JPH07212249A - ビタビ復号器 - Google Patents

ビタビ復号器

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JPH07212249A
JPH07212249A JP287294A JP287294A JPH07212249A JP H07212249 A JPH07212249 A JP H07212249A JP 287294 A JP287294 A JP 287294A JP 287294 A JP287294 A JP 287294A JP H07212249 A JPH07212249 A JP H07212249A
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JP
Japan
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path
address
maximum
path metric
comparator
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP287294A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Asakura
芳範 朝倉
Makoto Inagaki
誠 稲垣
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビタビ復号器において、通信路のノイズによ
り最大パスメトリックが複数存在することになっても、
最適な最尤パスを選択する。 【構成】 最大パスメトリックを比較選定する比較器5
の比較条件をA<B(Aは最大パスメトリックレジスタ
6内の過去の最大値、Bは現在のパスメトリック値)に
固定する代りに、現在のパスメトリックメモリ3のアド
レス(アドレスカウンタ4の出力)107と最尤パスア
ドレスレジスタ8のアドレス111との内容が一致した
ときに、比較器9でこれを検出して比較条件変更指示1
12を生成し、比較器5の比較条件をA<BからA≦B
に変更して、最適パスを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビタビ復号器に関し、特
にパストレース方式を採用したビタビ復号器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のビタビ復号器は図5に示
す構成となっている。受信信号100に基づいて、ブラ
ンチメトリック生成部1は、トレリス線図として知られ
ている状態を表わす各ノードに2本づつ存在するブラン
チの重み、すなわちブランチメトリックス101を生成
する。
【0003】次に、ACS(Adder−Compar
ator−Selector)回路2では、1時刻前に
おける各ノードに与えられたメトリック(初期値は0で
ある)すなわちパスメモリ3に格納されているパスメト
リック103に、ブランチメトリック生成部1にて生成
されたブランチメトリック101とを加算したものを、
現時刻のパスメトリック102として、新らしく算出さ
れたこの2つのパスメトリック(1つのノードに2本の
ブランチが存在するために2つのパスメトリックとな
る)のうち、より大きいメトリックを作るブランチを選
択して残す。この選択されたブランチは特に生残りパス
と称される。
【0004】ACS回路は全てのノードに対してこの選
択動作を行うので、1サイクル内にノードの数だけ生残
りパスが存在することになる。数サイクル(例えばパス
メモリ長)に亘る全体をみると、生残りパスの中でもパ
スが連続して1本につながるものがあり、このパスが特
に最尤パスと称される。この最尤パスは常に各サイクル
のパスメトリック内で最大となるノードを通っている。
【0005】この最尤パスの決定のために、比較器5、
最大パスメトリックレジスタ6が設けられており、比較
器5では、最大パスメトリックレジスタ6内に格納され
ている直前までの最大パスメトリック105(A)とA
CS回路2にて算出された最新のパスメトリック102
(B)とが比較され、A≦Bであれば、最大パスメトリ
ックレジスタ6の内容が最新のパスメトリック106と
更新される。
【0006】それと同時に、比較器5からラッチパルス
108が生成され、このラッチパルス108に応答して
ラッチ回路7にアドレスカウンタ4のそのときのパスメ
モリ3のアドレス107がラッチされる。このラツチ出
力109がパスメモリ(図示せず)のアドレスとなって
いる。
【0007】パスメモリには、パスメトリックメモリ3
内の最大パスメトリック値を持つアドレスに対応して復
号結果が予め格納されており、従って、最大パスメトリ
