JP3545818B2 - マンホール内のライニング方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、マンホールの内周面を可撓性を有する帯状のプロファイルによってライニングするマンホール内のライニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
下水道におけるマンホールは、通常、コンクリート構造になっており、腐食、外圧、あるいは下水内の硫化水素によるアルカリとの反応等によって経時的に老朽化し、亀裂や破損が生じる。亀裂や損傷したマンホールは、地下水が浸入するために、雨天時には、下水処理場の処理能力を越える下水が下水処理場内に流入するおそれがある。
【0003】
このために、マンホールを更生する必要がある。しかし、老朽化したマンホールを撤去して、コンクリート等により再構築する場合には、マンホールの周囲を掘削しなければならず、また、マンホールが開口する道路の交通を長期間にわたって遮断する必要もあり、現実的にはきわめて困難である。
【0004】
このような方法に対して、特開平5−247993号公報には、低密度ポリエチレンよりなる有底筒形ライニング材を、小さく折り畳んだ状態で既設のマンホール内に挿入し、ライニング材内に加熱スチームを導入して、筒形ライニング材を筒形に復元し、さらには、復元されたライニング材を冷却固化させてマンホール内をライニングする方法が開示されている。このライニング方法では、筒形ライニング材が冷却固化した後に、そのライニング材の底壁にヒーターをのせて軟化させ、軟化状態の底壁を加圧して、マンホール底部のインバートの形状に沿うように加工するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報に開示されたマンホールのライニング方法では、マンホール内に挿入された筒型ライニング材を筒形に復元するための加熱スチームの導入工程と、底壁をマンホール内のインバートに沿った形状にするための加熱工程とが必要になり、施工作業が煩わしく、また、加熱された筒形ライニング材を冷却固化するために長時間を要し、作業性が悪く、道路等の交通遮断時間が長くなるおそれもある。
【0006】
また、筒状ライニング材は、マンホールの内周面に密着した状態になるために、筒状ライニング材の内部と、マンホールに接続された下水管とを連通させる際に、下水管の周囲とライニング材との間に止水材を充填することが容易にできないという問題もある。マンホール内周面に密着された筒状ライニング材とマンホール内周面との間に、マンホールの開口部から裏込め材を充填する場合には、マンホールの底部の下水管の周囲には、裏込め材が確実に充填されないおそれもある。
【0007】
本発明は、このような問題を解決するものであり、その目的は、作業性がよく、道路交通の遮断時間が短く、さらには、マンホールに接続された下水管の周囲を容易に止水処理することができるマンホール内のライニング方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のマンホール内のライニング方法は、マンホールに接続された下水管の端部に嵌合して圧接される円筒状であって下水管内に位置する端面が閉塞された嵌合部と、下水管の周囲のマンホール内周面に沿う平板状のフランジ部とを有する止水具を、マンホール内から下水管に装着する工程と、可撓性を有し複数の補強リブが外側に突出するように設けられている帯状のプロファイルをマンホール内に導入して、そのプロファイルを各補強リブが外側になるようにマンホールの内周面に沿って螺旋状に密着させる工程と、下水管の端面を覆うプロファイル部分に貫通孔を形成して、下水管の周囲のマンホール内周面とプロファイルとの間にまで止水材が各補強リブに沿って回り込むように、その貫通孔から止水材を充填する工程と、止水材が硬化した後に、下水管の内部とプロファイルの内部とが連通するように、プロファイルに開口部を形成して不要な止水材および止水具の嵌合部を除去する工程と、を包含することを特徴とするものであり、そのことにより上記目的が達成される。
【0009】
【作用】
本発明のマンホール内のライニング方法では、予め、下水管の端部に、マンホール内から止水具を装着して、止水具のフランジ部を下水管の周囲のマンホール内周面に密着させるとともに、止水具の円筒状となった嵌合部を下水管内に嵌合させておく。このような状態で、マンホール内に導入される可撓性し複数の補強リブが外側に突出するように設けられている帯状のプロファイルを、各補強リブが外側になるようにマンホール内周面に螺旋状に密着させて、マンホール内周面をプロファイルによってライニングする。その結果、特別な装置等を必要とせずに、マンホール内での簡単な作業によって、マンホール内周面がライニングされる。
【0010】
その後、マンホール内をライニングするプロファイルに、下水管に装着された止水具の嵌合部に対向して貫通孔を形成し、その貫通孔から止水材を充填する。充填される止水材は、止水具の嵌合部内に充填され、各補強リブに沿って回り込むようにして、下水管の周囲のマンホール内周面とプロファイルとの間にも充填される。
【0011】
