JPH07212603A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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Publication number
JPH07212603A
JPH07212603A JP6012211A JP1221194A JPH07212603A JP H07212603 A JPH07212603 A JP H07212603A JP 6012211 A JP6012211 A JP 6012211A JP 1221194 A JP1221194 A JP 1221194A JP H07212603 A JPH07212603 A JP H07212603A
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JP
Japan
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unit
memory
signal
personal identification
cpu
Prior art date
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Application number
JP6012211A
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English (en)
Inventor
Yuka Nagai
由佳 長井
Kazuyoshi Suzuki
一可 鈴木
Akihiko Sakai
明彦 酒井
Michiko Hirayu
三知子 平湯
Eiji Ohara
栄治 大原
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH07212603A publication Critical patent/JPH07212603A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 重要・親展等の非公開としたい文書の秘匿性
及び安全性を確保できるものでありながら、送信側にお
ける取り扱い上の不便を解消した画像処理装置を提供す
る。 【構成】 操作部より入力した入力暗証番号とハードデ
ィスク4に登録した登録暗証番号とが互いに合致した場
合のみ通信データがプリンタ部2より出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ機能を有
する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ機能を有する画像処
理装置は、重要・親展等のような非公開としたい文書で
あっても、受信されると同時に印字出力されるようにな
っている。このように、重要・親展等のような非公開と
したい文書を受信した際、直ちに印字出力されてしまっ
ては、第三者に文書情報が漏洩してしまう虞があり、送
信側及び受信側の双方にとって不都合であった。このた
め従来、親展送信・親展受信機能を備えたファクシミリ
機能を有する画像処理装置が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の親展送
信・親展受信機能を備えたファクシミリ機能を有する画
像処理装置にあっては、オペレータによる親展送信選択
のためのキー操作が必要であり、しかも送信側が受信側
の親展ボックス番号を予め知っておく必要がある等、送
信側において取り扱い上不便なことが多かった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、重要・親展等のような非
公開としたい文書の秘匿性及び安全性を確保できるもの
でありながら、送信側における取り扱い上の不便を解消
した画像処理装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、ファクシミリ機能を有する画像処理装置にお
いて、受取人の暗証番号を暗号化する暗号化処理部を有
し且つ該暗号化処理部により暗号化された前記暗証番号
と受取人氏名・住所等の個人識別情報とを登録する登録
手段と、重要・親展等のプロテクト指示用語及び前記個
人識別情報を文字認識する文字認識手段と、前記暗証番
号を入力する入力手段と、該入力手段により入力された
入力暗証番号と前記文字認識手段により文字認識された
前記個人識別情報に対応する前記登録手段により登録さ
れた登録暗証番号とを比較する比較手段と、該比較手段
の比較結果に基づいて前記入力暗証番号と前記登録暗証
番号とが互いに合致した場合のみ通信データを出力する
出力手段とを具備したことを特徴とするものである。
【0006】また、同じ目的を達成する上で、データを
格納する記憶手段を備え、前記文字認識手段により前記
プロテクト指示用語が文字認識されたとき受信データを
前記記憶手段に格納し、受信時刻と前記個人識別情報の
みを前記出力手段により出力したり、前記登録手段に登
録された登録暗証番号の中から前記文字認識手段により
文字認識された前記個人識別情報に対応する暗証番号を
検索する検索手段を備えることが望ましい。
【0007】
【作用】入力手段に入力した入力暗証番号と登録手段に
登録した登録暗証番号とが互いに合致した場合のみ通信
データが出力手段により出力される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。
【0009】図1は、本発明の一実施例に係る画像処理
装置の全体構成を示すブロック図である。同図におい
て、1は原稿を画像データに変換する画像入力装置(以
下、リーダ部と記述する)、2は複数種類の記録紙カセ
ットを有し且つプリント命令により画像データを記録紙
上に可視像として出力する出力手段としての画像出力装
置(以下、プリンタと記述する)、3はリーダ部1と電
気的に接続された外部装置(画像処理装置)である。
【0010】以下、上述した各部1〜3の構成及び動作
について詳細に説明する。
【0011】「リーダ部1の説明」リーダ部1の構成及
び動作について、図2を基に説明する。図2は、リーダ
部1及びプリンタ部2の構成を示す断面図である。
【0012】図2において、原稿給送装置101上に積
載された原稿は、1枚づつ順次原稿台ガラス面102上
に搬送される。そして、その原稿が原稿台ガラス面10
2の所定位置へ搬送されると、スキャナ部のランプ10
3が点灯し且つスキャナ・ユニット104が移動して原
稿を照射する。原稿の反射光は、ミラー105,10
6,107及びレンズ108を介してCCDイメージ・
センサー部109(以下、CCDと記述する)に入力さ
れる。
【0013】図3は、リーダ部1における信号処理回路
の構成を示すブロック図であり、以下、図3を基にリー
ダ部1の信号処理回路の構成及び動作について説明す
る。
【0014】図3において、CCD109に照射された
原稿の反射光は、該CCD109により光電変換され、
レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の各色の
電気信号に変換される。CCD109からのカラー情報
は、次の増幅器110R,110G,110BでA/D
変換器111の入力信号レベルに合わせて増幅される。
A/D変換器111からの出力信号は、シェーディング
回路112に入力され、該シェーディング回路112に
よりランプ103の配光ムラや、CCD109の感度ム
ラが補正される。シェーディング回路112からの出力
信号は、Y信号・色検出回路113及び外部I/F(イ
ンターフェイス)切替回路119に入力される。
【0015】Y信号生成・色検出回路113のY信号生
成回路部は、シェーディング回路112からの出力信号
を基に下記の式で演算を行い、Y信号を生成する。
【0016】Y=0.3R+0.6G+0.1B 更に、Y信号生成・色検出回路113の色検出回路部
は、R,G,Bの色信号から7つの色に分離し、各色に
対する信号を出力する。Y信号生成・色検出回路113
からの出力信号は、変倍・リポート回路114に入力さ
れる。
【0017】図2のスキャナ・ユニット104の走査ス
ピードにより副走査方向の変倍を、また変倍・リピート
回路114により主走査方向の変倍を行う。また、変倍
・リピート回路114により複数の同一画像を出力する
