JPH0721160B2 - ジクロロペンタフルオロプロパン、メタノール及び6個の炭素原子を含む炭化水素から成る共沸混合物―類似の組成物 - Google Patents

ジクロロペンタフルオロプロパン、メタノール及び6個の炭素原子を含む炭化水素から成る共沸混合物―類似の組成物

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JPH0721160B2 JP3508640A JP50864091A JPH0721160B2 JP H0721160 B2 JPH0721160 B2 JP H0721160B2 JP 3508640 A JP3508640 A JP 3508640A JP 50864091 A JP50864091 A JP 50864091A JP H0721160 B2 JPH0721160 B2 JP H0721160B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明はジクロロペンタフルオロプロパン、メタノー
ル及び6個の炭素原子を含む炭化水素の共沸混合物−類
似の混合物に関する。これらの混合物は、脱溶剤(defl
uxing)とドライクリーニングを含む各種の蒸気脱脂、
コールドクリーニング及び溶剤洗浄の用途に有用であ
る。
関連出願への相互参照 1989年10月6日に出願された同時継続出願の、一般譲渡
された特許出願番号第418,008号は、1,1−ジクロロ−2,
2,3,3,3−ペンタフルオロプロパンと炭素原子数が1〜
3のアルカノールとの共沸混合物−類似の混合物を開示
する。
1989年10月6日に出願された同時継続出願の、一般譲渡
された特許出願番号第417,983号は、1,3−ジクロロ−1,
1,2,2,3−ペンタフルオロプロパンと炭素原子数が1〜
3のアルカノールとの共沸混合物−類似の混合物を開示
する。
1992年6月23日に発行された米国特許第5,124,065号明
細書はジクロロペンタフルオロプロパンと炭素原子数1
〜4個のアルカノールとの共沸混合物様組成物を開示す
る。
1989年10月6日に出願された同時継続出願の、一般譲渡
された特許出願番号第418,050号は、1,1−ジクロロ−2,
2,3,3,3−ペンタフルオロプロパンと6個の炭素原子を
含むアルカンとの共沸混合物−類似の混合物を開示す
る。
1989年10月6日に出願された同時継続出願の、一般譲渡
された特許出願番号第417,951号は、1,3−ジクロロ−1,
1,2,2,3−ペンタフルオロプロパンとシクロヘキサンと
の共沸混合物−類似の混合物を開示する。
1989年12月21日に出願された同時継続出願の、一般譲渡
された特許出願番号第454,789号は、ジクロロペンタフ
ルオロプロパンとシクロヘキサンとの共沸混合物−類似
の混合物を開示する。
1992年6月2日に発行された米国特許第5,118,438号明
細書はジクロロペンタフルオロプロパンと6個の炭素原
子を含む炭化水素との共沸混合物様組成物を開示する。
発明の背景 フルオロカーボンをベースとした溶剤は、脱脂とその他
の方法による固体表面の洗浄、特に入り組んだ複雑な部
品と除去が困難な固体の洗浄に広範囲に用いられてき
た。
その最も単純な形式では、蒸気脱脂または溶剤洗浄は洗
浄すべき室温の物体を沸騰する溶剤の蒸気に曝すことか
ら成り立っている。物体の上に凝縮する蒸気が脂やその
他の汚染物を洗い流す奇麗な蒸留された溶剤を与える。
溶剤を最終的に蒸発すれば、跡に残留物の無い物体を残
す。これは濯いだ跡に沈着物を残す液体溶剤とは対照的
である。
蒸気脱脂装置が汚染物質の除去が困難な固体、又は大容
積の集成体工程(又は組み立て工程)の操業に対して用
いられるが、前者の場合は溶剤の洗浄作用を改良する為
に高められた温度が必要であり、また後者の場合は金属
部品と集成体(又は組み立て装置)の洗浄が効率良く為
されなければならない。蒸気脱脂装置の慣用の操作は、
洗浄すべき部品を沸騰する溶剤の溜め(sump)の中に浸
漬し、其処で大部分の汚れを落とし、その後に部品を蒸
留したばかりの新しい溶剤の入った別の溜めの中に室温
近くで浸けて、最後に沸騰する溶剤溜めの上の溶剤蒸気
に部品を曝すことから成る。溶剤蒸気は奇麗になった部
品の上に凝縮し、回収される。更に、部品は最終的な濯
ぎ(リンス)の前に蒸留溶剤を用いてスプレーすること
もできる。
上述した操作に適当な蒸気脱脂装置は当該技術に良く知
られている。例えば、Sherliker他による米国特許第3,0
85,918号は、沸騰する溶剤溜め、奇麗な溶剤溜め、水分
離装置、及び付随的な補助装置から成る、そのような適
当な蒸気脱脂装置を開示する。
コールドクリーニングは多くの溶剤が用いられる別の適
用例である。大抵のコールドクリーニングの例では、汚
れた部品を流体の中に浸漬するか、又は溶剤に浸した布
で拭き取るかして、その後自然乾燥させる。
最近、無毒で不燃性のトリクロロトリフルオロエタンの
ようなフルオロカーボン溶剤が脱脂の用途と他の溶剤洗
浄の用途に広範囲に使用されるようになった。トリクロ
ロトリフルオロエタンは脂、油、ワックス(蝋)などに
対して満足できる溶解力を持つことが見出だされた。従
って、電動機、コンプレッサー、重金属部品、繊細な精
密金属部品、印刷回路板、ジャイロスコープ、誘導装
置、航空宇宙(宇宙空間)とミサイルのハードウェアー
(装置)、アルミニウム部品などの洗浄に此の溶剤の使
用が広く行き渡った。
フルオロカーボン成分は、更に極性官能価、高められた
溶解力、及び安定剤の様なそれ以外の望ましい特性に貢
献する為に、当該技術では長年に亙ってフルオロカーボ
ン成分を有する共沸性の組成物を待望してきた。共沸性
の組成物は、沸騰させても分別(分溜)しないので望ま
しい。この挙動は、これらの溶剤を使用する前述の蒸気
脱脂装置の中で再蒸留された物質が最終の濯ぎ−洗浄用
に生ずる為に望ましいことである。このように、蒸気脱
脂システムは全体が一つの蒸留器の役目をする。従っ
て、溶剤組成物が本質的に定沸点で無い限り、分別蒸留
(分溜)が起こるだろうし、また望ましくない溶剤の分
布(分配)が洗浄度と工程の安定性を根底から覆すよう
に作用するかも知れない。溶剤混合物の中で比較的揮発
性の成分が優先的に(選択的に)蒸発すれば(そのよう
な選択的な蒸発は、溶剤混合物が共沸混合物または共沸
混合物−類似のもので無いならば正に起こるであろ
う)、それは、より望ましくない性質、例えば、汚れに
対する低下した溶解力、金属、プラスチック又はエラス
トマー成分に対する減少した不活性度、増加した易燃性
(引火性)及び毒性を持つかも知れない変化した組成を
有する混合物を齎すであろう。
当該技術は、蒸気脱脂とその他の洗浄の用途に対する新
しく特殊な適用の為の代替物(又は代替法)を提供する
新奇なフルオロカーボンをベースとした共沸混合物また
は共沸混合物−類似の組成物を絶えず探し求めている。
現在、フルオロカーボンをベースとした共沸混合物−類
似の混合物は特別な関心を呼んでいる。その理由は、フ
ルオロカーボンをベースとした共沸混合物が、現在使用
されている完全ハロゲン化したクロロフルオロカーボン
に対して成層圏で安全な代替物と考えられているからで
ある。後者(クロロフルオロカーボン)は、地球を保護
するオゾン層の破壊と共同して環境問題を引き起こす原
因であると暗に含意されてきた。数学モデルは、ジクロ
ロペンタフルオロプロパンのようなヒドロクロロフルオ
ロカーボンが、完全ハロゲン化した化学種(species)
より遥かに低いオゾン消耗効果(ポテンシャル)と地球
温暖化効果を持つことを実証してきた。
従って、ジクロロペンタフルオロプロパン、メタノール
及び6個の炭素原子を含む炭化水素の三者をベースとし