ックレジスタ6内に格納されているパスメトリックのア
ドレスを、パスメモリのアドレスとすることで、復号結
果が出力されるのである。
【0008】図6は図5の比較器5の構成を示す図であ
り、最大パスメトリックレジスタ6の出力105(A)
とACS回路2による算出パスメトリック104(B)
とを比較して、A<Bのとき、またはA=Bのときに夫
々“1”を出力する比較部51と、これ等A<B,A=
Bの出力の論理和を演算するオア回路53と、このオア
回路53の出力“1”のときに信号104(B)を選択
し“0”のときに信号105(A)を選択するセレクタ
52とからなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図5,6の構成におい
て、パスメトリックメモリ3中の最大パスメトリックの
アドレスを取出そうとすると、パスメトリックメモリ3
に最大パスメトリックが複数存在したときに、比較器5
の比較条件の設定により、最大パスメトリックを持つレ
ジスタのアドレスのなかで最小あるいは最大のものしか
選ばれない。
【0010】すなわち、比較器5の条件をA≦Bに固定
した場合、特定のアドレスを持つ最大パスメトリックだ
けが選ばれてしまうので、それ以外の最大パスメトリッ
クに最尤パスとなりえるアドレスが存在しても、そのア
ドレスは選ばれることがないのである。
【0011】分かりやすい様に拘束長5のビタビ復号器
を例にとって説明する。いま、図3の様に時刻tにおけ
る最大パスメトリックが複数存在しているとき、比較器
5の条件を「比較した結果がもとの値以上であればその
値とアドレスを新たに保持する(A≦B)」としたと
き、最大パスメトリックレジスタ6は最大値が発生され
る毎に書き換えられ、最終的には時刻tにおける最大パ
スメトリツクのアドレスとして、最尤パスアドレスが
〔1110〕となる。
【0012】また、同様にして「比較した結果がもとの
値より大きければその値とアドレスを新たに保持する
(A<B)」としたとき、最大パスメトリックレジスタ
6は1番初めに現れる最大パスメトリックを保持する。
従って、最尤パスアドレスが〔0001〕となる。この
ようにして、アドレス〔0100〕や〔1011〕の最
大パスメトリックは選ばれないのである。
【0013】ところが、時刻(t−1)における最尤パ
スと時刻tにおける最大パスメトリックとの関係が図4
の様であった場合、時刻tでの最大パスメトリックのア
ドレスは〔1011〕が最適であり、そうすれば最尤パ
スが途切れることもなく正確に復号できるが、単純比較
したのでは最尤パスが途切れてしまい復号結果に影響が
出てくる恐れがある。
【0014】尚、図4のトレリス線図において、○及び
その下の数字はパスメトリックメモリに対応するレジス
タとそのアドレス、●及びその下の数字は最大パスメト
リック値を持つレジスタとそのアドレス、細線はブラン
チ、太線は前段の生残りパスかつ最尤パス、鎖線は次段
の生残りパスかつ最尤パスとなり得るパスを夫々示して
いる。
【0015】そして、前段と次段ブランチとのレジスタ
アドレスの関係は、図7に示す如き関係に定められてお
り、(a)は一般的表記、(b)は具体的例を示すもの
である。
【0016】更に詳細に説明すると、従来のビタビ復号
器の比較器5は図6の構成から判る様に比較条件が固定
になっている。そのために最大パスメトリックが複数存
在すれば偏った値を最尤パスアドレスとしてラッチして
しまう。
【0017】いま、ここで図5におけるパスメトリック
メモリ3に次のような具体的な値を入れてみる。
【0018】 アドレス メトリック
〔0000〕 1 〔0001〕 20 〔0010〕 9 〔0011〕 15 〔0100〕 20 〔0101〕 8 〔0110〕 11 〔0111〕 17 〔1000〕 3 〔1001〕 2 〔1010〕 16 〔1011〕 20 〔1100〕 19 〔1101〕 4 〔1110〕 20 〔1111〕 7
【0019】この場合メトリックの最大値は20で4つ
存在する。また、最大パスメトリックのアドレスは図3
のアドレスと一致している。
【0020】まず、最大パスメトリックレジスタは時刻
が変わる毎に初期化されるので0が入っている。比較器
5の条件をA≦Bの様にすると(これを条件1とす
る)、この時刻tにおける最尤パスアドレスは次の様に
して決定される(アドレスは
〔0000〕から〔111
1〕まで順にカウントする)。
【0021】アドレス
〔0000〕のとき比較器5で
は、メトリック0と1を比較する。条件1を満たしてい
るので、最大パスメトリックレジスタの値を1とすると
同時にラッチは0000を保持する。
【0022】アドレス〔0001〕のとき比較器5で
は、メトリック1と20を比較する。条件1を満たして
