JPH07211911A - 絶縁ゲート型電界効果トランジスタ - Google Patents

絶縁ゲート型電界効果トランジスタ

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JPH07211911A
JPH07211911A JP6017745A JP1774594A JPH07211911A JP H07211911 A JPH07211911 A JP H07211911A JP 6017745 A JP6017745 A JP 6017745A JP 1774594 A JP1774594 A JP 1774594A JP H07211911 A JPH07211911 A JP H07211911A
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JP
Japan
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region
conductivity type
insulating film
active layer
semiconductor
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JP6017745A
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English (en)
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Itsuchiyuu Kin
逸中 金
Satoshi Matsumoto
松本  聡
Tatsuro Sakai
達郎 酒井
Toshiaki Yanai
利明 谷内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電界効果トランジスタのチャネル領域に対す
るドレイン電位の影響を防ぎながら、SOI構造の基板
の埋め込み絶縁膜下に形成される空乏層を広げて出力容
量の低減を図れるようにすることを目的とする。 【構成】 半導体基板1にソース領域5と同じ導電形で
あるn型を用いるので、基本的にドレイン電位分布のチ
ャネル領域7への侵入を防ぐことができる。そして、埋
め込み絶縁膜2に接して半導体基板1内のドレイン側
に、半導体基板1の導電形とは異なる導電形であるp型
からなる高抵抗半導体領域4を形成することによって、
半導体基板1内のこの領域に空乏層を十分広げて出力容
量の低減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、SOI(Silic
on On Insulator)基板を用いて電気特
性を改良した電力用の絶縁ゲート型電界効果トランジス
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電力用絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタとして、例えば、SOI基板に形成した電力用
MOSFETがある。SOI基板に形成された電力用M
OSFETでは、バルク基板に形成された電力用MOS
FETに比べて、存在する寄生容量が少ないので、高周
波領域で損失を増大させることなくスイッチング動作を
行うことが可能になる。このSOI基板は、表面に酸化
膜が形成されているシリコン基板2枚を、その酸化膜が
形成されている面同士を張り合わせることで形成され
る。
【0003】図5は、このSOI基板に形成された電力
用MOSFETの構成を示す断面図である。図5におい
て、1はp型のシリコンからなる半導体基板、2は半導
体基板上に形成された埋め込み絶縁膜、3は埋め込み絶
縁膜2上に形成された半導体活性層、5は半導体活性層
3の所定の領域に形成されたソース領域、6は半導体活
性層3の所定の領域に形成されたドレイン領域、7はチ
ャネル領域、8はチャネル領域7とドレイン領域6との
間のオフセットゲート領域である。
【0004】また、9はチャネル領域7上に形成された
ゲート絶縁膜、10はソース領域5に接続するソース電
極、11はドレイン領域6に接続するドレイン電極、1
2はゲート絶縁膜9上に形成されたゲート電極、13は
層間絶縁膜、14はバックゲート電極である。ここで、
ソース領域5とオフセットゲート領域8およびドレイン
領域6は同じ導電形のn型であり、チャネル領域7はそ
れとは異なる導電形のp型である。
【0005】電力用絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
として、図5に示すSOI基板に形成した従来の電力用
MOSFETでは、半導体基板1の導電形をソース領域
5の導電形であるn型とは異なるp型にすることによっ
て、半導体基板1の空乏層を広げることが可能となり、