た、新奇で環境的にも許容できる、各種の工業的洗浄の
用途に有用な共沸混合物−類似の組成物を提供するのが
此の発明の一つの目的である。
室温で液体であり、そして使用条件下に分別しないよう
な共沸混合物−類似の組成物を提供するのが此の発明の
別の目的である。
発明のその他の目的及び有利な点は、以下の記述から自
ずから明らかになるだろう。
発明の要約 この発明は色々な工業的洗浄の用途に有用な新規な共沸
混合物−類似の組成物に関する。もっと詳しく言えば、
この発明はジクロロペンタフルオロプロパン、メタノー
ル及び6個の炭素原子を有する炭化水素から成る組成物
であって、本質的に定沸点の、環境上からも受容でき、
且つ室温で何時迄も液体の儘である組成物に関する。
発明の好ましい実施態様 本発明に従えば、約48〜約96.9重量パーセントのジクロ
ロペンタフルオロプロパン、約3〜約24重量パーセント
のメタノール及び約0.1〜約28.0重量パーセントの炭素
原子を6個含む炭化水素(以降、“C6炭化水素”と呼
ぶ)から本質的に構成され、760mmHgの圧力(大気圧)
の下で約46.0℃±約3.5℃、好ましくは±3.0℃の温度で
沸騰する新奇で共沸混合物−類似の組成物が発見され
た。
ここで使用される“C6炭化水素”という用語は、実験式
C6H14を有する脂肪族炭化水素と実験式C6H12を有する脂
環式または置換された脂環式炭化水素、及びその混合物
を指すものと考えるべきである。好ましくは、C6炭化水
素という用語は、下記の部分集合を指し、次の物が含ま
れる:n−ヘキサン、2−メチルペンタン、3−メチルペ
ンタン、2,2−ジメチルブタン、2,3−ジメチルブタン、
シクロヘキサン、メチルシクロペンタン、工業用のイソ
ヘキサン(典型的には、工業用イソヘキサン中の異性体
のパーセンテージは、等級1と等級2と名付ける次の二
つの配合処方(フォーミュレーション)の一つに入るだ
ろう。等級1:35〜75重量パーセントの2−メチルペンタ
ン、10〜40重量パーセントの3−メチルペンタン、7〜
30重量パーセントの2,3−ジメチルブタン、7〜30重量
パーセントの2,2−ジメチルブタン、0.1〜10重量パーセ
ントのn−ヘキサン、及び最高で約5重量パーセント迄
の他のアルカンの異性体を含む。枝分かれ鎖のC6アルカ
ン異性体の合計は約90〜約100重量パーセントで、枝分
かれ鎖と直鎖のC6アルカン異性体の合計は約95〜約100
重量パーセント;等級2:40〜55重量パーセントの2−メ
チルペンタン、15〜30重量パーセントの3−メチルペン
タン、10〜22重量パーセントの2,3−ジメチルブタン、
9〜16重量パーセントの2,2−ジメチルブタン、及び0.1
〜5重量パーセントのn−ヘキサンを含む。枝分かれ鎖
のC6アルカン異性体の合計は約95〜約100重量パーセン
トで、枝分かれ鎖と直鎖のC6アルカン異性体の合計は約
97〜約100重量パーセントである)、及びその混合物。
前記の工業用イソヘキサンはフィッリプス66社(Philli
ps 66 Company)から市販されている。この化合物の公
称組成は下記の通りで、次の化合物(重量%)を含む:
0.3%のC5アルカン、13.5%の2,2−ジメチルブタン、1
4.4%の2,3−ジメチルブタン、46.5%の2−メチルペン
タン、23.5%の3−メチルペンタン、0.9%のn−ヘキ
サン及び0.9%の未知軽油分。
ジクロロペンタフルオロプロパンには9つの異性体が存
在する:(1)2,2−ジクロロ−1,1,1,3,3−ペンタフル
オロプロパン(HCFC−225a);(2)1,2−ジクロロ−
1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン(HCFC−225ba);
(3)1,2−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロ
パン(HCFC−225bb);(4)1,1−ジクロロ−2,2,3,3,
3−ペンタフルオロプロパン(HCFC−225ca);(5)1,
3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン(HC
FC−225cb);(6)1,1−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペン
タフルオロプロパン(HCFC−225cc);(7)1,2−ジク
ロロ−1,1,2,2,2−ペンタフルオロプロパン(HCFC−225
d);(8)1,3−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオ
ロプロパン(HCFC−225ea);(9)1,1−ジクロロ−1,
2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン(HCFC−225eb)。こ
の発明の目的には、ジクロロペンタフルオロプロパンと
言えば、これら任意の異性体、又は任意の比率で混ざっ
たこれら異性体の混合物を指す。1,1−ジクロロ−2,2,
3,3,3−ペンタフルオロプロパンと1,3−ジクロロペンタ
フルオロプロパン異性体は好ましい異性体である。
発明のジクロロペンタフルオロプロパン成分は良好な溶
剤の性質を持っている。メタノールと炭化水素成分も
又、良い溶剤である。メタノールは極性の有機物質とア
ミン塩酸塩を溶解し、一方、炭化水素は油の溶解性を高
める。このように、これら三つの成分を有効量で組み合
わせて使用する時は、効率の良い共沸混合物溶剤が得ら
れる。
好ましくは本発明の共沸混合物−類似の組成物は、本質
的に約62〜約94重量パーセントのジクロロペンタフルオ
ロプロパン、約3〜約12重量パーセントのメタノール及
び約3〜約26重量パーセントのC6炭化水素から構成され
る。
更に好ましい具体例では、本発明の共沸混合物−類似の
組成物は、本質的に約64〜約94重量パーセントのジクロ
ロペンタフルオロプロパン、約3〜約12重量パーセント
のメタノール及び約3〜約20重量パーセントのC6炭化水
素から構成される。
別の具体例では、本発明の共沸混合物−類似の組成物
は、本質的に約78〜約94重量パーセントのジクロロペン
タフルオロプロパン、約3〜約12重量パーセントのメタ
ノール及び約3〜約10重量パーセントのC6炭化水素から
構成される。
別の具体例では、本発明の共沸混合物−類似の組成物
は、本質的に約62〜約87重量パーセントのジクロロペン
タフルオロプロパン、約3〜約12重量パーセントのメタ
ノール及び約10.0〜約26.0重量パーセントのC6炭化水素
から構成される。
C6炭化水素が2−メチルペンタンである時は、本発明の
共沸混合物−類似の組成物は、本質的に約50〜約91重量
パーセントのジクロロペンタフルオロプロパン、約3〜
約24重量パーセントのメタノール及び約6〜約26重量パ
ーセントの2−メチルペンタンから構成され、760mmHg
の圧力下で約45.5℃±約3.0℃の温度で沸騰する。
好ましい具体例では、本発明の共沸混合物−類似の組成
物は、本質的に約56〜約91重量パーセントのジクロロペ
ンタフルオロプロパン、約3〜約18重量パーセントのメ
タノール及び約6〜約26重量パーセントの2−メチルペ
ンタンから構成される。
より好ましい具体例では、本発明の共沸混合物−類似の
組成物は、本質的に約62〜約91重量パーセントのジクロ
ロペンタフルオロプロパン、約3〜約12重量パーセント
のメタノール及び約6〜約26重量パーセントの2−メチ
ルペンタンから構成され、760mmHgの圧力下で約45.5℃
±約3.0℃の温度で沸騰する。
C6炭化水素が3−メチルペンタンである時は、本発明の
共沸混合物−類似の組成物は、本質的に約54〜約94重量
