JP2003172898A - 物体色表示装置 - Google Patents

物体色表示装置

Info

Publication number
JP2003172898A
JP2003172898A JP2001371103A JP2001371103A JP2003172898A JP 2003172898 A JP2003172898 A JP 2003172898A JP 2001371103 A JP2001371103 A JP 2001371103A JP 2001371103 A JP2001371103 A JP 2001371103A JP 2003172898 A JP2003172898 A JP 2003172898A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
display device
color display
opening
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001371103A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4227328B2 (ja
Inventor
Shigeki Yoshida
茂樹 吉田
Hitoo Takada
仁夫 高田
Yukihiro Fuchita
幸浩 渕田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurabo Industries Ltd
Kurashiki Spinning Co Ltd
Original Assignee
Kurabo Industries Ltd
Kurashiki Spinning Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurabo Industries Ltd, Kurashiki Spinning Co Ltd filed Critical Kurabo Industries Ltd
Priority to JP2001371103A priority Critical patent/JP4227328B2/ja
Publication of JP2003172898A publication Critical patent/JP2003172898A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4227328B2 publication Critical patent/JP4227328B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 物体の表面状態を広い色域で再現する物体色
表示装置を提供する。 【解決手段】 物体色表示装置は、少なくとも4色の複
数のLEDを備える光源と、光源の複数のLEDの各々
の光量を任意に調節できる光量調整装置と、光源の各L
EDが発生した光束を1個所に集める集光光学系と、前
記の光源、光量調整装置および集光光学系を内部に設置
し、集光光学系による集光個所に第1の開口部を設け、
かつ、第1の開口部と別の位置に第2の開口部を設けた
箱とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象物の色再現に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷や染色などによって色を表わす場
合、実際に紙、布帛などに印刷や染色などをする前にそ
の色を簡便に評価できることが望まれている。この場
合、対象物の質感(素材感など)も含めて物体色を提示
できることが望ましい。そこで、質感も含めて評価する
ため、白色などの被観察物体に色光を照らして物体色を
仮想的に提示する装置が提案されている。たとえば布帛
の上の色を提示する場合、白色の布帛に色光を照らし
て、仮想的に布帛の色を表現するとともに、対象物(布
帛)の表面状態(質感)をも表現する。
【0003】たとえば、特開平10−285411号公
報に記載された画像情報表示装置では、評価を簡便に行
うため、原画像の画像データに対応する発光画像を生成
し、筐体内の取付板上に置いた対象物(白色の紙、布帛
など)に投影し結像して、仮想的に対象物上に絵柄を付
す。この表示装置では、ディジタルカメラなどから入力
される画像信号を基に、原画像表示用の電気信号を発生
し、CRT,LCDなどの画像形成部により、空間的に
広がりをもつ発光画像(光学的画像情報)を対象物に投
影する。そして、その画像を反射像として観察して対象
物の絵柄と質感を認識する。また、特開平11−144
025号公報に記載された物体色付け装置では、質感と
物体色を分離して評価するために、2つの光源を用い
る。予め定めた分光分布の光源で光を被観察物体に射出
するとともに、任意の色の別の光源の光を同時に目視す
ることで被観察物体に色付けがなされたように目視され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】特開平11−144
025号公報に記載された物体色付け装置では、2つの
光源を用いるため、任意の色を生成するには不十分であ
る。たとえば、蛍光灯下の白色物体を赤色に変更する場
合、光合成により仮想的に色を生成しているため、赤味
方向に色を生成することはできるが、白色と赤色の混合
色としかなりえない。また、蛍光灯下の赤色物体を青色
