JPH07209300A - リウマチ因子の測定方法 - Google Patents

リウマチ因子の測定方法

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JPH07209300A
JPH07209300A JP392594A JP392594A JPH07209300A JP H07209300 A JPH07209300 A JP H07209300A JP 392594 A JP392594 A JP 392594A JP 392594 A JP392594 A JP 392594A JP H07209300 A JPH07209300 A JP H07209300A
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rheumatism
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rheumatoid
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Yuji Yamada
雄二 山田
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Eisai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高感度な、リウマチ因子測定法および試薬を
提供することにある。 【構成】 検体試料中のリウマチ因子をトラップする手
段として固相化IgGまたはFc部位を使用する方法に
おいて、リウマチ患者由来のIgGを用いれば健常人I
gGよりも高感度にリウマチ因子を検出することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリウマチ患者体液から精
製したIgGを使用することを特徴とするリウマチ因
子、とくにIgM、IgD、IgAおよびIgE各クラ
ス別リウマチ因子の測定方法および試薬に関し、医薬の
分野で利用される。
【0002】
【従来の技術】慢性関節リウマチ患者(以下RA患者と
略す)の血清中にはいわゆるリウマチ因子といわれる自
己免疫抗体が存在し、これはヒト免疫グロブリンG(以
下IgGと略す)のFc部位に存在する抗原を認識する
ことが知られている(H. G. Kunkel et al., Adv. Immu
nol., 4, 351, 1964)。すなわちリウマチ因子は、自己
の免疫グロブリンであるIgGに対する自己抗体であ
り、その種類によってIgA、IgG、IgD、IgM
タイプなどに分類することができる。
【0003】リウマチ因子はRAの重要な病因の一つで
あり、この検定はRA患者の診断手段として有効であ
り、これまでいくつかの方法が診断方法として利用され
ている。代表的な方法を挙げると、変性IgGをラテッ
クスビーズに結合させたものと、検体血清を反応させ
て、ラテックスビーズの凝集反応の有無でリウマチ因子
の存在を測定する方法(Singer, J. M. et al., Am. J.
Med., 21, 888, 1956)、および固相化したIgGまた
はIgGFcに検体試料中のリウマチ因子をトラップ
し、免疫グロブリンのFab部分を認識する抗体に酵素
標識したものを第二抗体として用いる酵素免疫測定法が
ある(GB2001171A)。また最近リウマチ因子
の測定手段として、第二抗体を使用せずリウマチ因子の
糖鎖を利用する方法が報告された。すなわち、リウマチ
因子は自己抗体であるゆえ、免疫グロブリンであり、糖
蛋白質であることから糖鎖と結合性を有するレクチンを
用いて測定する方法である(特開平3−48700号公
報)。
【0004】しかしながら、上記の凝集反応を用いる方
法は測定できるリウマチ因子がほとんどIgMタイプで
あり、他のIgA、IgGなどのタイプの検出はできな
い欠点を有し、測定精度の点にも問題がある。酵素免疫
測定法を用いる方法は、健常人でも数%の偽陽性がみら
れ、肝疾患、慢性関節リウマチ以外の自己免疫疾患、変
形性関節症などで高い偽陽性がでるため、別の手法によ
る確認試験が必要となる。さらに慢性関節リウマチ患者
での偽陰性が多く、信頼性の点で満足しうる状態ではな
い。このように現在臨床の場で使用されている測定法は
一長一短を有し、診断を確実にするためにも新しい測定
法の開発が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記現状に鑑み、本発
明者らはこれまで使用されていない新しい構成成分を用
いるリウマチ因子の高感度測定方法を確立、提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】リウマチ因子測定系にお
いて、検体試料中のリウマチ因子をトラップする方法は
リウマチ因子の特性から、固相化ヒトIgGまたは固相
化ヒトIgGFcが常用されている。ところが驚くべき
ことに、リウマチ患者体液より精製したIgGは健常人
IgGと比較して、リウマチ因子とよく反応することを
本発明者が初めて見い出した。すなわち、リウマチ因子
を感度よく検出するプローブとして、リウマチ患者体液
より精製したIgGが有用であることを見い出し、本発
明を完成するに至った。
【0007】本発明はリウマチ患者体液から精製したI
gGを使用することを特徴とするリウマチ因子の測定方