ことが可能である。輪郭・エッジ強調回路115は、変
倍・リピート回路114からの出力信号の高周波成分を
強調することにより、画像のエッジ強調及び輪郭情報を
得る。輪郭・エッジ強調回路115からの出力信号は、
マーカエリア判定・輪郭生成回路116とパターン化・
太らせ・マスキング・トリミング回路117に入力され
る。
【0018】マーカエリア判定・輪郭生成回路116
は、原稿上の指定された色のマーカペンで書かれた部分
を読み取り、マーカの輪郭情報を生成し且つ次のパター
ン化・太らせ・マスキング・トリミング回路117で、
この輪郭情報から太らせやマスキングやトリミングを行
う。また、Y信号生成・色検出回路113からの色検出
信号によりパターン化を行う。
【0019】パターン化・太らせ・マスキング・トリミ
ング回路117からの出力信号は、レーザドライバ回路
118に入力され、該レーザドライバ回路118は、各
種処理された信号をレーザ駆動用信号に変換する。レー
ザドライバ回路118からの出力信号は、プリンタ部2
に入力されて可視像として画像形成が行われる。
【0020】図3において、外部装置3とのインターフ
ェイス(I/F)を行う外部I/F切替回路119は、
図1のリーダ部1から画像情報を外部装置3に出力する
場合、パターン化・太らせ・マスキング・トリミング回
路117からの画像情報をコネクタ120に出力する。
また、外部装置3からの画像情報を図1のリーダ部1に
入力する場合、外部I/F切替回路119は、コネクタ
120からの画像情報をY信号生成・色検出回路113
に入力する。
【0021】上述した各画像処理は、CPU(中央処理
装置)122の指示により行われ且つこのCPU122
によって設定された値によりエリア信号生成回路121
は、上述した画像処理に必要な各種のタイミング信号を
生成する。また、CPU122は、これに内蔵されてい
る通信機能を用いて図1の外部装置3との通信を行う。
SUB・CPU123は、入力手段として操作部124
の制御を行う。また、SUB・CPU123は、これに
内蔵されている通信機能を用いて図1の外部装置3との
通信を行う。
【0022】「プリンタ部2の説明」プリンタ部2の構
成及び動作について図2を基に説明する。
【0023】図2において、プリンタ部2に入力された
画像信号は、露光制御部201にて変調された光信号に
変換されて感光体202を照射する。該照射光によって
感光体202上に作られた潜像は現像器203によって
現像される。該現像された像の先端とタイミングを合わ
せて転写紙積載部(記録紙カートリッジ)204、もし
くは205より転写紙(記録紙)が搬送され、転写部2
06において前記現像された像が転写される。
【0024】転写された像は、定着部207にて転写紙
に定着された後、排紙部208より装置外部に排出され
る。排紙部208から排出された転写紙は、ソータ22
0でソート機能が働いている場合には、各ビンに、ま
た、ソート機能が働いていない場合には、ソータの最上
位のビンに排出される。
【0025】引き続いて、順次読み込み画像を1枚の出
力用紙の両面に出力する方法について図2を基に説明す
る。
【0026】図2における定着部207で像が定着され
た転写紙を、一度、排紙部208まで搬送後、その搬送
方向を逆にして、搬送方向切替部材209を開始再給紙
用被転写紙積載部210に搬送する。次の原稿が準備さ
れると、前記プロセスと同様にして原稿画像が読み取ら
れるが、転写紙については再給紙用被転写紙積載部21
0より給紙されるので、結局、同一転写紙の表面と裏面
とに、2枚の原稿画像を出力することができる。
【0027】「外部装置3の説明」外部装置3の構成を
図1に基づき説明する。
【0028】図1において外部装置3は、リーダ部1と
ケーブルで接続されている。外部装置3は、登録手段と
してのハードディスク4が接続され且つファクシミリ送
受信を行うファクシミリ部5、外部記憶装置6が接続さ
れ且つ各種原稿情報を電気信号に変換し図示しない光磁
気ディスクに保存するファイル部7、外部装置3と外部
コンピュータ8との間のインターフェイスを行うコンピ
ュータ・インターフェイス部9、コンピュータ8からの
コード情報をイメージ情報に展開するフォーマッタ部1
0、リーダ部1からの情報を蓄積したり、コンピュータ
8から送られてきた情報を一時的に蓄積するためのイメ
ージ・メモリ部11及び上記各機能を制御するコア部1
2からなる。
【0029】「コア部12の説明」コア部12の構成及
び動作を、図4に基づき説明する。図4は、コア部12
の構成を示すブロック図である。
【0030】同図において図1のコア部12の第1コネ
クタ1001は、図3のリーダ部1のコネクタ120と
ケーブルで接続される。この第1コネクタ1001に
は、4種類の信号ライン1051,1052,105
5,1057が接続されている。
【0031】信号ライン1051の信号は、図3のリー
ダ部1内のCPU122と通信を行う信号、信号ライン
1052の信号は、図3のリーダ部1内のSUB・CP
U123と通信を行う信号である。これらの信号ライン
1051、1052の信号は、通信用IC1002で通
信プロトコル処理された後、CPUバス1053を介し
てCPU1003に通信情報を伝達する。信号ライン1
055の信号は、ビデオ信号を制御する制御信号、信号
ライン1057の信号は、8ビット(bit)多値のビ
デオ信号である。
【0032】信号ライン1057は、双方向のビデオ信
号ラインであり、図1のリーダ部1からの情報を図1の
コア部12で受け取ることや、該コア部12からの情報
をリーダ部1に出力することが可能である。信号ライン
1057は、バッファ1010に接続され、ここで双方
向信号ラインから片方向の信号ライン1058と107
0とに分離される。
【0033】一方の信号ライン1058の信号は、図1
のリーダ部1からの8ビット多値のビデオ信号であり、
次段の第1ルックアップテーブル(LUT)回路101
1に入力される。この第1LUT回路1011では、リ
ーダ部1からの画像情報をルックアップテーブルにより
所望の値に変換する。第1LUT回路1011からの出
力信号は、信号ライン1059を介して二値化回路10
12または第1セレクタ1013に入力される。
【0034】二値化回路1012には、信号ライン10
59の多値の信号を固定のスライスレベルで二値化する
単純二値化機能、スライスレベルが注目画素の回りの画
素の値から変動する変動スライスレベルによる二値化機
能及び誤差拡散法による二値化機能を有する。二値化さ
れた情報は「0」の場合「00H」,「1」の場合「F
FH」の多値信号に変換され、次段の第1セレクタ10
13に入力される。
【0035】この第1セレクタ1013は、第1LUT
回路1011からの出力信号か、または二値化回路10
12からの出力信号かを選択する。第1セレクタ101
3から出力する信号ライン1060の信号は、第2セレ
クタ1014に入力される。この第2セレクタ1014
は、図1の外部装置3のファクシミリ部5,ファイル部
7,コンピュータ・インターフェイス部9,フォーマッ
タ部10,イメージ・メモリ部11からの出力ビデオ信
号をそれぞれ第1,第2,第3,第4,第5,第6コネ
クタ1005,10061007,1008,1009
を介して図1のコア部12に信号ライン1064を介し
て入力した信号と、第1セレクタ1013から出力した
信号ライン1060の信号とをCPU1003の指示に
より選択する。第2セレクタ1014から出力した信号
ライン1061の信号(画像信号)は、回転回路101
5または第3セレクタ1016に入力される。
【0036】回転回路1015は、入力した画像信号を
+90度、−90度、+180度に回転する機能を有す
る。回転回路1015は、図1のリーダ部1から出力さ
れた情報を二値化回路1012で二値信号に変換された
後、回転回路1015にリーダ部1からの情報とし記憶
し、CPU1003からの指示により前記記憶した情報
を回転して読み出す。第3セレクタ1016は、回転回
路1015から出力した信号ライン1062の信号と、
回転回路1015へ入力する信号ライン1061の信号
のどちらかを選択し、信号ライン1063を介して、フ
ァクシミリ部5との第2コネクタ1005、ファイル部
7との第3コネクタ1006、コンピュータ・インター
フェイス部9との第4コネクタ1007、フォーマッタ