パーセントのジクロロペンタフルオロプロパン、約3〜
約24重量パーセントのメタノール及び約3〜約22重量パ
ーセントの3−メチルペンタンから構成され、760mmHg
の圧力下で約45.5℃±約2.5℃の温度で沸騰する。
好ましい具体例では、本発明の共沸混合物−類似の組成
物は、本質的に約60〜約94重量パーセントのジクロロペ
ンタフルオロプロパン、約3〜約18重量パーセントのメ
タノール及び約3〜約22重量パーセントの3−メチルペ
ンタンから構成される。
より好ましい具体例では、本発明の共沸混合物−類似の
組成物は、本質的に約66〜約94重量パーセントのジクロ
ロペンタフルオロプロパン、約3〜約12重量パーセント
のメタノール及び約3〜約22重量パーセントの3−メチ
ルペンタンから構成される。
C6炭化水素が工業用イソヘキサンの等級1である時は、
本発明の共沸混合物−類似の組成物は、本質的に約50〜
約91重量パーセントのジクロロペンタフルオロプロパ
ン、約3〜約24重量パーセントのメタノール及び約6〜
約26重量パーセントの工業用イソヘキサン等級1から構
成され、760mmHgの圧力の下で約45.5℃±約3.0℃、好ま
しくは±約2.5℃の温度で沸騰する。
好ましい具体例では、本発明の共沸混合物−類似の組成
物は、本質的に約56〜約91重量パーセントのジクロロペ
ンタフルオロプロパン、約3〜約18重量パーセントのメ
タノール及び約6〜約26重量パーセントの工業用イソヘ
キサン等級1から構成される。
より好ましい具体例では、本発明の共沸混合物−類似の
組成物は、本質的に約62〜約91重量パーセントのジクロ
ロペンタフルオロプロパン、約3〜約12重量パーセント
のメタノール及び約6〜約26重量パーセントの工業用イ
ソヘキサン等級1から構成される。
C6炭化水素が工業用イソヘキサンの等級2である時は、
本発明の共沸混合物−類似の組成物は、本質的に約50〜
約91重量パーセントのジクロロペンタフルオロプロパ
ン、約3〜約24重量パーセントのメタノール及び約6〜
約26重量パーセントの工業用イソヘキサンの等級2から
構成され、760mmHgの圧力下で約45.5℃±約3.0℃、好ま
しくは±約2.5℃の温度で沸騰する。
好ましい具体例では、本発明の共沸混合物−類似の組成
物は、本質的に約56〜約91重量パーセントのジクロロペ
ンタフルオロプロパン、約3〜約18重量パーセントのメ
タノール及び約6〜約26重量パーセントの工業用イソヘ
キサン等級2から構成される。
より好ましい具体例では、本発明の共沸混合物−類似の
組成物は、本質的に約62〜約91重量パーセントのジクロ
ロペンタフルオロプロパン、約3〜約12重量パーセント
のメタノール及び約6〜約26重量パーセントの工業用イ
ソヘキサン等級2から構成される。
C6炭化水素がn−ヘキサンである時は、本発明の共沸混
合物−類似の組成物は、本質的に約56〜約94重量パーセ
ントのジクロロペンタフルオロプロパン、約3〜約24重
量パーセントのメタノール及び約3〜約20重量パーセン
トのn−ヘキサンから構成され、760mmHgの圧力下で約4
6.0℃±約3.0℃の温度で沸騰する。
好ましい具体例では、本発明の共沸混合物−類似の組成
物は、本質的に約62〜約94重量パーセントのジクロロペ
ンタフルオロプロパン、約3〜約18重量パーセントのメ
タノール及び約3〜約20重量パーセントのn−ヘキサン
から構成される。
より好ましい具体例では、本発明の共沸混合物−類似の
組成物は、本質的に約68〜約94重量パーセントのメタノ
ール及び約3〜約20重量パーセントのn−ヘキサンから
構成される。
C6炭化水素がメチルシクロペンタンである時は、本発明
の共沸混合物−類似の組成物は、本質的に約62〜約96.9
重量パーセントのジクロロペンタフルオロプロパン、約
3〜約24重量パーセントのメタノール及び約0.1〜約14
重量パーセントのメチルシクロペンタンから構成され、
760mmHgの圧力の下で約46.0℃±約3.0℃の温度で沸騰す
る。
好ましい具体例では、本発明の共沸混合物−類似の組成
物は、本質的に約68〜約96.9重量パーセントのジクロロ
ペンタフルオロプロパン、約3〜約18重量パーセントの
メタノール及び約0.1〜約14重量パーセントのメチルシ
クロペンタンから構成される。
より好ましい具体例では、本発明の共沸混合物−類似の
組成物は、ジクロロペンタフルオロプロパン、約3〜約
12重量パーセントのメタノール及び約0.1〜約14重量パ
ーセントのメチルシクロペンタンから構成される。
C6炭化水素がシクロヘキサンである時は、本発明の共沸
混合物−類似の組成物は、本質的に約58〜約96.9重量パ
ーセントのジクロロペンタフルオロプロパン、約3〜約
24重量パーセントのメタノール及び約0.1〜約18重量パ
ーセントのシクロヘキサンから構成され、760mmHgの圧
力の下で約46.8℃±約2.7℃の温度で沸騰する。
好ましい具体例では、本発明の共沸混合物−類似の組成
物は、本質的に約64〜約96.9重量パーセントのジクロロ
ペンタフルオロプロパン、約3〜約18重量パーセントの
メタノール及び約0.1〜約18重量パーセントのシクロヘ
キサンから構成される。
より好ましい具体例では、本発明の共沸混合物−類似の
組成物は、本質的に約70〜約96.9重量パーセントのジク
ロロペンタフルオロプロパン、約3〜約12重量パーセン
トのメタノール及び約0.1〜約18重量パーセントのシク
ロヘキサンから構成される。
ジクロロペンタフルオロプロパン成分が1,1−ジクロロ
−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン(225ca)であ
り、又C6炭化水素がシクロヘキサンである時は、本発明
の共沸混合物−類似の組成物は、本質的に約68〜約96.9
重量パーセントの1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフ
ルオロプロパン、約3〜約24重量パーセントのメタノー
ル及び約0.1〜約8重量パーセントのシクロヘキサンか
ら構成され、760mmHgの圧力の下で約45.7℃±約1.0℃、
好ましくは±約0.7℃、そして最も好ましくは±約0.5℃
の温度で沸騰する。
225caとシクロヘキサンを使用する本発明の好ましい具
体例では、発明の共沸混合物−類似の組成物は、本質的
に約73〜約96.9重量パーセントの1,1−ジクロロ−2,2,
3,3,3−ペンタフルオロプロパン、約3〜約20重量パー
セントのメタノール及び約0.1〜約7重量パーセントの
シクロヘキサンから構成される。
225caとシクロヘキサンを使用する発明のより好ましい
具体例では、共沸混合物−類似の組成物は、本質的に約
88.0〜約95.9重量パーセントの1,1−ジクロロ−2,2,3,
3,3−ペンタフルオロプロパン、約4〜約8重量パーセ
ントのメタノール及び約0.1〜約4重量パーセントのシ
クロヘキサンから構成される。
225caとシクロヘキサンを使用する発明の最も好ましい
具体例では、共沸混合物−類似の組成物は、本質的に約
88.5〜約95.4重量パーセントの1,1−ジクロロ−2,2,3,
3,3−ペンタフルオロプロパン、約4.5〜約8重量パーセ
ントのメタノール及び約0.1〜約3.5重量パーセントのシ
クロヘキサンから構成される。
ジクロロペンタフルオロプロパン成分が1,1−ジクロロ
−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン(225ca)であり
且つC6炭化水素がn−ヘキサンである時は、本発明の共
沸混合物−類似の組成物は、本質的に約62〜約93.5重量
パーセントの1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオ
