JPH07209362A - Pct装置の誤差監視装置および方法 - Google Patents

Pct装置の誤差監視装置および方法

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JPH07209362A
JPH07209362A JP6004406A JP440694A JPH07209362A JP H07209362 A JPH07209362 A JP H07209362A JP 6004406 A JP6004406 A JP 6004406A JP 440694 A JP440694 A JP 440694A JP H07209362 A JPH07209362 A JP H07209362A
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JP6004406A
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English (en)
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Jun Noro
純 野呂
Yutaka Takiguchi
▲裕▼ 滝口
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は精度の良いPCT装置の誤差監視を行
うことを目的とする。 【構成】本発明の構成としては、3相交流電圧Va,V
b,Vcの入力に対して、PCT装置とフィルタ部を2
系列化することによりデータ処理部にてフィルタ部の誤
差値を演算することにより誤差監視ができる。 【効果】上記で算出された誤差分を利用し2系列のアナ
ログデータからフィルタ部の誤差を除き、PCT装置の
監視を高精度に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力系統の電圧や電流
などの電気量を測定するPCT装置の誤差を監視する装
置または方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に従来の電力系統用デジタル形保護
・制御装置で用いられているアナログ処理ブロック図を
示す。3相交流VA〜VCの入力に対して、デジタル変
換可能な大きさに変換する電圧変成器であるPT装置1
1a〜11cと、不必要な情報を除去するフィルタ部1
2a〜12c,アナログ信号をデジタル信号に変換する
アナログ・デジタル変換部13と系統の保護制御を行う
データ処理部32が接続された構成となっている。
【0003】アナログ部の監視レベルを決定する場合、
アナログ処理部全ての誤差を考慮する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】監視レベルを向上させ
る場合、PCT装置(電圧変成器PT,電流変成器CT
の総称)の精度が良くても、フィルタ部12a〜12c
の精度が悪いため監視レベルを上げられない。
【0005】本発明はデジタル形保護・制御装置におい
て精度の良いPCT装置の誤差監視のレベルを向上させ
ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】3相の入力電圧VA,V
B,VCに対し、PCT装置,フィルタ部,アナログデ
ジタル変換部のアナログ処理部を2重化して相互に独立
して処理する。これらの信号と独立に各PCT装置の出
力信号を3相合成し零相フィルタにより処理し、データ
処理部に入力する。
【0007】データ処理部は3相電圧を合成するロジッ
ク部,合成と零相フィルタの入力を差分演算するロジッ
ク,2重化され処理された補正値を加算するロジック
部,2重化したデータを各相単位に比較するロジック,
各相を比較したデータに補正を行うロジック、及び不良
判定ロジックにより構成されている。
【0008】
【作用】図1においてVA,VB,VCと並列にフィル
タ部前段より3相をハード合成した合成チャンネルを零
相フィルタに入力しデータ入力部に入力する。
【0009】データ処理部に入力後はソフト処理にて1
4,24でVA,VB,VCをソフト合成し、15,2
5にてハード合成したデータと前記ソフト合成したデー
タとの差分演算を行い、16にて別ルートの差分演算処
理との和演算を行いフィルタ部の誤差を算出し補正値と
する。
【0010】算出された補正値を使用することによりデ
ータ入力部に入力された2重化したアナログデータより
フィルタ部の誤差を補正し、入力データを従来では系統
アナログデータ+PT装置誤差+フィルタ誤差であった
ものを、系統アナログデータ+PT装置誤差とする。こ
の入力データを差分演算することによりPT装置誤差を
算出して、このPT装置誤差を監視することにより、P