部10との第5コネクタ1008、イメージ・メモリ部
11との第6コネクタ1009及び第4セレクタ101
7にそれぞれ出力する。
【0037】信号ライン1063は、図1のコア部12
からファクシミリ部5、ファイル部7、コンピュータ・
インターフェイス部9、フォーマッタ部10、イメージ
・メモリ部11へ画像情報の転送を行う同期式8ビット
の片方向ビデオバスである。信号ライン1064は、フ
ァクシミリ部5、ファイル部7、コンピュータ・インタ
ーフェイス部9、フォーマッタ部10、イメージ・メモ
リ部11から画像情報の転送を行う同期式8ビットの片
方向ビデオバスである。
【0038】信号ライン1063と信号ライン1064
の同期式バスの制御を行っているのがビデオ制御回路1
004であり、該ビデオ制御回路1004から出力する
信号ライン1056の信号によって制御を行う。第2〜
第6コネクタ1005〜1009には信号ライン105
4がそれぞれ接続される。該信号ライン1054は、双
方向の16ビットCPUバスであり、非同期式によるデ
ータ・コマンドのやり取りを行う。ファクシミリ部5、
ファイル部7、コンピュータ・インターフェイス部9、
フォーマッタ部10及びイメージ・メモリ部11と、コ
ア部12との間における情報の転送は、上記2つのビデ
オバス(信号ライン)1063,1064とCPUバス
1054とによって可能である。
【0039】ファクシミリ部5、ファイル部7、コンピ
ュータ・インタフェイス部9、フォーマッタ部10及び
イメージ・メモリ部11からの出力信号は、信号ライン
1064を介して、第2セレクタ1014と第4セレク
タ1017とにそれぞれ入力される。第2セレクタ10
14は、CPU1003の指示により信号ライン106
4の信号を次段の回転回路1015に入力する。
【0040】第4セレクタ1017は、信号ライン10
63と信号ライン1064とをCPU1003の指示に
より選択する。第4セレクタ1017から出力する信号
ライン1065の信号は、パターンマッチング回路10
18と第5セレクタ1019とにそれぞれ入力される。
パターンマッチング回路1018は、信号ライン106
5を介して入力する信号を予め決められたパターンとパ
ターンマッチングを行い、パターンが一致した場合、予
め決められた多値の信号を信号ライン1066に出力す
る。パターンマッチング回路1018で一致しなかった
場合は、信号ライン1065の信号を信号ライン106
6に出力する。
【0041】第5セレクタ1019は、信号ライン10
65と信号ライン1066とをCPU1003の指示に
より選択する。第5セレクタ1019から出力する信号
ライン1067の信号は、次段の第2ルックアップテー
ブル(LUT)回路1020に入力される。この第2L
UT回路1020は、図1のプリンタ部2に画像情報を
出力する際に該プリンタ部2の特性に合わせて信号ライ
ン1067の信号を変換する。
【0042】第6セレクタ1021は、第2LUT回路
1020の出力信号ライン1068と信号ライン106
5とをCPU1003の指示により選択する。この第6
セレクタ1021の出力信号は、次段の拡大回路102
2に入力される。
【0043】拡大回路1022は、CPU1003から
の指示によりX方向、Y方向それぞれ独立に拡大倍率を
設定することが可能である。その拡大方法は、1次の線
形補間方法である。拡大回路1022から出力する信号
ライン1070の信号は、バッファ1010に入力され
る。バッファ1010に入力された信号ライン1070
の信号は、CPU1003の指示により双方向信号とな
って信号ライン1057及び第1コネクタ1001を介
して図1のプリンタ部2に送られてプリンタアウトされ
る。
【0044】以下、コア部12と各部との信号の流れ
を、図4に基づいて説明する。
【0045】「ファクシミリ部5の情報によるコア部1
2の動作」まず、ファクシミリ部5に情報を出力する場
合について説明する。図4においてCPU1003は、
通信IC1002を介して図1のリーダ部1のCPU1
22と通信を行い、原稿スキャン命令信号を出力する。
リーダ部1は、この命令信号により原稿を図2のスキャ
ナユニット104がスキャンすることにより、画像情報
を図3のコネクタ120に出力する。
【0046】図1に示すようにリーダ部1と外部装置3
とはケーブルで接続されており、リーダ部1からの情報
は、コア部12の第1コネクタ1001に入力される。
また、図4において第1コネクタ1001に入力された
画像情報は、多値8ビットの信号ライン1057を通っ
てバッファ1010に入力される。バッファ回路101
0は、CPU1003の指示により信号ライン1057
の信号を片方向信号として信号ライン1058を介して
第1LUT回路1011に入力する。第1LUT回路1
011では、リーダ部1からの画像情報をルックアップ
テーブルを用いて所望の値に変換する。例えば、原稿の
下地を飛ばすこと等が可能である。
【0047】第1LUT回路1011から出力する信号
ライン1059の信号は、次段の二値化回路1012に
入力される。二値化回路1012は、信号ライン105
9の8ビット多値信号を二値化信号に変換する。二値化
回路1012は、二値化された信号が「0」の場合「0
0H」、「1」の場合「FFH」というように2つの多
値の信号に変換する。二値化回路1012の出力信号
は、第1セレクタ1013及び第2セレクタ1014を
介して回転回路1015または第3セレクタ1016に
入力される。
【0048】回転回路1015から出力する信号ライン
1062の信号も第3セレクタ1016に入力され、該
第3セレクタ1016は、信号ライン1061か、信号
ライン1062のどちらかを選択する。この信号ライン
の選択は、CPU1003がCPUバス1054を介し
て図1のファクシミリ部5と通信を行うことにより決定
する。第3セレクタ1016から出力する信号ライン1
063の信号は、第2コネクタ1005を介してファク
シミリ部5に送られる。
【0049】次にファクシミリ部5からの情報を受け取
る場合について説明する。
【0050】図1のファクシミリ部5からの画像情報
は、図4の第2コネクタ1005を介し信号ライン10
64に伝送される。この信号ライン1064の信号は、
第2セレクタ1014と第4セレクタ1017に入力さ
れる。CPU1003の指示により図1のプリンタ部2
にファクシミリ受信時の画像を回転して出力する場合に
は、第2セレクタ1014に入力した信号ライン106
4の信号を回転回路1015で回転処理する。この回転
回路1015から出力する信号ライン1062の信号
は、第3セレクタ1016,第4セレクタ1017を介
してパターンマッチング回路1018に入力される。
【0051】CPU1003の指示によりファクシミリ
受信時の画像をそのままプリンタ部2に出力する場合に
は、第4セレクタ1017に入力した信号ライン106
4の信号をパターンマッチング回路1018に入力す
る。このパターンマッチング回路1018は、ファクシ
ミリ受信した際の画像のガタガタを滑らかにする機能を
有する。
【0052】パターンマッチング回路1018でパター
ンマッチングされた信号は、第5セレクタ1019を介
して第2LUT回路1020に入力される。この第2L
UT回路1020は、ファクシミリ受信した画像をプリ
ンタ部2に所望の濃度で出力するために、第2LUT回
路1020のルックアップテーブルは、CPU1003
で変更可能となっている。第2LUT回路1020から
出力する信号ライン1068の信号は、第6セレクタ1
021を介して拡大回路1022に入力される。
【0053】拡大回路1022は、2つの値(00H,
FFH)を有する8ビット多値信号に対して、1次の線
形補間法により拡大処理を行う。拡大回路1022から
の多くの値を有する8ビット多値信号は、バッファ10
10と第1コネクタ1001を介して図1のリーダ部1
に送られる。このリーダ部1は、拡大回路1022から
の信号を図3のコネクタ120を介して外部I/F切替
回路119に入力する。
【0054】この外部I/F切替回路119は、図1の
ファクシミリ部5からの信号をY信号生成・色検出回路
113に入力する。このY信号生成・色検出回路113
からの出力信号は、上述した処理を施された後、プリン
タ部2に出力されて記録紙上に画像形成が行われる。
【0055】「ファイル部7の情報によるコア部12の