ロプロパン、約3〜約20重量パーセントのメタノール及
び約3.5〜約18重量パーセントのn−ヘキサンから構成
され、760mmHgの圧力の下で約45.2℃±約1.0℃、好まし
くは±約0.6℃の温度で沸騰する。
225caとn−ヘキサンを利用する発明の好ましい具体例
では、共沸混合物−類似の組成物は、本質的に約80.5〜
約92重量パーセントの1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペン
タフルオロプロパン、約3.5〜約9重量パーセントのメ
タノール及び約4.5〜約10.5重量パーセントのn−ヘキ
サンから構成される。
225caとn−ヘキサンを使用する発明のより好ましい具
体例では、共沸混合物−類似の組成物は、本質的に約82
〜約92重量パーセントの1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペ
ンタフルオロプロパン、約3.5〜約8重量パーセントの
メタノール及び約4.5〜約10重量パーセントのn−ヘキ
サンから構成される。
ジクロロペンタフルオロプロパン成分が1,3−ジクロロ
−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン(225cb)であ
り、そしてC6炭化水素がシクロヘキサンである時は、本
発明の共沸混合物−類似の組成物は、本質的に約63〜約
94重量パーセントの1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタ
フルオロプロパン、約4〜約22重量パーセントのメタノ
ール及び約2〜約15重量パーセントのシクロヘキサンか
ら構成され、760mmHgの圧力下で約48.3℃±約1.0℃、好
ましくは±約0.5℃の温度で沸騰する。
225cbとシクロヘキサンを使用する発明のより好ましい
具体例では、共沸混合物−類似の組成物は、本質的に約
80〜約91重量パーセントの1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−
ペンタフルオロプロパン、約5〜約10重量パーセントの
メタノール及び約4〜約10重量パーセントのシクロヘキ
サンから構成される。
厳密な又は真の共沸混合物の組成物は未だ決定されてい
ないが、しかし指示された範囲内にあることが確かめら
れた。真の共沸混合物が何処に存在するか否かに拘わら
ず、指示された範囲内にある総ての組成物並びに指示さ
れた範囲外にある幾つかの組成物は、以下にもっと詳し
く定義されるように共沸混合物−類似である。
基本的な原理から、流体の熱力学的状態は次の4つの変
数によって定義される。即ち、圧力、温度、液体組成お
よび蒸気組成、又は、夫れぞれに、P−T−X−Yの関
係によって定義される。共沸混合物とは、指定されたP
とTに於いてXとYが等しくなるような二つ又は二つ以
上の成分系の独特の特徴である。実際には、このことは
混合物の成分が蒸留中に分離され得ず、従って上述の蒸
気相の溶剤洗浄に有用であることを意味する。
この議論の目的の為に、共沸混合物−類似の組成物と
は、その定沸点特性、即ち、沸騰又は蒸発しても分別
(分溜)しない傾向によって真の共沸混合物と同じよう
に振舞うと言う意味である。そのような組成物は真の共
沸混合物か、又は真の共沸混合物では無いかも知れな
い。このように、共沸混合物−類似組成物では、沸騰又
は蒸発中に生成する蒸気の組成は元の液体組成と同一若
しくは事実上同一である。それ故に、沸騰または蒸発し
ている間は、液体組成は、たとえ少しでも変わるとして
も最小限度にしか変わるに過ぎない。これは沸騰中また
は蒸発中に液体組成が実質的に変化する非−共沸混合物
−類似の組成物とは対照的である。
このような訳で、候補の混合物が此の発明の意味する処
の範囲内で“共沸混合物−類似”であるか無いかを決定
する一つの方法は、その試料を混合物を個々の成分に分
離するだろうと期待される条件(即ち、分解能−蒸留塔
の棚板の数)の下に蒸留することである。若しも混合物
が非−共沸混合物又は非−共沸混合物−類似であれば、
混合物は分別蒸留(分溜)される、即ち、一番沸点の低
いものが最初に溜出して次々に沸点の順番に個々の成分
に分溜されるだろう。若しも混合物が共沸混合物−類似
であれば、第一の蒸留溜分(cut)の或る有限量が得ら
れ、その溜分は混合物の全成分を含み、それは定沸点又
は単一物質としての挙動をするだろう。この現象は、若
しも混合物が非−共沸混合物−類似であれば決して起こ
らない、即ち、それは共沸混合物系の一部ではない。若
しも候補混合物の分別度(溜分の数)が過度に大きいな
らば、真の共沸混合物に近い組成物を選択して分別を最
少限にしなければならない。勿論、共沸混合物−類似の
組成物を蒸留すると(蒸気脱脂の場合と同じように)、
真の共沸混合物が生成し、次第に濃縮される傾向が有る
だろう。
上述の事から次のことが結論されるだろう。即ち、共沸
混合物−類似の組成物の別の特徴は、同じ成分を少し宛
だけ異なる比率で含み全体としては共沸混合物−類似の
ものである或る範囲の組成物が有るということである。
そのような総ての組成物を茲で用いる共沸混合物−類似
という言葉によって網羅する積もりである。一つの例と
して、異なる圧力の下では或る与えられた共沸混合物の
組成は、組成物の沸点が少し宛変わると同じように少な
くとも僅かながらも変化することが良く知られている。
このように、AとBの共沸混合物は温度および/または
圧力に依存して少し宛変化する組成を持つ独自の型式の
関係を表わす。従って、本発明の意味する処の範囲内に
ある“共沸混合物−類似”を定義する別の方法は、ここ
に開示されるように、そのような混合物が46.0℃の沸点
を中心として±約3.5℃(760mmHgの圧力に於いて)の範
囲内で沸騰すると述べることである。当該技術に熟練し
た人ならば容易に理解するように、共沸混合物の沸点は
圧力と共に変化するだろう。
本発明の方法の具体例では、発明の共沸混合物−類似の
組成物が、固体表面を該組成物を用いて当該技術に周知
の任意の方法で処理する、例えば、浸漬又はスプレー又
は慣用の脱脂装置を使用することによって固体表面を清
浄にする為に用いられる。
ジクロロペンタフルオロプロパンが一つの溶剤であると
いうこと、そして本発明の共沸混合物−類似の組成物が
脱融剤、コールドクリーニング、ドライクリーニング、
脱水、脱汚染物質、スポットクリーニング、エアロゾル
噴射による再生処理、抽出、粒子除去、界面活性剤を用
いた洗浄などを含む蒸気脱脂と他の溶剤洗浄の用途に有
用であることに注目すべきである。これらの共沸混合物
−類似の組成物は、同じくまた発泡剤、ランキンサイク
ル、吸着冷媒、及び動力流体としても有用である。
本発明のジクロロペンタフルオロプロパン、メタノー
ル、及びC6炭化水素成分は既知の物質である。好ましく
は、それらは溶剤又は系の定沸点の特性の上に悪影響を
導入するのを避ける為に十分に高い純度で使用されるべ
きである。市販のメタノールとC6炭化水素が本発明で使
用される。しかしながら、ジクロロペンタフルオロプロ
パン異性体の大部分は工業的な量で入手することは出来
ない。従って市販品が利用できるようになる迄は、ここ
に開示する下記の有機合成によって調製される。例え
ば、1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパ
ンは、2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロパノール
とp−トルエンスルホネート塩酸塩を一緒に反応させて
2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル−p−トルエンス
