JPH0720948Y2 - 車載用機器の配線機構 - Google Patents

車載用機器の配線機構

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JPH0720948Y2
JPH0720948Y2 JP2199990U JP2199990U JPH0720948Y2 JP H0720948 Y2 JPH0720948 Y2 JP H0720948Y2 JP 2199990 U JP2199990 U JP 2199990U JP 2199990 U JP2199990 U JP 2199990U JP H0720948 Y2 JPH0720948 Y2 JP H0720948Y2
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JP
Japan
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deck
wiring
main body
chassis
vehicle
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JP2199990U
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English (en)
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JPH03112989U (ja
Inventor
幸一 東條
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、CDチェンジャ、CDプレーヤ、ナビゲータシス
テムなどのように本体シャーシ内部にデッキが可動状態
に支持されている車載用機器に係り、特にデッキが車体
振動により揺れた場合でも本体シャーシ内の配線を保護
でき、しかも配線に自由性のある配線機構に関する。
[従来の技術] CDチェンジャ、CDプレーヤ、などの車載用機器では、再
生部などが搭載されているデッキが、本体シャーシに対
して弾性部材を介して支持され、この弾性部材の制振な
らびに吸振機能によってデッキに車体振動が直接作用し
ないようになっている。このように本体シャーシ内にデ
ッキが可動状態に支持されているため、本体シャーシ内
の配線内部配線または外部への配線は、上記デッキから
外れる位置に引き回されている。そしてこの配線はフォ
ーミングバインダによりフォーミングされて本体シャー
シの内面などにクランプされている。
[考案が解決しようとする課題] 上記のように、デッキが可動状態に支持されている車載
用機器において、配線をデッキに近い位置に引き回して
おくと、車体振動により動くデッキが配線に当たり、線
材を傷付けるおそれがある。またこのような問題な避け
るために、配線箇所をデッキから十分に離しておくと、
本体シャーシが大きくなり過ぎ、機器の小型化を阻害す
ることになる。
さらに、従来の配線に使用されているフォーミングバイ
ンダでは、このバインダを用いて1箇所ずつ線材のフォ
ーミングならびにクランプを行なわなければならず、作
業が非常に煩雑になる。さらに従来はフォーミングバイ
ンダにより本体シャーシ内面などに線材をクランプして
いるため、このクランプ部分の近傍では線材が自由に移
動できなくなる。よって配線の引き回しの自由度がなく
なる。また線対が固定された状態になるため、車体振動
により前記デッキが動いて線材に当たったときに、線材
が逃げることができず、よって線材を損傷しやすい。
本考案は上記従来の課題を解決するものであり、配線の
フォーミングが簡単であるとともに、規制された配線に
自由度があり、且つ車体振動によリデッキが動いたとき
に配線の保護を確実にできるようにした車載用機器の配
線機構な提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案による配線機構は、本体シャーシの内部に、デッ
キが弾性部材を介して可動状態に支持されている車載用
機器において、前記本体シャーシの角部には、この角部
を挟む両側坂の間に渡設され且つ前記デッキに対向する
バンドが設けられており、本体シャーシ内の配線がこの
バンドにより前記角部に規制されているものである。
[作用] 上記手段では、角部を挟む側板の間にバンドを渡設して
角部に形成されたほぼ三角形状の配線領域内に線材を規
制している。よって線材は完全に固定されない状態にて
前記角部に規制されることになり、上記領域内にて自由
度を有している。したがって、例えば配線な外部に導く
場合、角部を挟む側板のいずれから線材を導出させるか
選択でき、配線引き出しの自由度が高まる。また車体振
動によリデッキが配線領域まで動いたとき、デッキが前
