JPH07212426A - 複数位相信号の振幅/周波数特性をベースバンド領域において推定する装置 - Google Patents

複数位相信号の振幅/周波数特性をベースバンド領域において推定する装置

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JPH07212426A
JPH07212426A JP6328781A JP32878194A JPH07212426A JP H07212426 A JPH07212426 A JP H07212426A JP 6328781 A JP6328781 A JP 6328781A JP 32878194 A JP32878194 A JP 32878194A JP H07212426 A JPH07212426 A JP H07212426A
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signal
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demodulation
frequency
transversal filter
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JP6328781A
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Michel Comte
ミシエル・コント
Gerard Lample
ジエラール・ランプル
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Alcatel CIT SA
Original Assignee
Alcatel Telspace SA
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/005Control of transmission; Equalising

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 位相が直交した2つの信号を用いた復調によ
り、ベースバンド領域の成分iおよびqが送出され、こ
れらの成分からソース信号の振幅/周波数特性を推定す
る装置(19)を提供する。 【構成】 推定装置(19)は、成分iおよびqから複
素数成分i+jqおよびq+jiを発成する結合手段
(32、33)、並びにこれら複素数成分(i+jqお
よびq+ji)の振幅の大小を評価することによって、
ソース信号の振幅/周波数特性を表す係数(kp )を送
り出す評価手段(34〜40)を備えている。推定装置
がベースバンド領域で作動する際に、中間周波数領域ま
たは超高周波数領域で作動しているトランスバーサル・
フィルタを制御することができる、周波数イコライザの
作製が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の分野は、マイクロ波によ
るディジタル信号伝送方式の分野である。
【0002】本発明は、より具体的にはソース信号の振
幅/周波数特性を推定する装置に関するものであり、位
相が直交する2つの信号を用いてソース信号を復調する
ことによってベースバンド領域の成分iおよびqが送出
され、これらの成分がこの推定装置の各入力部に印加さ
れる。このような推定装置はとりわけ、MDP−M(M
状態位相変調)またはMDAP−M(M状態振幅・位相
変調)タイプの変調されたマイクロ波信号の受信器の周
波数イコライザ中で使用できる。
【0003】
【従来の技術】ディジタルのマイクロ波によって提起さ
れる問題の一つは、受信機によって受信した信号が、マ
ルチパスの影響を受けている可能性があることである。
受信信号のスペクトルは選択的フェージングを呈し、ま
たディジタル信号のレベルにおいて、このことは符号間
の干渉となって現れる。スペクトルは、送信時には搬送
波を中心として対称であるが、このスペクトルが変形し
て、特に一般に「傾き」と呼ばれる変形した形を帯びる
ことがある。スペクトルは、受信信号の振幅が搬送周波
数(または中間周波数)の手前側と向う側で異なってい
るとき傾きを呈する。このスペクトル変形は、搬送周波
数(または中間周波数)を中心として全体が対称であ
る。この現象は、選択的フェージングがスペクトルの縁
で生じたとき観察される。
【0004】そこで、受信時に、変形したスペクトルに
対して自己整合式周波数イコライザを用いて本来の対称
な形を回復させることが必要である。従って周波数イコ
ライザの役目は、受信信号のスペクトルを修正して、マ
ルチパスの影響を補正することである。
【0005】従来から、自己整合式周波数イコライザは
