JPH0721335U - 超音波溶着機 - Google Patents
超音波溶着機Info
- Publication number
- JPH0721335U JPH0721335U JP5679593U JP5679593U JPH0721335U JP H0721335 U JPH0721335 U JP H0721335U JP 5679593 U JP5679593 U JP 5679593U JP 5679593 U JP5679593 U JP 5679593U JP H0721335 U JPH0721335 U JP H0721335U
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- JP
- Japan
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- housing
- vibrating body
- welding machine
- ultrasonic welding
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- Pending
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 超音波溶着機単体で効率よくフィルム同志を
互いに溶着することができる超音波溶着機を提供するこ
とにある。 【構成】 超音波溶着機1は、ハウジング2と、ハウジ
ング2内に装着された超音波振動子3と、一端側4がハ
ウジング2外に突出して超音波振動子3に取り付けられ
た振動体5と、振動体5の振動方向Aに対して直交しか
つハウジング2外に突出した振動体5の一端側4の端面
6に対面して配された振動受面7を有していると共に、
振動体5の振動方向Aに可動にハウジング2に支持され
た受台装置8と、受台装置8の振動受面7を振動体5の
一端側4の端面6に向って移動させるべく、ハウジング
2に可動に設けられたハンドル9とを具備している。
互いに溶着することができる超音波溶着機を提供するこ
とにある。 【構成】 超音波溶着機1は、ハウジング2と、ハウジ
ング2内に装着された超音波振動子3と、一端側4がハ
ウジング2外に突出して超音波振動子3に取り付けられ
た振動体5と、振動体5の振動方向Aに対して直交しか
つハウジング2外に突出した振動体5の一端側4の端面
6に対面して配された振動受面7を有していると共に、
振動体5の振動方向Aに可動にハウジング2に支持され
た受台装置8と、受台装置8の振動受面7を振動体5の
一端側4の端面6に向って移動させるべく、ハウジング
2に可動に設けられたハンドル9とを具備している。
Description
【0001】
本考案は超音波溶着機に関する。
【0002】
例えば合成樹脂製フィルム同志を互いに溶着する超音波溶着機は知られており 、この従来の超音波溶着機によりフィルム同志を互いに溶着する際には、例えば テーブルの上に重ね合わされて載置されたフィルム端部に超音波溶着機の振動体 を押し付けている。また、他の従来の超音波溶着機では、振動体の先端に振動方 向と平行なフィルム受面を形成し、このフィルム受面と挟持部材との間でフィル ム端部を挟持してフィルム同志を互いに溶着している。
【0003】
ところで、テーブルの上のフィルム端部に振動体を押し付けてフィルム同志を 互いに溶着するようにされた超音波溶着機では、適当なテーブルを常に必要とし 、超音波溶着機単体では、フィルム同志を互いに溶着することが困難である。一 方、振動方向と平行なフィルム受面を振動体の先端に形成した超音波溶着機では 、フィルム同志の溶着面を振動体の振動方向と平行に振動させて発熱させるもの であるため、振動体の振動エネルギを効率よく利用したものとはいえない。 また、上記の超音波溶着機では、ポイント(点)溶着は簡単に行うことができ るが、合成樹脂製のフィルムからなる袋の開口部を連続的に溶着して、袋を密封 するような作業に対しては用いることができない。
【0004】 本考案は前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、 超音波溶着機単体で効率よくフィルム同志を互いに溶着することができる超音波 溶着機を提供することにある。
【0005】 本考案の他の目的は、連続的なフィルム同志の溶着を簡単に行うことができ、 合成樹脂製フィルム袋の密封作業を容易、簡単に行うことができる超音波溶着機 を提供することにある。
【0006】
本考案によれば前記目的は、ハウジングと、このハウジング内に装着された超 音波振動子と、一端側がハウジング外に突出して超音波振動子に取り付けられた 振動体と、この振動体の振動方向に対して直交しかつハウジング外に突出した振 動体の一端側の端面に対面して配された振動受面を有していると共に、振動体の 振動方向に可動にハウジングに支持された受台装置と、この受台装置の振動受面 を振動体の一端側の端面に向って移動させるべく、ハウジングに可動に設けられ たハンドルとを具備した超音波溶着機によって達成される。
【0007】 受台装置としては、ハウジングに摺動自在に設けられた支持アームと、この支 持アームの先端に取り付けられた支柱と、この支柱の一端に取り付けられた受台 とを具備しており、受台の表面が振動受面となっているものでもよい。好ましい 例では、受台が支柱に回転自在に取り付けられたローラであり、ローラの円筒状 表面が振動受面となっている。このように受台が回転自在なローラであると、連 続的なフィルム同志の溶着を行うことができる。また、ローラの円筒状表面に、 少なくとも一条の環状溝が形成されていると、複数条の溶着部を一度に形成し得 る結果、溶着後のフィルム袋の密封性を更に確実に得ることができる。
