JPH09171361A - 調光ビジュアルサイン - Google Patents
調光ビジュアルサインInfo
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- JPH09171361A JPH09171361A JP33165695A JP33165695A JPH09171361A JP H09171361 A JPH09171361 A JP H09171361A JP 33165695 A JP33165695 A JP 33165695A JP 33165695 A JP33165695 A JP 33165695A JP H09171361 A JPH09171361 A JP H09171361A
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- Japan
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- light
- color
- light source
- visual sign
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- Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 表示したカラー画像自体を様々にイメージ
変化できる全く新しい調光ビジュアルサインを提供す
る。 【解決手段】 ライトボックス1の前面に配置されてカ
ラー画像を有する透光性の面表示媒体6と、ライトボッ
クス1内に面表示媒体6の面方向に沿って配列された
赤、青、緑の3原色の光源2R,2B,2Gと、各光源
2を個別に点消灯させる調光器3とを具備してなる調光
ビジュアルサイン。
変化できる全く新しい調光ビジュアルサインを提供す
る。 【解決手段】 ライトボックス1の前面に配置されてカ
ラー画像を有する透光性の面表示媒体6と、ライトボッ
クス1内に面表示媒体6の面方向に沿って配列された
赤、青、緑の3原色の光源2R,2B,2Gと、各光源
2を個別に点消灯させる調光器3とを具備してなる調光
ビジュアルサイン。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表示したカラー
画像を様々にイメージ変化できる内照式の調光ビジュア
ルサイン、例えば同一の風景画像を朝方、昼、夕方等に
情景変化させることが可能な調光ビジュアルサインに関
する。
画像を様々にイメージ変化できる内照式の調光ビジュア
ルサイン、例えば同一の風景画像を朝方、昼、夕方等に
情景変化させることが可能な調光ビジュアルサインに関
する。
【0002】
【従来技術とその課題】従来、風景等のカラー画像を表
示する内照式ビジュアルサインは、ライトボックスの前
面に配置したカラーフィルムやカラーポスターを、該ラ
イトボックス内に設置された蛍光灯等の白色光源によっ
て内側から照らすようになっている。しかるに、このよ
うな内照式ディスプレイ装置にて表示されるカラー画像
は、そのカラー画像本来の一定したイメージを表出する
だけであるため、興趣に乏しく、すぐに見飽きてしまう
嫌いがある。
示する内照式ビジュアルサインは、ライトボックスの前
面に配置したカラーフィルムやカラーポスターを、該ラ
イトボックス内に設置された蛍光灯等の白色光源によっ
て内側から照らすようになっている。しかるに、このよ
うな内照式ディスプレイ装置にて表示されるカラー画像
は、そのカラー画像本来の一定したイメージを表出する
だけであるため、興趣に乏しく、すぐに見飽きてしまう
嫌いがある。
【0003】一方、文字や図柄を表示する看板等に利用
される内照式ディスプレイ装置として、ライトボックス
内に配置した赤、青、緑の3原色の光源を調光器によっ
て点消灯させたり光強度を変化させ、該ライトボックス
の壁面を構成する透光性表示板や表示用打抜部を設けた
表示板を照らすもの(実公昭46−31228号公報、
実開昭55−108471号公報、同60−10487
2号公報等)、ライトボックス内に配置した低圧水銀灯
(ブラックライト)にて照射される紫外線により、該ボ
ックスの周面を構成する紫外線透過性の不透明表示板に
設けた蛍光塗料による表示パターンを発光させるように
したもの(実開昭56−108183号公報、同56−
156086号公報等)がある。
される内照式ディスプレイ装置として、ライトボックス
内に配置した赤、青、緑の3原色の光源を調光器によっ
て点消灯させたり光強度を変化させ、該ライトボックス
の壁面を構成する透光性表示板や表示用打抜部を設けた
表示板を照らすもの(実公昭46−31228号公報、