いるので、最大パスメトリックレジスタの値を20とす
ると同時にラッチは0001を保持する。
【0023】アドレス〔0010〕のとき比較器5で
は、メトリック20と9を比較する。条件1を満たして
ないので、ラッチは0001のまま。
【0024】アドレス〔0011〕のとき比較器5で
は、メトリック20と15を比較する。条件1を満たし
てないので、ラッチは0001のまま。
【0025】アドレス〔0100〕のとき比較器5で
は、メトリック20と20を比較する。条件1を満たし
ているので、最大パスメトリックレジスタの値を20と
すると同時にラッチは0011を保持する。
【0026】以下このようにラッチの値が書き換えられ
るのはパスメトリックが20のときだけなので、最終的
には最後の20が格納してあるところ、即ち1110が
最尤パスアドレスとして保持されることになる。
【0027】次に、比較器5の条件をA<Bとすると
(これを条件2とする)、この時刻おける最尤パスアド
レスは次のように決定される。
【0028】アドレス
〔0000〕のとき比較器5で
は、メトリック0と1を比較する。条件2を満たしてい
るので、最大パスメトリックレジスタの値を1とすると
同時にラッチは0000を保持する。
【0029】アドレス〔0001〕のとき比較器5で
は、メトリック1と20を比較する。条件2を満たして
いるので、最大パスメトリックレジスタの値を20とす
ると同時にラッチは0001を保持する。
【0030】アドレス〔0010〕のとき比較器5で
は、メトリック20と9を比較する。条件2を満たして
ないので、ラッチは0001のまま。
【0031】アドレス〔0011〕のとき比較器5で
は、メトリック20と15を比較する。条件2を満たし
てないので、ラッチは0001のまま。
【0032】アドレス〔0100〕のとき比較器5で
は、メトリック20と20を比較する。条件2を満たし
てないので、ラッチは0001のまま。
【0033】以下ラッチの値が書き換えられるのはパス
メトリックが21以上のときだけなので、これ以降ラッ
チの値が書き換えられることはなく、0001が最尤パ
スアドレスとして保持される。
【0034】このように従来の比較器5は、条件1に固
定すれば最尤パスアドレスは必ず一番最後に現れる最大
メトリックのアドレスとなり、条件2に固定すれば一番
最初に現れる最大メトリックのアドレスとなる。という
ことは、図3で示すアドレス〔0100〕や〔101
1〕は選ばれないということである。
【0035】従って、従来のビタビ復号器では比較器の
比較条件が固定であるために、雑音の多い通信路系で最
大パスメトリックが複数存在したとき、最適な最尤パス
を選択することができないという欠点がある。
【0036】本発明の目的は、雑音の多い通信路系でも
最適な最尤パスを選択することができるビタビ復号器を
提供することである。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、受信信
号に基いてパスメトリックを算出する手段と、この算出
パスメトリックを格納するパスメトリックメモリ手段
と、このパスメトリックメモリ手段のアドレスを生成す
るアドレスカウンタ手段と、最大パスメトリック値を一
時格納する最大パスメトリックレジスタ手段と、この最
大パスメトリックレジスタ手段の内容Aと前記算出パス
メトリックBとを比較して一定の条件を満足したとき前
記最大パスメトリックレジスタ手段の内容を更新すると
共にラッチパルスを生成する比較手段と、このラッチパ
ルスに応答してそのときの前記アドレスカウンタの値を
取込むラッチ手段と、このラッチ手段の出力をアドレス
として復号出力を生成するパスメモリ手段とを含むビタ
ビ復号器であって、前記ラッチ手段のラッチ出力を一時
格納する最尤パスアドレスレジスタと、前記最尤パスア
ドレスレジスタと前記アドレスカウンタとの内容が一致
したときに前記比較手段の比較条件を変更制御する制御
手段とを含むことを特徴とするビタビ復号器が得られ
る。
【0038】
【実施例】以下に図面を用いて本発明の実施例について
説明する。
【0039】図1は本発明の実施例のブロック図であ
り、図5と同等部分は同一符号により示している。図5
の従来例と異なる部分について述べると、ラッチ回路7
のラッチ出力109をアドレスカウンタ4からのライト
イネーブル110にて取込む最尤パスアドレスレジスタ
8と、このレジスタ出力111とアドレスカウンタ4の
出力107との内容を比較して一致状態を検出する比較
器9とを付加している。
【0040】この一致出力112に応答して、先の比較
器5の比較条件を変更制御することにより、突発的な誤
りが発生して一時的に最大パスメトリックが複数存在す
ることになっても、最尤パスを保護して復号誤りを防止
している。
