JPH07210863A - 磁気ディスク及びこれを使用した磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気ディスク及びこれを使用した磁気記録再生装置Info
- Publication number
- JPH07210863A JPH07210863A JP2340394A JP2340394A JPH07210863A JP H07210863 A JPH07210863 A JP H07210863A JP 2340394 A JP2340394 A JP 2340394A JP 2340394 A JP2340394 A JP 2340394A JP H07210863 A JPH07210863 A JP H07210863A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- magnetic disk
- head
- filled
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ディスクリートトラック型の磁気ディスクと
浮上型のヘッドとを組み合わせ可能として、極めて高密
度な磁気記録再生装置を提供する。 【構成】 ディスクリートトラック型の磁気ディスク１
を、円周方向に凹凸部が設けられた基板２とこの基板上
に形成された磁性膜３とから構成すると共に、凹部を誘
電体５で埋める。誘電体５で埋められた凹部の高さｓが
磁性膜３が形成された凸部の高さｔを越えないようにす
る。この磁気ディスク１を使用して、磁性膜３が形成さ
れた凸部に浮上型の磁気ヘッドＭを対向させ、誘電体５
で埋められた凹部にサーボ用の静電容量検出ヘッドＳを
対向させて、磁気記録再生装置とする。
浮上型のヘッドとを組み合わせ可能として、極めて高密
度な磁気記録再生装置を提供する。 【構成】 ディスクリートトラック型の磁気ディスク１
を、円周方向に凹凸部が設けられた基板２とこの基板上
に形成された磁性膜３とから構成すると共に、凹部を誘
電体５で埋める。誘電体５で埋められた凹部の高さｓが
磁性膜３が形成された凸部の高さｔを越えないようにす
る。この磁気ディスク１を使用して、磁性膜３が形成さ
れた凸部に浮上型の磁気ヘッドＭを対向させ、誘電体５
で埋められた凹部にサーボ用の静電容量検出ヘッドＳを
対向させて、磁気記録再生装置とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記憶装置の磁気記録
媒体として用いられるディスクリートトラック型の磁気
ディスクに関するものである。特に、静電容量技術を用
いてサーボトラッキングを行う方式に使用して好適な磁
気ディスク及び、これを使用した磁気記録再生装置を提
供するものである。
媒体として用いられるディスクリートトラック型の磁気
ディスクに関するものである。特に、静電容量技術を用
いてサーボトラッキングを行う方式に使用して好適な磁
気ディスク及び、これを使用した磁気記録再生装置を提
供するものである。
【０００２】
【従来の技術】磁気記録媒体として、ディスクリートト
ラック型の磁気ディスクが研究開発されている。ディス
クリートトラック型の磁気ディスクは、図４に示すよう
に、円周方向に凹凸のトラック（ピット部、または溝
部）が設けられ磁気ディスクで、例えば特開平１−２７
９４２１号（特公平５−２２２９１号）公報に詳説され
ている。このような磁気ディスクでは、記録トラック
（凸部）が独立したものとなるので、トラック間の干渉
がなくなり高トラック密度を実現できる。
ラック型の磁気ディスクが研究開発されている。ディス
クリートトラック型の磁気ディスクは、図４に示すよう
に、円周方向に凹凸のトラック（ピット部、または溝
部）が設けられ磁気ディスクで、例えば特開平１−２７
９４２１号（特公平５−２２２９１号）公報に詳説され
ている。このような磁気ディスクでは、記録トラック
（凸部）が独立したものとなるので、トラック間の干渉
がなくなり高トラック密度を実現できる。
【０００３】さらに、記録トラック（凸部）両側の凹部
を利用して、例えばその静電容量の変化を利用してトラ
ッキングサーボを行うことも研究開発されている。この
ような磁気ディスク装置として、特開昭６３−１８３６
０５号公報記載のものがある。両側（ピット部、または
溝部）の静電容量変化を利用すると、従来のセクタサー
ボでは容易でなかった高トラック密度の場合も対応でき
るようになる。
を利用して、例えばその静電容量の変化を利用してトラ
ッキングサーボを行うことも研究開発されている。この
ような磁気ディスク装置として、特開昭６３−１８３６
０５号公報記載のものがある。両側（ピット部、または
溝部）の静電容量変化を利用すると、従来のセクタサー
