JPH07213342A - 電動歯ブラシ - Google Patents

電動歯ブラシ

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JPH07213342A
JPH07213342A JP1295994A JP1295994A JPH07213342A JP H07213342 A JPH07213342 A JP H07213342A JP 1295994 A JP1295994 A JP 1295994A JP 1295994 A JP1295994 A JP 1295994A JP H07213342 A JPH07213342 A JP H07213342A
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JP
Japan
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brush shaft
motor
reciprocates
electric toothbrush
reciprocating
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JP1295994A
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Nobuyuki Hashimoto
信幸 橋本
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Sony Group Corp
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Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一方向回転のモータを使用して複数のモードを
実現する。 【構成】操作部24を操作して従動部17のカム溝18
をブラシ軸33と同一方向に配置すると、偏心カム13
の例えば時計方向の回転によって従動部17がブラシ軸
33と直角方向に往復移動する。これによって、ブラシ
軸33は往復回転する。また、カム溝18をブラシ軸3
3と直角方向に配置すると、偏心カム13の時計方向の
回転によって従動部17がブラシ軸33と同一方向に水
平往復移動し、ブラシ軸33が水平往復移動する。更
に、カム溝18をブラシ軸33と45度で交差する方向
に配置すると、偏心カム13の時計方向の回転に伴って
ブラシ軸33が両方向に回転しながら水平往復移動す
る。ここでは、全てのモードが偏心カム13の時計方向
の回転で実現されるから、一方向にだけ回転するモータ
15を使用でき、安価なモータが使用可能でモータ15
の寿命も長くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モータの一方向の回
転でローリング磨きモード、バス磨きモード及びこれら
の合成モードを実現することが可能な電動歯ブラシに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動歯ブラシには、歯ブラシを水
平方向に往復移動させるバス磨きモードと、歯ブラシを
回転方向に往復移動させるローリング磨きモードの2モ
ードが設けられており、モードの切換えはモータの回転
方向を切換えることによって行なわれるのが普通であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
電動歯ブラシはモータの回転方向を切換えることによっ
てモードを切換えていたので、両方向に回転可能なモー
タを使用しなければならず、これがコストアップの原因
になっていた。また、モータを逆転させるときにはブラ
シに発生するストレスが大きくなり、モータの寿命が短
くなるという問題があった。
【0004】更に、モード設定スイッチによってモータ
の回転方向を切り替えていたので、モード設定スイッチ
は少なくともモード数と同一の2組の接点か、或いは停
止モードを含めると3組の接点を必要とし、高価なスイ
ッチを使用しなければならなかった。また、モード設定
スイッチにスライドスイッチを使用した場合にはスライ
ド部の防水対策が困難になるという問題があり、プッシ
ュ式のスイッチを使用した場合はプッシュボタンが多く
なりデザイン的に制限されるという問題があった。
【0005】そこで本発明は、上述したような課題を解
決したものであって、モータの同一方向の回転で異なる
モードを実現でき、これによって安価で長寿命なモータ
を使用してコスト低減が可能になり、また、モード切替
えスイッチも簡単にすることが可能な電動歯ブラシを提
案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明においては、水平方向及び回転方向に往復移