実開昭55−108471号公報、同60−10487
2号公報等)、ライトボックス内に配置した低圧水銀灯
(ブラックライト)にて照射される紫外線により、該ボ
ックスの周面を構成する紫外線透過性の不透明表示板に
設けた蛍光塗料による表示パターンを発光させるように
したもの(実開昭56−108183号公報、同56−
156086号公報等)がある。
【0004】しかしながら、これらの内照式ディスプレ
イ装置では、文字や図柄等の表示パターンの背景色のみ
が変化するか、もしくは逆に背景を除いた表示パターン
部分の色が変化するだけであり、単に色変化によって人
目を引き易いという看板等としての効果はあるが、表示
のイメージそのものには変化がないので興趣を呼ぶもの
ではない。また特に、紫外線で表示を発光させるもので
は、表示形態が蛍光塗料によるものに限られる上、特殊
な光源及び塗料を使用するために非常にコスト高になる
という難点がある。
イ装置では、文字や図柄等の表示パターンの背景色のみ
が変化するか、もしくは逆に背景を除いた表示パターン
部分の色が変化するだけであり、単に色変化によって人
目を引き易いという看板等としての効果はあるが、表示
のイメージそのものには変化がないので興趣を呼ぶもの
ではない。また特に、紫外線で表示を発光させるもので
は、表示形態が蛍光塗料によるものに限られる上、特殊
な光源及び塗料を使用するために非常にコスト高になる
という難点がある。
【0005】この発明は、表示したカラー画像自体を様
々にイメージ変化できる全く新しい調光ビジュアルサイ
ンを提供することを第一の目的とし、また該ビジュアル
サインの製作コストを低減することを第二の目的とし、
更に該ビジュアルサインにおける色むらや光源イメージ
の現出を防止し、ライトボックスの薄型化を可能にする
ことを第三の目的としている。
々にイメージ変化できる全く新しい調光ビジュアルサイ
ンを提供することを第一の目的とし、また該ビジュアル
サインの製作コストを低減することを第二の目的とし、
更に該ビジュアルサインにおける色むらや光源イメージ
の現出を防止し、ライトボックスの薄型化を可能にする
ことを第三の目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために、請求項1の発明に係る調光ビジュアルサイン
は、ライトボックスの前面に配置されてカラー画像を有
する透光性の面表示媒体と、該ライトボックス内に前記
面表示媒体の面方向に沿って配列された赤、青、緑の3
原色の光源と、各光源を個別に点消灯させる調光器とを
具備してなるものであり、3原色の光源の点消灯の組み
合わせを選択することにより、カラー画像を内側から照
らす光の色を白色(赤、青、緑の3色混合)、黄緑色
(緑、青の2色混合)、黄色(赤、緑の2色混合)、赤
紫色(赤、青の2色混合)、赤,青,緑のいずれかの原
色、と様々に変化させることができる。
るために、請求項1の発明に係る調光ビジュアルサイン
は、ライトボックスの前面に配置されてカラー画像を有
する透光性の面表示媒体と、該ライトボックス内に前記
面表示媒体の面方向に沿って配列された赤、青、緑の3
原色の光源と、各光源を個別に点消灯させる調光器とを
具備してなるものであり、3原色の光源の点消灯の組み
合わせを選択することにより、カラー画像を内側から照
らす光の色を白色(赤、青、緑の3色混合)、黄緑色
(緑、青の2色混合)、黄色(赤、緑の2色混合)、赤
紫色(赤、青の2色混合)、赤,青,緑のいずれかの原
色、と様々に変化させることができる。
【0007】この請求項1の構成によれば、全体の照射
光を赤、青、緑の3色混合による白色に設定した場合に
はカラー画像はそれ本来のイメージで表示されるが、他
の照明色に設定した場合は、この照明色とカラー画像自
体の各部の色彩とが混色して元のイメージとは異なった
画像イメージが表出される。従って、同一のカラー画像
を用いて、その全体的ないし部分的なイメージを種々変
化させ、興趣に富む表示を行うことが可能となる。
光を赤、青、緑の3色混合による白色に設定した場合に
はカラー画像はそれ本来のイメージで表示されるが、他
の照明色に設定した場合は、この照明色とカラー画像自
体の各部の色彩とが混色して元のイメージとは異なった
画像イメージが表出される。従って、同一のカラー画像
を用いて、その全体的ないし部分的なイメージを種々変
化させ、興趣に富む表示を行うことが可能となる。
【0008】請求項2の発明は、前記第二の目的を達成
するために、上記請求項1の調光ビジュアルサインにお
ける各原色の光源が白色灯に着色透明チューブを被せた
ものとしている。この構成では、各光源は白色灯の白い
光が着色透明チューブを通過することによって赤、青、
