JPH07214665A - 既設管のライニング工法 - Google Patents

既設管のライニング工法

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JPH07214665A
JPH07214665A JP6007631A JP763194A JPH07214665A JP H07214665 A JPH07214665 A JP H07214665A JP 6007631 A JP6007631 A JP 6007631A JP 763194 A JP763194 A JP 763194A JP H07214665 A JPH07214665 A JP H07214665A
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JP
Japan
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reinforcing material
pipe
spiral
water
existing pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP6007631A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyo Yoshikawa
秀世 吉川
Yutaka Yoshino
豊 吉野
Hiroaki Hamano
広明 浜野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】帯状体1を螺旋状に巻回して螺旋管18を製造
して、長尺の補強材2を螺旋管18の外周面に装着しな
がら、帯状体1と補強材2との間に充填材を挿着する。 【効果】帯状体1と補強材2との間に地下水が侵入する
ことを防止する。また、補強材にパンチ孔を設けなくて
もよくなり、補強材の強度が維持でき、螺旋管がバック
リング(圧壊)することを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既設管のライニング工
法に関する。特に老朽化した既設管を更正するため等に
用いられる。
【0002】
【従来の技術】上水道や下水道として使用される既設管
には古くから、金属管やヒューム管が使用されている。
このような既設管は、長期の使用によって老朽化し、割
れや腐食により漏水するおそれがある。このため、老朽
化した既設管内に合成樹脂製の帯状体を螺旋状に巻回す
ることにより形成される螺旋管によって既設管内周面を
ライニングする方法がある(特開平2−245317号
公報)。
【0003】このようなライニング工法では、既設管内
に挿入された螺旋管と既設管との間に裏込め材を充填し
て止水することも知られている。しかし、裏込め材を充
填させる方法をとると、螺旋管が充填圧力によって、バ
ックリング(圧壊)してしまうという問題があり、この
問題を解決するために、螺旋管とされる帯状体の外周面
に複数の突起状のリブを形成し、該リブ間に長手方向に
連続する帯状の金属製補強材を順次圧入させて螺旋管を
補強する方法も知られている。
【0004】しかしこの時、螺旋管と補強材との間には
裏込め材は充填できない。また、螺旋管と補強材はマン
ホールの取付け部において切断されてマンホールが取付
けられる。そのため、一方の切断面から浸入した地下水
が、他方の切断面から流出してしまい、下水の処理量が
増加するという問題点がある。該問題点を解決するた
め、帯状の金属製補強材にパンチ孔21加工を施して
(図6に図示)、螺旋管と補強材との間にパンチ孔から
裏込め材を充填させて、マンホールの取付け部の断面か
ら地下水が流出することを防止することを発明者等はす
でに出願している(特願平4−294940号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特願平4−2
94940号公報の発明によっては、裏込め材の流動性
が高い場合は、螺旋管と補強材との間に裏込め材が充分
に充填されて水が浸入することを防止できるが、裏込め
材の流動性が良好でない場合は、パンチ孔の直径を大き
くしなければならない。パンチ孔を大きくすると補強材
の強度が下がり、裏込め材の充填圧力に耐えられず螺旋
管がバックリング(圧壊)を起こす可能性があるという
問題点があった。
【0006】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたの
もであり、補強材の強度を持たして螺旋管と補強材との
間に水が浸入することを防止する方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の既設管のライ
ニング工法(以下、本発明1と記す)は、帯状体を螺旋
状に巻回して螺旋管を製造する工程、長尺の補強材を螺
旋管の外周面に装着しながら、螺旋管と補強材との間に
充填材を挿着する工程、螺旋管を既設管内に挿入する工
程、螺旋管と既設管との間に裏込め材を注入する工程、
を包含することを特徴とする構成とする。
【0008】請求項2の既設管のライニング工法(以
下、本発明2と記す)は、請求項1記載の充填材が、発