法および測定試薬に関するものである。トラップしたリ
ウマチ因子は標識抗ヒトIgM抗体、標識抗ヒトIgD
抗体、標識抗ヒトIgE抗体または標識抗ヒトIgA抗
体を使用することによりIgM、D、EおよびA各クラ
スのリウマチ因子の測定が可能である。本発明の大きな
特徴は患者由来のIgGを使用することにある。
【0008】以下に本発明を詳細に説明する。リウマチ
患者由来IgGにおいて、リウマチ患者としては慢性関
節リウマチ患者が多くのリウマチ因子を血中に保有して
いることから、IgGの精製が容易であるが、自己免疫
疾患患者、早期関節リウマチ患者、変形性関節炎などい
わゆるリウマチ因子の特性を有する因子を保有している
患者であればいずれも使用でき、リウマチ患者に限定さ
れるものではない。リウマチ患者の体液としては精製の
容易さから血清が好ましいが、骨髄液、唾液、尿など体
液由来であればよく、また患者脾細胞やB細胞をもとに
製造されたIgGも使用でき、本発明に含まれる。
【0009】血清IgGの精製は常法に従えばよく、硫
安分画法、イオン交換のクロマトグラフィ、等電点分
画、有機溶媒分画法、アフィニティクロマトグラフィな
ど適宜組合わせることにより精製することができる。ま
た必要に応じて、ImmunoPure MBP Column (Pierce社
製)を用いてIgMを除去してもよい。これら精製操作
により精製したIgGはそのまま使用可能であるが、精
製したIgGはSDS−PAGEにより純度検定を行
い、高純度のIgGの使用が好ましい。
【0010】固相化するIgGは、IgG全体を使用し
てよいが、IgGの断片すなわちFc部分なども使用で
きる。固相化体としては、タイタープレート、合成樹脂
ビーズ、磁気ビーズ、赤血球など常用されている固相化
体であれば使用できる。
【0011】固相化した患者由来のIgG(またはその
断片)に検定試料を反応させリウマチ因子をトラップし
た後、標識抗体を反応させてリウマチ因子に結合した標
識抗体量を測定することによりリウマチ因子量を測定す
る。使用する標識抗体としては抗ヒトIgM抗体、抗ヒ
トIgA抗体、抗ヒトIgD抗体または抗ヒトIgE抗
体を使用することにより、各クラスのリウマチ因子の測
定が可能である。また抗ヒト免疫グロブリンL鎖抗体の
使用により、L鎖特異的リウマチ因子の測定もできる。
これら抗体に限らず、固相化IgGに反応せずリウマチ
因子に特異的に結合する物質であればいずれも使用でき
る。
【0012】標識抗体の標識化合物は測定、定量しうる
ものであればいずれでもよく、例えば酵素、蛍光物質、
色素、化学発光物質、電気発光物質、金属、同位元素な
どが挙げられる。これら標識物質は直接的に抗体に結合
させてもよく、またアビチン、ビオチンなどを介して間
接的に結合させて利用することもできる。標識酵素とし
ては、アルカリフォスファターゼ、グルコースオキシダ
ーゼ、ペルオキシダーゼ、ベータガラクトシダーゼなど
が挙げられ、好ましくはペルオキシダーゼである。電
気、化学発光物質としてはランタニド金属化合物などが
挙げられる。
【0013】次に本発明における測定法は、例えば次の
ように実施される。測定系全体の構成要素は固相、固相
コート用患者由来IgG、標識リウマチ因子または検体
血清、ペルオキシダーゼ標識抗ヒトIgM抗体および酵
素基質である。固相としてはマイクロタイタープレート
のウエルを用いる。測定に先立ち、患者由来IgGを炭
酸緩衝液 (pH8.5)に溶解し、ウエルに入れ4℃で一夜放
置すれば固相表面はコートされる。コートされていない
表面部分は牛血清アルブミンをリン酸緩衝液に溶解して
ウエルに加え、同様に放置し牛血清アルブミンによって
コートする。
【0014】本発明による測定は通常の手順に従ってお
こなえばよい。例えば実施例に示されるごとく、コート
したウエルに標準リウマチ因子または検体血清を加えイ
ンキュベートし、続いてペルオキシダーゼ標識抗ヒトI
gM抗体を加え、最後に基質を加えインキュベートした
のち反応を停止せしめてから、基質の分解量を分光光度
計を用いて測定すればよい。
【0015】次に本発明測定試薬の具体的態様を酵素標
識の場合について一例を示せば次のごとくになる。すな
わち、患者由来IgG、該IgG固定用マイクロタイタ
ープレート、リウマチ因子陽性および陰性対照試料、ペ
ルオキシダーゼ、抗ヒトIgM抗体および基質を組み合
わせたもののセットである。ここにおいて、セット中に
マイクロタイタープレートが患者由来IgGによってコ
ートされた状態で提供されること、また酵素と抗ヒトI
gM抗体がコンジュゲイトした状態で提供されることは
自由であり、これらも同様に本発明測定試薬の態様に含
まれる。標識物質が酵素以外の場合は、それぞれの標識
物質の性質に応じて試薬の構成を変えることは言うまで
もない。また測定の実施の便益のために適当な標準希釈
液、反応希釈液、基質溶解液、反応停止液などがセット
中に添付されることも自由であり、これらは本発明を限
定するものではない。
【0016】本発明はリウマチ患者由来のIgGを使用
してリウマチ因子を測定する新規な方法である。本発明
の方法は二抗体サンドイッチ法に相当する簡便な方法で
あり、高感度な新しいリウマチ因子測定方法を提供する
ものである。これまでのリウマチ因子測定系において、
リウマチ患者由来のIgGを使用したものはなく、本発
明の方法は臨床の場において新しい測定系として大いに
期待される。
【0017】