【0008】
本考案の超音波溶着機により重ね合わされたフィルム端部同志を溶着する場合 、振動体の一端側の端面と受台装置の振動受面との間を、溶着されるべき重ね合 わされたフィルム端部に配する。その後、ハンドルを操作して振動受面を振動体 の一端側の端面に向って移動させ、フィルム端部を振動体の一端側の端面と振動 受面とでしっかりと挟持し、挟持後、超音波振動子を駆動して振動体を振動させ る。この振動で重ね合わされたフィルム端部が互いに溶着される。
【0009】 次に本考案を、図に示す好ましい具体例に基づいて更に詳細に説明する。なお 、本考案はこれら具体例に何等限定されないのである。
【0010】
図1から図3において、本例の超音波溶着機1は、ハウジング2と、ハウジン グ2内に装着された超音波振動子3と、一端側4がハウジング2外に突出して超 音波振動子3に取り付けられた振動体5と、振動体5の振動方向、すなわち方向 Aに対して直交しかつハウジング2外に突出した振動体5の一端側4の端面6に 対面して配された振動受面7を有していると共に、振動体5の振動方向Aに可動 にハウジング2に支持された受台装置(アンビル装置)8と、受台装置8の振動 受面7を振動体5の一端側4の端面6に向って移動させるべく、ハウジング2に 可動に設けられたハンドル9とを具備している。
【0011】 本例のハウジング2は一対の半割体21及び22からなり、これら半割体21 及び22が孔23に挿入されるねじ24及びナット(図示せず)により相互に連 結されて形成されている。
【0012】 方向Aに振動する超音波振動子3に取り付けられた振動体5には、環状のフラ ンジ31が設けられており、フランジ31の環状外周端は環状ゴム部材32の環 状凹所に嵌入されており、環状ゴム部材32はハウジング2の環状凹所に嵌入さ れており、こうして振動体5は環状ゴム部材32を介してハウジング2に方向A に振動自在に弾性支持されている。
【0013】 受台装置8は本例では、ハウジング2に振動方向Aに摺動自在に設けられた支 持アーム35と、支持アーム35の先端36に取り付けられた支柱37と、支柱 37の一端38に取り付けられた受台(アンビル)39とを具備しており、受台 39の表面が振動受面7となっている。ここで本例の受台39は、支柱37の軸 心40を中心として回転自在となるように、当該支柱37の一端38に取り付け られたローラ41であり、ローラ41の円筒状表面が振動受面7となっており、 ローラ41の円筒状表面には、三条の環状溝42が形成されている。支持アーム 35は、ハウジング2の内面の突起51及び52に振動方向Aに摺動自在となる ように、嵌装されており、支持アーム35の他端53には、ストッパとしてのナ ット54が螺着されている。
【0014】 ハンドル9に設けられた貫通孔61には支持アーム35が挿通されており、ハ ンドル9に螺入されたねじ62によりハンドル9と支持アーム35とは相互に連 結されており、こうしてハンドル9はハウジング2に振動方向Aに関して可動と なるように設けられている。操作者の手によりハンドル9がハウジング2内に引 かれると、支持アーム35もハウジング2内に引かれるようになっている。ハン ドル9と突起52との間には、ハンドル9を初期位置に戻すコイルスプリング6 3が配されている。
【0015】 ハウジング2内設けられたリミットスイッチ71は、操作者よるハンドル9の 操作を検知するように配されており、リミットスイッチ71及び超音波振動子3 はリード線72を介して超音波発振器73に電気的に接続されている。
【0016】 以上のような可搬型の超音波溶着機1により合成樹脂製のフィルムからなる袋 の開口部を連続的に溶着して袋を密封する場合には、袋の開口部の重合せ部81 が端面6と振動受面7との間に差し込まれるように超音波溶着機1を移動させ、 次にハンドル9を握ってコイルスプリング63が圧縮されるようにして、支持ア ーム35を移動させる。この支持アーム35の移動で支柱37もまた移動される 結果、重合せ部81は挟持されることになる。この挟持状態でハンドル9により リミットスイッチ71が作動されると、超音波発振器73が動作され、超音波発 振器73の作動で、超音波振動子3が方向Aに振動されると、重合せ部81にお ける互いに対面するフィルム面が振動体5の振動で加熱されて相互に溶着される 。
【0017】 ところで本例の超音波溶着機1では、振動受面7を有したローラ41を具備し ているため、押付け用の特別なテーブルを必要としなく、直ちにフィルム同志を 互いに溶着することができる。また、振動受面7が振動体5の振動方向Aに対し て直交しているため、フィルムの圧縮、非圧縮の繰り返しでフィルムに発熱を生 起させることができる結果、フィルム同志の溶着面を振動体の振動方向と平行に 振動させて発熱させるものと比較して、振動体5の振動エネルギを効率よく利用 できる。加えて、ローラ41が回転自在であるため、端面6と振動受面7とによ る挟持部を重合せ部81に沿って(図1においては紙面に直交する方向に)容易 に移動させることができる結果、開口部の重合せ部81を連続的に溶着して、袋 を簡単に密封することができる。
【0018】 なお、超音波溶着機1では、四条の溶着ラインを重合せ部81に形成すべく、 三条の環状溝42を有したローラ41を用いたが、本考案はこれに限定されず、 環状溝42を有しないローラ41を用いても、または、一条若しくは二条の環状 溝42を有したローラ41を、更には四条以上の環状溝42を有したローラ41 を用いてもよい。また、上記では一体成形されたローラ41を用いたが、これに 代えて、環状溝42を形成するための小円板と振動受面7を形成するための大円 板とを重ね合わせて形成したローラ41を用いてもよく、或いは、径の異なる円 板又は円筒を重ねて形成したローラ41を用いてもよい。
