JPH07209672A - 非発光型ディスプレーを有する電子装置 - Google Patents

非発光型ディスプレーを有する電子装置

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JPH07209672A
JPH07209672A JP32965294A JP32965294A JPH07209672A JP H07209672 A JPH07209672 A JP H07209672A JP 32965294 A JP32965294 A JP 32965294A JP 32965294 A JP32965294 A JP 32965294A JP H07209672 A JPH07209672 A JP H07209672A
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circuit
substrate
active matrix
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film
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JP32965294A
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Shunpei Yamazaki
舜平 山崎
Yasuhiko Takemura
保彦 竹村
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Original Assignee
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
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    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/12Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being other than a semiconductor body, e.g. an insulating body
    • H01L27/1214Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being other than a semiconductor body, e.g. an insulating body comprising a plurality of TFTs formed on a non-semiconducting substrate, e.g. driving circuits for AMLCDs
    • H01L27/1251Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being other than a semiconductor body, e.g. an insulating body comprising a plurality of TFTs formed on a non-semiconducting substrate, e.g. driving circuits for AMLCDs comprising TFTs having a different architecture, e.g. top- and bottom gate TFTs

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクティブマトリクス回路を有する液晶ディ
スプレー(LCD)装置を表示装置として有する電子装
置の小型化、薄型化、軽量化を図る。 【構成】 1枚の基板上に薄膜トランジスタ(TFT)
を用いて、アクティブマトリクス回路およびそのドライ
バー回路等を形成する。そして、電子装置を駆動するの
に必要な他の回路(CPU、メモリー等)は、単結晶半
導体集積回路チップによって形成し、該チップを基板に
固定した後、COG法、ワイヤボンディング法等によっ
て、基板上の配線と接続する。この結果、1枚の基板上
に、LCDを有する電子装置を完成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板上に薄膜トランジ
スタ(以下、TFTという)を用いてアクティブマトリ
クス回路を構成した液晶ディスプレー等の非発光型ディ
スプレーを有する電子装置に関する。特に本発明におけ
るアクティブマトリクス回路は、同じく同一基板上に形
成されたTFTを用いた駆動回路(周辺回路)によって
制御されることを特徴とする電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶ディスプレーが薄型・軽量で
あることを利用して、携帯型の各種電子装置(例えば、
パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサー、電子手
帳)の表示装置として用いられるようになった。液晶デ
ィスプレーの中でも、TFTを用いて、画素を1つ1つ
制御する、いわゆるアクティブマトリクス型の液晶ディ
スプレーは表示特性に優れ、より多くの電子装置に用い
られつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アクティブマトリクス
型の液晶ディスプレーにはいくつか種類がある。第1の
ものは、TFTでアクティブマトリクス回路のみを形成
し、それを駆動するための回路を外付けの単結晶半導体
集積回路チップによって構成する形式のものである。こ
の場合には、ガラス基板の周囲に半導体チップや半導体
パッケージをTAB法等の手段で接続する必要があり、
装置は比較的大きくなった。また、アクティブマトリク
ス回路から延びている配線は、開口率を向上させるため
に細くなり、また、その配線の総数は1000本を越え
るため、それらの接続において、技術的な問題があっ
た。
【0004】また、この接続部分にかなりの面積が必要
とされ、ガラス基板上の配線と外付けのチップの配線や
TAB法の場合のテープとの熱膨張率のずれにより、合
わせ精度がせいぜい60μmであり、画素ピッチがそれ
以下の高精細ディスプレーには適用できなかった。そし
て、このことが装置の小型化の障害となった。この種の
ものでは、TFTとして、それほど高い特性が得られな
い代わりに、低温でも作製できるアモルファスシリコン
を用いたTFTが使用されている。
【0005】第2のものは、アクティブマトリクス回路
ばかりでなく、その駆動のためのXデコーダー/ドライ
バー、Yデコーダー/ドライバー等の回路までも同一基
板上に形成されたTFTを用いた薄膜集積回路によって
構成するものである。この種のものでは、上述のような
外付けの半導体チップを用いないので、装置は比較的小
さくなった。また、多数の配線を接続する必要もないの
で、その面でも装置の小型化に有利であった。この種の
ものは、駆動回路(ドライバー回路)に、より特性の優
