JPH07213063A - スターポイントコントロール方式電源の制御装置 - Google Patents
スターポイントコントロール方式電源の制御装置Info
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- JPH07213063A JPH07213063A JP605994A JP605994A JPH07213063A JP H07213063 A JPH07213063 A JP H07213063A JP 605994 A JP605994 A JP 605994A JP 605994 A JP605994 A JP 605994A JP H07213063 A JPH07213063 A JP H07213063A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スタ―ポイントコントロ―ル方式電源におい
て、運転停止時に速かに直流リアクトルの電流を、短絡
用ア―ムにバイパスさせる。 【構成】 少くとも１次側巻線がオ―プンスタ―接続さ
れた３相トランスと、前記１次側巻線中性点の引出し点
に交流側端子が接続されたサイリスタブリッジから構成
される変換器と、この変換器の直流側端子間に接続され
た直流リアクトルと、この直流リアクトルに並列接続さ
れた短絡用ア―ムと、前記３相トランスの２次側に接続
されている３相整流器とで構成されたスタ―ポイントコ
ントロ―ル方式電源において、運転を停止する時に、前
記短絡用ア―ムに或一定時間に一定回数オン信号を与え
続けると同時に、前記サイリスタブリッジの上下一対の
ア―ムにも或一定時間に一定回数オン信号を与え続ける
手段を具備したスタ―ポイントコントロ―ル方式電源の
制御装置
て、運転停止時に速かに直流リアクトルの電流を、短絡
用ア―ムにバイパスさせる。 【構成】 少くとも１次側巻線がオ―プンスタ―接続さ
れた３相トランスと、前記１次側巻線中性点の引出し点
に交流側端子が接続されたサイリスタブリッジから構成
される変換器と、この変換器の直流側端子間に接続され
た直流リアクトルと、この直流リアクトルに並列接続さ
れた短絡用ア―ムと、前記３相トランスの２次側に接続
されている３相整流器とで構成されたスタ―ポイントコ
ントロ―ル方式電源において、運転を停止する時に、前
記短絡用ア―ムに或一定時間に一定回数オン信号を与え
続けると同時に、前記サイリスタブリッジの上下一対の
ア―ムにも或一定時間に一定回数オン信号を与え続ける
手段を具備したスタ―ポイントコントロ―ル方式電源の
制御装置
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、スター接続されたトラ
ンスの１次側の中性点を開放することによりスター又は
デルタ接続された２次側に発生する交流電圧を遮断する
ようにした３相トランスと、この３相トランスの交流出
力を直流電圧に変換する整流装置を備えたスターポイン
トコントロール方式電源の制御装置に関する。
ンスの１次側の中性点を開放することによりスター又は
デルタ接続された２次側に発生する交流電圧を遮断する
ようにした３相トランスと、この３相トランスの交流出
力を直流電圧に変換する整流装置を備えたスターポイン
トコントロール方式電源の制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図９は従来のスターポイントコントロー
ル方式電源の制御装置を示す構成図であり、図１０は図
９の一部を詳細に示した構成図である。系統の電圧は、
１次側がオープンスター接続であり２次側がスター接続
である３相トランス１に印加され、３相トランス１の２
次側交流電圧は６アームのダイオードから構成されるダ
イオード整流器２により直流に整流される。ダイオード
整流器２の直流出力端にはリプル除去用のコンデンサ３
が取付けられている。さらに負荷４と負荷４が短絡した
場合負荷４に流れる電流を制限するための抵抗５がダイ
オード整流器２の直流側に直列接続されている。３相ト
ランス１の１次側中性点の引出し点には６アームのサイ
リスタブリッジから構成される変換器６が接続され、直
流リアクトル７と短絡用ア―ム８とが変換器６の直流側
に並列接続される。ただし、前記変換器６のアームの内