に変更する場合や、赤色照明下の物体を青色に変更する
場合、色相が異なる色への変更は不可能である。また、
特開平10−285411号公報に記載された画像情報
表示装置では、陰極線管(CRT)、液晶表示装置(L
CD)などで画像を投影している。しかし、CRT、L
CDなどの2次元発光デバイス、液晶型画像投影装置な
どの既存デバイスにおける色生成においては、色域の表
現に限界があり、実在する自然界の色全てを生成するこ
とができない。したがって、生成された反射像の色域に
おいても、これらのデバイスで生成された以上、限界が
あり、任意の色を生成するには不十分である。また、物
体色付け装置は、簡便に使用できることが望まれる。
【0005】この発明の目的は、物体の表面状態を広い
色域で再現する物体色表示装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る物体色表示
装置は、光源の複数のLEDの各々の光量を任意に調節
できる光量調整装置と、光源の各LEDが発生した光束
を1個所に集める集光光学系と、前記の光源、光量調整
装置および集光光学系を内部に設置し、集光光学系によ
る集光個所に第1の開口部を設け、かつ、第1の開口部
と別の位置に第2の開口部を設けた箱とからなる。第1
の開口部に被測定物を置いて任意の色光で照明すること
により、広い色域で任意の物体色を仮想的に表現でき
る。前記の物体色表示装置において、好ましくは、前記
の光源は、少なくとも4色の複数のLEDを備える。前
記の物体色表示装置において、好ましくは、さらに、前
記の光源が発生した光束を第1の開口部のほうに反射す
るミラー(反射ミラー、凹面鏡など)を、前記の集光光
学系と前記の第1の開口部の間に設置する。前記の物体
色表示装置において、好ましくは、前記の光源が発生し
た光束を第1の開口部のほうに反射するビームスプリッ
タを前記の集光光学系と前記の第1の開口部の間に設置
し、さらに、前記のビームスプリッタを透過した光を反
射する反射板を設け、反射板により反射された光をビー
ムスプリッタにより第2の開口部の方に反射する。前記
の物体色表示装置において、好ましくは、さらに、光束
を拡散する拡散部材を、前記の光源が発生した光束の光
路に挿入する。前記の物体色表示装置において、好まし
くは、前記の箱は、前記の第2の開口部に、さらに、外
部からの光を侵入させずに、箱の内部からの光を外方向
に案内する案内部を付加する。前記の物体色表示装置に
おいて、好ましくは、さらに、光量調整可能な補助光源
を、箱内に、第1の開口部に光を照射する位置に設け
る。これにより、対象物に着色光を照射し、物体色を表
現するとともに、着色光とは異なる角度からその対象物
に照射し、表面状態(素材感)を表現する。前記の物体
色表示装置において、好ましくは、さらに、箱内におい
て、リファレンスチャートを第1開口部の近傍に設け、
かつ、このリファレンスチャートを照射する光量調整可
能な光源を設ける。前記の物体色表示装置において、前
記の集光光学系は、たとえば積分球である。前記の物体
色表示装置において、前記の集光光学系は、たとえば多
分岐光ファイバを備える。また、前述の種々の構成要素
は、可能な限り組み合わせることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態を説明する。図1は、第1の実施形態の
物体色表示装置を図式的に示す。細長い直方体形状の箱
10の内部に、長手方向の1端部に、着色用の光を発生
する光源12が設置される。光源12は、4色以上の複
数のLED14と、各LED14の光量を任意に調節す
る光量調整装置16と、各LEDの光束を1個所に集め
る集光レンズ18とを含む。光量調整装置16によりL
ED14の発光量を調整して、異なる色光を混合するこ
とにより、任意の色光を発生する。操作部20が、目標
色を設定するため箱10の外側に設けてある。操作部2
0での設定に応じて光量調整装置16はLED14を制
御して色を変化できる。また、箱10の光源12に対向
する1平面を構成する平板部22に、開口部であるサン
プル窓24が設けられる。集光レンズ18は、LED1
4で発生された光をサンプル窓24の位置に集光する。
集光レンズからサンプル窓24までの光路は、小型化の
ため折り曲げてもよい。さらに、箱の側部の、サンプル
窓24が見える位置に、第2の開口部である観察窓28
が設けられる。箱10の平板部22を対象物(たとえば
白の布帛)30の上に置くと、サンプル窓24の位置の
対象物30に光が集光される。操作部20により設定さ
れる任意の色光で、サンプル窓24に置かれた対象物3
0を照明することにより、対象物30の物体色を仮想的
に質感を持って表現する。サンプル窓24の位置の対象
物30からの反射光は、観察窓28で観察される。こう
して、対象物30の仮想的な色と表面状態(質感)を評
価できる。
【0008】図2は、物体色表示装置の光量調整装置1
6の構成を示す。光量調整装置16についてさらに説明
すると、まず、操作部20において、目的となる物体色
の情報を入力する。操作部20から入力された設定値を
目標色入力部160で受け取り、多原色値変換部162
で多原色信号値に変換し、さらに、多原色信号値を階調
数に量子化する。多原色信号値は、表示素子である各L
ED14の輝度を表わすものであり、駆動部164によ
り各LED14の輝度を制御する。こうして、ユーザー
が操作部20で目的となる物体色の情報を入力すると、
その場で、欲しい色がすぐに得られる。
【0009】この物体色表示装置では、多原色(4色以
