JPH0721411Y2 - 乗物客室内ディスプレイ装置 - Google Patents

乗物客室内ディスプレイ装置

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JPH0721411Y2
JPH0721411Y2 JP748390U JP748390U JPH0721411Y2 JP H0721411 Y2 JPH0721411 Y2 JP H0721411Y2 JP 748390 U JP748390 U JP 748390U JP 748390 U JP748390 U JP 748390U JP H0721411 Y2 JPH0721411 Y2 JP H0721411Y2
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JP
Japan
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light
vehicle
optical fiber
display device
special
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JP748390U
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JPH0399655U (ja
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恵教 柏原
正敏 石田
俊久 道祖田
Original Assignee
東急車輌製造株式会社
伊豆急行株式会社
オーヤマ照明株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、乗物客室内ディスプレイ装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種類の乗物客室内での乗客向けサービスとし
ては、視覚機器を用いて映写、テレビジョン等によるも
のがあるが、光ファイバによって形づくられる図形また
は特殊光線の照射による映像を、乗物客室天井を使用し
て映し出すものは無かった。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述した従来の視覚機器による乗物客室内での乗客への
サービスは、機器の設置場所が限定されるため、映像が
小形となって乗客の位置によっては見づらかったりする
という欠点がある。
本考案の目的は、従来映像サービス用として使用されて
いない乗物客室内天井を使用して、あらかじめ設定され
たプログラムにもとづき、光ファイバによりつくり出さ
れる図形および特殊光線により映し出される映像による
「光の演出」のサービスを可能とするディスプレイ装置
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の乗物客室内ディスプレイ装置は、請求項1の考
案は乗物客室内の天井板の表面上に点図形を構成するよ
うに設定された複数の点のそれぞれの位置に、1本ずつ
端末を露出させて埋設された光ファイバと、前記光ファ
イバに演出プログラム光を供給する光源装置とを有して
おり、請求項2は、さらに、乗物外部の照度が所定レベ
ル以下となったとき検出信号を出力する光センサを有
し、光源装置は該検出信号により起動されて所定の演出
プログラム光を供給するものである。
請求項3は、請求項1の光ファイバと光源装置の他に、
前記天井板の表面上に特殊光線の照射により可視光を発
する特殊塗料で描かれた、その他の光線によっては不可
視の図形と、前記図形に演出プログラムに従って特殊光
線を照射する照明装置とを有しており、請求項4は、さ
らに、乗物外部の照度が所定レベル以下となったとき検
出信号を出力する光センサを有し、該検出信号により起
動されて光源装置は所定の演出プログラム光を出力し、
また、照明装置は演出プログラムに従って特殊光線を照
射するものである。
〔作用〕
請求項1は、客室内の天井板表面上に複数の光ファイバ
端末を、点図形を構成するようにそれぞれ露出させてお
いて、この光ファイバに光源装置より光を送出する。こ
の光の点滅、輝度、色や、光ファイバ端末の選択など
を、予め設定した演出プログラムに従って制御すること
により、動的効果など「光の演出」をつくり出すもので
ある。
請求項2は、請求項1についてさらに、乗物がトンネル
内に進入して乗物外部が暗くなったことを光センサで検
出して、その検出信号により光源装置を起動させ、各ト
ンネル毎にそれぞれ対応する演出プログラムを呼出して
「光の演出」を行うものである。
請求項3は、上述した光ファイバによる図形の他に、天
井板表面に特殊光線の照射に対してのみ可視光を発する
特殊塗料で描かれた図形が、演出プログラムに従って照
明装置から特殊光線を照射されることにより、可視光を
発光して可視状態となる。その結果、同一天井板上で両
図形が共同して「光の演出」を行うことができる。
請求項4は、請求項3についてさらに、請求項2と同様