緑の各原色の着色光を生じることになり、この白色灯と
して通常の蛍光灯を利用して3原色の各光源を安価に構
成でき、もって調光ビジュアルサイン全体の製作コスト
を低減できる。
するために、上記請求項1の調光ビジュアルサインにお
ける各原色の光源が白色灯に着色透明チューブを被せた
ものとしている。この構成では、各光源は白色灯の白い
光が着色透明チューブを通過することによって赤、青、
緑の各原色の着色光を生じることになり、この白色灯と
して通常の蛍光灯を利用して3原色の各光源を安価に構
成でき、もって調光ビジュアルサイン全体の製作コスト
を低減できる。
【0009】請求項3の発明では、前記第三の目的を達
成するために、上記請求項1又は2のいずれかの調光ビ
ジュアルサインにおける各光源の面表示媒体側の表面に
遮光層を設けている。この構成によれば、各光源から面
表示媒体側へ略垂直に向かう直射単色光が遮光層によっ
て遮られるから、光源と面表示媒体との距離が近くとも
表示面に光源イメージが現れず、また表示面における光
の輝度変化及び色変化が緩やかな連続階調となり、シャ
ープな輝度境界や発光色境界の表出による色むらを生じ
にくくなる。
成するために、上記請求項1又は2のいずれかの調光ビ
ジュアルサインにおける各光源の面表示媒体側の表面に
遮光層を設けている。この構成によれば、各光源から面
表示媒体側へ略垂直に向かう直射単色光が遮光層によっ
て遮られるから、光源と面表示媒体との距離が近くとも
表示面に光源イメージが現れず、また表示面における光
の輝度変化及び色変化が緩やかな連続階調となり、シャ
ープな輝度境界や発光色境界の表出による色むらを生じ
にくくなる。
【0010】請求項4の発明では、上記請求項1〜3の
いずれかの調光ビジュアルサインにおいて、光源の配列
部と面表示媒体との間に光拡散板が配設されているた
め、各光源からの光が拡散板に入射して拡散された状態
で面表示媒体を照明することになり、もって光源イメー
ジの表出と色むらが緩和される。
いずれかの調光ビジュアルサインにおいて、光源の配列
部と面表示媒体との間に光拡散板が配設されているた
め、各光源からの光が拡散板に入射して拡散された状態
で面表示媒体を照明することになり、もって光源イメー
ジの表出と色むらが緩和される。
【0011】請求項5の発明では、上記請求項1〜4の
いずれかの調光ビジュアルサインにおいて、光源の背面
側のライトボックス内面が反射面をなすため、同時発光
する2原色又は3原色の光を同時発光させた場合に該反
射面で反射した原色光同士が混じり合うため、表示面に
独立した単色域を生じず、もって光源イメージの表出と
色むらが緩和されると共に、光源から背面側へ出射する
光が照明に寄与するので照明効率が向上することにな
る。
いずれかの調光ビジュアルサインにおいて、光源の背面
側のライトボックス内面が反射面をなすため、同時発光
する2原色又は3原色の光を同時発光させた場合に該反
射面で反射した原色光同士が混じり合うため、表示面に
独立した単色域を生じず、もって光源イメージの表出と
色むらが緩和されると共に、光源から背面側へ出射する
光が照明に寄与するので照明効率が向上することにな
る。
【0012】請求項6の発明では、上記請求項1〜5の
調光ビジュアルサインにおいて、面表示媒体のカラー画
像が風景画像であるから、前記の如く点消灯の組み合わ
せによって内側からの照射光の色合いを調光変化させる
ことにより、同じ風景画像に朝、昼、夕、晩等の情景変
化をもたらすことができる。
調光ビジュアルサインにおいて、面表示媒体のカラー画
像が風景画像であるから、前記の如く点消灯の組み合わ
せによって内側からの照射光の色合いを調光変化させる
ことにより、同じ風景画像に朝、昼、夕、晩等の情景変
化をもたらすことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の一実施形態に
係る調光ビジュアルサインに付き、図面を参照して具体
的に説明する。
係る調光ビジュアルサインに付き、図面を参照して具体
的に説明する。
【0014】図1及び図2において、(1)は縦型矩形
のライトボックスであり、その内部の背面壁部(1a)
に近接して、各々水平方向に沿う直管形をなす緑色光源
(2G)、赤色光源(2R)、青色光源(2B)〔以
下、これら3原色の光源を総称して光源(2)という〕
の各複数本が所定間隔を置いて上下に配列されており、
側面外部に取り付けられた調光器(3)によって各光源
(2)を個別に点消灯及び輝度調整できるようになって
いる。(4b)はライトボックス(1)内の左右両側部
及び底部に設けた配線部である。
のライトボックスであり、その内部の背面壁部(1a)
に近接して、各々水平方向に沿う直管形をなす緑色光源