上)のLED14を用いて色域を拡大する。従来のRG
Bの3色のLEDを用いた色生成においては、色域の表
現に限界があり、実在する自然界の色全てを生成するこ
とができない。色度図の馬蹄形により近づくように多数
の色光を選べば、いままで3原色による加法混色では作
れなかった色まで作れる。たとえば、図3のu'−v'図
に示すように、RGBの色域の境界上またはその範囲外
にある7色の原色を用いて、加法混色の法則に従って、
各色の色度値を頂点とする多角形内部の色を表す。多色
で表示を行うので、色域は色三角形でなく多角形とな
り、より複雑な広い色域を再現できる。特に、反射物体
のもつ色を再現するため、自然界の反射物体がもつ色域
(Pointer's gamut)内の色をできるだけ多く表示でき
るようにする。また、自然界の反射物体がもつ色域内の
色をすべて表示することも容易に実現できる。なお、図
3には、比較のため、CRTやNTSCの色域も示し
た。
【0010】図1に示した物体色表示装置は、基本的な
装置である。以下では、この装置を変形した種々の装置
を説明する。
【0011】図4は、反射ミラーを用いて光路を折り返
した物体色表示装置を図式的に示す。図1に示した物体
色表示装置と比較すると、反射ミラー32が、箱10の
中で、LED14からの光の光路中に、光路に対して斜
めに設置されており、それに伴って、サンプル窓の位置
が異なっている。反射ミラー32により反射された光
は、箱10の側部に設けたサンプル窓24’の位置に集
光される。また、観察窓28は、サンプル窓24’に対
向する位置に設けられる。こうして、サンプル窓24に
置かれた対象物30を照明することにより、仮想的に任
意の対象物の色を表現し、サンプル窓24’の位置の対
象物30からの反射光を観察窓28で観察する。
【0012】図5は、反射ミラーの代わりにビームスプ
リッタ34を用いて光路を折り返した物体色表示装置を
図式的に示す。図1に示した物体色表示装置と比較する
と、ビームスプリッタ34が、箱10の中の光路中に、
光路に対して斜めに設置されており、光を90°折り返
す。それに伴って、サンプル窓24’の位置が異なる。
反射ミラー30により反射された光は、箱10の側部に
設けたサンプル窓24’の位置に集光される。また、観
察窓28は、サンプル窓24’に対向する位置に設けら
れる。サンプル窓24’に置かれた対象物30を照明す
ると、サンプル窓24’の位置の対象物30から反射さ
れた光はビームスプリッタ34を透過して、観察窓28
から外に出て行く。こうして、仮想的に任意の対象物の
色を表現し、サンプル窓24の位置の対象物30からの
反射光を観察窓28で観察する。
【0013】図6は、反射ミラーの代わりに凹面鏡36
を用いて光路を折り返した物体色表示装置を図式的に示
す。図1に示した物体色表示装置と比較すると、箱10
の中の光路中に凹面鏡36が設置されており、それに伴
って、サンプル窓24’の位置が異なる。凹面鏡36は
集光レンズからの光を反射し、箱10の側部に設けたサ
ンプル窓24の位置に反射光を集光する。観察窓28
は、サンプル窓24に対向する位置に設けられる。こう
して、サンプル窓24に置かれた対象物30を照明する
ことにより、仮想的に任意の対象物の色を表現し、サン
プル窓24の位置の対象物30からの反射光を観察窓2
8で観察する。
【0014】次に、集光光学系に加えて拡散光学系を設
けた実施形態について説明する。図7は、反射ミラーを
用いて光路を折り返した図4に示した物体色表示装置
に、さらに拡散板38を設けたものである。集光レンズ
18の近くに、集光レンズ18から出た光を拡散する拡
散板38が設置される。これにより、複数のLED14
からの光は拡散板38により拡散されるので、対象物に
到達する光がさらに均一になる。
【0015】図8は、拡散反射板を用いた物体色表示装
置を図式的に示す。図4に示した物体色表示装置と比較
すると、箱10の中の光路中に、反射ミラー30の代わ
りに、拡散反射板40が設置される。拡散反射板40
は、光を反射しかつ拡散する。これにより、複数のLE
D14からの光は、拡散反射板40により拡散されるの
で、対象物に到達する光がさらに均一になる。
【0016】次に、ビームスプリッタ方式による光量を
向上した実施形態について説明する。図9は、ビームス
プリッタ42と反射板44を用いた物体色表示装置を図
式的に示す。図5に示した物体色表示装置と比べると、
ビームスプリッタ42は、集光レンズ18からの光を部
分的に透過する。透過した光は、集光位置に設けた反射
板44により反射され、さらにビームスプリッタ42に
より部分的に反射されて観察窓28のほうに折り返され
る。これにより観察窓に到達する光量が増大する。反射
板44として、拡散反射板を用いると、光が拡散される
効果もある。
【0017】図10に示した物体色表示装置では、図9
に示した物体表示装置に、さらに拡散板38を集光レン
ズ18の近くにの光路に挿入する。拡散板38は、集光
レンズ18から出た光を拡散するので、対象物に到達す
る光がさらに均一になる。
【0018】次に、外乱光防止対策について説明する。
図11は、のぞき窓を設けた物体色表示装置を図式的に
示す。反射ミラーを用いた図4の物体色表示装置と比較
すると、観察窓の位置に、サンプル窓24’からの反射
光を案内する光案内部46と開口部48からなるのぞき
窓を設ける。開口部48は、眼の大きさに相当する大き
さである。のぞき窓を設けることにより、外部から装置
内に入る光が少なくなる。