れた結晶性シリコンのTFTが用いられる必要があっ
た。
【0006】このように装置の小型化を推進するには第
2の方法が有利であった。しかしながら、さらなる小型
化、軽量化、薄型化を推進するには、まだ、不十分であ
った。すなわち、パーソナルコンピュータを例にとれ
ば、ディスプレー以外にも、中央演算処理回路(CP
U)、メインメモリー、画像信号処理装置、画像メモリ
ー等のさまざまな半導体チップが、液晶ディスプレー以
外の主基板(メインボード)上に形成され、液晶ディス
プレーとメインボードという少なくとも2枚の基板が必
要である。より装置を小型、薄型、軽量のものとするに
は、この2枚必要な基板を1枚に削減することが必要で
ある。本発明はこのような困難な課題に対して解答を与
えんとするものである。
【0007】
【問題を解決する方法】本発明は、一対の基板間に液晶
を挟持した構成を有する液晶ディスプレーの少なくとも
一方の基板上に、上述のようなメインボードに取り付け
られている半導体チップを固定することによって、小型
化、軽量化、薄型化をおこなう。特に、アクティブマト
リクス回路を有する基板にこれらのチップを取り付け
る。また、アクティブマトリクス回路を駆動する回路も
TFTによって形成される。本発明の概念図を図1に示
す。基板15は液晶ディスプレーの基板でもあり、その
上にはTFT(11)、画素電極12、補助容量13を
具備する画素が多数形成されたアクティブマトリクス回
路14と、それを駆動するためのXデコーダー/ドライ
バー、Yデコーダー/ドライバー、XY分岐回路がTF
Tによって形成されている。
【0008】もちろん、このようなアクティブマトリク
ス回路を駆動するための回路(周辺回路ともいう)は、
アクティブマトリクス回路と実質的に同一の構造を有す
るTFTによって構成されてもよい。この場合、同一の
構造を有するとは、ゲイト電極材料、ゲイト絶縁膜材
料、チャネル形成領域材料の少なくとも1つがアクティ
ブマトリクス回路のTFTのそれらと同一のものであ
る、という意味である。また、このような周辺回路は相
補型の回路で構成されてもよいし、Nチャネル型TFT
のみで(すなわち、Pチャネル型TFTを用いないで)
構成されてもよいし、Pチャネル型TFTのみで構成さ
れてもよい。このようにしてTFTを用いた回路が構成
される。
【0009】しかしながら、本発明では基板15上に、
さらに他のチップを取り付ける(COG、チップ・オン
・グラス)。チップはワイヤボンディング法、FCOG
(フリップ・チップ・オン・グラス)法等の手段によっ
て、基板15上の回路に接続される。図1において、補
正メモリー、メモリー、CPU、入力ポートは、このよ
うにして取り付けられたチップであり、この他にも様々
なチップを取り付けてもよい。
【0010】ワイヤボンディング法を採用する場合は、
図2に示される断面形状となる。すなわち、回路21が
形成されたガラス基板20上にチップ22が端子部を上
向きにしてマウントされ、回路の端子電極21とチップ
の端子部23とを金属のボンディングワイヤ24によっ
て接続する。そして、この部分を樹脂25によって封止
することによって、外的衝撃から接続部を守る。端子接
触性・密着性を安定に保つために、端子21の表面はア
ルミニウム等の金属であることが好ましい。
【0011】ワイヤボンディング法の場合には、このよ
うに端子接続部で樹脂が大きく盛り上がるため、厚くな
るという欠点がある。一方、FCOG法は図4に示され
るように、回路41が形成されたガラス基板40上にチ
ップ42が端子部を下向きにしてマウントされ、回路の
端子電極41とチップの端子部43とをバンプ44(図
4(A))あるいは金属粒子46(図4(B))によっ
て接続する。そして、この部分を樹脂45によって封止
することによって、基板40上にチップを固定する。
【0012】FCOG法の場合には端子接続部の厚さは
実質的にチップの厚さであるので、薄型化が可能であ
る。また、FCOG法では、ガラス基板側の端子はアル
ミニウム以外の材料を採用することも可能で、例えば、
透明導電性酸化物被膜(ITO等)も採用することがで
きる。一般に、ガラス基板上に液晶ディスプレー用のア
クティブマトリクス回路を形成する場合には、最上層の
配線は透明導電性被膜を用いて構成されることが多いの
で、FCOG法はこの点で特に好ましい。
【0013】図1において、入力ポートとは、外部から
入力された信号を読み取り、画像用信号に変換する回路
である。補正メモリーは、アクティブマトリクスパネル
の特性に合わせて入力信号等を補正するためのパネルに
固有のメモリーのことである。特に、この補正メモリー
は、各画素固有の情報を不揮発性メモリーとして有し、
個別に補正するためのものである。すなわち、電気光学
装置の画素に点欠陥のある場合には、その点の周囲の画
素にそれに合わせて補正した信号を送り、点欠陥をカバ
ーし、欠陥を目立たなくする。
【0014】または、画素が周囲の画素に比べて暗い場
合には、その画素により大きな信号を送って、周囲の画
素と同じ明るさとなるようにするものである。画素の欠
陥情報はパネルごとに異なるので、補正メモリーに蓄積
されている情報はパネルごとに異なる。CPUとメモリ
ーは通常のコンピュータのものとその機能は同様で、特
にメモリーは各画素に対応した画像メモリーをRAMと
して持っている。
【0015】
【実施例】
〔実施例1〕 本発明の構成の例を図3に示す。基板3
0に対向して基板29が設けられ、その間には液晶が挟
持されている。また、基板30には、アクティブマトリ
クス回路31と、それを駆動するための周辺駆動回路3
2、33、34がTFTを用いて構成されている。そし
て、これらの回路の形成された面に、メインメモリーチ
ップ36、MPU(マイクロ演算回路)37、補正メモ
リー38を接着し、各チップを基板30上の回路と接続
した。
【0016】例えば、FCOG法によってチップを接続
する場合には、基板30上には、図3の39(図4の4
1に相当)に示すようなITO(インディウム錫酸化
物)の配線端子部(配線接続パッド)が、固定部分35
に形成された。具体的な接点の形状としては、図4
(A)もしくは(B)に示されるものを用いた。図4
(A)の方法では、基板40上の配線41とチップ42
の電極部43に設けられた導電性の突起物(バンプ)4
4とを接触させ、基板40とチップ42間を有機樹脂4
5で固定した。バンプとしては、無電界メッキによって
形成した金を用いればよい。
【0017】図4(B)の方法では、基板40とチップ
42の間に導電性の粒子(例えば、金の粒子)46を分
散させた有機樹脂によって基板とチップを接着し、基板
40上の配線41とチップ42の電極部43の間に存在
した導電性粒子46との接触によって、回路の接続をお
こなった。接着に使用した有機樹脂としては、光硬化性
もしくは熱硬化性のもの、あるいは自然硬化性のものを
用いた。なお、液晶ディスプレーへの液晶の注入は、チ
ップを接着してからでもよい。このような工程を経て、
液晶ディスプレー基板にCPU、メモリーまでもが形成
され、1枚の基板で簡単なパーソナルコンピュータのよ
うな電子装置を構成することができた。