動作」ファイル部7に情報を出力する場合について説明
する。
【0056】図4においてCPU1003は、通信IC
1002を介して図1のリーダ部1のCPU122と通
信を行い、原稿スキャン命令信号を出力する。リーダ部
1は、この命令信号に基づいて原稿を図2のスキャナユ
ニット104がスキャンすることにより、画像情報を図
3のコネクタ120に出力する。リーダ部1と外部装置
3とは図1に示すようにケーブルで接続されており、リ
ーダ部1からの情報は、図1のコア部12の第1コネク
タ1001に入力される。
【0057】第1コネクタ1001に入力された画像情
報は、バッファ1010によって信号ライン1058の
片方向信号となる。多値8ビットの信号である信号ライ
ン1058の信号は、第1LUT回路1011によって
所望の信号に変換される。第1LUT回路1011から
出力する信号ライン1059の信号は、第1セレクタ1
013、第2セレクタ1014、第3セレクタ1016
を介して第3コネクタ1006に入力される。
【0058】即ち、二値化回路1012及び回転回路1
015の機能を用いずに8ビット多値のままの信号を図
1のファイル部7に転送する。
【0059】図4においてCPU1003のCPUバス
1054を介してファイル部7との通信により二値化信
号のファイリングを行う場合には、二値化回路1012
及び回転回路1015の機能を使用する。二値化処理及
び回転については、上述したファクシミリ部5の説明項
で説明したことと同様であるから、その説明を省略す
る。
【0060】次にファイル部7からの情報を受け取る場
合について説明する。
【0061】図1のファイル部7からの画像情報は、図
4における第3コネクタ1006及び信号ライン106
4を介して第2セレクタ1014か第4セレクタ101
7に入力される。8ビット多値のファイリングの場合は
第4セレクタ1017へ、二値のファイリングの場合は
第2セレクタ1014または第3セレクタ1017へ入
力することが可能である。二値のファイリング処理につ
いては、上述したファクシミリ部5の情報によるコア部
12の動作と同様であるから、その説明を省略する。
【0062】多値のファイリングの場合第4セレクタ1
017から出力する信号ライン1065の信号を第5セ
レクタ1019を介して第2LUT回路1020に入力
する。第2LUT回路1020では、所望のプリント濃
度に合わせてCPU1003の指示によりルックアップ
テーブルを作成する。第2LUT回路1020から出力
する信号ライン1068の信号は、第6セレクタ102
1を介して拡大回路1022に入力される。この拡大回
路1022によって所望の拡大率に拡大した8ビットで
ある信号ライン1070の信号は、バッファ1010及
び第1コネクタ1001を介して図1のリーダ部1に送
られる。このリーダ部1に送られたファイル部7の情報
は、上述したファクシミリ部5の説明項で説明したこと
と同様に、プリンタ部2に出力されて記録紙上に画像形
成が行われる。
【0063】「コンピュータ・インターフェイス部9の
情報によるコア部12の動作」図1のコンピュータ・イ
ンターフェイス部9は、外部装置3に接続されるコンピ
ュータ8とのインターフェイスを行う。コンピュータ・
インターフェイス部9は、SCSI,RS232C,セ
ントロニクス系との通信を行う複数のインターフェイス
を備えている。コンピュータ・インターフェイス部9
は、上記3種類のインターフェイスを有し、各インター
フェイスからの情報は、図4における第4コネクタ10
07とデータバス1054を介してCPU1003に送
られる。このCPU1003は、送られてきた内容から
各種の制御を行う。
【0064】「フォーマッタ部10の情報によるコア部
12の動作」図1におけるフォーマッタ部10は、上述
したコンピュータ・インターフェイス部9から送られて
きた文書ファイル等のコマンドデータをイメージデータ
に展開する機能を有する。CPU1003は、コンピュ
ータ・インターフェイス部9から図4におけるデータバ
ス1054を介して送られてきたデータが、フォーマッ
タ部10に関するデータであると判断すると、第5コネ
クタ1008を介してデータをフォーマッタ部10に転
送する。フォーマッタ部10は、転送されたデータから
文字や図形等の様に意味のある画像としてメモリに展開
する。
【0065】次にフォーマッタ部10からの情報を受け
取り、記録紙上に画像形成を行う手順について説明す
る。図1におけるフォーマッタ部10からの画像情報
は、図4の第5コネクタ1008を介して信号ライン1
064に2つの値(00H,FFH)を有する多値信号
として伝送される。信号ライン1064の信号は、第2
セレクタ1014及び第4セレクタ1017に入力され
る。CPU1003の指示により第2セレクタ1014
及び第4セレクタ1017を制御する。以後の処理につ
いては、上述したファクシミリ部5の説明項で説明した
ことと同様であるから、その説明を省略する。
【0066】「イメージ・メモリ部11の情報によるコ
ア部12の動作」図1におけるイメージ・メモリ部11
に情報を出力する場合について説明する。
【0067】図4においてCPU1003は、通信用I
C1002を介して図3のリーダ部1のCPU122と
通信を行い、原稿スキャン命令信号を出力する。リーダ
部1は、この命令信号に基づき原稿を図2のスキャナユ
ニット104がスキャンすることにより、画像情報を図
3のリーダ部1のコネクタ120に出力する。リーダ部
1と外部装置3とは図1に示すようにケーブルで接続さ
れており、リーダ部1からの情報は、コア部12の第1
コネクタ1001に入力される。第1コネクタ1001
に入力された画像情報は、多値8ビットの信号ライン1
057及びバッファ1010を介して第1LUT回路1
011に送られる。
【0068】第1LUT回路1011から出力する信号
ライン1059の信号は、第1、第2、第3セレクタ1
013,1014,1016及び第6コネクタ1009
を介してイメージ・メモリ部11へ多値画像情報を転送
する。このイメージ・メモリ部11に記憶された画像情
報は、第6コネクタ1009のCPUバス1054を介
してCPU1003に送られる。このCPU1003
は、上述したコンピュータ・インターフェイス部9にイ
メージ・メモリ部11から送られてきたデータを転送す
る。コンピュータ・インターフェイス部9は、前記3種
類のインターフェイス(SCSI,RS232C,セン
トロニクス系)のうちで、所望のインターフェイスで画
像情報を図1のコンピュータ8に転送する。
【0069】次にイメージ・メモリ部11からの情報を
受け取る場合について説明する。
【0070】まず、図1においてコンピュータ・インタ
ーフェイス部9を介してコンピュータ8から画像情報が
コア部12に送られる。図4におけるコア部12のCP
U1003は、コンピュータ・インターフェイス部9か
らCPUバス1054を介して送られてきたデータが、
イメージ・メモリ部11に関するデータであると判断す
ると、該データを第6コネクタ1009を介しイメージ
・メモリ部11に転送する。次にイメージ・メモリ部1
1は、第6コネクタ1009を介して8ビット多値信号
である信号ライン1064の信号を第2セレクタ101
4及び第4セレクタ1017に伝送する。第2セレク1
014または第4セレクタ1017からの出力信号は、
CPU1003の指示により上述したファクシミリ部5
の説明項で説明したことと同様にプリンタ部2に出力さ
れ、記録紙上に画像形成が行われる。
【0071】「ファクシミリ部5の説明」ファクシミリ
部5の構成及び動作を、図5に基づき説明する。図5
は、ファクシミリ部5の構成を示すブロック図である。
【0072】同図においてファクシミリ部4は、コネク
タ400で図1のコア部12と接続され、各種信号のや
り取りを行う。このコア部12からの二値情報を第1、
第2、第3、第4メモリ405,406,407,40
8のいずれかに記憶する場合には、コネクタ400から
出力する信号ライン453の信号がメモリコントローラ
404に入力され、該メモリコントローラ404の制御
下で第1メモリ405、第2メモリ406、第3メモリ
407、第4メモリ408のいずれか、または2組のメ
モリをカスケード接続したものに記憶される。
【0073】メモリコントローラ404は、CPU41
2の指示により第1メモリ405、第2メモリ406、
