H0721504A JP 18766293 A JP18766293 A JP 18766293A JP 18766293 A JP18766293 A JP 18766293A JP H0721504 A JPH0721504 A JP H0721504A
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三徳 山下
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洋 中島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気記録装置に関し、記録密度の異なる複数の
ゾーンを持つ磁気記録装置における、等エラーレート記
録方法および装置を提供することを目的とする。 【構成】記録媒体に対する記録周波数を定める記録周波
数設定手段1と、この記録周波数によって記録媒体に書
込みを行うとともに記録媒体から読出しを行う書込み・
読出し手段2とを備え、記録密度の異なる複数のゾーン
に対して書込みと読出しを行う磁気記録装置において、
各ゾーンごとに再生された孤立波形のパルス幅を検出す
るパルス幅検出手段3を設けて、検出されたパルス幅に
対して一定の比率によって記録周波数を設定する。また
は各ゾーンごとに読み出されたデータについてエラーレ
ートを測定するエラーレート測定手段4を設けて、測定
されたエラーレートが最低になるように記録周波数を設
定する。さらに両方法を併用して記録周波数を設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記憶装置に関し、
特に記録密度の異なる複数のゾーンを持つ磁気記憶装置
における、等エラーレート記録方法およびその装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気記憶装置における記録周波数は、記
録密度に応じて適当な周波数を選定する必要がある。一
方、磁気記録装置においては、記録密度の異なる複数の
ゾーンを有するものがあり、従ってこのような磁気記録
装置においては、ゾーンごとに最適の記録周波数を設定
しなければならない。
【0003】この種装置における従来の記録周波数の設
定方法としては、再生信号の分解能が各ゾーンにおいて
同一になるように記録周波数を設定する方法が提案され
ており、例えば米国特許第479912号に詳細に記載
されている。
【0004】この方法では、磁気記録装置における記録
周波数設定の際に、初期設定周波数で書込みを行って、
そのときの分解能を測定する。そして分解能が所望の値
より高いときは、記録周波数をさらに高くし、所望の分
解能に達しなければ、記録周波数を低くして再書込みを
行い、このような手順を繰り返すことによって、所望の
分解能になるように、記録周波数を設定する。
【0005】さらに、各ゾーンごとにこのような処理を
実施することによって、磁気記録装置における全体の記
録周波数を決定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】磁気記録装置における
最近の技術動向として、記録再生ヘッドに薄膜タイプを
使用する場合が多くなっている。
【0007】薄膜タイプの記録再生ヘッドは、高密度記
録再生に適しているが、反面、欠点の一つとして、孤立
再生波形にアンダーシュートを発生するという問題があ
り、種々の影響を生じている。特に、アンダーシュート
波形の発生位置と記録周波数の関係によって、分解能が
左右されるという現象があり、そのため、分解能自体が
物理的にあまり意味を持たなくなっている。
【0008】そのため、分解能を基準として磁気記録装
置における記録周波数の設定を行おうとすると、必ずし
も最適の記録周波数の設定が行われないだけでなく、逆
に不適切な記録周波数の設定が行われることになる恐れ
がある。
【0009】これに対して再生波形に対して、適当な波
形処理を行うことによって、孤立再生波形のアンダーシ
ュート自体を除去し、あるいは再生波形の半値幅を減少
させることによって、磁気記憶装置の読出し時のエラー
レートを減少させる方法が、例えば特開昭64−270
06号および特開昭64−27007号公報等によって
提案されている。
【0010】しかしながらこのような波形処理を行う回