動自在なブラシ軸と、少なくとも90度の範囲の全方向
に往復移動可能な駆動部と、駆動部の往復移動方向に応
じてブラシ軸を水平方向若しくは回転方向又はこれらの
合成方向に往復移動させる連結部と、駆動部の往復移動
方向を外部から設定するための操作部とを備えたことを
特徴とするものである。
【0007】
【作用】図1の操作部24を本体ケース10の外側から
操作して、モード指定マーク27A(図5)をローリン
グ磨きモード表示24Aに合わせると、図7に示すよう
に従動部17のカム溝18が連結ロッド31のの軸心3
8と同一方向に配置される。そうすると、原動部12の
偏心カム13の例えば時計方向の回転によって従動部1
7が軸心38と直角方向に往復移動する。これによっ
て、図6に示すように連結ロッド31がブラシ軸33と
直角方向に往復移動するから、ブラシ軸33が往復回転
する。
【0008】また、モード指定マーク27Aをバス磨き
モード表示24Cに合わせると、図8に示すように従動
部17のカム溝18が連結ロッド31の軸心38と直角
方向に配置される。これで、偏心カム13の時計方向の
回転によって従動部17、したがって連結ロッド31が
軸心38と同一方向に往復移動し、これによって、図6
に示すようにブラシ軸33が水平往復移動する。
【0009】更に、モード指定マーク27Aを合成モー
ド表示マーク24Bに合わせると、図9に示すように従
動部17のカム溝18が軸心38と45度で交差する方
向に配置される。これによって、偏心カム13の時計方
向の回転に伴ってブラシ軸33が往復回転しながら水平
往復移動する。
【0010】ここでは、全てのモードが偏心カム13の
時計方向の回転で実現されるから、一方向にだけ回転す
るモータ15を使用できる。したがって、安価なモータ
を使用できると共にモータ15の寿命も長くなる。ま
た、図12及び図13に示すようにモータ15のオン/
オフ切替えスイッチ40,41としては、1組の接点4
0A,40C、41A,41Cを有する簡単なスイッチ
を使用することが可能になる。
【0011】
【実施例】続いて、本発明に係わる電動歯ブラシの一実
施例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は本発明による電動歯ブラシ1の構成
を示す。この電動歯ブラシ1は円筒状の本体ケース10
の内部に回転軸11が立設され、ここに原動部12が回
転可能に挿入されている。原動部12の上部には偏心カ
ム13が設けられ、その下側に比較的大径のリング状の
ギヤ14が設けられている。ギヤ14には、モータ15
の回転軸15Aに取付けられたピニオン16が歯合され
ており、モータ15が作動すると原動部12が回転する
ようになっている。
【0013】偏心カム13の上方には、ブラシ軸33の
駆動部となる従動部17が配置され、従動部17の下側
に設けられたカム溝18に偏心カム13が挿入されてい
る。カム溝18は図2に示すように直線状の長孔であ
り、その幅は偏心カム13の直径より僅かに大きくなっ
ている。したがって、偏心カム13が回転するとその大
径部によってカム溝18の側壁が押圧され、これによっ
て従動部17が図中の上下方向に往復移動する。
【0014】図1において、従動部17のカム溝18よ
り上部側には円柱部19が設けられ、これがリング20
に回転自在に挿入されている。リング20には連結ロッ
ド31が設けられており、これがブラシ軸33に連結さ
れている。したがって、従動部17が回転してもリング
20は回転しない。そして、図3に示すように円柱部1
9の外周面には半球状のストッパ21が突設され、リン
グ20の内周面にはストッパ21より僅かに大きな凹部
22が3箇所に設けられている。本例では、隣接する凹
部22の間隔が45度になっている。
【0015】ストッパ21が凹部22内に挿入されてい
る場合は円柱部19、したがって従動部17がその位置
に保持されている。この状態で従動部17に所定の回転
力を加えると、ストッパ21と凹部22の当接部が互い
に押圧し合う。従動部17及びリング20は弾性変形可
能な樹脂で成形されており、互いの押圧力によってスト
ッパ21及び凹部22が弾性変形してストッパ21が凹
部22から抜け出し、これによって従動部17が回転す
る。そして、ストッパ21が次の凹部22に挿入された
位置で従動部17の回転が停止する。このようにして、
本例では従動部17を45度ずつ離れた3ポジションに
安定良く保持することが可能になる。なお、後述のよう
に停止モードを設ける場合は、4ポジションで停止する
ようにすればよい。
【0016】従動部17には、図4にも示すように円柱
部19の上側に帯状の突起23が設けられており、モー
ド設定用の操作部24の下側に設けられた係止部25の
長溝26に突起23が挿入されている。したがって、操