(2G)、赤色光源(2R)、青色光源(2B)〔以
下、これら3原色の光源を総称して光源(2)という〕
の各複数本が所定間隔を置いて上下に配列されており、
側面外部に取り付けられた調光器(3)によって各光源
(2)を個別に点消灯及び輝度調整できるようになって
いる。(4b)はライトボックス(1)内の左右両側部
及び底部に設けた配線部である。
【0015】このライトボックス(1)の前面には、内
側から順次、乳白色半透明のプラスチックからなる拡散
板(5)と、この拡散板(5)の外面側に風景画像のカ
ラー写真フィルムからなる面表示媒体(6)と、透明プ
ラスチックからなる外面保護板(7)とが重ね合わされ
た状態で、当該ライトボックス(1)の底部の嵌合溝
(1b)と上部及び左右の断面L字形の縁枠材(8)を
介して嵌装され、またライトボックス(1)の背面壁部
(1a)の内面はアルミニウム箔(9)の貼着によって
反射面を形成している。
側から順次、乳白色半透明のプラスチックからなる拡散
板(5)と、この拡散板(5)の外面側に風景画像のカ
ラー写真フィルムからなる面表示媒体(6)と、透明プ
ラスチックからなる外面保護板(7)とが重ね合わされ
た状態で、当該ライトボックス(1)の底部の嵌合溝
(1b)と上部及び左右の断面L字形の縁枠材(8)を
介して嵌装され、またライトボックス(1)の背面壁部
(1a)の内面はアルミニウム箔(9)の貼着によって
反射面を形成している。
【0016】各光源(2)は、図3でも示すように、蛍
光灯(20)に着色透明チューブ(21)が被せられて
おり、蛍光灯(20)の白色光が当該チューブ(21)
を通過する際に着色され、赤、緑、青の原色光として出
射されるように構成されている。そして、各光源(2)
の面表示媒体(6)側の表面には、不透明テープ材の貼
着によって遮光層(22)が形成されている。
光灯(20)に着色透明チューブ(21)が被せられて
おり、蛍光灯(20)の白色光が当該チューブ(21)
を通過する際に着色され、赤、緑、青の原色光として出
射されるように構成されている。そして、各光源(2)
の面表示媒体(6)側の表面には、不透明テープ材の貼
着によって遮光層(22)が形成されている。
【0017】上記構成の調光ビジュアルサインでは、各
光源(2)から出た原色光は、一部は遮光層(22)に
よって遮られるが、それ以外は前方の拡散板(5)に対
して斜めに直接入射する光成分と背面壁部(1a)で反
射した上で該拡散板(5)に入射する成分となり、この
拡散板(5)で拡散された状態で面表示媒体(6)を内
側から照明し、その風景画像を表示する。このとき、調
光器(3)を介した3原色の光源(2)…の点消灯の組
み合わせにより、照明色が白色(赤、青、緑の3色混
合)、黄緑色(緑、青の2色混合)、黄色(赤、緑の2
色混合)、赤紫色(赤、青の2色混合)、赤,青,緑の
いずれかの原色、と様々に変化する。
光源(2)から出た原色光は、一部は遮光層(22)に
よって遮られるが、それ以外は前方の拡散板(5)に対
して斜めに直接入射する光成分と背面壁部(1a)で反
射した上で該拡散板(5)に入射する成分となり、この
拡散板(5)で拡散された状態で面表示媒体(6)を内
側から照明し、その風景画像を表示する。このとき、調
光器(3)を介した3原色の光源(2)…の点消灯の組
み合わせにより、照明色が白色(赤、青、緑の3色混
合)、黄緑色(緑、青の2色混合)、黄色(赤、緑の2
色混合)、赤紫色(赤、青の2色混合)、赤,青,緑の
いずれかの原色、と様々に変化する。
【0018】しかして、全体の照射光を赤、青、緑の3
色混合による白色に設定した場合には風景画像は本来の
カラー写真のイメージで表示されるが、他の照明色に設
定した場合は、この照明色と風景画像自体の各部の色彩
とが混色して元のカラー写真のイメージとは異なった画
像イメージが表出され、例えば同一の風景画像によって
朝、昼、夕、晩等の情景変化を表現することができ、高
い注視性(アイ・キャッチ効果)を発揮できる。また、
このような照明色の変化は、風景画像の全体にわたって
行えると共に、例えば空の部分や水面部分等の風景の一
部のみを対象として行うことも可能である。
色混合による白色に設定した場合には風景画像は本来の
カラー写真のイメージで表示されるが、他の照明色に設
定した場合は、この照明色と風景画像自体の各部の色彩
とが混色して元のカラー写真のイメージとは異なった画
像イメージが表出され、例えば同一の風景画像によって
朝、昼、夕、晩等の情景変化を表現することができ、高
い注視性(アイ・キャッチ効果)を発揮できる。また、
このような照明色の変化は、風景画像の全体にわたって
行えると共に、例えば空の部分や水面部分等の風景の一