【0019】図12は、ファインダーを設けた物体色表
示装置を図式的に示す。反射ミラーを用いた図4の物体
色表示装置と比較すると、観察窓の位置に、さらにファ
インダー50を設け、ファインダー50内のミラー52
により、サンプル窓24’からの反射光を反射して、フ
ァインダーの開口部で観察する。ファインダー50を設
けることにより、外部からの光は、装置内に入りにくく
なる。
【0020】図13は、ブラックスクリーンを設けた物
体色表示装置を図式的に示す。のぞき窓を用いた図11
の物体色表示装置と比較すると、のぞき窓の開口部の位
置に、外光の反射を防ぐブラックスクリーン54を設け
る。サンプル窓からの反射光をレンズで50によりブラ
ックスクリーン54の位置に集光し、対象物の像をブラ
ックスクリーン54に表示する。ブラックスクリーン5
4を用いるので、外部からの光が装置内に入りにくくな
る。
【0021】次に、補助照明およびリファレンス照明を
用いた装置について説明する。着色された対象物(紙、
布帛など)の場合、鏡面反射部分では観察光源の色その
ものが観察される。しかし、対象物(白色の紙、布帛な
ど)に着色光源からの光を照射して仮想的に物体色を表
現する場合、対象物の鏡面反射部分では着色光源の色そ
のものが観察される。このため、対象物の表面状態の見
え方が、着色用光源の色の影響を受け、不自然になる。
また、特開平10−285411号公報の色比較装置の
ように、対象物からの反射像に着色光源の光を合成する
場合、対象物に鏡面反射成分がある場合、鏡面反射成分
に着色光源の光が混合されてしまう。このため、本来は
鏡面反射成分では対象物を照明する観察光源の色(反射
光)が見えなければならないのに、不自然な表面状態が
観察される。そこで、そのような不自然さをなくすこと
が望ましい。
【0022】図14に示す物体色表示装置では、さら
に、素材感を強調するための補助照明を追加する。図1
に示した物体色表示装置と比較すると、さらに、表面状
態表現用の補助照明56がサンプル窓24の近傍に設置
され、サンプル窓24の対象物に照射する。この補助照
明56を光源12と独立して設けるので、補助照明56
の光の色が独立して設定できる。また、補助照明56の
光量は調整可能である。こうして、対象物に着色光を照
射し、物体色を表現するとともに、着色光とは異なる角
度からその対象物に照射する。補助照明56の光を適当
に設定すると、対象物における鏡面反射の部分が、光源
12の色の影響を受けずに自然な色として観察できる。
したがって、表面状態(素材感)をより適切に表現でき
る。
【0023】図15は、色を正確に認識するため、補助
照明の代わりにリファレンス照明を追加した物体色表示
装置を示す。図1に示した物体色表示装置と比較する
と、さらに、リファレンスチャート(たとえばグレース
ケール)58が、サンプル窓24の近傍に、観察窓28
から観察できる位置に設置され、さらに、レファレンス
表示用のリファレンス照明60がリファレンスチャート
58を照射する位置に設けられる。リファレンス照明6
0の光は対象物を照射しないようにする。リファレンス
照明60の光量は調整可能である。観察窓28から見る
観察者には、対象物30の他に、リファレンスチャート
58が視野に入る。両者を比較することより、対象物の
色などが評価しやすくなる。
【0024】次に、集光光学系を用いない実施形態につ
いて説明する。図16は、積分球を用いた物体色表示装
置を示す。複数のLED14からの出射光を、積分球6
2内で拡散して、サンプル窓24'においた対象物30
に照射する。
【0025】図17は、光ファイバーを用いた物体色表
示装置を示す。この装置では、集光レンズを用いる代わ
りに、複数のLED14からの出射光を、他分岐光ファ
イバ64の多分岐の端66で集め、光ファイバの他端6
8から、光ファイバ内で混合された光をサンプル窓24
のほうに照射する。
【0026】
【発明の効果】第1の開口部に被測定物を置いて任意の
色光で照明することにより、広い色域で任意の物体色を
仮想的に表現できる。反射用のミラーもしくはビームス
プリッタを用いることにより、物体色表示装置の形状を
多様化できる。さらに、拡散光学系を設けることによ
り、生成する色光をより均一にする。さらに、観察のた
めの案内部を付加することにより、外乱光を防止でき
る。さらに補助光源を設けることにより、対象物の質感
がよく再現できる。さらに、リファレンスチャートを同
時に観察でできるので、対象物がより正確に評価でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 集光光学系方式の物体色表示装置の図式的断
面図
【図2】 電子色票システムの構成を示すブロック図
【図3】 多原色LEDによる色域を示すu'−v'色度
【図4】 集光光学系・反射ミラー折り返し方式の物体
色表示装置の図式的断面図
【図5】 集光光学系・ビームスプリッタ方式の物体色
表示装置の図式的断面図
【図6】 集光光学系(凹面鏡)方式の物体色表示装置
の図式的断面図
【図7】 集光光学系・拡散板挿入・反射ミラー方式の
物体色表示装置の図式的断面図
【図8】 集光光学系・拡散反射板方式の物体色表示装
置の図式的断面図
【図9】 集光光学系・ビームスプリッタ・拡散反射板
挿入方式の物体色表示装置の図式的断面図
【図10】 集光光学系・拡散板挿入・ビームスプリッ
タ・反射方式の物体色表示装置の図式的断面図
【図11】 集光光学系・反射ミラー方式、覗き窓付の
物体色表示装置の図式的断面図