【0018】〔実施例2〕 実施例1と同じく図3に示
された装置を作製した。基板30には、アクティブマト
リクス回路31と、それを駆動するための周辺駆動回路
32、33、34がTFTを用いて構成されている。そ
して、これらの回路の形成された面に、メインメモリー
チップ36、MPU(マイクロ演算回路)37、補正メ
モリー38を接着し、図2に示されるワイヤボンディン
グ法によって各チップを基板40上のアルミニウム合金
薄膜の回路端子(配線接続パッド)39(図2の21に
相当)と接続した。ボンディングワイヤは金の細線を用
いた。
【0019】〔実施例3〕 本実施例は、TFT回路
(モノリシック型アクティブマトリクス)基板にFCO
G法によって、チップを接着して、より高度な回路を構
成する例に関する。以下、本実施例のモノリシック型ア
クティブマトリクス回路を得る作製工程について、図5
を用いて説明する。まず、基板(コーニング7059)
501上に下地酸化膜502として厚さ1000〜30
00Åの酸化珪素膜を形成した。この酸化膜の形成方法
としては、酸素雰囲気中でのスパッタ法やプラズマCV
D法を用いればよい。
【0020】その後、プラズマCVD法やLPCVD法
によってアモルファス状もしくは結晶性のシリコン膜を
300〜1500Å、好ましくは500〜1000Å形
成した。結晶性シリコン膜を得るには、アモルファスシ
リコン膜を形成した後、レーザーもしくはそれと同等な
強光を照射する(光アニール)か、500℃以上の温度
で長時間の熱アニールをおこなえばよい。熱アニールに
よって結晶化させたのち、光アニールをおこなって、さ
らに結晶性を高めてもよい。また、熱アニールによる結
晶化の際に、特開平6−244103、同6−2441
04に記述されているように、ニッケル等のシリコンの
結晶化を促進させる元素(触媒元素)を添加してもよ
い。
【0021】次にシリコン膜をエッチングして、周辺駆
動回路のTFT活性層503、504とマトリクス回路
のTFT活性層504を形成した。さらに、酸素雰囲気
中でのスパッタ法によって、厚さ500〜2000Åの
酸化珪素のゲイト絶縁膜506を形成した。ゲイト絶縁
膜の形成方法としては、プラズマCVD法を用いてもよ
い。
【0022】本発明においてはゲイト絶縁膜は耐圧が十
分に高いことが好ましい。これは後の陽極酸化工程の際
に、ゲイト電極とシリコン活性層の間に高い電界が印加
されるためである。したがって、プラズマCVD法によ
って得られる酸化珪素膜によってゲイト絶縁膜を形成す
る場合には、原料ガスとして、一酸化二窒素(N2 O)
もしくは酸素(O2 )とモンシラン(SiH4 )を用い
ることが好ましかった。(図5(A))
【0023】その後、厚さ2000Å〜5μm、好まし
くは2000〜6000Åのアルミニウム膜(0.1〜
0.5重量%のスカンジウムを含有する)をスパッタ法
によって基板全面に形成した。そして、これをエッチン
グして、ゲイト電極もしくはゲイト線507、508、
509、510を形成した。ゲイト線509は全て陽極
酸化用の配線(図示せず)につながるように設計した。
一方、周辺論理回路のゲイト電極507、508は陽極
酸化用の配線とは電気的に絶縁されるようにした。(図
5(B))
【0024】その後、基板を電解溶液中に置き、陽極酸
化用配線に電流を通じてゲイト線509およびゲイト電
極510の陽極酸化をおこなった。陽極酸化の条件は特
開平5−267667に示される条件を使用した。この
結果、陽極酸化用の配線につながるゲイト線509やゲ
イト電極510の上面および側面に陽極酸化物被膜51
1、512が得られた。陽極酸化物の厚さは印加する電
圧に依存するが、本実施例では2000Åとした。この
ようにほぼ中性の溶液での陽極酸化によって得られる陽
極酸化物は緻密で硬く、耐圧も高い。耐圧は陽極酸化時
に印加した最高電圧の70%以上である。このような陽
極酸化物はバリヤ型陽極酸化物と呼ばれる。(図5
(C))
【0025】その後、イオンドーピング法によって、各
TFTの島状シリコン膜中に、ゲイト電極部(すなわち
ゲイト電極やその周囲の陽極酸化膜)をマスクとして自
己整合的に不純物を注入した。この際には、最初に全面
にフォスフィン(PH3 )をドーピングガスとして燐を
注入し、その後、図の島状領域503だけをフォトレジ
ストで覆って、ジボラン(B2 6 )をドーピングガス
として、島状領域504および505に硼素を注入し
た。ドーズ量は、燐は4×1014〜4×1015原子/c
2 、硼素は1〜8×1015原子/cm2 とし、硼素の
ドーズ量が燐を上回るように設定した。この結果、N型
領域513、P型領域514、515が形成された。
(図5(D))
【0026】その後、KrFエキシマーレーザー(波長
248nm、パルス幅20nsec)を照射して、上記
不純物領域の導入によって、結晶性の劣化した部分の結
晶性を改善させた。レーザーのエネルギー密度は200
〜400mJ/cm2 、好ましくは250〜300mJ
/cm2 とした。この結果、N型およびP型領域が活性
化された。これらの領域のシート抵抗は200〜800
Ω/□であった。この工程は、ゲイト電極の耐熱性の範
囲で熱アニールによっておこなってもよい。
【0027】その後、全面に層間絶縁物516として、
プラズマCVD法によって酸化珪素膜を厚さ3000〜
6000Å形成した。これは、窒化珪素膜あるいは酸化
珪素膜と窒化珪素膜の多層膜であってもよい。そして、
層間絶縁物516をウェットエッチング法によってエッ
チングして、N型領域、P型領域にコンタクトホール5
17、518、519を形成した。また、同時にゲイト
電極・ゲイト線にホール520を形成した。ただし、こ
の段階では陽極酸化物511がバリヤとなって、エッチ
ングが中断し、ゲイト線には到達していない。(図5
(E))
【0028】その後、再度、フォトリソ法により、先の
工程によって形成したホール520の中にコンタクトホ
ールのパターンを形成し、クロム酸を含有するエッチャ
ント(例えば、1〜5%のクロム酸と燐酸、硝酸、酢酸
の混合液)により、エッチングをおこない、コンタクト
ホール521を形成した。(図5(F))その後、スパ
ッタ法によって、厚さ2000〜6000Åのチタン膜
を形成し、これをエッチングして、周辺回路の電極・配
線522、523、524およびアクティブマトリクス
のデータ線525、画素TFTの電極526を形成し
た。配線523はゲイト線509と接続するようにし
た。
【0029】さらに、スパッタ法で成膜した厚さ500
〜1500ÅのITO(インディウム錫酸化物)膜をエ
ッチングして、画素電極527を形成した。最後に、プ
ラズマCVD法によって、厚さ1000〜3000Åの
窒化珪素膜528をパッシベーション膜として形成し
た。このようにして、周辺論理回路とアクティブマトリ
クス回路を一体化して形成できた。(図5(G))この
ように加工した基板のうち、外部のICチップと接続す
る端子部(図4の41に相当)の窒化珪素膜をエッチン
グして、端子接続部のITO配線・パッドを露出させ
た。そして、図4に示されるようにFCOG法によって
ICチップを接着した。