トランスバーサル・フィルタを含んでおり、このフィル
タは入力信号を受け取り、また補正済み出力信号を、そ
の出力信号の振幅/周波数特性を推定する装置に供給し
ている。推定装置はこの特性を補正するようにトランス
バーサル・フィルタを制御する。
【0006】従来の周波数イコライザの大多数は中間周
波数領域で作動する。このタイプの周波数イコライザ
が、図1の復調段に示されている。
【0007】中間周波数信号FIがトランスバーサル・
フィルタ1の入力部に印加され、このフィルタの出力
は、補正済み振幅/周波数特性を有する中間周波数信号
【0008】
【数10】
【0009】から構成される。この信号
【0010】
【数11】
【0011】は2つの狭帯域フィルタ2、3に印加さ
れ、これらのフィルタの中心周波数f1およびf2は、
図2に示したような信号FIのスペクトル内にある。こ
の図2は、傾きの影響を受けた信号FIのスペクトルを
表している。周波数f1およびf2は、信号
【0012】
【数12】
【0013】の中心周波数である周波数f0の両側に位
置している。
【0014】フィルタ2および3から送出される信号の
振幅は、スペクトルの変形を知らせる量であり、したが
ってトランスバーサル・フィルタ1を制御して、このフ
ィルタが送出する各信号の振幅が周波数f0を中心とし
てほぼ等しくなるようにすることが可能である。フィル
タ1の制御は処理手段4によって保証され、処理手段4
は補正係数を生成し、この補正係数がフィルタ1に印加
される。フィルタ1と、狭帯域フィルタ2および3と、
処理手段4とは、中間周波数領域で作動する周波数イコ
ライザを形成している。
【0015】図3はトランスバーサル・フィルタ1の伝
統的回路図の概要である。このフィルタは2つの遅延線
と、3つの乗算器と、一つの加算器を含み、遅延線は遅
延時間Tを持ち、乗算器は補正係数a-1、a0 、および
+1を受け取り、加算器の出力は補正済み信号
【0016】
【数13】
【0017】を構成する。遅延時間Tは、被変調信号F
Iの中心周波数と、符号伝送速度との関数である。
【0018】こうして伝搬媒体の振幅/周波数応答を補
正すると、補正済みスペクトルは有効帯域内で平坦とな
り、すなわち傾きが除かれる。
【0019】フィルタ1から出された補正済み信号(図
1)は、2つの混合器5、6に印加され、これらの混合
器は、これらの信号は中間周波数領域で作動している局
部発振器7から生成した位相が直交した2つの信号を受
け取る。混合器5および6の後ろには増幅器8、9が置
かれ、これらの増幅器8、9は、増幅され、補正された
ベースバンド領域の2つの復調成分
【0020】
【数14】
【0021】および
【0022】
【数15】
【0023】を送り出す。
【0024】さらに、直接復調を行うディジタル信号受
信器を作製することができる。すなわち、その出力信号
が受信信号の搬送波の周波数に等しい周波数を有する局
部発振器を使用すればよい。この場合、図1の信号FI
の代わりに超高周波数信号SHFが使用され、また局部
発振器8は搬送周波数に等しい周波数を有する信号を送
り出す。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、超高周
波数領域で作動する周波数イコライザは複雑で費用が掛
かるという欠点を示す。これが、中間周波数領域で作動
する周波数イコライザが好んで使用される理由である。
この場合、もし受信信号の振幅/周波数特性の補正も同
様に実施したいと思っても、受信信号に対して直接復調
を実行し、ベースバンド領域の2成分を直接回収するこ
とは可能でない。
【0026】ベースバンド領域で作動する周波数イコラ
イザ、すなわち復調段の後ろに置かれる周波数イコライ
ザの作製は、ある問題を提起するが、それについては図
4Aおよび4Bを参照しながら説明する。
【0027】図4Aに受信信号の観察可能なスペクトル
を示すが、この信号は一定の傾きによって変形してい
る。これの中心周波数はf0と表記され、また中心周波
数(搬送周波数または中間周波数)に一致している。図
4Bに、この信号の復調後の有効スペクトルを示す。結
果として得られる有効スペクトルは点線で表されてい
る。このスペクトルは負のスペクトル成分と正のスペク
トル成分との和からできており、負のスペクトル成分は
参照番号100で示され、周波数f0より下の周波数に
対応し、また正のスペクトル成分は参照番号200で示
され、周波数f0より上の周波数に対応している。
【0028】結果として生じるスペクトルは、復調後の
2つのチャネルのそれぞれにおいて観察可能であり、ま
たf0を中心として周波数を折り返したため、もはや傾
きは検出可能でない。中心周波数より下の周波数と、上