アノードが前記３相トランス１の１次側中性点の引出し
点に接続されているアームのカソード側に短絡用アーム
のカソード側が接続され、前記変換器６のアームの内カ
ソードが前記３相トランス１の１次側中性点の引出し点
に接続されているアームのアノード側に短絡用アームの
アノード側が接続されている。
ル方式電源の制御装置を示す構成図であり、図１０は図
９の一部を詳細に示した構成図である。系統の電圧は、
１次側がオープンスター接続であり２次側がスター接続
である３相トランス１に印加され、３相トランス１の２
次側交流電圧は６アームのダイオードから構成されるダ
イオード整流器２により直流に整流される。ダイオード
整流器２の直流出力端にはリプル除去用のコンデンサ３
が取付けられている。さらに負荷４と負荷４が短絡した
場合負荷４に流れる電流を制限するための抵抗５がダイ
オード整流器２の直流側に直列接続されている。３相ト
ランス１の１次側中性点の引出し点には６アームのサイ
リスタブリッジから構成される変換器６が接続され、直
流リアクトル７と短絡用ア―ム８とが変換器６の直流側
に並列接続される。ただし、前記変換器６のアームの内
アノードが前記３相トランス１の１次側中性点の引出し
点に接続されているアームのカソード側に短絡用アーム
のカソード側が接続され、前記変換器６のアームの内カ
ソードが前記３相トランス１の１次側中性点の引出し点
に接続されているアームのアノード側に短絡用アームの
アノード側が接続されている。
【０００３】系統の電圧は交流電圧検出器９により検出
され、負荷４に印加される電圧は負荷電圧検出器１０に
より検出される。交流電圧検出器９により検出された交
流電圧検出値及び負荷電圧検出器１０により検出された
負荷電圧検出値を基に制御部１１により変換器６の各ア
ームの点弧タンミングを決定し変換器６の各アームにオ
ン指令を与え定電圧制御を行う。
され、負荷４に印加される電圧は負荷電圧検出器１０に
より検出される。交流電圧検出器９により検出された交
流電圧検出値及び負荷電圧検出器１０により検出された
負荷電圧検出値を基に制御部１１により変換器６の各ア
ームの点弧タンミングを決定し変換器６の各アームにオ
ン指令を与え定電圧制御を行う。
【０００４】負荷４に流れる電流は負荷電流検出器１２
により検出される。異常が発生した場合や運転を停止す
る場合、保護部１３により運転停止の判断を行い、制御
部１１へ運転停止指令を送り、変換器６の全アームをオ
フすると同時に、保護部１３から短絡用アーム８にオン
指令を与え、短絡用アーム８をオンさせ、直流リアクト
ル７に流れていた電流をバイパスさせる。
により検出される。異常が発生した場合や運転を停止す
る場合、保護部１３により運転停止の判断を行い、制御
部１１へ運転停止指令を送り、変換器６の全アームをオ
フすると同時に、保護部１３から短絡用アーム８にオン
指令を与え、短絡用アーム８をオンさせ、直流リアクト
ル７に流れていた電流をバイパスさせる。
【０００５】図１０は図９の制御部１１及び保護部１３
の詳細構成を示す図である。図９と同一部には同一符号
を付してその説明を省略する。保護部１３では負荷電流
検出値を基に過電流検出器１４により過電流が検出さ
れ、リセット信号を入力するまでは保持回路１５により
過電流検出信号は保持され、停止指令として制御部１１
へ送られる。また、保持された過電流検出信号を基に、
短絡用アームゲート発生回路１６から短絡用アーム８の
ゲート信号を出力する。
の詳細構成を示す図である。図９と同一部には同一符号
を付してその説明を省略する。保護部１３では負荷電流
検出値を基に過電流検出器１４により過電流が検出さ
れ、リセット信号を入力するまでは保持回路１５により
過電流検出信号は保持され、停止指令として制御部１１
へ送られる。また、保持された過電流検出信号を基に、
短絡用アームゲート発生回路１６から短絡用アーム８の
ゲート信号を出力する。
【０００６】制御部１１では、負荷電圧及び電圧基準を
基に運転量決定回路１７により運転量を決定し、運転指
令Ａ及び保護部１３からの停止指令を基に運転決定回路
１８から運転指令Ｂを出力する。また、ゲート信号タイ
ミング決定回路１９では、交流電圧検出値、運転量、運
転指令Ｂを基に、変換器６の各アームの点弧タイミング