【0030】〔実施例4〕 本実施例も液晶ディスプレ
ー用のモノリシック型アクティブマトリクス回路を形成
したTFT回路基板にFCOG法によってICチップを
接着する方法に関するものである。本実施例の作製工程
を図6に示す。本実施例の周辺回路はCMOS回路を採
用したが、簡単のため、図6においては周辺回路TFT
としてはNTFTのみを示す。図6においては、左側が
周辺論理回路を、右側がマトリクス回路を代表して示
す。
【0031】ガラス基板601にプラズマCVD法によ
って厚さ2000Åの下地酸化珪素膜602を成膜し
た。プラズマCVD法の原料ガスとしてはモノシラン
(SiH4 )と一酸化二窒素(N2 O)を用い、成膜時
の基板温度は380〜500℃、例えば、430℃とし
た。このようにして成膜した酸化珪素膜602は比較的
エッチングレートが低く、固い膜であった。これは原料
ガスに一酸化二窒素を用いたため、膜中に窒素が1〜1
0%含有される酸化窒化珪素膜となったためである。典
型的なエッチングレートは、フッ化水素酸とフッ化アン
モニウムと酢酸の比率が1:50:50である酢酸緩衝
フッ酸(ABHF)による23℃でのエッチングレート
が800〜1100Å/分であった。
【0032】その後、プラズマCVD法によって厚さ5
00Åのアモルファスシリコン膜を成膜した。さらに、
酸化雰囲気において550℃で1時間熱アニールするこ
とにより、アモルファスシリコン膜の表面に極めて薄い
(40〜100Åと推定される)酸化珪素膜を形成し
た。そして、スピンコーティング法によって酢酸ニッケ
ルの極めて薄い膜を形成した。ここでは、1〜100p
pmの酢酸ニッケル水溶液を用いた。先にアモルファス
シリコン膜表面に薄い酸化珪素膜を形成したのは、水溶
液がアモルファスシリコン表面に均一にゆきわたるよう
にするためである。
【0033】次に、窒素雰囲気中、550℃、4時間の
熱アニールをおこなった。酢酸ニッケルは400℃程度
で分解してニッケルとなるが、酢酸ニッケル薄膜がアモ
ルファスシリコン膜に実質的に密着しているため、ニッ
ケルがこの熱アニール工程によってアモルファスシリコ
ンに侵入して、これを結晶化せしめ、結晶性シリコン領
域となった。その後、シリコン膜にXeClエキシマー
レーザー光(波長308nm)を照射した。本実施例で
は、レーザーのエネルギー密度は250〜300mJ/
cm2 とした。この結果、結晶性シリコンの結晶性はさ
らに向上した。
【0034】さらに、レーザー照射による応力歪みを緩
和するために、再び、熱アニールをおこなった。本実施
例では、550℃、4時間の熱アニールとした。その
後、シリコン膜をエッチングして島状の活性層603、
604を形成した。そして、スパッタ法によって,厚さ
1200Åの酸化珪素膜605をゲイト絶縁膜として形
成した。
【0035】さらに、スパッタ法によって厚さ4000
Åのアルミニウム膜(0.2〜0.3重量%のスカンジ
ウムを含有する)を形成した。そして、その表面を陽極
酸化することにより、厚さ100〜300Åの酸化アル
ミニウム膜(図示せず)を形成した。酸化アルミニウム
膜の存在により、フォトレジストとの密着性が良く、ま
た、フォトレジストからの電流のリークを抑制すること
により、後の陽極酸化工程において、多孔質陽極酸化物
を側面のみに形成するうえで有効であった。
【0036】そして、フォトレジスト(例えば、東京応
化製、OFPR800/30cp)をスピンコート法に
よって形成した。これをパターニング、エッチングし
て、ゲイト電極609、611、ゲイト線610を形成
した。周辺回路のゲイト電極609とゲイト線610お
よびマトリクス回路のゲイト電極611とは電気的に絶
縁させた。エッチングに用いたフォトレジストのマスク
606、607、608はそのまま残した。(図6
(A))
【0037】次に、フォトレジストのマスクを付けたま
まゲイト線610(すなわち、ゲイト電極611)に電
流を通じ、多孔質陽極酸化をおこない、ゲイト線、ゲイ
ト電極の側面に多孔質陽極酸化物612、613を形成
した。陽極酸化は、3〜20%のクエン酸もしくはショ
ウ酸、燐酸、クロム酸、硫酸等の酸性水溶液を用いてお
こない、10〜30Vの一定電流をゲイト電極に印加す
ればよい。本実施例ではpH=0.9〜1.0のシュウ
酸溶液(30℃)中で電圧を10Vとし、20〜80
分、陽極酸化した。陽極酸化物の厚さは陽極酸化時間に
よって制御した。
【0038】このような酸性溶液において陽極酸化をお
こなうと多孔質の陽極酸化物が生成する。本実施例では
多孔質陽極酸化物の厚さは3000〜10000Å、例
えば、5000Åとした。(図6(B))さらに、今度
はフォトレジストのマスクを剥離して、実施例3と同様
にゲイト線610に電流を流し、バリヤ型陽極酸化をお
こない、ゲイト線、ゲイト電極の側面と上面に緻密なバ
リヤ型陽極酸化物被膜614、615を厚さ1200Å
形成した。(図6(C))
【0039】次に、多孔質陽極酸化物612、613を
マスクとしてドライエッチング法によって酸化珪素膜6
05をエッチングし、ゲイト絶縁膜617、618を形
成した。このエッチングにおいては、等方性エッチング
のプラズマモードでも、あるいは異方性エッチングの反
応性イオンエッチングモードでもよい。ただし、シリコ
ンと酸化珪素の選択比を十分に大きくすることによっ
て、活性層を過剰にエッチングしないようにすることが
重要である。例えば、エッチングガスとしてCF4 を使
用すれば陽極酸化物はエッチングされず、酸化珪素膜6
05のみがエッチングされる。また、多孔質陽極酸化物
612、613の下の酸化珪素膜617、618はエッ
チングされずに残った。(図6(D))
【0040】さらに、燐酸、酢酸、硝酸の混合溶液(ア
ルミ混酸)を用いて多孔質陽極酸化物のみをエッチング
した。アルミ混酸は多孔質陽極酸化物はエッチングする
が、バリヤ型陽極酸化物被膜614、615はほとんど
エッチングしない。ただし、アルミニウムをエッチング
するので、周辺回路部のゲイト電極を保護するために、
周辺回路部にはフォトレジストでマスクした。このた
め、実施例3の場合に比較するとフォトリソ工程が1つ
追加される。
【0041】そして、このゲイト絶縁膜を用いてイオン
ドーピング法によって活性層に不純物(燐と硼素、図で
はNMOSのみが示されているが、実際には硼素のドー
ピングもおこなわれた)を導入した。燐のドーピングを
例に取ると、まず、10〜30keVの比較的低い加速
電圧で5×1014〜5×1015原子/cm2 の比較的高
いドーズ量で燐イオンを注入した。この際には、加速電
圧が低いため、イオンの侵入深さが浅く、シリコンが露
出している領域619、620を中心として燐が注入さ
れた。
【0042】次に、60〜95keVの比較的高い加速
電圧で1×1012〜1×1014原子/cm2 の比較的低
いドーズ量で燐イオンを注入した。この際には、加速電
圧が高いため、イオンが深くまで侵入し、ゲイト絶縁膜
で覆われている領域621にも燐が注入された。この結
果、高濃度の燐がドーピングされた領域619、620
と低濃度の燐がドーピングされた領域621が形成され
た。すなわち、画素TFTに関しては、いわゆる2重ド