の周波数との間で、場合によっては振幅が異なることも
あるが、それ故、その振幅差は観察不可能である。この
ような事情から、ベースバンド領域で作動し、しかも例
えば受信信号の振幅/周波数特性を補正するトランスバ
ーサル・フィルタを制御するための推定装置を作製する
ことはできない。
【0029】本発明は、このようにベースバンド領域で
作動し、中間周波数領域または超高周波数領域における
ソース信号の振幅/周波数特性を推定する装置を提供す
ることを目的とする。位相が直交した2つの信号を使っ
た復調により、ベースバンド領域の成分が送出され、こ
の成分が再び推定装置に印加される。このような推定装
置はとりわけ、復調によって取り除かれる搬送周波数
(または中間周波数)より高い周波数と、低い周波数と
の間で振幅差を検出するのに適していなければならず、
すなわち、ソース信号の振幅/周波数特性を表す係数を
送り出すことができなければならない。この係数を、と
りわけトランスバーサル・フィルタを制御するのに利用
して、このフィルタに印加される信号の傾き(傾き補正
器あるいは傾斜イコライザ)を実現することができる。
【0030】ベースバンド領域で作動する推定装置によ
って生成される傾き補正係数は、以下の説明から理解さ
れるとおり、入力信号としてベースバンド領域の信号
(とりわけ直接復調によって得られる信号)を受け取る
トランスバーサル・フィルタにも、あるいは中間周波数
信号を受け取るトランスバーサル・フィルタにも、ある
いは超高周波数信号を受け取るトランスバーサル・フィ
ルタにも無差別に印加できることに注目すべきである。
【0031】本発明の補完的目的は、ベースバンド領域
で作動し、利得制御係数をも増幅器に供給する推定装置
を作成することである。このような利得制御係数は、と
りわけ、一般に復調段とトランスバーサル・フィルタと
の間に置かれる増幅器に、あるいは直接トランスバーサ
ル・フィルタに印加することができる。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記の目的、並びに以下
から明らかとなるその他の目的は、ソース信号の振幅/
周波数特性を推定する装置によって達成される。位相が
直交する2つの信号を使った復調によって、ベースバン
ド領域の成分iおよびqが送出され、これらの成分がこ
の推定装置の入力部に印加される。推定装置は、成分i
およびqから複素数成分i+jqおよびq+jiを生成
する結合手段、並びに複素数成分の振幅の大小を評価す
ることによってソース信号の振幅/周波数特性を表す係
数を送り出す手段を備える。
【0033】i+jqおよびq+jiを得ることは、復
調後のスペクトルの正の周波数と負の周波数を復元する
ことに対応し、こうしてベースバンド内に留まりながら
も、ゼロ周波数から離れたこれらの周波数の振幅を測定
することが可能である。
【0034】成分iとqとを結合する手段は、複素数成
分i+jqおよびq+jiをバンドパス・フィルタに供
給するのが有利である。フィルタの中心周波数は、ベー
スバンド内に位置する所定の周波数に等しい。
【0035】これらの結合手段は、2つの入力ポート0
−90°を有する2つの結合器から構成することが好ま
しく、それぞれの結合器は出力部において、ベースバン
ド領域における90°移相された一方の成分をベースバ
ンド領域における他方の成分に加算し、この移相が所定
の周波数において実行される。
【0036】有利な実施例においては、成分iおよびq
は、位相が直交した2つの信号に基づいてソース信号を
復調することで得られる2つの復調成分(一般にIおよ
びQと表記される)である。
【0037】本発明による推定装置を、トランスバーサ
ル・フィルタを制御するのに利用したとき、上記係数は
このトランスバーサル・フィルタの入力部に印加される
信号の振幅/周波数特性の補正係数を構成し、このフィ
ルタには、この補正係数も印加される。それ故、このト
ランスバーサル・フィルタから送出される信号は補正済
み信号から構成される。
【0038】この補正済み信号は、補正済み超高周波数
信号から構成されていても、あるい補正済み中間周波数
信号から構成されていてもよいが、後者の場合には、ト
ランスバーサル・フィルタと推定装置との間に挿入され
る復調段が、位相が直交した2つの信号上での補正済み
信号の復調を保証する。
【0039】別の実施例においては、この補正済み信号
は2つの補正済み復調成分から構成されるベースバンド
領域の信号であり、トランスバーサル・フィルタの入力
部に印加される信号は、ソース信号を受け取る復調段か
ら出されるベースバンド領域の2つの信号から構成され
る。
【0040】本発明の推定装置は、|i+jq|と|q
+ji|を加算する手段をも含むことができ、この加算