路は、複雑であって回路規模の増大を招くだけでなく、
記録周波数が変化した場合、対応が困難になるという問
題がある。
【0011】
【発明の目的】本発明は、このような従来技術の課題を
解決しようとするものであって、薄膜ヘッドを備えた磁
気記録装置において、薄膜ヘッドにおけるアンダーシュ
ート波形に基づく分解能の変動に影響されることなく、
最適の記録周波数の設定を行うことができるとともに、
各ゾーンのエラーレートを低減し、各ゾーンにおいてエ
ラーレートが等しくなるようにすることができる、等エ
ラーレート記録方法およびその装置を提供することを目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、次のような手
段によって、前述した目的を達成しようとするものであ
る。 (1). 記録密度の異なる複数のゾーンを有する磁気記録
装置において、各ゾーンごとに、再生された孤立波形の
パルス幅を検出し、この検出されたパルス幅に対して一
定の比率によって記録周波数を設定する等エラーレート
記録方法を特徴とする。
【0013】(2). 記録密度の異なる複数のゾーンを有
する磁気記録装置において、各ゾーンごとに、記録周波
数を変化させながらデータの書込みと読出しを行って、
読み出されたデータについてエラーレートを測定し、こ
のエラーレートが最低になるように記録周波数を設定す
る等エラーレート記録方法を特徴とする。
【0014】(3). 記録密度の異なる複数のゾーンを有
する磁気記録装置において、各ゾーンごとに、再生され
た孤立波形のパルス幅を検出し、検出されたパルス幅に
対して一定の比率によって記録周波数を設定したのち
に、この記録周波数を微調しながらデータの書込みと読
出しを行って、読み出されたデータについてエラーレー
トを測定し、このエラーレートが最低になるように記録
周波数を設定する等エラーレート記録方法を特徴とす
る。
【0015】(4).(1)ないし(3) において、読出しチャ
ネルに設けられるフィルタの定数が、再生孤立波形のパ
ルス幅に対して一定の比率を保つように設定されること
を特徴とする。
【0016】(5). 記録媒体に対する記録周波数を定め
る記録周波数設定手段と、この記録周波数によって記録
媒体に書込みを行うとともに記録媒体から読出しを行う
書込み・読出し手段とを備え、記録密度の異なる複数の
ゾーンに対して書込みと読出しを行う磁気記録装置にお
いて、各ゾーンごとに再生された孤立波形のパルス幅を
検出するパルス幅検出手段を設けて、記録周波数設定手
段が各ゾーンごとに、検出されたパルス幅に対して一定
の比率によって記録周波数を設定することを特徴とす
る。
【0017】(6). 記録媒体に対する記録周波数を定め
る記録周波数設定手段と、この記録周波数によって記録
媒体に書込みを行うとともに記録媒体から読出しを行う
書込み・読出し手段とを備え、記録密度の異なる複数の
ゾーンに対して書込みと読出しを行う磁気記録装置にお
いて、各ゾーンごとに読み出されたデータについてエラ
ーレートを測定するエラーレート測定手段を設けて、記
録周波数設定手段が各ゾーンごとに、測定されたエラー
レートが最低になるように記録周波数を設定することを
特徴とする。
【0018】(7). 記録媒体に対する記録周波数を定め
る記録周波数設定手段と、この記録周波数によって記録
媒体に書込みを行うとともに記録媒体から読出しを行う
書込み・読出し手段とを備え、記録密度の異なる複数の
ゾーンに対して書込みと読出しを行う磁気記録装置にお
いて、各ゾーンごとに再生された孤立波形のパルス幅を
検出するパルス幅検出手段と、各ゾーンごとに読み出さ
れたデータについてエラーレートを測定するエラーレー
ト測定手段とを設けて、記録周波数設定手段が各ゾーン
ごとに、この検出されたパルス幅に対して一定の比率に
よって記録周波数を定めたのちに、記録周波数を微調し
ながらデータの書込みと読出しを行って、この読み出さ
れたデータについて測定されたエラーレートが最低にな
るように記録周波数を設定することを特徴とする。
【0019】(8).(5)ないし(7) において、読出しチャ
ネルに設けられるフィルタ5の定数が、パルス幅検出手
段3によって検出されたパルス幅に対して一定の比率を
保つように設定されることを特徴とする。
【0020】