ボでは容易でなかった高トラック密度の場合も対応でき
るようになる。
【０００４】また、高密度な磁気ディスクを利用した磁
気記録再生装置として、ハードディスク（ＨＤＤ）の普
及がめざましい。ハードディスクでは、一般に浮上型の
ヘッドが用いられている。このヘッドの浮上量として、
現在は 0.1ミクロン前後のものが多いが、将来的には高
密度化のために0.05ミクロン程度に小さくなると予想さ
れる。浮上型のヘッドを用いると、高密度な磁気記録再
生が可能である。
気記録再生装置として、ハードディスク（ＨＤＤ）の普
及がめざましい。ハードディスクでは、一般に浮上型の
ヘッドが用いられている。このヘッドの浮上量として、
現在は 0.1ミクロン前後のものが多いが、将来的には高
密度化のために0.05ミクロン程度に小さくなると予想さ
れる。浮上型のヘッドを用いると、高密度な磁気記録再
生が可能である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この浮上型
のヘッドにおいて、ヘッドの浮上はヘッドと磁気ディス
クと間に存在する空気流からの揚力によっている。この
ため、前記したディスクリートトラック型の磁気ディス
クと浮上型のヘッドとで磁気記録再生装置を構成する
と、ディスクリートトラックの凹凸（溝部）により空気
流が乱流となり、ヘッド浮上が非常に不安定となる問題
がある。
のヘッドにおいて、ヘッドの浮上はヘッドと磁気ディス
クと間に存在する空気流からの揚力によっている。この
ため、前記したディスクリートトラック型の磁気ディス
クと浮上型のヘッドとで磁気記録再生装置を構成する
と、ディスクリートトラックの凹凸（溝部）により空気
流が乱流となり、ヘッド浮上が非常に不安定となる問題
がある。
【０００６】図３は、ディスクリートトラックの溝部
（ピット部）の深さとヘッド浮上変動量との関係を示す
実験結果である。同図に示すように、ヘッド浮上変動量
は溝部（ピット部）の深さが大きいほど大きく、周速が
小さいほど大きい。
（ピット部）の深さとヘッド浮上変動量との関係を示す
実験結果である。同図に示すように、ヘッド浮上変動量
は溝部（ピット部）の深さが大きいほど大きく、周速が
小さいほど大きい。
【０００７】そこで、本発明は上記問題点を解決して、
ディスクリートトラック型の磁気ディスクと浮上型のヘ
ッドとで超高密度な磁気記録再生装置を構成すると共
に、静電容量の変化を利用したトラッキングサーボをよ
り高精度とした磁気記録再生装置を提供するものであ
る。
ディスクリートトラック型の磁気ディスクと浮上型のヘ
ッドとで超高密度な磁気記録再生装置を構成すると共
に、静電容量の変化を利用したトラッキングサーボをよ
り高精度とした磁気記録再生装置を提供するものであ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、図１に示すように、円周方向に凹凸部（スパイラル
状ないし同心円上に配設されたピット列、またはスパイ
ラル状ないし同心円上の連続した溝）が設けられた基板
２と、この基板２上に形成された磁性膜３とからなる磁
気ディスク１において、前記凹部が非導電性物（例えば
誘電体）５で埋められ、かつ、非導電性物５で埋められ
た凹部（の高さｓ）が磁性膜が形成された凸部の高さ
（ｔ）を越えていないことを特徴とする磁気ディスクを
提供するものである。
に、図１に示すように、円周方向に凹凸部（スパイラル
状ないし同心円上に配設されたピット列、またはスパイ
ラル状ないし同心円上の連続した溝）が設けられた基板
２と、この基板２上に形成された磁性膜３とからなる磁
気ディスク１において、前記凹部が非導電性物（例えば
誘電体）５で埋められ、かつ、非導電性物５で埋められ
た凹部（の高さｓ）が磁性膜が形成された凸部の高さ
（ｔ）を越えていないことを特徴とする磁気ディスクを
提供するものである。
【０００９】さらに、同図に示すように、円周方向に凹
凸部が設けられた基板２とこの基板上に形成された磁性
膜３とからなり、前記凹部が誘電体５で埋められ、か
つ、誘電体で埋められた凹部が磁性膜が形成された凸部
の高さを越えていない磁気ディスク１と、前記磁性膜が
形成された凸部と対向した浮上型の磁気ヘッドＭと、前
記誘電体で埋められた凹部と対向したサーボ用の静電容
量検出ヘッドＳとから構成したことを特徴とする磁気記
録再生装置を提供するものである。
凸部が設けられた基板２とこの基板上に形成された磁性
膜３とからなり、前記凹部が誘電体５で埋められ、か
つ、誘電体で埋められた凹部が磁性膜が形成された凸部
の高さを越えていない磁気ディスク１と、前記磁性膜が
形成された凸部と対向した浮上型の磁気ヘッドＭと、前
記誘電体で埋められた凹部と対向したサーボ用の静電容
量検出ヘッドＳとから構成したことを特徴とする磁気記