T装置の不良検出を行う。
【0011】
【実施例】図1は本発明の実施例である。従来と同一の
構成部には同じ符号が付けてある。本実施例では2重化
構造を取っており、3相電圧に対しPT装置21a〜21
cとフィルタ部22a〜22cを設け同様の処理を行っ
ている。さらにPT装置21a〜21cの出力を合成し
た零相フィルタ12d及びPT装置21a〜21cの出力
を合成した零相フィルタ22dを設けている。
【0012】フィルタ12a〜12dの出力には誤差分
としてPT装置の誤差とフィルタ部の誤差が含まれてい
る。このデータよりフィルタ部の誤差を除く方法につい
て以下説明する。
【0013】フィルタ部22a〜22cから出力された
アナログ信号はアナログ・デジタル変換部13で変換さ
れ、第1加算部14で加算された後、デジタル変換され
た零相フィルタ12dの出力と第1演算部15により数
1のように補正演算が行われる。
【0014】 フィルタ誤差=|V1+V2+V3|−|V4| …(数1) 数1においてV1,V2,V3,V4にはPT誤差分と
フィルタ誤差分が含まれており、PT誤差をαa,α
b,αc、αe,αf,αg、フィルタ誤差をβa,β
b,βc,βd,βe,βf,βg,βhとすると、V
1,V2,V3,V4は数2〜数5となる。
【0015】 V1=Va+αa+βa …(数2) V2=Vb+αb+βb …(数3) V3=Vc+αc+βc …(数4) V4=Vo+αa+αb+αc+βd …(数5) ただし、 Vo=Va+Vb+Vc …(数6) 上式でV4のデータはVa+Vb+Vcを3相合成した
Voと各PT装置の誤差αa+αb+αc,フィルタ部
誤差βdとで構成されている。
【0016】この式を数1に代入すると数7となる。
【0017】 フィルタ誤差=|(Va+αa+βa)+(Vb+αb+βb) +(Vc+αc+βc)| −|Vo+αa+αb+αc+βd| =|βa+βb+βc|−|βd| …(数7) 数7においてβdの誤差分はV4の入力電気量を3相合
成した値であり、βの誤差特性は入力電気量に比例して
増加するからβa,βb,βcと比べ非常に小さな値と
なる。従ってβd≒0として数7は数8となる。
【0018】 フィルタ誤差=|βa+βb+βc| …(数8) この数8から数1は3相チャンネル分のフィルタの誤差
合計を示すことがわかる。
【0019】同様に別ルートのPT装置21a〜21c
とフィルタ部22a〜22dのアナログ処理部に対して
も、第2加算部24と第2演算部25とから求めること
ができる。
【0020】そしてこの第1演算部15と第2演算部2
5とを第3加算部15で合成すれば最終補正値は数9と
なる。
【0021】 補正値=|(|V1+V2+V3|−|V4|)| +|(|V5+V6+V7|−|V8|)| =|βa+βb+βc|+|βe+βf+βg| …(数9) この補正値を以下のように使用することでフィルタ部の
誤差に影響されることなくPT装置11a〜11c,2
1a〜21cの誤差監視レベルを向上させることができ
る。
【0022】PCT装置のa相判定式を数10に示す。
数10はフィルタ部12aとフィルタ部22aのデジタ
ル出力を第4演算部17aで演算した値を第3演算部1
6で求めた補正値をκ倍した値から減算する第5演算部
18aの演算出力である。この第4演算部の出力結果
と、判定値処理31から入力された判定値εとを比較部
19aで比較判定する。
【0023】 |V1−V5|−κ×補正値>ε …(数10) (κ,ε:整の実数)上記式でV1は数2でありV5は
下記数11であるためV1−V5は数12となる。
【0024】 V5=Va+αe+βe …(数11) V1−V5=(Va+αa+βa)−(Va+αe+βe) =αa+βa−αe−βe …(数12) 数12を用いて数10を変換すると数13となる。
【0025】 |αa+βa−αe−βe|−κ×(|βa+βb+βc|+|βe +βf+βg|)>ε …(数13) 数13の各フィルタ誤差βa,βb,βc,βe,β
f,βgは+方向の誤差分と−方向の誤差分が考えられ
るため、上式の第1項の|βa−βe|は最大誤差量と
して2倍のβとなる。
【0026】また第2項のκ×(|βa+βb+βc|
+|βe+βf+βg|)はκ×(|3β|+|3β|)
=κ×6βとなるから、κの値を3分の1にすればフィ
ルタ誤差を取り除くことができ、数13は数14とな
る。
【0027】 |αa−αe|>ε …(数14) 数14の左辺はPT装置の誤差量である。
【0028】数10ではa相のPCT装置の判定式であ
り、b相はV2−V6、c相ではV3−V7にすれば同
様の構成で実現できる。
【0029】図1は巻線形PTを使用したものであった
が、図3のように光PCTを使用した回路でも同様の補