止水材の充填が終了すると、止水材が硬化され、その後に、止水具と対向するプロファイル部分に開口部が形成されて、止水具内に充填された不要な止水材が取り除かれるとともに、下水管内に配置された止水具の嵌合部が除去される。これにより、プロファイルの内部と下水管との間が連通状態になる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。本発明のマンホール内のライニング方法では、まず、図1および図2に示すように、マンホール10内の底部に形成されたインバート11が撤去される。インバート11は、マンホール10内に連通する相互に対向した一対の下水道12間に直線状に配置された断面半円状の溝部11aと、溝部11aの各側方において、溝部11a側が下側になるように傾斜したマンホール10の底面11bとによって構成されている。溝部11aの各端面は、各下水道12の各端面の下部に整合した状態になっている。
【0013】
このようなインバート11が撤去されると、マンホール10内に連通する各下水管12の端部に、マンホール10内から、止水具30がそれぞれ装着される。図3は、止水具30の一例を示す斜視図である。この止水具30は、図3に示すように、マンホール10の内周面に沿うように湾曲した平板状のフランジ部31と、下水管12の端部内に嵌合されるようにフランジ部31の中央部に円筒状に突出するように設けられた嵌合部32とを有している。
【0014】
嵌合部32は、フランジ部31側の端面が開放されており、突出側の端面が閉塞されている。嵌合部32は、各下水道12内周面に圧接されるような外径を有している。また、フランジ部31には、多数の透孔31aが形成されている。
【0015】
このような止水具30は、例えば、塩化ビニル、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂によって一体成形される。または、木、金属等によって製造してもよい。
【0016】
このような止水具30は、マンホール10内から、下水道12の各端部に、嵌合部32が挿入されて、フランジ部31が各下水道12の端面の周縁部であるマンホール10内周面に圧接される。
【0017】
このような状態になると、図4に示すように、マンホール10の内周面全体が、可撓性を有する帯状のプロファイル20によってライニングされる。
【0018】
図5は、マンホール10内周面に密着されたプロファイル20の断面図である。このプロファイル20は、内面が平坦になった帯板状の基板本体21を有している。この基板本体21の一方の側縁は、基板本体21の厚さ分だけ外側に位置する段差部22に連続している。この段差部22の基板本体21側とは反対側の側縁には、外側に直交状態で屈曲された位置決めリブ23が、プロファイル20の長手方向に沿って設けられている。
【0019】
基板本体21の他方の側縁部は、基板本体21の厚さよりも薄くなったヒンジ部21aを介して、基板本体21の平坦な内面に沿うように折り返された帯板状の折り返し部24になっている。この折り返し部24の側縁部近傍には、基板本体21の内面とは反対方向に突出する嵌合突条25が、長手方向に沿って設けられている。この嵌合突条25は、折り返し部24に対して直交状態で立ち上がった支柱部25aの先端部に断面半円状の挿入部25bが設けられて構成されている。
【0020】
段差部22の基板本体21側の側縁部には、嵌合突条25が嵌入し得る断面形状になった空間部26aを有する嵌合リブ26が、外側に突出するように設けられている。この嵌合リブ26は、空間部26aを取り囲む断面半円環状に外側に突出した嵌合部26bの外側に、段差部22に平行になったフランジ部26cが設けられて構成されている。
【0021】
段差部22の位置決めリブ23と嵌合リブ26との間には、断面T字状の補強リブ27が、段差部22に対して外方に突出するように設けられている。
【0022】
基板本体21における折り返し部25に近接した側縁部には、基板本体21に対して外側に直交状態で延出する当接リブ28が設けられている。この当接リブ28は、外側の先端部に、段差部22側に延出するフランジ部28aが設けられている。基板本体21には、当接リブ28と段差部22との間には、外側に直交状態で突出する一対の断面T字状をした補強リブ29が等しい間隔をあけて設けられている。
【0023】
このような構成のプロファイル20は、可撓性を有するポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル等の合成樹脂によって一体的に成形されており、図6に示すように、下水管12の端部に止水栓30が装着されたマンホール10内に、地上の開口部を通って、連続して供給される。マンホール10内に供給されたプロファイル20の先端部は、マンホール10内の作業員によって、マンホール10の内周面に螺旋状態で押し付けられる。プロファイル20は、折り返し部24が上側になるように、スペーサー40に螺旋状に圧接される。そして、下側に配置された折り返し部24が、上方に回動されて、上側のプロファイル20の段差部22内に嵌合され、折り返し部24の嵌合突条25が、折り返し部24の段差部22の嵌合リブ26の空間部26a内に嵌合される。嵌合リブ26の空間部26a内に嵌合した嵌合突条25は、嵌合部25cが嵌合リブ26内に係止した状態になる。
【0024】
このようにして、マンホール10の内周面に密着されたプロファイル20の上側に、マンホール10に導入されるプロファイル20が隣接して配置されて、マンホール10内周面に密着され、段差部22内に折り返し部24が嵌合される。このような工程が繰り返されることによって、マンホール10の内周面全体にプロファイル20がライニングされる。