作部24を回転させることによって従動部17を3ポジ
ションの停止位置の何れかに停止させることが可能にな
る。また、従動部17は長溝26の方向にだけ移動可能
で回転しないようになっている。操作部24の上部側の
つまみ27は、図1に示すように本体ケース10の外側
に突出しており、外部から従動部17の回転位置を設定
することができる。操作部24の係止部25と本体ケー
ス10との間にはOリング28が介装されており、本体
ケース10の内部に水が入らないようになっている。
【0017】また、係止部25には弾性的に出入り可能
な係止片29が設けられており、係止部25を本体ケー
ス10の丸孔30から挿入するときには係止片29が内
部に押し込まれて簡単に挿入することができる。そし
て、挿入が完了したとき係止片29が弾性で外側に突出
して本体ケース10に係止され、操作部24が本体ケー
ス10から不用意に外れることがない。
【0018】本体ケース10の外表面には、図5に示す
ように操作部24の3ポジションに対応してローリング
磨きモード、合成磨きモード、バス磨きモードを示すモ
ード表示24A〜24Cが記入されている。そして、操
作部24のつまみ27の端部に設けられたモード指定マ
ーク27Aを各モード表示24A〜24Cに合わせたと
き、従動部17のカム溝18が所定の回転位置に配置さ
れ、これによって、後述のように歯ブラシ37が水平方
向若しくは回転方向又はこれらの合成方向に往復移動す
るようになる。なお、モータ15のオン/オフ切替えス
イッチ(図示せず)は、操作部24とは別の位置に配置
されている。
【0019】さて、リング20(図1)には連結ロッド
31が設けられ、その先端には図6にも示すように2枚
の円形の係止板32が適宜な間隔をあけて設けられてい
る。一方、本体ケース10の先端部には、図1に示すよ
うにブラシ軸33が軸心方向に水平移動可能で且つ回転
可能に配置されている。ブラシ軸33の内側端には、図
6にも示すように矩形のガイド板34が設けられ、その
中央に連結ロッド31の直径より僅かに大きな幅Bで縦
長の係止溝35が設けられている。そして、係止板3
2,32の間の連結ロッド31Aを係止溝35に挿入す
ることによって、リング20とブラシ軸33とが連結さ
れている。
【0020】したがって、リング20がブラシ軸33の
軸心と同一方向に往復移動すると、ブラシ軸33も軸心
に沿って水平に往復移動し、リング20がブラシ軸33
の軸心と直角方向に往復移動すると、ブラシ軸33は所
定の角度で両方向に回転する。また、リング20がブラ
シ軸33の軸心に対して斜め方向に往復移動すると、ブ
ラシ軸33は両方向に回転しながら水平往復移動するこ
とになる。つまり、バス磨きモード、ローリング磨きモ
ード及びこれらを合成した合成磨きモードが実現され
る。ブラシ軸33と本体ケース10との間には水漏れを
防ぐためにOリング36が介装され、ブラシ軸33の外
端部には歯ブラシ37が装着される。
【0021】この電動歯ブラシ1では、操作部24のモ
ード指定マーク27A(図5)が例えばローリング磨き
を示すモード表示24Aに合わせられた場合は、図7
(A)に示すように従動部17のカム溝18の長手方向
が連結ロッド31の軸心38と一致するように配置され
る。また、この場合には操作部24の長溝26(図4)
が軸心38と直角に配置されるので、従動部17が軸心
38と直角方向にだけ移動可能になる。
【0022】いま、図7(A)に示すように偏心カム1
3の最大半径部13Aが図中左側にある状態でモータ1
5の回転軸15Aが例えば時計方向に回転すると、ギヤ
14、したがって、偏心カム13も時計方向に回転す
る。これによって、偏心カム13の最大半径部13Aが
図中の上側に移動し、カム溝18したがって従動部17
が軸心38と直角な方向、ここでは図中の上側に移動す
る。
【0023】そして、同図(B)に示すように最大半径
部13Aがカム溝18の図中上側の最短部に達すると、
従動部17が右限界位置に達する。更に偏心カム13が
時計方向に回転すると従動部17は図中の下側に移動
し、同図(C)に示すように最大半径部13Aがカム溝
18の図中下側の最短部に達すると、従動部17が左限
界位置に達する。このような動作を繰り返すことによっ
て、従動部17が連結ロッド31の軸心38と直角な方
向に往復移動する。従動部17が軸心38と直角方向に
往復移動すると、これに伴って連結ロッド31も軸心3
8と直角に往復移動し、これによって図6で説明したよ
うにブラシ軸33と歯ブラシ37が所定の角度だけ両方
向に回転してローリング磨きが行なわれる。
【0024】これに対して、操作部24のモード指定マ
ーク27A(図5)がバス磨きモード表示24Cに合わ
せられると、図8(A)に示すように従動部17のカム
溝18の長手方向が連結ロッド31の軸心38と直角に
