JP3027689U - 超音波溶着装置 - Google Patents

超音波溶着装置

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JP3027689U
JP3027689U JP1996001216U JP121696U JP3027689U JP 3027689 U JP3027689 U JP 3027689U JP 1996001216 U JP1996001216 U JP 1996001216U JP 121696 U JP121696 U JP 121696U JP 3027689 U JP3027689 U JP 3027689U
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JP
Japan
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vibration direction
horn
ultrasonic
anvil
tip
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JP1996001216U
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Inventor
孝 皆川
敏男 青木
勝巳 岩沢
Original Assignee
東和電気株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波振動子の振動エネルギを効果的に利用
して、発生振動エネルギが小さくても厚めの容器、板等
を容易に溶着させることができる超音波溶着装置を提供
する。 【解決手段】 超音波溶着装置1は、超音波振動子2
と、超音波振動子2の振動方向Aにおいて超音波振動子
2に取り付けられたホーン3と、ホーン3の振動方向A
の先端4に対して固定支持面5が対面しており、ホーン
3の振動方向Aに可動なアンビル6と、アンビル6をホ
ーン3の振動方向Aの先端4に向かって移動させる移動
手段7と、超音波振動子3の振動方向Aの先端4とアン
ビル6とによる被溶着体8の挟持圧を、被溶着体8の厚
みdに対応して一定にする機構9とを具備している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、超音波溶着装置に関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
プラスチック製の容器等の蓋を閉じる場合、しばしば金属製のステープラを用 いて行われるが、食品等を収容した容器にあっては、開封時にステープラが容器 内に入り込んで食品等に混ざる危険を有する。また、枝豆等の農産物を網状袋に 収容して、開口部を封止する場合も、上記と同様であって、金属製のステープラ を用いると、開封時に農産物にステープラが混入する虞れを有する。一方、これ に代えて、ヒータにより直接加熱して封止する方法も提案されているが、このヒ ータ加熱によれば、容器又は袋に水分が付着していると、それにより熱が奪われ て封止を確実に行うためにかなりの時間を要し、特に農産物を産地で直接に袋に 収容する場合には、この傾向が極めて大きく、更にヒータによる火傷の虞れもあ る。このためこの種の容器又は袋等に対しては超音波溶着を用いて封止するのが 、上記不都合を回避し得るため極めて好ましい。
【0003】 ところで、超音波溶着装置は、通常、振動子と、この超音波振動子の振動方向 において超音波振動子に取り付けられたホーンとを具備しており、溶着に際して は、ホーンの側面に被溶着体を押し当てて、被溶着体を溶着するように構成され ているため、超音波振動子の振動エネルギを効果的に利用していないことになり 、したがって、厚めの容器、板等を溶着させるには、超音波振動子の発生振動エ ネルギを大きくしなければならず、コストアップを招来すると共に、装置が大き くなるという不都合がある。
【0004】 本考案は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは 、超音波振動子の振動エネルギを効果的に利用して、発生振動エネルギが小さく ても厚めの容器、板等を容易に溶着させることができる超音波溶着装置を提供す ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば前記目的は、超音波振動子と、この超音波振動子の振動方向に おいて超音波振動子に取り付けられたホーンと、このホーンの振動方向先端に対 して固定支持面が対面しており、超音波振動子の振動方向に可動なアンビルと、 アンビルをホーンの振動方向先端に向かって移動させる移動手段とを具備した超 音波溶着装置によって達成される。
【0006】 本考案装置によって溶着し得る被溶着体としては、好ましくは、熱溶融可能な 合成樹脂製の容器、熱溶融可能な合成樹脂製の網状シートからなる袋又は溶着さ せるべき面として熱溶融可能な合成樹脂製のシート若しくは層が貼着若しくは一 体形成された紙、皮、アルミ板若しくは木製の板であるが、これに必ずしも限定 されない。
【0007】 なお、ホーンの振動方向先端とアンビルとによる被溶着体の挟持圧を、被溶着 体の厚みに対応して一定にする機構を更に具備しているとよい。また、木製の板 等を溶着する場合には、被溶着体を一定圧をもって挟持するのがよい。
【0008】
【考案の実施の形態】
次に本考案の実施の形態を、図に示す好ましい実施例に基づいて更に詳細に説 明する。なお、本考案はこれら実施例に何等限定されないのである。
【0009】
【実施例】
図1及び図2において、本例の超音波溶着装置1は、超音波振動子2と、超音 波振動子2の振動方向Aにおいて超音波振動子2に取り付けられたホーン3と、 ホーン3の振動方向Aの先端4に対して固定支持面5が対面しており、ホーン3 の振動方向Aに可動なアンビル6と、アンビル6をホーン3の振動方向Aの先端 4に向かって移動させる移動手段7と、超音波振動子3の振動方向Aの先端4と アンビル6とによる被溶着体8の挟持圧を、被溶着体8の厚みdに対応して一定 にする機構9とを具備している。
【0010】 超音波振動子2と超音波振動子2に取り付けられたホーン3とからなる組み立 て体は、その振動節を形成するように、シリコンワッシャ11を介して装置ケー ス12に支持されている。振動方向Aに対して直交するアンビル6の固定支持面 5には、二条の突起15が形成されており、好ましくは、アンビル6は、アルミ の押し出しにより形成される。
