JPH07213262A - ハンバーガー調理装置の食材の搬送機構及び食材の搬送方法 - Google Patents

ハンバーガー調理装置の食材の搬送機構及び食材の搬送方法

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JPH07213262A
JPH07213262A JP6010916A JP1091694A JPH07213262A JP H07213262 A JPH07213262 A JP H07213262A JP 6010916 A JP6010916 A JP 6010916A JP 1091694 A JP1091694 A JP 1091694A JP H07213262 A JPH07213262 A JP H07213262A
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JP
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hamburger
buns
conveyor
line
food material
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JP6010916A
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Noriyuki Naramura
紀行 楢村
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Kyowa Kogyosho KK
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Kyowa Kogyosho KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンバーガーの食材の組み合わせを搬送ライ
ンを利用して行うことができるハンバーガー調理装置の
食材の搬送機構及び食材の搬送方法を提供しようとする
もの。 【構成】 この発明のハンバーガー調理装置の食材の搬
送機構は、ハンバーガーの食材をハンバーガー1個単位
で載置する形状の搬送皿Pを載置して搬送する搬送ライ
ンを具備し、前記搬送皿Pを調理手順に従って前進・停
止させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハンバーガー調理装
置の食材の搬送機構及び食材の搬送方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】客の注文に応じた各種のハンバーガーを
提供・販売するファースト・フードのハンバーガー店
は、その手軽さ・迅速さが受けて非常に盛況である。そ
して、現状では店内で注文に応じた食材(バンズ、注文
に対応したパティー、野菜、ソース類など)を調理し手
作業で手早く組み合わせることにより、ハンバーガーを
供している。予め作り置きをしておくと、食味の低下を
招くからである。
【0003】しかし、ハンバーガーの需要量は増大して
きており、手作業による既述のようなやり方では、客の
注文に対する待ち時間が長くなり過ぎる場合が増えてき
ている。一方、ファーストフード・ショップたるハンバ
ーガー店として、迅速性は重要な要素なのである。
【0004】ところで、ハンバーガーの食材は手作業で
の組み合わせに関しては取り扱いに困るということはそ
れ程ないが、迅速性を確保するため搬送ラインを利用し
て食材を搬送しながら組み合わせていこうとする場合、
柔らかいバンズや調理したパティーなどのような食材は
搬送の仕方が技術的に難しいという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明は、
ハンバーガーの食材の組み合わせを搬送ラインを利用し
て行うことができるハンバーガー調理装置の食材の搬送
機構及び食材の搬送方法を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明では次のような技術的手段を講じている。
【0007】この発明のハンバーガー調理装置の食材の
搬送機構は、ハンバーガーの食材をハンバーガー1個単
位で載置する形状の搬送皿Pを載置して搬送する搬送ラ
インを具備し、前記搬送皿Pを調理手順に従って前進・
停止させることを特徴とする。
【0008】この発明のハンバーガー調理装置の食材の