【0025】
嵌合リブ26内に嵌合突条25を嵌合させる際には、嵌合リブ26内にウレタン樹脂等の接着剤が塗布される。
【0026】
マンホール10の上部は、上側になるにつれて順次内径が小さくなる円錐台形状になっており、その円錐台形状の下側は内径が一定になった円筒形状になっているために、両者の境界部分において、プロファイル20がマンホール10の内周面に十分に密着するように屈曲できない場合には、マンホール10の円筒形状になった内周面全域をライニングした後に、プロファイル20を一旦切断し、プロファイル20を円錐形状になった上部内周面に密着させて螺旋状に巻回するようにしてもよい。
【0027】
このようにして、図6に示すように、マンホール10の内周面のほぼ全域が、プロファイル20によってライニングされると、止水具30が装着された下水管12に対向するプロファイル部分に、貫通孔39がそれぞれ開設される。そして、各貫通孔39から、低発泡のウレタン樹脂等の止水材40が、プロファイル20と止水具30の嵌合部32内に注入される。各貫通孔39から注入された止水材40は、下水管12の端部に装着された止水具30の嵌合部32内に充填される。そして、さらに、貫通孔39から止水材40が充填されると、止水材40は、止水具30の嵌合部32内から周囲のフランジ部31に沿って流動する。
【0028】
このとき、止水材40は、プロファイル20の各補強リブ27に沿って周方向に移動するとともに、フランジ部31に設けられた各透孔31a内を通って、フランジ部31の両面に沿って流動する。これにより、下水管12の周囲のマンホール10内周面とプロファイル20との間に、止水材40が充填され、止水具30のフランジ部31が止水材内に浸漬された状態になる。このような状態になると、各貫通孔39からの止水材40の注入が終了する。
【0029】
その後、止水材40が硬化すると、図7に示すように、各下水管12の端面に対向するプロファイル20の部分がそれぞれ円形状に取り除かれて開口部38が形成されるとともに、下水管12に対向する不要な止水材40が取り除かれる。さらに、止水具30における各下水管12内に嵌合された嵌合部分32が、フランジ部31から取り除かれる。これにより、プロファイル20の内部と下水管12とが連通した状態になり、しかも、プロファイル20に設けられた開口部38の周囲が止水材40によって止水された状態になる。
【0030】
このような状態になると、マンホール10の底部のプロファイル20内に、コンクリートによってインバート11が構築される。構築されたインバート11には、プロファイル20に形成された各開口部38間に、各開口部38の下端部に整合した断面半円形状の溝部11aが形成される。
【0031】
なお、上記実施例の止水具30は、嵌合部32の周囲のフランジ部31に多数の透孔31aを形成する構成であったが、図8に示すように、フランジ部31に、上下に等しい間隔をあけて、水平方向に延びる複数の突条31bを、嵌合部32の突出方向に突出した状態で形成するようにしてもよい。この場合には、マンホール10の内周面に密着されたプロファイル20と、マンホール10内周面との間に注入される止水材40が、各突条31bに沿って周方向に流動するために、マンホール10内周面とプロファイル20との間に止水材40が容易に充填される。
【0032】
また、上記実施例では、マンホール10の内周面に、プロファイル20を直接密着させる構成であったが、プロファイル20を製管機によって螺旋管に製造して、製造された螺旋管をマンホール内に挿入し、挿入された螺旋管を拡径することによって、マンホール10の内周面に密着させるようにしてもよい。
【0033】
図9は、本発明のマンホールのライニング方法に使用されるプロファイルの他の実施例を示す斜視図である。このプロファイル50は、帯板状の基板本体51と、この基板本体51の背面側の各側縁部にそれぞれ配置された嵌合部52と、各嵌合部52の間の基板本体51の背面に、等しい間隔をあけて配置された複数の補強リブ53とを有している。
【0034】
各補強リブ53は、断面T字状をしており、基板本体51から垂直に立ち上げられた支柱部53aと、この支柱部53aの先端に基板本体51に平行するように設けられたフランジ部53bとを有している。各フランジ部53bは、同一平面内に位置している。
【0035】
各嵌合部52は、基板本体51の各側縁から直角に立ち上げられた立ち上げ部52aと、この立ち上げ部52aの先端から外方に直角に屈曲された連結部52bと、この連結部52bの先端から基板本体51側に直角に屈曲された先端部52cと、を有している。そして、この先端部52cの先端に、立ち上げ部52a側に張り出した突出部52dが設けられている。各嵌合部52の連結部52bは、各補強リブ53のフランジ部53bと同一平面内に位置しており、立ち上げ部52aと先端部52cとの間に凹部52eが形成されている。
【0036】
このようなプロファイル50は、マンホール10の内周面に螺旋状に密着されて、隣接するプロファイル50の各嵌合部52における立ち上げ部52a同士が相互に突き合わされて、図10に示す帯状の嵌合部材60が、相互に突き合わされた一対の嵌合部52に嵌合されることによって、隣接するプロファイル50の側縁部同士が係合状態とされる。