【図12】 集光光学系・反射ミラー方式、ファインダ
ー付の物体色表示装置の図式的断面図
【図13】 集光光学系・反射ミラー方式、ブラックス
クリーン付の物体色表示装置の図式的断面図
【図14】 集光光学系方式、補助照明付の物体色表示
装置の図式的断面図
【図15】 集光光学系方式、リファレンス照明付の物
体色表示装置の図式的断面図
【図16】 積分球方式の物体色表示装置の図式的断面
【図17】 光ファイバー方式の物体色表示装置の図式
的断面図
【符号の説明】
10 箱、 12 光源、 14 LED、 1
6 光量調整装置、18 集光レンズ、 20 操作
部、 24 サンプル窓、 28 観察窓、 3
0 対象物(たとえば白の布帛)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渕田 幸浩 大阪府寝屋川市下木田町14番5号 倉敷紡 績株式会社技術研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のLEDを備える光源と、 光源の複数のLEDの各々の光量を任意に調節できる光
    量調整装置と、 光源の各LEDが発生した光束を1個所に集める集光光
    学系と、 前記の光源、光量調整装置および集光光学系を内部に設
    置し、集光光学系による集光個所に第1の開口部を設
    け、かつ、第1の開口部と別の位置に第2の開口部を設
    けた箱とからなる物体色表示装置。
  2. 【請求項2】 前記の光源は少なくとも4色の複数のL
    EDを備えることを特徴とする請求項1に記載された物
    体色表示装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記の光源が発生した光束を第
    1の開口部のほうに反射するミラーを、前記の集光光学
    系と前記の第1の開口部の間に設置したことを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載された物体色表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記の光源が発生した光束を第1の開口
    部のほうに反射するビームスプリッタを前記の集光光学
    系と前記の第1の開口部の間に設置し、さらに、前記の
    ビームスプリッタを透過した光を反射する反射板を設
    け、反射板により反射された光をビームスプリッタによ
    り第2の開口部の方に反射することを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載された物体色表示装置。
  5. 【請求項5】 さらに、光束を拡散する拡散部材を、前
    記の光源が発生した光束の光路に挿入したことを特徴と
    する請求項1から請求項4のいずれかに記載された物体
    色表示装置。
  6. 【請求項6】 前記の箱は、前記の第2の開口部に、さ
    らに、外部からの光を侵入させずに、箱の内部からの光
    を外方向に案内する案内部を付加したことを特徴とする
    請求項1から請求項5のいずれかに記載された物体色表
    示装置。
  7. 【請求項7】 さらに、光量調整可能な補助光源を、箱
    内に、第1の開口部に光を照射する位置に設けたことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載された物体色
    表示装置。
  8. 【請求項8】 さらに、箱内において、リファレンスチ
    ャートを第1開口部の近傍に設け、かつ、このリファレ
    ンスチャートを照射する光量調整可能な光源を設けたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載された物
    体色表示装置。
  9. 【請求項9】 前記の集光光学系が積分球であることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載された物体色
    表示装置。
  10. 【請求項10】 前記の集光光学系が多分岐光ファイバ
    を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載された物体色表示装置。
JP2001371103A 2001-12-05 2001-12-05 物体色表示装置 Expired - Fee Related JP4227328B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001371103A JP4227328B2 (ja) 2001-12-05 2001-12-05 物体色表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001371103A JP4227328B2 (ja) 2001-12-05 2001-12-05 物体色表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003172898A true JP2003172898A (ja) 2003-06-20
JP4227328B2 JP4227328B2 (ja) 2009-02-18

Family