搬送方法は、ハンバーガーの食材をハンバーガー1個単
位で載置する形状の搬送皿Pを複数用い、前記搬送皿P
を搬送ラインに載置し、調理手順に従って前進・停止さ
せるようにしたことを特徴とする。また、前記調理手順
が、搬送皿Pが停止した際にハンバーガーの食材を順に
載置していくものであることとしてもよい。
【0009】
【作用】この発明は、以下のような作用を有する。
【0010】この発明のハンバーガー調理装置の食材の
搬送機構によると、ハンバーガーの食材は搬送皿Pに載
置し、この搬送皿Pを搬送ラインに載置して調理手順に
従って前進・停止させる。つまり、ハンバーガーの食材
はハンバーガー1個単位で載置する形状の搬送皿Pに載
置して搬送するので、柔らかいバンズや調理したパティ
ーなどのような食材でも円滑に搬送することができる。
【0011】この発明のハンバーガー調理装置の食材の
搬送方法によると、ハンバーガーの食材を載置する搬送
皿Pを複数用い、前記搬送皿Pを搬送ラインに載置し、
調理手順に従って前進・停止させる。つまり、ハンバー
ガーの食材はハンバーガー1個単位で載置する形状の搬
送皿Pに載置して搬送するので、柔らかいバンズや調理
したパティーなどのような食材でも円滑に搬送すること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の構成を実施例として示した
図面を参照して説明する。
【0013】図1乃至図8に示すように、この実施例の
食材の搬送機構は、後述するバンズ供給機構1及びパテ
ィー供給機構2と共にハンバーガー調理装置を形成して
いる。なお、ハンバーガーは、焼成した下側バンズ(ヒ
ールHと通称される)と上側バンズ(クラウンCと通称
される)、及び、ソースや加熱調理したパティーなどを
組み合わせることにより形成される。 (食材の搬送機構)後述するバンズ供給機構1により供
給され且つ焼成されたバンズは、この食材の搬送機構に
よりパティーやソースなどの各食材と組み合わされ、ハ
ンバーガーとして完成せしめられる。
【0014】図1に示すように、この食材の搬送機構
は、ハンバーガーの1個単位毎にその食材を載置してい
くために、そのヒールH形状に対応した適当な深さのデ
ント(窪み部)を有する搬送皿P(図2参照)の搬送ラ
インを具備している。ハンバーガーの食材の組合せは、
前記搬送皿Pを複数用い、この搬送皿Pを搬送ラインに
載置し、調理手順に従って前進・停止させる間に行う。
前記調理手順は、搬送皿Pが停止した際にハンバーガー
の食材を順に載置していくものとしており、この実施例
ではハンバーガーの食材のヒールHから順にクラウンC
の方へと載置していくものとしている。
【0015】また、ハンバーガーの食材の組合せは、搬
送皿Pがヒール載置位置3からクラウン載置位置4まで
移動せしめられる過程において、各種のハンバーガー構
成食材を、自動或いは手動により後述する各位置で載置
していくことにより行う。前記搬送ラインの途中には、
搬送ラインから搬送ライン外へと搬送皿Pを導くための
案内ガイドGが設けられている。
【0016】ここで、ハンバーガーの食材はハンバーガ
ー1個単位で載置する形状の搬送皿Pに載置して搬送す
るので、柔らかいバンズや調理したパティーなどの食材
のような本来搬送が非常に困難なものでも円滑に搬送す
ることができるという利点がある。
【0017】搬送皿Pの搬送ラインは、連結したリンク
50をチェーン(図示せず)駆動する形式のコンベア5が
用いられ(図3及び図4も参照)、同一平面上を略O字
型のループ状に一定速度で連続駆動せしめられている。
また、加熱調理されたハンバーガーの食材が冷えないよ
うに、搬送皿Pは予め約80℃程度に予熱している。こ
の搬送皿Pの熱がコンベア5のリンク50表面へと伝導し
て冷却していくことを極力防止するために、搬送皿Pに
は中空層6(図2参照)を設けている。この実施例で
は、搬送皿Pの材質としてアルミニウムを採用してい
る。
【0018】搬送ラインは搬送皿Pとの間の摺動を可能
としている。また、搬送ライン中には搬送皿Pの一時停
止位置を設け、この一時停止位置には搬送皿Pに当接さ
せるためのストッパーSを出没自在に設けている。
【0019】搬送皿Pに当接させるための出没自在のス
トッパーSとして公知の各種の手段を採用することが可
能であるが、この実施例では次のように構成している。
すなわち、図3及び図4に示すように、搬送皿Pを載置