手段は積分ののち、利得補正成分を送り出す。この係数
を増幅器あるいはトランスバーサル・フィルタに印加し
てもよい。
【0041】本発明は、このような推定装置によって制
御されるトランスバーサル・フィルタをも対象としてい
る。このトランスバーサル・フィルタは、 −それぞれどちらかの復調成分を受け取り、それぞれ第
1および第2和信号を送り出す、第1および第2瀘波回
路と、 −遅延された第1復調信号を中心として時間対称である
2つの成分を有する、2つの成分を有する、第2和信号
を第1瀘波回路から出される第1遅延復調信号と加算す
る、加算手段と、 −遅延された第2復調信号を中心として時間対称である
2つの成分を有する、第1和信号を第2瀘波回路から出
される遅延された第2復調信号から差し引く、減算手段
とを備え、これらの加算手段および減算手段が補正済み
復調成分を送り出す。
【0042】好ましい適用例では、トランスバーサル・
フィルタの入力部に印加される信号は、位相が直交し、
かつソース信号を構成する受信した超高周波数信号の搬
送波と同じ周波数を有する、別の2つの信号を用いて直
接復調することによって得られる、ベースバンド領域の
2つの信号から構成される。
【0043】本発明の他の特性および利点は、付属の図
面を参照しながら推定装置の実施例およびいくつかの適
用例に関する以下の限定的ではなく例示的な説明を読め
ば明らかとなろう。
【0044】
【実施例】図5は、直接復調を実行するディジタル信号
受信器10の復調段の概略回路図である。
【0045】超高周波数ソース信号SHFは接続路11
を通って運ばれ、2つの混合器12、13に印加される
が、この混合器は他にも、90°移相器14から出され
る位相が90°ずれた2つの信号を受け取る。移相器1
4は局部発振器信号Folを受け取るが、この信号は超
高周波数信号SHFの搬送波と同じ周波数を持ち、また
搬送波は場合によっては搬送波回収の結果として得られ
る。従って混合器12および13から出される信号はベ
ースバンド領域の信号であって、自動利得制御付きの増
幅器15、16に印加される。利得制御は点線内に示さ
れており、また以下で理解されるとおり、本発明の推定
装置を使って直接得ることができる。
【0046】増幅器15、16からの出力信号は、ベー
スバンド領域の2つの復調成分IおよびQを構成する
が、この2成分はソース信号SHFを、位相が直交する
2つの搬送波に基づいて復調することで得られる。信号
IおよびQは、ベースバンド領域で作動する自己整合式
周波数イコライザ17に印加される。周波数イコライザ
17はトランスバーサル・フィルタ18を含んでおり、
このフィルタ18が、補正済み出力信号を構成するベー
スバンド領域の2つの補正済み復調成分
【0047】
【数16】
【0048】および
【0049】
【数17】
【0050】を送り出す。これらの成分を、本発明によ
る推定装置19に印加することで、推定装置19はトラ
ンスバーサル・フィルタ18を制御する。
【0051】また信号SHFの代わりに中間周波数信号
を用いることも可能で、その場合、Fo1はこの中間周
波数に等しくなる。
【0052】図6にトランスバーサル・フィルタ18の
好ましい実施例を示す。このフィルタは傾きを補正し、
すなわち搬送周波数の手前側と向う側に位置する周波数
の振幅差を補正するためのものである。トランスバーサ
ル・フィルタ18の入力部に印加される信号は、一般に
2つの復調成分I、Qから構成され、これらの成分は
(中間周波数領域あるいは超高周波数領域における)ソ
ース信号を、位相が直交した2つの信号に基づいて復調
することで得られる。
【0053】トランスバーサル・フィルタ18は、第1
瀘波回路20aと第2瀘波回路20bを含んでおり、こ
れらは同じものである。個々のセルは復調成分I、Qの
どちらかを受け取り、それぞれ第1および第2和信号を
送出するが、これらの和信号はそれぞれIs およびQs
と表記される。
【0054】個々の瀘波回路20a、20bは第1遅延
回路21a、21bを含んでおり、この遅延回路はそれ
ぞれ復調成分IおよびQを受け取り、またそれぞれ遅延
された第1および第2復調信号I2 、Q2 を送り出す。
第2遅延回路22a、22bは、各瀘波回路内の第1遅
延回路の出力部に置かれ、遅れ信号I3 およびQ3 を送
り出す。個々の遅延回路21a、21b、22a、およ
び22bは、その入力部に印加された信号を時間τだけ
遅延させるが、この遅延時間は被変調信号の中心周波数
や符号持続時間とは無関係に選択できる。
【0055】減算器23aおよび23bは、I1 および
1 と表記された入力信号を、それぞれ信号I3 および
3 から差し引く。この減算器23aおよび23bから