レイン構造とすることができた。硼素についても同様に
おこなえばよい。その後、450℃、1時間の熱アニー
ルをおこなって、ドーピングされた不純物の活性化をお
こなった。本実施例では結晶化促進元素としてニッケル
が混入されているため、通常よりも低温で活性化するこ
とができた。(図6(E))
【0043】その後、第1の層間絶縁物として、プラズ
マCVD法によって厚さ200Åの酸化珪素膜と厚さ4
000Åの窒化珪素膜の多層膜622を堆積し、これを
ドライエッチング法によってエッチングして、コンタク
トホール623、624、625、626、627を形
成した。(図6(F))そして、スパッタ法によって、
チタン500Å/アルミニウム4000Å/チタン50
0Åの3層金属膜を堆積し、これをエッチングして、電
極・配線628、629、630、631を形成した。
【0044】さらに、第2の層間絶縁物として、プラズ
マCVD法によって厚さ2000Åの酸化珪素膜632
を堆積し、画素TFTのドレイン側電極631にコンタ
クトホールを形成して、ITOによる画素電極633を
形成した。このようにして、モノリシック型アクティブ
マトリクス回路を形成することができた。(図6
(G))このように加工した基板において、外部のIC
チップと接続する端子部(図4の41に相当)のITO
配線・パッド上にICチップをマウントし、図4に示さ
れるようにFCOG法によってICチップを接着した。
【0045】〔実施例5〕 本実施例は、TFT回路
(モノリシック型アクティブマトリクス)基板にワイヤ
ボンディング法によって、チップを接着して、より高度
な回路を構成する例に関する。図7に本実施例で用いた
アクティブマトリクス回路の作製工程を示す。図の左側
が周辺論理回路領域、右側がアクティブマトリクス回路
領域である。まず、ガラス基板(図示せず)上に、スパ
ッタ法によって下地酸化膜701を厚さ2000Å堆積
した。さらに、その上にスパッタ法によって厚さ500
ÅのITO(インディウム錫酸化物)膜を形成し、これ
をエッチングして、周辺論理回路領域の配線702、7
03、704、アクティブマトリクス回路領域の配線7
05、および画素電極706を形成した。
【0046】その後、モノシランもしくはジシランを原
料とするプラズマCVD法もしくは減圧CVD法によっ
て、アモルファスシリコン膜を厚さ500〜1500Å
堆積した。このときには、アモルファスシリコン膜中の
酸素濃度は1018原子/cm3 以下が好ましかった。そ
して、イオンドーピング法によって燐および硼素をドー
ピングした。ドーピングは公知のCMOS作製の手法と
同様におこなった。すなわち、最初に全面に燐をドーピ
ングし、その後、Nチャネル型TFTを形成する領域を
フォトレジストのマスクで被覆し、Pチャネル型TFT
を形成する領域に硼素をドーピングした。
【0047】本実施例では、燐のドーピングの際のドー
ピングガスとしてはフォスフィン(PH3 )を、また、
硼素のドーピングの際のドーピングガスとしてはジボラ
ン(B2 6 )を、それぞれ用いた。加速電圧は、燐、
硼素とも5〜30kVが適当であった。ドーズ量は1×
1014〜5×1015原子/cm2 、例えば、燐は2×1
14原子/cm2 、硼素は5×1014原子/cm2 とし
た。
【0048】その後、TFTのチャネル形成領域となる
部分(ソース/ドレインの間の部分)をエッチングし
て、N型半導体領域707、708、711、712と
P型半導体領域709、710を形成した。そして、そ
の上に厚さ100〜500Å、例えば、200Åの実質
的に真性な水素化アモルファスシリコン膜713をプラ
ズマCVD法によって形成した。
【0049】さらに、図7(A)に示すように、非密着
性のマスク714を用いて、KrFエキシマーレーザー
光(波長248nm、パルス幅20nsec)を照射し
て、シリコン膜のうち、周辺論理回路領域(図の左側)
のみ結晶化させた。レーザーのエネルギー密度は200
〜400mJ/cm2 、好ましくは250〜300mJ
/cm2 とした。マスクで覆われた領域(アクティブマ
トリクス回路領域を含む)にはレーザー光が到達しない
ので、アモルファスシリコンのままであった。また、レ
ーザーの照射された領域では真性のシリコン膜713の
みではなく、N型、P型の領域707〜710も結晶化
された。(図7(A))
【0050】その後、これらのシリコン膜(N型および
P型半導体領域と真性のシリコン膜)を島状にエッチン
グし、周辺回路の島状領域721、722、723を形
成した。同時に周辺論理回路のNチャネル型TFTのソ
ース715、ドレイン716、周辺論理回路のPチャネ
ル型TFTのソース718、ドレイン717、アクティ
ブマトリクス回路のNチャネル型TFTのソース71
9、ドレイン720も形成された。(図7(B))
【0051】そして、一酸化二窒素(N2 O)と酸素
(O2 )を原料とするプラズマCVD法によって厚さ1
200Åの酸化珪素膜724を全面に堆積した。これは
ゲイト絶縁膜あるいは保持容量の誘電体として機能す
る。そのため、十分に低い界面準位密度や高い耐圧が要
求される。本実施例では、モノシラン10SCCM、一
酸化二窒素100SCCMで反応室に導入し、基板温度
430℃、反応圧力0.3Torr、投入電力(13.
56MHz)250Wとした。これらの条件は使用する
反応装置によって変動する。
【0052】上記の条件で作製した酸化珪素膜の成膜速
度は約1000Å/分であり、フッ酸1、酢酸50、フ
ッ化アンモニウム50の混合溶液(20℃)におけるエ
ッチング速度は約1000Å/分であった。さらに、ス
パッタ法によって厚さ2000〜8000Å、例えば、
3000Åのチタン膜を堆積し、これをエッチングして
ゲイト電極725、726、727および保持容量の電
極728を形成した。
【0053】最後にプラズマCVD法によって、厚さ3
000Åの窒化珪素膜729をパッシベーション膜して
形成した。以上の工程により、周辺論理回路の結晶性シ
リコンのNチャネル型およびPチャネル型TFT(周辺
p−Si N−ch TFTおよび周辺p−Si P−
ch TFT)とアクティブマトリクス回路のNチャネ
ル型アモルファスシリコンTFT(画素a−Si N−
ch TFT)、さらには保持容量を形成できた。(図
7(C))
【0054】TFTの構造は周辺論理回路とアクティブ
マトリクス回路で異ならせてもよい。例えば、図7
(D)のように、アクティブマトリクス回路のTFTの
ゲイト電極をドレインから距離xだけ離したオフセット
構造とすると、よりオフ電流を低減できる。(図7
(D))周辺論理回路のように高速動作をおこなうに
は、チャネル形成領域を構成する半導体が結晶性である
とともに、ソース/ドレインも結晶性でそのシート抵抗
が低いことが必要である。本実施例では、周辺論理回路
の作製において、レーザー照射をおこなうが、その際に
はチャネル形成領域のみでなく、ソース/ドレインに相
当する部分まで結晶化されるので、上記の問題はない。
ソース/ドレインの結晶性をより向上させるにはシリコ
ン膜中にニッケル、白金、パラジウム、コバルト、鉄等