すべきコンベア5の表面の幅Lを、搬送皿Pの外径Dよ
り若干小さく設定する。また、この搬送ラインにおける
搬送皿Pの左右側面に沿って、搬送皿Pの逸脱防止用の
サイド・ガード板51を設けている。52は支持ブロック、
53はトップリンク・ベースである。そして、搬送皿Pの
一時停止位置には、コンベア5の表面の左右にはみ出し
た搬送皿Pの両端部分に当接させるように、コンベア5
の下方に設置した直動ソレノイド54からストッパーSを
出没させるようにしている。
【0020】なお、搬送皿Pの一時停止位置では、コン
ベア5の左右両側部からエアー・シリンダ55(片側のみ
図示)によってストッパーS’を出没させるようにして
もよい。このように、ストッパーSを出没自在に設ける
手段として、電気アクチュエータや流体圧アクチュエー
タその他の種々の手段を採用することができる。
【0021】したがって、ハンバーガーの1個単位毎に
その食材を載置していく搬送皿Pは、搬送ライン中にお
ける一時停止位置において、出没自在に設けられたスト
ッパーSに当接することにより搬送ラインとの間で摺動
しつつ停止している際に、食材(例えばソースなど)を
組み合わせることができる。つまり、搬送ライン自体を
停止させることなく駆動したままでも、搬送皿Pが搬送
ラインとの間で摺動しつつ停止している際に、ハンバー
ガーの食材を半完成品から完成品へと順に組合せていく
ことができる。したがって、ハンバーガーの食材を搬送
ラインを利用して組み合せていくことができる。
【0022】別言すると、自動ないし半自動でハンバー
ガー調理装置を稼働させる場合、搬送皿Pは搬送ライン
中における一時停止位置においてCPUの指令に応じて
自動的に出没するストッパーSに当接することにより搬
送ラインとの間で摺動しつつ停止している際に、他の食
材(例えばソースなど)をCPUの指令により自動的に
組み合わせることができる。このように構成すると、搬
送ライン自体を停止させることなく駆動したままでも食
材を組み合わせることが可能であるという利点がある。
複数の搬送皿Pが搬送ライン上にある場合、搬送ライン
自体の駆動をいちいち停止することは非常に煩雑なので
ある。
【0023】次に、この食材の搬送機構の使用状態を説
明する。先ず、焼成されたヒールHがヒール載置位置3
の搬送皿上に落下してこれに載置されるとセンサーが検
知し、CPUの指令によりループ状の搬送ライン上に押
し出される。すると、ヒールHを載せた搬送皿Pは、搬
送ライン上を移動していく。なお、ハンバーガーの食材
たるヒールHは、ハンバーガー1個単位で載置する形状
の搬送皿Pに載置して搬送するので、柔らかくても円滑
に搬送することができる。
【0024】搬送皿Pが第1ソース供給位置7(一時停
止位置)へ到達し、これをセンサーが検知すると出没自
在のストッパーSが作動して搬送皿Pはこれに当接して
停止する。この際、搬送ライン自体は連続して駆動され
ている状態にあり、搬送皿PはストッパーSが開放され
るまでは、搬送ラインに対して摺動しつつその位置に停
まっている。すなわち、搬送皿Pは、ストッパーSに当
接し、連続して駆動されている搬送ラインに対して摺動
しつつ見かけの上で停止し、前進しない状態となってい
る。
【0025】第1ソース供給位置7には、ハンバーガー
の種類に対応する液状・練状調味料(バーガーソース,
テリヤキソース,マヨネーズ,タルタルソース,ケチャ
ップ,マスタードなど)の吐出ノズルが設置されてお
り、各吐出ノズルは停止した状態の搬送皿Pの略中央の
上方に配設している。そして、CPUの指令に応じた液
状・練状調味料が、搬送皿内に載置された焼成済みのヒ
ールH上へと供給される。なお、ハンバーガーの種類に
よっては第1ソース供給位置7での液状・練状調味料の
供給が必要ない場合があり、この場合は、CPUはこの
位置ではストッパーSを作動させないので、搬送皿Pは
この一時停止位置を素通りして移動していく。
【0026】第1ソース供給位置7での液状・練状調味
料の供給が終了するとCPUの指令によりストッパーS
が自動的に開放され、搬送皿Pは搬送ライン上を移動せ
しめられる。次の食材たるパティーを載置するための一
時停止位置8(4系統設置)に搬送皿Pが到達し、これ
を検知したセンサーにより出没自在のストッパーSが作
動して搬送皿Pが停止すると、待機中の加熱済みパティ
ー(後述する加熱機構9により加熱調理)が、停止せし
められた搬送皿内のハンバーガー半完成品の上に落下し