寄生容量である出力容量を低減することができる。この
ことにより、更に高周波領域でのスイッチング動作を行
うことも考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、半導体基板1
をソース領域5,ドレイン領域6,オフセットゲート領
域8などの半導体活性層3の導電形と異なるp型とする
と、この半導体活性層3と半導体基板1との間の寄生容
量を低減させるために、半導体基板1の不純物濃度を低
くする必要がある。しかし、半導体基板1の不純物濃度
が低すぎると、オン状態における半導体基板1に形成さ
れる空乏層が大きくなりすぎ、スイッチングのターンオ
フ時に、ドレイン電圧による電位分布がチャネル領域7
にまで侵入して、ターンオフが不可能になるという問題
がある。
【0007】図6,7は、図5に示した電力用MOSF
ETに外部回路としてインダクタンス負荷を接続し、シ
ミュレーションして得た2次電位分布と電流ベクトル
を、ターンオフの経過とともに示した電位分布図,電流
状態図である。なお、図中図5と同様のものには同一の
符号を用いた。ここでは、埋め込み絶縁膜2として厚さ
2μmのシリコン酸化膜を用い、半導体基板1の不純物
濃度を1×1014cm-3、インダクタンス負荷を40μ
H、ドレイン電圧を48Vとした。図6はターンオフ
0.002μ秒後、図7はターンオフ1.027μ秒後
を示すものである。
【0008】図6(a)に示すように、ターンオフ直後
では、ゲート電極12下と半導体基板1中とに、それぞ
れドレイン電圧によるポテンシャル0Vの電位分布6
1,62が広がっている。この状態では、ドレイン電圧
による電位分布はない。また、ゲート電極12下では空
乏層63(メッシュ部)が形成され、半導体基板1の埋
め込み絶縁膜2との境界下では空乏層64が半導体基板
1中に形成されている。この状態では、図6(b)に示
すように、ドレイン電流65(斜線部)は、半導体活性
層3のドレイン領域6よりチャネル領域7のゲート電極
12側を通ってソース領域5に流れている。そして、ゲ
ート電極12への電圧の印加を停止しているので、ター
ンオフによりチャネル領域7には電流が流れない状態と
なるはずである。
【0009】ここで、導電形がp型となっている半導体
基板1の不純物濃度が低いと、この領域に形成される空
乏層71が半導体基板1内に広がりやすいため、ドレイ
ン電圧による電位分布がオフセットゲート領域8内で収
まらずにチャネル領域7まで侵入した状態となる。図7
(a)に示すように、ターンオフしてから1.027μ
秒後において、ドレイン電圧による電位5Vの電位分布
72がチャネル領域7まで侵入してしまい、チャネル領
域7の埋め込み絶縁膜2の界面に反転層が形成されてし
まう。そして、半導体活性層3では空乏層73(メッシ
ュ部)がドレイン領域6からソース領域5まで形成され
る。
【0010】ゲート電極12下のチャネル領域7に電位
5Vの電位分布72が侵入すると、反転層が形成されて
しまうため、図7(b)に示すように、この反転層をド
レイン電流74(斜線部)が流れてしまう。即ち、ゲー
ト電圧の印加を停止した1.027μ秒後でも、ソース
・ドレイン間に電流が流れてしまい、ターンオフが不可
能な状態となっている。
【0011】ここで、半導体基板1の導電形を半導体活
性層3の導電形と同一のn型とすると、図8に示すよう
に、ターンオフ後0.0038μ秒後の状態で、半導体
基板1には空乏層が形成されない。このため、ターンオ
フした後、ドレイン電圧による電位分布が半導体基板1
に広がっていくことが無く、半導体活性層3には空乏層
81が形成されるが、電位5Vの電位分布82はチャネ
ル領域7内に侵入しない。このため、チャネル領域7に
は反転領域が形成されず、ソース・ドレイン間には電流
が流れない。なお、分布83は電位0Vを示すものであ
る。
【0012】しかし、このように、半導体基板1の導電
形をソース領域5の導電形と同一のn型としたり、上述
したドレイン電位のチャネル領域7への侵入を防ぐため
に半導体基板1の不純物濃度を高くすると、半導体基板
1に空乏層を広げることができないので、出力容量の低
減が困難になる。以上のように、従来のSOI基板に形
成した電力用ゲート型絶縁効果トランジスタでは、高周
波領域でのスイッチング特性を向上するため、ドレイン
電位の影響を防ぎながら、半導体基板に空乏層を広げて
寄生容量である出力容量の低減を図ることは難しいとい
う欠点があった。
【0013】これらのことは、電力用絶縁ゲート型電界
効果トランジスタとしてドレイン領域6がソース領域5
と同じ導電形である電力用MOSFETを用いたが、ド
レイン領域6がソース領域5とは異なる導電形である横
型IGBTについても同様の欠点があった。
【0014】この発明は、前述した従来の電力用絶縁ゲ
ート型電界効果トランジスタが持つ問題点を鑑み、これ
を解消するために成されたものであり、電界効果トラン