なるように配置されると共に、操作部24の長溝26
(図4)が軸心38と同一の向きに配置される。これ
で、従動部17が軸心38と同一の方向にだけ移動可能
になる。
【0025】図8(A)に示すように偏心カム13の最
大半径部13Aが図中の下側にある状態で、モータ15
の回転軸15Aが回転して偏心カム13が上述のローリ
ング磨きモードと同様に時計方向に回転すると、従動部
17が図中の左側に移動する。そして、同図(B)に示
すように偏心カム13の最大半径部13Aがカム溝18
の左側の最短部に達すると、従動部17が上限界位置に
達する。更に偏心カム13が時計方向に回転して、同図
(C)に示すように最大半径部13Aがカム溝18の図
中右側の最短部に達すると、従動部17が下限界位置に
達する。このようにして、偏心カム13の時計方向の回
転によって従動部17が上下方向に往復移動し、これに
よって、ブラシ軸33と歯ブラシ37が上下方向に水平
往復移動してバス磨きモードが行なわれる。
【0026】更に、操作部24のモード指定マーク27
Aが合成磨きのモード表示24Bに合わせられると、図
9に示すようにカム溝18の長手方向が連結ロッド31
の中心軸38に対して45度の角度で交差する向きに配
置される。この場合モータ15の回転軸15Aが、ロー
リング磨きモード及びバス磨きモードと同様に時計方向
に回転すると、従動部17が軸心38に対して45度の
方向に往復移動し、連結ロッド31も軸心38に対して
45度の方向に往復移動する。そうすると、ブラシ軸3
3は、両方向に回転しながら水平移動するようになる。
すなわち、ローリング磨きとバス磨きを合成した動きが
行なわれる。
【0027】上述のように、この電動歯ブラシ1では、
モータ15の同一方向の回転によって、ローリング磨
き、バス磨き及びこれらを合成した合成磨きを行なうこ
とができるので、一方向にだけ回転する安価で長寿命の
モータ15を使用することが可能になる。更に、ケース
本体10の外側に配置された操作部24で直接カム溝1
8の向きを変えることによって、各モードの切り替えを
行なうように構成されているので、モード切替え機構を
簡単にすることが可能になる。
【0028】さて、上述の実施例では、モード切替え用
の操作部24とモータ15のオン/オフ切り替えスイッ
チとを別々に設けた場合について説明したが、この電動
歯ブラシ1では、モータ15の一方向の回転だけでロー
リング磨きモード、バス磨きモード及びこれらの合成磨
きモードを達成することができるので、次に説明するよ
うに操作部24とモータ15のオン/オフ切替えスイッ
チとを一体にして構成を簡単にすることが可能になる。
【0029】図10は、操作部24とモータ15のオン
/オフ切り替えスイッチ40(図12)とを一体にした
場合の、モード表示24A〜24Dを示す。この場合に
は、図5のモード表示24A〜24Cに停止モード24
Dが追加される。また、操作部24の下側には、図11
に示すようにオン/オフ切替えスイッチ40の可動接点
40Aが取り付けられ、ここに突起40Bが設けられ
る。更に、突起40Bに当接可能な位置にもう一方の固
定接点40Cが配置され、ケース本体10に取り付けら
れた支持部42で固定接点40Cが支持されている。固
定接点40Cは、図12に示すように略90度の円弧状
であり、これが電池39の+端子に接続されている。電
池39の−端子はモータ15の一方の端子に接続されて
いる。また、可動接点40Aはモータ15のもう一方の
端子に接続されている。
【0030】いま、操作部24のモード指定マーク27
Aが停止モード表示24Dに合わせられると、可動接点
40Aの突起40Bが固定接点40Cから離れた位置に
配置されるので、モータ15は停止する。モード指定マ
ーク27Aがローリング磨きモード表示24A、合成磨
きモード表示24B又はバス磨きモード表示24Cの何
れかに合わせられると、可動接点40Aの突起40Bが
固定接点40Cに当接するので、何れのモードにおいて
もモータ15が同一方向、この場合は時計方向に回転す
る。そして、この場合は上述のように従動部17のカム
溝18が所定の向きに配置されて、歯ブラシ37が各モ
ードに応じた運動をする。
【0031】このように、この電動歯ブラシ1では、一
組の接点40A,40Cを有するオン/オフ切り替えス
イッチ40を使用して、ローリング磨きモード、合成磨
きモード及びバス磨きモードにおけるモータ15のオン
/オフ切り替えが可能になる。また、ロータリー式のス
イッチ40を使用できるので、内部の密封が容易にな
る。
【0032】なお、図13に示すように操作部24にレ
バー24Eを設け、このレバー24Eでモータ15のオ
ン/オフ切り替えスイッチ41の可動接点41Aを操作
して、固定接点41Cとの接続を切り替えるようにする
ことも可能である。更に、このオン/オフ切り替えスイ