て載置せしめられる。なお、ハンバーガーの種類によっ
ては、この位置でのパティーの載置を必要としない場合
があるが、このときは、この位置での停止指令をCPU
が出力しないので、搬送皿PはストッパーSには当接せ
ずこの位置を素通りして移動していく。
【0027】パティーを載置する場合にこれが終了する
とストッパーSが開放され、搬送皿Pは搬送ライン上を
移動していき、案内ガイドGに当接して必然的に搬送ラ
イン外に導き出される。ここは、搬送皿Pが複数個(こ
の実施例では4個程度)滞留できる手動組合せ領域Mと
している。
【0028】上記のように構成しているので、ハンバー
ガーの食材をCPUの指令により自動的に搬送ライン中
で半完成品から完成品へと組合せていくことができると
ともに、この搬送ライン外の手動組合せ領域Mにおい
て、客の注文に係る特定の食材を、手作業等により搬送
皿Pの食材へと組合わすことができる。また、ハンバー
ガーの商品の種類が増えた場合、新しい種類のものに対
する食材の載置は手動組合せ領域Mで対処することがで
きる。つまり、画一的な食材の載置は搬送ライン中の自
動調理領域で行うことにより調理速度の向上を図るとと
もに、新しい種類のハンバーガー用の特定の食材にもハ
ンバーガーの搬送ライン外で容易に対応することができ
る。
【0029】手動組合せ領域Mでは搬送皿上のハンバー
ガー半完成品に対し、具(以下、コンディメントと呼
ぶ)或いはコロッケ、フィッシュ等の揚げ物類(以下、
ポーションと呼ぶ)を載置する。この載置作業は作業
者、すなわち人手により手作業で行われる。作業者は手
動組合せ領域Mに移動してきた搬送皿内のハンバーガー
半完成品に対し、載置すべき対象物の判断をする。
【0030】このため、作業者の視認しやすい位置に、
手動組合せ領域Mで停止したハンバーガー半完成品につ
いての注文表示盤を設置している。注文表示盤には顧客
の注文に応じて入力されたハンバーガーの種類とその数
が一目で視認しやすい形式で、ランプが点灯表示される
ようにしている。この手動組合せ領域Mにおけるコンデ
ィメント、ポーション等の載置作業が終了すると、作業
者は入力システムのインターフェイス盤の操作を行う。
【0031】手動組合せ領域Mにおける食材の載置作業
が終了すると、作業者は搬送皿Pを再び搬送ラインに復
帰せしめるとともに、そのハンバーガーの種類に対応す
るインターフェイス盤のスイッチを押す。搬送皿Pは搬
送ラインへの復帰後すぐにストッパーSに自動的に当接
して停止するようにしており、前記スイッチの操作によ
りストッパーSが開放され、搬送皿Pは搬送ライン上を
移動していく。また、前記スイッチの操作に連動して注
文表示盤上の対応する商品を示すランプが消灯する。上
記インターフェイス盤に入力したバンバーガーの全てが
ストッパーSの部分を通過すると、センサーがその個数
を読み取り、ストッパーSが搬送ライン上に自動復帰す
るようにしている。
【0032】そして、第2ソース供給位置10(一時停止
位置)への搬送皿Pの到達をセンサーが検知すると、出
没自在のストッパーSが作動して搬送皿Pは停止する。
この位置では、手動組合せ領域Mで載置した食材の上に
必要な液状・練状調味料が供給される。
【0033】第2ソース供給位置10でのソース供給が終
了するとストッパーSが開放され、搬送皿Pは搬送ライ
ン上を移動していき、センサーとストッパーSの連動に
より最終の食材であるクラウン載置位置4(一時停止位
置)で停止する。
【0034】そして、停止した搬送皿内のハンバーガー
半完成品上に、焼成されたクラウンCが落下せしめられ
る。これで、ハンバーガーの全ての食材の組合せが完了
する。クラウンCの載置が終了すると、ストッパーSが
開放され、搬送皿昇降機構11へと送られる。搬送皿P
は、搬送皿昇降機構11により上方へ送り出される。 (バンズ供給機構)図5乃至図8はバンズ(ヒールHと
クラウンC)供給機構1を示し、図5及び図6はこのう
ちのヒール供給機構12を示す。なお、図7に示すよう
に、クラウン供給機構13も同様の構成である。これらバ
ンズ供給機構1は、食材の搬送機構の搬送皿Pの搬送ラ
インの下方域に設置している。
【0035】このヒール供給機構12は、上下方向にヒー
ルHを積載するため上下端が開放した筒状のバンズ・マ
ガジン14を具備する。バンズ・マガジン14の下端には鍔
部Fを形成している。そして、前記バンズ・マガジン14
の外周には、上下方向に欠切溝15を一本形成している。