【作用】
(1). 本発明の等エラーレート記録方法においては、記
録密度の異なる複数のゾーンを有する磁気記録装置にお
いて、各ゾーンごとに、再生された孤立波形のパルス幅
を検出し、この検出されたパルス幅に対して一定の比率
によって記録周波数を設定するようにしたので、磁気記
録装置において薄膜ヘッドを用いた場合に、アンダーシ
ュート波形による影響を除去することができるととも
に、各ゾーンにおいて等エラーレートの記録を行う等エ
ラーレート記録方法を実現することができる。
【0021】(2). また各ゾーンごとに、記録周波数を
変化させながらデータの書込みと読出しを行って、この
読み出されたデータについてエラーレートを測定し、エ
ラーレートが最低になるように記録周波数を設定するよ
うにしたので、磁気記録装置において薄膜ヘッドを用い
た場合に、アンダーシュート波形による影響を除去する
ことができるとともに、各ゾーンにおいて等エラーレー
トの記録を行う等エラーレート記録方法を実現すること
ができる。
【0022】(3). さらに各ゾーンごとに、再生された
孤立波形のパルス幅を検出し、この検出されたパルス幅
に対して一定の比率によって記録周波数を定めたのち
に、記録周波数を微調しながらデータの書込みと読出し
を行って、読み出されたデータについてエラーレートを
測定し、このエラーレートが最低になるように記録周波
数を設定するようにしたので、磁気記録装置において薄
膜ヘッドを用いた場合に、アンダーシュート波形による
影響を迅速にかつより完全に除去することができるとと
もに、各ゾーンにおいて等エラーレートの記録を行う等
エラーレート記録方法を実現することができる。
【0023】(4). (1) ないし(3) の各等エラーレート
記録方法において、読出しチャネルに設けられるフィル
タの定数を、再生孤立波形のパルス幅に対して一定の比
率を保つように設定することによって、記録周波数に対
して最適のフィルタ特性を設定することができる。
【0024】(5). 図1は、本発明の原理的構成を示し
たものである。本発明において対象とする磁気記録装置
は、周波数設定手段1を備えて記録媒体に対する記録周
波数を定め、書込み・読出し手段2を備えて、この記録
周波数によって記録媒体に書込みを行うとともに記録媒
体から読出しを行うことによって、記録密度の異なる複
数のゾーンに対して書込みと読出しを行う。
【0025】このような磁気記録装置において、パルス
幅検出手段3を設けて、各ゾーンごとに再生された孤立
波形のパルス幅を検出し、記録周波数設定手段1が各ゾ
ーンごとに、この検出されたパルス幅に対して一定の比
率によって記録周波数を設定するようにしたので、薄膜
ヘッドを用いた磁気記録装置において、アンダーシュー
ト波形による影響を除去することができるとともに、各
ゾーンにおいて等エラーレートの記録を行う等エラーレ
ート記録装置を実現することができる。
【0026】(6). またこのような磁気記録装置におい
て、エラーレート測定手段4を設けて、各ゾーンごとに
読み出されたデータについてエラーレートを測定し、記
録周波数設定手段1が各ゾーンごとに、この測定された
エラーレートが最低になるように記録周波数を設定する
ようにしたので、薄膜ヘッドを用いた磁気記録装置にお
いて、アンダーシュート波形による影響を除去すること
ができるとともに、各ゾーンにおいて等エラーレートの
記録を行う等エラーレート記録装置を実現することがで
きる。
【0027】(7). さらにこのような磁気記録装置にお
いて、パルス幅検出手段3を設けて、各ゾーンごとに再
生された孤立波形のパルス幅を検出するとともに、エラ
ーレート測定手段4を設けて、各ゾーンごとに読み出さ
れたデータについてエラーレートを測定し、記録周波数
設定手段1が各ゾーンごとに、検出されたパルス幅に対
して一定の比率によって記録周波数を定めたのちに、記
録周波数を微調しながらデータの書込みと読出しを行っ
て、この読み出されたデータについて測定されたエラー
レートが最低になるように記録周波数を設定するように
したので、薄膜ヘッドを用いた磁気記録装置において、
アンダーシュート波形による影響を迅速にかつより完全
に除去することができるとともに、各ゾーンにおいて等
エラーレートの記録を行う等エラーレート記録装置を実
現することができる。