録再生装置を提供するものである。
【００１０】
【作用】上記のように構成された磁気ディスク及び磁気
記録再生装置では、凹部が非導電性物（例えば誘電体）
５で埋められているので、磁気ディスク１を回転駆動さ
せたときに、浮上型のヘッドＭと磁気ディスク１の表面
との間に乱流が生じることがない。さらに、凹部が誘電
体５で埋められているので、静電容量の変化が大きくな
り、サーボの精度が向上する。
記録再生装置では、凹部が非導電性物（例えば誘電体）
５で埋められているので、磁気ディスク１を回転駆動さ
せたときに、浮上型のヘッドＭと磁気ディスク１の表面
との間に乱流が生じることがない。さらに、凹部が誘電
体５で埋められているので、静電容量の変化が大きくな
り、サーボの精度が向上する。
【００１１】
【実施例】本発明になる磁気ディスク及びこれを使用し
た磁気記録再生装置の一実施例を以下図面と共に詳説す
る。図１は磁気ディスク及びこれを使用した磁気記録再
生装置の要部を示すものである。最初に、磁気ディスク
の構成について説明する。１はディスクリートトラック
型の磁気ディスクである。この磁気デイスク１は円周方
向に凹凸部が設けられた円盤状の基板２上に、磁性膜
３，保護膜４が順次に積層形成されたものである。基板
２上の凹凸部は、図２（Ａ）及び（Ｂ）に示すように、
スパイラル状ないし同心円上に配設されたピット列、ま
たはスパイラル状ないし同心円上の連続した溝のどちら
でも良い。そして、磁性膜３，保護膜４が積層された凹
部には、非導電性物（例えば樹脂、望ましくは後述する
ように誘電体）５で埋められ、非導電性物質５で埋めら
れた凹部（の高さｓ）が磁性膜３が形成された凸部の高
さ（ｔ）を越えないように構成されている。
た磁気記録再生装置の一実施例を以下図面と共に詳説す
る。図１は磁気ディスク及びこれを使用した磁気記録再
生装置の要部を示すものである。最初に、磁気ディスク
の構成について説明する。１はディスクリートトラック
型の磁気ディスクである。この磁気デイスク１は円周方
向に凹凸部が設けられた円盤状の基板２上に、磁性膜
３，保護膜４が順次に積層形成されたものである。基板
２上の凹凸部は、図２（Ａ）及び（Ｂ）に示すように、
スパイラル状ないし同心円上に配設されたピット列、ま
たはスパイラル状ないし同心円上の連続した溝のどちら
でも良い。そして、磁性膜３，保護膜４が積層された凹
部には、非導電性物（例えば樹脂、望ましくは後述する
ように誘電体）５で埋められ、非導電性物質５で埋めら
れた凹部（の高さｓ）が磁性膜３が形成された凸部の高
さ（ｔ）を越えないように構成されている。
【００１２】つまり、この非導電性物５は基板２上に磁
性膜３，保護膜４を形成後、樹脂剤として塗布し、テー
プ研磨により凸部上の樹脂を取り除いたものであり、磁
気ディスク１の表面はほぼ平坦化されている。なお、こ
のように研磨により磁気ディスクを製造すると、凹部上
にくぼみが生じる可能性があるが、 100オングストロー
ム程度のものまでは、なんら悪影響はない。
性膜３，保護膜４を形成後、樹脂剤として塗布し、テー
プ研磨により凸部上の樹脂を取り除いたものであり、磁
気ディスク１の表面はほぼ平坦化されている。なお、こ
のように研磨により磁気ディスクを製造すると、凹部上
にくぼみが生じる可能性があるが、 100オングストロー
ム程度のものまでは、なんら悪影響はない。
【００１３】凹部に埋める具体的な樹脂としては、吸水
率が小さく硬化が容易なものが望ましい。例えば、トリ
メチルプロパントリメタクリレート１００部に光重合開
始剤として２−ヒドロキシ−２−メチル−１−フェニル
プロパン−１−オン０．３部を混合したものを使用し、
120W/cmの高圧水銀灯を60秒照射して硬化させる。さら
に、フェノール樹脂，エポキシ樹脂，ポリエステル樹
脂，ポリイソシアンアネート樹脂などを、スプレー法や
スピン法により、コート硬化させても良い。
率が小さく硬化が容易なものが望ましい。例えば、トリ
メチルプロパントリメタクリレート１００部に光重合開
始剤として２−ヒドロキシ−２−メチル−１−フェニル
プロパン−１−オン０．３部を混合したものを使用し、
120W/cmの高圧水銀灯を60秒照射して硬化させる。さら
に、フェノール樹脂，エポキシ樹脂，ポリエステル樹
脂，ポリイソシアンアネート樹脂などを、スプレー法や
スピン法により、コート硬化させても良い。
【００１４】また、上述したように、テープ研磨により
凸部上の余分な樹脂を取り除くので、磁性膜３を構成す
る金属や保護膜４を構成する材料よりも、非導電性物
（樹脂）５の硬度を小さくすることが、製造の点から望
ましい。
凸部上の余分な樹脂を取り除くので、磁性膜３を構成す
る金属や保護膜４を構成する材料よりも、非導電性物
（樹脂）５の硬度を小さくすることが、製造の点から望
ましい。