記バンドに当たって、このバンドによりデッキが受けら
れ、デッキが線材に直接当たることがなくなり、配線の
保護ができるようになる。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面によって説明する。
第1図は本考案による配線機構を示す車載用機器の部分
斜視図、第2図はシャーシの内側から見た斜視図、第3
図は配線機構な示す平断面図、第4図は第3図の一部拡
大図、第5図は機器全体を示す斜視図である。なお前記
第1図は第5図のI矢視図である。
第5図は、車載用機器の一例としてCD用のディスクチェ
ンジャの内部構造を示している。
このディスクチェンジャでは、本体シャーシ1の内部に
デッキ2が可動状態に支持されている。符号3a,3b,3c,3
d,3e,3fはそれぞれダンパであり、デッキ2はこのダン
パ3a〜3fにより本体シヤーシ1内にて浮上した状態に弾
性支持されている。さらに左右両側部にはコイルスプリ
ング4a,4bならびに4c,4dが設けられている。デッキ2は
このコイルスプリング4a〜4dにより、本体シャーシ1内
にて弾性的に吊下げられた状態となっている。上記ダン
パ3a〜3fならびにコイルスプリング4a〜4dにより、デッ
キ2に車体振動が直接伝達されるのが防止されている。
第5図において符号Dはカートリッジ装着部である。複
数枚のディスクが収納されているディスクカートリッジ
Cはこのカートリッジ装着部Dに装着される。符号Eは
ディスク演奏部である。このディスク演奏部Eには、デ
ィスク駆動ユニット5が昇降自在に設けられている。こ
のディスク駆動ユニット5には引き込みローラ6などに
より構成されたディスク引き込み機構、ならびにディス
ク再生機構などが装備されている。第5図ではこのディ
スク再生機構のディスククランパ7が示されている。演
奏部Eでは、ディスク駆動ユニット5が昇降することに
よリディスクカートリッジC内に収納されているディス
クのいずれかが選択される。そして選択されたディスク
がカートリッジC内から押出され、ローラ6などの引き
込み機構によリディスクが駆動ユニット5内に引き込ま
れ、クランプされて演奏が行なわれる。
第1図は第5図の1矢視図であるが、この部分では、デ
ッキ2が本体シャーシ1の角部に設けられた前記ダンパ
3aにて支持され、またデッキ2が前記コイルスプリング
4cと4dとにより本体シャーシ1に吊下げられている。第
1図に示す角部Kでは、本体シャーシ1が直角に折曲げ
られ、角部Kを扶む側板1aと1bが形成されている。また
角部Kには、配線な外部に導き出すための長穴1cと1dが
形成されている。
本体シャーシ1の側面には前記コイルスプリング4cと4d
を掛けるための窓1eが形成されているが、この窓1eの縁
部には、シャーシの内方に凸形状に変形された絞り部1f
が形成されている。そして角部Kを扶んで前記側板1bの
緑部と上記絞り部1fとの間に、フォーミングバンド11が
渡設されている。このフォーミングバンド11は弾性を有
する樹脂材料により形成されている。フォーミングバン
ド11の一端には折曲部11aが形成されており、この折曲
部11aが側板1bの外面に設置されている。この折曲部11a
のさらに先部は薄肉に形成されており、この薄肉部分が
ねじ12により側板1bに固定されている。フォーミングバ
ンド11の他端11bはフック形状に形成されて、前記絞り
部1fに掛けられている。第4図に拡大断面図として示し
ているように、フォーミングバンド11の他端11bの先に
あるフック掛止部11cは、絞り部1fの外面に掛けられて
いる。このフック掛止部11cは絞り部1fの外面に接着な
どの固定手段を設けることなく掛けられている。あるい
はこのフック掛止部11c部分のみが絞り部1fの外面に接
着されていてもよい。フォーミングバンド11のうちの絞
り部1fの内面側(第4図の図示上面側)に当たる部分
は、この絞り部1fに接着されておらず、突部11dを介し
て絞り部1fの内面に当接している。またこの突部11dに
並ぶ部分には段部11eが形成されており、この段部11eが
絞り部1fの内面の緑部1g付近に当接している。角部Kを
挟む両側坂1aと1bとの間に上記フォーミングバンド11が
渡設されている結果、第3図に示すように、本体シャー
シ1の角部にほぼ三角形状の配線領域Mが確保される。
第2図ならびに第3図に示すように、本体シャーシの底
面には中継端子12が設けられ、この中継端子12に外部へ
の配線用の線対13が接続されている。この線材13は、前
記長穴1cまたは1d内を通過して外部に導き出される。第
2図では、線材13がゴムクランパ14に挿通され、このゴ
ムクランパ14が上段の長穴1cに嵌着され、線材13がこの
上段の長穴1cを通過して外部に導かれている。なお第1