第3メモリ407、第4メモリ408とCPUバス46
2とデータのやり取りを行う第1モードと、符号化・復
号化機能を有するコーデック(CODEC)411のコ
ーデックバス463とデータのやり取りを行う第2モー
ドと、第1メモリ405、第2メモリ406、第3メモ
リ407、第4メモリ408の内容をDMA(直接メモ
リアクセス)コントローラ402の制御によって変倍回
路403からのデータバス454とデータのやり取りを
行う第3モードと、タイミング生成回路409の制御下
でデータバス454の二値のビデオ入力データを第1メ
モリ405〜第4メモリ408のいずれかに記憶する第
4モードと、第1メモリ405〜第4メモリ408のい
ずれかからメモリ内容を読み出して、信号ライン452
に出力する第5モードの5つの機能を有する。
【0074】第1メモリ405、第2メモリ406、第
3メモリ407、第4メモリ408は、それぞれ2Mb
ytesの容量を有し、400dpiの解像度でA4の
用紙サイズ相当の画像を記憶する。タイミング生成回路
409は、信号ライン459を介してコネクタ400と
接続されており、コア部12からの制御信号(HSYN
C,HEN,VSYNC,VEN)により起動され、下
記の2つの機能を達成するための信号を生成する。
【0075】1つ目はコア部12からの画像信号を第1
〜第4メモリ405〜408のいずれか1つのメモリ、
または2つのメモリに記憶する機能である。2つ目は、
第1〜第4メモリ405〜408のいずれか1つから画
像信号を読み出して、信号ライン452に伝送する機能
である。
【0076】デュアルポートメモリ410は、信号ライ
ン461を介してコア部12のCPU1003と、また
信号ライン462を介してファクシミリ部5のCPU4
12とそれぞれ接続されている。各々のCPU100
9,412は、このデュアルポートメモリ410を介し
てコマンドのやり取りを行う。
【0077】コーデック411は、第1〜第4メモリ4
05〜408のいずれかに記憶されているイメージ情報
を読み出し、MH,MR,MMR方式のうち所望の方式
で符号化を行った後、第1〜第4メモリ405〜408
のいずれかに符号化情報として記憶する。また、コーデ
ック411は、第1〜第4メモリ405〜408に記憶
されている符号化情報を読み出し、MH,MR,MMR
方式のうち所望の方式で復号化を行った後、第1〜第4
メモリ405〜408のいずれかに復号化情報、即ちイ
メージ情報として記憶する。
【0078】SCSIコントローラ413は、図1のフ
ァクシミリ部5に接続されているハードディスク4との
インターフェイスを行う。このハードディスク4は、フ
ァクシミリ送受信時のデータや個人識別情報(氏名、住
所、暗証番号等)を記憶・蓄積することができる。な
お、個人識別情報の入力は、リーダ部1の操作部124
(図3参照)からオペレータによるキー入力、或はリー
ダ部1で個人識別情報登録用紙(図示省略)を読み取っ
て得たデータに基づいて入力される。
【0079】モデム(MODEM)414は、コーデッ
ク411またはSCSIコントローラ413に接続され
ているハードディスク4からの符号化情報を電話回線上
に伝送するために変調する機能と、NCU(ネットワー
ク制御装置)415から送られて来た情報を復調し符号
化情報に変換してコーデック411またはSCSIコン
トローラ413に接続されているハードディスクに符号
化情報を転送する。NCU415は、電話回線と直接接
続されて、電話局等に設置されている交換機と所定の手
順により情報のやり取りを行う。
【0080】図5においてファクシミリ部5のCPU4
12は、リーダ部1の操作部124からオペレータによ
りキー入力された暗証番号に対して暗号化を行う機能
(暗号化処理部)を持ち、更には、図10のファクシミ
リ送信用紙フォーマットを持つ文書画像データに対して
文字認識処理を行う機能(認識手段)を持つ。
【0081】「文字認識処理」以下、本発明の要旨であ
るCPU412の文字認識処理について詳細に説明す
る。
【0082】CPU412は、まず、文字認識処理の対
象となる文書画像データを図5の第1〜第4メモリ40
5〜408に記憶させる。この場合の文書画像データ
は、図10に示したようなファクシミリ送信用紙フォー
マットを持つ二値の画像データである。CPU412
は、こうして第1〜第4メモリ405〜408に記憶さ
れた文書画像データに対して文字認識処理を行う。
【0083】次に文字認識処理の動作を図11のフロー
チャートに基づき説明する。まず、ステップS1101
においてCPU412は、文書画像データにおけるファ
クシミリ送信用紙(受信した画像データ)の所定位置部
分の文字記述画像データの抜き出し処理を行い、対象と
なる文字画像が存在するか否かを判別する。対象となる
文字画像が存在しなければ、ステップS1106に進み
通常受信処理を行った後、本処理動作を終了する。ま
た、文字対象画像が存在すれば、CPU412は、その
文字記述画像データを一時的にハードディスク4に記憶
させ、ステップS1102に進む。このステップS11
02においてCPU412は、前記ステップS1101
で抜き出された文字記述画像データに対して、文字切り
出し処理を行う。この文字切り出し処理は、1文字ずつ
の文字画像の外接矩形を求め、その矩形の大きさの文字
画像データをハードディスク4に記憶させることによっ
て行う。
【0084】次にステップS1103でCPU412
は、前記ステップS1102で文字切り出し処理を行っ
て文字画像データに対して文字認識処理を行う。この文
字認識処理では、まず、位置、傾き、線幅、濃度等の正
規化処理を行う。続いて、この正規化された切り出し文
字画像データに対して輪郭線特徴等に基づく特徴ベクト
ルの抽出を行う。そして、得られた特徴ベクトルと予め
用意された認識辞書における総ての認識対象文字の標準
パターンベクトルとのマッチングを取り、最も確実とさ
れた標準パターンに対応する文字コードを認識結果とし
ハードディスク4に記憶させる。
【0085】次いでステップS1104でCPU412
は、前記ステップS1103において得られた認識結果
とプロテクト指示用語として予め決められている文字の
文字コードとが一致しているか否かを判別し、その判別
結果によって親展受信か否かの判断を行う。不一致によ
り親展受信でないと判断された場合は、前記ステップS
1106に進んで通常受信処理を行う。また、一致によ
り親展受信と判断された場合、ステップS1105に進
んでCPU412は、親展受信処理を行い、文書画像デ
ータの印字出力を禁止し、ファクシミリ送信用紙の所定
位置画像部分に対して同等の認識処理を行い、その結果
得られた個人識別情報の文字コードを登録部であるハー
ドディスク4より検索し、それに対応する暗証番号を文
書画像データに付加した上で、ハードディスク4に保存
した後、本処理動作を終了する。
【0086】次に親展受信され且つハードディスク4に
保存されている文書画像データに対するプロテクト解除
の処理手順を、図12のフローチャートに基づき詳しく
説明する。この処理もCPU412が行う処理である。
まず、ステップS1201において、受信者が受信者本
人の暗証番号を入力する。次のステップS1202で
は、前記ステップS1201において入力された暗証番
号と同じ番号で保存されている文書画像データが存在す
るか否かを調べる。存在すればステップS1203に進
んで速やかにその文書画像データを印字出力し、存在し
なければステップS1204に進んでエラーメッセージ
を表示した後、本処理動作を終了する。
【0087】次にファクシミリ送信における動作を説明
する。図1のリーダ部1からの二値化画像信号は、図5
のコネクタ400より入力され且つ信号ライン453を
通りメモリコントローラ404に達する。信号ライン4
53の信号は、メモリコントローラ404によって第1
メモリ405に記憶される。第1メモリ405に記憶さ
れるタイミングは、図1のリーダ部1から出力する信号
ライン459のタイミング信号によってタイミング生成
回路409で生成される。
【0088】CPU412は、メモリコントローラ40
4の第1メモリ405及び第2メモリ406をコーデッ
ク411のバスライン463に接続する。このコーデッ
ク411は、第1メモリ405からイメージ情報を読み
出しMR法により符号化を行い、符号化情報を第2メモ