を決定し、変換器６の各アームにＯＮ指令を与え、定電
圧制御を行う。
基に運転量決定回路１７により運転量を決定し、運転指
令Ａ及び保護部１３からの停止指令を基に運転決定回路
１８から運転指令Ｂを出力する。また、ゲート信号タイ
ミング決定回路１９では、交流電圧検出値、運転量、運
転指令Ｂを基に、変換器６の各アームの点弧タイミング
を決定し、変換器６の各アームにＯＮ指令を与え、定電
圧制御を行う。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】直流リアクトル７にか
かる電圧は短絡用アームのカソード側を正とすると、図
３に示すように運転開始時が最大であり、変換器６のス
イッチングにより振動しながらその後徐々に減衰し定常
時はほぼ０Ｖになる。つまり、運転を停止する時に短絡
用アーム８に順電圧がかかっている場合もあれば、逆電
圧がかかっている場合もある。サイリスタ素子に逆電圧
がかかっている場合はオン指令を与えてもオンしないの
で、一発だけオン指令を与えても短絡用アーム８がオン
しない場合がある。このように短絡用アーム８がオンし
ない場合、変換器６や負荷等を破損するおそ恐れがあ
る。
かる電圧は短絡用アームのカソード側を正とすると、図
３に示すように運転開始時が最大であり、変換器６のス
イッチングにより振動しながらその後徐々に減衰し定常
時はほぼ０Ｖになる。つまり、運転を停止する時に短絡
用アーム８に順電圧がかかっている場合もあれば、逆電
圧がかかっている場合もある。サイリスタ素子に逆電圧
がかかっている場合はオン指令を与えてもオンしないの
で、一発だけオン指令を与えても短絡用アーム８がオン
しない場合がある。このように短絡用アーム８がオンし
ない場合、変換器６や負荷等を破損するおそ恐れがあ
る。
【０００８】そこで本発明の目的は、運転停止時に簡単
な手段により直流リアクトル７に流れている電流を速か
にバイパスさせ、変換器６や負荷等が破損する可能性を
低減することができるスターポイントコントロール方式
電源の制御装置を提供することにある。
な手段により直流リアクトル７に流れている電流を速か
にバイパスさせ、変換器６や負荷等が破損する可能性を
低減することができるスターポイントコントロール方式
電源の制御装置を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載の発明は、１次側がオープンスタ―
接続され２次側がスター又はデルタ接続された３相トラ
ンスと、この３相トランスの１次側中性点の引出し点に
交流側端子が接続された６アームのサイリスタブリッジ
から構成される変換器と、この変換器の直流側端子間に
接続された直流リアクトルと、この直流リアクトルに並
列接続された短絡用アームと、前記３相トランスの２次
側に接続されている３相整流器とで構成されたスターポ
イントコントロール方式電源において、運転を停止する
時に、前記短絡用アームに或一定時間に一定回数オン信
号を与え続けると同時に、前記サイリスタブリッジの上
下一対のアームにも或一定時間に一定回数オン信号を与
え続ける手段を具備したことを特徴としたものである。
に、請求項１に記載の発明は、１次側がオープンスタ―
接続され２次側がスター又はデルタ接続された３相トラ
ンスと、この３相トランスの１次側中性点の引出し点に
交流側端子が接続された６アームのサイリスタブリッジ
から構成される変換器と、この変換器の直流側端子間に
接続された直流リアクトルと、この直流リアクトルに並
列接続された短絡用アームと、前記３相トランスの２次
側に接続されている３相整流器とで構成されたスターポ
イントコントロール方式電源において、運転を停止する
時に、前記短絡用アームに或一定時間に一定回数オン信
号を与え続けると同時に、前記サイリスタブリッジの上
下一対のアームにも或一定時間に一定回数オン信号を与
え続ける手段を具備したことを特徴としたものである。
【００１０】又、上記目的を達成するために、請求項２
に記載の発明は、１次側がオープンスター接続され２次
側がスター又はデルタ接続された３相トランスと、この
３相トランスの１次側中性点の引出し点に交流側端子が
接続された６アームのサイリスタブリッジから構成され
る変換器と、この変換器の直流側端子間に接続された直