【0028】(5) ないし(7) の各等エラーレート記録装
置において、読出しチャネルに設けられるフィルタ5の
定数を、パルス幅検出手段3によって検出されたパルス
幅に対して一定の比率を保つように設定することによっ
て、記録周波数に対して最適のフィルタ特性を設定する
ことができる。
【0029】
【実施例】以下、図2に基づいて本発明の実施例を説明
する。図2は、本発明の一実施例をブロック図によって
示したものである。この実施例においては、各部を制御
する制御回路11と、与えられた分周比に応じて規準ク
ロックからライトクロックを生成するシンセサイザ12
と、ライトクロックに応じてライトデータを符号化する
エンコーダ13と、データの書込み,読出しの処理を行
うR/W(読出/書込)回路14と、記録媒体に対する
書込み,読出しを行う磁気ヘッド15と、読み出された
データを増幅する増幅器16と、読出しデータを帯域制
限するフィルタ17と、読出しデータにおけるピーク位
置を検出するピーク検出回路18と、ライトクロックに
同期して読出しデータを整形するPLO(位相同期回
路)19と、整形されたデータを復号するデコーダ20
と、読出しデータのパルス幅を検出するパルス幅検出手
段21とを備えることが示されている。
【0030】シンセサイザ12は、制御回路11によっ
て設定された分周比に応じて、基準クロック入力を周波
数変換して、所要の記録周波数に対応するライトクロッ
クを発生する。発生したライトクロックは、エンコーダ
13およびPLO19に入力される。
【0031】書込み時には、エンコーダ13は、ライト
クロックに応じてライトデータを所定の符号に符号化し
て、書込みデータとして、R/W回路14に入力する。
R/W回路14は、書込みデータに応じた書込み電流を
生成して磁気ヘッド15に供給することによって、磁気
ヘッド15を介して図示されない記憶媒体上にデータを
記録する。
【0032】読出し時には、R/W回路14および増幅
器16は、磁気ヘッド15からの読出しデータを増幅し
て、フィルタ17に入力するとともに、パルス幅検出回
路21に入力する。フィルタ17は、制御回路11によ
って所定のカットオフ周波数fcやブースト量を設定さ
れて、高周波雑音の除去およびパルススリミング等の波
形操作を行って、出力信号をピーク検出回路18へ送
る。
【0033】ピーク検出回路18は、入力信号のピーク
位置を検出しパルス化を行って、ピークパルスをPLO
19に入力する。PLO19は、ピークパルスに同期し
たクロックを生成するとともに、ピースパルスをこのク
ロックに再同期して、基準化データおよび基準化クロッ
クとしてデコーダ20に入力する。デコーダ20は、基
準化データおよび基準化クロックをもとに、符号化され
たデータを復号して、リードデータとして図示されない
コントローラへ送出する。
【0034】パルス幅検出回路21は、増幅器16から
の増幅された再生信号のパルス幅を検出して、その結果
を制御回路11へ送出する。制御回路11は、パルス幅
の検出結果に基づいて、シンセサイザ12の分周比,P
LO19のループフィルタ定数やループゲイン,フィル
タ17の定数等の算定を行い、コントローラからのアド
レス信号に従って、シンセサイザ12,PLO19,フ
ィルタ17の定数設定を行う。
【0035】図2に示された実施例による、磁気記憶装
置の記録周波数の設定は、次のようにして行われる。
【0036】まず、所定のアドレスにおいて、孤立波
(パターン干渉を生じない程度の低周波データ)の書込
みを行い、再生孤立波のパルス幅を、パルス幅検出回路
21で検出する。そして、最適記録周波数(ライトクロ
ック周波数)を次式に従って設定する。 ライトクロック周波数=K/パルス幅 …(1) ここでKは、シミュレーションょンの結果によれば、
2.0近傍であることが望ましい。
【0037】この結果から、制御回路11は所望の記録
周波数を得るためにに必要な、水晶発振器やサーボクロ
ック等の規準クロックからの分周比を設定して、シンセ
サイザ12の発振周波数を制御する。
【0038】同時にPLO19のループフィルタ定数
や、ループゲイン等の設定、およびフィルタ17の定数
設定も併せて行う。ブースタ型のフィルタを使用する場
合の、カットオフ周波数fcの設定は次式によって行わ
れる。なお、次式中おける定数Lの値は、0.4〜0.