【0037】
帯状の嵌合部材60は、各側縁部に挿入リブ61をそれぞれ有する嵌合断面U字状になっている。各挿入リブ61は、立ち上げ部52a同士が相互に突き合わされた一対の嵌合部52の各凹部52e内にそれぞれ嵌合するようになっている。各挿入リブ61の間には、立ち上げ部52a同士が相互に突き当てられた一対の嵌合部52の先端部52cおよび突出部52dの断面形状に整合する断面形状の凹部62が設けられている。
【0038】
本実施例のプロファイル50は、図11に示すように、マンホール10の内周面に螺旋状に密着されて、隣接するプロファイル50の各嵌合部52の立ち上げ部52a同士が突き当てられた状態になると、マンホール10内に入り込んだ作業員によって、帯状の嵌合部材60の各挿入リブ61が、各嵌合部52の凹部52e内に挿入されて、各嵌合部52の先端部52cおよび突出部52dが、嵌合部材60の凹部62内に嵌合される。これにより、図12に示すように、相互に隣接するプロファイル50同士が係合された状態になる。
【0039】
【発明の効果】
本発明のマンホールのライニング方法は、このように、マンホール内に可撓性を有し複数の補強リブが外側に突出するように設けられている帯状のプロファイルを導入して、各補強リブが外側になるようにマンホール内周面に螺旋状に密着させるだけで、マンホール内周面をライニングすることができるために、加熱や冷却のための特別な装置等を必要とせず、しかも、マンホール内での作業も簡単であり、作業効率は著しく向上する。さらに、マンホールに接続された下水管には、止水具を装着して、プロファイル内から止水具とプロファイルとの間に止水材を充填し、各補強リブに沿って回り込ませることによって、下水管の周囲にも容易に止水材を充填することができ、下水管とプロファイルとの連通部分の止水が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマンホール内のライニング方法の実施例における一工程を示すマンホール縦断面図である。
【図2】そのマンホールの異なる角度の縦断面図である。
【図3】そのライニング方法に使用される止水具の一例を示す斜視図である。
【図4】そのライニング方法の他の工程を示すマンホールの縦断面図である。
【図5】そのライニング方法に使用されるプロファイルの横断面図である。
【図6】そのライニング方法によりプロファイルによってライニングされたマンホールの縦断面図である。
【図7】そのライニング方法によってライニングが完了した状態のマンホール縦断面図である。
【図8】本発明のライニング方法に使用される止水具の他の実施例の斜視図である。
【図9】本発明のライニング方法に使用されるプロファイルの他の実施例の斜視図である。
【図10】そのプロファイルとともに使用される嵌合部材の斜視図である。
【図11】そのプロファイルおよび嵌合部材の使用状態を説明するための要部の斜視図である。
【図12】そのプロファイルおよび嵌合部材の使用状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 マンホール
11 インバート
11a 溝部
11b 底面
12 下水道
20 プロファイル
21 基板本体
22 段差部
25 嵌合突条
26 嵌合リブ
30 止水具
31 フランジ部
32 嵌合部
40 止水材
Claims (1)
- マンホールに接続された下水管の端部に嵌合して圧接される円筒状であって下水管内に位置する端面が閉塞された嵌合部と、下水管の周囲のマンホール内周面に沿う平板状のフランジ部とを有する止水具を、マンホール内から下水管に装着する工程と、
可撓性を有し複数の補強リブが外側に突出するように設けられている帯状のプロファイルをマンホール内に導入して、そのプロファイルを各補強リブが外側になるようにマンホールの内周面に沿って螺旋状に密着させる工程と、
下水管の端面を覆うプロファイル部分に貫通孔を形成して、下水管の周囲のマンホール内周面とプロファイルとの間にまで止水材が各補強リブに沿って回り込むように、その貫通孔から止水材を充填する工程と、
止水材が硬化した後に、下水管の内部とプロファイルの内部とが連通するように、プロファイルに開口部を形成して不要な止水材および止水具の嵌合部を除去する工程と、
を包含することを特徴とするマンホール内のライニング方法。
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JP28209894A JP3545818B2 (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | マンホール内のライニング方法 |
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JPH08144305A JPH08144305A (ja) | 1996-06-04 |
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1994
- 1994-11-16 JP JP28209894A patent/JP3545818B2/ja not_active Expired - Fee Related
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