【００１５】このように構成された磁気ディスク１は、
サーボ用の静電容量検出ヘッドＳによりトラッキング制
御されながら、浮上型の磁気ヘッドＭにより磁気記録再
生がなされるように、ハードディスク装置として構成さ
れる。浮上型の磁気ヘッドＭは磁気ディスク１の凸部上
（凹部、すなわちピットのない位置）の磁性膜３と対向
したヘッドであり、磁気ディスク１が回転駆動されると
ヘッドと磁気ディスク間に存在する空気流からの揚力に
より浮上するものである。磁気ヘッドＭは、通常のハー
ドディスクと同様に磁性膜３により磁気記録再生がなさ
れる。
サーボ用の静電容量検出ヘッドＳによりトラッキング制
御されながら、浮上型の磁気ヘッドＭにより磁気記録再
生がなされるように、ハードディスク装置として構成さ
れる。浮上型の磁気ヘッドＭは磁気ディスク１の凸部上
（凹部、すなわちピットのない位置）の磁性膜３と対向
したヘッドであり、磁気ディスク１が回転駆動されると
ヘッドと磁気ディスク間に存在する空気流からの揚力に
より浮上するものである。磁気ヘッドＭは、通常のハー
ドディスクと同様に磁性膜３により磁気記録再生がなさ
れる。
【００１６】また、サーボ用の静電容量検出ヘッドＳ
は、非導電性物５で埋められた凹部と対向したヘッドで
あり、基板２とヘッドＳ間の静電容量を検出するもので
ある。凹部（ピット）上と凸部上では静電容量が変化す
るので、この静電容量変化に基いて径及び周方向にサー
ボ制御される。
は、非導電性物５で埋められた凹部と対向したヘッドで
あり、基板２とヘッドＳ間の静電容量を検出するもので
ある。凹部（ピット）上と凸部上では静電容量が変化す
るので、この静電容量変化に基いて径及び周方向にサー
ボ制御される。
【００１７】以上のように構成されたハードディスク装
置では、凹部（ピット）が非導電性物（例えば誘電体）
５で埋められているので、浮上型のヘッドＭと磁気ディ
スク１との間に乱流が生じることがなく、ヘッド浮上が
非常に安定となり高密度な磁気記録がなされる。また、
凹部（ピット）は非導電性物（例えば誘電体）５で埋め
られているので、磁気記録再生する上で、なんら障害と
なることもなく、従来のディスクリートトラック型の磁
気ディスクと同様に、記録トラック（凸部）が独立した
ものとなるので、トラック間の干渉がなく高トラック密
度を実現できる。さらに、非導電性物質５で埋められた
凹部（の高さｓ）が磁性膜３が形成された凸部の高さ
（ｔ）を越えないように構成されているので、サーボ用
の静電容量検出ヘッドＳや幅が長い浮上型のヘッドＭが
凹部に埋められた非導電性物質５に接触することがな
く、したがって、磁性膜３と浮上型のヘッドＭとの間隔
（浮上量）が狭く保たれ磁気記録再生に支障が生じるこ
とはない。
置では、凹部（ピット）が非導電性物（例えば誘電体）
５で埋められているので、浮上型のヘッドＭと磁気ディ
スク１との間に乱流が生じることがなく、ヘッド浮上が
非常に安定となり高密度な磁気記録がなされる。また、
凹部（ピット）は非導電性物（例えば誘電体）５で埋め
られているので、磁気記録再生する上で、なんら障害と
なることもなく、従来のディスクリートトラック型の磁
気ディスクと同様に、記録トラック（凸部）が独立した
ものとなるので、トラック間の干渉がなく高トラック密
度を実現できる。さらに、非導電性物質５で埋められた
凹部（の高さｓ）が磁性膜３が形成された凸部の高さ
（ｔ）を越えないように構成されているので、サーボ用
の静電容量検出ヘッドＳや幅が長い浮上型のヘッドＭが
凹部に埋められた非導電性物質５に接触することがな
く、したがって、磁性膜３と浮上型のヘッドＭとの間隔
（浮上量）が狭く保たれ磁気記録再生に支障が生じるこ
とはない。
【００１８】また、前記した凹部を誘電率が大きい（空
気の誘電率よりも大きい）誘電体で埋めれば、静電容量
の変化が大きくなるので、サーボの精度を向上させるこ
とも可能である。さらに、サーボ用の静電容量検出ヘッ
ドＳが浮上型のヘッドＭと一緒に、浮上して間隔が大き
くなっても、サーボに必要な静電容量の変化が得られ
る。
気の誘電率よりも大きい）誘電体で埋めれば、静電容量
の変化が大きくなるので、サーボの精度を向上させるこ
とも可能である。さらに、サーボ用の静電容量検出ヘッ
ドＳが浮上型のヘッドＭと一緒に、浮上して間隔が大き
くなっても、サーボに必要な静電容量の変化が得られ
る。
【００１９】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明なる磁気デ
ィスクは、円周方向に凹凸部が設けられた基板と、この
基板上に形成された磁性膜とからなる磁気ディスクにお
いて、前記凹部が非導電性物で埋められ、かつ、非導電
性物質で埋められた凹部が磁性膜が形成された凸部の高
さを越えていないようにしたものであるから、浮上型の