流リアクトルと、この直流リアクトルに並列接続された
短絡用アームと、前記３相トランスの２次側に接続され
ている３相整流器とで構成されたスターポイントコント
ロール方式電源において、運転を停止する時に、短絡用
のアームにある一定時間に一定回数オン信号を与え続け
ると同時に、サイリスタブリッジの上下一対のアームに
もある一定時間に一定回数オン信号を与え続けた後、直
流電流検出値により短絡用アームに順電圧がかかってい
ると判断した場合は、再度短絡用のアームにある一定時
間に一定回数オン信号を与え続けると同時に、前記サイ
リスタブリッジの上下一対のアームにもある一定時間に
一定回数オン信号を与え続ける手段を備えたことを特徴
としたものである。
に記載の発明は、１次側がオープンスター接続され２次
側がスター又はデルタ接続された３相トランスと、この
３相トランスの１次側中性点の引出し点に交流側端子が
接続された６アームのサイリスタブリッジから構成され
る変換器と、この変換器の直流側端子間に接続された直
流リアクトルと、この直流リアクトルに並列接続された
短絡用アームと、前記３相トランスの２次側に接続され
ている３相整流器とで構成されたスターポイントコント
ロール方式電源において、運転を停止する時に、短絡用
のアームにある一定時間に一定回数オン信号を与え続け
ると同時に、サイリスタブリッジの上下一対のアームに
もある一定時間に一定回数オン信号を与え続けた後、直
流電流検出値により短絡用アームに順電圧がかかってい
ると判断した場合は、再度短絡用のアームにある一定時
間に一定回数オン信号を与え続けると同時に、前記サイ
リスタブリッジの上下一対のアームにもある一定時間に
一定回数オン信号を与え続ける手段を備えたことを特徴
としたものである。
【００１１】更に、上記目的を達成するために、請求項
３に記載の発明は、１次側がオープンスター接続され２
次側がスター又はデルタ接続された３相トランスと、こ
の３相トランスの１次側中性点の引出し点に交流側端子
が接続された６アームのサイリスタブリッジから構成さ
れる変換器と、この変換器の直流側端子間に接続された
直流リアクトルと、この直流リアクトルに並列接続され
た短絡用アームと、前記３相トランスの２次側に接続さ
れている３相整流器とで構成されたスターポイントコン
トロール方式電源において、運転を停止する時に、短絡
用のアームにある一定時間に一定回数オン信号を与え続
けると同時に、前記サイリスタブリッジの上下一対のア
ームにもある一定時間に一定回数オン信号を与え続けた
後、短絡用アームの電流検出値により電流が流れていな
いと判断した場合は、再度短絡用のアームにある一定時
間に一定回数オン信号を与え続けると同時に、前記サイ
リスタブリッジの上下一対のアームにもある一定時間に
一定回数オン信号を与え続ける手段を備えたことを特徴
としたものである。
３に記載の発明は、１次側がオープンスター接続され２
次側がスター又はデルタ接続された３相トランスと、こ
の３相トランスの１次側中性点の引出し点に交流側端子
が接続された６アームのサイリスタブリッジから構成さ
れる変換器と、この変換器の直流側端子間に接続された
直流リアクトルと、この直流リアクトルに並列接続され
た短絡用アームと、前記３相トランスの２次側に接続さ
れている３相整流器とで構成されたスターポイントコン
トロール方式電源において、運転を停止する時に、短絡
用のアームにある一定時間に一定回数オン信号を与え続
けると同時に、前記サイリスタブリッジの上下一対のア
ームにもある一定時間に一定回数オン信号を与え続けた
後、短絡用アームの電流検出値により電流が流れていな
いと判断した場合は、再度短絡用のアームにある一定時
間に一定回数オン信号を与え続けると同時に、前記サイ
リスタブリッジの上下一対のアームにもある一定時間に
一定回数オン信号を与え続ける手段を備えたことを特徴
としたものである。
【００１２】
【作用】前述のように構成された請求項１乃至請求項３
の発明によれば、運転停止時に短絡用のアームにある一
定時間に一定回数オン信号を与え続けると同時に、前記
サイリスタブリッジの上下一対のアームにもある一定時
間に一定回数オン信号を与え続けることにより、サイリ
スタブリッジの上下一対のアーム又は短絡用アームに順