リ406に書き込む。A4の用紙サイズのイメージ情報
をコーデック411が符号化すると、CPU412は、
メモリコントローラ404の第2メモリ406をCPU
バス462に接続する。CPU412は、符号化された
情報を第2メモリ406より順次読み出してモデム41
4に転送する。モデム414は、符号化された情報を変
調しNCU415を介し電話回線上にファクシミリ情報
を送信する。
【0089】次にファクシミリ受信における動作を説明
する。電話回線より送られてきた情報は、NCU415
に入力され、該NCU415で所定の手順で図1のファ
クシミリ部5と接続される。NCU415からの情報
は、モデム414に入り復調される。CPU412は、
CPUバス462を介してモデム414からの情報を第
3メモリ407に記憶する。
【0090】1画面の情報が第3メモリ407に記憶さ
れるとCPU412は、メモリコントローラ404を制
御することにより第3メモリ407のデータライン45
7をコーデック411の信号ライン463に接続する。
コーデック411は、第3メモリ407の符号化情報を
順次読み出して復号化、即ちイメージ情報として第4メ
モリ408に記憶する。
【0091】CPU412は、デュアルポートメモリ4
10を介して図1のコア部12のCPU1003と通信
を行い、第4メモリ408からコア部12を通りプリン
タ部2に画像をプリント出力するための設定を行う。該
設定が終了すると、CPU412は、タイミング生成回
路409に起動をかけ、信号ライン460から所定のタ
イミング信号をメモリコントローラ404に出力する。
【0092】このメモリコントローラ404は、タイミ
ング生成回路409からの信号に同期して第4メモリ4
08からイメージ情報を読み出し、信号ライン452に
伝送してコネクタ400に出力する。このコネクタ40
0からプリンタ部2に出力するまでに関しては、上述し
たコア部12の説明の項で説明したので、その説明を省
略する。
【0093】なお、親展受信した時には、受信画像デー
タは印字出力せずに、受信時刻及び個人別情報のみをプ
リンタ部2により印字出力できる。
【0094】「ファイル部7の説明」ファイル部7の構
成及び動作を図6に基づき説明する。図6は、ファイル
部7の構成を示すブロッック図である。
【0095】同図においてファイル部7は、コネクタ5
00で図1のコア部12と接続され、各種信号のやり取
りを行う。多値信号は、コネクタ500から信号ライン
551を介して圧縮回路503に入力され、該圧縮回路
503により多値画像情報から圧縮情報に変換された
後、メモリコントローラ510に出力される。圧縮回路
503から出力する信号ライン552の信号は、メモリ
コントローラ510の制御下で第1メモリ506、第2
メモリ507、第3メモリ508、第4メモリ509の
いずれか、または2組のメモリをカスケード接続したも
のに記憶される。
【0096】メモリコントローラ510は、CPU51
6の指示により、第1メモリ506、第2メモリ50
7、第3メモリ508、第4メモリ509とCPUバス
560とデータのやり取りを行う第1モードと、符号化
・復号化を行うコーデック517のコーデックバス57
0とデータのやり取りを行う第2モードと、第1メモリ
506、第2メモリ507、第3メモリ508、第4メ
モリ509の内容をDMAコントローラ518の制御に
よって変倍回路511からのバス562とデータのやり
取りを行う第3モードと、タイミング生成回路514の
制御下で信号ライン563の信号を第1メモリ506〜
第4メモリ509のいずれかに記憶する第4モードと、
第1〜第4メモリ506〜509のいずれかからメモリ
内容を読み出し、信号ライン558に出力する第5モー
ドの5つの機能を有する。
【0097】第1メモリ506、第2メモリ507、第
3メモリ508、第4メモリ509は、それぞれ2Mb
ytesの容量を有し、400dpiの解像度でA4サ
イズ相当の画像を記憶する。タイミング生成回路514
は、信号ライン553を介してコネクタ500と接続さ
れており、図1のコア部12からの制御信号(HSYN
C,HEN,VSYNC,VEN)により起動され、下
記の2つの機能を達成するための信号を生成する。
【0098】1つ目はコア部12からの情報を第1〜第
4メモリ506〜509のいずれか1つのメモリ、また
は2つのメモリに記憶する機能である。2つ目は、第1
〜第4メモリ506〜509のいずれか1つのメモリか
ら画像情報を読み出して信号ライン556に伝送する機
能である。
【0099】デュアルポートメモリ515は、信号ライ
ン554を介してコア部12のCPU1003、信号ラ
イン560を介してファイル部5のCPU516とそれ
ぞれ接続されている。各々のCPU1003,516
は、このデュアルポートメモリ515を介してコマンド
のやり取りを行う。SCSIコントローラ519は、図
1のファイル部7に接続されている外部記憶装置6との
インターフェイスを行う。外部記憶装置6は、具体的に
は光磁気ディスクで構成され、画像情報等のデータの蓄
積を行う。
【0100】コーデック517は、第1〜第4メモリ5
06〜509のいずれかに記憶されているイメージ情報
を読み出し、MH,MR,MMR方式のうちの所望の方
式で符号化を行った後、第1〜第4メモリ506〜50
9のいずれかに符号化情報として記憶する。また、第1
〜第4メモリ506〜509に記憶されている符号化情
報を読み出し、MH,MR,MMR方式のうちの所望の
方式で復号化を行った後、第1〜第4メモリ506〜5
09のいずれかに復号化情報、イメージ情報として記憶
する。
【0101】外部記憶装置6にファイル情報を蓄積する
動作を説明する。図1のリーダ部1からの8ビット多値
画像信号は、コネクタ500より入力され信号ライン5
51を通り圧縮回路503に入力される。信号ライン5
51の信号は圧縮回路503に入力され、該圧縮回路5
03により圧縮情報に変換され、この圧縮情報は、信号
ライン552を介してメモリコントローラ510に入力
される。このメモリコントローラ510は、図1のコア
部12から出力する信号ライン553の信号によってタ
イミング生成回路559で生成されて信号ライン559
を介して入力するタイミング信号に従って信号ライン5
52の圧縮信号を第1メモリ506に記憶する。
【0102】CPU516は、メモリコントローラ51
0の第1メモリ506及び第2メモリ507をコーデッ
ク517のバスライン570に接続する。コーデック5
17は、第1メモリ506から圧縮された情報を読み出
しMR法により符号化を行い、符号化情報を第2メモリ
507に書き込む。コーデック517が符号化を終了す
ると、CPU516は、メモリコントローラ510の第
2メモリ507をCPUバス560に接続する。CPU
516は、符号化された情報を第2メモリ507より順
次読み出し、SCSIコントローラ519に転送する。
SCSIコントローラ519は、信号ライン572の符
号化された情報を外部記憶装置6に記憶する。
【0103】次に外部記憶装置6から情報を取り出し図
1のプリンタ部2に出力する動作を説明する。情報の検
索・プリントのコマンドを受け取ると、図6のCPU5
16は、SCSIコントローラ519を介して外部記憶
装置6から符号化された情報を受け取り、その符号化情
報を第3メモリ508に転送する。この時メモリコント
ローラ510は、CPU516の指示によりCPU2バ
ス560を第3メモリ508のバス566に接続する。
【0104】第3メモリ508への符号化情報の転送が
終了するとCPU516は、メモリコントローラ510
を制御することにより、第3メモリ508と第4メモリ
509とをコーデック517のバス570に接続する。
コーデック517は、第3メモリ508から符号化情報
を読み取り、順次復号化した後、第4メモリ509に転
送する。
【0105】プリンタ部2に出力する際に拡大・縮小等
の変倍が必要な場合、第4メモリ509を変倍回路51
1のバス562に接続し、DMAコントローラ518の
制御下で第4メモリ509の内容を変倍する。CPU5
16は、デュアルポートメモリ515を介して図1のコ
ア部12のCPU1003と通信を行い、第4メモリ5
09からコア部12を通りプリンタ部2に画像をプリン
ト出力するための設定を行う。該設定が終了するとCP
U516は、タイミング生成回路514に起動をかけ、