ッチ41を操作部24に代わるプッシュボタン又はスラ
イダーなどで切り替えるようにすることもできる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、水平方向
及び回転方向に往復移動自在なブラシ軸と、少なくとも
90度の範囲の全方向に往復移動可能な駆動部と、駆動
部の往復移動方向に応じてブラシ軸を水平方向若しくは
回転方向又はこれらの合成方向に往復移動させる連結部
と、駆動部の往復移動方向を外部から設定するための操
作部とを備えたものである。
【0034】したがって、本発明によれば、駆動部の往
復移動方向を操作部で設定することにより、ブラシ軸が
水平往復移動するバス磨きと、ブラシ軸が往復回転する
ローリング磨きと、ブラシ軸が往復回転しながら水平往
復移動する合成磨きを実現することができるから、駆動
部を往復移動させるためのモータは全モードにおいて同
一方向にだけ回転させればよくなる。これによって、安
価なモータを使用してコスト低減が可能になると共にモ
ータの寿命も長くなり、モータのオン/オフ切替えスイ
ッチも簡単になるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる電動歯ブラシ1の構成図であ
る。
【図2】偏心カム13とカム溝18の形状を示す断面図
である。
【図3】従動部17の位置決め機構を示す側面図であ
る。
【図4】原動部12と従動部17と操作部24の組み立
て要領を示す斜視図である。
【図5】モード表示24A〜24Cを示す上面図であ
る。
【図6】リング20とブラシ軸33の連結機構を示す図
である。
【図7】ローリング磨きモード時の従動部17の動作を
示す図である。
【図8】バス磨きモード時の従動部17の動作を示す図
である。
【図9】合成磨きモード時の従動部17の動作を示す図
である。
【図10】モード表示24A〜24Dの別の実施例を示
す図である。
【図11】モータ15のオン/オフ切り替えスイッチ4
0の一例を示す図である。
【図12】モータ15の制御回路の一例を示す図であ
る。
【図13】モータ15のオン/オフ切り替えスイッチ4
1とその切り替え方法を示す図である。
【符号の説明】
1 電動歯ブラシ 12 原動部 13 偏心カム 15 モータ 17 従動部 18 カム溝 24 操作部 31 連結ロッド 33 ブラシ軸 37 歯ブラシ 38 連結ロッド31の軸心 40,41 オン/オフ切り替えスイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向及び回転方向に往復移動自在な
    ブラシ軸と、 少なくとも90度の範囲の全方向に往復移動可能な駆動
    部と、 上記駆動部の往復移動方向に応じて上記ブラシ軸を水平
    方向若しくは回転方向又はこれらの合成方向に往復移動
    させる連結部と、 上記駆動部の往復移動方向を外部から設定するための操
    作部とを備えたことを特徴とする電動歯ブラシ。
  2. 【請求項2】 上記連結部は、上記ブラシ軸の径方向に
    突出したレバーと、片端部が上記レバーに回転自在に取
    り付けられ他端部が上記駆動部に固定された連結ロッド
    とからなり、上記駆動部が上記ブラシ軸と平行に往復移
    動したとき上記ブラシ軸が水平方向に往復移動し、上記
    駆動部が上記ブラシ軸と直角に往復移動したとき上記ブ
    ラシ軸が回転方向に往復移動し、上記駆動部が上記ブラ
    シ軸と斜め方向に往復移動したとき上記ブラシ軸が水平
    方向と回転方向の合成方向に往復移動することを特徴と
    する請求項1記載の電動歯ブラシ。
  3. 【請求項3】 上記駆動部は直線状のカム溝を有し、上
    記カム溝に挿入された偏心カムの回転で上記駆動部が往
    復移動するようにしたことを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の電動歯ブラシ。
  4. 【請求項4】 上記操作部は上記カム溝の向きを変える
    ことによって上記駆動部の往復移動方向を変えるように
    したことを特徴とする請求項1から請求項3記載の電動
    歯ブラシ。
  5. 【請求項5】 上記駆動部を往復移動させるためのモー
    タと、 上記モータのオン/オフ切替えスイッチとを備え、上記
    オン/オフ切替えスイッチが上記操作部によって切り替
    えられるようにしたことを特徴とする請求項1から請求
    項4記載の電動歯ブラシ。
  6. 【請求項6】 上記オン/オフ切替えスイッチはロータ
    リー式スイッチであることを特徴とする請求項5記載の
    電動歯ブラシ。
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