の各出力信号に、乗算器24aおよび24bを用いて係
数kp が乗じられる。この係数はこれ以降傾き補正係数
と呼ばれ、推定装置19から送り出され、したがって乗
算器は第1および第2和信号Is およびQs を送り出
す。
【0056】こうして、Is =kp (I3 −I1 )が得
られる。ここでI1 は瀘波回路20aの入力部に印加さ
れる信号であり、I3 は信号I1 を2τだけ遅延させた
ものであり、kp は傾き補正係数である。またQs =k
p (Q3 −Q1 )が得られる。ここでQ1 は瀘波回路2
0bの入力部に印加される信号であり、Q3 は信号Q1
を2τだけ遅延させたものである。
【0057】加算手段25は第2和信号Qs を、遅延さ
れた第1復調信号と呼ばれる信号I2 と加算する。第2
和信号Qs には、信号Q1 とQ3 が算入されているの
で、この和信号Qs は遅延された第1復調信号I2 を中
心として時間的に対称な2つの成分を有する。
【0058】減算手段26は、第1和信号Is から、遅
延された第2復調信号と呼ばれる信号Q2 を差し引く。
第1和信号Is も同じく、遅延された第2復調信号Q2
を中心として時間的に対称な2つの成分を有する。
【0059】加算手段25および減算手段26からの各
出力信号は、それぞれ補正済み復調成分
【0060】
【数18】
【0061】および
【0062】
【数19】
【0063】を構成する。
【0064】瀘波回路20a、20bの伝達関数H(j
ω)は、遅延時間e-jωτを除けば完全に実数であり、
また位相に関して1次の関数であり、従って群の遅延歪
みを免れていること(対称インパルス応答)に注目され
たい。
【0065】マルチパスによってもたらされる符号間歪
みのために、Is はQに由来する成分を持ち、またQs
はIに由来する成分を持つ。
【0066】補正済み復調成分
【0067】
【数20】
【0068】および
【0069】
【数21】
【0070】は、図示されていない判断ユニットに印加
される。この判断ユニットは符号周波数で作動し、送信
された符号の復元を可能にする。従って、周波数イコラ
イザは判断より前に作用することに注目されたい。
【0071】成分
【0072】
【数22】
【0073】および
【0074】
【数23】
【0075】は、トランスバーサル・フィルタ18を制
御する推定装置(図5)に印加される。
【0076】図7はこの推定装置の好ましい実施例を示
している。
【0077】図中の推定装置19は全体がアナログ技術
で作製されている。先行技術におけるのと同様、この推
定装置の役目もやはり、ソース信号の振幅/周波数特性
を推定することである。ここで、位相が直交した2つの
信号を使ってソース信号を復調することで2つの成分I
およびQが得られ、これらの成分はこの推定装置の入力
部に印加される。推定装置は係数kp を発生させる処理
手段を含んでおり、係数kp はソース信号の振幅/周波
数特性を表す。
【0078】この説明の中でこれ以降、下記の表記を採
用することにする。推定装置の入力部に印加される信号
は、iおよびqと表記されるベースバンド領域の成分で
あるが、これらの成分はそれぞれ未補正復調成分Iおよ
びQに一致するか、あるいは本発明の推定装置をトラン
スバーサル・フィルタを制御するのに利用する場合に
は、補正済み復調成分
【0079】
【数24】
【0080】および
【0081】
【数25】
【0082】に一致する。
【0083】したがって、本発明において、推定装置の
入力部に印加される信号は、2つの成分iおよびqから
構成され、これらの成分は位相が直交する2つの信号を
用いてソース信号を復調することで得られる。図中の処
理手段は、|i+jq|と|q+ji|との差に等しい
この係数kp を発生させる。
【0084】推定装置は2つの入力部を備え、各入力部
にベースバンド領域の成分iおよびqが印加され、また
それぞれの成分は、参照番号32および33で示される
2つの結合手段にも印加される。この結合手段32およ
び33は、それぞれi+jqおよびq+jiを送り出
し、また例えば、2つの入力ポートを有する2つの0−
90°結合器から構成されている。これら結合手段は、
ベースバンド内に位置する所定の周波数において、ベー
スバンド領域における2つの成分の一方を、ベースバン
ド領域における他方の成分に対して90°移相させ、こ
の他方の成分を、移相された成分に加算する。この所定
周波数をfxと表記し、またこれはゼロ周波数からでき
るだけ離し、またこれを図4Bに示す。20MHzの現
実のベースバンドに対して、例えば最大感度を得るに
は、10MHzに等しいfxを選ぶことになろう。
【0085】結合手段は、この所定周波数において2成
分の一方を90°移相すると想定する。選択した周波数