【実施例】以下に記載する実験例、実施例をもって本発
明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。
【0018】実施例1 慢性関節リウマチ患者由来Ig
Gの精製 ImmunoPure MBP Column (Pierce)を用いて、血清中から
IgMを除去した。血清1mlをIgM結合buffer、1ml
に添加し、予め結合バッファで平衡化しておいたMBP
column にアプライした。アプライ後、2mlの結合buff
erを添加し、4℃で30分間、静置した。静置後、約5
0mlの結合bufferでカラムを洗浄し、未吸着分画を得
た。未吸着分画1vol に 0.1M酢酸buffer (pH5.0)1vo
l を添加し、予め、上記酢酸bufferで平衡化しておいた
protein G-column (Pierce)にアプライした。アプライ
後、酢酸bufferで十分columnを洗浄した後、 0.1Mグリ
シンbufferで、IgGを回収した。回収後、直ちに、
0.5M燐酸bufferにて、溶液を中性付近に戻し、実験に
使用した。精製したIgGを SDS-sample bufferに溶解
し、SDS-PAGEを実施し、精製度を確認した。SDS-PAGE
は、Phast system (Pharmacia)、10−15% gradien
t gel を用いて実施した。
【0019】実施例2 慢性関節リウマチ患者由来Ig
Gと健常人IgGのIgM型リウマチ因子(IgMR
F)の反応性 精製した慢性関節リウマチ患者由来IgGおよび健常人
IgGをそれぞれポリスチレン製のカップに分注し、4
℃、一昼夜、静置してコートした後、 0.2%ボバインア
ルブミンでブロッキングをほどこし、実験に用いた。患
者血清を希釈buffer(0.25% gelatin、0.15MNaC
l、0.05%NP−40、50mM Tris-HCl 、pH7.4 )
で段階希釈し、各ウエルに 100μl ずつ分注し、25℃
にて1時間、反応させた。反応後、洗浄し、抗ヒトIg
M抗体−ペルオキシダーゼ溶液を添加し、25℃にて1
時間、反応させた。反応後、洗浄し、過酸化水素水及び
ABTS〔2, 2'-Azino-bis-(3-Ethylbenzothazoline S
ulfonate) 〕溶液 100μl を加え、37℃30分間、発
色反応を行い、A405−490にて、定量化した。そ
の結果を図1に示した。図1において、黒丸データは健
常人IgGを固相化した測定系であり、白丸データは慢
性関節リウマチ患者由来IgGを固相化した測定系であ
る。(A)はリウマチ患者Aの血清の、(B)はリウマ
チ患者Bの血清の測定結果である。この図1から明らか
な如く検体血清の希釈倍率(横軸)を大きくしてリウマ
チ因子の濃度が低いレベルでは、患者由来IgGを固相
化した測定系(白丸)を用いれば健常人IgGを固相化
系(黒丸)よりも高感度にリウマチ因子を検出すること
ができる。その他のリウマチ患者についても図1と同様
な結果を得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例2で行った健常人(黒丸)及びリウマ
チ患者(白丸)の検体血清の各種希釈倍率におけるA4
05−490の定量結果を示す図であり、(A)はリウ
マチ患者Aの血清の、(B)はリウマチ患者Bの血清の
測定結果である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リウマチ患者体液から精製したIgGを
    使用することを特徴とするリウマチ因子の測定方法。
  2. 【請求項2】 リウマチ患者体液より精製したIgGが
    固相化されていることを特徴とする請求項1記載のリウ
    マチ因子の測定方法。
  3. 【請求項3】 固相化したリウマチ患者体液のIgGに
    検体試料を反応させ、リウマチ因子を結合させる工程、
    次いで標識抗ヒトIgM抗体、標識抗ヒトIgD抗体ま
    たは標識抗ヒトIgA抗体を反応させ、リウマチ因子と
    結合した標識抗体の量を測定する工程からなる、Ig
    M、IgDまたはIgAクラスの、請求項1記載のリウ
    マチ因子の測定方法。
  4. 【請求項4】 リウマチ患者体液から精製したIgGを
    必須の構成成分とするリウマチ因子の測定試薬。
  5. 【請求項5】 リウマチ患者体液から精製したIgGが
    固相化されていることを特徴とする請求項4記載のリウ
    マチ因子の測定試薬。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013113759A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Sekisui Medical Co Ltd IgG抗体を含有する動物腹水のスクリーニング方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013113759A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Sekisui Medical Co Ltd IgG抗体を含有する動物腹水のスクリーニング方法

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