の光センサを用いて乗物がトンネル内に進入したことを
検出して光源装置と照明装置とを起動させ、各トンネル
毎に対応する、光ファイバによる演出プログラム光と特
殊光線による図形の映し出しとを併用した「光の演出」
を行うものである。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図(a)は本考案の乗物客室内ディスプレイ装置の
請求項1に対応する一実施例を用いた乗物客室7の天井
部分の走行方向に直角な断面図、第1図(b)は天井板
1に設けられた光ファイバ3の状態を示す部分図、第3
図は請求項3に対応する天井板1を下方から見た図であ
る(請求項1に対してはブラックライト制御装置5aと映
像12を除き他は同様)。
天井板1は、乗物客室7の屋根8の内側に乗物客室7の
全長に亘って設けられたほぼ円弧状の凹凸の無い内張り
で、所望の図形を構成するように配置された多数の小孔
2の中に、光ファイバ3の端末が1本ずつ天井板1の表
面に露出するように接着材4で固着されている。光ファ
イバ3は、複数個の光ファイバ束3aに束ねられ、その束
3aの端面は、複数個の演出プログラム光を供給する光源
装置11に光学的に接続する。該光源装置11は、第3図に
示すように、乗物客室天井部の隅に設けられている。な
お、符号9は天井間接照明灯、符号10は下面照明灯、符
号6はこれらの灯具カバー、符号14は一般照明灯制御装
置を示し、乗物客室7の一般照明用に設けられたもので
ある。
次に、本実施例の動作について説明する。
外部の明暗に応じて一般照明灯制御装置14により天井用
間接照明灯9、下部照明灯10を減光した状態とし、前記
光源装置11を起動させ、該光源装置11から送られた演出
プログラム光によって、第3図のうち、光ファイバ3の
端末は天井板1の全面に亘り図形、輝度、色の種々に異
なる動きのあるディスプレイを映し出し、「光の演出」
が行われる。
第4図(a)は請求項2の一実施例の有する光センサー
13と光源装置11および一般照明灯制御装置14との構成を
示すブロック図である。
通常走行時には、天井用間接照明灯9と下面照明灯10が
100%点灯し、その他の負荷はオフの状態にある。乗物
が演出すべきトンネル内に進入すると、光センサー13が
照度の低下を検出して検出信号を一般照明灯制御装置14
と光源装置11に送出する。そこで、一般照明灯制御装置
14は天井用間接照明灯9を0%まで、下面照明灯10を50
%まで、それぞれ徐々に暗くさせ、同時に演出プログラ
ム光を光ファイバ3に送出して「光の演出」を始める。
そして乗物がトンネルを出ると演出を終り、天井用間接
照明灯9と下面照明灯10とを100%点灯に復帰させる。
このようにして、各トンネル毎に自動的にそれぞれ対応
する「光の演出」を行うことができる。
第2図は、請求項3に対応する一実施例を用いた乗物客
室7の天井部分の走行方向に直角な断面図である。
天井板1には、前記の光ファイバ3が設けられている他
に、特殊光線にのみ感光して蛍光を発する特殊塗料によ
って画像が描かれている。演出プログラムに従って特殊
光線を照射する照明装置を構成するブラックライト5
は、天井板1の長手方向の両側下端部に設けられた灯具
台6aの上に、また、ブラックライト制御装置5aは乗物客
室天井部の隅に設けられている。次に、本実施例の動作
について説明する。
外部の明暗に応じて一般照明灯制御装置14により天井用
間接照明灯9、下面照明灯10を減光した状態とし、ブラ
ックライト5により前記特殊光線を前記天井板1の表面
に描かれた画像に照射すると、前記画像の照射された部
位が発光する。この場合、演出プログラムにより、特殊
光線を天井板1全体に照射したり、あるいは部分的に照
射したりすることにより、異なった種類の映像12を作る
ことができる。
これと同時に、前記実施例と同様に光ファイバ3の発光
を組合わせて行うと、第3図に示すように該光ファイバ
3により映し出される動きのある図形、輝度や色の変化
する画像が同時に乗物客室内の天井板1に映し出され、
両者相俟って「光の演出」が行われる。
第4図(b)は請求項4の有する光センサ13と光源装置
11および各制御装置5,14との構成を示すブロック図であ
る。
請求項2の場合と同様に、光センサ13により乗物がトン
ネル内に進入する毎に一般照明灯制御装置14は天井間接
照明灯9と下面照明灯10を減光させるとともに、光源装
置11およびブラックライト制御装置5aによりブラックラ
イト5を起動させて、光ファイバ3による演出プログラ
ム光と特殊光線による映像の映し出しとの併用による
「光の演出」が行われる。
なお、請求項1および4のいずれにおいても、光センサ
13による自動制御の代りに、操作器(不図示)を用いて
外部の照度とは無関係に、手動操作により「光の演出」
を行わせることもできる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の請求項1は、乗物客室内天
井板表面に光ファイバ端末を点図形を構成するように配
置して、これに光源装置から演出プログラム光を送出す