ルホネートを生成する方法によって調製することができ
る。次に、N−メチルピロリドン、塩化リチウム、及び
2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル−p−トルエンス
ルホネートを一緒に反応させると1−クロロ−2,2,3,3,
3−ペンタフルオロプロパンが生成する。最後に、塩素
と1−クロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパンを
一緒に反応させれば1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタ
フルオロプロパンが形成される。詳細な合成法は実施例
1の中で述べる。
2,2−ジクロロ−1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225a)の合成 この化合物は、1,1,1−トリクロロ−2,2,2−トリフルオ
ロメタンのジメチルホルムアミド溶液をクロロトリメチ
ルシランと亜鉛の存在で反応させると、1−(トリメチ
ルシロキシ)−2,2−ジクロロ−3,3,3−トリフルオロ−
N,N−ジメチルプロピルアミンが形成される。1−(ト
リメチルシロキシ)−2,2−ジクロロ−3,3,3−トリフル
オロ−N,N−ジメチルプロピルアミンを硫酸と反応させ
ると、2,2−ジクロロ−3,3,3−トリフルオロプロピオン
アルデヒドが形成されるから、次にこれを四弗化硫黄と
反応させて、2,2−ジクロロ−1,1,1,3,3−ペンタフルオ
ロプロパンを製造する。
1,2−ジクロロ−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225ba)の合成 この異性体は、Bull.Soc.Chim.Fr.,(フランス化学協会
会誌)、第6巻、920〜4頁(1986年)にO.Paleta他に
よって開示された合成法によって調製することができ
る。
1,2−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225bb)の合成 この異性体の合成方法はJ.Am.Chem.Soc.,(米国化学協
会雑誌)、第73巻、1428〜30頁(1951年)に、M.Haupts
cheinとL.A.Bigelowによって開示されている。この化合
物の合成方法は、同じくJ.AM.Chem.Soc.,第79巻、4170
〜4頁(1957年)にも開示されている。
1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン
(225cb)の合成 この化合物の合成には次の四つの段階が含まれる。
パートA−2,2,3,3−テトラフルオロプロピル−p−ト
ルエンスルホネートの合成。
406グラム(3.08モル)の2,2,3,3−テトラフルオロプロ
パノール、613グラム(3.22モル)の塩化トシル、及び1
200mlの水の混合物を機械的に撹拌しながら50℃に加熱
した。560mlの水に溶かした水酸化ナトリウム(139.7グ
ラム、3.5モル)を温度が65℃以下に保たれるような割
合で添加した。添加し終わったら、混合物を水性相のpH
が6になる迄50℃で撹拌した。混合物を冷却し、1.5リ
ットルの塩化メチレンを用いて抽出した。有機の層を20
0mlのアンモニア水、350mlの水を用いて2回洗浄し、硫
酸マグネシウムを用いて乾燥し、蒸留すると、697.2グ
ラム(収率79%)の粘稠な油が得られた。
パートB−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパンの合
成。
500ml容フラスコに機械撹拌機とVigreauxの蒸留カラム
を装着し、次にフラスコをドライアイスのトラップ(捕
集栓)に繋ぎ、窒素雰囲気下に保持した。フラスコに、
400mlのN−メチルピロリドン、145グラム(0.50モル)
の2,2,3,3−テトラフルオロプロピル−p−トルエンス
ルホネート(上記のパートAで製造したもの)、及び87
グラム(1.5モル)のスプレー乾燥したKF(弗化カリウ
ム)を装入した。次に、混合物を約3.25時間190〜200℃
に加熱し、その間に61グラムの揮発性の生成物がコール
ドトラップの中に溜出した(粗収率90%)。蒸留して25
〜28℃で沸騰する溜分を集めた。
パートC−1,1,3−トリクロロ−1,2,2,3,2−ペンタフル
オロプロパンの合成。
220ml容フラスコを減圧排気し、20.7グラム(0.154モ
ル)の1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン(上記のパ
ートBで製造したもの)と0.6モルの塩素を装入した。
フラスコを約3吋(7.6cm)離れた距離から450ワットの
Hanoviaの水銀ランプを100分間照射した。次に、フラス
コを氷浴の中で冷却し、フラスコ内の圧力を1気圧(10
1kPa)に保つのに必要な量の窒素を加えた。フラスコ内
の液体を注射器を介して取り出した。フラスコにドライ
アイスのトラップを繋ぎ、ゆっくりと(15〜30分間)減
圧排気した。ドライアイスのトラップの中に溜まった液
体と最初の液相を合わせると31.2グラム(収率85%)に
達した。ガスクロマトグラフィー(GC)測定による純度
は99.7%であった。幾つかの実験からの生成物を一緒に
し、蒸留すると沸点が73.5〜74℃の物質が得られた。
パートD−1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロ
プロパンの合成。
106.6グラム(0.45モル)の1,1,3−トリクロロ−1,2,2,
3,3−ペンタフルオロプロパン(上記のパートCで製造
したもの)と300グラム(5モル)のイソプロパノール
を不活性ガス雰囲気下に撹拌し、フラスコから2〜3吋
(5〜7.6cm)離れた距離から450ワットのHanovia水銀
ランプを4.5時間照射した。次に、酸性の反応混合物を
1.5リットルの氷浴の中に注ぎ出した。有機層を分離
し、50mlの水で2回洗浄し、硫酸カルシウムを用いて乾
燥し、蒸留すると、沸点が54.5〜56℃の、ClCF2CF2CHCl
F50.5グラム(収率55%)が得られた。1H NMR(CDCl3
による分析結果:dddは6.43ppmに集中した。J H−C−F
=47Hz,J H−C−C−Fa=12Hz,J H−C−C−Fb=2H
z。
1,1−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225cc)の合成 この化合物は、2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパ
ノールとp−トルエンスルホネート塩化物を反応させて
2,2,3,3−テトラフルオロプロピル−p−トルエンスル
ホネートを生成させる方法によって調製することができ
る。次に、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル−p−ト
ルエンスルホネートをN−メチルピロリドンの中で弗化
カリウムと反応させると、1,1,2,2,3−ペンタフルオロ
プロパンが生成する。次いで、1,1,2,2,3−ペンタフル
オロプロパンを塩素と反応させると、1,1−ジクロロ−
1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパンが形成される。
1,2−ジクロロ−1,1,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225d)の合成 この異性体は、フロリダ州、ゲインズビルに在るP.C.R.