において90°の移相をもたらすLC回路のような瀘波
回路を用いてもよいが、好ましくは、市販の0−90°
ハイブリッド結合器を用いたほうがよい。なぜならハイ
ブリッド結合器による移相のほうが、広い周波数範囲に
わたって一定だからである。
【0086】図7において、結合手段は0−90°結合
器で構成されている。成分iは結合器32の0°入力点
に印加され、またこの結合器の90°入力点は成分qを
受け取る。同様に、成分qは結合器33の0°入力点に
印加され、またこの結合器の90°入力点は成分iを受
け取る。こうして結合器32および33はそれぞれ、入
力点に印加された成分iおよびqから、複素数成分i+
jqおよびq+jiをその出力部から送り出す。このた
め(結合器32および33からの出力として)、復調に
よって取り除かれる初期の中心周波数より高い周波数お
よび低い周波数を代表する信号を発生させることが可能
になる。このようにして、(中心周波数から見て)スペ
クトルの正の周波数と負の周波数を復元する。
【0087】複素数成分は帯域通過フィルタ34、35
に印加される。これらのフィルタの中心周波数が同一で
あり、しかも周波数fxと等しいことが好ましい。推定
装置はまた、複素数成分i+jqおよびq+jiの相対
的振幅を評価するための手段36から40をも含んでお
り、ソース信号の振幅/周波数特性を表す係数kp を送
り出す。この評価手段は、例えば2つのパワー検波器3
6、37を備え、その後ろに低域通過フィルタ38、3
9を置くことで、|i+jq|と|q+ji|を得るこ
とを可能にする。減算器40は、|i+jq|と|q+
ji|の差を送り出す。この差は、周波数fo +fx と
fo −fx との間の電力の差を表し、従って検討してい
る帯域内のスペクトルの振幅減衰に比例する。積分器4
1は、図6の2つの瀘波回路20aおよび20bに印加
される係数kp を送り出す。
【0088】図7に提案した構造は、市販の90°ハイ
ブリッド結合器の使用が可能であるという点で有利であ
る。この結合器はベースバンド内に位置する一つの周波
数で作動し、その後ろには、その振幅が傾きを表す周波
数帯域を選択する単純なフィルタが置かれる。推定装置
19の作製は極めて簡単である。なぜなら、トランスバ
ーサル・フィルタの入力部に印加されるソース信号の振
幅/周波数特性を補正するのに、ありふれた部品(ハイ
ブリッド結合器、帯域通過フィルタと低域通過フィル
タ、整流器など)しか必要としないからである。
【0089】トランスバーサル・フィルタ18は、図中
の実施例と異なっていてもよいが、要は傾き補正係数k
p を、IがQに及ぼす相互の影響、すなわち符号間の干
渉を知らせる信号に対して掛け合わせることである。
【0090】推定装置19はさらに、|i+jq|+|
q+ji|を送り出す加算器42を含んでいてもよく、
その値はベースバンド領域における信号の振幅に比例す
る。場合によってはまた、ラッチ利得Cg を加算器42
に印加してもよい。積分器43によってこの利得値を積
分すると、このように利得制御係数kg を得ることが可
能となり、この係数は(図5において参照番号15およ
び16で示される)可変利得増幅器に印加され、または
係数kg を構成する。可変利得増幅器はトランスバーサ
ル・フィルタの上流に位置し(接続路は点線で表されて
いる)、係数kg は図6に示したトランスバーサル・フ
ィルタの乗算器27、28に印加される。
【0091】中間周波数領域において作動するイコライ
ザとは対照的に、ここまで説明した周波数イコライザで
は、遅延回路によって生じる遅れτを、符号伝送速度
と、中間周波数信号と(あるいは場合によっては、より
低い程度においてではあるが、超高周波数信号)の中心
周波数に応じて変更する必要が生じない。
【0092】図8は、本発明によるベースバンド領域で
の推定装置19を採用した復調段の回路図の概要であ
る。
【0093】中間周波数信号FIあるいは超高周波数信
号SHFから構成されるソース信号は、中間周波数領域
または超高周波数領域で作動するトランスバーサル・フ
ィルタ90の入力部に印加される。フィルタ90からの
出力信号は、補正済み超高周波数信号
【0094】
【数26】
【0095】あるいは補正済み中間周波数信号
【0096】
【数27】
【0097】である。この補正済み信号は、2つの混合
器91、92を含む復調段に印加され、またこれらの混
合器91、92は、位相が直交した復調信号を局部発振
器93から受け取る。混合器91、92からの出力信号
は、ベースバンド領域における2つの補正済み復調成分
【0098】
【数28】
【0099】および
【0100】
【数29】
【0101】を構成している。これらの成分は本発明に