【0041】比較器5と比較器9との具体的例が図2
(a),(b)に夫々示されている。比較器5では、図
2(a)に示す如く、2入力A(105),B(10
4)の比較を行ってA≦Bのときに“1”を出力する比
較部51が設けられている。また、比較器9の出力11
2と比較部51のA=Bの出力とを2入力とするアンド
回路54が設けられている。
【0042】このアンド回路54の出力と比較部51の
A<Bの出力とが2入力オア回路53の2入力となり、
このオア回路53の出力がラッチパルス108となると
共にセレクタ52の選択信号ともなっていることは、図
6の従来の比較器5と同様である。
【0043】アンド回路54を設けたことにより、比較
器9で一致が検出されたとき、この一致出力112が
“1”になるが、この“1”によりアンド回路54のゲ
ートが開き、始めて比較部51の比較条件がA<Bから
A≦Bへと変化することになる。
【0044】比較器9は図2(b)に示す如く、2入力
A,Bの内容が共に等しいときに、出力112に“1”
を生成する一致コンパレータからなっている。更に詳し
くは、最尤パスアドレスレジスタ8の出力111の下位
3ビット(B)とアドレスカウンタ4の出力107の上
位3ビット(A)との一致を検出するものであって、ト
レリス線図の前段ブランチと次段ブランチとの関係(図
7参照)に従ったものである。
【0045】すなわち、図4のトレリス線図より各ブラ
ンチへ遷移できるアドレスの関係が図7に示す様になっ
ているから、最尤パスも当然にこの関係にあるのであ
り、比較器9の比較アドレスを正確に表現すれば、最尤
パスアドレス111の最上位ビットをマスクしたもの
と、アドレスカウンタ4の出力アドレス107を「2」
で割った商との一致を検出するようになっている。
【0046】この比較器9にて一致が検出されたとき、
比較器5の比較条件をA<BからA≦Bに変化させれ
ば、図7(a)の関係が得られて最尤パスの途切れがな
くなることになるのである。
【0047】尚、この回路の初期設定条件としては、最
大パスメトリックレジスタ6、アドレスカウンタ4,最
尤パスアドレスレジスタ8、ラッチ回路7が全て“0”
とされるようになっている。また、最大パスメトリック
レジスタ6は時刻が変わるたびに初期化されるものとす
る。
【0048】初めに、初期設定によって最尤パスアドレ
スレジスタ8とアドレスカウンタ4の値は“0”にセッ
トされている。このとき比較器9から出力される条件切
り替え信号112はハイ(“1”)である。そして、こ
の信号が比較器5に入力されているので、比較器5の条
件は「A≦Bならば最大パスメトリックレジスタ6を書
き換える」となり、アドレカウンタ4が2つ進み最尤パ
スアドレスレジスタ8の値と一致しなくなると、比較器
5の条件は「A<Bならば最大パスメトリックレジスタ
6を書き換える」となる。
【0049】受信データを復号していく過程で通信路系
に雑音が少なく受信エラーがない場合、パスメトリック
メモリ3には最大パスメトリックが唯一存在し、最尤パ
スは現在から過去に遡り1本につながる。つまり最大パ
スメトリックが1つであれば従来の方法でよい訳である
が、このときの比較器9の条件がA<BであるかA≦B
であるかは問題でなく、どちらの条件でも最適な最大パ
スメトリックと最尤パスアドレスが得られる。よって、
比較器5により比較器9の条件を変えたとしても、正し
く復号できることは明白である。
【0050】次に、通信路系にバースト的な雑音が発生
したとき一時的に最大パスメトリックが複数存在するこ
とがある。このとき最適な最尤パスアドレスが得られる
ことを、再び拘束長k=5の復号器を例にとり説明す
る。
【0051】まず、最大パスメトリックが複数存在して
いる様子を図3,図4に示している。いま、時刻tにお
いて最尤パスアドレスレジスタ8の中には時刻(t−
1)での最尤パスが通るアドレスが格納されているの
で、図4より〔1101〕である。アドレスカウンタは
〔0000〕から〔1111〕までカウントし、比較器
9はアドレスレジスタ8の下位3ビットとアドレスカウ
ンタの上位3ビットを比較していく。よって、アドレス
カウンタの値が〔1010〕になる前まで比較器5の条
件はA<Bとなり、〔1010〕になるとA≦Bに変わ
り、それより後はA<Bにもどる。
【0052】ここで、アドレスカウンタ4が〔000
0〕から回り始めたとき、比較器5及び最尤パスアドレ
スレジスタ8の動きを追ってみる。
【0053】アドレスカウンタ4が
〔0000〕のとき
レジスタにAを格納しラッチパルス108を出力する。
〔0001〕のとき比較した結果最大値を格納しラッチ
パルス108を出力する。
【0054】〔0010〕のとき比較した結果そのま
ま。〔0011〕のとき比較した結果そのまま。〔01