電圧が印加された時点から直流リアクトルの電流がバイ
パスされるため、信頼性を向上させることができる。
の発明によれば、運転停止時に短絡用のアームにある一
定時間に一定回数オン信号を与え続けると同時に、前記
サイリスタブリッジの上下一対のアームにもある一定時
間に一定回数オン信号を与え続けることにより、サイリ
スタブリッジの上下一対のアーム又は短絡用アームに順
電圧が印加された時点から直流リアクトルの電流がバイ
パスされるため、信頼性を向上させることができる。
【００１３】
【実施例】以下本発明を図面を参照して説明する。図１
は本発明の一実施例を示す構成図であり、図２は図１の
一部を詳細に示した構成図である。尚、図９と図１０と
同一部あるいは同相当部には同一符号を付してその説明
を省略する。
は本発明の一実施例を示す構成図であり、図２は図１の
一部を詳細に示した構成図である。尚、図９と図１０と
同一部あるいは同相当部には同一符号を付してその説明
を省略する。
【００１４】保護部１３では、保持回路１５により保持
された過電流検出信号を基に短絡用アームオン期間設定
回路20により短絡用アーム８をオンする期間が設定され
る。更に、短絡用アームオン期間設定回路２０より出力
された信号と、交流電圧検出値を基に、短絡用アーム制
御回路２１より、短絡用アームオン信号、バイパスペア
ゲート信号及びバイパスペア相選択信号が出力される。
された過電流検出信号を基に短絡用アームオン期間設定
回路20により短絡用アーム８をオンする期間が設定され
る。更に、短絡用アームオン期間設定回路２０より出力
された信号と、交流電圧検出値を基に、短絡用アーム制
御回路２１より、短絡用アームオン信号、バイパスペア
ゲート信号及びバイパスペア相選択信号が出力される。
【００１５】制御部１１では、ゲート信号タイミング決
定回路１９により出力されたＵ，Ｘ相ゲート信号、バイ
パスペアゲート信号及びバイパスペア相選択信号がＵ，
Ｘ相ゲート発生回路２２Ａに、又、Ｖ，Ｙ相ゲート信
号、バイパスペアゲート信号及びバイパスペア相選択信
号がＶ，Ｙ相ゲート発生回路２２Ｂに、更に、Ｗ，Ｚ相
ゲート信号、バイパスペアゲート信号及びバイパスペア
相選択信号がＷ，Ｚ相ゲ―ト発生回路２２Ｃに入力され
る。運転時は、ゲート信号タイミング決定回路１９から
Ｕ，Ｘ相ゲート発生回路２２Ａ、Ｖ，Ｙ相ゲート発生回
路２２Ｂ、Ｗ，Ｚ相ゲート発生回路２２Ｃに入力したゲ
ート信号そのまま出力され、変換器６の各アームにオン
信号を与え、定電圧制御を行なう。
定回路１９により出力されたＵ，Ｘ相ゲート信号、バイ
パスペアゲート信号及びバイパスペア相選択信号がＵ，
Ｘ相ゲート発生回路２２Ａに、又、Ｖ，Ｙ相ゲート信
号、バイパスペアゲート信号及びバイパスペア相選択信
号がＶ，Ｙ相ゲート発生回路２２Ｂに、更に、Ｗ，Ｚ相
ゲート信号、バイパスペアゲート信号及びバイパスペア
相選択信号がＷ，Ｚ相ゲ―ト発生回路２２Ｃに入力され
る。運転時は、ゲート信号タイミング決定回路１９から
Ｕ，Ｘ相ゲート発生回路２２Ａ、Ｖ，Ｙ相ゲート発生回
路２２Ｂ、Ｗ，Ｚ相ゲート発生回路２２Ｃに入力したゲ
ート信号そのまま出力され、変換器６の各アームにオン
信号を与え、定電圧制御を行なう。
【００１６】又、短絡用アーム制御回路２１よりバイパ
スペアゲート信号が送られてきた場合、バイパスペア相
選択信号によりＵ，Ｘ相ゲート発生回路２２Ａ、Ｖ，Ｙ
相ゲート発生回路２２Ｂ、Ｗ，Ｚ相ゲート発生回路２２
Ｃから一つ選択され、選択されたゲート発生回路より上
下一対のアームのゲート信号が出力される。
スペアゲート信号が送られてきた場合、バイパスペア相
選択信号によりＵ，Ｘ相ゲート発生回路２２Ａ、Ｖ，Ｙ
相ゲート発生回路２２Ｂ、Ｗ，Ｚ相ゲート発生回路２２
Ｃから一つ選択され、選択されたゲート発生回路より上
下一対のアームのゲート信号が出力される。
【００１７】前述の構成から成る本発明の一実施例の動
作を図３、図４の直流リアクトルにかかる電圧波形を参
照して説明する。運転中に短絡用アーム８にかかる電圧
は図３に示す通りになるので、運転停止時は短絡用アー
ム８に順電圧がかかっている場合もあれば、逆電圧がか
かっている場合もある。
作を図３、図４の直流リアクトルにかかる電圧波形を参