【0011】 移動手段7は、装置ケース12に振動方向Aに摺動自在に支持されたロッド2 1と、ロッド21が摺動自在に貫通しており、ロッド21と同様に、装置ケース 12に振動方向Aに移動自在に支持されたトリガ部材22とを具備しており、ロ ッド21は、装置ケース12の案内突起23に案内されて振動方向Aに移動自在 となっている。ロッド21には、固定ばね受け24及び25が固着されていると 共に、可動ばね受け26及び27が挿着されており、固定ばね受け24と可動ば ね受け26との間及び固定ばね受け25と可動ばね受け27との間は、それぞれ ロッド21を囲んでコイルばね28及び29が設けられている。ロッド21の先 端には、ねじ等を介してアンビル6が取り付けられている。本例では、コイルば ね28のばね力は、コイルばね29のばね力よりも十分に大きく設定されている 。コイルばね29のばね力は、被溶着体8の溶着完了後、アンビル6を被溶着体 8から離して、元の位置(第1図に示す位置)に復帰させる程度のものであれば よい。
【0012】 合成樹脂製の装置ケース12には、リミットスイッチ41が取り付けられてお り、リミットスイッチ41の作動片へのトリガ部材22の当接により、図示しな い電源から超音波振動子2に電力が供給されて超音波振動子2が振動するように なっている。
【0013】 機構9は、コイルばね28と、装置ケース12に一体成形されたストッパ部7 1とを具備しており、トリガ部材22のストッパ部71への当接における圧縮さ れたコイルばね28の反力でもって、被溶着体8の厚みdに対応した一定の挟持 圧を発生させるようになっている。
【0014】 以上のように形成された超音波溶着装置1を用いて超音波溶着を行う場合、ま ず、固定支持部材であるアンビル6の固定支持面5と超音波振動子2の振動方向 Aのホーン3先端4との間に被溶着体8、例えば熱溶融可能な合成樹脂製の容器 の溶着させるべき部位51を配置する。
【0015】 次に、トリガ部材22を握ってトリガ部材22を固定ばね受け24及び25に 向かって移動させて、まずコイルばね29を圧縮させ、これによりロッド21を 図1の右方に移動させて、アンビル6をホーン3の先端4に向かって移動させ、 部位51の溶着させるべき面を超音波振動子2の振動方向Aに直交するようにし て、アンビル6の固定支持面5と超音波振動子2の振動方向Aのホーン3の先端 4とで部位51を緩く挟持する。この挟持によりロッド21の移動は阻止される が、若干部位5を押圧するようなかたちで更にトリガ部材22を同方向に移動さ せて次にコイルばね28をも圧縮させて、トリガ部材22をストッパ部71に当 接させる。
【0016】 ストッパ部71へのトリガ部材22の当接手前でのトリガ部材22によるリミ ットスイッチ41の作動で超音波振動子2を振動させ、これにより、図3に示す ように、圧縮状態のコイルばね28の反力に基づく厚みdに対応した一定の挟持 圧で挟持された部位51の対向面を互いに溶着させる。
【0017】 以上のように超音波溶着装置1によれば、超音波振動子2の振動方向Aにおい て、被溶着体8を挟持して溶着させるため、超音波振動子2の振動エネルギを効 率よく利用でき、発生振動エネルギが小さくても被溶着体8を容易に溶着させる ことができる。
【0018】 なお、上記の例では、固定支持部材として、移動手段7によって振動方向Aに 移動されるアンビル6を用いたが、図4に示すように、固定支持部材として被溶 着体の載置台61を用い、載置台61に向かって超音波振動子2のホーン3の先 端4を被溶着体、例えば熱溶融可能な合成樹脂製の層62が一体形成された紙6 3に押し付けて、載置台61と超音波振動子2の振動方向Aのホーン先端4とで 紙6を挟持してもよい。
【0019】 また、被溶着体8がホーン3とアンビル6との間に配置されていないにもかか わらず、トリガ部材22が操作されて超音波振動子2が振動するのを防止するた めに、ホーン3とアンビル6とが直接接触した場合には、超音波振動子2に電力 が供給されないようにする安全手段を具備させてもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、超音波振動子の振動エネルギを効果的に利用し て、発生振動エネルギが小さくても厚めの容器、板等を容易に溶着させることが できる。加えて、被溶着体の厚みに対応して挟持圧を一定にし得るため、厚みに 対応した所望の溶着を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の好ましい一実施例の断面説明図であ
る。
【図2】図1に示すアンビルの拡大説明図である。
【図3】図1に示す実施例の動作説明図である。
【図4】本考案の他の実施例の説明図である。
【符号の説明】
1 超音波溶着装置 2 超音波振動子 3 ホーン 4 先端 5 固定支持面 6 アンビル 7 移動手段

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動子と、この超音波振動子の振
    動方向において超音波振動子に取り付けられたホーン
    と、このホーンの振動方向先端に対して固定支持面が対
    面しており、超音波振動子の振動方向に可動なアンビル
    と、このアンビルをホーンの振動方向先端に向かって移
    動させる移動手段とを具備した超音波溶着装置。
  2. 【請求項2】 ホーンの振動方向先端とアンビルとによ
    る被溶着体の挟持圧を、被溶着体の厚みに対応して一定
    にする機構を更に具備している請求項1に記載の超音波
    溶着装置。
JP1996001216U 1996-02-06 1996-02-06 超音波溶着装置 Expired - Lifetime JP3027689U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019198809A1 (ja) * 2018-04-13 2019-10-17 株式会社W 鮮度保持用袋体およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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