社から市販されている。それとも又は、この化合物は、
予め空気をパージした硼珪酸ガラス製のフラスコに等モ
ル量の1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンと塩素ガス
を添加することによって調製することができる。次ぎ
に、フラスコに水銀灯を照射する。照射が終わったら、
フラスコの内容物を冷却する。得られる生成物が1,2−
ジクロロ−1,1,3,3,3−ペンタフルオロプロパンであ
る。
1,3−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225ea)の合成 この化合物は、トリフルオロエチレンをジクロロトリフ
ルオロメタンと反応させて、1,3−ジクロロ−1,2,3,3,3
−ペンタフルオロプロパンを製造することによって調製
することができる。1,3−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタ
フルオロプロパンは、分別蒸留および/または分取ガス
クロマトグラフィーを用いてその異性体から分離され
る。
1,1−ジクロロ−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225eb)の合成 この化合物は、トリフルオロエチレンをジクロロジフル
オロメタンと反応させて、1,3−ジクロロ−1,1,2,3,3−
ペンタフルオロプロパンと1,1−ジクロロ−1,2,3,3,3−
ペンタフルオロプロパンを製造することによって調製さ
れる。1,1−ジクロロ−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロ
パンは分別蒸留および/または分取ガスクロマトグラフ
ィーを用いてその異性体から分離される。それとも又
は、225ebはBul.Soc.Chim.Fr.,第6巻、920〜4頁(198
6年)にO.Paleta他によって開示された合成法によって
調製される。1,1−ジクロロ−1,2,3,3,3−ペンタフルオ
ロプロパンは、分別蒸留および/または分取ガスクロマ
トグラフィーを用いてその二つの異性体から分離するこ
とができる。
本発明の組成物が新しい共沸混合物−類似の組成物を形
成する他の追加の成分を含む場合が有り得ることを理解
すべきである。そのような如何なる組成物も、その組成
物が定沸点のものであるか、又は本質的に定沸点であっ
て茲に記述された必須成分の総てを含む限り、本発明の
技術的範囲内にあると考えられる。
本発明の共沸混合物−類似組成物には、その分解を防止
する為に、又は組成物の望ましくない分解生成物と反応
させるために、および/または金属表面の腐食を防止す
る為に禁止剤(抑制剤)を添加することができる。下記
のクラスの禁止剤の任意のもの又はその総てを本発明の
中で使用することができる。酸化プロピレンのようなエ
ポキシ化合物;ニトロメタンのようなニトロアルカン
類;1,4−ジオキサンのようなエーテル類;1,4−ブチンジ
オールのような不飽和化合物;ジプロポキシメタンのよ
うなアセタール又はケタール類;メチルエチルケトンの
ようなケトン類;第三アミルアルコールのようなアルコ
ール類;トリフェニルホスフィットのようなエステル
類;及びトリエチルアミンのようなアミン類。その他の
適当な禁止剤も当該技術に熟練した人ならば直ちに思い
浮かぶだろう。
以上に亙り発明を詳細に、そしてその好ましい具体例を
参照することによって記述してきたが、付属する[請求
の範囲]に定義される発明の範囲から逸脱すること無し
に種々の修正法と変法が可能であることは明らかであろ
う。
本発明は下記の非−限定的な実施例によって更に詳細に
例示される。
実施例1 この実施例の目的は、1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペン
タフルオロプロパンの調製に向けられたものである。
パートA−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル−p−
トルエンスルホネートの合成。
25℃の水に溶解したp−トルエンスルホネート塩化物
に、2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロパノール(3
00.8グラム)を添加した。混合物を5リットル容の三頸
の分液漏斗型の反応フラスコの中で、機械的な撹拌の下
で50℃の温度に加熱した。383mlの水に溶かした水酸化
ナトリウム(92.56グラム、2.31モル)の水溶液(6モ
ル溶液)を反応混合物に添加漏斗を通して2.5時間に亙
って滴下し、その間フラスコの温度を55℃以下に保っ
た。添加が終わって、水性相のpHが略6になった時に、
溶液が尚温かい間にフラスコから有機相を流出させて、
その儘25℃まで自然冷却させた。粗生成物を石油エーテ
ルから再結晶すると白色の針状結晶の2,2,3,3,3−ペン
タフルオロプロピル−p−トルエンスルホネート(500.