信号ライン559から所定のタイミング信号をメモリコ
ントローラ510に出力する。
【0106】メモリコントローラ510は、タイミング
生成回路514からの信号に同期して第4メモリ509
から復号化情報を読み出し、信号ライン556に伝送す
る。この信号ライン556の信号は、伸張回路504に
入力し、ここで情報を伸張する。伸張回路504からの
出力信号は信号ライン555からコネクタ500を介し
てコア部12に出力する。このコネクタ500からプリ
ンタ部2に出力するまでに関しては、上述したコア部1
2の説明項で説明したので、その説明を省略する。
【0107】「コンピュータ・インターフェイス部9の
説明」コンピュータ・インターフェイス部9の構成及び
動作を図7に基づき説明する。図7はコンピュータ・イ
ンターフェイス部9の構成を示すブロック図である。
【0108】同図において第1コネクタ700及び第2
コネクタ701は、第1及び第2SCSIインターフェ
イス(I/F)704,708用のコネクタである。第
3コネクタ702は、セントロニクスインターフェイス
(I/F)705用のコネクタである。第4コネクタ7
03は、RS232Cインターフェイス(I/F)70
6用のコネクタである。第5コネクタ707は、図1の
コア部12と接続するためのコネクタである。
【0109】第1及び第2SCSI・I/F704,7
08は、2つのコネクタ(第1コネクタ700,第2コ
ネクタ701)を有し、複数のSCSIインターフェイ
スを有する機器を接続する場合には、第1コネクタ70
0及び第2コネクタ701を用いてカスケード接続す
る。また、図1の外部装置3とコンピュータ8とを1対
1で接続する場合には、第1コネクタ700とコンピュ
ータ8とをケーブルで接続し、第2コネクタ701には
ターミネイタを接続するか、第2コネクタ701とコン
ピュータ8とをケーブルで接続し、第1コネクタ700
にターミネイタを接続する。
【0110】第1コネクタ700または第2コネクタ7
01から入力される情報は、信号ライン751を介して
第1SCSI・I/F704または第2SCSI・I/
F708に入力される。第1SCSI・I/F704ま
たは第2SCSI・I/F708は、SCSIのプロト
コルによる手続きを行った後、データを信号ライン75
4を介して第5コネクタ707に出力する。
【0111】第5コネクタ707は、コア部12のCP
Uバス1054に接続されており、このコア部12のC
PU1003は、CPUバス1054から、SCSI・
I/F用コネクタ(第1コネクタ700,第2コネクタ
701)に入力された情報を受け取る。コア部12のC
PU1003からのデータをSCSI・コネクタ(第1
コネクタ700,第2コネクタ701)に出力する場合
は、上記と逆の手順によって行う。
【0112】セントロニクス・I/F705は、第3コ
ネクタC702に接続され、信号ライン752を介して
セントロニクスI/F705に入力される。セントロニ
クスI/F705は決められたプロトコルの手順により
データの受信を行い、信号ライン754を介して第5コ
ネクタ707にデータを出力する。第5コネクタ707
は、コア部12のCPUバス1054に接続されてお
り、このコア部12のCPU1003は、CPUバス1
054からセントロニクスI/F用コネクタ(第3コネ
クタ702)に入力された情報を受け取る。
【0113】RS232C・I/F706は、第4コネ
クタ703に接続され、信号ライン753を介してRS
232C・I/F706に入力される。RS232C・
I/F706は、決められたプロトコルの手順によりデ
ータの受信を行い、信号ライン754を介して第5コネ
クタ707にデータを出力する。第5コネクタ707
は、コア部12のCPUバス1054に接続されてお
り、このコア部12のCPU1003は、CPUバス1
054からRS232C・I/F用コネクタ(第3コネ
クタ703)に入力された情報を受け取る。コア部12
のCPU1003からのデータをRS232C・I/F
用コネクタ(第4コネクタ703)に出力する場合は、
上記と逆の手順によって行う。
【0114】「フォーマッタ部10の説明」フォーマッ
タ部10の構成及び動作を図8に基づき説明する。図8
は、フォーマッタ部10の構成を示すブロック図であ
る。
【0115】先に説明した図1のコンピュータ・インタ
ーフェイス部9からのデータは、図4のコア部12で判
別され、フォーマッタ部10に関するデータである場合
には、コア部12のCPU1003は、コア部12の第
5コネクタ1008及び図8のフォーマッタ部10のコ
ネクタ800を介して図1のコンピュータ8からのデー
タをデュアルポートメモリ803に転送する。フォーマ
ッタ部10のCPU809は、デュアルポートメモリ8
03を介してコンピュータ8から送られて来たコードデ
ータを受け取る。CPU809は、このコードデータを
順次イメージデータに展開し、メモリコントローラ80
8を介して第1メモリ806、または第2メモリ807
にイメージデータを転送する。
【0116】第1メモリ806及び第2メモリ807
は、各1Mbytesの容量を持ち、1つのメモリ(第
1メモリ806または第2メモリ807)で300dp
iの解像度でA4の用紙サイズまで対応可能である。3
00dpiの解像度でA3サイズの用紙まで対応する場
合には、第1メモリ806と第2メモリ807をカスケ
ード接続してイメージデータを展開する。
【0117】上述のメモリの制御は、CPU809から
の指示によりメモリコントローラ808によって行われ
る。また、イメージデータの展開の際、文字や図形等の
回転が必要な場合には、回転回路804にて回転した
後、第1メモリ806または第2メモリ807に転送す
る。第1メモリ806または第2メモリ807にイメー
ジデータの展開が終了すると、CPU809は、メモリ
コントローラ808を制御し、第1メモリ806のデー
タバスライン858または第2メモリ807のデータバ
スライン859をメモリコントローラ808の出力ライ
ン855に接続する。
【0118】次にCPU809は、デュアルポートメモ
リ803を介してコア部12のCPU1003と通信を
行い、第1メモリ806または第2メモリ807から画
像情報を出力するモードに設定する。コア部12のCP
U1003は、該コア部12内の通信回路1002を介
して図1のリーダ部1のCPU122に内蔵している通
信機能を用いて該CPU122にプリント出力モードを
設定する。
【0119】プリント出力モードが設定されると図4の
コア部12のCPU1003は、第5コネクタ1008
及び図8のフォーマッタ部10のコネクタ800を介し
てタイミング生成回路802に起動をかける。このタイ
ミング生成回路802は、コア部12からの信号に応じ
てメモリコントローラ808に第1メモリ806または
第2メモリ807から画像情報を読み出すためのタイミ
ング信号を発生する。
【0120】第1メモリ806または第2メモリ807
からの画像情報は、信号ライン858を介してメモリコ
ントローラ808に入力される。メモリコントローラ8
08からの出力画像情報は、信号ライン851及びコネ
クタ800を介してコア部12に転送される。このコア
部12からプリンタ部1への出力に関しては、上述した
コア部12の説明項で説明したので、その説明は省略す
る。
【0121】「イメージ・メモリ部11の説明」イメー
ジ・メモリ部11の構成及び動作を図9を用いて説明す
る。図9は、イメージ・メモリ部11の構成を示すブロ
ック図である。
【0122】イメージ・メモリ部11は、コネクタ90
0で図1のコア部12と接続され、各種信号のやり取り
を行う。信号ライン954の多値入力信号はメモリコン
トローラ905の制御下でメモリ904に記憶される。
メモリコントローラ905は、CPU906の指示によ
りメモリ904とCPUバス957とデータのやり取り
を行う第1モードと、タイミング生成回路902の制御
下で信号ライン954の信号をメモリ904に記憶する
第2モードと、メモリ904からメモリ内容を読み出し
て、信号ライン955に出力する第3モードの3つの機
能を有する。
【0123】メモリ904は、32Mbytesの内容
を有し、400dpiの解像度及び256階調でA3の
用紙サイズ相当の画像を記憶する。タイミング生成回路
902は、コネクタ900と信号ライン952で接続さ
れており、コア部12からの制御信号(HSYNC,H