ジスタのチャネル領域に対するドレイン電位の影響を防
ぎながら、SOI構造の基板の埋め込み絶縁膜下に形成
される空乏層を広げて出力容量の低減を図れるようにす
ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の絶縁ゲート型
電界効果トランジスタは、第1導電形の半導体基板上に
形成された埋め込み絶縁膜と、この埋め込み絶縁膜上に
形成された半導体活性層と、この半導体活性層上にゲー
ト絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、このゲート
電極下の半導体活性層に形成された第2導電形のチャネ
ル領域と、このチャネル領域と接するように半導体活性
層に形成された第1導電形のソース領域と、チャネル領
域と接するように半導体活性層に形成された第1導電形
のオフセット領域と、このオフセット領域のチャネル領
域とは反対側にオフセット領域と接するように半導体活
性層に形成された第1導電形のドレイン領域とを備えた
絶縁ゲート型電界効果トランジスタにおいて、半導体基
板のオフセット領域下の所定の境界からドレイン領域側
の領域に埋め込み絶縁膜と接するように第2導電形の半
導体領域が形成されていることを特徴とする。
【0016】また、この発明の絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタは、第1導電形の半導体基板上に形成された
埋め込み絶縁膜と、この埋め込み絶縁膜上に形成された
半導体活性層と、この半導体活性層上にゲート絶縁膜を
介して形成されたゲート電極と、このゲート電極下の半
導体活性層に形成された第1導電形のチャネル領域と、
このチャネル領域と接するように半導体活性層に形成さ
れた第2導電形のソース領域と、チャネル領域と接する
ように半導体活性層に形成された第2導電形のオフセッ
ト領域と、このオフセット領域のチャネル領域とは反対
側にオフセット領域と接するように半導体活性層に形成
された第2導電形のドレイン領域とを備えた絶縁ゲート
型電界効果トランジスタにおいて、半導体基板の少なく
ともチャネル領域直下の領域を含む所定の領域に埋め込
み絶縁膜と接するように第2導電形の半導体領域が形成
されていることを特徴とする。
【0017】
【作用】ソース領域とドレイン領域との間に電圧が印加
されたときに、埋め込み絶縁膜境界より形成される空乏
層が、第1導電形の半導体基板の第2導電形の半導体領
域内しか形成されない。また、ソース領域とドレイン領
域との間に電圧が印加されたときに第1導電形の半導体
基板の埋め込み絶縁膜境界より形成される空乏層が、第
2導電形の半導体領域の所までしか広がらない。
【0018】
【実施例】以下この発明の1実施例を図を参照して説明
する。図1は、この発明の1実施例である絶縁ゲート型
電界効果トランジスタの構成を示す断面図である。同図
において、1は低抵抗n型単結晶シリコンからなる半導
体基板、2は半導体基板1上に形成された埋め込み絶縁
膜、3は埋め込み絶縁膜2上の半導体活性層、4は半導
体基板1の所定の領域に形成されたp型の高抵抗半導体
領域、5は半導体活性層3に形成されたソース領域、6
は半導体活性層3に形成されたドレイン領域、7はソー
ス領域に隣接して形成されているチャネル領域である。
【0019】また、8はチャネル領域7とドレイン領域
6との間に形成されているオフセットゲート領域、9は
チャネル領域7上に形成されたゲート絶縁膜、10はソ
ース電極、11はドレイン電極、12はゲート絶縁膜上
に形成されたゲート電極、13は層間絶縁膜、14は半
導体基板1の裏面に形成されたバックゲート電極であ
る。ここで、半導体基板1とソース領域5とオフセット
ゲート領域8およびドレイン領域6の導電形はn型であ
り、チャネル領域7の導電形はp型である。
【0020】次に、この実施例1における絶縁ゲート型
電界効果トランジスタの製造方法について説明する。図
3は、この実施例1における絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタの製造方法を説明するための断面図である。ま
ず、図3(a)に示すように、低抵抗n型単結晶シリコ
ンからなる半導体基板1上に高抵抗p型半導体領域4を
エピタキシャル成長により形成する。次に、図3(b)
に示すように、フォトリソグラフィによりレジストパタ
ーン21を形成すし、この上よりイオン注入することに
より高抵抗p型半導体領域4の所定の領域を選択的にn
型とする。
【0021】次いで、図3(c)に示すように、レジス
トパターン21を除去した後、熱拡散することで低抵抗
n型領域1aを形成し、図3(d)に示すように、この
上に埋め込み絶縁膜2としてシリコン酸化膜を形成す
る。これらの後、図示していないが、高抵抗n型単結晶
シリコンを埋め込み絶縁膜2に接して張り合わせ、これ