泡ウレタン樹脂からなることを特徴とする構成とする。
請求項3の既設管のライニング工法(以下、本発明3と
記す)は、請求項1記載の充填材が、水膨張性ゴムから
なることを特徴とする構成とする。
【0009】充填材を挿着するには、螺旋管とされる帯
状体の外周面に複数の突起状のリブを、特に、断面T字
形のリブを形成し、該リブ間に長手方向に連続する帯状
の金属製補強材を順次圧入させて挿入する時に充填材を
挿入する方法が、連続して確実に施工できるので好まし
い。
【0010】この発明に用いる充填材としては、螺旋管
と補強材との間の空隙を密閉するものであり、モルタ
ル、ゴム、合成樹脂発泡対等があるが、発泡ウレタン樹
脂、水膨張性ゴム、膨張セメント等の体積膨張して空隙
を充填するものが好ましい。また非連続的に設けても良
いが、止水性が良くなるので連続的に設ける方が好まし
い。
【0011】帯状体の材質はポリ塩化ビニル、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリカーボネイト、ポリエステ
ル、あるいはこれらの樹脂表面または内部をガラス繊維
で強化したもの等が使用できる。
【0012】補強材の材質は、金属、合成樹脂等が使用
できるが、耐食性に優れたステンレス鋼等が好ましい。
また補強材の両端に帯状体に食い込み係止されるギザギ
ザを設けること(図5に図示)が螺旋管の拡径を防止で
きるので好ましい。補強材は帯状の金属を断面成形機に
よって、W字状、U字状等とすることが帯状体の外周面
に設けられた突起状のリブの間に嵌めやすいので好まし
い。
【0013】本発明2の発泡ウレタン樹脂は、水分によ
り発泡する発泡ウレタン樹脂が止水性が良いので好まし
い。本発明3の水膨張性ゴムからなる発泡体は、螺旋管
と補強材との間に挿着し易い様に、補強材と接する面に
複数のスリットを設けたり、帯状体と補強材との間の断
面形状と略同断面形状とすることが、作業性が良いので
好ましい。また発泡体は、独立気泡の発泡体が止水性が
良いので好ましい。
【0014】
【作用】本発明の既設管のライニング工法によれば、長
尺の補強材を螺旋管の外周面に装着しながら、螺旋管と
補強材との間に充填材を挿着することによって、螺旋管
と補強材との間に水が浸入することを防止できる。
【0015】本発明2の充填材を発泡ウレタン樹脂とす
れば、一定時間経過後、発泡ウレタン樹脂が螺旋管と補
強材との間で発泡して細部にまで充填されるので、地下
水が浸入することを防止できる。
【0016】本発明3の充填材を水膨張性ゴムとすれ
ば、挿着された水膨張性ゴムは地下水が侵入しても、該
地下水によって水膨張性ゴムが膨張して、更に止水性が
向上し、螺旋管と補強材との間に水が浸入することを防
止できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本発明2の実施工程を示している。図
2は本発明3の実施工程を示している。図3は本発明の
既設管のライニング工法に使用される帯状体の端面を示
している。図4(a)(b)は本発明の既設管のライニ
ング工法に使用される帯状体に嵌められた補強材の部分
拡大して示している。図5(a)(b)は本発明の既設
管のライニング工法に使用される補強材を示している。
【0018】図3に示すように、1は帯状体であり、帯
板状の基板11の一方の端にオスロック12、他方の端
にメスロック13が設けられている。帯状体は螺旋状に
巻回されて隣接されるオスロック12とメスロック13
が嵌め合わされて螺旋管とされる。帯状体1には、螺旋
管にした時、外周面側に断面T字形状の補強リブ14が
設けられる。補強リブ14は基板11に対して垂直とな
った支柱部14aと該支柱部の先端にフランジ部14b
とが設けられ、基板11の長手方向に沿って連続してい
る。図1に示すように、帯状体1はドラム15に巻かれ
てマンホール71上に運搬される。
【0019】図4、図5に示すように、2は補強材であ
り、耐食性に優れたステンレス鋼製である。補強材2は
帯を断面成形機によって、幅方向の中央部が山形に突出
するとともに、各側縁部がその山形の突出部と同方向へ
と延出した傾斜状態になっている。そして、各側縁が隣
接する各補強リブ14における支柱部14aとフランジ
部14bとの間にそれぞれ係止されている。このような
構成の補強材2は、幅方向に伸縮性を有してしるため
に、隣接する各補強リブ14の間に容易に嵌入させるこ
とができる。補強材は曲げロール(図示せず)により予
め巻径に成形されてドラム21に巻かれて、マンホール
71上に運搬される。
【0020】次に、本発明の実施工程を説明する。帯状
体1と補強材2は、マンホール71の下部に設置された
製管機7に供給される。製管機7には帯状体1を螺旋状
に巻回する製管ロール4が設けられている。製管機7に
より製管された螺旋管の側部には補強材嵌合ローラー5
が設けられている。補強材嵌合ローラー5によりT字型
リブ14の間に挿入嵌合させる際、帯状体1と補強材2
との間の空隙部16に充填材を順次供給させる。 実施例1(本発明2の実施例) 補強材嵌合ローラー5によりT字型リブ14の間に挿入
嵌合させる際、帯状体1と補強材2との間の空隙部16
に充填材として発泡ウレタン樹脂3を順次供給させる。