よる推定装置19に印加され、また推定装置19はとり
わけ、係数kp を発生させるが、この係数kp はソース
信号のスペクトルの傾きを補正するためのものである。
こうした利用法の場合、kp
【0102】
【数30】
【0103】と
【0104】
【数31】
【0105】との間の差に等しい。従って本発明の推定
装置は、同じ傾き補正係数kp であっても、ベースバン
ド領域で作動しないトランスバーサル・フィルタに印加
される係数を生成するのにも利用できる。
【0106】図9に本発明によるベースバンド領域での
推定装置が、傾き補正係数をトランスバーサル・フィル
タに供給するのに利用されない復調段を示す。
【0107】超高周波数ソース信号SHFまたは中間周
波数ソース信号FIは、復調段を用いて復調されるが、
この復調段は2つの混合器94、95を含んでおり、そ
れらは局部発振器96から位相が直交した2つの信号を
受け取る。これらの混合器94、95から送り出される
復調信号IおよびQはベースバンド領域内にある。もし
ソース信号が超高周波数信号SHFであるならば、また
もし局部発振器96が送り出している位相直交信号が、
SHF信号の搬送周波数に等しいならば、直接復調を実
行する。未補正成分IおよびQを、本発明による推定装
置19に印加すると、この推定装置はとりわけ、係数k
p を発生させる。
【0108】補足となり得る2つの適用例によれば、係
数kp は表示手段97に供給され、場合によってはそれ
の前に処理手段が置かれるが、この表示手段は利用者に
対し、受信したSHF信号に影響を与える傾きについて
の情報を与え、あるいは、この係数kp は検波器98に
供給され、この検波器は、もしkp の値が、越えてはな
らない最大傾きに対応する所定の基準値REFを上回っ
た場合、警報信号 ALARMを発生させる。このような推定
装置の利用法は、例えば通信ネットワーク内の送信局/
受信局を衛星によって、または地上中継局によって調整
するのに適している。
【0109】専門家であれば、本発明の推定装置に関し
て別の適用例を容易に思いつくであろうし、そうした適
用例は必ずしも受信信号の傾き補正フィルタの制御と結
び付いてはいない。
【図面の簡単な説明】
【図1】中間周波数領域または超高周波数領域で作動す
る周波数イコライザを含む、従来型の復調段を示す図で
ある。
【図2】傾きによって変形した信号のスペクトルを示す
図である。
【図3】図1の周波数イコライザを作製するのに利用で
きる従来型のトランスバーサル・フィルタの回路図の概
要である。
【図4A】それぞれ、ベースバンド領域における復調前
と復調後の、傾きによって変形したスペクトルを示す図
である。
【図4B】それぞれ、ベースバンド領域における復調前
と復調後の、傾きによって変形したスペクトルを示す図
である。
【図5】ベースバンド領域で作動する本発明による周波
数イコライザを含み、直接復調を行う、ディジタル信号
受信器の復調段の回路図の概要である。
【図6】図5のトランスバーサル・フィルタの好ましい
実施例を示す図である。
【図7】本発明の推定装置の好ましい実施例を示す図で
ある。
【図8】本発明によるベースバンド領域での推定装置を
利用した復調段の回路図の概要である。
【図9】本発明によるベースバンド領域での推定装置を
利用した復調段の回路図の概要である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソース信号 【数1】 の振幅/周波数特性を推定する装置(19)であって、
    位相が直交する2つの信号を用いた復調によって、ベー
    スバンド領域の成分iおよびqが送出され、これらの成
    分が上記推定装置(19)の入力部に印加され、上記推
    定装置(19)が、上記成分iおよびqから複素数成分
    i+jqおよびq+jiを生成する結合手段(32、3
    3)、並びに上記複素数成分(i+jqおよびq+j
    i)の振幅の大小を評価することによって、上記ソース
    信号 【数2】 の上記振幅/周波数特性を表す係数(kp )を送り出す
    評価手段(34〜40)を備える、推定装置。
  2. 【請求項2】 上記成分iおよびqの上記結合手段(3
    2、33)が、上記複素数成分(i+jqおよびq+j
    i)を帯域通過フィルタ(34、35)に供給し、この
    フィルタの中心周波数が上記ベースバンド内に位置する
    所定の周波数(fx)に等しいことを特徴とする請求項
    1に記載の推定装置。
  3. 【請求項3】 上記結合手段が2つの0−90°の入力
    ポートを有する2つの結合器から構成され、それらの結
    合器がそれぞれ出力部において、上記所定周波数(f