ヘッドを用いて磁気記録再生装置を構成しても、浮上型
のヘッドと磁気ディスクとの間に乱流が生じることがな
く、ヘッド浮上が非常に安定となり高密度な磁気記録が
なされる。また、凹部を誘電体で埋めたものでは、静電
容量の変化が大きくなるので、静電容量の変化でサーボ
トラッキングを行う場合サーボの精度が向上する。した
がって、ディスクリートトラック型の磁気ディスクと、
浮上型のヘッドとを組み合わせて、極めて高密度な磁気
記録再生装置を提供することができる。
ィスクは、円周方向に凹凸部が設けられた基板と、この
基板上に形成された磁性膜とからなる磁気ディスクにお
いて、前記凹部が非導電性物で埋められ、かつ、非導電
性物質で埋められた凹部が磁性膜が形成された凸部の高
さを越えていないようにしたものであるから、浮上型の
ヘッドを用いて磁気記録再生装置を構成しても、浮上型
のヘッドと磁気ディスクとの間に乱流が生じることがな
く、ヘッド浮上が非常に安定となり高密度な磁気記録が
なされる。また、凹部を誘電体で埋めたものでは、静電
容量の変化が大きくなるので、静電容量の変化でサーボ
トラッキングを行う場合サーボの精度が向上する。した
がって、ディスクリートトラック型の磁気ディスクと、
浮上型のヘッドとを組み合わせて、極めて高密度な磁気
記録再生装置を提供することができる。
【図１】本発明になる磁気ディスク及びこれを使用した
磁気記録再生装置の一実施例を示す図で、磁気ディスク
及び磁気記録再生装置の要部を示すものである。
磁気記録再生装置の一実施例を示す図で、磁気ディスク
及び磁気記録再生装置の要部を示すものである。
【図２】磁気ディスクの凹凸部（ピット列、溝）を説明
する図である。
する図である。
【図３】ディスクリートトラックの溝部の深さとヘッド
浮上変動量との関係を示す実験結果である。
浮上変動量との関係を示す実験結果である。
【図４】一般的なディスクリートトラック型の構成図で
ある。
ある。
１ 磁気ディスク ２ 基板 ３ 磁性膜 ４ 保護膜 ５ 非導電性物（例えば樹脂、誘電体） Ｍ 浮上型の磁気ヘッド Ｓ サーボ用の静電容量検出ヘッド ｓ 非導電性物質で埋められた凹部の高さ ｔ 磁性膜が形成された凸部の高さ
Claims (4)
- 【請求項１】円周方向に凹凸部が設けられた基板と、こ
の基板上に形成された磁性膜とからなる磁気ディスクに
おいて、 前記凹部が非導電性物で埋められ、かつ、非導電性物で
埋められた凹部が磁性膜が形成された凸部の高さを越え
ていないことを特徴とする磁気ディスク。 - 【請求項２】凹部を埋める非導電性物が誘電体であるこ
とを特徴とする請求項１に記載の磁気ディスク。 - 【請求項３】磁性膜上に保護膜が形成され、凹部を埋め
る非導電性物は前記磁性膜及び保護膜よりも硬度が小さ
いことを特徴とする請求項１に記載の磁気ディスク。 - 【請求項４】円周方向に凹凸部が設けられた基板とこの
基板上に形成された磁性膜とからなり、前記凹部が誘電
体で埋められ、かつ、誘電体で埋められた凹部が磁性膜
が形成された凸部の高さを越えていない磁気ディスク
と、 前記磁性膜が形成された凸部と対向した浮上型の磁気ヘ
ッドと、 前記誘電体で埋められた凹部と対向したサーボ用の静電
容量検出ヘッドとから構成したことを特徴とする磁気記
録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2340394A JPH07210863A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | 磁気ディスク及びこれを使用した磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2340394A JPH07210863A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | 磁気ディスク及びこれを使用した磁気記録再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07210863A true JPH07210863A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=12109546
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2340394A Pending JPH07210863A (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | 磁気ディスク及びこれを使用した磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07210863A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007074645A1 (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-05 | Konica Minolta Opto, Inc. | 磁気記録媒体用基板および磁気記録媒体 |