EN,VSYNC,VEN)により起動され、下記の2
つの機能を達成するための信号を生成する。
【0124】1つ目は、コア部12からの情報をメモリ
904に記憶する機能である。2つ目は、メモリ904
から画像情報を読み出して、信号ライン955に伝送す
る機能である。
【0125】デュアルポートメモリ903は、信号ライ
ン953を介してコア部12のCPU1003及び信号
ライン957を介しイメージメモリ部9のCPU906
にそれぞれ接続されている。各々のCPU1003,9
06は、このデュアルポートメモリ903を介してコマ
ンドのやり取りを行う。
【0126】イメージメモリ部10に画像情報を蓄積
し、この情報を図1のコンピュータ8に転送する動作を
説明する。図1のリーダ部1からの8ビット多値画像信
号は、コネクタ900より入力され信号ライン954を
介してメモリコントローラ905に入力される。このメ
モリコントローラ905は、コア部12から出力する信
号ライン952の信号によってタイミング生成回路90
2で生成されて信号ライン956を介して入力する信号
に従って信号ライン954の信号をメモリ904に記憶
する。
【0127】CPU906は、メモリコントローラ90
5のメモリ904をCPUバス957に接続する。CP
U906は、メモリ904から順次イメージ情報を読み
出してデュアルポートメモリ903に転送する。コア部
12のCPU1003は、イメージメモリ部11のデュ
アルポートメモリ903のイメージ情報を信号ライン9
53、コネクタ900を介して読み取り、この情報をコ
ンピュータ・インターフェイス部9に転送する。コンピ
ュータ・インターフェイス部9からコンピュータ8に情
報を転送することに関しては、上述したコア部12の説
明項で説明したので、その説明を省略する。
【0128】次に、図1のコンピュータから送られてき
たイメージ情報をプリンタ部2に出力する動作を説明す
る。図1のコンピュータ8から送られてきたイメージ情
報は、コンピュータ・インターフェイス部9を介してコ
ア部12に送られる。図4においてコア部12のCPU
1003は、CPUバス1054及びコネクタ1009
を介して図9のイメージ・メモリ部11のデュアルポー
トメモリ903にイメージ情報を転送する。
【0129】この時図9におけるCPU906は、メモ
リコントローラ905を制御し、CPUバス957をメ
モリ904のバスに接続する。CPU906は、デュア
ルポートメモリ903からイメージ情報をメモリコント
ローラ905を介してメモリ904に転送する。メモリ
904へイメージ情報を転送し終ると、CPU906
は、メモリコントローラ905を制御し、メモリ904
のデータラインを信号ライン955に接続する。
【0130】CPU906は、デュアルポートメモリ9
03を介してコア部12のCPU1003と通信を行
い、メモリ904からコア部12を通りプリンタ部2に
画像をプリント出力するための設定を行う。該設定が終
了すると、CPU906は、タイミング生成回路902
に起動をかけ、信号ライン956から所定のタイミング
信号をメモリコントローラ905に出力する。
【0131】メモリコントローラ905は、タイミング
生成回路902からの信号に同期してメモリ904から
イメージ情報を読み出し、信号ライン955に伝送して
コネクタ900に出力する。このコネクタ900からプ
リンタ部2に出力するまでに関しては、上述したコア部
12の説明項で説明したので、その説明を省略する。
【0132】上記構成におけるプロテクト命令時のファ
クシミリ受信動作を図1に基づき説明する。
【0133】OCR(光学式文字読み取り装置)機能を
有するイメージ・メモリ部11は、リーダ部1より入力
された画像に対しOCR処理を施し、プロテクト指示用
語(重要、親展等)が認識されれば、プロテクト命令信
号をファクシミリ部5に送信し、プロテクト指示用語が
認識されなければ、通常動作命令信号をファクシミリ部
5に送信する。どちらかの信号が受信されたことを確認
すると、それらの信号と共に画像データを公衆回線へ出
力する。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像処理
装置によれば、入力手段に入力した入力暗証番号と登録
手段に登録した登録暗証番号とが互いに合致した場合の
み通信データが出力手段により出力されるので、重要・
親展等のような非公開としたい文書の秘匿性、安全性を
確保できるものでありながら、ファクシミリ送信時にお
けるオペレータの親展送信選択のためのキー操作や、親
展ボックス番号の共有といった手間を軽減することがで
き、送信側における取り扱い上の不便を解消し得るとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る画像処理装置の全体構
成を示すブロック図である。
【図2】同装置におけるリーダ部とプリンタ部の構成を
示す断面図である。
【図3】同装置のリーダ部内における画像処理部の構成
を示すブロック図である。
【図4】同装置の外部装置におけるコア部構成を示すブ
ロック図である。
【図5】同装置の外部装置におけるファクシミリ部の構
成を示すブロック図である。
【図6】同装置の外部装置におけるファイル部の構成を
示すブロック図である。
【図7】同装置の外部装置におけるコンピュータ・イン
ターフェイス部の構成を示すブロック図である。
【図8】同装置の外部装置におけるフォーマッタ部の構
成を示すブロック図である。
【図9】同装置の外部装置におけるイメージメモリ部の
構成を示すブロック図である。
【図10】ファクシミリ送信用紙の一例を示す図であ
る。
【図11】同装置のファクシミリ部における文字認識処
理の動作を示すフローチャートである。
【図12】同装置における親展文書に対するプロテクト
解除の制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 プリンタ部(出力手段) 3 外部装置(画像処理装置) 4 ハードディスク(登録手段、記憶手段) 124 操作部(入力手段) 412 CPU(暗号化処理部、文字認識手段、比較手
段、検索手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平湯 三知子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 大原 栄治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ機能を有する画像処理装置
    において、受取人の暗証番号を暗号化する暗号化処理部
    を有し且つ該暗号化処理部により暗号化された前記暗証
    番号と受取人氏名・住所等の個人識別情報とを登録する
    登録手段と、重要・親展等のプロテクト指示用語及び前
    記個人識別情報を文字認識する文字認識手段と、前記暗
    証番号を入力する入力手段と、該入力手段により入力さ
    れた入力暗証番号と前記文字認識手段により文字認識さ
    れた前記個人識別情報に対応する前記登録手段により登
    録された登録暗証番号とを比較する比較手段と、該比較
    手段の比較結果に基づいて前記入力暗証番号と前記登録
    暗証番号とが互いに合致した場合のみ通信データを出力
    する出力手段とを具備したことを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 データを格納する記憶手段を備え、前記
    文字認識手段により前記プロテクト指示用語が認識され
    たとき受信データを前記記憶手段に格納し、受信時刻と
    前記個人識別情報のみを前記出力手段により出力するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記登録手段に登録された登録暗証番号
    の中から前記文字認識手段により認識された前記個人識
    別情報に対応する暗証番号を検索する検索手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
JP6012211A 1994-01-10 1994-01-10 画像処理装置 Pending JPH07212603A (ja)

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