JPH0721207U - ゴムライニングスリーブ - Google Patents

ゴムライニングスリーブ

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Publication number
JPH0721207U
JPH0721207U JP5307893U JP5307893U JPH0721207U JP H0721207 U JPH0721207 U JP H0721207U JP 5307893 U JP5307893 U JP 5307893U JP 5307893 U JP5307893 U JP 5307893U JP H0721207 U JPH0721207 U JP H0721207U
Authority
JP
Japan
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sleeve
steel strip
rubber
thickness
winding
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Pending
Application number
JP5307893U
Other languages
English (en)
Inventor
圭二 副島
Original Assignee
住友金属工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 住友金属工業株式会社 filed Critical 住友金属工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋼帯5の巻き始め端をスリーブのある一部に
合わせたり、差し込んだりすることなくエンドマークの
発生を防止できるとともに、コイル内径の収縮による巻
き締まり疵を防止する。 【構成】 巻き取り機のリール2に外嵌合する金属スリ
ーブ1の外周部に、その硬さが42〜58Hsで、厚さ
が鋼帯厚さの160〜380%のゴムスリーブ3を巻装
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鋼帯の巻き取り時、鋼帯に発生するエンドマークや巻き締まり疵 を防止できるゴムライニングスリーブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鋼帯を巻き取り機に巻き取る際、鋼帯の巻き始め先端部の板厚に基づく段差部 により、その上に巻き取られる鋼帯に腰折れが生じてエンドマークが発生し、こ れをそのまま放置するとコイル内径側の数十巻き分が不良となる恐れがある。
【0003】 また、リール及びゴムスリーブに鋼帯を巻き取る際、リール及びゴムスリーブ に作用する面圧によってコイル内径が収縮し、鋼帯同士の巻きずれによって生じ る巻き締まり疵の原因となっていた。
【0004】 そこで、従来は、リールに巻き取られる鋼帯に発生するエンドマークを防止す る方法として、鋼帯差し込みスリットを周方向の一部に備えたスリーブをリール の鋼帯巻き取り面に装着し、鋼帯の巻き始め端を前記スリーブの鋼帯差し込みス リットに差し込み、鋼帯を1.0kgf/mm2 以上で4.0kgf/mm2 以下の巻き取り 張力で巻き取る方法が、特開平1−113118号公報で開示されている。
【0005】 また、上記した方法以外にエンドマークを防止するための手段として、スリー ブ表面の長手方向にコイル先端部を当接せしめる一つの段差部を設け、この段差 部を弾性体で構成するとともに、その段差部の高さをコイル厚さの105〜22 0%としたスリーブが、実開平1−96214号公報で開示されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の特開平1−113118号公報で開示された方法では、 鋼帯の巻き始め端をスリーブの鋼帯差し込みスリットに差し込む必要があり、鋼 帯の厚さが厚い場合には作業性が悪くなる。また、4.0kgf/mm2 以上の張力で 巻き取った場合にはエンドマークに対する効果が認められないという問題もある 。
【0007】 また、後者の実開平1−96214号公報で開示されたスリーブは、弾性体で 構成されているので、高張力で巻き取るとコイルの内径が収縮し、それが巻き締 まり疵の原因ともなっていた。
【0008】 本考案は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、鋼帯の巻き始 め端をスリーブのある一部に合わせたり、差し込んだりすることなくエンドマー クの発生を防止できるとともに、コイル内径の収縮による巻き締まり疵を防止で きるゴムライニングスリーブを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本考案のゴムライニングスリーブは、巻き取 り機のリールに外嵌合する金属スリーブの外周部に、その硬さが42〜58Hs で、厚さが鋼帯厚さの160〜380%のゴムスリーブを巻装した構成となして いるのである。