| CN100350462C (zh) * | 2004-02-26 | 2007-11-21 | Tdk株式会社 | 磁记录介质以及磁记录复制装置 |
| WO2008075432A1 (ja) * | 2006-12-21 | 2008-06-26 | Fujitsu Limited | 磁気記録媒体及び磁気記録装置 |
| US7423842B2 (en) | 2004-02-26 | 2008-09-09 | Tdk Corporation | Magnetic recording medium having servo and data track regions with different arithmetical mean deviations |
| JP2008251157A (ja) * | 1998-04-09 | 2008-10-16 | Seagate Technology Llc | 凹形状部および／または凸形状部を含む記憶ディスク |
| US7615292B2 (en) | 2004-03-23 | 2009-11-10 | Tdk Corporation | Magnetic recording medium |
| US7796353B2 (en) | 2008-10-09 | 2010-09-14 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Patterned-media magnetic recording disk with optical contrast enhancement and disk drive using optical contrast for write synchronization |
| WO2011132640A1 (ja) * | 2010-04-22 | 2011-10-27 | 日産化学工業株式会社 | ハードディスク用平坦化膜形成組成物及びそれを用いたハードディスクの製造方法 |
-
1994
- 1994-01-24 JP JP2340394A patent/JPH07210863A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008251157A (ja) * | 1998-04-09 | 2008-10-16 | Seagate Technology Llc | 凹形状部および／または凸形状部を含む記憶ディスク |
| CN100350462C (zh) * | 2004-02-26 | 2007-11-21 | Tdk株式会社 | 磁记录介质以及磁记录复制装置 |
| US7352529B2 (en) | 2004-02-26 | 2008-04-01 | Tdk Corporation | Magnetic recording medium and magnetic recording and reproducing device using a magnetic recording layer formed with a predetermined concavo-convex pattern |
| US7423842B2 (en) | 2004-02-26 | 2008-09-09 | Tdk Corporation | Magnetic recording medium having servo and data track regions with different arithmetical mean deviations |
| US7615292B2 (en) | 2004-03-23 | 2009-11-10 | Tdk Corporation | Magnetic recording medium |
| WO2007074645A1 (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-05 | Konica Minolta Opto, Inc. | 磁気記録媒体用基板および磁気記録媒体 |
| JPWO2007074645A1 (ja) * | 2005-12-28 | 2009-06-04 | コニカミノルタオプト株式会社 | 磁気記録媒体用基板および磁気記録媒体 |
| WO2008075432A1 (ja) * | 2006-12-21 | 2008-06-26 | Fujitsu Limited | 磁気記録媒体及び磁気記録装置 |