を所定の厚さまでエッチングして半導体活性層3を形成
し、順次ソース領域5,ドレイン領域6,チャネル領域
7・・・と形成していく。なお、上記図3(a),
(b)に工程において、高抵抗半導体領域4はシリコン
基板同士の張り合わせを用いて形成することもできる。
【0022】この実施例では、半導体基板1にソース領
域5と同じ導電形であるn型を用いるので、基本的にド
レイン電位分布のチャネル領域7への侵入を防ぐことが
できる。一方、埋め込み絶縁膜2に接して半導体基板1
内のドレイン側に、半導体基板1の導電形とは異なる導
電形であるp型からなる高抵抗半導体領域4を形成する
ことによって、半導体基板1内のこの領域に空乏層を十
分広げて出力容量の低減を図ることができる。
【0023】例えば、半導体基板1の不純物濃度が1×
1017cm-3、半導体基板1内の高抵抗半導体領域4の
不純物濃度が1×1014cm-3だとすると、この領域に
形成される空乏層は3μmにおよび、接合深さ3μmの
高抵抗半導体領域4を完全空乏化できることを意味す
る。すなわち、ドレイン電位の影響を防ぎながら、埋め
込み絶縁膜2として例えばシリコン酸化膜を用いる場
合、埋め込み酸化膜を1μm増加した場合とほぼ同等な
出力容量の低減ができる。
【0024】実施例2. 図2は、この発明の第2の実施例である絶縁ゲート型電
界効果トランジスタの構成を示す断面図である。同図に
おいて、1aは高抵抗p型単結晶シリコンの半導体基
板、4aはゲート電極12直下の半導体基板1aの領域
に形成されたn型の低抵抗半導体領域であり、他の符号
は図1と同様である。この実施例では、半導体基板1a
にチャネル領域7と同じ導電形であるp型を用いている
ので、基本的に半導体基板1a内に空乏層を十分広げて
出力容量の低減を図ることができる。
【0025】一方、埋め込み絶縁膜2に接して半導体基
板1a内のチャネル領域7下に、半導体基板1aの導電
形とは異なるn型からなる低抵抗半導体領域4aを形成
することによって、トレイン電位分布の侵入を防ぐこと
ができる。即ち、ドレイン電位の影響を防ぎながら出力
容量を低減できる。図6,7に示したのと同様なシミュ
レーションを、低抵抗のn型領域を設けた基板を用いて
行った場合、ゲート電圧をオフした後、0.004μ秒
後にドレイン電位の侵入が消失し、電流もオフされる結
果を得た。
【0026】次に、この実施例2における絶縁ゲート型
電界効果トランジスタの製造方法について説明する。図
4は、この実施例2における絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタの製造方法を説明するための断面図である。ま
ず、図4(a)に示すように、高抵抗p型単結晶シリコ
ンの半導体基板1a上に、フォトリソグラフィにより半
導体基板1aの所定の領域が露出したレジストパターン
31を形成する。
【0027】次いで、この上よりイオン注入してレジス
トパターン31を除去した後、熱拡散することで、図4
(b)に示すように、半導体基板1a上の所定の領域に
低抵抗n型半導体領域4aを形成する。次に、埋め込み
絶縁膜2としてシリコン酸化膜を形成した後、高抵抗n
型結晶シリコンを埋め込み絶縁膜2に接して張り合わ
せ、図4(c)に示すように、これを所定の厚さにエッ
チングすることで半導体活性層3を形成する。この後、
図示していないが、低抵抗半導体領域4a上にゲート電
極が位置するように他の層を形成していく。
【0028】以上の説明では、ドレイン領域6がソース
領域5と同じ第1の導電形である電力絶縁ゲート型電界
効果トランジスタとして電力用MOSFETを用いた
が、これに限るものではない。ドレイン領域がソース領
域とは異なる導電形の横型IGBTについても同様であ
る。また、上記実施例では、nチャネルMOSFETに
ついて説明したが、これに限るものではなく、Pチャネ
ルMOSFETについても同様の効果を奏することはい
うまでもない。そして、埋め込み絶縁膜としてシリコン
酸化膜を用いるようにしているが、これに限るものでは
なく、シリコン窒化膜を用いるようにしても同様であ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、埋め込み絶縁膜下の半導体基板に形成される空乏層
の広がりを制御することで、ドレイン電圧による電位分
布がゲート電極下のチャネル領域に入り込まないように
した。このため、チャネル領域に反転層が形成されるこ
とが無く、ターンオフにおいてドレイン電流が流れな
い。従って、チャネル領域に対するドレイン電位の影響
を防ぎながら、SOI構造の基板の埋め込み絶縁膜下に
形成される空乏層を広げて出力容量の低減を図れるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例である絶縁ゲート型電界効
果トランジスタの構成を示す断面図である。