ることにより、図形の輝度や色、あるいは光ファイバの
選択位置の変化による動画効果を得ることができ、ま
た、請求項3は上述した光ファイバによる点図形の他
に、特殊光線の照射によってのみ可視光を発する特殊塗
料で図形を描いて、これに特殊光線を照射させることに
より図形を現出させ、両者が相俟って「光の演出」とい
う新しいディスプレイによるサービスを乗客に提供する
ことができる効果がある。また、請求項2および4は、
それぞれ請求項1と請求項3に対応して、乗物外部の照
度を検出する光センサを使用して、乗物がトンネル内に
進入する毎に所定の「光の演出」を始め、トンネルから
出されるときに終らせることにより、自動的に「光の演
出」サービスを提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の請求項1に対応する一実施例を
用いた乗物客室天井部分の走行方向に直角な断面図、第
1図(b)は天井板に固着されている光ファイバ部分の
構造を示す拡大図、第2図は本考案の請求項2に対応す
る一実施例を用いた乗物客室天井部分の走行方向に直角
な断面図、第3図は、乗物客室天井板を下方から見た平
面図、第4図(a)は請求項2の光センサと光源装置と
の構成を示すブロック図、第4図(b)は請求項4の光
センサと光源装置および照明装置との構成を示すブロッ
ク図である。 1…天井板、2…小孔、3…光ファイバ、3a…光ファイ
バ束、4…接着材、5…ブラックライト、5a…ブラック
ライト制御装置、6…灯具カバー、6a…灯具台、7…乗
物客室、8…屋根、9…天井用間接照明灯、10…下面照
明灯、11…光源装置、12…映像、13…光センサ、14…一
般照明灯制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石田 正敏 静岡県伊東市八幡野1151 伊豆急行株式会 社鉄道営業部内 (72)考案者 道祖田 俊久 東京都杉並区宮前1丁目1番21号 オーヤ マ照明株式会社技術部内 (56)参考文献 実開 昭58−30537(JP,U) 実開 昭60−188658(JP,U) 実開 昭61−24908(JP,U) 実開 昭60−160404(JP,U) 実公 昭42−14356(JP,Y1)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗物客室内の天井板の表面上に点図形を構
    成するように設定された複数の点のそれぞれの位置に、
    1本ずつ端末を露出させて埋設された光ファイバと、 前記光ファイバに演出プログラム光を供給する光源装置
    とを有する乗物客室内ディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】乗物外部の照度が所定レベル以下となった
    とき検出信号を出力する光センサを有し、光源装置は該
    検出信号により起動されて所定の演出プログラム光を供
    給する請求項1記載の乗物客室内ディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】天井板の表面上に特殊光線の照射により可
    視光を発する特殊塗料で描かれた、その他の光線によっ
    ては不可視の図形と、 前記図形に演出プログラムに従って特殊光線を照射する
    照明装置とを有する請求項1記載の乗物客室内ディスプ
    レイ装置。
  4. 【請求項4】乗物外部の照度が所定レベル以下となった
    とき検出信号を出力する光センサを有し、該検出信号に
    より起動されて光源装置は所定の演出プログラム光を出
    力し、また、照明装置は演出プログラムに従って特殊光
    線を照射する請求項3記載の乗物客室内ディスプレイ装
    置。
JP748390U 1990-01-31 1990-01-31 乗物客室内ディスプレイ装置 Expired - Lifetime JPH0721411Y2 (ja)

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JPH0399655U JPH0399655U (ja) 1991-10-18
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101282078B1 (ko) * 2012-12-24 2013-07-17 서동신 차량용 무드등
KR200472446Y1 (ko) * 2011-12-15 2014-04-30 대성전기공업 주식회사 룸램프 유니트

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200472446Y1 (ko) * 2011-12-15 2014-04-30 대성전기공업 주식회사 룸램프 유니트
KR101282078B1 (ko) * 2012-12-24 2013-07-17 서동신 차량용 무드등

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