ID=19180207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001371103A Expired - Fee Related JP4227328B2 (ja) 2001-12-05 2001-12-05 物体色表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4227328B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009031245A (ja) * 2007-07-03 2009-02-12 Sony Corp 色票装置
JP2015049442A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 セイコーエプソン株式会社 偏光分離素子、照明装置、及びプロジェクター
JP2020176873A (ja) * 2019-04-16 2020-10-29 セイコーエプソン株式会社 校正装置、校正方法、分光カメラ、及び表示装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009031245A (ja) * 2007-07-03 2009-02-12 Sony Corp 色票装置
JP2015049442A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 セイコーエプソン株式会社 偏光分離素子、照明装置、及びプロジェクター
JP2020176873A (ja) * 2019-04-16 2020-10-29 セイコーエプソン株式会社 校正装置、校正方法、分光カメラ、及び表示装置
JP7207124B2 (ja) 2019-04-16 2023-01-18 セイコーエプソン株式会社 校正装置、校正方法、分光カメラ、及び表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4227328B2 (ja) 2009-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI248553B (en) Adaptive image display
TWI230009B (en) Display image generation with differential illumination
US7303284B2 (en) Image projecting apparatus
US20110181837A1 (en) Method and system for producing a pepper's ghost
KR20070038980A (ko) 광원으로서 비디오 디스플레이 유닛을 이용하여 주변조명을 위한 패시브 확산기 프레임 시스템
US6836361B2 (en) Method and apparatus to increase visual contrast for video projection screen
KR19980042477A (ko) 프로젝터 장치
US20050088625A1 (en) Image projecting device
US6206544B1 (en) Catadioptric lens system for collecting and directing light from large aperture luminescent light illuminating fixtures
CN105474298B (zh) 图像显示装置以及图像显示装置的控制方法
JP2003269919A (ja) 画像処理型測定機の照明装置
US8619131B2 (en) Method of illuminating a 3D object with a modified 2D image of the 3D object by means of a projector, and projector suitable for performing such a method
JP2000505207A (ja) 背面照射透明画視認装置
KR20050085737A (ko) 4원색들을 포함하는 컬러-순차 투사 시스템
CN109429045A (zh) 图像处理装置、显示装置、图像处理及显示装置及方法
CN108737798A (zh) 投影系统及投影方法
JP4227328B2 (ja) 物体色表示装置
WO2017033369A1 (ja) 画像表示装置、画像表示方法、及びプログラム
JP4162747B2 (ja) マイクロスコープ
JP4248216B2 (ja) 画像測定機のカラー画像作成装置およびカラー画像合成方法
US4200365A (en) Display and reproduction of color
JP2007199542A (ja) 投射型表示装置
KR20050010495A (ko) 프로젝션 디스플레이 장치
JPH11109882A (ja) 映像表示装置
JP2006005509A (ja) 撮像装置の特性評価装置および特性評価方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070313

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081128

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131205

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees