JPH0721259U - ガス式肉盛装置用回転台の清掃装置 - Google Patents
ガス式肉盛装置用回転台の清掃装置Info
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- JPH0721259U JPH0721259U JP5238393U JP5238393U JPH0721259U JP H0721259 U JPH0721259 U JP H0721259U JP 5238393 U JP5238393 U JP 5238393U JP 5238393 U JP5238393 U JP 5238393U JP H0721259 U JPH0721259 U JP H0721259U
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- air
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 肉盛の終ったワークを排出した直後の高温の
回転台が、圧縮空気により急冷されるのを防止する。 【構成】 ワーク交換装置8のフィンガ11が、新しいワ
ーク(エンジンバルブ)3を把持して回転台2Aに載置する
間のみ、フィンガ11の動作と同期して、エアーバルブ12
が作動して噴気管6cより回転台2Aに向かって圧縮空気を
噴射する。
回転台が、圧縮空気により急冷されるのを防止する。 【構成】 ワーク交換装置8のフィンガ11が、新しいワ
ーク(エンジンバルブ)3を把持して回転台2Aに載置する
間のみ、フィンガ11の動作と同期して、エアーバルブ12
が作動して噴気管6cより回転台2Aに向かって圧縮空気を
噴射する。
Description
【0001】
本考案は、例えばエンジンバルブを回転テーブル上の複数の回転台に載置して 、弁フェース部の環状溝に、たとえばステライトのような耐摩耗性の金属を順に 肉盛する装置において、回転台上の酸化スケール等を圧縮空気により除去する清 掃装置の改良に関する。
【0002】
エンジンバルブの弁フェース部は、弁座に繰返し激しく衝接するので、その摩 耗を防止するため、通常、ステライトで肉盛され、その肉盛手段には、プラズマ アーク法と、酸素アセチレンガス法とがある。
【0003】 図3は、後者のガス式肉盛装置を略示するもので、矢印方向に間欠的に回転す る回転テーブル(1)上には、矢印方向に回転する複数の回転台(2)が設けられて いる。
【0004】 回転台(2)に載置したエンジンバルブ(3)は、弁フェース部に切設した環状溝 (3a)がトーチ(4A)により予熱され、ついでトーチ(4B)によりステライト棒(5)の 先端が溶融されて肉盛される。この時エンジンバルブ(3)は傘部(3b)や軸部(3c が高温となるので、圧縮空気源に接続された圧縮空気管(6)に、空気量調節バル ブ(7)を介して接続された噴気管(6a)により冷却される。
【0005】 肉盛の終ったエンジンバルブ(3)は、トーチ(4C)により肉盛部の急冷を避けつ つ、噴気管(6b)により冷却され、ついで自然冷却されながら回転台(2A)の位置に 到達する。
【0006】 回転台(2A)に近接して設置したワーク交換装置(8)は、回転テーブル(1)の回 転停止と同期して開閉する電磁バルブ(9)を介して、圧縮空気源により断続的に 供給される圧縮空気により、ロータリ式のエアシリンダ(10)が作動し、エアシリ ンダ(10)により回転台(2A)に向かって往復回動するプリセットアーム(図示省略) の先端のフィンガ(11)が、回転台(2A)上の肉盛済みのワーク(3)を取り去って新 しいワーク(3)を供給する。
【0007】 回転台(2A)の表面には、上記肉盛時に飛散したステライト棒(5)の湯玉や、エ ンジンバルブ(3)の酸化スケール等が付着しており、この状態のまま新しいエン ジンバルブ(3)を供給すると、正しい姿勢に載置し難く、そのため従来は、噴気 管(6c)により常時エアを噴射させて、スケール等を除去していた。
【0008】
エンジンバルブ(3)を排出した後の回転台(2A)は、まだ高温となっており、従 って常時噴気管(6c)よりエアを噴射させていると、回転台(2A)が急冷されるので 、亀裂が生じたり変形したりして、各回転台(2)の寿命が短かくなるという問題 があった。
【0009】 また、常時エアを出し放しとしているため、工場エアの消費量が大となる。 本考案は、上記問題を解決するのを目的としてなされたものである。
【0010】
上記目的を達成するため、本考案は、軸部の一端に拡径部を有するワークにお ける前記拡径部を、間欠的に回転する回転テーブル上の複数の回転台に載置して 、拡径部に形成した環状溝に耐摩耗性金属を肉盛する装置において、肉盛の終了 したワークを排出した直後の回転台に圧縮空気を噴射する空気管の途中に、回転 台に新しいワークを供給するワーク交換装置のエアの管路と接続され、かつその 動作と同期して、圧縮空気を短時間だけ供給するエアーバルブを設けたことを特 徴とするものである。
【0011】
【作用】 本考案の装置によると、ワーク交換装置が作動している間だけ、圧縮空気が回 転台に噴射されるので、圧縮空気の噴射時間が従来装置より著しく短かくなり、 回転台が急冷されるのが防止される。
【0012】
図1と図2は、本考案の一実施例を示すもので、上述の従来装置と同様の各部 材には、同じ符号を付して、その説明を省略する。 本考案装置においては、噴気管(6c)が、図2に示すようなエアーバルブ(12)を 介して、圧縮空気に接続された圧縮空気管(6)に接続されている。
【0013】 図において、エアーバルブ(12)の円筒状をなすシリンダ(13)の下端開口面は、 連結管(14)をもって、エアシリンダ(10)が新しいエンジンバルブ(3)を回転台(2 A)に載置する際に開く電磁バルブ(9)に接続され、シリンダ(13)の周壁面におけ る直径方向の2つの開口部は、それぞれ圧縮空気管(6)と噴気管(6c)とに接続さ れている。