図ではこの線材13などの図示を省略している。シャーシ
本体1内において、第3図に示すように、線材13はフォ
ーミングバンド11により三角形の配線領域M内に入るよ
うにフォーミングされるが、線材13はシャーシ内に固定
されるのではなく、この配線領域M内にてある程度自由
に変形あるいは経路の変更ができるようになっている。
よって、第2図と第3図では、ゴムクランパ14が側板1b
側の長穴1cに装着されているが、このゴムクランパ14を
側板1a側の長穴lcに嵌着することも可能であるし、下段
の長穴1dに装着することも可能である。
また、第1図ならびに第2図に示すように、ダンパ3a〜
3fならびにコイルスプリング4a〜4dによって可動自在に
支持されている前記デッキ2の符号2aで示す角部が上記
フォーミングバンド11に対向している。自動車走行中に
は、車体振動によリデッキ2が本体シャーシ1内にて左
右上下などの各方向へ揺れるが、このときの揺れによリ
デッキ2の角部26がフォーミングバンド11に当たって
も、デッキ2が線材13に直接当たることはなく、線材13
はこのフォーミングバンド11によって保護される。また
フォーミングバンド11は弾性変形可能な樹脂により製作
されているため、デッキ2の角部28が当たっても、樹脂
の弾性によりこれを吸収でき、デッキ2に不要な外部強
制力な与えることがない。デッキ2が当たったときの弾
性性能はフォーミングバンド11自体の変形だけによって
機能するものではなく、第4図に示す絞り部1fとの掛止
部においてもクッション機能を発揮することができる。
すなわち、車体振動により、デッキ2が揺れてその角部
2aがフォーミングバンド11に当たったとき、第4図に示
す段部11eが絞り部1fの縁部1gの斜面に沿って滑る。こ
の滑り動作ならびに、この滑りによるフォーミングバン
ド11の端部11bの変形によってもデッキ2の衝撃に対す
るクッション機能を発揮することができるようになる。
なお、上記実施例では、外部引き出し用の線材13がフォ
ーミングバンド11によりフォーミングされて規制されて
いるが、本体シャーシ内部の配線用の線材のフォーミン
グならびに規制も同様に行なうことができる。
さらに本考案は、ディスクチャンジャに限られるもので
はなく、CDプレーヤやナビゲータシステムなどのような
各種車載用機器に実施することが可能である。
[効果] 以上のように本考案によれば、本体シャーシの角部を挟
む側板の間にバンドが渡設され、このバンドにより配線
が角部内に規制されているため、線材はこの角部内にフ
ォーミングされると共に、この領域内にてある程度自由
に動けることになる。よって図の実施例のように例えば
配線の外部引き出し方向の選択などが自由になる。さら
にバンドがデッキに対向しているため、車体振動により
デッキが揺れるなどしても、このデッキの揺れがフォー
ミングバンド11の弾性により吸収され、線材の損傷を防
止できるだけでなく、デッキの振動特性に悪影響を与え
ることがない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであり、第1図は配線
機構部分から見た車載用機器の斜視図(第5図のI矢視
図)、第2図は配線機構部分をシャーシの内側から示す
斜視図、第3図は配線部分の平断面図、第4図は第3図
の一部拡大図、第5図は車載用機器全体の斜視図であ
る。 1……本体シャーシ、1a,1b……側板、1c,1d……配線用
の長穴、2……デッキ、K……角部、13……線材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体シャーシの内部に、デッキが弾性部材
    を介して可動状態に支持されている車載用機器におい
    て、前記本体シャーシの角部には、この角部を挟む両側
    板の間に渡設され且つ前記デッキに対向するバンドが設
    けられており、本体シャーシ内の配線がこのバンドによ
    り前記角部に規制されている車載用機器の配線機構
JP2199990U 1990-03-05 1990-03-05 車載用機器の配線機構 Expired - Lifetime JPH0720948Y2 (ja)

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JP2199990U JPH0720948Y2 (ja) 1990-03-05 1990-03-05 車載用機器の配線機構

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JPH03112989U JPH03112989U (ja) 1991-11-19
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