5程度に設定することが望ましい。 fc=L/パルス幅 …(2)
【0039】上述の説明においては、1ポイントのアド
レスについて説明したが、実際には磁気記録装置は複数
のアドレスを有しているため、この情報を記憶しておく
必要があり、特定のアドレスにアクセスする都度、この
情報を参照して各定数を設定する。制御回路11は、こ
の場合の記憶機能をも備えている。
【0040】例えば、磁気ディスク装置の場合は、各ゾ
ーンによって記録周波数の設定が異なるのは当然である
が、複数のヘッドを有している場合においては、各ヘッ
ドごとに記録周波数の設定を変える必要がある。従っ
て、(ゾーン数)×(ヘッド本数)だけの数の記憶エリ
アが必要である。
【0041】図2に示された実施例においては、このよ
うな記憶エリアを制御回路1に備えているが、この場合
に限るものでなく、別途メモリを備えてもよいことはい
うまでもない。また記憶エリアの搭載場所も、電子回路
ボード上でもよく、またはHDA(ヘッド・ディスク・
アセンブリ)内である場合もあり得る。
【0042】本発明によれば、薄膜ヘッドのアンダーシ
ュート波形に基づく影響を完全に除去できるので、エラ
ーレートを低減することが可能となる。
【0043】次に、本発明の効果を増大する方法につい
て以下に説明する。この方法は、実際にディスクの書込
み,読出しを行って、そのときのエラーレートをもと
に、各定数の設定を行うものである。すなわち、所定の
アドレスにおいて、記録周波数を変化させながら、書込
み,読出しを行って、そのときのエラーレートを測定
し、最低のエラーレートになる記録周波数を求める。
【0044】従ってこの方法の場合は、図2に示された
パルス幅検出回路21は不要であって、その代わりに、
図示されないコントローラからのエラーレート測定結果
を、制御回路11に入力する。
【0045】制御回路11は、この結果から最適記録周
波数を求め、同時にこれに対応するPLO19のループ
フィルタ定数やループゲイン、およびフィルタ17の定
数を算定して、結果を記憶しておく。この場合の、PL
O19のループフィルタ定数やループゲイン、およびフ
ィルタ17の遮断周波数も、前述の記録周波数とパルス
幅の関係式(1),(2)から算出することができる。
【0046】このようにしてあるアドレスにおいて、最
適ポイントが求められたとき、引き続いて、アドレスを
変化させながら、各アドレスにおいてそれぞれの最適ポ
イントを求めて、それぞれの結果を記憶しておく。
【0047】データの書込み,読出し動作を行う場合に
は、所定のアドレスに対応した設定情報を記憶エリアか
ら呼出して、これに従ってシンセサイザ12,PLO1
9,フィルタ17のそれぞれの定数を設定する。
【0048】さらに別の方法として、上述の2つの方法
を組み合わせることによって、より高い効果を得ること
ができる。すなわち、パルス幅の検出結果による各種設
定を行ったのちに、エラーレートによる同様の設定を行
う。
【0049】パルス幅の検出結果による各種設定を粗調
整とすれば、エラーレートによる設定は、微調整の意味
合いを有しており、エラーレートによる設定結果によっ
て、パルス幅の検出結果による設定を修正してゆくとい
う方法をとる。すなわち、パルス幅の検出結果による設
定のみでも、実用上ほぼ問題のないレベルとなるが、さ
らにエラーレートによる設定を行うことによって、最適
なポイントを得ることができるようになる。
【0050】このように本発明によれば、薄膜ヘッドの
アンダーシュート波形による影響を除去することができ
るとともに、磁気記録ヘッドおよび磁気記録媒体の性能
を、最大限に引き出すことが可能となる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、再
生された孤立波形のパルス幅を規準として記録周波数を
設定することによって、薄膜ヘッドのアンダーシュート
波形による影響を完全に除去して、最適な設定を行うこ
とができる。その結果、全体のエラーレートの低減を図
ることができ、各ゾーンのエラーレートがほぼ等しい値
になるようにすることができる。
【0052】また他の方法として、磁気記憶装置におい
て実際にデータの書込み,読出しを行ってエラーレート
を測定し、測定されたエラーレートが最適になるように
記録周波数を設定することによって、同様の効果を得る
ことができる。
【0053】さらに他の方法として、上述のパルス幅を
規準として記録周波数を設定したのち、エラーレートの
測定結果に基づいて記録周波数の微調整を行うことによ
って、最適の設定を行うことができる。
【0054】本発明によれば、記録密度の異なる複数の
ゾーンを有する磁気記録装置において、記録周波数の設
定を最適にするとともに、磁気記録ヘッドおよび磁気記
録媒体の性能を最大限に引き出すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 記録周波数設定手段 2 書込み・読出し手段 3 パルス幅検出手段 4 エラーレート測定手段 5 フィルタ