【0014】 シリンダ(13)の上部には、有底円筒状のストッパ(15)が嵌着され、その底面中 央には通気孔(16)が貫設されている。
【0015】 シリンダ(13)内には、ピストン(17)が収容され、ピストン(17)は、ストッパ(1 5)との間に設けた圧縮コイルばね(18)により、連結管(14)に向けて常時付勢され ている。ピストン(17)の外周面には、ピストン(17)が上限まで摺動した時、圧縮 空気管(6)と噴気管(6c)とを連通させる環状溝(19)が切設されている。
【0016】 エアーバルブ(12)は、常時はばね(18)の付勢力により、図示するように閉じて おり、ワーク交換装置(8)のエアシリンダ(10)が、フィンガ(11)に把持した新し いエンジンバルブ(3)を回転台(2A)に載置すべく、電磁バルブ(9)を開くと、そ の空気圧によりピストン(17)がばね(18)に抗して上限まで摺動する。これにより 、圧縮空気管(6)内の圧縮空気が、環状溝(19)を経て噴気管(6c)より、エンジン バルブ(3)が載置される直前まで、短時間(例えば3秒間)、回転台(2A)に噴射し て、回転台(2A)に付着しているスケール等を吹き飛ばして清掃する。 なお、上記エアーバルブ(12)の代わりに、公知の急速排気弁を用いてもよい。
【0017】
本考案の装置によれば、清掃のため噴気管より回転台に圧縮空気を噴射する時 間が、ワーク交換装置が作動している間の極めて短時間(従来装置の約1/3)とな るので、回転台が急冷されて亀裂が生じたり、変形したりすることはなく、回転 台が長寿命となる。 また、従来のように空気を常時出し放しとしないので、圧縮空気源の空気が節 約される。
【図1】本考案を適用したガス式肉盛装置の平面図であ
る。
る。
【図2】図1のX部の横断拡大平面図である。
【図3】従来装置を備えるガス式肉盛装置の平面図であ
る。
る。
【符号の説明】 (1)回転テーブル (2)(2A)回転台 (3)エンジンバルブ (3a)環状溝 (3b)傘部 (3c)軸部 (4A)(4B)(4C)トーチ (5)ステライト
棒 (6)圧縮空気管 (6a)(6b)(6c)噴
気管 (7)調節バルブ (8)ワーク交換
装置 (9)電磁バルブ (10)エアーシリ
ンダ (11)フィンガ (12)エアーバル
ブ (13)シリンダ (14)連結管 (15)ストッパ (16)通気孔 (17)ピストン (18)圧縮コイル
ばね (19)環状溝
棒 (6)圧縮空気管 (6a)(6b)(6c)噴
気管 (7)調節バルブ (8)ワーク交換
装置 (9)電磁バルブ (10)エアーシリ
ンダ (11)フィンガ (12)エアーバル
ブ (13)シリンダ (14)連結管 (15)ストッパ (16)通気孔 (17)ピストン (18)圧縮コイル
ばね (19)環状溝
Claims (1)
- 【請求項1】 軸部の一端に拡径部を有するワークにお
ける前記拡径部を、間欠的に回転する回転テーブル上の
複数の回転台に載置して、拡径部に形成した環状溝に耐
摩耗性金属を肉盛する装置において、肉盛の終了したワ
ークを排出した直後の回転台に圧縮空気を噴射する空気
管の途中に、回転台に新しいワークを供給するワーク交
換装置のエアの管路と接続され、かつその動作と同期し
て、圧縮空気を短時間だけ供給するエアーバルブを設け
たことを特徴とするガス式肉盛装置用回転台の清掃装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5238393U JPH0721259U (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | ガス式肉盛装置用回転台の清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5238393U JPH0721259U (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | ガス式肉盛装置用回転台の清掃装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0721259U true JPH0721259U (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=12913292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5238393U Pending JPH0721259U (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | ガス式肉盛装置用回転台の清掃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721259U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101275350B1 (ko) * | 2012-11-20 | 2013-06-17 | 주식회사 신화에이치앤티 | 회전식 용접 장치 |
KR102070310B1 (ko) * | 2019-06-12 | 2020-01-28 | (주)플루토 | 자동차 부품용 인덕터 레이저 용접장치 |
-
1993
- 1993-09-28 JP JP5238393U patent/JPH0721259U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101275350B1 (ko) * | 2012-11-20 | 2013-06-17 | 주식회사 신화에이치앤티 | 회전식 용접 장치 |
KR102070310B1 (ko) * | 2019-06-12 | 2020-01-28 | (주)플루토 | 자동차 부품용 인덕터 레이저 용접장치 |
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