30は発泡ウレタン樹脂注入装置であり、ポリオール成
分31とイソシアネート成分32とがそれぞれ注入ホー
ス33、34が連結されたY字継手35によって混合さ
れる。Y字継手35の位置を変えることによって、発泡
が開始する時間を調節する。 実施例2(本発明3の実施例) 帯状体1と補強材2との間の空隙部16に充填材として
水膨張性ゴム、または水膨張性ゴムからなる独立発泡の
発泡体9を順次供給させる。水膨張性ゴムからなる独立
発泡の発泡体9は補強材2と接する面に複数のスリット
が設けられているため、補強材嵌合ローラー5によりT
字型リブ14の間に挿入嵌合された補強材2と螺旋管1
8の間に供給し易くしている。また、空隙部16に水が
浸入があっても、水膨張性ゴムからなるため更に膨張し
て完全に空隙部16が満たされる。
【0021】実施例1または実施例2によって空隙部1
6が充填された螺旋管18が下水管72の全長に渡って
推進されると、螺旋管18の製管機7側の下水管72か
ら延出した端部が切断される。そして、製管機7等がマ
ンホール71から撤去されて、下水管72と螺旋管18
との間隙に、モルタル等の裏込め材が充填される。螺旋
管18は補強材2によって補強されているために、裏込
め材による充填圧力により、螺旋管18が座屈する恐れ
がない。
【0022】
【発明の効果】本発明の既設管のライニング工法は、長
尺の補強材を帯状体の外周面に装着しながら、帯状体と
補強材との間に充填材を挿着することによって、螺旋管
と補強材との間に水が浸入することを防止できる。
【0023】また、補強材にパンチ孔を設けなけてもよ
くなるため、補強材のコストが安くなり強度も維持で
き、螺旋管がバックリング(圧壊)することを防止でき
る。本発明2の充填材を発泡ウレタン樹脂とすれば、一
定時間経過後、発泡ウレタン樹脂が螺旋管と補強材との
間で発泡して充填されるので、地下水が浸入することを
更に防止できる。
【0024】本発明3の充填材を水膨張性ゴムからなる
発泡体とすれば、挿着された水膨張性ゴムは地下水が侵
入しても、該地下水によって膨張して、更に止水性が向
上して、螺旋管と補強材との間に水が浸入することを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明2の実施工程を示す説明図
【図2】本発明3の実施工程を示す説明図
【図3】本発明の既設管のライニング工法に使用される
帯状体を示す端面図
【図4】(a) 帯状体と補強材との間の空隙部に発泡
ウレタン樹脂が充填されている状態の断面図、(b)
帯状体と補強材との間の空隙部に水膨張性ゴムからなる
発泡体が充填されている状態の断面図
【図5】(a) 本発明の既設管のライニング工法に使
用される補強材を示す斜視図、(b) 本発明の既設管
のライニング工法に使用される別実施態様の補強材を示
す斜視図
【図6】従来技術の既設管のライニング工法に使用され
るパンチ孔加工された補強材の斜視図
【符号の説明】
1 帯状体 2 補強材 3 発泡ウレタン樹脂 9 水膨張性ゴムからなる発泡体 18螺旋管 72下水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 75:00 105:22

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状体を螺旋状に巻回して螺旋管を製造す
    る工程、長尺の補強材を螺旋管の外周面に装着しなが
    ら、螺旋管と補強材との間に充填材を挿着する工程、螺
    旋管を既設管内に挿入する工程、螺旋管と既設管との間
    に裏込め材を注入する工程、を包含することを特徴とす
    る既設管のライニング工法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の充填材が、発泡ウレタン樹
    脂からなることを特徴とする既設管のライニング工法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の充填材が、水膨張性ゴムか
    らなることを特徴とする既設管のライニング工法。
JP6007631A 1994-01-27 1994-01-27 既設管のライニング工法 Pending JPH07214665A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006248116A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Sekisui Chem Co Ltd 既設管ライニング用帯状体
JP2018155280A (ja) * 2017-03-16 2018-10-04 吉佳エンジニアリング株式会社 既設管路の補修構造及び補修部材

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006248116A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Sekisui Chem Co Ltd 既設管ライニング用帯状体
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