照して説明する。運転中に短絡用アーム８にかかる電圧
は図３に示す通りになるので、運転停止時は短絡用アー
ム８に順電圧がかかっている場合もあれば、逆電圧がか
かっている場合もある。
【００１８】そこで短絡用アーム８を確実にオンさせる
ためには、短絡用アーム８に順電圧がかかるまで短絡用
アーム８のオン信号を複数回与えれば良い。又、変換器
６の全アームをオフ（ゲートブロック）し、短絡用アー
ム８をオンしない場合の直流リアクトル７の電圧は、図
４のようになり、短絡用アーム８にかかる電圧波形は交
流入力電圧とほぼ一致する。よって、短絡用アーム８の
オン信号は交流入力電圧の半周期以上の一定時間に一定
回数与え続けることにより確実にオンできる。
ためには、短絡用アーム８に順電圧がかかるまで短絡用
アーム８のオン信号を複数回与えれば良い。又、変換器
６の全アームをオフ（ゲートブロック）し、短絡用アー
ム８をオンしない場合の直流リアクトル７の電圧は、図
４のようになり、短絡用アーム８にかかる電圧波形は交
流入力電圧とほぼ一致する。よって、短絡用アーム８の
オン信号は交流入力電圧の半周期以上の一定時間に一定
回数与え続けることにより確実にオンできる。
【００１９】更に、変換器６の上下一対のアームにも交
流入力電圧の半周期以上の一定時間に一定回数以上のオ
ン信号を与え続けるようにする。これにより、直流リア
クトル７に流れている電流をバイパスさせる経路を２系
統にしている。このようにすれば、運転停止時に直流リ
アクトル７に流れている電流をバイパスさせる回路の信
頼性を向上させることができる。
流入力電圧の半周期以上の一定時間に一定回数以上のオ
ン信号を与え続けるようにする。これにより、直流リア
クトル７に流れている電流をバイパスさせる経路を２系
統にしている。このようにすれば、運転停止時に直流リ
アクトル７に流れている電流をバイパスさせる回路の信
頼性を向上させることができる。
【００２０】又、図５、図６に示す、本発明の他の実施
例によれば、直流電圧検出器２３により短絡用アーム８
の電圧を検出し、運転を停止する時に、前記短絡用アー
ムに或一定時間に一定回数オン信号を与え続けると同時
に、前記サイリスタブリッジの上下一対のアームにも或
一定時間に一定回数オン信号を与え続けた後、直流電圧
検出値により前記短絡用アームに順電圧がかかっている
と判断した場合は、再度、前記短絡用アームに或一定時
間に一定回数オン信号を与え続けると同時に、前記サイ
リスタブリッジの上下一対のアームにも或一定時間に一
定回数オン信号を与え続け、より確実に直流リアクトル
７に流れている電流をバイパスさせることができる。
例によれば、直流電圧検出器２３により短絡用アーム８
の電圧を検出し、運転を停止する時に、前記短絡用アー
ムに或一定時間に一定回数オン信号を与え続けると同時
に、前記サイリスタブリッジの上下一対のアームにも或
一定時間に一定回数オン信号を与え続けた後、直流電圧
検出値により前記短絡用アームに順電圧がかかっている
と判断した場合は、再度、前記短絡用アームに或一定時
間に一定回数オン信号を与え続けると同時に、前記サイ
リスタブリッジの上下一対のアームにも或一定時間に一
定回数オン信号を与え続け、より確実に直流リアクトル
７に流れている電流をバイパスさせることができる。
【００２１】更に、図７、図８に示す、本発明の更に他
の実施例によれば、直流電流検出器２４により短絡用ア
ーム８の電流を検出し、運転を停止する時に、前記短絡
用ア―ムに或一定時間に一定回数オン信号を与え続ける
と同時に、前記サイリスタブリッジの上下一対のアーム
にも或一定時間に一定回数オン信号を与え続けた後、直
流電流検出値により前記短絡用アームに電流が流れてい
ないと判断された場合は、再度、前記短絡用アームに或
一定時間に一定回数オン信号を与え続けると同時に、前
記サイリスタブリッジの上下一対のアームにも或一定時
間に一定回数オン信号を与え続け、より確実に直流リア
クトル７に流れている電流をバイパスさせることができ
る。
の実施例によれば、直流電流検出器２４により短絡用ア
ーム８の電流を検出し、運転を停止する時に、前記短絡
用ア―ムに或一定時間に一定回数オン信号を与え続ける
と同時に、前記サイリスタブリッジの上下一対のアーム
にも或一定時間に一定回数オン信号を与え続けた後、直