フロントページの続き (72)発明者 宮崎 修 茨城県真壁郡関城町関館367−2 茨城日 本電気株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録密度の異なる複数のゾーンを有する
    磁気記録装置において、各ゾーンごとに、再生された孤
    立波形のパルス幅を検出し、該検出されたパルス幅に対
    して一定の比率によって記録周波数を設定することを特
    徴とする等エラーレート記録方法。
  2. 【請求項2】 記録密度の異なる複数のゾーンを有する
    磁気記録装置において、各ゾーンごとに、記録周波数を
    変化させながらデータの書込みと読出しを行って、該読
    み出されたデータについてエラーレートを測定し、該エ
    ラーレートが最低になるように前記記録周波数を設定す
    ることを特徴とする等エラーレート記録方法。
  3. 【請求項3】 記録密度の異なる複数のゾーンを有する
    磁気記録装置において、各ゾーンごとに、再生された孤
    立波形のパルス幅を検出し、該検出されたパルス幅に対
    して一定の比率によって記録周波数を設定したのちに、
    該記録周波数を微調しながらデータの書込みと読出しを
    行って、該読み出されたデータについてエラーレートを
    測定し、該エラーレートが最低になるように記録周波数
    を設定することを特徴とする等エラーレート記録方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3に記載の等エラーレー
    ト記録方法において、読出しチャネルに設けられるフィ
    ルタの定数が、再生孤立波形のパルス幅に対して一定の
    比率を保つように設定されることを特徴とする等エラー
    レート記録方法。
  5. 【請求項5】 記録媒体に対する記録周波数を定める記
    録周波数設定手段と、該記録周波数によって記録媒体に
    書込みを行うとともに該記録媒体から読出しを行う書込
    み・読出し手段とを備え、記録密度の異なる複数のゾー
    ンに対して書込みと読出しを行う磁気記録装置におい
    て、 各ゾーンごとに再生された孤立波形のパルス幅を検出す
    るパルス幅検出手段を設け、 前記記録周波数設定手段が各ゾーンごとに、該検出され
    たパルス幅に対して一定の比率によって記録周波数を設
    定することを特徴とする等エラーレート記録装置。
  6. 【請求項6】 記録媒体に対する記録周波数を定める記
    録周波数設定手段と、該記録周波数によって記録媒体に
    書込みを行うとともに該記録媒体から読出しを行う書込
    み・読出し手段とを備え、記録密度の異なる複数のゾー
    ンに対して書込みと読出しを行う磁気記録装置におい
    て、 各ゾーンごとに読み出されたデータについてエラーレー
    トを測定するエラーレート測定手段を設け、 前記記録周波数設定手段が各ゾーンごとに、該測定され
    たエラーレートが最低になるように記録周波数を設定す
    ることを特徴とする等エラーレート記録装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体に対する記録周波数を定める記
    録周波数設定手段と、該記録周波数によって記録媒体に
    書込みを行うとともに該記録媒体から読出しを行う書込
    み・読出し手段とを備え、記録密度の異なる複数のゾー
    ンに対して書込みと読出しを行う磁気記録装置におい
    て、 各ゾーンごとに再生された孤立波形のパルス幅を検出す
    るパルス幅検出手段と、 各ゾーンごとに読み出されたデータについてエラーレー
    トを測定するエラーレート測定手段とを設け、 前記記録周波数設定手段が各ゾーンごとに、該検出され
    たパルス幅に対して一定の比率によって記録周波数を定
    めたのちに、該記録周波数を微調しながらデータの書込
    みと読出しを行って、該読み出されたデータについて測
    定されたエラーレートが最低になるように記録周波数を
    設定することを特徴とする等エラーレート記録装置。
  8. 【請求項8】 読出しチャネルに設けられるフィルタの
    定数が、前記パルス幅検出手段によって検出されたパル
    ス幅に対して一定の比率を保つように設定されることを
    特徴とする請求項5,6又は7記載の等エラーレート記
    録装置。
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JPS63200306A (ja) * 1987-02-19 1988-08-18 シーゲイト テクノロジー インターナショナル 磁気ディスクの記憶装置及び方法

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