    x)において、ベースバンド領域の上記成分(i、q)
    の一方を90°移相し、ベースバンド領域の他方の成分
    (q、i)に加えることを特徴とする請求項1または2
    に記載の推定装置。
  4. 【請求項4】 上記成分iおよびqが、2つの復調成分
    IおよびQであり、それらの復調成分が、上記ソース信
    号(FI、SHF )を位相が直交した2つの信号に基づい
    て復調することで得られることを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれか一項に記載の推定装置。
  5. 【請求項5】 上記係数(kp )が、トランスバーサル
    ・フィルタ(18、90)の入力部に印加される信号
    (I、Q、FI、SHF )の振幅/周波数特性の補正係数
    を構成し、そのトランスバーサル・フィルタ(18、9
    0)にも上記補正係数(kp )が印加され、上記トラン
    スバーサル・フィルタ(18、90)から出される信号
    が補正済み信号 【数3】 と呼ばれることを特徴とする請求項1から3のいずれか
    一項に記載の推定装置。
  6. 【請求項6】 上記補正済み信号が、補正済み超高周波
    数信号 【数4】 または補正済み中間周波数信号 【数5】 であること、および上記トランスバーサル・フィルタ
    (90)と上記推定装置(19)との間に挿入された復
    調段(91、92、93)が、直交する位相を持った2
    つの信号に基づく上記補正済み信号 【数6】 の復調を保証することを特徴とする請求項5に記載の推
    定装置。
  7. 【請求項7】 上記補正済み信号が、ベースバンド領域
    の信号 【数7】 であって、2つの補正済み復調成分 【数8】 から構成されていること、および上記トランスバーサル
    ・フィルタ(18)の入力部に印加される信号が、ベー
    スバンド領域の2つの成分(I、Q)によって構成され
    ており、これらの成分が上記ソース信号(SHF 、FI)
    を受け取る復調段(91、92、93)から送出される
    ことを特徴とする請求項5に記載の推定装置。
  8. 【請求項8】 推定装置が|i+jq|と|q+ji|
    とを加算する手段(42)を含み、その加算手段が積分
    (43)ののち、利得補正係数(kg )を送り出すこと
    を特徴とする請求項1から7いずれか一項に記載の推定
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項5から8のいずれか一項に記載の
    推定装置(19)によって制御されるトランスバーサル
    ・フィルタ(18)であって、 −それぞれ復調成分(I、Q)のどちらかを受け取り、
    それぞれ第1および第2和信号(Is 、Qs )を送出す
    る第1および第2瀘波回路(20a、20b)と、 −遅延された第1復調信号(I2 )を中心とする時間的
    に対称な2つの成分を有する上記第2和信号(Qs
    を、上記第1瀘波回路(20a)から出される遅延され
    た第1復調信号(I2 )と加算する、加算手段(25)
    と、 −遅延された第2復調信号(Q2 )を中心とする時間的
    に対称な2つの成分を有する上記第1和信号(Is
    を、上記第2瀘波回路(20b)から出される遅延され
    た第2復調信号(Q2 )から差し引く、減算手段(2
    6)とを備え、 上記加算手段(25)および減算手段(26)が、上記
    補正済み復調成分 【数9】 を送り出すことを特徴とするトランスバーサル・フィル
    タ。
  10. 【請求項10】 上記トランスバーサル・フィルタ(1
    8)の入力部に印加される上記信号が、搬送波と同じ周
    波数(F01)と直交する位相とを有する2つの信号を
    使って、上記ソース信号を構成する超高周波数受信信号
    (SHF )を直接復調(12、13、14)することによ
    って得られた、ベースバンド領域の2つの信号によって
    構成されることを特徴とする請求項9に記載のトランス
    バーサル・フィルタ(18)。
JP6328781A 1993-12-30 1994-12-28 複数位相信号の振幅/周波数特性をベースバンド領域において推定する装置 Pending JPH07212426A (ja)

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DE (1) DE69429501T2 (ja)
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