【0010】 本考案において、ゴムスリーブの硬さを42〜58Hs、厚さを鋼帯厚さの1 60〜380%としたのは、硬さが58Hsを超えたり、厚さが鋼帯厚さの16 0%未満であると、鋼帯の先端部に作用する面圧によっても鋼帯の先端部がゴム スリーブ内に吸収されなくなり、エンドマークが発生するからである。 また、硬さが42Hs未満であったり、厚さが鋼帯厚さの380%を超えると 、コイルの内径収縮が起こり、巻き締まり疵が発生するからである。
【0011】
【作用】
本考案のゴムライニングスリーブは、金属スリーブの外周部に巻装するゴムス リーブを、その硬さが42〜58Hsで、厚さが鋼帯厚さの160〜380%と したので、鋼帯を巻き取り機に巻き取る際、鋼帯の先端部に作用する面圧により 鋼帯の先端部はゴムスリーブに吸収される。また、鋼帯を高張力で巻き取った場 合でもコイルの内径収縮が起こらない。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を添付図面に示す1実施例に基づいて説明する。 図1は本考案のゴムライニングスリーブの斜視図、図2は本考案のゴムライニ ングスリーブを用いて鋼帯を巻き取った状態の説明図である。
【0013】 図面において、1は巻き取り機のリール2に外嵌合する金属スリーブ、3はこ の金属スリーブ1の外周部に同心円状に巻装されるゴムスリーブであり、本考案 ではこのゴムスリーブ3を、その硬さが42〜58Hsのゴムで製作するととも に、その厚さを鋼帯厚さの160〜380%となしているのである。
【0014】 本考案のゴムライニングスリーブ4は上記したような構成であり、このゴムラ イニングスリーブ4を巻き取り機のリール2に外嵌合した後リール2を回転させ ると、鋼帯5はベルトラッパ6を介してゴムライニングスリーブ4の外周に巻き 取られてゆく。
【0015】 そして、この鋼帯5の巻き取り時、本考案のゴムライニングスリーブ4を採用 した場合には、ゴムライニングスリーブ4に巻き取られる鋼帯5は、一回転して 鋼帯5の先端部に鋼帯5が重なっても、鋼帯5の先端部の板厚に基づく段差部が ゴムスリーブ3に吸収されて、エンドマークやコイルの内径収縮による巻き締ま り疵の発生は認められない。
【0016】 ちなみに、鉄製の金属スリーブ〔内径φ660mm,外径φ720mm〕の外 周部に、耐油性合成ゴム製のゴムスリーブ〔内径φ720mm,硬さ48Hs, 厚さ8.0mm〕を巻装した本考案のゴムライニングスリーブを巻き取り機のリ ールに外嵌合し、厚さ2.5mm,幅980mmの鋼帯を6.0kg/mm2 の 巻き取り張力で巻き取ったところ、エンドマークの発生は殆ど認められず、また 巻き締まり疵の発生も認められなかった。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のゴムライニングスリーブを使用した場合には、 従来のように鋼帯をゴムスリーブのある一部に合わせたり、また差し込んだりし なくても、エンドマークの発生や巻き締まり疵の発生を可及的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のゴムライニングスリーブの斜視図であ
る。
【図2】本考案のゴムライニングスリーブを用いて鋼帯
を巻き取った状態の説明図である。
【符号の説明】
1 金属スリーブ 2 リール 3 ゴムスリーブ 4 ゴムライニングスリーブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻き取り機のリールに外嵌合する金属ス
    リーブの外周部に、その硬さが42〜58Hsで、厚さ
    が鋼帯厚さの160〜380%のゴムスリーブを巻装し
    たことを特徴とするゴムライニングスリーブ。
JP5307893U 1993-09-30 1993-09-30 ゴムライニングスリーブ Pending JPH0721207U (ja)

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JP5307893U JPH0721207U (ja) 1993-09-30 1993-09-30 ゴムライニングスリーブ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5307893U JPH0721207U (ja) 1993-09-30 1993-09-30 ゴムライニングスリーブ

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JPH0721207U true JPH0721207U (ja) 1995-04-18

Family

ID=12932773

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JP5307893U Pending JPH0721207U (ja) 1993-09-30 1993-09-30 ゴムライニングスリーブ

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