この欠切溝15はバンズ・マガジン14の下端から上下方向
に上端の少し下まで形成しており、上端における筒状部
分は連結した状態としている。
【0036】そして、前記欠切溝15を通し、その上にヒ
ールHを積載する昇降アーム16を上下動させることによ
り、バンズ・マガジン14内のヒールHを次工程へと順次
供給するようにしている。昇降アーム16はボール・ナッ
ト17に連結し、このボール・ナット17はボール・スクリ
ュー18に螺合せしめている。ボール・スクリュー18は、
プーリー19及びタイミング・ベルト20を介してモータM
により回転駆動せしめている。つまり、モータMの駆動
によりボール・ナット17に連結した昇降アーム16が上下
動する。21は、ボール・スクリュー18の端部の軸受け機
構である。
【0037】また、バンズを収容すべきバンズ・マガジ
ン14を複数具備し、バンズはバンズの取出し箇所22に配
置するバンズ・マガジン14から一定の位置に供給できる
ようにしており、バンズ・マガジン14は取出し箇所22に
順次移動するようにしている。すなわち、10本のバン
ズ・マガジン14を、サークル状のバンズマガジン回転機
構の外周に着脱自在に固定しており、これをバンズ・ス
トッカー23内に収容している。バンズマガジン回転機構
は、カップリング24(図7参照)を介してモータMで駆
動される回転軸25に、2枚のバンズマガジン保持板26を
上下2箇所に固定することにより形成している。そし
て、前記バンズマガジン保持板26の外周部に、10本の
バンズ・マガジン14を着脱自在に固定している。27は、
回転軸25の軸受け(図7参照)である。
【0038】バンズ・ストッカー23の天板にはバンズ取
出し口28を1個設けており、その直下にバンズの取出し
箇所22のバンズ・マガジン14が配置されるように、バン
ズマガジン回転機構の回転ピッチを制御している。
【0039】次に、このバンズ供給機構1の使用状態を
説明する。図5乃至図7に示すように、予めバンズ・ス
トッカー23内の各バンズ・マガジン14に、バンズ(ヒー
ルHとクラウンC)を上下方向に積載しておく。そし
て、CPUの指令に応じたモータMの回転駆動により昇
降アーム16を上方に移動させ、バンズ・マガジン14内の
最上位のバンズを、バンズ・マガジン14の上方に出現さ
せる。バンズ・マガジン14から所定の高さまでバンズが
現れたことをセンサー29が検知すると、CPUの指令に
応じてモータMが停止する。これにより、バンズ・マガ
ジン14内のバンズを一定の位置に供給することができ
る。
【0040】また、供給中のバンズ・マガジン14内のバ
ンズが無くなると次のバンズ・マガジン14が取出し箇所
22に順次移動し、このバンズの取出し箇所22に配置した
バンズ・マガジン14からバンズを一定の位置に供給す
る。つまり、バンズを常に一定の位置に供給しうるの
で、自動化ないし半自動化されたハンバーガー調理装置
に容易に対応しうるとともに、バンズ・マガジン14内の
バンズが無くなった際、いちいちこれにバンズを収容し
直す必要がなく、次のバンズ・マガジン14が取出し箇所
22に順次移動することにより時間的ロスを最小にしてハ
ンバーガーの形成を継続でき、客の待ち時間を短縮でき
る。さらに、複数のバンズ・マガジン14をサークル状に
配置しているので、バンズ・マガジン14の取出し箇所22
への移動を回転機構により容易に行うことができる。
【0041】なお、バンズ取出し口28の直下のバンズ・
マガジン14が空の時にはこれをセンサー(図示せず)が
検知し、CPUの指令に応じてバンズマガジン回転機構
が1ピッチ回転し、次のバンズ・マガジン14がバンズの
取出し箇所22に移動してバンズ取出し口28の直下に配置
せしめられるようにしている。
【0042】図7及び図8に示すように、次に、昇降ス
ライド・ユニット30によりファンを内蔵するバンズ吸引
ヘッド31が吸着位置まで下降せしめられ、バンズ・スト
ッカー23から現れたバンズ(ヒールHとクラウンC)を
吸着する。バンズ・マガジン14内のバンズは一定の位置
に供給されるので、この工程におけるセッティングが非
常にやりやすく、自動化ないし半自動化されたハンバー
ガー調理装置と好適に組み合わせることができる。そし
て、バンズ吸引ヘッド31を昇降スライド・ユニット30に
より所定の高さまで上昇させ、次に横行スライド・ユニ
ット32によりクラウン搬送コンベア33及びヒール搬送コ
ンベア34(図1及び図7参照)上に移動させた後、ファ