部のみを対象として行うことも可能である。
【0019】この風景画像の表示においては、各光源
(2)から表示媒体(6)の面に対して略垂直に向かう
光成分が遮光層(22)によってカットされることに加
え、各光源(2)から出た光が背面壁部(1a)で反射
して混じり合い、更に拡散板(5)に入射した光が拡散
されるため、表示面に光源イメージ(光源の形)が現れ
ず、また表示面における光の輝度変化及び色変化が緩や
かな連続階調となり、シャープな輝度境界や発光色境界
が表出せず、色むらを生じない。従って、特に風景画像
においては、照明光が様々な色合いに変化しても、常に
自然な美しい情景が表示される。また、光源(2)から
背面側へ出射する光も上述のように反射して照明に寄与
するので高い照明効率が得られる。
(2)から表示媒体(6)の面に対して略垂直に向かう
光成分が遮光層(22)によってカットされることに加
え、各光源(2)から出た光が背面壁部(1a)で反射
して混じり合い、更に拡散板(5)に入射した光が拡散
されるため、表示面に光源イメージ(光源の形)が現れ
ず、また表示面における光の輝度変化及び色変化が緩や
かな連続階調となり、シャープな輝度境界や発光色境界
が表出せず、色むらを生じない。従って、特に風景画像
においては、照明光が様々な色合いに変化しても、常に
自然な美しい情景が表示される。また、光源(2)から
背面側へ出射する光も上述のように反射して照明に寄与
するので高い照明効率が得られる。
【0020】〔点灯表示試験〕次に、図1〜図3の構成
の調光ビジュアルサインにおいて、面表示媒体(6)に
南国海浜風景のカラー写真フィルムを用い、調光器
(3)によって緑色光源(2G)、赤色光源(2R)、
青色光源(2B)の各点消灯の組み合わせを変化させた
際の照明光の色調と得られた情景イメージを調べた。そ
の結果を、表1に示す。なお、各光源(2)の消灯時に
おいては、最高輝度時の電流を100%として約10%
程度の微弱な電流が流れており、僅かに発光している。
の調光ビジュアルサインにおいて、面表示媒体(6)に
南国海浜風景のカラー写真フィルムを用い、調光器
(3)によって緑色光源(2G)、赤色光源(2R)、
青色光源(2B)の各点消灯の組み合わせを変化させた
際の照明光の色調と得られた情景イメージを調べた。そ
の結果を、表1に示す。なお、各光源(2)の消灯時に
おいては、最高輝度時の電流を100%として約10%
程度の微弱な電流が流れており、僅かに発光している。
【0021】
【表1】
【0022】なお、上記のような情景変化は、調光器
(3)の作動をタイマー及び制御装置を介して自動化
し、各光源(2)の点消灯のパターン変化と各パターン
の継続時間又は変更時刻を予め設定しておくことによ
り、所定の時間サイクルで自動的に行うようにしてもよ
い。また調光手段としては、各光源(2)の点消灯の切
替えだけでなく、電流変化によって各光源(2)の輝度
を増減できるように設定し、3原色の相対輝度変化によ
って表示面の全体ないし一部領域に対する照明色の色合
いを変えることも可能である。
(3)の作動をタイマー及び制御装置を介して自動化
し、各光源(2)の点消灯のパターン変化と各パターン
の継続時間又は変更時刻を予め設定しておくことによ
り、所定の時間サイクルで自動的に行うようにしてもよ
い。また調光手段としては、各光源(2)の点消灯の切
替えだけでなく、電流変化によって各光源(2)の輝度
を増減できるように設定し、3原色の相対輝度変化によ
って表示面の全体ないし一部領域に対する照明色の色合
いを変えることも可能である。
【0023】カラー画像を有する面表示媒体(6)とし
ては、上記実施例で用いたカラー写真フィルムのような
プラスチック製のフィルムや板材が好適であるが、カラ
ーポスターの如く基材が紙であっても、少なくとも淡色
部が透光性を示すものものであれば支障なく使用でき
る。またライトボックス(1)内の反射面は、光源
(2)の背面側のみならず、左右側面や上下面にも設け
てもよい。その他、この発明の調光ビジュアルサインで
は、ライトボックス(1)の構造及び形状、光源(2)
の形状や数及び配列方向、調光器(3)の設置位置等、
細部構成については実施例以外に種々設計変更可能であ
る。
ては、上記実施例で用いたカラー写真フィルムのような
プラスチック製のフィルムや板材が好適であるが、カラ
ーポスターの如く基材が紙であっても、少なくとも淡色
部が透光性を示すものものであれば支障なく使用でき
る。またライトボックス(1)内の反射面は、光源
(2)の背面側のみならず、左右側面や上下面にも設け
てもよい。その他、この発明の調光ビジュアルサインで
は、ライトボックス(1)の構造及び形状、光源(2)