7グラム/1.65モル、収率82.3%)が得られた。
パートB−1−クロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプ
ロパンの合成。
温度計、Vigreauxカラム、蒸留受けヘッドを備えた1リ
ットル容のフラスコに、248.5グラム(0.82モル)の2,
2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル−p−トルエンスル
ホネート(上記のパートAで製造されたもの)、375ml
のN−メチルピロリドン、及び46.7グラム(1.1モル)
の塩化リチウムを装入した。次ぎに、混合物を撹拌しな
がら140℃に加熱すると、その時点で生成物が溜出し始
めた。ポット温度が198℃に達するまで撹拌と加熱を続
けたが、その時点で最早それ以上の溜出液は捕集されな
かった。粗生成物を再蒸留して107.2グラム(収率78
%)の生成物を得た。
パートC−1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロ
プロパンの合成。
塩素(289ml/分)と1−クロロ−2,2,3,3,3−ペンタフ
ルオロプロパン(上記のパートBで製造したもの。1.72
グラム/分)を300℃の温度に加熱された1吋(2.54c
m)x2吋(5.08cm)のモネルメタル製の反応器に同時に
通した。反応器の出口にあるコールドトラップの中に18
4グラムの粗生成物が捕集される迄プロセスを反復し
た。粗生成物を6モル濃度の水酸化ナトリウム溶液で洗
浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、蒸留すると、69.2
グラムの出発物質と46.8グラムの1,1−ジクロロ−2,2,
3,3,3−ペンタフルオロプロパン(沸点:48〜50.5℃)が
得られた。1H NMRによる分析結果:5.9(t,J=7.5H)pp
m;19F NMRによる分析結果:79.4(3F)と119.8(2F)pp
m、CFCl3からupfield。
実施例2〜7 225ca、メタノール及びシクロヘキサンが定沸点の挙動
を現わす組成範囲を決定した。これは、選ばれた225ca
をベースとした二成分系組成物を沸点測定装置(エブリ
オメーター、沸点上昇を測定する装置)の中に装入し、
沸騰点に達する迄加熱し、第三の成分の測定された量を
追加し、最後に結果として起こる沸騰する混合物の温度
を記録することによって達成された。各場合とも、沸点
vs.組成の曲線に最小値が発生したが、このことは定沸
点組成物が生成したことを示している。
沸点測定装置は加熱された液溜めから構成され、その溜
めの中で225caをベースとした二成分系混合物は沸騰し
た。液溜めに繋がる沸点測定装置の上部は冷却され、そ
れによって沸騰する蒸気に対して冷却器の役目を果たす
のでシステムが全還流の状態で操作されるのを可能にし
ている。225caをベースとした二成分系混合物を大気圧
に於いて沸騰させた後、第三の成分の測定された量を沸
点測定装置の中に滴定した。沸点の変化を白金の抵抗温
度計を用いて測定した。
異なる日付の期間中に観測された沸点を一律に760mmHg
に標準化する為に、観測された沸点の値に約26mmHg/℃
の気圧の補正係数を適用することによって225caをベー
スとした混合物の大凡その正規の沸点を推定した。しか
しながら、この補正された沸点の精度は一般に最高±0.
4℃迄しか精確でないので、異なる日に測定された沸点
の大雑把な比較として役立つのみである点には留意すべ
きである。
下記の表は、実施例2〜7に対して225ca/メタノール/
シクロヘキサンの混合物が定沸点を示す、即ち、沸点の
偏差値が相互に±0.5℃以内にある組成範囲を一覧表示
したものである。表Iに示されたデータに基づくと、22
5ca/メタノール/シクロヘキサンの組成が夫れぞれ約68
〜97/3〜24/0.01〜8重量パーセントの範囲にある時
は、その混合物は定温沸騰(定沸点)の挙動を現わすで
あろう。
実施例8〜14 上記の実施例2〜7に概述した手順を繰り返すことによ
って225cb、メタノール及びシクロヘキサンが定温沸騰
挙動を現わす組成範囲を決定した。例外として、今回は
225caの代わりに225cbを用いた点だけが前回とは異なっ
ている。得られた結果は225caの場合と事実上同一であ
り、即ち、225cb、メタノール及びシクロヘキサンの間
で定温沸騰する(定沸点の)組成物が形成された。
下記の表は、実施例8〜16の場合に、225cb/メタノール
/シクロヘキサンの混合物が定温沸騰する、即ち、沸点
の偏差値が相互に±0.5℃の範囲内にある組成範囲を列
記する。表IIのデータに基づくと、夫れぞれ重量パーセ
ントで表示して約63〜94/4〜22/2〜15の範囲にある225c
b/メタノール/シクロヘキサンの組成物が定温沸騰の
(定沸点の)挙動を現わすだろう。
実施例15〜20 シクロヘキサンの代わりにn−ヘキサンを使用した以外
は、上記の実施例2〜7に概述した手順を繰り返すこと
によって、225ca、メタノール及びn−ヘキサンが定温
沸騰する(定沸点の)挙動を現わす組成範囲を決定し
た。得られた結果は、シクロヘキサンを用いた場合と事
実上同一であり、即ち、225ca、メタノール及びn−ヘ
キサンの間で定温沸騰する(定沸点の)組成物が生成す
る。下記の表は、実施例15〜20の場合に、225ca/メタノ
ール/n−ヘキサンの混合物が定温沸騰する、即ち、沸点
の偏差値が相互に±0.5℃の範囲内にある組成範囲を一
覧表示する。表IIIのデータに基づくと、重量パーセン
トで表示して夫れぞれ約62〜93.5/3〜20/3.5〜18の範囲
にある225ca/メタノール/n−ヘキサン組成物は定温沸騰
する(定沸点の)挙動を現わすだろう。
実施例21〜29 表IVに列記されたジクロロペンタフルオロプロパン成分
のメタノールとシクロヘキサンとの共沸混合物の性質
(共沸性)を研究する。これは、選ばれたジクロロペン
タフルオロプロパンをベースとした二成分系の組成物を
沸点測定装置の中に装入し、加熱して沸点に至らしめ、
第三成分の測定された量を添加し、そして最後に結果と
して起こる沸騰混合物の温度を記録することによって達
成される。各場合とも、沸点vs.組成曲線の曲線に最小
値が生じ、これがジクロロペンタフルオロプロパン成
分、メタノール及びシクロヘキサン夫れぞれの間で定温
沸騰する(定沸点の、共沸性の)組成物が形成されるこ
とを示している。
表 IV ジクロロペンタフルオロプロパン成分 2,2−ジクロロ−1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225a) 1,2−ジクロロ−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225ba) 1,2−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225bb) 1,1−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225cc) 1,2−ジクロロ−1,1,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225d) 1,3−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225ea) 1,1−ジクロロ−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225eb) 1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン\
(225ca/cb)の1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフル
オロプロパン/ 混合物 1,1−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパン\
(225eb/cb)の1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフル
オロプロパン/ 混合物 実施例30〜39 シクロヘキサンの代わりにn−ヘキサンを使用する以外
は上記の実施例21〜29に概述した実験を繰り返すことに
よって、表Vに列記するジクロロペンタフルオロプロパ
ン成分のメタノールとn−ヘキサンとの共沸性を研究す
る。各場合とも、沸点vs.組成の曲線に最小値が生ずる
が、このことは夫れぞれジクロロペンタフルオロプロパ
ン成分、メタノール及びn−ヘキサンの間で定温沸騰す
る(定沸点の)組成物が形成されることを示している。
表 V ジクロロペンタフルオロプロパン成分 2,2−ジクロロ−1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225a) 1,2−ジクロロ−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225ba) 1,2−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225bb) 1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン
(225cb) 1,1−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225cc) 1,2−ジクロロ−1,1,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225d) 1,3−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225ea) 1,1−ジクロロ−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225eb) 1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン\
(225ca/cb)の1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフル
オロプロパン/ 混合物 1,1−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパン\
(225eb/cb)の1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフル
オロプロパン/ 混合物 実施例40〜50 n−ヘキサンの代わりに2−メチルペンタンを使用する
以外は上記の実施例21〜29に概述した実験を繰り返すこ
とによって、表VIに列記するジクロロペンタフルオロプ
ロパン成分のメタノールと2−メチルペンタンとの共沸
性を研究する。各場合とも、沸点vs.組成の曲線には最
小値が生ずるが、このことは夫れぞれ、ジクロロペンタ
フルオロプロパン成分、メタノール及び2−メチルペン
タンとの間で定温沸騰する(定沸点の、共沸性の)組成
物が形成されることを示す。
表 VI ジクロロペンタフルオロプロパン成分 2,2−ジクロロ−1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225a) 1,2−ジクロロ−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225ba) 1,2−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225bb) 1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225ca) 1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン
(225cb) 1,1−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225cc) 1,2−ジクロロ−1,1,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225d) 1,3−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225ea) 1,1−ジクロロ−1,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン
(225eb) 1,1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン\
(225ca/cb)の1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフル
オロプロパン/ 混合物 1,1−ジクロロ−1,2,2,3,3−ペンタフルオロプロパン\
(225eb/cb)の1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフル
オロプロパン/ 混合物 実施例51〜61 n−ヘキサンの代わりに3−メチルペンタンを使用する
以外は上記の実施例21〜29の概述した実験を繰り返すこ
とによって、表VIに列記するジクロロペンタフルオロプ
ロパン成分のメタノールと3−メチルペンタンとの共沸
性を研究する。各場合とも、沸点vs.組成の曲線には最
小値を生ずるが、このことは夫れぞれ、ジクロロペンタ
フルオロプロパン成分、メタノール及び3−メチルペン
タンとの間で定温沸騰する(定沸点の、共沸性の)組成
物が形成されることを示す。
実施例62〜72 n−ヘキサンの代わりに2,2−ジメチルブタンを使用す
る以外は、上記の実施例21〜29に概述した実験を繰り返
すことによって、表VIに列記するジクロロペンタフルオ
ロプロパン成分のメタノールと2,2−ジメチルブタンと
の共沸性を研究する。各場合とも、沸点vs.組成の曲線
には最小値を生ずるが、このことは夫れぞれ、ジクロロ
ペンタフルオロプロパン成分、メタノール及び2,2−ジ
メチルブタンとの間で定温沸騰する(定沸点の、共沸性
の)組成物が形成されることを示す。
実施例73〜83 n−ヘキサンの代わりに2,3−ジメチルブタンを使用す
る以外は、上記の実施例21〜29に概述した実験を繰り返
すことによって、表VIに列記するジクロロペンタフルオ
ロプロパン成分のメタノールと2,3−ジメチルブタンと
の共沸性を研究する。各場合とも、沸点vs.組成の曲線
には最小値を生ずるが、このことは夫れぞれ、ジクロロ
ペンタフルオロプロパン成分、メタノール及び2,3−ジ
メチルブタンとの間で定温沸騰する(定沸点の、共沸性
の)組成物が形成されることを示す。
実施例84〜94 n−ヘキサンの代わりにメチルシクロペンタンを使用す
る以外は、上記の実施例21〜29に概述した実験を繰り返
すことによって、表VIに列記するジクロロペンタフルオ
ロプロパン成分のメタノールとメチルシクロペンタンと
の共沸性を研究する。各場合とも、沸点vs.組成の曲線
には最小値を生ずるが、このことは夫れぞれ、ジクロロ
ペンタフルオロプロパン成分、メタノール及びメチルシ
クロペンタンとの間で定温沸騰する(定沸点の、共沸性
の)組成物が形成されることを示す。
実施例95〜105 n−ヘキサンの代わりに工業用イソヘキサンの等級1を
使用する以外は、上記の実施例21〜29に概述する実験を
繰り返すことによって、表VIに列記するジクロロペンタ
フルオロプロパン成分のメタノールと工業用イソヘキサ
ン等級1との共沸性を研究する。各場合とも、沸点vs.
組成の曲線には最小値を生ずるが、このことは夫れぞ
れ、ジクロロペンタフルオロプロパン成分、メタノール
及び工業用イソヘキサン等級1との間で定温沸騰する
(定沸点の、共沸性の)組成物が形成されることを示
す。
実施例106〜116 n−ヘキサンの代わりに工業用イソヘキサンの等級2を
使用する以外は、上記の実施例21〜29に概述する実験を
繰り返すことによって、表VIに列記するジクロロペンタ
フルオロプロパン成分のメタノールと工業用イソヘキサ
ン等級2との共沸性を研究する。各場合とも、沸点vs.
組成の曲線には最小値を生ずるが、このことは夫れぞ
れ、ジクロロペンタフルオロプロパン成分、メタノール
及び工業用イソヘキサン等級2との間で定温沸騰する
(定沸点の、共沸性の)組成物が形成されることを示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C11D 7:30) (72)発明者 ラブリー,デニス・エム アメリカ合衆国ニューヨーク州14141,ス プリングヴィル,ボストン・ステート・ロ ード 10310 (72)発明者 ホリスター,リチャード・エム アメリカ合衆国ニューヨーク州14214,ブ ァッファロ,イングルウッド・アベニュー 221 (56)参考文献 国際公開89/12674(WO,A)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】48〜96.9重量パーセントのジクロロペンタ
    フルオロプロパン、3〜24重量パーセントのメタノール
    及び0.1〜28重量パーセントのC6炭化水素から構成され
    る、760mmHgの圧力に於いて46.0℃±3.5℃で沸騰する共
    沸混合物様組成物。
  2. 【請求項2】前記組成物が68〜96.9重量パーセントの1,
    1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン、3
    〜24重量パーセントのメタノール及び0.1〜8重量パー
    セントのシクロヘキサンから構成される、760mmHgの圧
    力に於いて45.7℃で沸騰する、請求の範囲第1項に記載
    の共沸混合物様組成物。
  3. 【請求項3】前記組成物が63〜94重量パーセントの1,3
    −ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン、4
    〜22重量パーセントのメタノール及び2〜15重量パーセ
    ントのシクロヘキサンから構成される、760mmHgの圧力
    に於いて48.3℃で沸騰する請求の範囲第1項に記載の共
    沸混合物様組成物。
  4. 【請求項4】前記組成物が62〜93.5重量パーセントの1,
    1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン、3
    〜20重量パーセントのメタノール及び3.5〜18重量パー
    セントのn−ヘキサンから構成される、760mmHgの圧力
    に於いて45.2℃で沸騰する、請求の範囲第1項に記載の
    共沸混合物様組成物。
  5. 【請求項5】前記ジクロロペンタフルオロプロパンが1,
    1−ジクロロ−2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパンと1,
    3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパンとの
    混合物である、請求の範囲第1項に記載の共沸混合物様
    組成物。
  6. 【請求項6】随意に、有効量の、前記組成物の分解を防
    止し、若しくは前記組成物の望ましくない分解生成物と
    反応し、及び/又は金属表面の腐食を防止するための抑
    制剤が該組成物中に存在している、請求の範囲第1項に
    記載の共沸混合物様組成物。
  7. 【請求項7】前記抑制剤がエポキシ化合物、ニトロアル
    カン類、エーテル類、アセタール類、ケタール類、ケト
    ン類、アルコール類、エステル類及びアミン類から構成
    される群から選ばれたものである、請求の範囲第6項に
    記載の共沸混合物様組成物。
  8. 【請求項8】固体表面を請求の範囲第1項に記載の共沸
    混合物様組成物で処理することから成る該固体表面の洗
    浄方法。
JP3508640A 1990-06-06 1991-04-18 ジクロロペンタフルオロプロパン、メタノール及び6個の炭素原子を含む炭化水素から成る共沸混合物―類似の組成物 Expired - Lifetime JPH0721160B2 (ja)

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