ンの駆動を停止してバンズをクラウン搬送コンベア33及
びヒール搬送コンベア34上に載置する。
【0043】図1に示すように、クラウンCは、クラウ
ン搬送コンベア33によりクラウン焼上げ位置35(2系統
設置)に送られる。そして、クラウン焼成ヒータ(図示
せず)により上下両面から焼成され、クラウン載置位置
4で停止せしめられた搬送皿内に落下させるまで待機せ
しめられる。
【0044】一方、ヒールHはヒール焼上げ位置36(2
系統設置)でクラウンCと同様に上下両面から焼成され
てヒール載置位置3まで移動せしめられ、その直下に停
止せしめられている搬送皿上に落下させるようにしてい
る。 (パティー供給機構)パティーは昇降機構に支えられた
状態でパティー冷凍庫の中に横向きに複数個段積保管さ
れている(図示せず)。前記パティーの昇降機構及びパ
ティー冷凍庫は搬送皿Pの搬送ラインの上方域に配設し
ている。そして、CPUの指令により、段積されている
最下段のパティーのみがパティー冷凍庫から出る位置ま
で、昇降機構が下降する。
【0045】次に、昇降機構上の最下段のパティーを押
圧機構により押し出し、加熱機構9に移動させる。そし
て、加熱機構9において、一対の対面するセラミック・
ヒーターにより両面から冷凍パティーを加熱する。この
冷凍パティーの加熱調理が終了すると、パティーを搬送
ライン上を移動してくる搬送皿Pに落下させるまで待機
させる。
【0046】
【発明の効果】この発明は上述のような構成を有するも
のであり、次の効果を奏する。
【0047】柔らかいバンズや調理したパティーなどの
ような食材でも円滑に搬送することができるので、ハン
バーガーの食材の組み合わせを搬送ラインを利用して行
うことができるハンバーガー調理装置の食材の搬送機構
及び食材の搬送方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のハンバーガー調理装置の食材の搬送
機構の実施例を説明する平面図。
【図2】図1の食材の搬送機構の搬送皿を説明する一部
破断斜視図。
【図3】図1の搬送ラインを説明する要部平面図。
【図4】図1の搬送ラインを説明する要部断面図。
【図5】図1のヒール供給機構を説明する斜視図。
【図6】図5のヒール供給機構を説明する一部破断側面
図。
【図7】図1のバンズ供給機構を説明する一部破断側面
図。
【図8】図7のバンズ供給機構を説明する平面図。
【符号の説明】
P 搬送皿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 47/74 Z 7716−3F 47/88 B 47/91 A 7716−3F 59/02 Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンバーガーの食材をハンバーガー1個
    単位で載置する形状の搬送皿(P)を載置して搬送する
    搬送ラインを具備し、前記搬送皿(P)を調理手順に従
    って前進・停止させることを特徴とするハンバーガー調
    理装置の食材の搬送機構。
  2. 【請求項2】 ハンバーガーの食材をハンバーガー1個
    単位で載置する形状の搬送皿(P)を複数用い、前記搬
    送皿(P)を搬送ラインに載置し、調理手順に従って前
    進・停止させるようにしたことを特徴とするハンバーガ
    ー調理装置の食材の搬送方法。
  3. 【請求項3】 前記調理手順が、搬送皿(P)が停止し
    た際にハンバーガーの食材を順に載置していくものであ
    る請求項2記載のハンバーガー調理装置の食材の搬送方
    法。
JP6010916A 1994-02-02 1994-02-02 ハンバーガー調理装置の食材の搬送機構及び食材の搬送方法 Pending JPH07213262A (ja)

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JP6010916A JPH07213262A (ja) 1994-02-02 1994-02-02 ハンバーガー調理装置の食材の搬送機構及び食材の搬送方法
US08/380,962 US5562183A (en) 1994-02-02 1995-01-31 Food material conveying mechanism

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