流電流検出値により前記短絡用アームに電流が流れてい
ないと判断された場合は、再度、前記短絡用アームに或
一定時間に一定回数オン信号を与え続けると同時に、前
記サイリスタブリッジの上下一対のアームにも或一定時
間に一定回数オン信号を与え続け、より確実に直流リア
クトル７に流れている電流をバイパスさせることができ
る。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１乃至請求
項３に記載の発明によれば、運転停止時に簡単な手段に
より直流リアクトルに流れていた電流を速か且つ確実に
バイパスさせ、変換器や負荷等が破損する可能性を低減
することができるスターポイントコントロール方式電源
の制御装置を提供することができる。
項３に記載の発明によれば、運転停止時に簡単な手段に
より直流リアクトルに流れていた電流を速か且つ確実に
バイパスさせ、変換器や負荷等が破損する可能性を低減
することができるスターポイントコントロール方式電源
の制御装置を提供することができる。
【図１】本発明の一実施例を示す構成図。
【図２】［図１］の一部詳細図。
【図３】［図１］の直流リアクトルにかかる電圧波形。
【図４】［図１］の直流リアクトルにかかる電圧波形。
【図５】本発明の他の実施例を示す構成図。
【図６】［図５］の一部詳細図。
【図７】本発明の更に他の実施例を示す構成図。
【図８】［図７］の一部詳細図。
【図９】従来装置の構成図。
【図１０】［図９］の一部詳細図。
１…３相トランス ２…ダイオード
整流器 ３…コンデンサ ４…負荷 ５…抵抗 ６…変換器 ７…直流リアクトル ８…短絡用アー
ム ９…交流電圧検出器 １０…負荷電圧検
出器 １１…制御部 １２…負荷電流
検出器 １３…保護部 １４…過電流検
出器 １５…保持回路 １６…短絡用ア
ームゲート発生回路 １７…運転量決定回路 １８…運転決定
回路 １９…ゲート信号タイミング決定回路 ２０…短絡用ア
ームオン期間設定回路 ２１…短絡用アーム制御回路 22A …U,X 相ゲ
ート信号発生回路 22B …V,Y 相ゲート信号発生回路 22C …W,Z 相ゲ
ート信号発生回路 ２３…直流電圧検出器 ２４…短絡用ア
ーム電流検出器
整流器 ３…コンデンサ ４…負荷 ５…抵抗 ６…変換器 ７…直流リアクトル ８…短絡用アー
ム ９…交流電圧検出器 １０…負荷電圧検
出器 １１…制御部 １２…負荷電流
検出器 １３…保護部 １４…過電流検
出器 １５…保持回路 １６…短絡用ア
ームゲート発生回路 １７…運転量決定回路 １８…運転決定
回路 １９…ゲート信号タイミング決定回路 ２０…短絡用ア
ームオン期間設定回路 ２１…短絡用アーム制御回路 22A …U,X 相ゲ
ート信号発生回路 22B …V,Y 相ゲート信号発生回路 22C …W,Z 相ゲ
ート信号発生回路 ２３…直流電圧検出器 ２４…短絡用ア
ーム電流検出器
Claims (3)
- 【請求項１】 １次側がオープンスター接続され２
次側がスター又はデルタ接続された３相トランスと、こ
の３相トランスの１次側中性点の引出し点に交流側端子
が接続された６アームのサイリスタブリッジから構成さ
れる変換器と、この変換器の直流側端子間に接続された
直流リアクトルと、この直流リアクトルに並列接続され
た短絡用アームと、前記３相トランスの２次側に接続さ
れている３相整流器とで構成されたスターポイントコン
トロール方式電源において、運転を停止する時に、前記
短絡用アームに或一定時間に一定回数オン信号を与え続
けると同時に、前記サイリスタブリッジの上下一対のア
ームにも或一定時間に一定回数オン信号を与え続ける手
段を具備したスターポイントコントロール方式電源の制
御装置。 - 【請求項２】 １次側がオープンスター接続され２
次側がスター又はデルタ接続された３相トランスと、こ
の３相トランスの１次側中性点の引出し点に交流側端子
が接続された６アームのサイリスタブリッジから構成さ
れる変換器と、この変換器の直流側端子間に接続された
直流リアクトルと、この直流リアクトルに並列接続され
た短絡用アームと、前記３相トランスの２次側に接続さ
れている３相整流器とで構成されたスターポイントコン
トロール方式電源において、運転を停止する時に、前記