のアモルファスシリコンの結晶化を助長する触媒元素を
1×1017〜2×1019原子/cm3 添加するとよい。
【0055】このように加工した基板において外部のI
Cチップと接続する端子部(図2の21に相当)の窒化
珪素膜729をエッチングして、端子接続部のチタン配
線・パッドを露出させた。そして、図2に示されるよう
にワイヤボンディング法によってICチップと接続し
た。
【0056】〔実施例6〕 本実施例は、TFT回路
(モノリシック型アクティブマトリクス)基板にFCO
G法によって、チップを接着して、より高度な回路を構
成する例に関する。図8、図9および図10に本実施例
で用いたアクティブマトリクス基板の作製方法を示す。
【0057】図8はアクティブマトリクス回路部分の、
また、図9は周辺回路部分の典型的な部分の断面図であ
り、図8と図9における工程順を示す(A)、(B)、
(C)、...はそれぞれ対応し、また、図8、図9お
よび図10における符号番号が同じ場合は同じものを指
し示す。図10(A)は完成したマトリクス回路を上方
より見た様子を示し、図8は図10(A)のA−B−C
の断面を示したものである。また、図10(B)は、図
10(A)のa−bの断面を示す。図10(C)は本実
施例で作製するアクティブマトリクス回路の回路図を示
す。以下に図8および図9を用いて、本実施例の作製工
程を説明する。
【0058】まず、厚さ1000Åの窒化珪素膜(図示
せず)を形成したガラス基板の絶縁表面801上に第1
のゲイト配線・電極802、803、804、805を
形成した。ゲイト配線・電極は、厚さ3000Åの燐を
ドーピングして抵抗を低減せしめた多結晶シリコン膜を
エッチングすることによって形成した。多結晶シリコン
膜は減圧CVD法によって形成した。この場合には成膜
した状態で多結晶状態であった。
【0059】多結晶シリコン膜を得るには、上記の方法
以外に、プラズマCVD法、減圧CVD法によって真性
の非晶質シリコン膜を形成し、これにイオンドーピング
法等の手段によって燐等の不純物を導入せしめ、さら
に、これを500〜600℃で熱アニールしてもよい。
また、熱アニールの際にはニッケル等の結晶化を促進せ
しめる元素を微量添加してもよい。
【0060】本実施例ではシリコンを用いたが、他に各
種金属のシリサイドを用いてもよかった。その後、プラ
ズマCVD法によって厚さ3000〜6000Å、例え
ば、4000Åの窒化珪素膜806を堆積した。これは
ゲイト絶縁膜としても機能する。そして、厚さ300〜
1000Å、例えば、500Åの非晶質シリコン膜をプ
ラズマCVD法によって形成した。そして、これをエッ
チングして、島状の領域807、808、809を形成
した。(図8(A)、図9(A))
【0061】さらに、プラズマCVD法によって厚さ3
000〜6000Å、例えば、2000Åの窒化珪素膜
810を堆積した。これはゲイト絶縁膜としても機能す
る。この状態で、周辺回路の部分のみにレーザー光を照
射して、島状のシリコン膜を結晶化させた。レーザーは
XeClエキシマーレーザー(波長308nm)を用い
た。レーザーの照射エネルギー密度、パルス数はシリコ
ン膜の膜質、窒化珪素膜810の膜質によって加減し
た。
【0062】その後、図には示していないが、窒化珪素
膜810と806をエッチングして第1のゲイト配線に
到達するコンタクトホールを形成した。このコンタクト
ホールは、第1のゲイト配線とその上に形成される第2
のゲイト配線の間のコンタクトを形成するためのもの
で、図10(A)および同図(B)のコンタクト845
に相当するものである。コンタクトホールを形成した
後、スパッタ法によって、厚さ3000〜8000Å、
例えば、5000Åのアルミニウム膜811を形成し
た。アルミニウム膜には0.1〜0.5重量%のスカン
ジウム(Sc)を含有せしめておくと、ヒロックの発生
を抑止する上で効果があった。(図8(B)、図9
(B))
【0063】次いで、アルミニウム膜をエッチングし、
第2のゲイト配線・電極812、813、814、81
5を形成した。この結果、先に形成されたコンタクトホ
ールを介して、第1のゲイト配線と第2のゲイト配線の
コンタクトが形成された。この際には、第2のゲイト配
線でコンタクトホールが完全に覆われるように設計する
ことが必要であった。これは、コンタクトホールにおい
てシリコンで構成された第1のゲイト配線が露出されて
いると、後の陽極酸化の工程において、この露出された
部分を通して電流が漏れてしまい、陽極酸化反応が進ま
ないためである。(図8(C)、図9(C))
【0064】次に、電解溶液中において、ゲイト電極に
電流を印加した。その際、3〜10%の酒石酸にアンモ
ニアを添加して、pH=6.8〜7.2に調整したエチ
レングルコール溶液を用いた。溶液の温度は10℃前後
の室温より低い方が良好な酸化膜が得られた。このた
め、第2のゲイト配線・電極の上面および側面にバリヤ
型の陽極酸化物816、817、818、819が形成
された。陽極酸化物の厚さは印加電圧に比例し、印加電
圧が150Vで2000Åの陽極酸化物が形成された。
陽極酸化物の厚さは1000〜3000Åが好ましかっ
た。3000Å以上の厚さの陽極酸化物を得るには25
0V以上の高電圧が必要であり、TFTの特性に悪影響
を及ぼすので好ましくなかった。(図8(D)、図8
(D))
【0065】その後、ドライエッチング法によって窒化
珪素膜810をエッチングした。この際には、陽極酸化
物はエッチングされないので、自己整合的に窒化珪素膜
810がエッチングされ、ゲイト配線・電極と島状シリ
コン層の間にはゲイト絶縁膜820、821、822、
823が残された。(図8(E)、図9(E))
【0066】次に、イオンドーピング法によって、島状
シリコン層807、808、809に、ゲイト電極部
(すなわちゲイト電極とその周囲の陽極酸化膜)をマス
クとして自己整合的にN型およびP型の不純物を注入
し、N型不純物領域(ソース/ドレイン領域)824、
825、826、827、P型不純物領域828、82
9を形成した。ドーピングガスとしては、N型不純物の
ドーピングにはフォスフィン(PH3 )を、P型不純物
のドーピングにはジボラン(B2 6 )を、それぞれド
ーピングガスとして用いた。ドーズ量は5×1014〜5
×1015原子/cm2 、加速エネルギーは10〜30k
eVとした。その後、KrFエキシマーレーザー(波長
248nm、パルス幅20nsec)を照射して、活性
層中に導入された不純物イオンの活性化をおこなった。
(図8(F)、図9(F))
【0067】その後、全面に適当な金属、例えば、厚さ
50〜500Åのチタン膜830をスパッタ法によって
形成した。(図8(G)、図9(G))そして、450
〜550℃、例えば、500℃で10〜60分、熱アニ
ールすることによって、チタンとシリコンを反応させ、
シリサイド(珪化チタン)領域831、832、83
3、834、835、836を形成した。この熱アニー
ルの間にドーピングされた不純物のさらなる活性化もお
こなわれた。熱アニールによるシリサイド化の代わり
に、レーザー光の照射や、可視光線もしくは近赤外光の
照射によるランプアニールによるものでもよい。