| JPWO2008075432A1 (ja) * | 2006-12-21 | 2010-04-08 | 東芝ストレージデバイス株式会社 | 磁気記録媒体及び磁気記録装置 |
| US7796353B2 (en) | 2008-10-09 | 2010-09-14 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Patterned-media magnetic recording disk with optical contrast enhancement and disk drive using optical contrast for write synchronization |
| WO2011132640A1 (ja) * | 2010-04-22 | 2011-10-27 | 日産化学工業株式会社 | ハードディスク用平坦化膜形成組成物及びそれを用いたハードディスクの製造方法 |
| JP5818020B2 (ja) * | 2010-04-22 | 2015-11-18 | 日産化学工業株式会社 | ハードディスク用平坦化膜形成組成物及びそれを用いたハードディスクの製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7597792B2 (en) | Magnetic recording disk having DTR patterned CSS zone | |
| US5504646A (en) | Magnetic disk including protective layer having surface with protusions and magnetic disk apparatus including the magnetic disk | |
| JP4971245B2 (ja) | データ記憶装置 | |
| US6989965B2 (en) | Head slider having tilted protrusions for ramp load-unload applications | |
| US7163175B2 (en) | Irregular surfaced tape guide | |
| JP2006120299A (ja) | 情報記録媒体、記録再生装置およびスタンパー | |
| JP3207269B2 (ja) | 磁気記録用フライトスライダー | |
| US20020071216A1 (en) | Disc drive having an air bearing surface with trenched contact protection feature | |
| JPH07210863A (ja) | 磁気ディスク及びこれを使用した磁気記録再生装置 | |
| US6075677A (en) | Method for positioning a read/write head to reduce wear for proximity recording in a magnetic disk storage system | |
| US5898553A (en) | Magnetic disk and magnetic disk unit | |
| JP4258150B2 (ja) | 磁気記録媒体およびその製造方法ならびに磁気ディスク装置 | |
| US6549360B1 (en) | Magnetic recording medium with laser-formed servo-marks | |
| JPH11328662A (ja) | 磁気記録媒体及び磁気記録装置 | |
| JPH1040540A (ja) | 磁気ディスク及び磁気ディスク装置 | |
| JPH09204747A (ja) | 磁気ディスク及び磁気ディスク装置 | |
| JPH09204652A (ja) | 磁気ディスク及び磁気ディスク装置 | |
| JPH1040541A (ja) | 磁気ディスク及び磁気ディスク装置 | |
| JPH09204649A (ja) | 磁気ディスク及び磁気ディスク装置 | |
| JPH09282648A (ja) | 磁気ディスク及び磁気ディスク装置 | |
| JPH09204653A (ja) | 磁気ディスク及び磁気ディスク装置 | |
| JPS583152A (ja) | 浮動ヘツドスライダ | |
| JPH09204650A (ja) | 磁気ディスク及び磁気ディスク装置 | |
| JPH05143976A (ja) | 磁気記録媒体及び情報記録方法並びに情報記録装置 | |
| JPH09204654A (ja) | 磁気ディスク及び磁気ディスク装置 |