短絡用アームに或一定時間に一定回数オン信号を与え続
けると同時に、前記サイリスタブリッジの上下一対のア
ームにも或一定時間に一定回数オン信号を与え続ける手
段を具備し、この手段により或一定時間に一定回数オン
信号を与え続けた後、直流電圧検出値により前記短絡用
アームに順電圧がかかっていると判断した場合は、再度
前記手段を動作させるようにしたことを特徴としたスタ
ーポイントコントロール方式電源の制御装置。 - 【請求項３】 １次側がオープンスター接続され２
次側がスター又はデルタ接続された３相トランスと、こ
の３相トランスの１次側中性点の引出し点に交流側端子
が接続された６アームのサイリスタブリッジから構成さ
れる変換器と、この変換器の直流側端子間に接続された
直流リアクトルと、この直流リアクトルに並列接続され
た短絡用アームと、前記３相トランスの２次側に接続さ
れている３相整流器とで構成されたスターポイントコン
トロール方式電源において、運転を停止する時に、前記
短絡用アームに或一定時間に一定回数オン信号を与え続
けると同時に、前記サイリスタブリッジの上下一対のア
ームにも或一定時間に一定回数オン信号を与え続ける手
段を具備し、この手段により或一定時間に一定回数オン
信号を与え続けた後、前記短絡用アームの電流検出値に
より電流が流ていないと判断した場合は、再度前記手段
を動作させるようにしたことを特徴としたスターポイン
トコントロール方式電源の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP605994A JPH07213063A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | スターポイントコントロール方式電源の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP605994A JPH07213063A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | スターポイントコントロール方式電源の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07213063A true JPH07213063A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11628029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP605994A Pending JPH07213063A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | スターポイントコントロール方式電源の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07213063A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110545029A (zh) * | 2019-08-28 | 2019-12-06 | 深圳市法拉第电驱动有限公司 | 大功率电能变换器的驱动装置 |
| CN114019272A (zh) * | 2021-10-18 | 2022-02-08 | 清华大学 | 一种换流器测试电路和测试方法 |
-
1994
- 1994-01-25 JP JP605994A patent/JPH07213063A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110545029A (zh) * | 2019-08-28 | 2019-12-06 | 深圳市法拉第电驱动有限公司 | 大功率电能变换器的驱动装置 |
| CN110545029B (zh) * | 2019-08-28 | 2024-03-26 | 深圳市法拉第电驱动有限公司 | 大功率电能变换器的驱动装置 |
| CN114019272A (zh) * | 2021-10-18 | 2022-02-08 | 清华大学 | 一种换流器测试电路和测试方法 |
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