【0068】この後、過酸化水素とアンモニアと水とを
5:2:2で混合したエッチング液でチタン膜をエッチ
ングした。露出した活性層と接触した部分以外のチタン
膜(例えば、窒化珪素膜806や陽極酸化膜上に存在し
たチタン膜)はそのまま金属状態で残っているので、こ
のエッチングで除去できる。一方、珪化チタンはエッチ
ングされないので、残存させることができる。(図8
(H)、図9(H))
【0069】さらに、全面に第1の層間絶縁物837と
して、CVD法によって酸化珪素膜を厚さ5000Å形
成した。そして、TFTのソース/ドレインにコンタク
トホールを形成した。第1の層間絶縁物形成後、400
℃で10〜30分アニールした。その後、アルミニウム
配線・電極838、839、840、841を形成し
た。さらに、ITO膜によって、画素電極842も形成
した。
【0070】最後に外部からの水分、可動イオン等がT
FTに侵入しないように厚さ2000〜5000Å、例
えば、3000Åの窒化珪素膜843をプラズマCVD
法によって形成し、画素部分844および周辺回路と外
部ICチップとを接続する端子部(図示せず)を開孔
し、ITO膜を露出させた。(図8(I)、図9
(I))以上によって、アクティブマトリクス回路にお
ける配線交差部847、画素に接続するTFT848、
周辺回路のNチャネル型TFT849、Pチャネル型T
FT850が完成し、モノリシック型アクティブマトリ
クス回路が完成された。
【0071】本実施例による画素の部分に設けられたT
FTを上方から見た図を図10(A)に示す。スキャン
ドライバーから延びてきたゲイト線は図では1本の線の
ように見えるが、実際には、第2のゲイト線812の下
には、これと並行に第1のゲイト線802が設けられて
いる。そして、第1のゲイト線と第2のゲイト線は、コ
ンタクト845において、接続されている。本実施例の
アクティブマトリクス回路においては、TFT1個に付
き1か所のコンタクトを設けた。
【0072】このため、上下いずれかのゲイト配線に断
線があったとしても、その行全体が不良となることはな
かった。特に、本実施例では図10(A)に示すよう
に、ゲイト線の分岐する部分にコンタクトを設けたが、
それは、コンタクトを形成するためのパッド領域(配線
の幅の太い領域)を設けるに際して、当該部分では、特
別なスペースを必要とせず、レイアウト上、有利である
ためである。
【0073】図10(A)におけるゲイト線にそったa
−bの断面構造を図10(B)に示す。また、図10
(A)の回路を複数並べたマトリクスの回路図を図10
(C)に示す。図10(A)において、ゲイト線812
(および802)は上の行の画素電極の下に延びる配線
846にも分岐しているが、この配線846は画素電極
との間に容量を形成し、回路上は画素電極によって形成
される液晶の容量と並列に存在する。このように加工し
た基板において外部のICチップと接続するITOの端
子部(図4の41に相当)上にICチップをマウント
し、図4に示されるようにFCOG法によってICチッ
プと接着した。
【0074】〔実施例7〕 本実施例は、アモルファス
シリコン(a−Si)TFTを利用したアクティブマト
リクス回路と、結晶性シリコンTFTを利用した周辺回
路とを同一ガラス基板上に形成したモノリシック型アク
ティブマトリクス回路(TFT回路)基板上にICチッ
プをワイヤボンディング法によって接続するものに関す
る。図11にはモノリシック型アクティブマトリクス回
路の作製工程を示す。まず、ガラス基板901上に下地
酸化膜902として厚さ1000〜3000Åの酸化珪
素膜を形成した。
【0075】その後、プラズマCVD法やLPCVD法
によってアモルファス状のシリコン膜903を300〜
1500Å、例えば、500Åの厚さに堆積し、さら
に、プラズマCVD法によって、保護層904として、
厚さ50〜1000Å、例えば、200Åの酸化珪素ま
たは窒化珪素膜を形成した。そして、KrFエキシマー
レーザー(波長248nm、パルス幅20nsec)を
照射して、シリコン膜903の結晶性を改善させた。レ
ーザーのエネルギー密度は200〜400mJ/c
2 、好ましくは250〜300mJ/cm2 とした。
(図11(A))
【0076】次に保護層904を除去して、シリコン層
903を露出せしめ、これを島状にパターニングして、
Nチャネル型TFT領域905とPチャネル型TFT領
域906を形成した。さらに、酸素雰囲気中でのスパッ
タ法やTEOSをプラズマCVD法で分解・堆積して、
ゲイト酸化膜907を形成した。その後、厚さ2000
Å〜5μmのアルミニウム膜をスパッタ法によって形成
して、これをエッチングし、ゲイト電極908、909
を形成した。なお、このとき同時にアクティブマトリク
ス部のTFT(逆スタガー型)のゲイト電極910も形
成された。(図11(B))
【0077】さらに、基板を電解溶液に浸してゲイト電
極に電流を通じ、その周囲に陽極酸化物の層911〜9
13を形成した。なお、この際には、本発明人等の発明
である特開平5−114724、同5−267667お
よび同5−283694に示される如く、周辺回路領域
のTFT(すなわち、図の左側のTFT)の陽極酸化膜
を薄くして移動度を向上せしめ、また、アクティブマト
リクス部のTFT(すなわち、図の右側の逆スタガー型
TFT)の陽極酸化膜を厚くしてゲイトリークを防止す
るという構成を取ることが望ましい。本実施例では、い
ずれも陽極酸化膜の厚さは2000〜2500Åとし
た。(図11(C))
【0078】その後、イオンドーピング法によって、各
TFTの島状シリコン膜中に、ゲイト電極部(すなわち
ゲイト電極とその周囲の陽極酸化膜)をマスクとして自
己整合的に不純物を注入した。この際には、最初に全面
にフォスフィン(PH3 )をドーピングガスとして燐を
注入し、その後、図の島状領域905だけをフォトレジ
ストで覆って、ジボラン(B2 6 )をドーピングガス
として、島状領域906だけに硼素を注入した。ドーズ
量は、燐は2〜8×1015原子/cm2 、硼素は4〜1
0×1015原子/cm2 とし、硼素のドーズ量が燐を上
回るように設定した。
【0079】その後、KrFエキシマーレーザー(波長
248nm、パルス幅20nsec)を照射して、上記
不純物領域の導入によって、結晶性の劣化した部分の結
晶性を改善させた。レーザーのエネルギー密度は200
〜400mJ/cm2 、好ましくは250〜300mJ
/cm2 とした。(図11(D))この結果、N型の領
域914、915、およびP型の領域916、917が
形成された。これらの領域のシート抵抗は200〜80
0Ω/□であった。
【0080】その後、全面に層間絶縁物918として、
プラズマCVD法によって窒化珪素膜を厚さ3000Å
形成した。この膜は周辺回路では単なる層間絶縁物であ
るが、アクティブマトリクス部ではTFTのゲイト電極
となるので、その作製には注意が必要である。その後、
アクティブマトリクス部のゲイト電極910上に厚さ1
00〜500Å、例えば、200Åのアモルファスシリ
コン層919を形成し、さらに、プラズマCVD法によ