正を行うことにより監視レベルの向上を図ることができ
る。図において41a〜41cは電流情報を光信号に乗
せる光CT素子、42a〜42cは光CTからの光信号
を分岐する光分波器、43a〜43c,53a〜53c
は光信号よりアナログ信号を取り出す光・電気変換器O
/Eであり、光・電気変換器から出力後は図1と同様の
処理を行えば良い。
【0030】また今までは電圧変成器PTを例に説明し
たが、電流変成器CTについても同様の構成で実現でき
る。
【0031】
【発明の効果】フィルタ部,アナログ・デジタル変換部
を2重化してフィルタ部,アナログ・デジタル変換部の
誤差を入力データより補正値演算により取り除くことに
よりPCT装置を高精度に監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかわるPCT装置の監視回路の一実
施例である。
【図2】従来形デジタル装置のアナログ入力部回路であ
る。
【図3】本発明のブロックを用いた光PCT使用の回路
である。
【符号の説明】
11a〜11c,21a〜21c…PT装置、11d,
21d…合成チャンネル、12a〜12f,22a〜2
2f…フィルタ処理、13…アナログ・デジタル変換
部、14,15,15a〜15c,16,16a〜16
c,17〜19,25,25a〜25c…演算部、21
…判定値処理、32…データ処理部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 38/24 38/28 H01F 40/06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3相交流電力系統の電気量を検出する第1
    の3相PCT装置と、検出された前記電気量のうち特定
    の信号を取り出す第1の3相フィルタ部と、取り出され
    た前記特定信号をデジタル信号に変換するアナログ・デ
    ジタル変換部と、前記3相交流電力系統の電気量を検出
    する第2の3相PCT装置と、検出された前記電気量の
    うち特定の信号を取り出す第2の3相フィルタ部と、取
    り出された前記特定信号をデジタル信号に変換するアナ
    ログ・デジタル変換部とを設けると共に、前記第1の3
    相PCT装置の出力を合成して入力する第1零相フィル
    タ及び前記第2の3相PCT装置の出力を合成して入力
    する第2零相フィルタとを設け、デジタル変換された前
    記第1の3相フィルタ部の出力合成値から前記第1零相
    フィルタのデジタル値を減算する第1減算部と、デジタ
    ル変換された前記第2の3相フィルタ部の出力合成値か
    ら前記第2零相フィルタのデジタル値を減算する第2減
    算部と、前記第1減算部と前記第2減算部との出力を合
    成後、特定の数値を乗じる演算部と、デジタル変換され
    た前記第1の3相フィルタ部からデジタル変換された前
    記第2の3相フィルタ部を各相毎に減算し、前記各相毎
    の減算値から前記演算部の出力を減算する第3減算部を
    各相毎に設けると共に、各前記第3減算部出力と予め設
    定された設定値と比較する比較部とを各相毎に設けたこ
    とを特徴とするPCT装置の誤差監視装置。
  2. 【請求項2】3相交流電力系統の電気量を検出する3相
    PCT装置とを2重化し、さらに検出された前記電気量
    から特定信号を取り出す3相フィルタ部を2重化すると
    共に、検出された前記電気量を合成後に特定信号を取り
    出す零相フィルタを2重化し、2重化した前記3相フィ
    ルタ部の出力と2重化した前記零相フィルタの出力とを
    アナログ・デジタル変換部で変換後、デジタル変換され
    た前記3相フィルタ部の出力の合成部とデジタル変換さ
    れた前記零相フィルタとの出力とから前記3相フィルタ
    部の誤差と前記零相フィルタ部の誤差を除去して前記3
    相PCT装置の出力誤差を検出するPCT装置の誤差監
    視方法。
JP6004406A 1994-01-20 1994-01-20 Pct装置の誤差監視装置および方法 Pending JPH07209362A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101028211B1 (ko) * 2008-12-31 2011-04-11 엘에스산전 주식회사 모터 보호 제어장치 및 이를 이용한 제어 방법
CN102279323A (zh) * 2011-04-29 2011-12-14 河南省电力公司鹤壁供电公司 智能变电站的二次准确核相方法

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