00〕のとき条件はA<Bであるので比較した結果その
まま。〔0101〕から〔1001〕までは比較した結
果そのまま。
【0055】〔1010〕のとき最尤パスアドレスレジ
スタ8の中身が〔1101〕であるので、比較器9の出
力はハイである。よって、比較器5の条件がA≦Bにか
わり、比較した結果そのまま。
【0056】〔1011〕のとき〔1010〕と同様に
比較器5の条件がA≦Bになり、比較した結果最大値を
格納しラッチパルス108を出力する。
【0057】〔1100〕から〔1111〕までは、比
較器9の出力が再度ロー(“0”)になり比較器5の条
件はA<Bにもどるので、比較した結果はそのまま。
【0058】以上のように比較器5の条件を1時刻前の
最尤パスとの関係で切り替えることにより、新たな最尤
パスアドレスは〔1011〕が格納されることになる。
つまり、この発明によって、最尤パスが保護された訳で
ある。
【0059】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、最適
な最尤パスを選択できる様にパスメトリックの比較選択
条件を適宜変更する様にしているので、雑音が多い通信
路系において最大パスメトリックが複数存在する場合に
も、最適な最尤パス選択が可能となるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】(a)は図1の比較器5のブロック図、(b)
は同じく比較器9のブロック図である。
【図3】ある時刻tにおけるパスメトリックメモリの内
容を示す図である。
【図4】拘束長k=5のトレリス線図を示す図である。
【図5】従来のビタビ復号器のブロック図である。
【図6】図5の比較器5のブロック図である。
【図7】(a)は図4のトレリス線図の前後のブランチ
のアドレス関係を示し、(b)はその具体例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ブランチメトリック生成部 2 ACS回路 3 パスメトリックメモリ 4 アドレスカウンタ 5,9 比較器 6 最大パスメトリックレジスタ 7 ラッチ回路 8 最尤パスアドレスレジスタ 51 比較器 52 セレクタ 53 オア回路 54 アンド回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号に基いてパスメトリックを算出
    する手段と、この算出パスメトリックを格納するパスメ
    トリックメモリ手段と、このパスメトリックメモリ手段
    のアドレスを生成するアドレスカウンタ手段と、最大パ
    スメトリック値を一時格納する最大パスメトリックレジ
    スタ手段と、この最大パスメトリックレジスタ手段の内
    容Aと前記算出パスメトリックBとを比較して一定の比
    較条件を満足したとき前記最大パスメトリックレジスタ
    手段の内容を更新すると共にラッチパルスを生成する比
    較手段と、このラッチパルスに応答してそのときの前記
    アドレスカウンタの値を取込むラッチ手段と、このラッ
    チ手段の出力をアドレスとして復号出力を生成するパス
    メモリ手段とを含むビタビ復号器であって、前記ラッチ
    手段のラッチ出力を一時格納する最尤パスアドレスレジ
    スタと、前記最尤パスアドレスレジスタと前記アドレス
    カウンタとの内容が一致したときに前記比較手段の比較
    条件を変更制御する制御手段とを含むことを特徴とする
    ビタビ復号器。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記比較手段の比較条
    件であるA<BをA≦Bに変更制御するよう構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載のビタビ復号器。
JP287294A 1994-01-17 1994-01-17 ビタビ復号器 Withdrawn JPH07212249A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5079296A (en) * 1989-07-21 1992-01-07 Polysar Limited Transparent toughened thermoplastics

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5079296A (en) * 1989-07-21 1992-01-07 Polysar Limited Transparent toughened thermoplastics

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