って、a−SiTFTのソース/ドレインとなるマイク
ロクリスタル状のシリコン層(厚さ500〜1000
Å)によってソース/ドレイン920、921を作製し
た。さらに、アクティブマトリクス部のTFTには、透
明導電材料(ITO等)で画素電極925を形成した。
【0081】その後、周辺回路部のTFTのソース/ド
レインにコンタクトホールを形成し、アルミニウム配線
922、923、924を形成した。この場合には、左
側のNチャネル型TFTとPチャネル型TFTでインバ
ータ回路が形成されていることが示されている。最後
に、水素中で350℃で2時間アニールして、シリコン
膜のダングリングボンドを減らした。以上の工程によっ
て周辺回路とアクティブマトリクス回路を一体化して形
成した。
【0082】なお、本実施例では、アクティブマトリク
スのa−SiTFTとしては逆スタガー型TFTを用い
たが、これはa−Siは光照射で導電率が変化するの
で、チャネル部に光が入射しないようにするためであ
る。このように加工した基板において外部のICチップ
と接続するアルミニウム配線の端子部(図2の21に相
当)を図2に示されるようにワイヤボンディング法によ
ってICチップと接続した。
【0083】
【発明の効果】本発明によって、液晶ディスプレーを有
する電子装置の小型化、軽量化、薄型化を成就すること
ができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を示す。
【図2】 実施例におけるワイヤボンディング法の構成
例を示す。
【図3】 実施例1および2の構成を示す。
【図4】 実施例におけるFCOG法の構成例を示す。
【図5】 実施例3におけるTFT回路基板の作製工程
図を示す。
【図6】 実施例4におけるTFT回路基板の作製工程
図を示す。
【図7】 実施例5におけるTFT回路基板の作製工程
図を示す。
【図8】 実施例6におけるTFT回路基板の作製工程
図を示す。
【図9】 実施例6におけるTFT回路基板の作製工程
図を示す。
【図10】 実施例6におけるTFT回路の上面図、断
面図、回路図を示す。
【図11】 実施例7におけるTFT回路基板の作製工
程図を示す。
【符号の説明】
11・・・・・・TFT 12・・・・・・画素電極 13・・・・・・補助容量 14・・・・・・アクティブマトリクス回路 15・・・・・・ガラス基板 20・・・・・・ガラス基板 21・・・・・・TFT回路配線端子 22・・・・・・ICチップ 23・・・・・・ICチップ端子部 24・・・・・・ボンディングワイヤ 25・・・・・・樹脂 29・・・・・・対向基板 30・・・・・・主基板 31・・・・・・アクティブマトリクス回路領域 32〜34・・・周辺駆動回路領域 35・・・・・・チップ接着領域 36・・・・・・メインメモリー 37・・・・・・MPU 38・・・・・・補助メモリー 39・・・・・・配線接続パッド 40・・・・・・ガラス基板 41・・・・・・TFT回路配線端子 42・・・・・・ICチップ 43・・・・・・ICチップ端子部 44・・・・・・バンプ 45・・・・・・樹脂 46・・・・・・金属粒子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の基板からなる電子装置で、該基板
    は互いに対向して配置され、両基板には電極が設けら
    れ、第1の基板にはアクティブマトリクス回路と、少な
    くともXデコーダー/ドライバー、Yデコーダー/ドラ
    イバーとが、薄膜トランジスタを用いて形成されてお
    り、かつ、第1の基板上には半導体集積回路チップが固
    定されていることを特徴とする非発光型ディスプレーを
    有する電子装置。
  2. 【請求項2】 2枚の基板からなる電子装置で、該基板
    は互いに対向して配置され、両基板には電極が設けら
    れ、第1の基板にはアクティブマトリクス回路と、該ア
    クティブマトリクス回路を駆動する回路が形成されてお
    り、かつ、第1の基板上には半導体集積回路チップが固
    定されていることを特徴とする非発光型ディスプレーを
    有する電子装置。
  3. 【請求項3】 2枚の基板からなる電子装置で、該基板
    は互いに対向して配置され、両基板には電極が設けら
    れ、第1の基板にはアクティブマトリクス回路と、該ア
    クティブマトリクス回路を構成する薄膜トランジスタと
    ゲイト電極材料、ゲイト絶縁膜材料、チャネル形成領域
    の構成材料の少なくとも1つが同一材料からなる構造を
    有する薄膜トランジスタを用いて構成された回路(周辺
    回路)を有し、かつ、第1の基板上には半導体集積回路
    チップが固定されていることを特徴とする非発光型ディ
    スプレーを有する電子装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2または3において、前
    記デコーダー/ドライバーもしくは前記アクティブマト
    リクス回路を駆動する回路もしくは周辺回路は、相補型
    回路であることを特徴とする非発光型ディスプレーを有
    する電子装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2または3において、前
    記デコーダー/ドライバーもしくは前記アクティブマト
    リクス回路を駆動する回路もしくは周辺回路は、Nチャ
    ネル型薄膜トランジスタを用いないで構成されているこ
    とを特徴とする非発光型ディスプレーを有する電子装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1または2または3において、前
    記デコーダー/ドライバーもしくは前記アクティブマト
    リクス回路を駆動する回路もしくは周辺回路は、Pチャ
    ネル型薄膜トランジスタを用いないで構成されているこ
    とを特徴とする非発光型ディスプレーを有する電子装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1または2または3において、前
    記半導体集積回路チップは、ワイヤボンディング法によ
    って、第1の基板上の回路と接続されていることを特徴
    とする非発光型ディスプレーを有する電子装置。
  8. 【請求項8】 請求項1または2または3において、前
    記半導体集積回路チップは、COG法によって、第1の
    基板上の回路と接続されていることを特徴とする非発光
    型ディスプレーを有する電子装置。
  9. 【請求項9】 請求項1または2または3において、前
    記半導体集積回路チップは、メモリーチップであること
    を特徴とする非発光型ディスプレーを有する電子装置。
  10. 【請求項10】 請求項1または2または3において、
    前記半導体集積回路チップは、演算回路チップであるこ
    とを特徴とする非発光型ディスプレーを有する電子装
    置。
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