【図2】の発明の第2の実施例である絶縁ゲート型電界
効果トランジスタの構成を示す断面図である。
【図3】実施例1における絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタの製造方法を説明するための断面図である。
【図4】実施例2における絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタの製造方法を説明するための断面図である。
【図5】SOI基板に形成された電力用MOSFETの
構成を示す断面図である。
【図6】図5の電力用MOSFETにおいて、シミュレ
ーションして得た2次電位分布と電流ベクトルを示した
電位分布図,電流状態図である。
【図7】図5の電力用MOSFETにおいて、シミュレ
ーションして得た2次電位分布と電流ベクトルを示した
電位分布図,電流状態図である。
【図8】埋め込み絶縁膜下にn型の半導体基板を用いた
場合において、シミュレーションして得た2次電位分布
を示した電位分布図である。
【符号の説明】
1,1a 半導体基板 2 埋め込み絶縁膜 3 半導体活性層 4 高抵抗半導体領域 4a 低抵抗半導体領域 5 ソース領域 6 ドレイン領域 7 チャネル領域 8 オフセットゲート領域 9 ゲート絶縁膜 10 ソース電極 11 ドレイン電極 12 ゲート電極 13 層間絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷内 利明 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電形の半導体基板上に形成された
    埋め込み絶縁膜と、この埋め込み絶縁膜上に形成された
    半導体活性層と、この半導体活性層上にゲート絶縁膜を
    介して形成されたゲート電極と、このゲート電極下の前
    記半導体活性層に形成された第2導電形のチャネル領域
    と、このチャネル領域と接するように前記半導体活性層
    に形成された第1導電形のソース領域と、前記チャネル
    領域と接するように前記半導体活性層に形成された第1
    導電形のオフセット領域と、このオフセット領域の前記
    チャネル領域とは反対側に前記オフセット領域と接する
    ように前記半導体活性層に形成された第1導電形のドレ
    イン領域とを備えた絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
    において、 前記半導体基板の前記オフセット領域下の所定の境界か
    らドレイン領域側の領域に前記埋め込み絶縁膜と接する
    ように第2導電形の半導体領域が形成されていることを
    特徴とする絶縁ゲート型電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】 第1導電形の半導体基板上に形成された
    埋め込み絶縁膜と、この埋め込み絶縁膜上に形成された
    半導体活性層と、この半導体活性層上にゲート絶縁膜を
    介して形成されたゲート電極と、このゲート電極下の前
    記半導体活性層に形成された第1導電形のチャネル領域
    と、このチャネル領域と接するように前記半導体活性層
    に形成された第2導電形のソース領域と、前記チャネル
    領域と接するように前記半導体活性層に形成された第2
    導電形のオフセット領域と、このオフセット領域の前記
    チャネル領域とは反対側に前記オフセット領域と接する
    ように前記半導体活性層に形成された第2導電形のドレ
    イン領域とを備えた絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
    において、 前記半導体基板の少なくとも前記チャネル領域直下の領
    域を含む所定の領域に前記埋め込み絶縁膜と接するよう
    に第2導電形の半導体領域が形成されていることを特徴
    とする絶縁ゲート型電界効果トランジスタ。
JP6017745A 1994-01-19 1994-01-19 絶縁ゲート型電界効果トランジスタ Pending JPH07211911A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0892438A3 (en) * 1997-06-30 2000-09-13 Matsushita Electric Works, Ltd. Solid-state relay
US6130458A (en) * 1996-03-28 2000-10-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Power IC having SOI structure

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