の形状や数及び配列方向、調光器(3)の設置位置等、
細部構成については実施例以外に種々設計変更可能であ
る。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、内照式の調光
ビジュアルサインとして、3原色の光源の点消灯の組み
合わせを選択することにより、面表示媒体のカラー画像
を白色を含む様々な色合いの光によって内側から照明す
ることができ、もって照射光が白色である場合の該カラ
ー画像の本来の画像イメージに加えて、同一のカラー画
像にて元のイメージとは異なった多様な画像イメージを
表出でき、その全体的ないし部分的なイメージを種々変
化させて興趣に富む表示を行うことが可能であり、高い
注視性を発揮できるものが提供される。
ビジュアルサインとして、3原色の光源の点消灯の組み
合わせを選択することにより、面表示媒体のカラー画像
を白色を含む様々な色合いの光によって内側から照明す
ることができ、もって照射光が白色である場合の該カラ
ー画像の本来の画像イメージに加えて、同一のカラー画
像にて元のイメージとは異なった多様な画像イメージを
表出でき、その全体的ないし部分的なイメージを種々変
化させて興趣に富む表示を行うことが可能であり、高い
注視性を発揮できるものが提供される。
【0025】請求項2の発明によれば、上記の調光ビジ
ュアルサインにおいて、通常の蛍光灯等を利用して3原
色の各光源を安価に構成でき、もって全体の製作コスト
を低減できるという点がある。
ュアルサインにおいて、通常の蛍光灯等を利用して3原
色の各光源を安価に構成でき、もって全体の製作コスト
を低減できるという点がある。
【0026】請求項3の発明によれば、上記の調光ビジ
ュアルサインとして、各光源に設けた遮光層により面表
示媒体に対して略垂直方向に直射する光成分がカットさ
れることにより、光源と面表示媒体との距離が近くとも
表示面に光源イメージが現れず、且つ表示面にシャープ
な輝度境界や発光色境界の表出による色むらを生じにく
く、もってライトボックスを薄型に構成でき、壁面への
取付けや埋設が容易であると共に美麗な画像を表示でき
るものが提供される。
ュアルサインとして、各光源に設けた遮光層により面表
示媒体に対して略垂直方向に直射する光成分がカットさ
れることにより、光源と面表示媒体との距離が近くとも
表示面に光源イメージが現れず、且つ表示面にシャープ
な輝度境界や発光色境界の表出による色むらを生じにく
く、もってライトボックスを薄型に構成でき、壁面への
取付けや埋設が容易であると共に美麗な画像を表示でき
るものが提供される。
【0027】請求項4の発明によれば、上記の調光ビジ
ュアルサインとして、拡散板による光の拡散作用によ
り、光源イメージ及び色むらを生じにくく、美麗な画像
を表示できるものが提供される。
ュアルサインとして、拡散板による光の拡散作用によ
り、光源イメージ及び色むらを生じにくく、美麗な画像
を表示できるものが提供される。
【0028】請求項5の発明によれば、上記の調光ビジ
ュアルサインとして、光源の背面側に反射面を有するこ
とから、光源イメージの表出と色むらが緩和されると共
に、高い照明効率が得られるものが提供される。
ュアルサインとして、光源の背面側に反射面を有するこ
とから、光源イメージの表出と色むらが緩和されると共
に、高い照明効率が得られるものが提供される。
【0029】請求項6の発明によれば、上記の調光ビジ
ュアルサインとして、特に風景画像を表示する場合に、
同じ風景画像で朝、昼、夕、晩等の情景変化をもたらし
得るものが提供される。
ュアルサインとして、特に風景画像を表示する場合に、
同じ風景画像で朝、昼、夕、晩等の情景変化をもたらし
得るものが提供される。
【図1】この発明の一実施形態に係る調光ビジュアルサ
インの縦断側面図である。
インの縦断側面図である。
【図2】同調光ビジュアルサインの要部の一部切欠正面
図である。
図である。
【図3】同調光ビジュアルサインの光源の断面図であ
る。
る。
(1) …ライトボックス (1a)…背面壁部 (2) …光源 (2R)…赤色光源 (2G)…緑色光源 (2B)…青色光源 (20)…蛍光灯(白色灯) (21)…着色透明チューブ (22)…遮光層 (5) …調光器 (6) …拡散板 (7) …透明保護板 (9) …アルミニウム箔(反射面)
Claims (6)
- 【請求項1】 ライトボックスの前面に配置されてカラ
ー画像を有する透光性の面表示媒体と、該ライトボック
ス内に前記面表示媒体の面方向に沿って配列された赤、
青、緑の3原色の光源と、各光源を個別に点消灯させる
調光器とを具備してなる調光ビジュアルサイン。 - 【請求項2】 各原色の光源が白色灯に着色透明チュー