【0019】
以上のように本考案によれば、超音波溶着機単体で効率よくフィルム同志を互 いに溶着することができる。また連続的なフィルム同志の溶着を簡単に行うこと ができ、合成樹脂製フィルム袋の密封作業を容易、簡単に行うことができる。
【図1】本考案の好ましい一具体例の側面説明図であ
る。
る。
【図2】図1に示す具体例の正面図である。
【図3】図1に示す具体例のローラ等の拡大図である。
1 超音波溶着機 2 ハウジング 3 超音波振動子 5 振動体 7 振動受面 8 受台装置 9 ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 篠田 清 埼玉県川越市南台1丁目4番地2 東和電 気株式会社内 (72)考案者 皆川 孝 埼玉県川越市南台1丁目4番地2 東和電 気株式会社内 (72)考案者 青木 敏男 埼玉県川越市南台1丁目4番地2 東和電 気株式会社内 (72)考案者 岩沢 勝巳 埼玉県川越市南台1丁目4番地2 東和電 気株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 ハウジングと、このハウジング内に装着
された超音波振動子と、一端側がハウジング外に突出し
て超音波振動子に取り付けられた振動体と、この振動体
の振動方向に対して直交しかつハウジング外に突出した
振動体の一端側の端面に対面して配された振動受面を有
していると共に、振動体の振動方向に可動にハウジング
に支持された受台装置と、この受台装置の振動受面を振
動体の一端側の端面に向って移動させるべく、ハウジン
グに可動に設けられたハンドルとを具備した超音波溶着
機。 - 【請求項2】 受台装置は、ハウジングに摺動自在に設
けられた支持アームと、この支持アームの先端に取り付
けられた支柱と、この支柱の一端に取り付けられた受台
とを具備しており、受台の表面が振動受面となっている
請求項1に記載の超音波溶着機。 - 【請求項3】 受台が支柱に回転自在に取り付けられた
ローラであり、ローラの円筒状表面が振動受面となって
いる請求項2に記載の超音波溶着機。 - 【請求項4】 ローラの円筒状表面には、少なくとも一
条の環状溝が形成されている請求項3に記載の超音波溶
着機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5679593U JPH0721335U (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 超音波溶着機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5679593U JPH0721335U (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 超音波溶着機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0721335U true JPH0721335U (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=13037346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5679593U Pending JPH0721335U (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 超音波溶着機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721335U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004066610A (ja) * | 2002-08-06 | 2004-03-04 | Honda Electronic Co Ltd | 超音波溶着器 |
JP2007307617A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-11-29 | Indag Ges Fuer Industriebedarf Mbh & Co Betriebs Kg | 超音波溶接用金床及び超音波溶接用装置 |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP5679593U patent/JPH0721335U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004066610A (ja) * | 2002-08-06 | 2004-03-04 | Honda Electronic Co Ltd | 超音波溶着器 |
JP2007307617A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-11-29 | Indag Ges Fuer Industriebedarf Mbh & Co Betriebs Kg | 超音波溶接用金床及び超音波溶接用装置 |
JP4703598B2 (ja) * | 2006-05-11 | 2011-06-15 | インダグ ゲゼルシャフト フィア インダストリーベダルフ エムベーハー ウント カンパニー ベトリープス カーゲー | 超音波溶接用金床及び超音波溶接用装置 |
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