ブを被せたものからなる請求項1に記載の調光ビジュア
ルサイン。 - 【請求項3】 各光源の面表示媒体側の表面に遮光層が
設けられてなる請求項1又は2に記載の調光ビジュアル
サイン。 - 【請求項4】 光源の配列部と面表示媒体との間に光拡
散板が配設されてなる請求項1ないし3のいずれかに記
載の調光ビジュアルサイン。 - 【請求項5】 光源の背面側のライトボックス内面が反
射面をなす請求項1ないし4のいずれかに記載の調光ビ
ジュアルサイン。 - 【請求項6】 面表示媒体のカラー画像が風景画像であ
る請求項1ないし5のいずれかに記載の調光ビジュアル
サイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33165695A JPH09171361A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 調光ビジュアルサイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33165695A JPH09171361A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 調光ビジュアルサイン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09171361A true JPH09171361A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18246112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33165695A Pending JPH09171361A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 調光ビジュアルサイン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09171361A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2463253A (en) * | 2008-09-04 | 2010-03-10 | Urban Storm Ltd | Illuminated advertising sign with variable brightness and colour of illumination |
GB2479216A (en) * | 2010-04-01 | 2011-10-05 | John Stephenson | Control of fluorescent lamps used to back illuminate posters |
US8393101B2 (en) | 2008-10-02 | 2013-03-12 | Urban Storm Limited | Advertising display and method |
US10737189B2 (en) | 2015-02-27 | 2020-08-11 | Seatriever International Holdings Limited | Balloon |
-
1995
- 1995-12-20 JP JP33165695A patent/JPH09171361A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2463253A (en) * | 2008-09-04 | 2010-03-10 | Urban Storm Ltd | Illuminated advertising sign with variable brightness and colour of illumination |
US8393101B2 (en) | 2008-10-02 | 2013-03-12 | Urban Storm Limited | Advertising display and method |
GB2479216A (en) * | 2010-04-01 | 2011-10-05 | John Stephenson | Control of fluorescent lamps used to back illuminate posters |
US10737189B2 (en) | 2015-02-27 | 2020-08-11 | Seatriever International Holdings Limited | Balloon |
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